JP2505056Y2 - 電子機器用外筐体 - Google Patents
電子機器用外筐体Info
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- JP2505056Y2 JP2505056Y2 JP7606290U JP7606290U JP2505056Y2 JP 2505056 Y2 JP2505056 Y2 JP 2505056Y2 JP 7606290 U JP7606290 U JP 7606290U JP 7606290 U JP7606290 U JP 7606290U JP 2505056 Y2 JP2505056 Y2 JP 2505056Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オーディオテープレコーダや光学式記録及
び/又は再生装置等の各種オーディオ機器の電子機器用
外筐体に関する。
び/又は再生装置等の各種オーディオ機器の電子機器用
外筐体に関する。
本考案は、オーディオテープレコーダや光学式記録及
び/又は再生装置等の各種オーディオ機器に用いられる
電子機器用外筐体において、操作釦が設けられた操作パ
ネルを、本体の前面側の上側略半分に対応して回動可能
に支持し、この操作パネルによって上記前面側の上側部
分を開閉可能となすとともに、本体の前面側の下側略半
分に対応して閉塞部材を回動可能に支持し、上記操作パ
ネルの本体の外方側への回動操作に連動させて、上記閉
塞部材を本体の内方側へ回動させることにより、操作パ
ネルに設けられる操作釦を操作し易い位置に保持させ、
該操作釦の操作性を向上させようとするものである。
び/又は再生装置等の各種オーディオ機器に用いられる
電子機器用外筐体において、操作釦が設けられた操作パ
ネルを、本体の前面側の上側略半分に対応して回動可能
に支持し、この操作パネルによって上記前面側の上側部
分を開閉可能となすとともに、本体の前面側の下側略半
分に対応して閉塞部材を回動可能に支持し、上記操作パ
ネルの本体の外方側への回動操作に連動させて、上記閉
塞部材を本体の内方側へ回動させることにより、操作パ
ネルに設けられる操作釦を操作し易い位置に保持させ、
該操作釦の操作性を向上させようとするものである。
近年、オーディオテープレコーダや光学式記録及び/
又は再生装置あるいは電子チューナ等の各種オーディオ
機器においては、表示部等が設けられた装置本体の前面
側に、この表示部を覆うようにして、該表示部と対向し
て設けられる各種操作釦を備えた操作パネルが回動可能
に設けられて構成されたものが多くなってきている。一
般に、この種の機器の操作パネルの多くは、装置本体の
底部近傍に該パネルの下端側を軸として前記表示部を開
閉可能となす方向に回動可能に取付けられるとともに、
該表示部を開放したときに当該パネルが装置本体の底面
と略面一状態(水平状態)になるようになされている。
又は再生装置あるいは電子チューナ等の各種オーディオ
機器においては、表示部等が設けられた装置本体の前面
側に、この表示部を覆うようにして、該表示部と対向し
て設けられる各種操作釦を備えた操作パネルが回動可能
に設けられて構成されたものが多くなってきている。一
般に、この種の機器の操作パネルの多くは、装置本体の
底部近傍に該パネルの下端側を軸として前記表示部を開
閉可能となす方向に回動可能に取付けられるとともに、
該表示部を開放したときに当該パネルが装置本体の底面
と略面一状態(水平状態)になるようになされている。
ところで、通常は、上記機器の各種機能の操作を行う
には、遠隔操作機構(リモートコントロール)の操作で
十分であるが、細かい調整や予約設定等を行う場合に
は、操作パネルを引き出して、この操作パネルに設けら
れた操作釦を操作する必要がある。
には、遠隔操作機構(リモートコントロール)の操作で
十分であるが、細かい調整や予約設定等を行う場合に
は、操作パネルを引き出して、この操作パネルに設けら
れた操作釦を操作する必要がある。
ところが、この機器を、例えば高い場所に設置した場
合には、操作パネルに設けられた操作釦の操作が非常に
