JP2002266550A - ドア装置 - Google Patents

ドア装置

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JP2002266550A
JP2002266550A JP2001061454A JP2001061454A JP2002266550A JP 2002266550 A JP2002266550 A JP 2002266550A JP 2001061454 A JP2001061454 A JP 2001061454A JP 2001061454 A JP2001061454 A JP 2001061454A JP 2002266550 A JP2002266550 A JP 2002266550A
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door
slide
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sliding
apparatus main
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Satoru Takizawa
悟 滝沢
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの開閉方向に関し自由度を与えるドア装
置を提供する。 【解決手段】 閉止状態のドア30を90度回転させた
後に、装置本体12の側面に沿ってスライドさせる構成
にする。即ち、ドア30を、回転動作およびスライド動
作の組合わせによって装置本体12のパネル面16以外
の側面に沿う位置に位置させる構成としたので、ドア3
0の開閉途中における装置本体12からの突出方向を任
意に選択できると共に、ドア30の開放時にドア30が
邪魔にならない。また、円柱状の係合ピン62を支軸4
2に設け、かつ略V字状の係止突部65,66が両端に
形成された当接部64をドア30に設ける。即ち、係止
突部65,66を係合ピン62に係止させることによ
り、ドア30がそのスライドの前後に対応するスライド
初期位置またはスライド完了位置で位置決めされるの
で、ドア30が不用意にスライドしない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディスク装
置などの電子機器の表面に配置される操作部などを隠す
いわゆるシーリング・ドアに適用して好適なドア装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置の中には、その操作部など
を隠すシーリング・ドア(以下、単に「ドア」という)
を、フロントパネルに配置するものがある。図9に示す
ように、ドア80は、装置本体82に配置された軸受8
4を介して回転可能に取付けられている。軸受84はド
ア80を180度の範囲に亘って回転できるように構成
され、そのためドア80は閉止状態(図9Aに示す状
態)および開放状態(図9Bに示す状態)の範囲に亘っ
て回転する。
【0003】そして、開放状態ではドア80がフロント
パネル86の表面87すなわちフロントパネル86に配
置された図示しない操作部などを開放し、閉止状態では
ドア80が操作部などを隠す。従って、ドア80は、そ
の閉止状態において、埃などが操作部などに付着するの
を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
では、図9Bに示すように、ドア80の開放状態におい
て、ドア80の幅方向の長さ分だけ余分なスペースが必
要となる。従って、ドア80の開放状態では、ドア80
が邪魔になる場合がある。特に、図9Bの1点鎖線に示
すように、ドア80の開放方向側(図9では、左側)に
別体のスピーカの壁90などの障害物がある場合には、
ドア80を十分に開放させることができないため、操作
部の操作などが不便である。
【0005】なお、ドア80の開放状態では、操作部な
どが開放されると共に、ドア80の裏面も開放される。
即ち、ドア80の開放状態において、ドア80の裏面8
1が外観として現れるので、見た目が悪くなる。ここ
で、ドア80の裏面81は、その構成上、外観すなわち
見た目が考慮されていない。そのため、本来ならば、ド
ア80の裏面81を視認できないようにするのが望まし
い。
【0006】また、例えば軸受をドア80が270度回
転できるように構成する場合には、ドア80を装置本体
82の側面に位置させることが可能である。しかし、こ
