JPH11125049A - 扉の把手装置 - Google Patents

扉の把手装置

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JPH11125049A
JPH11125049A JP29057597A JP29057597A JPH11125049A JP H11125049 A JPH11125049 A JP H11125049A JP 29057597 A JP29057597 A JP 29057597A JP 29057597 A JP29057597 A JP 29057597A JP H11125049 A JPH11125049 A JP H11125049A
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shaft
unit
sliding
rotational movement
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル等の把手の取付位置に制約を受けず
に、且つ、スムーズな作動でロックの形成や解除を行う
ことができる扉の把手装置を提供する。 【解決手段】 本装置1の本体ユニット2では、ハンド
ル8に対する引っ張り操作によってギヤ機構が駆動され
て係合突体13aと係止突体9aとのロックを解除する
とともに、シャフト4に回転運動を付与する。一方、こ
のガイドユニット3では、上記操作に基づく摺動運動が
カム機構によって回転運動に変換されるとともに、この
回転運動にシャフト4からの回転運動が加わり、上記操
作による摺動運動がユニット2側から補助される態様を
なす。しかるに、カム機構は、シャフト4に上記回転運
動と同一方向の回転運動を付与するので、ギヤ機構にお
いて、シャフト4からの回転運動が上記操作に応じて付
与される回転運動に加わり、ユニット2でも、上記操作
による摺動運動がユニット3側から補助される態様をな
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具や建具等の扉
に設けられる把手装置に関し、特に、把手の取り付け位
置に制約されることなく、しかも把手に対する外部から
の操作にスムーズに作動する扉の把手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家具や建具等の扉に設けられる把手装置
には、種々のものがあり、閉状態にある扉にロックが掛
かっているときに、摘みハンドル等の把手を操作して、
ロックを解除して扉を開状態にすることができるものが
ある。図8は、従来の把手装置100の外観図であり、
同図(A)は、扉101の裏面に取り付けられた状態を
示す正面図で、同図(B)は、一部断面を有する同図
(A)の平面図である。同図に示すように、把手装置1
00を構成する本体ユニット(第1ユニット)102と
ガイドユニット(第2ユニット)103とは、それぞれ
独立した状態で扉101に取り付けられ、このようなユ
ニット102と103とは、各ユニット102及び10
3からそれぞれ延出した操作軸105及び106を介し
て摘みハンドル104と連結されている。そして、かか
るハンドル104を、各操作軸105及び106に配設
されたスプリング(図示せず)に抗して同図(B)中の
矢印P方向に引っ張ることにより、ロックが解除されて
扉101を開状態にすることができる。
【0003】ところで、扉101の閉状態をロックする
ための従来方式として、所謂カム方式が採用されてお
り、図9は、ロックが掛かっているときの状態を、図1
0は、ロックが解除されたときの状態を示している。図
9の本体ユニット102において、ハウジング107の
軸受(図示せず)に軸支された支軸108aを有するカ
ム体108が設けられ、このカム体108の一端に設け
られた突起108bが、操作軸105に取り付けられた
カム操作体109の凹部(図示せず)に係合し、このカ
ム体108の他端が、スライダ110の上端内壁110
aに当接しており、更に、スライダ110の下端には係
合突体110bが突設されていて、係合突体110b
は、家具や建具等の本体111に固着された係止突体1
11aに当接しており、この状態では、閉状態にある扉
101にロックが掛かっている。しかるに、かかるロッ
クを解除して扉101を開状態にする場合には、ハンド
ル104を図10中の矢印Q方向に引っ張ると、カム操
作体109もこの方向に応動するので、カム操作体10
9の凹部に係合した突起108bも、矢印Q方向に移動
する。この移動に伴って、カム体108は支軸108a
を中心に回転し、したがって、カム体108の上記他端
は、スライダ110の上端内壁110aに沿って摺動す
る。すると、スライダ110が同図中の矢印R方向に移
