JP2504615Y2 - 床用パネル - Google Patents

床用パネル

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JP2504615Y2
JP2504615Y2 JP1990082079U JP8207990U JP2504615Y2 JP 2504615 Y2 JP2504615 Y2 JP 2504615Y2 JP 1990082079 U JP1990082079 U JP 1990082079U JP 8207990 U JP8207990 U JP 8207990U JP 2504615 Y2 JP2504615 Y2 JP 2504615Y2
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panel
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JP1990082079U
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次美 町村
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、二重床を構成するための床用パネルの改良
に関するものである。
〔従来の技術〕
オフィス等において、コンクリート等の床基盤の上方
に適宜隙間を隔てて床用パネルを縦横に整列して多数枚
敷設することにより、室の床を中空状の二重床に形成す
ることが行われているのは周知の通りである。
そして、床用パネルに、その上下両面に貫通する小孔
を当該床用パネルの全面にわたって多数穿設して、空調
装置から二重床の空所に送り出した冷気や暖気等の調和
空気を、前記床用パネルに穿設した多数の通気孔を介し
て室内に噴出させたり、或いは、室内の汚れた空気を前
記床用パネルの小孔を介して二重床の空所内に吸引した
りすることが考えられている。
その場合、例えば実公昭48-38908号公報や実開昭61-7
3729号公報には、床用パネルの下面に、各小孔の開口面
積を増減調節するための流量調節板を配設して、この流
量調節板を回動操作等することにより、床用パネルから
の通気量を調節できるようにした考案が開示されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、室内の空調を的確に行うには、単に調和空
気の噴出量や吸引量を調節できるようにするだけでは足
りず、調和空気を狭い範囲で強く噴出させたり、広い範
囲で緩やかに噴出させたりすると言うように、噴出部又
は吸引部の面積を増減できるようにするのが好ましい。
しかし、前記両先行技術は、床用パネルに穿設した全
ての小孔の開口面積を流量調節板で一斉に調節するもの
で、個々の床用パネルごとに通気可能な状態と通気不能
な状態とに切り換えることしかでいないため、床用パネ
ルの面積が広いと、空調用の噴出部又は吸引部の面積を
細かく変更することができないと言う制約がある。
従って、これらの先行技術においては、二重床を形成
した後において、空調用の噴出部又は吸引部の面積を細
かく変更できるようにするには、床用パネルの平面積を
極く小さいものに形成しておいて、噴出部又は吸引部と
して使用する床用パネルの個数を増減するようにしなけ
ればならないが、かくすると、単位面積当たりに使用す
る床用パネルの個数が増大して、二重床の施工に要する
手間が増大すると言う問題が生じることになる。
つまり、空調を的確に行えるようにすることと、二重
床の施工の手間を軽減することとが相反するのであっ
た。
また、この先行技術は、流量調節板が床用パネルの下
面に設けられていることより、空調用の噴出部又は吸引
部として使用していない床用パネルにおける小孔に、室
内の細かいゴミやホコリが溜まるため、空調用の噴出部
を変更したり増設したりした場合、調和空気を噴出させ
る当初において、小孔に溜まったゴミやホコリが調和空
気と共に室内に吹き上げられてしまい、室内の環境を悪
化すると言う点にも問題があった。
本考案は、これらの問題を解消した床用パネルを提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、 「床基盤の上方に適宜隙間を隔てて敷設するようにした
パネル本体を備えており、該パネル本体は、当該パネル
本体から下向きに突設した複数本の脚体で前記床基盤上
に直接に支持されるか、又は、床基盤上に載置した根太
部材にて支持されるかすることにより、当該パネル本体
と床基盤との間に送気用の隙間が開くように設定されて
おり、このパネル本体の上面に、空調用の通気エリアを
構成する複数の凹所を、互いに分離した状態で形成し、
これら各凹所の各々に、パネル本体の上下両面に貫通し