の場合にも、ドア80の開放方向側に障害物があると、
ドア80の開放途中などにドア80が邪魔になり、ドア
80を装置本体82の側面に位置させることができな
い。さらに、軸受をドア80が270度回転できるよう
に構成させても、ドア80が装置本体82の側面に位置
する場合には、ドア80の裏面81が視認できる状態に
なるので、見た目が悪くなる。
【0007】そこで、本発明は、上記事情を考慮し、ド
アの開閉方向に関し自由度を与えるドア装置を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、装置本体
と、前記装置本体の表面を隠すドアと、前記ドアを前記
装置本体に対して回転可能に連結させる連結手段と、前
記ドアを前記連結手段に対してスライドさせるスライド
手段とを有し、前記ドアのスライドの前後に対応するス
ライド初期位置またはスライド完了位置において、前記
ドアを前記連結手段に対し位置決めする位置決め手段
と、前記ドアを、前記連結手段および前記スライド手段
を介して回転およびスライドさせることにより、前記装
置本体の表面以外の面に位置させると共に、前記連結手
段に対する前記スライド初期位置または前記スライド完
了位置での前記ドアを、前記位置決め手段によって位置
決めすることを特徴とする。
【0009】ドアの開放動作は、ドアを、例えば連結手
段を介して装置本体の表面に対向する閉止状態から装置
本体の側面に沿う位置まで回転させた後に、スライド手
段を介して側面に沿うようにスライドさせる。なお、ド
アを閉止するには、上記と逆の動作を行う。
【0010】本発明によれば、ドアを、回転動作および
スライド動作の組合わせによって装置本体の表面以外の
面に沿う位置に位置させる構成としたので、ドアの開閉
途中における装置本体からの突出方向を任意に選択でき
ると共に、ドアの開放時にドアが邪魔にならない。
【0011】また、本発明によれば、連結手段に対する
スライド初期位置またはスライド完了位置でのドアを、
位置決め手段によって位置決めする構成としたので、ド
アがスライド初期位置またはスライド完了位置に確実に
位置決めされ、不用意にスライドしない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図8に基づいて、
本発明の一実施形態であるドア装置について説明する。
本実施形態では、ドア装置を、図9に示す従来例と同様
に、ディスク装置に適用した例である。なお、図1は本
実施形態のドア装置を適用したディスク装置の斜視図、
図2は図1に示すドア装置のドアを装置本体から取外し
た状態の分解斜視図である。
【0013】(ディスク装置の全体構成)図1に示すよ
うに、ディスク装置10は、装置本体12と,装置本体
12のフロントパネル14のパネル面16を隠すシーリ
ングドア(以下、単に「ドア」という)30と,ドア3
0を装置本体12に回転可能に連結する連結手段として
の軸受40を備える。
【0014】なお、ディスク装置10は、図示しないコ
ンパクトディスクを再生するディスクドライブ(図示省
略),および図示しないチューナなどを備える電子機器
である。また、本実施形態のドア30は、略120度の
範囲に亘って回転できるように設定されている。
【0015】パネル面16の上部には略矩形状の表示部
18が配置されており、表示部18の下側には操作部2
0が配置されている。操作部20には、プレイキー,ス
トップキー,スキップキーなどが配置されている。フロ
ントパネル14には、ディスク装填部22がパネル面1
6における軸受40の反対側に隣接して配置されてい
る。
【0016】ディスク装填部22の上部にはイジェクト
キー24が配置されており、イジェクトキー24の下側
には図示しないコンパクトディスクを挿入するディスク
挿入口26が配置されている。また、フロントパネル1
4の上面にはパワースイッチ27が配置されており、パ
ネル面16の下部には図示しないヘッドホーンのプラグ
を接続するジャック29が配置されている。なお、ドア
30は、図1に示すパネル面16のみを隠し(図4A参
照)、図1に示すディスク装填部22およびジャック2
9を閉鎖しないように設定されている。
【0017】(ドア装置)ドア30は、プラスチックな
どの合成樹脂で形成されたベース32と,ベース32の
前面に取付けられた鏡体34を備える。ベース32には
略矩形状の窓部36が表示部18に対応して形成されて
おり、そのため窓部36に対応する表示部18の表示内
容が鏡体34上に表示される。
【0018】軸受40は、図2に示すように、ドア30
を連結する棒状の支軸42と,支軸42を回転可能に軸
