JP2504402Y2 - 建築用壁板 - Google Patents

建築用壁板

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JP2504402Y2
JP2504402Y2 JP446192U JP446192U JP2504402Y2 JP 2504402 Y2 JP2504402 Y2 JP 2504402Y2 JP 446192 U JP446192 U JP 446192U JP 446192 U JP446192 U JP 446192U JP 2504402 Y2 JP2504402 Y2 JP 2504402Y2
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正 中西
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株式会社東亜
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、外装及び内装に用い
られる建築用壁板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の建築用壁板としては、従来よ
り、例えば図3で示すものがある。それは、表面に防水
加工を施した化粧板2の裏面に、断熱箔シート7で裏打
ちした気泡性樹脂部材8を貼着して壁板1を構成し、上
記化粧板2の上辺部分2aを段落状に折り曲げて、それ
ぞれ係合凸部3とこの係合凸部3の上方へ延出する壁板
固定部4とを、壁板1の左右長手方向Aに走らせて形成
するとともに、上記化粧板2の下辺部分2bを段落状に
折り曲げて、係合凹部5を壁板1の左右長手方向Aに走
らせて形成し、下側に位置する壁板1の係合凸部3を上
側に位置する壁板1の係合凹部5に係入させて重ね合わ
せ、複数の壁板1を上下方向Bに順次連接するように構
成されている。また上記化粧板2の上辺部分2aの先端
縁6aと下辺部分2bの先端縁6bとは、取り扱い時の
安全を考慮して、それぞれ内向きに反転させて折り曲げ
てある。なお、図3中の符号11aは美的外観と強度の
補強とを考慮した段差部、12は上記壁板固定部4を間
柱13に固定するための釘である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種の建築用壁板
は、適宜必要な長さに切断して用いられるが、その場合
に従来では、あらかじめ左右長手方向Aの必要寸法を測
定して罫書き、その罫書線を目印にして切断するのが一
般的である。しかし、上記のように必要寸法を測定して
罫書線を描くのは煩雑で作業が手間取る。また、前記係
合凸部3と係合凹部5との係合部Kには、雨水等が回り
込むことがあり、この場合に化粧板2の上辺部分2aの
先端縁6aが折り曲げられているため、この折り曲げ部
分6aに毛細管現象等により水分が蓄えられる。殊に上
記従来例では、この折り曲げ部分6aが内向きに反転し
て折り曲げられているため、間柱13に水分が付着し易
く、腐食の原因になる。さらに上記従来例では、上記化
粧板2の上下方向の中間部に、段差部11aを左右長手
方向Aに走らせて形成し、壁板1の左右長手方向Aの強
度を補強しているが、必ずしも補強が十分ではない。
【0004】本考案はこのような事情を考慮してなされ
たもので、 イ.必要寸法を測定して罫書線を描く手間を省くこと、 ロ.前記折り曲げ部分6aに水分が蓄えられることによ
る間柱13の腐食をなくすること、 ハ.壁板1の左右長手方向Aの強度を一層強力に補強す
ること、を技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、前記従来の壁板を以下のように改良したも
のである。即ち、上記化粧板2の上辺部分2aと下辺部
分2bとの少なくとも一方の辺部分に寸法判読用目盛1
0を付設し、上記壁板1の長手方向Aの寸法を判読可能
に構成し、上記化粧板2の上辺部分2aの先端縁6aと
下辺部分2bの先端縁6bとを、それぞれ外向きに反転
させて折り曲げ、上記化粧板2の上下方向の中間部に、
側面視円弧状の強度補強溝11を壁板1の左右長手方向
Aに走らせて形成し、たことを特徴とするものである。
【0006】
【作 用】本考案は、以下のように作用する。この建築
用壁板1を必要な長さに切断して用いる場合に、化粧板
2の上辺部分2aと下辺部分2bとの少なくとも一方の
辺部分に付設された寸法判読用目盛10を目印にして切
断することができる。また本考案では、化粧板2の上下
端縁の折り曲げ部分6a・6bに水分が蓄えられること
があっても、この折り曲げ部分6a・6bはそれぞれ外
向きに反転させて折り曲げられているので、従来例のよ
うに間柱13に水分が付着することはなく、腐食の原因
になることもない。さらに、化粧板2に形成した強度補
強用溝11は、側面視円弧状であるから、上下方向中間
部に折り曲げ箇所が2カ所できる。これにより従来例の
段差状のものに比較して、その強度は約2倍になる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに
詳しく説明する。図1は本考案の実施例に係る建築用壁
板の張上状態の斜視図、図2(A)はその建築用壁板の縦
断面図、図2(B)は図1中の係合部Kの拡大縦断面図で
ある。この建築用壁板1は、表面に防水加工を施した化
粧板2と、その化粧板2の裏面に貼着され、断熱箔シー
ト7で裏打ちされ気泡性樹脂部材8とから成る。上記化
粧板2の上辺部分2aは、段落状に折り曲げられて、そ
れぞれ係合凸部3と、この係合凸部3の上方へ延出する