やりにくいものとなってしまう。また、操作パネルは、
装置本体に対して該操作パネルを回動可能となすヒンジ
部のみで支えられているため、該操作パネルが不安定な
状態にあり、やはり操作釦の操作がしにくい。
合には、操作パネルに設けられた操作釦の操作が非常に
やりにくいものとなってしまう。また、操作パネルは、
装置本体に対して該操作パネルを回動可能となすヒンジ
部のみで支えられているため、該操作パネルが不安定な
状態にあり、やはり操作釦の操作がしにくい。
また、この機器の下に別の機器を縦積みにしていわゆ
るシステム化するような場合には、操作パネルが邪魔を
して下に設けられる機器の操作がやり難くいものとな
る。
るシステム化するような場合には、操作パネルが邪魔を
して下に設けられる機器の操作がやり難くいものとな
る。
そこで本考案は、かかる従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、操作釦が操作し易い位置に保持される
ように操作パネルを安定して保持可能となし、該操作釦
の操作性の大幅な向上が図れる電子機器用外筐体を提供
することを目的とする。
たものであって、操作釦が操作し易い位置に保持される
ように操作パネルを安定して保持可能となし、該操作釦
の操作性の大幅な向上が図れる電子機器用外筐体を提供
することを目的とする。
本考案の電子機器用外筐体は、上述の目的を達成する
ために提案されたものであり、筐体状の本体と、上記本
体の前面側の上側略半分に対応して設けられるととも
に、下端側を軸として回動可能に支持され、該前面側の
上側部分を開閉可能となす操作釦が設けられた操作パネ
ルと、上記本体の前面側の下側略半分に対応して設けら
れるとともに、下端側を軸として回動可能に支持され、
該前面側の下側部分を閉塞する閉塞部材と、上記操作パ
ネルの回転を上記閉塞部材に伝達する回転伝達機構とを
備え、上記閉塞部材は、上記操作パネルが本体の外方側
へ回動操作されたときに、該本体の内方側へ回動されて
なるものである。
ために提案されたものであり、筐体状の本体と、上記本
体の前面側の上側略半分に対応して設けられるととも
に、下端側を軸として回動可能に支持され、該前面側の
上側部分を開閉可能となす操作釦が設けられた操作パネ
ルと、上記本体の前面側の下側略半分に対応して設けら
れるとともに、下端側を軸として回動可能に支持され、
該前面側の下側部分を閉塞する閉塞部材と、上記操作パ
ネルの回転を上記閉塞部材に伝達する回転伝達機構とを
備え、上記閉塞部材は、上記操作パネルが本体の外方側
へ回動操作されたときに、該本体の内方側へ回動されて
なるものである。
本考案においては、本体の前面側の上側略半分に対応
して操作釦が設けられた操作パネルが下端側を軸として
回動可能に支持され、且つ本体の前面側の下側略半分に
対応して閉塞部材が下端側を軸として回動可能に支持さ
れており、しかもこれら操作パネルと閉塞部材には該操
作パネルの回転が閉塞部材に伝達される回転伝達機構が
設けられているので、上記操作パネルが本体の外方側へ
回動操作されたときには、この閉塞部材が上記操作パネ
ルの回動操作に伴って本体の内方側へ回動し、当該操作
パネルに設けられた操作釦が操作し易い位置に保持せし
められる。
して操作釦が設けられた操作パネルが下端側を軸として
回動可能に支持され、且つ本体の前面側の下側略半分に
対応して閉塞部材が下端側を軸として回動可能に支持さ
れており、しかもこれら操作パネルと閉塞部材には該操
作パネルの回転が閉塞部材に伝達される回転伝達機構が
設けられているので、上記操作パネルが本体の外方側へ
回動操作されたときには、この閉塞部材が上記操作パネ
ルの回動操作に伴って本体の内方側へ回動し、当該操作
パネルに設けられた操作釦が操作し易い位置に保持せし
められる。
以下、本考案を適用した具体的な実施例について図面
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
本実施例の電子機器用外筐体は、第1図及び第2図に
示すように、筐体状の本体(1)と、この本体(1)の
