JPH0612714B2 - 蛍光灯点灯装置 - Google Patents

蛍光灯点灯装置

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JPH0612714B2
JPH0612714B2 JP62011112A JP1111287A JPH0612714B2 JP H0612714 B2 JPH0612714 B2 JP H0612714B2 JP 62011112 A JP62011112 A JP 62011112A JP 1111287 A JP1111287 A JP 1111287A JP H0612714 B2 JPH0612714 B2 JP H0612714B2
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JP
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preheating
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lamps
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裕二 中林
茂久 吉田
大志 城戸
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、定格ランプ電流の等しい複数種の蛍光灯を適
合ランプとする蛍光灯点灯装置に関するものである。
[背景技術] 従来、定電流特性を有するインバータ回路を用いたこの
種の蛍光灯点灯装置としては、第4図に示すように、ダ
イオードブリッジDB、発振用のトランジスタQ1,Q2
ベース抵抗R1,R2、発振トランスT1、定電流インダクタ
ンスL1、共振コンデンサC3にて形成されたプッシュプル
インバータ式のものがあり、動作は以下のようになって
いる。
いま、入力された商用電源ACは、ダイオードブリッジ
DBにて全波整流され、定電流インダクタンスL1および
発振トランスT1の1次巻線n1a,n1bを介してトランジス
タQ1,Q2に印加される。このとき同時に、ベース抵抗R1,
R2を介してトランジスタQ1,Q2にベース電流が供給され
る。このベース電流の供給によって、どちらか一方のト
ランジスタ(例えばQ1)がまず導通し、コレクタ電流が
流れ始める。トランジスタQ1にコレクタ電流が流れ始め
ると、そのコレクタ電流によって発振トランスT1の帰還
巻線n3に電圧が誘起され、一方のトランジスタQ1を不導
通にし、他方のトランジスタQ2を導通させるような帰還
がかかり、同様にしてトランジスタQ1,Q2が交互にオ
ン、オフして所定周波数(約30〜45KHZ)の発振が
行なわれる。この発振によって発振トランスT1の2次巻
線n2および予熱巻線n4,n5にそれぞれ高周波の点灯電圧V
2および予熱電圧Vが誘起され、蛍光灯laを予熱しな
がら点灯する。
ところで、このような従来例において、発振トランスT1
は、ランプ電流制御用のインピーダンス要素を簡略化し
て小型化を図るためにリーケージ型トランスが用いられ
ており、蛍光灯laのフィラメントに印加する予熱電圧V
を発生させる予熱巻線n4,n5は発振トランスT1の2次
側に設けられていた。しかしながら、このような従来例
にあっては、予熱巻線n4,n5を2次側に設けているため
に以下のような問題点があった。すなわち、蛍光灯laが
点灯していない無負荷時には、フィラメント印加される
予熱電圧Vは、 V=(n/(n+n+n)×V で決定されるが、蛍光灯laの点灯時は、ランプ電流が流
れることによって発振トランスT1の2次電圧はV2から点
灯ランプ電圧Vlaまで減少するため、点灯時の予熱電圧
V′は、 V′=(Vla/V2)×V……………(1) となって、無負荷時の予熱電圧Vよりも低くなる。
また、蛍光灯laの一方のフィラメントからのみ放電する
半波点灯時の予熱電圧V″は、半波点灯時のランプ電
圧をVla′とすると V″=(Vla′/V2)×V……………(2) となって、同様に無負荷の予熱電圧Vよりも低くな
る。
したがって、第4図従来例にあっては、無負荷時の予熱
電圧Vに比べて点灯時、半波点灯時にフィラメントの
予熱電圧V′,V″が低くなってしまうことによ
り、異常点灯状態が発生し易く、ランプ寿命が短くなる
という問題があった。特に、定電流特性を有するプッシ