壁板固定部4とが、壁板1の左右長手方向Aに形成され
ている。
【0008】この上辺部分2aの壁板固定部4は、図1
で示すように、釘12で間柱13に固定される。また、
この壁板固定部4には、壁板1の長手方向Aの寸法を判
読する目印として寸法判読用目盛10が付設され、この
目盛10を目印にしてあらかじめ壁板1を所要寸法に切
断し得るように構成されている。なお、この寸法判読用
目盛10は、シート材に印刷した物差しを貼着してもよ
く、上記化粧板2の成形時に刻印してもよい。また、こ
の寸法判読用目盛10は、化粧板2の上辺部分2aに限
らず、下辺部分2bに付設してもよく、いずれにしても
壁板1を張り上げた状態では、外部から見えない箇所に
付設するのが望ましい。
【0009】上記化粧板2の下辺部分2bは、段落状に
折り曲られて、係合凹部5が壁板1の左右長手方向Aに
形成されている。つまり、図2(B)で示すように、下側
に位置する壁板1の係合凸部3を上側に位置する壁板1
の係合凹部5に係入させて一方の壁板1の上辺部分2a
と他方の壁板1の下辺部分2bとを重ね合わせ、複数の
壁板1を上下方向Bに順次連接し得るように構成されて
いる。また、前記上辺部分2aの先端縁6aと下辺部分
2bの先端縁6bとは、それぞれ外向き(間柱13に対
面しない向き)に反転させて折り曲げられており、この
反転部分6a・6bに水分が溜まっても、従来例のよう
に間柱13に水分が付着することはなく、腐食の原因に
なることもない。
【0010】上記化粧板2の上下方向Bの中間部には、
側面視円弧状の強度補強溝11が壁板1の左右長手方向
Aに走らせて形成されている。つまり上下方向中間部に
折り曲げ箇所が2カ所できる。これにより従来例の段差
状のものに比較して、その強度は約2倍になる。なお、
本考案は上記実施例に限るものではなく、図2(A)(B)
で示す係合凸部3や係合凹部5の形状等についても、適
宜変更を加えて実施し得ることは多言を要しない。
【0011】
【考案の効果】本考案は上記のように構成され作用する
ことから、以下の効果を奏する。 イ.この建築用壁板1を必要な長さに切断する場合に、
寸法判読用目盛10を目印にして切断することができる
ので寸法の罫書きが不要になり、作業能率が向上する。 ロ.化粧板2の上下端縁の折り曲げ部分6a・6bに水
分が蓄えられることがあっても、この折り曲げ部分6a
・6bはそれぞれ外向きに反転させて折り曲げられてい
るので、従来例のように間柱13に水分が付着すること
はなく、腐食の原因になることもない。 ハ.化粧板2に形成した強度補強用溝11は、側面視円
弧状で上下方向中間部に折り曲げ箇所が2カ所できるの
で、従来例の段差状のものに比較して、その強度は約2
倍になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る建築用壁板の張上状態の
斜視図である。
【図2】建築用壁板の縦断面図であり、(A)はその建築
用壁板の全体の縦断面図、(B)は図1中の係合部Kの拡
大縦断面図である。
【図3】従来例に係る建築用壁板の張上状態の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…建築用壁板、 2…化粧板、2a…化粧
板の上辺部分、 2b…化粧板の下辺部分、3…係合
凸部、 4…壁板固定部、5…係合凹部、
6a…上辺部分の先端縁、6b…下辺部
分の先端縁、 7…断熱箔シート、8…気泡性樹脂部
材、 10…寸法判読用目盛、11…強度補強
溝、 A…壁板の左右長手方向、B…壁板の上
下方向。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に防水加工を施した化粧板(2)の裏
    面に、断熱箔シート(7)で裏打ちした気泡性樹脂部材
    (8)を貼着して壁板(1)を構成し、 上記化粧板(2)の上辺部分(2a)を段落状に折り曲げ
    て、それぞれ係合凸部(3)とこの係合凸部(3)の上方へ
    延出する壁板固定部(4)とを、壁板(1)の左右長手方向
    (A)に走らせて形成するとともに、上記化粧板(2)の下
    辺部分(2b)を段落状に折り曲げて、係合凹部(5)を壁
    板(1)の左右長手方向(A)に走らせて形成し、 下側に位置する壁板(1)の係合凸部(3)を上側に位置す
    る壁板(1)の係合凹部(5)に係入させて重ね合わせ、複
    数の壁板(1)を上下方向(B)に順次連接可能に構成した
    建築用壁板において、 上記化粧板(2)の上辺部分(2a)と下辺部分(2b)との
    少なくとも一方の辺部分に寸法判読用目盛(10)を付設
    し、上記壁板(1)の長手方向Aの寸法を判読可能に構成
    し、 上記化粧板(2)の上辺部分(2a)の先端縁(6a)と下辺
    部分(2b)の先端縁(6b)とを、それぞれ外向きに反転
    させて折り曲げ、 上記化粧板(2)の上下方向の中間部に、側面視円弧状の
    強度補強溝(11)を壁板(1)の左右長手方向(A)に走ら
    せて形成し、 たことを特徴とする建築用壁板。
JP446192U 1992-01-10 1992-01-10 建築用壁板 Expired - Lifetime JP2504402Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0557175U JPH0557175U (ja) 1993-07-30
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