支する支持部44を備える。また、ドア30は、支軸4
2に対し、スライド可能に取付けられている。
【0019】支軸42の両端には、断面略C字状の軸受
部48が支持部44のピン46に対応して配置されてい
る。軸受部48には、ピン46を嵌め込むための挿入部
49が形成されている。また、支軸42には、挿入部4
9に対応する切欠部50が形成されている。
【0020】図5に示すように、支軸42内には、回転
軸52(図5の破線参照)が軸支されている。回転軸5
2の長さは、支軸42の軸心方向の長さよりも短くなっ
ている。また、回転軸52の両端にはピニオン54が取
付けられており、支軸42の両端には規制手段の一部を
構成する切欠56が形成されている。切欠56は、ピニ
オン54の一部を支軸42から開放するために、ピニオ
ン54に対応して形成されている。
【0021】さらに、図2に示すように、ドア30即ち
ベース32の裏面には、ラック58がピニオン54に対
応する部位に水平方向に沿って形成されている。そし
て、ピニオン54は常にラック58に噛み合っており、
ピニオン54即ち回転軸52が回転することによってド
ア30全体が等速で移動する。即ち、本実施形態によれ
ば、ドア30の上下端が等速で移動するので、ドア30
全体が支軸42に対して円滑かつ確実にスライドする。
【0022】支持部44には、規制手段の一部を構成す
る係止爪60がピニオン54および切欠56に対応して
形成されている。そして、ドア30がパネル面16を閉
止する閉止状態(図3および図4Aに示す状態)では、
図3の破線に示すように、切欠56に対応するピニオン
54のギヤ歯55が係止爪60に引っ掛かり、ピニオン
54の回転を規制する。そのため、ドア30が閉止状態
である場合には、ドア30のスライドが規制され、不用
意にドア30がスライドしない。
【0023】一方、ドア30がパネル面16を開放する
開放状態(図1,図4Bおよび図5に示す状態)では、
図6に示すように、ドア30がピン46を中心にして回
転することにより、ピニオン54が係止爪60から離間
する。そのため、ピニオン54は、回転可能状態とな
り、ドア30が支軸42に対してスライド可能となる。
即ち、ドア30が装置本体12の側面13に沿う位置ま
で開放された開放状態(図1および図6に示す状態)で
は、図4および図5に示すように、ドア30を側面13
に沿うようにスライドできる。
【0024】支軸42の両端には、図2に示すように、
円柱状の位置決め手段である係合ピン62が、軸受部4
8のドア30側に配置されている。一方、ドア30に
は、水平方向に沿った直線上の当接部64が、係合ピン
62に対応して形成されている。図2,図6,および図
8に示すように、当接部64には、係合ピン62を所定
位置に位置決めする位置決め手段としての係止突部65
および66が形成されている。
【0025】即ち、係止突部65および66は、その平
面形状が略V字状となっている。また、図6に示すよう
に、係止突部65は、支軸42をドア30の一端側(図
4Aでは、左側)に位置決めできるように、当接部64
の一端側に配置されている。一方、図8に示すように、
係止突部66は、支軸42をドア30の他端側(図4A
では、右側)に位置決めできるように、当接部64の他
端側に配置されている。
【0026】図2に示すように、ドア30には、水平方
向に沿った直線上のガイド溝70が、当接部64とラッ
ク58との間に形成されている。一方、支軸42にはス
ライダ72がガイド溝70に対応して取付けられてお
り、スライダ72の先端部73はガイド溝70内に嵌め
込まれている。即ち、スライダ72は、ドア30全体を
等しく移動させるために、ドア30の上下端にそれぞれ
配置されている。従って、スライダ72がガイド溝70
に沿ってガイドされながら移動するので、ドア30全体
が支軸42に対して円滑かつ確実にスライドする。
【0027】支持部44には、板バネ74がピン46と
係止爪60との間に取付けられている。板バネ74の先
端には、略V字状に折曲げられた係合部75が形成され
ている。また、図3に示すように、板バネ74の基端部
74Aは、フロントパネル14の内側に図示しない例え
ばビスなどの固定手段によって固定されている。即ち、
図6に示すように、板バネ74は、その係合部75側が
押圧されることにより、付勢力が生じるように設定され
ている。
【0028】一方、支軸42には略円板状の係合片76
が板バネ74に対応して配置されており、係合片76に
は略円弧状の外周部77および係合突部78Aおよび7
8Bが形成されている。係合突部78Aおよび78B