前面側の上側略半分に対応して設けられる操作パネル
(2)と、この本体(1)の前面側の下側略半分に対応
して設けられる閉塞部材(3)とからなる。
示すように、筐体状の本体(1)と、この本体(1)の
前面側の上側略半分に対応して設けられる操作パネル
(2)と、この本体(1)の前面側の下側略半分に対応
して設けられる閉塞部材(3)とからなる。
上記本体(1)は、内部に各種の機構を内蔵してなる
電子機器の筐体である。この本体(1)の前面側は、表
示部(4)が設けられた前面(1c)に対してその両端部
分(1a),(1b)が突き出た形となっている。なお、上
記本体(1)の両端部分(1a),(1b)は、その内部が
空隙とされ、この空隙部分に後述する回転伝達機構の一
部が収容されるようになされている。
電子機器の筐体である。この本体(1)の前面側は、表
示部(4)が設けられた前面(1c)に対してその両端部
分(1a),(1b)が突き出た形となっている。なお、上
記本体(1)の両端部分(1a),(1b)は、その内部が
空隙とされ、この空隙部分に後述する回転伝達機構の一
部が収容されるようになされている。
上記操作パネル(2)は、上記本体(1)の前面(1
c)の上側略半分に対応して設けられるとともに、この
本体(1)に対して回動可能に支持されるようになされ
ている。すなわち、上記操作パネル(2)は、第3図に
示すように、上記本体(1)の前面(1c)と対向してこ
の前面(1c)の上側略半分を覆って設けられ、該本体
(1)の両端部分(1a),(1b)と対向する両側面(2
a),(2b)の下端側に設けられた回動軸(5),
(5)を、この両端部分(1a),(1b)に軸支すること
で、当該本体(1)に対して回動可能に支持されてい
る。したがって、上記操作パネル(2)は、下端側に設
けられた回動軸(5),(5)を中心として、前記本体
(1)の前面(1c)に対し接離する方向に回動可能とな
り、当該本体(1)の前面(1c)の上側部分を開閉可能
となす。
c)の上側略半分に対応して設けられるとともに、この
本体(1)に対して回動可能に支持されるようになされ
ている。すなわち、上記操作パネル(2)は、第3図に
示すように、上記本体(1)の前面(1c)と対向してこ
の前面(1c)の上側略半分を覆って設けられ、該本体
(1)の両端部分(1a),(1b)と対向する両側面(2
a),(2b)の下端側に設けられた回動軸(5),
(5)を、この両端部分(1a),(1b)に軸支すること
で、当該本体(1)に対して回動可能に支持されてい
る。したがって、上記操作パネル(2)は、下端側に設
けられた回動軸(5),(5)を中心として、前記本体
(1)の前面(1c)に対し接離する方向に回動可能とな
り、当該本体(1)の前面(1c)の上側部分を開閉可能
となす。
また、上記操作パネル(2)の前記本体(1)の前面
(1c)と対向する面には、該本体(1)内に収納される
各種の機構を動作させるための操作釦(6)が複数設け
られている。すなわち、これら操作釦(6)は、上記操
作パネル(2)が上記本体(1)の外方側へ回動操作さ
れたときにのみ現れ、該操作パネル(2)が本体(1)
の前面(1c)を覆って設けられているときには、当該前
面(1c)に設けられた表示パネル(4)と対向するよう
になっている。したがって、これら操作釦(6)は、例
えば音量等の微調整をするとき以外は、外力等から保護
されるようになっている。なお、この操作パネル(2)
の前記操作釦(6)が設けられた面とは反対側の面には
何ら操作釦等が設けられていないので、本体(1)の前
面(1c)がこの操作パネル(2)で覆われているときに
は、外筐体の前面側には何ら操作釦等の突起が全くな
く、極めてシンプルな状態となる。
(1c)と対向する面には、該本体(1)内に収納される
各種の機構を動作させるための操作釦(6)が複数設け
られている。すなわち、これら操作釦(6)は、上記操
作パネル(2)が上記本体(1)の外方側へ回動操作さ
れたときにのみ現れ、該操作パネル(2)が本体(1)
の前面(1c)を覆って設けられているときには、当該前
面(1c)に設けられた表示パネル(4)と対向するよう