ュプルインバータを用い、異なったワット数でランプ電
流が同一の複数種の蛍光灯la(例えば、ワット数が8〜
20W(定格ランプ電圧が異なる)でランプ電流が約
0.2A)を適合ランプとしている場合において、上述
の予熱電圧V′,V″の低下は大きな問題であっ
た。すなわち、高いワット数の蛍光灯la(ランプ長が長
く、始動電圧が高い)の始動性能の確保のためには、2
次電圧V2を高くする必要があるので、低ワット数の蛍光
灯laの点灯時における始動過程で蛍光灯laが半波点灯し
た場合において、上記(2)式によりフィラメントに印
加される予熱電圧V″が大幅に低下して予熱電流が低
下するため、正常点灯に移行せずに半波点灯が継続する
場合がある。なお、この半波点灯は特に10W以下の低
ワット数の蛍光灯laの場合に発生し易く、半波点灯が継
続した場合には、ランプ寿命が極端に短くなるという不
都合がある。また、たとえ半波点灯から正常点灯に移行
できたとしても、大幅な予熱不足で始動することになる
ため、フィラメントの電極消耗は極めて大きいという問
題があった。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、異なったワット数でランプ電流が同
一の複数種の放電灯を適合蛍光灯とした場合において、
低ワット数の蛍光灯の半波点灯の継続を防止することが
でき、しかもコストアップすることなく簡単な構成で実
現でき蛍光灯点灯装置を提供することにある。
[発明の開示] (実施例1) 第1図は本発明一実施例を示すもので、定格ランプ電流
が略等しく定格ランプ電圧がそれぞれ異なる複数種の蛍
光灯laを適合ランプとし出力V−I特性が定電流特性を
有するインバータ回路INで、リーケージ型の発振トラ
ンスT1にて昇圧した2次巻線n2の出力電圧を1次巻線n1
を介することなく直接蛍光灯laに印加するようにした従
来例と同様の蛍光灯点灯装置において、上記蛍光灯laの
フィラメントに印加する予熱電圧Vを発生させる予熱
巻線n4,n5を上記発振トランスT1の1次側に設けたもの
である。なお、他の構成および動作は第4図従来例と同
様であるので、詳細な説明は省略する。
以下、実施例の動作について説明する。いま、プッシュ
プル式のインバータ回路INの出力V−I特性は第3図
に示すように、複数種の蛍光灯laのうちいずれか1灯を
点灯させた場合に定格ランプ電流が略一定で定格出力が
得られ、しかも前記複数種の蛍光灯laのが適合ランプと
なるような急峻な垂下性の定電流特性(2次短絡電流に
ランプ電流値が近接する)を有しており、実施例では、
無負荷時の2次電圧V2は255V、予熱電圧Vはラン
プ寿命を考慮して5Vに設定している。また、このイン
バータ回路IN出力にて点灯される異なったワット数で
ランプ電流が同一の蛍光灯laのランプ特性は、下表のよ
うになっている。
これらの、各種蛍光灯la(FSR303T6,FSR2
4T6,FSR30T6,FSR32T6,FSR36
T6)を前記従来例の蛍光灯点灯装置で点灯した場合に
おける無負荷時、点灯時、半波点灯時におけるフィラメ
ントに印加される予熱電圧V,V′,V″は下表
のようになる。なお、表には過飽和リアクトルL2を蛍光
灯laに並列接続した場合における半波点灯時の予熱電圧
V″も示してある。
上表から明らかなように、点灯時および半波点灯時にお
ける予熱電圧V′,V″は無負荷時の予熱電圧V
に比べて大幅に低下し、ランプ寿命に悪影響を与えるこ
とになり、特に低ワット数の蛍光灯la(FSR303T
6)では、半波点灯が継続してランプ寿命が極めて短く
なるという問題があった。ところで、本発明にあって
は、フィラメントの予熱巻線n4,n5を発振トランスT1
1次側に設けており、無負荷時、点灯時、半波点灯時に
おける蛍光灯laのフィラメントに印加される電圧は、無
負荷時の予熱電圧Vとなって入力電圧により決定され
る一定電圧になるので、異なったワット数でランプ電流
が同一の複数種の蛍光灯laを適合蛍光灯とした場合にお
いて、低ワット数の蛍光灯laの半波点灯の継続を有効に
防止することができる。また、予熱巻線n4,n5をリーケ
ージ型の発振トランスT1の1次側に設けるだけであるの
で、コストアップすることなく簡単な構成で実現するこ
とができる。
(実施例2) 第2図は他の実施例を示すもので、蛍光灯laと並列に過
飽和リアクトルL2を設け、ランプ寿命末期の半波点灯時
に直流成分を流し込み、ランプ電流の増加を防止するよ