動するので、係合突体110bと係止突体111aとの
係合が解除されて、即ち、上記ロックが解除されて扉1
01を開状態にすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、本体ユニットとガイドユニッ
トとが、扉にそれぞれ独立に取り付けられ、両者が摘み
ハンドルを介して連結されているのみであり、ハンドル
に対し本体ユニット側に偏った部位で引っ張ったり、或
いは、ガイドユニット側に偏った部位で引っ張ったりす
るなどしてハンドルに付与する操作力に偏りがあると、
上記ロックの形成やその解除の際に作動不良を起こす場
合があった。特に、長いハンドルのものを用いなければ
ならない場合には、本体ユニットとガイドユニットと間
の離隔が大きくならざるを得ず、上述のような作動不良
を起こす頻度は尚更あった。したがって、従来装置にあ
っては、本体ユニットとガイドユニットとの取付け位置
は、ハンドルの長さに制約されていた(一般的にはハン
ドルの長さは80mm以内とされている)。また、両ユ
ニットがハンドルを介して一体化してなるものでは、図
8に示すように本体ユニット102の係合突体110b
を家具や建具等の本体111の係止突体111aに係合
させなければならず、ハンドルの取付け方向、即ち、所
謂縦使用とするのか、或いは横使用とするのかにも制約
が課せられていた。更に、従来装置では、ロックの形成
やその解除にカム方式が採用されており、カム方式おけ
る運動の伝達の際、部材間に生じる接触摩擦抵抗は、例
えば歯車接触のそれに比べ大きく、そのために、ロック
の形成や解除の作動がスムーズでない場合も生じてい
た。
【0005】本発明の目的は、ハンドル等の把手の取付
位置に制約を受けずに、且つ、スムーズな作動でロック
の形成や解除を行うことができる扉の把手装置を提供す
ることにある。また、本発明の目的は、上記目的に加
え、把手の取付方向に制約を受けない扉の把手装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の扉の把手装置は、家具や建具等に設けられ
たハンドル等の把手を操作して、閉状態にある扉のロッ
クを解除できるもので、把手に対する操作、具体的には
把手に対する外部からの引っ張り操作に連動する第1ユ
ニット及び第2ユニット、並びに第1ユニットと第2ユ
ニットとを連結するシャフトを備え、第1ユニットは、
把手に対する外部からの操作によって摺動運動する第1
摺動体と、この第1摺動体の摺動に応じて動作し上記ロ
ックを解除するとともに、上記シャフトに回転運動を付
与するギヤ機構とを備えるものとし、一方、第2ユニッ
トは、上記操作によって摺動運動する第2摺動体と、こ
の第2摺動体に係合するカム体とでカム機構を構成し、
かかるカム機構は、上記シャフトに上記回転運動と同一
方向の回転運動を付与するものである。
【0007】本装置は、ギヤ機構で上記ロックを解除す
る構成をなし、しかも、第1ユニットの動力がシャフト
を介して第2ユニットに伝達されると同時に、第2ユニ
ットの動力が上記シャフトを介して第1ユニットに伝達
される構成をなしている。即ち、第1ユニットにおい
て、上記操作によって第1摺動体が摺動すると、この摺
動に応じてギヤ機構が上記ロックを解除するとともに、
上記シャフトに回転運動を付与する。第2ユニットで
は、上記操作によって第2摺動体が摺動運動する一方、
この摺動運動がカム機構によって回転運動に変換される
とともに、この回転運動に上記シャフトから伝達される
回転運動が加わり、上記操作に基づく第2摺動体の摺動
運動が上記シャフトからの動力によって補助される態様
をなす。しかるに、第2摺動体の摺動運動を回転運動に
変換する上述のカム機構もまた、上記シャフトに上記回
転運動と同一方向の回転運動を付与する。したがって、
第1ユニットにおいてもまた、第1摺動体の摺動運動が
上述のギヤ機構によって変換された回転運動に、上記シ
ャフトから伝達される回転運動が加わり、上記操作に基
づく第1摺動体の摺動運動が上記シャフトからの動力に
よって補助される態様をなす。これにより、把手に付与
される操作力が偏っていても、第1ユニット側から第2
ユニット側に、及び第2ユニット側から第1ユニット側
に動力が伝達されるので、上記ロックの解除及びその形
成の際に作動不良を起こすようなことはなく、また、長
いハンドルのような把手を用いても、上述のような作動
不良を起こすことはない。したがって、第1ユニットと
第2ユニットとの取付け位置に制約が課せられることは
ない。また、ロックの解除及びその形成にギヤ方式が採
用されているために、ロックの解除等の作動が従来のカ
ム方式に比べスムーズである。
【0008】本装置のうち第1ユニットは、上記第1摺
動体とこれに係合するギヤ機構を備え、かかるギヤ機構
は、第1ギヤとこれに噛合する第1ラックギヤ部が形成
