JP2504810Y2 - ク―リングユニット - Google Patents

ク―リングユニット

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JP2504810Y2
JP2504810Y2 JP11125590U JP11125590U JP2504810Y2 JP 2504810 Y2 JP2504810 Y2 JP 2504810Y2 JP 11125590 U JP11125590 U JP 11125590U JP 11125590 U JP11125590 U JP 11125590U JP 2504810 Y2 JP2504810 Y2 JP 2504810Y2
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JP
Japan
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evaporator
cooling unit
casing
lower casing
case body
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JP11125590U
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俊也 内田
秀貴 小倉
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置のクーリングユニッ
トに関し、特に、ユニット内に収納支持されるエバポレ
ータの固定および気密構造を改良したものである。
(従来の技術) 自動車用空気調和装置に用いられるエバポレータは、
空気流路を形成するケース本体内に収容されてユニット
化されている(以下、クーリングユニットと称する)。
第3図に示すクーリングユニットは、上下に二分割さ
れた一対のケーシングピース2a,2bを最中合わせにして
合体させたケース本体2を有しており、内部にエバポレ
ータ4が収納支持されている。ケース本体2の内周面に
は、発泡ポリエチレン等からなるインシュレータ3が内
張りされ、上述したケーシングピース2a,2bとほぼ同形
に樹脂発泡成形されたインシュレータピース3a,3bをケ
ーシングピース2a,2bに接着剤を用いて貼着した後に、
ケース全体を最中合わせすることにより、エバポレータ
4はその全周がインシュレータ3により覆われ、かつ押
さえ込まれるようにしてケース本体2内に収納支持され
ている。
そして、インシュレータ3を介在させることにより、
ケース外部からの熱侵入を遮断して熱損失の低減を図る
と同時に、エバポレータ4とケース内周面との間の隙間
をなくしクーリングユニットに導入された全ての空気を
エバポレータ4を通過させるようにしている。また、イ
ンシュレータ3は接着剤によりケース本体2に接着され
ているため、インシュレータ3とケース本体2との間が
密着され、これによりケース外表面における結露の防止
が図られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のクーリングユニット
にあっては、エバポレータをケースに収容する場合に位
置が定まらないという組付上の問題があった。すなわ
ち、ケーシングに内張りされたインシュレータは比較的
弾力性を有しているためエバポレータをケーシングに収
納するときに位置が多少ずれたまま組み付け作業を行う
ことが少なくなかった。
また、インシュレータがエバポレータの全周に密着し
ているためコンプレッサの振動や冷媒の流動音等がエバ
ポレータからインシュレータを通ってケース本体に伝達
されやすいという欠点があり、したがって、極力インシ
ュレータを全面に設けることは避けたいが、かかる構造
を採用することは密閉性の面からは好ましくない。すな
わち、インシュレータを全面に設けない構造として、例
えば、特開昭58-191,624号公報には、防振ゴムを介装し
てエバポレータを支持することによりエバポレータから
の振動を低減する構造が開示されているが、この構造に
よると気密性が不十分である。しかも、シールパッキン
にエバポレータから発生した凝縮水が浸透し、シールパ
ッキンが腐食劣化するという欠点がある。
本考案は、上記従来技術の課題を解決するためになさ
れたものであり、エバポレータをケース内に収納支持す
るにあたり、密閉性と組付作業性の向上を図ることを目
的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、一対のケーシン
グピースを最中合わせすることにより構成されるケース
本体を有し、このケース本体内に空気を冷却するエバポ
レータを収納支持してなるクーリングユニットにおい
て、前記上ケーシングピースの頂面および下ケーシング
ピースの底面の前記エバポレータが収納される位置であ
って前記空気の流れ方向に対し略直角方向に沿って位置
決めリブを立設すると共に、前記エバポレータの前面の
外周の上下縁にシールパッキンを設け、当該シールパッ
キンをエバポレータと位置決めリブとの間に挟持させ、
かつ、少なくとも下縁のシールパッキンを前記下ケーシ