た通気孔を複数個ずつ穿設すると共に、各凹所に、当該
凹所にきっちり嵌まるようにしたカバー板を、その上面
がパネル本体の上面と同一平面状となるようにして着脱
自在に装着する」 の構成にした。
〔考案の作用・効果〕
この構成において、一つのパネル本体における複数の
凹所のうち、適宜数の凹所におけるカバー板を取り除く
と、そのカバー板が取り除かれた凹所における通気孔の
みが室内に開口するから、床用パネルの平面積を大きく
形成した場合であっても、空調用の噴出部又は吸引部の
面積を増減変更できる。換言すると、空調用の噴出部又
は吸引部の面積を増減変更する機能を損なうことなく、
床用パネルの平面積を増大できることになる。
従って本考案によれば、空調用の噴出部又は吸引部の
面積を細かく増減変更する機能を損なうことなく、床用
パネルの平面積を増大できるから、室内の空調を的確に
行えるものでありながら、単位面積当たりに使用する床
用パネルの枚数を低減して、二重床の施工に要する手間
を低減できる効果を有する。
しかも、パネル本体における任意の凹所の箇所を通気
に利用していない場合、その通気に利用していない凹所
の通気孔は、凹所にきっちり嵌め込んだカバー板で塞が
れているから、通気用に使用していない凹所における通
気孔にゴミやホコリが溜まることはないのであり、従っ
て、空調用の噴出部の位置を変更したり増設した場合
に、調和空気を噴出させる当初においてゴミやホコリが
室内に吹き上がって室内の環境が悪化することも防止で
きるのである。
更に、凹所を通気用に利用していない場合に当該凹所
を塞ぐカバー板は、パネル本体の上面と同一平面状とな
るようにして凹所内に嵌め込まれているから、床の使い
勝手を格段に向上できる利点も有する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は第1実施例であり、両図において符号
1は、アルミダイキャストとか硬質合成樹脂の一体成形
等にて形成したブロック状のパネル本体を示す。該パネ
ル本体1の四隅には各々脚体1aを一体的に造形してお
り、これら各脚体1aに、パネル本体1の上面に開口する
ようにねじ孔2を穿設し、これら各ねじ孔2に、パネル
本体1の上方から回転操作するようにしたアジャスター
ボルト3を螺合している。
更に、パネル本体1の上面に平面視で矩形の浅い凹所
4を4箇所形成することにより、各凹所4の箇所を通気
エリア1bと成し、各凹所4に、パネル本体1の上下両面
に貫通した適宜径の通気孔5を適宜個数ずつ穿設してい
る。更に各凹所4には、横ずれ不能の状態できっちり嵌
まり込むようにしたカバー板6を、パネル本体1の上面
と同一平面を成すようにして着脱自在に装着できるよう
にしている。
なお、前記パネル本体1の四周側面にはキー溝状の係
合溝7を環状に形成し、該係合溝7に、軟質ゴムやスポ
ンジ等の軟質材製のパッキン材8を嵌着することによ
り、相隣接したパネル本体1における側面間を隙間を密
閉している。
符号9は、空調装置(図示せず)におけるメインダク
トで、該メインダクト9の先端から中継容器10を介して
適宜本数の枝ダクト11を分岐し、第2図に示すように、
各枝ダクト11の先端を、パネル本体1における1つ又は
複数の凹所4の下面に連結部材12を介して接合してい
る。従って、パネル本体1における一つ又は複数の凹所
4における通気孔5から冷気や暖気等の調和空気を室内
に噴出させたり、室内の汚れた空気を枝ダクト11から吸
引除去したりでききる。
枝ダクト11が接続されていない通気エリア1bの凹所4
にはカバー板6を装着して、通気孔5を塞いでおく。符
号13はカーペットを示す。
以上の構成において、冷気や暖気を狭い範囲から噴出
させたい場合には、第2図に示すように、枝ダクト11を
パネル本体1における一つの凹所4の下面に接合し、広
い範囲から噴出させたい場合には、枝ダクト11を複数の
凹所4の下面に接合すれば良く、空調用の噴出部又は吸
引部の面積を、1つのパネル本体1において、凹所4の
区画数だけ段階的に増減できることになる。
このように、一つのパネル本体1において、空調用の
噴出部又は吸引部の面積を段階的に変更することができ
るから、パネル本体1の平面積を小さくすることなく、
空調用の噴出部又は吸引部の面積を増減変更できるので
あり、その結果、室内の空調を的確に行えるものであり
ながら、単位面積当たりに使用する床用パネルの数を低
減して、二重床の施工の手間を低減できるのである。
しかも、カバー体6がパネル本体1の上面に装着され
ていることにより、空調用に使用していない凹所4の通
気孔5にゴミやホコリが入ることはないから、噴出部の
位置を変更したり増設したりしても、調和空気を噴出さ
せる当初においてゴミやホコリが室内に吹き上がる不都