されたラッチとを備えており、そして、上記第1ギヤに
は、第1摺動体の摺動に応じて回転運動するための、第
1摺動体の係合突設部に係合する係合突設部が設けら
れ、且つ、この回転運動を上記シャフトに伝達するため
のシャフトの嵌合口が設けられ、また、上記ラッチに
は、上述した第1ラックギヤ部及び係合突体が設けられ
ており、ラッチは第1ギヤの回転運動に応じてスライド
し、このスライドに伴って上記係合突体が後退し、一方
の係合部位であるこの係合突体と、例えば家具本体に設
けられた他方の係合部位である係止突体との間で形成さ
れていたロックが解除されるようにしたものである。こ
の場合、第1ギヤには、その嵌合口に嵌合されたシャフ
トを介して第2ユニットの動力が伝達されてくることは
もちろんである。ところで、上記第1摺動体の摺動に係
合して回転運動させる機構として、上述のように第1摺
動体及び第1ギヤのそれぞれに係合突設部を設けてカム
機構とするもの、或いはまた、レバー及び第1ギヤ間を
リンクで連結してリンク機構とするものであってもよ
い。また、第1ギヤの回転運動に応じてラッチをスライ
ドさせる機構としては、所謂ピニオン&ラック機構が一
般的である。また、本体ユニットの第1摺動体にスプリ
ング等の弾性部材を配設し、把手に引っ張り操作が加わ
ると把手に反力を生ぜしめ、上記操作が解除されると把
手、及びこれに連動する第1摺動体を元のところに復帰
させるようにすれば、使用勝手が向上するので好まし
い。更に、ラッチにスプリング等の弾性部材を配設し、
把手に対する引っ張り操作が解除されると、その付勢力
によって係合突体が突出して、上述のロックが形成され
るようにすれば、使用勝手が向上するので好ましい。
【0009】本装置のうち第2ユニットは、上述のよう
にカム機構を備えてなるものであり、カム機構を構成す
るカム体は、より具体的には、第2摺動体の摺動に応じ
て回転運動するための、第2摺動体の係合突設部に係合
する係合突設部が設けられ、且つ、この回転運動を上記
シャフトに伝達するためのシャフトの嵌合口が設けられ
てなるものである。この場合、カム体には、その嵌合口
に嵌合されたシャフトを介して第1ユニットの動力が伝
達されてくることはもちろんである。ところで、第2摺
動体の摺動に応じて回転運動させる機構は、上述のよう
なカム機構のみならずリンク機構によっても構成でき
る。また、第2ユニットの第2摺動体にスプリング等の
弾性部材を配設し、把手に引っ張り操作が加わると、把
手に反力を生ぜしめ、上記操作が解除されると把手、及
びこれに連動する第2摺動体を元のところに復帰させる
ようにすれば、使用勝手が向上するので好ましい。
【0010】また、本装置の第1ユニットは、特に、第
1摺動体の摺動に応じて回転運動し、且つ、第1ギヤと
第1摺動体に関し対称となる部位に配される第2ギヤ
と、この第2ギヤに歯合するとともに、ラッチに設けら
れた第2ラックギヤ部に歯合するアイドラAギヤと、こ
のアイドラAギヤに歯合してアイドラAギヤの回転運動
をこの回転軸に直交する軸の回転運動に変換するアイド
ラBギヤとを備え、第2ギヤ及びアイドラBギヤに、上
述した第1ギヤの回転運動の回転方向と同一の回転運動
をシャフトに伝達することができる、第1ギヤの嵌合口
と同様な嵌合口をそれぞれ設けてなるものである。この
場合、両ユニットがハンドルを介して一体化してなるも
のでも、3ヶ所の各嵌合口からは、同一回転方向の回転
運動を取り出し得るので、適宜にそのうちのいずれかの
嵌合口を使用すればよく、ハンドルを縦使用とするの
か、或いは横使用とするのかを、上記係合突体とこれに
係合する係止突体との配設位置に煩わされることなく決
めることができる。ところで、第2ギヤを第1摺動体の
摺動に応じて回転運動させる機構としては、上述のよう
に、第1摺動体及び第2ギヤのそれぞれに係合突設部を
設けてカム機構とするもの等があり、また、アイドラA
ギヤの回転運動をこの回転軸に直交する軸の回転運動に
変換する機構としては、傘歯車列が一般的である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
〜6を参照して説明する。本実施の形態に係る把手装置
1は、図1に示すように、本体ユニット(第1ユニッ
ト)2及びガイドユニット(第2ユニット)3、並びに
本体ユニット2とガイドユニット3とを連結するシャフ
ト4を備えている。そして、本体ユニット2及びガイド
ユニット3は、扉5の裏面5aにそれぞれビス等によっ
て取り付けられ、各ユニット2及び3からそれぞれ延出
した操作軸6及び7を介して扉5の表面5bに配される
摘みハンドル(把手)8に取り付けられている。尚、同
図(A)は、扉5の裏面5aに取り付けられたところを
示す正面図で、本体ユニット2の後述する係合突体13
aが、家具本体9の係止突体9aに係合して、扉5がロ