うにしたものであり、他の構成は実施例1と同様であ
る。但し、実施例では、ダイオードD1,D2、コンデンサC
4および抵抗R3,R4よりなるサージ吸収回路、ヒューズF
および非線形抵抗素子ZNRのような保護素子を付加し
ている。
いま、蛍光灯laに過飽和リアクトルL2を並列に接続した
場合には、低ワット数の蛍光灯laの始動過程における半
波点灯時においても直流成分を流し込むため、過飽和リ
アクトルL2を有しない場合よりも予熱電圧の低下がより
大きくなって半波点灯継続による問題が著しくなるの
で、予熱巻線n4,n5を1次側に設けたことによる本発明
の効果は特に顕著になる。
なお、上述の実施例1,2では、インバータ回路INと
してプッシュプルインバータ式のものを用いているが、
定電流特性を有するものであれば他の方式のインバータ
回路であっても同様の効果が得られることは言うまでも
ない。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように、定格ランプ電流が略等しく定格
ランプ電圧がそれぞれ異なる複数種の蛍光灯を適合ラン
プとし、上記複数種の蛍光灯のうちいずれか1灯を点灯
させた場合に定格ランプ電流が略一定で定格出力が得ら
れ、しかも前記複数種の蛍光灯が適合ランプとなるよう
に、高周波点灯インバータの出力V−I特性を急峻な垂
下性の定電流特性とし、このインバータ回路の出力をリ
ーケージ型の発振トランスで昇圧して直接蛍光灯に印加
する構成としているので、定格ランプ電圧の異なる蛍光
灯を安定に点灯できるようになっており、しかも、リー
ケージ型の発振トランスの1次側に予熱巻線を設けてい
るので、定格ランプ電圧と略同一の2次出力電圧が得ら
れ、定格ランプ電圧の異なる複数種の蛍光灯に対して略
同等の予熱電流を供給でき、半波点灯継続状態になるの
を確実に防止し、半波点灯状態の継続による不都合(ラ
ンプの短寿命化)を回避できるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は同上の他
の実施例を示す回路図、第3図は本発明に係るインバー
タ回路の動作説明図、第4図は従来例の回路図である。 INはインバータ回路、T1は発振トランス、laは蛍光
灯、n4,n5は予熱巻線、L2は過飽和リアクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城戸 大志 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−130997(JP,U) 実開 昭49−47145(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定格ランプ電流が略等しく定格ランプ電圧
    がそれぞれ異なる複数種の蛍光灯を適合ランプとし、上
    記複数種の蛍光灯のうちいずれか1灯を点灯させた場合
    に定格ランプ電流が略一定で定格出力が得られ、しかも
    前記複数種の蛍光灯が適合ランプとなるように、出力V
    −I特性を急峻な垂下性の定電流特性とした高周波点灯
    インバータ回路で、リーケージ型の発振トランスにて昇
    圧した2次巻線の出力電圧を1次巻線を介することなく
    直接蛍光灯に印加するようにした蛍光灯点灯装置におい
    て、上記蛍光灯のフィラメントに印加する予熱電圧を発
    生させる予熱巻線を上記発振トランスの1次側に設けた
    ことを特徴とする蛍光灯点灯装置。
  2. 【請求項2】放電灯と並列に過飽和リアクトルを設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の蛍光灯点
    灯装置。
JP62011112A 1987-01-20 1987-01-20 蛍光灯点灯装置 Expired - Lifetime JPH0612714B2 (ja)

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JP2005310755A (ja) * 2004-03-23 2005-11-04 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電灯点灯装置および照明装置

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