ングの底面より離間させて設けたことを特徴とするクー
リングユニットである。
(作用) このようにクーリングユニットを構成すれば、エバポ
レータを位置決めリブに当接させて上下ケーシングピー
スを組み付けるだけでエバポレータの位置出しを行うこ
とができ、組み付け作業がきわめて容易となる。また、
この位置決めリブとエバポレータとの間にシールパッキ
ンを挟持しているため、エバポレータの密閉性を確保す
ることができ、全ての取入れ空気をエバポレータに流通
させることができる。さらに、下ケーシングのシールパ
ッキンを底面から離間して設けているため、エバポレー
タから滴下した凝縮水がシールパッキンに接触すること
がなくなり、該シールパッキンの腐食劣化を防止するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案に係るクーリングユニットの一実施
例を示す分解斜視図、第2図は第1図のII-II線線に沿
う断面図である。
第1図に示すように、本実施例に係るエバポレータ4
は積層型エバポレータであり、凹部を有し盆状となった
アルミニウム合金等の素材からなるプレートを積層する
ことによって構成されている。プレス加工により凹部が
形成されたプレートは、その下端部に位置するタンク部
6と中央部に位置する蒸発部とを有し、該プレートを凹
部同志が対向するようにして多数枚積層させることによ
って、プレートの内側に冷媒流路を形成しプレートの外
側に空気流路を形成している。この空気流路には、コル
ゲートフィンが介装されており、該コルゲートフィンは
プレートの外側面にそれぞれ接合されている。また、エ
バポレータ4本体の左右両側には、サイドプレートが接
合され、このサイドプレートによってタンク部6の左右
両端が閉塞されると共にエバポレータ4全体の剛性を高
めるようにしている。このような積層型エバポレータは
従来のものと同様の構成であるため詳述しないが、本考
案のクーリングユニットに内設され得るエバポレータは
積層型エバポレータに限定されることなく、異形管エバ
ポレータなどの他のエバポレータであっても良い。
かかるエバポレータ4に取入れ空気が流入すると、コ
ルゲートフィンに沿って流れる空気と冷媒流路内を流れ
る冷媒との間で熱交換が行われ冷却空気がクーリグユニ
ットの下流に接続されたヒータユニットに送風されるこ
ととなる。
また、本実施例に係るエバポレータ4は、その上下両
端面と各ケーシングピース2a,2bとの間に防振マウント1
0a,10bを介装することによりケース本体2内に収納支持
されている。この防振マウント10a,10bは、好ましくは
空気の流れ方向に沿うエバポレータ4の長さとほぼ等し
い長さを有し、EPDM等の発泡ゴム材料の防振ゴムから形
成されている。また、これら防振マウント10a,10bの幅
は、好ましくはエバポレータ4のプレート相互間の距離
にほぼ等しく形成する。
本実施例に係るクーリングユニットにあっては、上ケ
ーシングピース2aの頂面および下ケーシングピース2bの
底面のエバポレータ4が収納される位置であって、第2
図に矢印Aにて示す空気の流れ方向に対し略直角方向に
沿って位置決めリブ5が立設されている。この位置決め
リブ5は各ケーシングピース2a,2bと一体成形されてい
るが、本考案は第1図に示すように位置決めリブ5を下
ケーシングピース2bに連続的に立設せずとも、部分的に
形成することも可能である。
また、エバポレータ4の前面の外周の上下縁にそれぞ
れウレタン等のシールパッキン14a,14bを設け、当該シ
ールパッキン14a,14bをエバポレータ4と位置決めリブ
5との間に挟持させるようにしている。さらに、上下縁
のシールパッキン14a,14bを上下ケーシングピース2a,2b
の頂面あるいは底面より離間させて設けており、これに
よりシールパッキン14bが下ケーシングピース2bの底面
に落下した凝縮水と接触するのを防止している。したが
って、本考案のクーリングユニットは少なくとも下ケー
シングピース2bに設けるシールパッキン14bを底面から
離間すれば良く、上ケーシングピース2aに設けられるシ
ールパッキン14aは該ケーシングピース2aの頂面に接触
させることもできる。
また、エバポレータ4のサイドプレートと両ケーシン
グピース2a,2bとの間にもウレタン等のシールパッキン1
5a,15bを設けている。
これらのシールパッキン14a,14b,15a,15bによりエバ
ポレータ4とケース本体2内周面との間の隙間が閉塞さ
れエバポレータ4とケーシング2との間の風洩れが防止
され、インテークユニットから取り入れられた全ての空
気をエバポレータ4に流通させることができる。
また、同図に示すように、ケース本体2内面には、エ
バポレータ4を収納支持する部分以外のところで、エプ
トシーラ等の連続発泡吸音材17が内張りされている。
なお、符号「16」はケーシングピース2bに形成された
ドレン孔を示し、該ドレン孔16により、エバポレータ4
で凝縮した水をクーリングユニットの外部に排出するよ
うにしている。
次に、本実施例の作用を説明する。
クーリングユニットを組み立てるには、まず、吸音材