ックされているところを示しており、同図(B)は、一
部断面を有する同図(A)の平面図である。
【0012】上記本体ユニット2は、図2に示すよう
に、ケース10内に、レバー(第1摺動体)11、第1
ギヤ12、ラッチ13、第2ギヤ14、アイドラAギヤ
15及びアイドラBギヤ16を配設し、これらが配設さ
れたケース10をキャップ17で封着しており、ケース
10の通孔10a(図4(B)参照)、レバー11の貫
通孔11a及びキャップ17の通孔17aを上記操作軸
6が貫通している。
【0013】詳細に説明すれば、レバー11は、ケース
10の略中央で、且つ、ケース10の内底面10bから
キャップ17の裏面17bに至る凹溝18a,18b
(図4(A)参照)に沿ってスプリング19に抗して摺
動できるようになっており(例えば、図4(B)の状態
から図5(B)の状態)、かかる摺動は、上述したケー
ス10の通孔10a、レバー11の貫通孔11a及びキ
ャップ17の通孔17aを貫通し、その頭部が貫通孔1
1aの周縁11bに係止する上記操作軸6に対し引っ張
り操作を与えることにより、即ち、この操作軸6に連結
されたハンドル8に対し引っ張り操作を与えることによ
り生じ、かかる引っ張り操作を解除すると、レバー11
は、スプリング19の付勢力によって元の位置に復帰す
る(例えば、図5(B)の状態から図4(B)の状
態)。更に、このレバー11の両側面に、上記貫通孔1
1aの中心軸に関し点対称の位置に係合突設部11c,
11d(図4、5参照)がそれぞれ設けられており、こ
れらが第1ギヤ12の係合突設部12a及び第2ギヤ1
4の係合突設部14aにそれぞれ係合する。第1ギヤ1
2は、上述のように、その係合突設部12aがレバー1
1の係合突設部11cに係合するように、レバー11に
近接するケース10側の軸受20及びキャップ17側の
軸受17dに軸支されており、かかる軸上で、レバー1
1の摺動に従ってその係合突設部11cが上記係合突設
部12aを押動するために、即ち、その係合突設部11
cの傾斜面に形成された扁平面11eによって係合突設
部12aが押動されるために回転運動する。この回転運
動の回転範囲は、スプリング19又は後述するスプリン
グ21の最大縮退量によるが、設計上の諸条件に拠って
いずれかを適宜選択すればよい。そして、このような回
転運動は、第1ギヤ12の側面に凹設された嵌合口12
bに嵌合するシャフト4に伝達される。
【0014】また、ラッチ13は、横部材と縦部材で構
成されるコ字型部材に対し、更にその縦部材に上述した
係合突体13aを突設させた形状をなし、ケース10の
内底面10bにおいて、スプリング21に抗してスライ
ドできるように配設されている。かかるコ字型部材の一
方の横部材には、第1ギヤ12に噛合する第1ラックギ
ヤ部13bが、また、その他方の横部材には、アイドラ
Aギヤ15に噛合する第2ラックギヤ部13cが設けら
れており、また、これら横部材には上記スプリング21
が、係合突体13aをケース10の開口部10cから突
出させるようにそれぞれ付勢して配設され、このとき、
係合突体13aは上記係止突体9aに係合して、扉5が
ロックされている態様をなす。ところで、一方の横部材
と他方の横部材とは、ラッチ13の中心線に関し対称と
なるように配され、一方の横部材に設けられた第1ラッ
クギヤ部13bは、係合突体13aに近い基部に、ま
た、他方の横部材に設けられた第2ラックギヤ部13c
は、係合突体13aから遠い端部、即ち、アイドラBギ
ヤ16に近い部位に形成されている。
【0015】上記第2ギヤ14は、第1ギヤ12とレバ
ー11に関し対称となる部位に配され、上記第1ギヤ1
2と同様に、その係合突設部14aがレバー11の係合
突設部11dに係合するように、レバー11に近接する
ケース10側の軸受22及びキャップ17側の軸受(図
示せず)に軸支されており、かかる軸上で、レバー11
の摺動に従ってその係合突設部11dが上記係合突設部
14aを押動するために、即ち、その係合突設部11d
の傾斜面に形成された扁平面(図示せず)によって係合
突設部14aが押動されるために回転運動する。この回
転運動の範囲は、上述と同様に、スプリング19又はス
プリング21の最大縮退量によるが、設計上の諸条件に
拠っていずれかを適宜選択すればよい。そして、このよ
うな回転運動は、第2ギヤ14の側面に凹設された嵌合
口14b(図4、5参照)に嵌合するシャフト4に伝達
されるので、例えば、上記嵌合口12bの代わりに、嵌
合口14bにシャフト4を嵌合させる使用態様であって
もよい。しかも、この回転運動の回転方向は、係合突設
部14aと上記係合突設部12aとが上記貫通孔11a
の中心軸に関し点対称の位置にあり、これらの係合突設
部14a及び12aに基づいて生じる回転運動であるの
で、同一方向となる。そして、第2ギヤ14の回転運動
は、これに噛合するアイドラAギヤ15に伝達される。
【0016】このアイドラAギヤ15は、その回転軸が
上記第2ギヤ14の回転軸に平行をなし、ケース10の
軸受23に回動自在に軸支され、上述したように第2ラ
ックギヤ部13cに噛合している。また、このアイドラ
Aギヤ15には、第2ラックギヤ部13cが噛合する歯
形に加え、ピッチ面を円錐とする歯形が形成されてい
る。かかる円錐歯形は、ケース10側の軸受24及びキ
ャップ17側の軸受17eに回動自在に軸支されたアイ
ドラBギヤ16の、それに形成されたピッチ面を円錐と
する歯形に噛合し、両者の回転軸のなす角は直交してお
り(それぞれのピッチ円錐の母線と回転軸のなす角の和
が90度である)、アイドラAギヤ15の回転運動が、
この回転軸に直交する回転軸を有するアイドラBギヤ1
6の回転運動に変換される。この回転運動は、アイドラ
Bギヤ16の側面に凹設された嵌合口16aに嵌合する
シャフト4に伝達されるので、上述のように、例えば、
上記嵌合口12b或いは14bの代わりに、嵌合口16
aにシャフト4を嵌合させる使用態様であってもよい。
しかも、この回転運動の方向は、第2ギヤ14の回転運
動がアイドラAギヤ15を介して伝達される構成になっ
ているために、第2ギヤ14の回転方向と同一であり、
したがって、第1ギヤ12の回転方向とも同一である。
ところで、第1ギヤ12及び第2ギヤ14は、これらを
構成する円筒部材の一部、即ち、係合突設部12aや1
4aが突設されているところが扇形状に切り欠かれてい
る。これは、この種のギヤを射出成形する際の製造上の
理由からであり、場合により、切り欠きのない円筒部材
で構成するものであってもよいことはもちろんである。
尚、ケース10の小孔10d及びキャップ17の小孔1
7cは、扉5の裏面5aにビス等によって取り付けるた
めに設けられたものである。
【0017】一方、上記ガイドユニット3は、図3に示
すように、HDケース30内に、HDレバー(第2摺動
体)31、カム体32を配設し、これらが配設されたケ
ース30をHDキャップ33で封着しており、ケース3
0の通孔30a(図6(C)参照)、レバー31の貫通
孔31a及びキャップ33の通孔33aを上記操作軸7
が貫通している。
【0018】詳細に説明すれば、レバー31は、ケース
30の内底面30b(図6(C)参照)からキャップ3
3の裏面33bに至る凹溝34a,34bに沿ってスプ
リング35に抗して摺動できるようになっており(例え
ば、図6(C)のM状態からN状態)、かかる摺動は、
上述したケース30の通孔30a、レバー31の貫通孔
31a及びキャップ33の通孔33aを貫通し、その頭
部が貫通孔31aの周縁31bに係止する上記操作軸7
に対し引っ張り操作を与えることにより、即ち、この操
作軸7に連結されたハンドル8に対し引っ張り操作を与
えることにより生じ、かかる引っ張り操作を解除する
と、レバー31は、スプリング35の付勢力によって元
の位置に復帰する(例えば、図6(C)のN状態からM
状態)。更に、このレバー31の片側面に係合突設部3
1cが設けられており、これがカム体32の側面に設け
られた係合突設部32aに係合する。
【0019】カム体32は、上述のように、その係合突
設部32aがレバー31の係合突設部31cに係合する
ように、レバー31に近接するケース30側の軸受36
及びキャップ33側の軸受33cに軸支されており、か
かる軸上で、レバー31の摺動に従ってその係合突設部
31cが上記係合突設部32aを押動するために、即
ち、その係合突設部31cの傾斜面に形成された扁平面
31dによって係合突設部32aが押動されるために回
転運動する。この回転運動の回転範囲は、スプリング3
5の最大縮退量によることは言うまでもない。また、こ
のカム体32のもう一方の側面に凹設された嵌合口32
bには、本体ユニット2に回転運動を伝達するシャフト
4が嵌合するようになっている。ところで、カム体32
は、これを構成する円筒部材の一部、即ち、係合突設部
32aが突設されているところが扇形状に切り欠かれて
いる。これは、この種のカム体32を射出成形する際の
製造上の理由からであり、場合により、切り欠きのない
円筒部材で構成するものであってもよいことはもちろん
である。尚、ケース30の2つの小孔30cは、扉5の
裏面5aにビス等によって取り付けるために設けられた
ものである。
【0020】次に、このような装置1の使用態様につい
て図4〜6を参照して説明する。尚、図4はロックが形
成された状態を示し、そのうちの同図(A)は本体ユニ
ット2内の構成図、同図(B)はそのA−A断面図であ
り、図5は、ロックが解除された状態を示し、そのうち
の同図(A)は本体ユニット2内の構成図、同図(B)
はそのB−B断面図である。また、図6(A)はガイド
ユニット3の平面図、同図(B)はその正面図、同図
(C)は同図(A)のC−C断面図である。最初に、図
1のように本体ユニット2における第1ギヤ12の嵌合
口12bにシャフト4が嵌合されている場合(第1使用
態様)について説明する。係合突体13aが係止突体9
aに係合して扉5がロックされているとき、ロックを解
除して扉5を開く場合には、ハンドル8を引っ張ると、
本体ユニット2において、レバー11はスプリング19
に抗して摺動し、第1ギヤ12は、レバー11の摺動に
従ってその係合突設部11cが第1ギヤ12の係合突設
部12aを押動するために、所定の角度だけ回転運動す
る。そして、第1ギヤ12に噛合する第1ラックギヤ部
13bによってラッチ13はスプリング21に抗してス
ライドし、係合突体13aがケース10内に後退するの
で、係合突体13aと係止突体9aとで形成されていた
ロックが解除される。一方、ハンドル8を引っ張ること
により、ガイドユニット3においても、レバー31は、
スプリング35に抗して摺動し、カム体32は、レバー
31の摺動に従ってその係合突設部31cがカム体32
の係合突設部32aを押動するために、所定の角度だけ
回転運動する。このとき、カム体32の回転運動に第1
ギヤ12の回転運動がシャフト4を介して加わる態様を
なす。即ち、レバー31の摺動運動が回転運動に変換さ
れるとともに、この回転運動に上記シャフト4から伝達
される回転運動が加わり、上記操作によるレバー31の
摺動運動が本体ユニット2側から補助される態様をな
す。しかるに、レバー31の摺動運動に応じてカム体3
2がシャフト4に付与する回転運動もまた、本体コニッ
ト2に伝達される。したがって、本体ユニット2におい
ても、第1ギヤ12の回転運動にカム体32の回転運動
がシャフト4を介して加わる態様をなす。即ち、レバー
11の摺動運動が回転運動に変換されるとともに、この
回転運動に上記シャフト4から伝達される回転運動が加
わり、上記操作によるレバー11の摺動運動がガイドユ
ニット3側から補助される態様をなす。このように、本
体コニット2側からガイドユニット3側に動力が伝達さ
れると同時に、ガイドユニット3側から本体ユニット2
側に動力が伝達されることになるので、上述したロック
の解除がスムーズな作動で行える。
【0021】また、上記ロックを形成する場合には、ハ
ンドル8の引っ張り操作を解除してやると、レバー11
がスプリング19の付勢力によって元の位置に復帰する
とともに、係合突設部11cと係合突設部12aとの係
合が解除されるので、ラッチ13はスプリング21の付
勢力によって元の位置に復帰し、係合突体13aがケー
ス10の開口部10cから突出する。そして、係合突体
13aを突出させたまま扉5を閉じると、係合突体13
aの傾斜面が係止突体9aの傾斜面に当接して、係合突
体13aに対しこれをケース10内に後退させる力が作
用し、これにより係合突体13aが係止突体9aを乗り
越える態様をなすので、係合突体13aと係止突体9a
とによるロックが形成される。一方、レバー31はスプ
リング35の付勢力によって元の位置に復帰しているこ
とは言うまでもない。
【0022】次に、本体ユニット2における第2ギヤ1
4の嵌合口14bにシャフト4が嵌合されている場合
(第2使用態様)について説明する。この場合、シャフ
ト4は、嵌合口12bとレバー11に関し対称となる嵌
合口14bに配設されることになる。まず、ロックを解
除して扉5を開く場合には、同様にしてハンドル8を引
っ張ると、本体ユニット2において、レバー11はスプ
リング19に抗して摺動し、第2ギヤ14は、レバー1
1の摺動に従ってその係合突設部11dが第2ギヤ14
の係合突設部14aを押動するために、所定の角度だけ
回転運動する。そして、この回転運動は第2ギヤ14に
噛合するアイドラAギヤ15、更にアイドラAギヤ15
に噛合する第2ラックギヤ部13cに伝達される結果、
ラッチ13はスプリング21に抗してスライドし、係合
突体13aがケース10内に後退するので、係合突体1
3aと係止突体9aとで形成されていたロックが解除さ
れる。一方、ガイドユニット3においては、第1使用態
様の場合と同様な作動をし、動力伝達の際にも、本体コ
ニット2側からガイドユニット3側に動力が伝達される
と同時に、ガイドユニット3側から本体ユニット2側に
動力が伝達されるので、スムーズなロック解除が行え
る。また、ロックを形成する場合も、第1使用態様の場
合に準じて行うことができる。
【0023】更に、アイドラBギヤ16の嵌合口16a
にシャフト4が嵌合されている場合(第3使用態様)に
ついて説明する。この場合、シャフト4は、嵌合口12
b及び14bとは90度をなす嵌合口16aに配設され
ることになる。まず、ロックを解除して扉5を開く場合
には、同様にしてハンドル8を引っ張ると、本体ユニッ
ト2において、レバー11はスプリング19に抗して摺
動し、第2ギヤ14は、レバー11の摺動に従ってその
係合突設部11dが第2ギヤ14の係合突設部14aを
押動するために、所定の角度だけ回転運動し、かかる回
転運動は、アイドラAギヤ15を介してアイドラBギヤ
16の回転運動に変換され、第2ギヤ14の回転運動
が、これと直交するアイドラBギヤ16の回転運動に変
換される。ところで、第2ギヤ14の回転運動は、第2
使用態様の場合と同様に、ラッチ13をスライドさせ、
これにより係合突体13aがケース10内に後退するの
で、係合突体13aと係止突体9aとで形成されていた
ロックが解除される。一方、ガイドユニット3において
は、第1及び2使用態様の場合と同様な作動し、動力伝
達の際にも、本体コニット2側からガイドユニット3側
に動力が伝達されると同時に、ガイドユニット3側から
本体ユニット2側に動力が伝達されるので、スムーズな
ロック解除が行える。また、ロックを形成する場合も、
第1及び2使用態様の場合に準じて行うことができる。
【0024】これら第1〜3使用態様では、シャフト4
が嵌合される位置はそれぞれ異なるにも拘わらず、シャ
フト4の回転方向は同一であるので、適宜にそのうちの
いずれかの嵌合口を使用すればよく、しかも、上記係合
突体とこれに係合する係止突体との配設位置は、ハンド
ルを縦使用としても、或いは横使用としても変更を要し
ないので、上記配設位置によってハンドル8の取付け方
向に制約が課せられることはない。
【0025】ところで、上記装置1は、本体ユニット2
の動力がシャフト4を介してガイドユニット3に伝達さ
れると同時に、ガイドユニット3の動力がシャフト4を
介して本体ユニット2に伝達される構成をなしているこ
とに鑑み、図7のような使用態様とすることもできる。
尚、図7において、図1の構成部材と同一のものについ
ては同一符号を付し、その説明は割愛する。この使用態
様に係る装置40は、ハンドル8を取り付ける代わり
に、ガイドユニット3の操作軸7に摘み体41を、ま
た、本体ユニット2の操作軸6に盲蓋42を取り付け、
カム体32の嵌合口32bに嵌合されたシャフト4を第
1ギヤ12の嵌合口12bに嵌合させてなるものであ
る。本装置40において、ロックを解除して扉5を開く
場合には、摘み体41を引っ張ると、レバー31は、ス
プリング35に抗して摺動し、カム体32は、レバー3
1の摺動に従ってその係合突設部31cがカム体32の
係合突設部32aを押動するために回転運動し、かかる
回転に基づく動力がシャフト4を介して本体ユニット2
に伝達される。本体ユニット2では、第1ギヤ12がシ
ャフト4から伝達される回転力によって回転運動する。
すると、第1ギヤ12に噛合する第1ラックギヤ部13
bによってラッチ13はスプリング21に抗してスライ
ドし、係合突体13aがケース10内に後退するので、
係合突体13aと係止突体9aとで形成されていたロッ
クが解除される。また、上記ロックを形成する場合に
は、摘み体41の引っ張り操作を解除してやると、レバ
ー31がスプリング35の付勢力によって元の位置に復
帰する際、係合突設部31cと係合突設部32aとの係
合が解除されるので、第1ギヤ12に上記動力が伝達さ
れなくなり、したがって、第1ギヤ12に噛合するラッ
チ13はスプリング21の付勢力によって元の位置に復
帰し、係合突体13aがケース10の開口部10cから
突出する。そして、係合突体13aを突出させたまま扉
5を閉じると、係合突体13aの傾斜面が係止突体9a
の傾斜面に当接して、係合突体13aに対しこれをケー
ス10内に後退させる力が作用し、これにより係合突体
13aが係止突体9aを乗り越える態様をなすので、係
合突体13aと係止突体9aとによるロックが形成され
る。尚、このような使用態様で使用する限りでは、本体
ユニット2のレバー11は不要であることは言うまでも
ない。このような使用態様は、ハンドル8の代わりに摘
み体41を使用する場合であって、とりわけ、係合突体
13aと係止突体9aとの配設位置が所要の限定された
ところに制約される場合等に有効である。
【0026】また、カム体32の嵌合口32bにシャフ
ト4を嵌合させる代わりに、かかるシャフト4を、第2
ギヤ14の嵌合口14bに嵌合させる使用態様でも、或
いはまた、アイドラBギヤの嵌合口16aに嵌合させる
使用態様でもよいことはもちろんであり、これにより上
述のような配設位置が制約される場合には更に有効であ
る。
【0027】尚、上記装置1は、本体ユニット2からの
み構成されるようにしたものでもよく、その操作軸6に
摘み体を取り付け、摘み体の引っ張り操作、及びその解
除操作に応じて上述のロックが解除されたり、形成され
たりするようにしてもよいことは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】本発明の扉の把手装置によれば、ハンド
ル等の把手の取付位置に制約を受けずに、且つ、スムー
ズな作動でロックの形成や解除を行うことができる。ま
た、本発明の扉の把手装置によれば、上記効果に加え、
把手の取付方向に制約を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る扉の把手装置の外観図で
ある。
【図2】 図1の本体ユニットの分解斜視図である。
【図3】 図1のガイドユニットの分解斜視図である。
【図4】 本装置の本体ユニットについてロックが形成
された状態を示す説明図である。
【図5】 本装置の本体ユニットについてロックが解除
された状態を示す説明図である。
【図6】 本装置のガイドユニットについてその動作の
説明図である。
【図7】 他の実施の形態に係る扉の把手装置の外観図
である。
【図8】 従来の扉の把手装置の外観図である。
【図9】 従来装置の本体ユニットについてロックが形
成された状態を示す説明図である。
【図10】 従来装置の本体ユニットについてロックが
解除された状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 扉の把手装置 2 本体ユニット(第1ユニット) 3 ガイドユニット(第2ユニット) 4 シャフト 5 扉 8 摘みハンドル(把手) 11 レバー(第1摺動体) 12 第1ギヤ 12a 係合突設部 12b 嵌合口 13 ラッチ 13a 係合突体 13b 第1ラックギヤ部 13c 第2ラックギヤ部 14 第2ギヤ 14b 嵌合口 15 アイドラAギヤ 16 アイドラBギヤ 16a 嵌合口 31 HDレバー(第2摺動体) 32 カム体 32a 係合突設部 32b 嵌合口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具や建具等に設けられた把手を操作し
    て、閉状態にある扉のロックを解除できる扉の把手装置
    において、前記把手の操作に連動する第1ユニット及び
    第2ユニット、並びに前記第1ユニットと前記第2ユニ
    ットとを連結するシャフトを備え、前記第1ユニット
    は、前記把手に対する外部からの操作によって摺動運動
    する第1摺動体と、該第1摺動体の摺動に応じて前記ロ
    ックを解除するとともに、前記シャフトに回転運動を付
    与するギヤ機構とを備え、前記第2ユニットは、前記操
    作によって摺動運動する第2摺動体と、該第2摺動体に
    係合するとともに、前記シャフトに前記回転運動と同一
    方向の回転運動を付与するカム体とを備えてなることを
    特徴とする扉の把手装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ユニットのギヤ機構は、前記第
    1摺動体の摺動に応じて回転運動するための係合突設部
    を設け、且つ、該回転運動を前記シャフトに伝達するた
    めの該シャフトの嵌合口を設けた第1ギヤと、該第1ギ
    ヤの回転運動に応じてスライドする第1ラックギヤ部を
    設け、且つ、前記スライドに伴って解除される前記ロッ
    クの、一方の係合部位である係合突体を設けたラッチと
    を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の扉の把
    手装置。
  3. 【請求項3】 前記第2ユニットのカム体は、前記第2
    摺動体の摺動に応じて回転運動するための係合突設部が
    設けられ、且つ、該回転運動を前記シャフトに伝達する
    ための該シャフトの嵌合口が設けられてなることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の扉の把手装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ユニットは、前記第1摺動体の
    摺動に応じて回転運動するとともに、前記第1ギヤと前
    記第1摺動体に関し対称となる部位に配される第2ギヤ
    と、該第2ギヤに歯合するとともに、前記ラッチに設け
    られた第2ラックギヤ部に歯合するアイドラAギヤと、
    該アイドラAギヤに歯合してこのアイドラAギヤの回転
    運動をこの回転軸に直交する軸の回転運動に変換するア
    イドラBギヤとを備え、前記第2ギヤ及びアイドラBギ
    ヤに、前記第1ギヤの回転運動の回転方向と同一の回転
    運動を前記シャフトに伝達することができる該シャフト
    の嵌合口をそれぞれ設けてなることを特徴とする請求項
    2又は3に記載の扉の把手装置。
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