になっている。したがって、これら操作釦(6)は、例
えば音量等の微調整をするとき以外は、外力等から保護
されるようになっている。なお、この操作パネル(2)
の前記操作釦(6)が設けられた面とは反対側の面には
何ら操作釦等が設けられていないので、本体(1)の前
面(1c)がこの操作パネル(2)で覆われているときに
は、外筐体の前面側には何ら操作釦等の突起が全くな
く、極めてシンプルな状態となる。
一方、閉塞部材(3)は、上記本体(1)の前面(1
c)の下側略半分に対応して設けられるとともに、この
本体(1)に対して回動可能に支持されるようになされ
ている。すなわち、上記閉塞部材(3)は、上記本体
(1)の前面(1c)と対向してこの前面(1c)の下側略
半分を覆って設けられ、該本体(1)の両端部分(1
a),(1b)と対向する両側面(3a),(3b)の下端側
に設けられた回動軸(7),(7)を、この両端部分
(1a),(1b)に軸支することで、当該本体(1)に対
して回動可能に支持されている。したがって、上記閉塞
部材(3)は、下端側に設けられた回動軸(7),
(7)を中心として、前記本体(1)の前面(1c)に対
して接離する方向に回動可能となっている。
c)の下側略半分に対応して設けられるとともに、この
本体(1)に対して回動可能に支持されるようになされ
ている。すなわち、上記閉塞部材(3)は、上記本体
(1)の前面(1c)と対向してこの前面(1c)の下側略
半分を覆って設けられ、該本体(1)の両端部分(1
a),(1b)と対向する両側面(3a),(3b)の下端側
に設けられた回動軸(7),(7)を、この両端部分
(1a),(1b)に軸支することで、当該本体(1)に対
して回動可能に支持されている。したがって、上記閉塞
部材(3)は、下端側に設けられた回動軸(7),
(7)を中心として、前記本体(1)の前面(1c)に対
して接離する方向に回動可能となっている。
また、上記閉塞部材(3)は、前記操作パネル(2)
が上記本体(1)の外方側へ回動操作されたときに、該
本体(1)の内方側へ回動するようになされている。す
なわち、上記閉塞部材(3)と操作パネル(2)には、
該操作パネル(2)の回転を上記閉塞部材(3)に伝達
する回転伝達機構が設けられ、この回転伝達機構によっ
て、該閉塞部材(3)が操作パネル(2)に連動して動
くようになっている。
が上記本体(1)の外方側へ回動操作されたときに、該
本体(1)の内方側へ回動するようになされている。す
なわち、上記閉塞部材(3)と操作パネル(2)には、
該操作パネル(2)の回転を上記閉塞部材(3)に伝達
する回転伝達機構が設けられ、この回転伝達機構によっ
て、該閉塞部材(3)が操作パネル(2)に連動して動
くようになっている。
上記回転伝達機構は、前記操作パネル(2)と閉塞部
材(3)の下端側にそれぞれ設けられた回動軸(5),
(7)の先端側に固定される円盤状の第1のプーリ
(8),(9)と、上記本体(1)の両側壁(1d),
(1e)に回動可能に軸支される直径の異なる大小の円盤
状の第2のプーリ(10),(11)と、上記第1のプーリ
(8),(9)の周面に一端が固定され、第2のプーリ
(10),(11)の周面に他端が固定される一対のワイヤ
(12),(13)と、上記閉塞部材(3)を本体(1)に
対し外方側へ回動させるように弾発付勢する捩じりコイ
ルバネ(14)とからなる。
材(3)の下端側にそれぞれ設けられた回動軸(5),
(7)の先端側に固定される円盤状の第1のプーリ
(8),(9)と、上記本体(1)の両側壁(1d),
(1e)に回動可能に軸支される直径の異なる大小の円盤
状の第2のプーリ(10),(11)と、上記第1のプーリ
(8),(9)の周面に一端が固定され、第2のプーリ
(10),(11)の周面に他端が固定される一対のワイヤ
(12),(13)と、上記閉塞部材(3)を本体(1)に
対し外方側へ回動させるように弾発付勢する捩じりコイ
ルバネ(14)とからなる。
上記第1のプーリ(8),(9)は、上記本体(1)
の両端部分(1a),(1b)の空隙内に突出する操作パネ
ル(2)と閉塞部材(3)の下端側にそれぞれ設けられ