17が内張りされた各ケーシングピース2a,2bに防振マウ
ント10a,10bを取付ける。次いで、上下ケーシングピー
ス2a,2bに形成された位置決めリブ5にエバポレータ4
の前面を合わせつつ、しかもエバポレータのタンク部6
が4つの防振マウント10bの凹部に合致するようにし
て、エバポレータ4をケーシングピース2b内に装着す
る。これと同時に、上下縁のシールパッキン14a,14bお
よび側面のシールパッキン15a,15bをケース内に取付け
る。そして、3つの防振マウント10aにエバポレータ4
の上端面を合わせつつ、上ケーシングピース2aを下ケー
シングピース2bに最中合わせすると、クーリングユニッ
トの組み立てが完了する。
このエバポレータの組み付けに際し、位置決めリブ5
にエバポレータ4を当接させるだけで該エバポレータ4
の位置出しを極めて容易に行うことができると共に、組
み付け後においてもエバポレータ4を強固に固定するこ
とができる。しかも、各防振マウント10a,10bは、細長
く各々独立してケーシングピース2a,2bに取付けられて
いるため組み付けに際して多少の自由度があるため、エ
バポレータ4の上下両端面の全面に対応する形状に形成
されたインシュレータ3とエバポレータ4とを組み付け
るのに比較すると、本実施例のクーリングユニットで
は、エバポレータ4の装着を相乗的に容易に行うことが
できる。
また、シールパッキン14a,14bは位置決めリブ5とエ
バポレータ4との間に強固に挟持されているため、側面
のシールパッキン15a,15bと相俟ってエバポレータ4の
周囲を通過する取入れ空気の漏洩を確実に防止すること
ができる。しかも、下縁のシールパッキン5は、下ケー
シングピース2bの底面から離間して挟持されているた
め、エバポレータ4の凝縮水に接触して腐食劣化を引き
起こすこともない。
さらに、発泡ポリエチレンからなるインンュレータを
廃止したため、従来のような接着作業がなくなり、クー
リングユニット全体の組立て作業性を更に向上させるこ
とができると共に、コスト的に有利なものとなる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されることな
く、本考案の要旨を越えない限りにおいて種々に変形す
ることができる。
例えば、エバポレータをケーシング内に支持する防振
マウントである防振ゴムは上述した実施例のような構成
によらずとも他の構造であっても良い。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、下ケーシングピ
ースの底面および上ケーシングピースの頂面のエバポレ
ータが収納される位置であって空気の流れ方向に対し略
直角方向に沿って位置決めリブを立設すると共に、エバ
ポレータの前面の外周の上下縁にシールパッキンを設
け、当該シールパッキンをエバポレータと位置決めリブ
との間に挟持させ、かつ、少なくとも下縁のンールパッ
キンを下ケーシングの底面より離間させて設けたため、
エバポレータを組み付ける場合の組付性が向上すると共
に、エバポレータの周囲の密閉性も格段に向上し、しか
も、エバポレータから滴下した凝縮水がシールパッキン
に接触することがなくなり、該シールパッキンの腐食劣
化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るクーリングユニットの一実施例
を示す分解斜視図、第2図は第1図のII-II線に沿う断
面図、第3図は従来のクーリングユニットを示す分解斜
視図である。 1……クーリングユニット、2……ケース本体、2a,2b
……ケーシングピース 4……エバポレータ、5……位置決めリブ、14a,14b…
…シールパッキン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に分割された一対のケーシングピース
    (2a,2b)を最中合わせすることにより構成されるケー
    ス本体(2)を有し、このケース本体(2)内に空気を
    冷却するエバポレータ(4)を収納支持してなるクーリ
    ングユニットにおいて、 前記上ケーシングピース(2a)の頂面および下ケーシン
    グピース(2b)の底面の前記エバポレータ(4)が収納
    される位置であって前記空気の流れ方向(A)に対し略
    直角方向に沿って位置決めリブ(5)を立設すると共
    に、前記エバポレータ(4)の前面の外周の上下縁にシ
    ールパッキン(14a,14b)を設け、当該シールパッキン
    (14a,14b)をエバポレータ(4)と位置決めリブ
    (5)との間に挟持させ、かつ、少なくとも下縁のシー
    ルパッキン(14b)を前記下ケーシング(2b)の底面よ
    り離間させて設けたことを特徴とするクーリングユニッ
    ト。
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JP4529799B2 (ja) * 2005-06-01 2010-08-25 株式会社デンソー 空調ユニット
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