JP2504480Y2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2504480Y2
JP2504480Y2 JP11242689U JP11242689U JP2504480Y2 JP 2504480 Y2 JP2504480 Y2 JP 2504480Y2 JP 11242689 U JP11242689 U JP 11242689U JP 11242689 U JP11242689 U JP 11242689U JP 2504480 Y2 JP2504480 Y2 JP 2504480Y2
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power supply
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JP11242689U
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裕二 中林
徳雄 辛島
成乃亮 小原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ダブルスポット生成用の予熱トランスを有
した放電灯点灯装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より放電灯のフィラメントの断線を検出するため
に、インバータを駆動する直流電源をフィラメントに接
続することにより検出する方法が提案されている(特願
昭61−5241号)。
第6図にその例を示す。交流電源1を投入すると、全
波整流器2により整流され、コンデンサC1により平滑さ
れて直流電圧が得られる。コンデンサC1の電圧が上昇す
ると、起動回路3によりトランジスタQ2がオンする。以
後、電流帰還用のトランスCTの各2次巻線から得られる
帰還電流により、トランジスタQ1,Q2は交互にオンオフ
して、放電灯4に交流電流が流れる。この交流電流の周
波数は、コンデンサC2とインダクタンス素子L1の共振周
波数に応じて決定される。カップリング用コンデンサC0
の容量値は共振用コンデンサC2に比べて大きく、共振に
は寄与しない。尚、トランジスタQ1,Q2、トランスCT等
でインバータを構成している。
放電灯4が正常な場合には第7図に示すように、コン
デンサC1にて平滑して得られた直流電源E1→抵抗R11
フィラメントb→抵抗R10→フィラメントa→抵抗R4
抵抗R5→直流電源E1のループで電流が流れる。このルー
プに電流が流れると、A点に電位が発生するため、トラ
ンジスタQ5がオンし、トランジスタQ4がオフするため、
インバータは正常に発振する。
ここで、無負荷時及び放電灯4のフィラメントa,bの
少なくとも一方が断線した場合、上記の電流ループはな
くなり、A点がLレベルになるため、トランジスタQ5
オフし、トランジスタQ4がオンするため、トランジスタ
Q2がオフし、インバータは発振を停止する。すなわち、
無負荷やフィラメントの断線を検出して、インバータの
発振を停止するようになっている。尚、抵抗R4,R5等で
検出回路10を構成し、トランジスタQ4,Q5等で制御回路
11を構成している。
第8図はダブルスポット生成用の予熱トランスT1,T2
を有した高周波点灯装置に第6図の無負荷、フィラメン
ト断線検出回路を応用した例である。尚、動作について
は、特願昭63−128720号に記載されている。この回路
は、所謂高周波点灯予熱位相差90度方式のダブルスポッ
ト点灯装置であり、給電点α,βよりランプ電流Ilaは
図示するように、Ila1とIla2に分流される。この分流電
流Ila1とIla2の比が1に近い程、2つの輝点温度は低く
なり、ダブルスポットが安定に生成されることになる。
放電灯4が正常時には、第9図に示すように、直流電
源E1→抵抗R11→フィラメントb→抵抗R10→フィラメン
トa→抵抗R4→抵抗R5→直流電源E1のループで電流が流
れる。従って、A点には電位が発生し、トランジスタQ5
がオン、トランジスタQ4がオフするため、インバータは
正常に発振する。
しかし、無負荷時及びフィラメントの断線時には以下
のようにインバータの発振は停止する。例えば、フィラ
メントbが断線した場合には、直流電源E1→抵抗R11
コンデンサC4→抵抗R10→フィラメントa→抵抗R4→抵
抗R5→直流電源E1となるが、直流カット用コンデンサC4
のために、A点には電位が発生せず、インバータの発振
は停止する。
[考案が解決しようとする課題] かかる場合に、次のような問題点がある。
直流カット用コンデンサC4の存在のため、上記分流
電流の分流比が悪くなり、2つの輝点温度に差が生じ、
輝点温度が高くなったり、ダブルスポットの生成が不安
定になったりする。そのため、放電灯の寿命が悪化す
る。
上記の問題解決のために、直流カット用コンデン
サC4の容量は極力大きくする必要があるが(ダブルスポ
ットの安定のためには、インピーダンスを小さくする必
要があるため)、コンデンサC4の形状が極めて大きくな
る。
本考案は、上述の点に鑑みて提供したものであって、
ダブルスポット生成を不安定にすることなく、無負荷,
フィラメント断線検出機能を達成することを目的とした
放電灯点灯装置を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、検出回路に電流を流す第2の直流電源を設
け、この第2の直流電源の電圧を第1の直流電源の電圧
より低く設定したものである。
[作用] 而して、第2の直流電源の電圧を第1の直流電源の電
圧より低く設定することで、直流カット用のコンデンサ
の容量を大きくすることを可能とし、予熱トランスの予
熱巻線と放電灯のフィラメントへ分流される分流比を1
に近くして、スポット温度を低減し、ダブルスポットの
形成を安定にしている。
[実施例1] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。本
考案はインバータ駆動用の直流電源E1よりも低電圧の直
流電源E2により、無負荷,フィラメント断線検出を行
い、直流カット用のコンデンサの容量を極力大きくした
ものである。
第1図に具体回路図を示す。尚、インバータの動作、
及びダブルスポットの生成回路は第8図と全く同じであ
る。第1図に示すように、インバータ駆動用の直流電源