た回動軸(5),(7)の先端側に固定されるようにな
っている。
の両端部分(1a),(1b)の空隙内に突出する操作パネ
ル(2)と閉塞部材(3)の下端側にそれぞれ設けられ
た回動軸(5),(7)の先端側に固定されるようにな
っている。
一方、第2のプーリ(10),(11)は、直径の異なる
大小の一対のプーリよりなり、これらプーリ(10),
(11)は、上記本体(1)の両側壁(1d),(1e)に該
本体(1)の内方向に向かって軸支される回動軸(図示
は省略する。)の先端側に同軸上に回転可能に取付けら
れ、一体的に回転するようになっている。なお、これら
プーリ(10),(11)の大きさを異なるものとしている
のは、上記閉塞部材(3)の開閉動作に比べ操作パネル
(2)を大きく開閉させることによって、当該操作パネ
ル(2)に設けた操作釦(6)を操作し易い位置に保持
させるためである。
大小の一対のプーリよりなり、これらプーリ(10),
(11)は、上記本体(1)の両側壁(1d),(1e)に該
本体(1)の内方向に向かって軸支される回動軸(図示
は省略する。)の先端側に同軸上に回転可能に取付けら
れ、一体的に回転するようになっている。なお、これら
プーリ(10),(11)の大きさを異なるものとしている
のは、上記閉塞部材(3)の開閉動作に比べ操作パネル
(2)を大きく開閉させることによって、当該操作パネ
ル(2)に設けた操作釦(6)を操作し易い位置に保持
させるためである。
上記一対のワイヤ(12),(13)は、上記操作パネル
(2)の回転を上記第2のプーリ(10),(11)を介し
て前記閉塞部材(3)に伝達する役目をするものであ
る。上記一対のワイヤ(12),(13)のうち一方のワイ
ヤ(12)は、第4図に示すように、上記操作パネル
(2)の回動軸(5)の先端側に設けられた第1のプー
リ(8)の周面にその一端(12a)が固定されるととも
に、他端(12b)が本体(1)の両側壁(1d),(1e)
に設けられた第2のプーリ(10),(11)のうち大径の
プーリ(10)の周面に固定されている。なお、このワイ
ヤ(12)の長さは、前記操作パネル(2)の開く角度に
応じて決められる。
(2)の回転を上記第2のプーリ(10),(11)を介し
て前記閉塞部材(3)に伝達する役目をするものであ
る。上記一対のワイヤ(12),(13)のうち一方のワイ
ヤ(12)は、第4図に示すように、上記操作パネル
(2)の回動軸(5)の先端側に設けられた第1のプー
リ(8)の周面にその一端(12a)が固定されるととも
に、他端(12b)が本体(1)の両側壁(1d),(1e)
に設けられた第2のプーリ(10),(11)のうち大径の
プーリ(10)の周面に固定されている。なお、このワイ
ヤ(12)の長さは、前記操作パネル(2)の開く角度に
応じて決められる。
そして、他方のワイヤ(13)は、上記閉塞部材(3)
の回動軸(7)の先端側に設けられた第1のプーリ
(9)の周面にその一端(13a)が固定されるととも
に、他端(13b)が第2のプーリ(10),(11)のうち
小径のプーリ(11)の周面に固定されている。このワイ
ヤ(13)の長さも、先のワイヤ(12)と同様に、閉塞部
材(3)の回動する角度に応じて決められる。
の回動軸(7)の先端側に設けられた第1のプーリ
(9)の周面にその一端(13a)が固定されるととも
に、他端(13b)が第2のプーリ(10),(11)のうち
小径のプーリ(11)の周面に固定されている。このワイ
ヤ(13)の長さも、先のワイヤ(12)と同様に、閉塞部
材(3)の回動する角度に応じて決められる。
上記捩じりコイルバネ(14)は、上記閉塞部材(3)
を本体(1)に対し外方側へ回動させるように弾発付勢
するようになっている。すなわち、上記捩じりコイルバ
ネ(14)は、略L字状をなす一端(14a)を閉塞部材
(3)の側面(3b)に設けられたピン(15)に係合させ
るとともに、他端(14b)を本体(1)の底部(1f)に
係合させて弾性変形させることで、当該閉塞部材(3)
を前記本体(1)に対し外方側へ回動させるように弾発
付勢している。したがって、第4図の状態では、前記閉