は、板バネ74の係合部75に略対応し、V字状になっ
ている。
【0029】そして、板バネ74の係合部75は、係合
片76の外周部77または係合突部78A,78Bに当
接する。図6に示すように、ドア30をパネル面16に
対して90度回転させた開放状態では、板バネ74の係
合部75が係合片76の係合突部78Aおよび78B間
に嵌め込まれ、位置決めされる。図7に示すように、ド
ア30をさらに回転させた全開状態(パネル面16に対
して120度回転させた状態)では、板バネ74の係合
部75が係合片76の係合突部78Bを乗り越え、係合
突部78Bの外周面に当接し、位置決めされる。
【0030】図2に示すように、ドア30には、金属板
37がベース32上方の係止突部66側に取付けられて
いる。一方、図1に示すように、装置本体12には、マ
グネット38が、ドア36の閉止状態における金属板3
7に対応する部位に取付けられている。そして、ドア3
0を閉止状態にすると、金属板37およびマグネット3
8が磁力によって吸着し、ドア30が装置本体12のパ
ネル面16を閉止した状態で固定される。
【0031】なお、フロントパネル14には、曲面状の
凹部79がマグネット38の上部に形成されている。凹
部79はドア30を容易に開放させるためのものであ
り、指などを凹部79に挿入させた状態でドア30を開
放させる。また、ディスク装置10には、図示しない発
信手段であるコントローラからの信号を受信する受信手
段が配置されている。
【0032】引続き、ディスク装置10のパネル面16
に配置された操作部20を使用する際などに行う、ドア
30の開放動作について説明する。まず、図4Aに示す
閉止状態でのドア30を開放するには、ドア30をピン
46を中心にして回転させる。ドア30を回転させる
と、図3に示す板バネ74の係合部75が係合片76の
外周部77に当接しながら、支軸42が回転する。
【0033】そして、図6に示すように、ドア30を9
0度まで回転させると、板バネ74の係合部75が係合
片76の係合突部78Aおよび78B間に嵌め込まれ、
位置決めされる。なお、図示しないが、係合部75が係
合突部78Aおよび78B間に嵌め込まれる直前に、係
合部75は係合突部78Aの頂部によって押圧される。
即ち、本実施形態においては、係合部75が係合突部7
8Aの頂部を乗り越える際に、係合部75が係合突部7
8Aの頂部によって付勢されるので、クリック感が得ら
れる。
【0034】また、図7に示すように、ドア30を12
0度回転させた場合には、係合部75が係合突部78B
の頂部を乗り越えた状態で該頂部に当接し、位置決めさ
れる。そして、係合部75が係合突部78Bの頂部を乗
り越える際には、係合部75が係合突部78Bの頂部に
よって付勢されるので、クリック感が得られる。即ち、
本実施形態においては、上記クリック感が得られた時点
が、ドア30の回転終了時点であると、容易に認識し得
る。
【0035】なお、ドア30を閉止状態および全開状態
の120度の角範囲に亘って回転し得るように構成した
のは、例えばドア30を回転させた開放状態に維持した
ままで操作部20の操作を希望する場合に、ドア30が
操作部20の操作を邪魔しないようにするためである。
【0036】また、ドア30がパネル面16を閉止する
閉止状態では、図3に示すように、ピニオン54が係止
爪60に引っ掛かり、ピニオン54の回転を規制するの
で、ドア30のスライドが規制され、不用意にドア30
がスライドしない。即ち、本実施形態においては、閉止
状態でのドア30をスライドさせようとしても、ピニオ
ン54の回転が係止爪60によって規制されるので、支
軸42を中心にして回転させた方が容易であることが認
識できる。
【0037】ここで、閉止状態でのドア30のスライド
を規制したのは、閉止状態ではドア30のスライド量を
事前に判断するのが困難であるので、閉止状態でのドア
30をスライドさせた場合に、必要以上の荷重が軸受4
0に加わるおそれが高いからである。従って、本実施形
態では、閉止状態でのドア30のスライドを規制したの
で、軸受40に必要以上の荷重が加わるおそれが低くな
り、軸受40の破損などが防止される。
【0038】図6に示すように、ドア30をパネル面1
6に対して90度回転させた開放状態では、ピニオン5
4が係止爪60から離間し、回転可能状態となる。その
ため、本実施形態においては、ドア30が支軸42に対
してスライド可能となるので、図4Bおよび図5に示す
ように、ドア30を側面13に沿うようにスライドでき
る。
【0039】ここで、開放状態でのドア30をスライド