合を防止できるのである。
また、空調用に使用していない凹所4を塞ぐカバー板
4はパネル本体1の上面と同一平面状であるから、使い
勝手が良い。
上記の実施例は、パネル本体1の下面に枝ダクト11を
接合するようにした場合であったが、第3図及び第4図
に第2実施例として示すように、パネル本体1における
通気孔5の内径を大きくして、これら通気孔5から枝ダ
クト11(又はメインダクト9)を室内に引き出すように
しても良いし、また、通気孔5の形状も、第5図に第3
実施例として示すように円弧状に形成するなど、他の形
状であっても良いし、更に、各通気エリア1bの面積を互
いに異ならせても良いのである。
第6図に示す第4実施例は、相隣接した通気エリア1b
の境界にコード挿通溝14を形成して、該コード挿通溝14
を、着脱自在な蓋体15にて塞ぐようにしたものであり、
このように構成すると、配線を容易に行える利点を有す
る。
なお、第6図の実施例におけるカバー板6の上面に
は、第7図に明示するように、V形等の凹溝16を縦横に
多数刻設しており、このように構成すると、カーペット
13との摩擦が増大するので、カーペット13が滑ることを
防止できる。この場合、カバー板6を、各凹溝16の箇所
で折損できるように構成する一方、パネル本体1におけ
る凹所4の縦横の幅寸法を、凹溝16のピッチの整数倍に
設定しておくと、幅広い状の素材から所定の寸法のカバ
ー板6を簡単に形成することができるので、各凹所4の
面積を異ならせた場合でも、カバー板6を簡単に形成で
きる。
第8図に示す第5実施例は、パネル本体1を、金属板
製の枠体17と、該枠体17の上面に嵌着したブロック体18
とで構成したものである(パネル本体1の全体を金属板
にて形成しても良いことは言うまでもない)。
第9図に示す第6実施例は、第1図及び第2図のよう
に枝ダクト11をパネル本体1の下面に接続することに代
えて、二重床における空所20に、床基盤Aを貫通したメ
インダクト9又は室内に設置した空調装置からのメイン
ダクト9の開口端を臨ませ、空所20内に調和空気を噴出
させてから、任意のパネル本体1におけるカバー板6を
取り外すことにより、調和空気を室内に噴出させるよう
にしたものである。
この第9図の空調方式を採用する場合、前記のように
パネル本体1の外周面にパッキン材8を装着しておく
と、相隣接したパネル本体1の端面間の隙間から調和空
気が漏れることを防止できるのであるので好適である。
上記の各実施例は、パネル本体1を直接に床基盤A上
に設置するようにした場合であったが、パネル本体1
は、床基盤Aに設置した根太部材を介して支持するよう
にしても良いのであり、また、通気孔5はコード挿通孔
に利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は敷設状態での一
部切り欠き斜視図、第2図は第1図のII-II視断面図、
第3図は第2実施例の平面図、第4図は使用状態での第
3図のIV-IV視断面図、第5図は第3実施例の平面図、
第6図は第4実施例の斜視図、第7図は第6図における
カバー板の拡大斜視図、第8図は第5実施例の断面図、
第9図は第6実施例の断面図である。 1……パネル本体、1a……脚体、1b……通気エリア、4
……凹所、5……通気孔、6……カバー、9,10……ダク
ト、14……コード挿通溝、15……蓋体、16……凹溝、20
……空所。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床基盤の上方に適宜隙間を隔てて敷設する
    ようにしたパネル本体を備えており、該パネル本体は、
    当該パネル本体から下向きに突設した複数本の脚体で前
    記床基盤上に直接に支持されるか、又は、床基盤上に載
    置した根太部材にて支持されるかすることにより、当該
    パネル本体と床基盤との間に送気用の隙間が開くように
    設定されており、このパネル本体の上面に、空調用の通
    気エリアを構成する複数の凹所を、互いに分離した状態
    で形成し、これら各凹所の各々に、パネル本体の上下両
    面に貫通した通気孔を複数個ずつ穿設すると共に、各凹
    所に、当該凹所にきっちり嵌まるようにしたカバー板
    を、その上面がパネル本体の上面と同一平面状となるよ
    うにして着脱自在に装着したことを特徴とする床用パネ
    ル。
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JP5590789B2 (ja) * 2008-12-04 2014-09-17 株式会社Nttファシリティーズ 床パネル一体型ダクト部材
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