E1の電圧を抵抗R8とR9とで分圧することにより、無負荷
検出用の直流電源E2を得ている。ここで、直流電源E1
電圧より直流電源E2の電圧の方を低く設定している。直
流カット用のコンデンサC3,C4の容量はダブルスポット
安定生成のために、極力大きくしてある。
放電灯4の正常時には、第2図に示すように、直流電
源E2→フィラメントb→抵抗R10→フィラメントa→抵
抗R4→抵抗R5→直流電源E2のループ電流が流れる。従っ
て、A点には電位が発生し、インバータは正常に発振す
る。
無負荷時あるいはフィラメントの断線時には、以下の
ようになる。例えば、フィラメントbが断線したする
と、第3図に示すように、直流電源E2→コンデンサC4
抵抗R10→フィラメントa→抵抗R4→抵抗R5→直流電源E
2のループであるが、直流カット用コンデンサC4のため
に、A点には電位が発生せず、インバータは発振を停止
する。
ここで、無負荷検出用や、フィラメントの断線検出用
としての直流電源E2の電圧を、インバータ駆動用の直流
電源E1の電圧よりも小さくしているので、直流カット用
コンデンサC3,C4の容量を大きくしても、コンデンサ形
状は小型に構成できるものである。また、直流カット用
コンデンサC3,C4の容量を大きくしたので、分流電流の
比が1に近くなり、スポット温度が低減され、ダブルス
ポットが安定して形成される。
[実施例2] この実施例では、第4図に示すように、直流電源E1
電圧より低い直流電源E2の電圧を得るのに、電源トラン
スT0、ダイオードブリッジDB、平滑コンデンサC5を用い
たものである。尚、全体の動作は先の実施例と同様であ
る。
[実施例3] 第5図は直列2灯用の回路例である。T1,T2,T3,T4
はダブルスポット生成用の予熱トランスで、コンデンサ
Csは2灯を直列に点灯するためのシーケンスコンデンサ
である。また、C5、C6、C7、C8は直流カット用のコンデ
ンサである。2灯の放電灯4のいずれのフィラメントが
断線しても、上記直流カット用のコンデンサC5、C6
C7、C8の作用で、検出用の直流電源が流れず、インバー
タは発振を停止する。また、インダクタンスL2は、B点
から高周波電流が逆流するのを防止するものであり、こ
のインダクタンスL2の作用で、回路ロスが低減できるも
のである。尚、L2はインダクタンスに限らず、ダイオー
ドでも良い。
上記各実施例においては、直列共振型のインバータに
ついて説明したが、インバータの種類はこれに限るもの
ではなく、ダブルスポット生成用のトランスを有するも
のであれば、同様の効果がある。
また、各実施例においては、すべて無負荷時には、強
制的にトランジスタQ1,Q2の作動を停止させる構成を示
したが、これも限定するものではなく、例えば、無負荷
時には、トランジスタQ1,Q2の動作を間欠的に行うもの
や、出力電圧を所定値以下に強制的に低下させるもので
も良い。
[考案の効果] 本考案は上述のように、検出回路に電流を流す第2の
直流電源を設け、この第2の直流電源の電圧を第1の直
流電源の電圧より低く設定したものであるから、第2の
直流電源の電圧を第1の直流電源の電圧より低く設定す
ることで、直流カット用のコンデンサの容量を大きくす
ることを可能とし、しかも、コンデンサの容量を大きく
しても、コンデンサの形状を小型に構成でき、また、コ
ンデンサの容量を大きくすることで、予熱トランスの予
熱巻線と放電灯のフィラメントへ分流される分流比を1
に近くして、スポット温度を低減し、ダブルスポットが
安定して形成される効果を奏するものである。
また、第2の直流電源と直列に高周波電流逆流防止用
のインピーダンスを接続したことで、高周波電流の逆流
を防止して回路のロスを低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の具体回路図、第2図は同上の
放電灯が正常な場合の説明図、第3図は同上のフィラメ
ントが断線した場合の説明図、第4図は他の実施例の具
体回路図、第5図は更に他の実施例の具体回路図、第6
図は従来例の具体回路図、第7図は同上の放電灯が正常
な場合の説明図、第8図は他の従来例の具体回路図、第
9図は同上の放電灯が正常な場合の説明図、第10図は同
上のフィラメントが断線した場合の説明図である。 4は放電灯、a,bはフィラメント、E1は第1の直流電
源、E2は第2の直流電源である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小原 成乃亮 大阪府大阪市淀川区新高3丁目6番1号 明治ナショナル工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−166494(JP,A) 特開 平1−298691(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の直流電源を高周波に変換して放電灯
    を点灯させるインバータと、放電灯のフィラメントに接
    続されたダブルスポット生成用の予熱トランスとを有
    し、放電灯の両フィラメントに夫々予熱トランスの予熱
    巻線と直流カット用のコンデンサとの直列回路を並列に
    接続し、両フィラメントの一端間にインピーダンス素子
    を接続し、上記インピーダンス素子を介してフィラメン
    トに流れる電流を検出してフィラメントの有無を検出す
    る検出回路を設けた放電灯点灯装置において、上記検出
    回路に電流を流す第2の直流電源を設け、この第2の直
    流電源の電圧を第1の直流電源の電圧より低く設定した
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】第2の直流電源と直列に高周波電流逆流防
    止用のインピーダンスを接続したことを特徴とする請求
    項1記載の放電灯点灯装置。
JP11242689U 1989-09-26 1989-09-26 放電灯点灯装置 Expired - Lifetime JP2504480Y2 (ja)

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JPH0353799U JPH0353799U (ja) 1991-05-24
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