塞部材(3)が上記捩じりコイルバネ(14)によって、
本体(1)の外方側へ弾発付勢される。これに応じて、
捩じりコイルバネ(14)の力によって、上記閉塞部材
(3)に設けられる第1のプーリ(9)と小径の第2の
プーリ(11)とに亘り掛けられたワイヤ(13)と、操作
パネル(2)に設けられる第1のプーリ(8)と大径の
第2のプーリ(10)とに亘り掛けられたワイヤ(12)と
がそれぞれ図中矢印方向に引っ張られて、前記本体
(1)の前面(1c)が操作パネル(2)によって閉蓋さ
れる。
を本体(1)に対し外方側へ回動させるように弾発付勢
するようになっている。すなわち、上記捩じりコイルバ
ネ(14)は、略L字状をなす一端(14a)を閉塞部材
(3)の側面(3b)に設けられたピン(15)に係合させ
るとともに、他端(14b)を本体(1)の底部(1f)に
係合させて弾性変形させることで、当該閉塞部材(3)
を前記本体(1)に対し外方側へ回動させるように弾発
付勢している。したがって、第4図の状態では、前記閉
塞部材(3)が上記捩じりコイルバネ(14)によって、
本体(1)の外方側へ弾発付勢される。これに応じて、
捩じりコイルバネ(14)の力によって、上記閉塞部材
(3)に設けられる第1のプーリ(9)と小径の第2の
プーリ(11)とに亘り掛けられたワイヤ(13)と、操作
パネル(2)に設けられる第1のプーリ(8)と大径の
第2のプーリ(10)とに亘り掛けられたワイヤ(12)と
がそれぞれ図中矢印方向に引っ張られて、前記本体
(1)の前面(1c)が操作パネル(2)によって閉蓋さ
れる。
そしてこの状態,つまり本体(1)の前面(1c)が操
作パネル(2)によって閉蓋された状態から前記操作パ
ネル(2)を、第5図に示すように本体(1)に対し外
方側へ回動させると、該操作パネル(2)に設けられる
第1のプーリ(10)の周面にワイヤ(12)が巻き付き、
このワイヤ(12)によって前記大径の第2のプーリ(1
0)が回転する。そして、この大径の第2のプーリ(1
0)の回転と共に同軸上に設けられた小径の第2のプー
リ(11)が同一方向に回転し、この小径の第2のプーリ
(11)の周面に、該閉塞部材(3)に設けられた第1の
プーリ(9)と小径の第2のプーリ(11)とに亘り掛け
られたワイヤ(13)が巻き付く。そして、このときのワ
イヤ(13)の力によって、前記閉塞部材(3)が本体
(1)の内方向に次第に回動せしめられる。
作パネル(2)によって閉蓋された状態から前記操作パ
ネル(2)を、第5図に示すように本体(1)に対し外
方側へ回動させると、該操作パネル(2)に設けられる
第1のプーリ(10)の周面にワイヤ(12)が巻き付き、
このワイヤ(12)によって前記大径の第2のプーリ(1
0)が回転する。そして、この大径の第2のプーリ(1
0)の回転と共に同軸上に設けられた小径の第2のプー
リ(11)が同一方向に回転し、この小径の第2のプーリ
(11)の周面に、該閉塞部材(3)に設けられた第1の
プーリ(9)と小径の第2のプーリ(11)とに亘り掛け
られたワイヤ(13)が巻き付く。そして、このときのワ
イヤ(13)の力によって、前記閉塞部材(3)が本体
(1)の内方向に次第に回動せしめられる。
そして、前記操作パネル(2)が完全に開いた状態
で、図示しないロック機構によって該操作パネル(2)
がロックされ、第5図に示すように、該操作パネル
(2)に設けられた操作釦(6)が操作し易い角度に保
持される。したがって、この外筐体を例えば高い位置に
載せて使用する場合であっても、該操作釦(6)が本体
(1)の前面側に見える位置にあるため、表示パネル
(4)を見ながら操作が行える。なお、操作パネル
(2)の角度は、前記大小の第2のプーリ(10),(1
1)の直径と、前記一対のワイヤ(12),(13)の長さ
とによって決められる。
で、図示しないロック機構によって該操作パネル(2)
がロックされ、第5図に示すように、該操作パネル
(2)に設けられた操作釦(6)が操作し易い角度に保
持される。したがって、この外筐体を例えば高い位置に
載せて使用する場合であっても、該操作釦(6)が本体