可能にさせたのは、図4Bに示すように、ドア30のス
ライド量をある程度予測(即ち、ドア30の突出位置を
パネル面16に対応する付近であると認識)し得るの
で、ドア30を必要以上にスライドさせるおそれが少な
いからである。
【0040】また、本実施形態においては、図6に示す
ように、係合ピン62が係止突部65に当接し位置決め
されているので、ドア30はスライド初期位置に位置決
めされている。そして、ドア30をスライドさせると、
係止突部65が係合ピン62を押圧するので、係合ピン
62および係止突部65が弾性変形する。さらに、係止
突部65が係合ピン62を乗り越えると、その後ドア3
0は容易にスライドする。
【0041】また、ドア30の上下端はピニオン54と
ラック58,およびガイド溝70とスライダ72によっ
て等速でスライドするので、ドア30全体が支軸42に
対して円滑かつ確実にスライドする。そして、図8に示
すように、係止突部66が係合ピン62を乗り越えて位
置決めされると、ドア30はスライド完了位置に位置決
めされる。即ち、本実施形態によれば、係止突部65ま
たは66を係合ピン62によって位置決めする構成とし
たので、ドア30がスライド初期位置またはスライド完
了位置に確実に位置決めされ、不用意にスライドしな
い。
【0042】本実施形態においては、図4Bまたは図8
に示すように、ドア30を側壁13に沿う位置までスラ
イドさせスライド完了位置に位置決めする構成にしたの
で、従来のようにドア30が装置本体12から突出せ
ず、邪魔にならない。即ち、本実施形態によれば、ドア
30を、回転動作およびスライド動作の組合わせによっ
て装置本体12のパネル面16以外の側面13に沿う位
置に位置させる構成としたので、ドア30の開閉途中に
おける装置本体12からの突出方向を任意に選択できる
と共に、ドア30の開放時にドア30が邪魔にならな
い。
【0043】また、本実施形態によれば、図4Bの1点
鎖線に示すように、ドア30の開放方向側(図4では、
左側)に別体のスピーカ(図示省略)の壁90などの障
害物がある場合でも、ドア30すなわち操作部20を十
分に開放させることができると共に、装置本体12を壁
90ぎわなどに設置してもドア30が全く邪魔にならな
い。
【0044】なお、本実施形態においては、閉止状態の
ドア30を90度回転させた後に、側面13に沿ってス
ライドさせる構成としたので、スライド完了位置に位置
するドア30すなわち鏡体34の表面が外側に位置す
る。即ち、本実施形態によれば、図4Bおよび図5に示
すように、ドア30がスライド完了位置に位置する場合
において、従来例のようにドア30の裏面が外側に位置
しないので、ユーザがドア30すなわちベース32の裏
面を視認できる状態にならない。従って、本実施形態に
よれば、ドア30すなわち鏡体34の表面が外側に向い
ているので、見た目が良好になる。
【0045】次に、ドア30を図4Aに示す閉止状態に
するには、上記の手順とは逆の手順によってドア30を
移動させる。即ち、スライド完了位置に位置するドア3
0を、図4Bおよび図5の想像線に示す位置までスライ
ドさせた後、軸受40を介してパネル面16側へ回転さ
せる。そして、ドア30がパネル面16を隠す閉止位置
にまで移動すると、ドア30は金属板37およびマグネ
ット38によって位置決めされる。
【0046】従って、本実施形態では、ドア30を図4
Aに示す閉止位置に位置させることにより、ドア30が
パネル面16すなわち操作部20などを隠くので、操作
部20などに埃などの付着を防止される。なお、図4A
に示すドア30の閉止状態でも、図1に示す表示部18
が窓36および鏡体34を介してドア30の外部から視
認し得るので、表示部18に表示される表示内容を認識
できる。
【0047】本実施形態においては、図示しないディス
クをディスク挿入口26に装填し、再生操作することに
よって再生音声が図示しないヘッドホーンあるいはスピ
ーカから出力される。なお、本実施形態によれば、ドア
30の閉止状態においても、ディスク装填部22が開放
されているので、ディスク挿入口26に対するディスク
の挿入または取出しを行うことができる。
【0048】また、ドア30の閉止状態でも、コントロ
ーラを使用することにより、プレイなどの各種操作が可
能である。そして、ディスクあるいはチューナなどに関
する処理は、通常の音響機器と同様であるので、説明は
省略する。
【0049】なお、上記実施形態ではドア30がパネル
面16のみを隠すように設定されているが、ディスク装
填部22をも隠すように構成しても良い。また、本発明
は、装置本体を逆さまに設置できるように、構成しても
良い。即ち、本発明に係る装置本体の設置方向は、任意
に変更できる。さらに、本発明に係る位置決め手段であ
る係合ピン62および係合突部64,66などの構成
は、任意に変更できる。
【0050】本発明では、軸受の取付位置(例えば、左
右など)を任意に変更できると共に、軸受に対するドア
の回転動作およびスライド動作の順序は任意に変更でき
る。即ち、本発明では、ドアを開放する際に、まずドア
をスライドさせた後に回転させるようにしても良く、こ
の場合のスライド完了位置におけるドアは装置本体の側
面以外の上面などであっても良い。
【0051】また、本発明では、ドアを収納する収納部
を、装置本体の側面即ちドアを側面に沿う位置までスラ
イドさせたスライド完了位置に対応する部位に設けるよ
うにしても良い。さらに、上記実施形態ではドア装置を
ディスク装置に適用した例であるが、本発明のドア装置
はテレビ,パーソナルコンピュータなどにも適用でき
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドアを、回転動作およびスライド動作の組合わせによっ
て装置本体の表面以外の面に沿う位置に位置させる構成
としたので、ドアの開閉途中における装置本体からの突
出方向を任意に選択できると共に、ドアの開放時にドア
が邪魔にならない。
【0053】また、以上説明したように、本発明によれ
ば、連結手段に対するスライド初期位置またはスライド
完了位置でのドアを、位置決め手段によって位置決めす
る構成としたので、ドアがスライド初期位置またはスラ
イド完了位置に確実に位置決めされ、不用意にスライド
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るディスク装置の斜視
図である。
【図2】図1に示すドア装置のドアを装置本体から取外
した状態の分解斜視図である。
【図3】図2に示すドア装置の要部の断面図である。
【図4】図2に示すドア装置の開閉状態の平面図であ
り、(A)はドアの閉止状態を示す図、(B)はドアを
装置本体の側面にスライドさせたスライド完了状態を示
す図である。
【図5】図1に示すドアのスライド完了状態の斜視図で
ある。
【図6】図3に示すドアを90度回転させた状態の断面
図である。
【図7】図6に示すドアを120度回転させた状態の断
面図である。
【図8】図7に示すドアのスライド完了状態の断面図で
ある。
【図9】従来例に係るドア装置の開閉状態の平面図であ
り、(A)はドアの閉止状態を示す図、(B)はドアの
開放状態を示す図である。
【符号の説明】
10 ディスク装置 12 装置本体 13 装置本体の側面 16 パネル面(装置本体の表面) 30 シーリングドア 40 軸受(連結手段) 42 軸受の支軸 44 軸受の支持部 46 軸受のピン 54 ピニオン(スライド手段) 58 ラック(スライド手段) 62 係合ピン(位置決め手段) 64 係止突部(位置決め手段) 66 係止突部(位置決め手段) 70 ガイド溝(スライド手段) 72 スライダ(スライド手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、 前記装置本体の表面を隠すドアと、 前記ドアを前記装置本体に対して回転可能に連結させる
    連結手段と、 前記ドアを前記連結手段に対してスライドさせるスライ
    ド手段と、 前記ドアのスライドの前後に対応するスライド初期位置
    またはスライド完了位置において、前記ドアを前記連結
    手段に対し位置決めする位置決め手段とを有し、 前記ドアを、前記連結手段および前記スライド手段を介
    して回転およびスライドさせることにより、前記装置本
    体の表面以外の面に位置させると共に、 前記連結手段に対する前記スライド初期位置または前記
    スライド完了位置での前記ドアを、前記位置決め手段に
    よって位置決めすることを特徴とするドア装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051229A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 株式会社くろがね工作所 医療用コンソールユニット
CN109008645A (zh) * 2018-10-10 2018-12-18 珠海格力电器股份有限公司 一种接水设备

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