(1)の前面側に見える位置にあるため、表示パネル
(4)を見ながら操作が行える。なお、操作パネル
(2)の角度は、前記大小の第2のプーリ(10),(1
1)の直径と、前記一対のワイヤ(12),(13)の長さ
とによって決められる。
また、この状態では、操作パネル(2)が閉塞部材
(3)と接触した状態にある。したがって、上記操作パ
ネル(2)に設けられた操作釦(6)を操作する際に
は、上記閉塞部材(3)が操作パネル(2)の受台とな
って、これら操作釦(6)の操作性を向上させる。さら
に、この状態においては、上記操作パネル(2)は、前
記本体(1)の底部(1f)方向ではなく前面側へ、前記
両端部分(1a),(1b)より若干外方に突出するだけな
ので、この外筐体の下に他の電子機器を縦積みにした場
合でも、この下に設けられる機器の操作性を損なうよう
なことはない。
(3)と接触した状態にある。したがって、上記操作パ
ネル(2)に設けられた操作釦(6)を操作する際に
は、上記閉塞部材(3)が操作パネル(2)の受台とな
って、これら操作釦(6)の操作性を向上させる。さら
に、この状態においては、上記操作パネル(2)は、前
記本体(1)の底部(1f)方向ではなく前面側へ、前記
両端部分(1a),(1b)より若干外方に突出するだけな
ので、この外筐体の下に他の電子機器を縦積みにした場
合でも、この下に設けられる機器の操作性を損なうよう
なことはない。
なお、操作パネル(2)を元の位置に戻すには、前述
のロック機構を解除すれば、捩じりコイルバネ(14)の
力によって元の位置に戻る。
のロック機構を解除すれば、捩じりコイルバネ(14)の
力によって元の位置に戻る。
以上、本考案を適用した電子機器用外筐体の一実施例
について説明したが、本考案は、上述の実施例に限定さ
れることなく種々の変更が可能である。
について説明したが、本考案は、上述の実施例に限定さ
れることなく種々の変更が可能である。
例えば、上述の例では、操作パネルの回転を閉塞部材
に伝達するには、プーリとワイヤとを用いたが、ギヤを
用いて行うようにしてもよい。この場合、操作パネルと
閉塞部材の回転角度を異なるものとするには、ギヤ比の
異なる歯車を組み合わせることで容易に行える。
に伝達するには、プーリとワイヤとを用いたが、ギヤを
用いて行うようにしてもよい。この場合、操作パネルと
閉塞部材の回転角度を異なるものとするには、ギヤ比の
異なる歯車を組み合わせることで容易に行える。
以上の説明からも明らかなように、本考案の電子機器
用外筐体においては、本体の前面側の上側略半分に対応
して操作釦が設けられた操作パネルを下端側を軸として
回動可能に支持するとともに、該本体の前面側の下側略
半分に対応して閉塞部材を下端側を軸として回動可能に
支持し、上記操作パネルを本体の外方側へ回動操作した
ときに閉塞部材を本体の内方向側へ回動するように構成
しているので、操作パネルを本体の底部より突出させる
ことなく該本体の前面側寄りに近接して保持させること
ができるとともに、該操作パネルに設けられる操作釦を
操作し易い位置に保持させることができる。したがっ
て、この操作パネルに設けられた操作釦の操作性を向上
させることができる。
用外筐体においては、本体の前面側の上側略半分に対応
して操作釦が設けられた操作パネルを下端側を軸として
回動可能に支持するとともに、該本体の前面側の下側略
半分に対応して閉塞部材を下端側を軸として回動可能に
支持し、上記操作パネルを本体の外方側へ回動操作した
ときに閉塞部材を本体の内方向側へ回動するように構成
しているので、操作パネルを本体の底部より突出させる
ことなく該本体の前面側寄りに近接して保持させること
ができるとともに、該操作パネルに設けられる操作釦を
操作し易い位置に保持させることができる。したがっ
て、この操作パネルに設けられた操作釦の操作性を向上
させることができる。
また、本考案にかかる電子機器用外筐体を、例えば高
い所に載置して使用する場合であっても、操作釦が本体
の前面側に出るので、該操作釦の操作がやり易い。さら
には、この電子機器用外筐体の下に他の電子機器等を縦
積みにした場合であっても、この下に設けられる機器の
操作性を損なうことはない。
い所に載置して使用する場合であっても、操作釦が本体
の前面側に出るので、該操作釦の操作がやり易い。さら
には、この電子機器用外筐体の下に他の電子機器等を縦
積みにした場合であっても、この下に設けられる機器の
操作性を損なうことはない。
第1図は操作パネルを閉蓋した状態の電子機器用外筐体
を示す斜視図であり、第2図は操作パネルを開いた状態
の電子機器用外筐体を示す斜視図であり、第3図は回転
伝達機構を示す要部拡大斜視図であり、第4図は操作パ
ネルを閉蓋した状態の電子機器用外筐体の要部拡大縦断
面図であり、第5図は操作パネルを開いた状態の電子機
器用外筐体の要部拡大縦断面図である。 1……本体 2……操作パネル 3……閉塞部材 6……操作釦 8,9……第1のプーリ 10,11……第2のプーリ 12,13……ワイヤ
を示す斜視図であり、第2図は操作パネルを開いた状態
の電子機器用外筐体を示す斜視図であり、第3図は回転
伝達機構を示す要部拡大斜視図であり、第4図は操作パ
ネルを閉蓋した状態の電子機器用外筐体の要部拡大縦断
面図であり、第5図は操作パネルを開いた状態の電子機
器用外筐体の要部拡大縦断面図である。 1……本体 2……操作パネル 3……閉塞部材 6……操作釦 8,9……第1のプーリ 10,11……第2のプーリ 12,13……ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】筐体状の本体と、 上記本体の前面側の上側略半分に対応して設けられると
ともに、下端側を軸として回動可能に支持され、該前面
側の上側部分を開閉可能となす操作釦が設けられた操作
パネルと、 上記本体の前面側の下側略半分に対応して設けられると
ともに、下端側を軸として回動可能に支持され、該前面
側の下側部分を閉塞する閉塞部材と、 上記操作パネルの回転を上記閉塞部材に伝達する回転伝
達機構とを備え、 上記閉塞部材は、上記操作パネルが本体の外方側へ回動
操作されたときに、該本体の内方側へ回動されてなる電
子機器用外筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7606290U JP2505056Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | 電子機器用外筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7606290U JP2505056Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | 電子機器用外筐体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0434772U JPH0434772U (ja) | 1992-03-23 |
JP2505056Y2 true JP2505056Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=31617195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7606290U Expired - Fee Related JP2505056Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1990-07-19 | 電子機器用外筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2505056Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-19 JP JP7606290U patent/JP2505056Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0434772U (ja) | 1992-03-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |