JPS6316761Y2 - - Google Patents

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JPS6316761Y2
JPS6316761Y2 JP1982197697U JP19769782U JPS6316761Y2 JP S6316761 Y2 JPS6316761 Y2 JP S6316761Y2 JP 1982197697 U JP1982197697 U JP 1982197697U JP 19769782 U JP19769782 U JP 19769782U JP S6316761 Y2 JPS6316761 Y2 JP S6316761Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
waterproof sheet
edge
main body
side wall
synthetic resin
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JP1982197697U
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JPS59102736U (ja
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Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築、構築物の外装材、または屋根材
を乾式工法により形成するのに有用な建築用パネ
ルに関する。建築物の外壁としては、例えば実公
昭50−895号に示すような断熱材入りの金属サイ
デイング材を胴縁に釘着した構造が普及してい
る。しかしながら、この構造では雄、雌連結部に
全く断熱材が存在せず、良導体の金属板が熱橋と
なつてこの部分に結露、あるいは断熱性能の低下
を招くおそれがあつた。また、エンボス加工を施
した建築用パネルを施工した際には、差込縁と差
込み溝の嵌合部に間隙が生じ、こ間隙から雨水、
あるいは隙間風が侵入し、建材を腐食するような
欠点があつた。さらに、この種建築用パネルを施
工する際には、差込縁と差込溝を直接接触させて
嵌挿するため、損傷が大きく、発錆等の主因とな
ることが多かつた。その他、この種建築用パネル
を施工する際にはその端部が鋭利な刃物形状とな
つているため作業員が裂傷を受ける危険性が極め
て多かつた。
本考案はこのような欠点を除去するため、この
種パネルを施工した際にその嵌合部において金属
板同士が直接接触しないように防水シートを介在
させ、しかも防水シートが嵌合部に防水性、断熱
性、気密性を付与すると共に、下地と金属板間に
高断熱性の合成樹脂発泡体を設け、かつ、発泡体
同士が接触することにより形成される目地部を補
助防水片で被覆して下地の腐食を阻止し、その上
装着時における作業員の裂傷を受ける危険性を排
除した建築用パネルを提案するものである。
以下に図面を用いて、本考案に係る建築用パネ
ルの一実施例につき詳細に説明する。第1図は上
記パネルを示す斜視図であり、1は主体で金属薄
板を横断面が凹状となるように成形し、その底面
部表面を長方形状の化粧面1aとしたものであ
る。2,3は側壁で主体1の両端を垂直、もしく
は傾斜(図示せず)して折り曲げたものであり、
側壁2の下端縁を外方へ突出して雄型連結部4を
形成する。上記雄型連結部4は差込縁5とその先
端を図示する側に折り曲げ、あるいは反対側(図
示せず)に折り曲げた舌片6とからなる。7は雌
型連結部で側壁3の途中を内方にコ字状に屈曲し
て差込溝8を形成し、その下縁9をさらに外方へ
延長して延長部10と、その途中に側壁3に平行
に設けた突条11と、延長部10の先端を外方へ
屈曲した舌片12とから構成する。なお、突条1
1は必要に応じて設けるものであり、図と反対の
方向に突出させることも可能である。特に突条1
1は雄、雌型を連結したときに気密性と水切りの
機能を有する。13は合成樹脂発泡体で前記主体
1と側壁2,3によつて形成された凹状部に充填
するものであり、主に断熱材、接着剤、軽量な嵩
上げ材、クツシヨン材、吸音材、および非吸湿層
として機能する。その素材としてはポリウレタン
フオーム、ポリイソシアヌレートフオーム、フエ
ノールフオーム、塩化ビニルフオーム、ポリイミ
ドフオーム、ポリエチレンフオーム、およびポリ
アミドフオーム等であり、主に原料から発泡体を
製造するものである。また、合成樹脂発泡体13
は前記凹状部の他に差込縁5の近傍のΔlの範囲
を除き延長部10の裏面を含む部分を下方へ突出
したものである。特に、この突出した部分は断熱
材とクツシヨン材、および外気に露出している主
体1と胴縁等の内部構造材間の熱橋を遮熱する機
能を有している。14は防水シートで差込縁5の
裏面、および合成樹脂発泡体13の裏面および2
側壁を覆うと共に、防水シート14の一端部分が
差込縁5先端の表面を被覆し、他端部分が延長部
先端10aから下方に側壁13aと平行になるよ
うに折り曲げ、その下端縁を外方へ水平に突出さ
せ、これが目地部防水用のフリー端15として機
能するように貼着したものである。特にフリー端
15はこの種パネルの連結に際し、最弱点部分の
防水性と断熱性と気密性の機能を果す。所謂パツ
キング材として機能するものである。また、防水
シート14の素材としては、防水処理したアスベ
スト紙とクラフト紙、および石膏紙、または合成
樹脂フイルム、金属箔、不織布の1種、もしくは
これらの2種以上をラミネートした防水シート、
さらにこれら防水シートの外表面となる面に防カ
ビ剤、例えば金属石けん、フエニル酢酸、水銀、
フエノール系化合物、アニリン誘導体、ベンツイ
ミダゾール誘導体、硫黄化合物、サニシルアニラ
イド等を塗布した防水シート等である。なお、防
水シート14の1端部分が差込縁5の先端部表面
を覆うように形成したのは、差込縁5と差込溝
8が直接接触するのを阻止し、損傷を除去して耐
候性、耐食性を向上すること、嵌挿部における
間隙を排除して防水性、気密性、断熱性を改善す
ること、施工時に作業員の差込縁5による裂傷
の危険性をなくすること、等のためである。さら
に、フリー端15を形成したのは、隣接する建
築用パネルの合成樹脂発泡体13間の接触面に生
ずる間隙を除去すること、防水シート14によ
る接触で目地部の気密性と防水性を強化するこ
と、等の機能を発揮させるためである。
次に施工例につき説明する。
まず、第2図に示すように、胴縁16上に建築
用パネル○イを釘17を介して固定する。次に建築
用パネル○ロの差込縁5を建築用パネル○イの差込溝
8に嵌挿し、金属板同士が直接接触しないように
連結するものである。従つて、外壁等を形成する
には、上記のような作業をくり返して行なえばよ
いものである。
以上、説明したのは本考案に係る建築用パネル
の一実施例にすぎず、第3図に示すようにフリー
端15の水平部分を波形に形成し、接触部分をク
ツシヨン性による接触とし、気密性、防水性の一
層の強化を図ることも可能である。また、図示し
ないが、差込縁5の先端部表面にある防水シート
の一端を接着剤で固定したり、側壁部にある防水
シートを相互に接着剤を介して一体に接着したり
することもできる。
上述したように、本考案に係る建築用パネルに
よれば、建築用パネルの差込縁と差込溝が防水シ
ートを介在して接触する嵌挿構造となるため、嵌
挿時に差込縁、差込溝に損傷を与えることが皆無
となり、耐食性が大幅に向上した特徴がある。ま
た、差込縁の先端が平坦な防水シートで被覆され
ているため、エンボス加工板等からなる差込縁、
差込溝でもスムーズに嵌挿でき、しかも間隙もな
く、防水性、気密性を得ることができる特徴があ
る。さらに、下地と主体を直接接触させることな
く、高断熱性の合成樹脂発泡体を介在させたた
め、連結部が熱橋とならず、高断熱性の壁等を形
成できる特徴がある。また、フリー端が建築用パ
ネル間の最下層の防水層、断熱層となるため、こ
れらの性能を大幅に改善できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る建築用パネルの一実施例
を示す斜視図、第2図は上記パネルの施工例を示
す横断面図、第3図はその他の実施例を示す説明
図である。 1……主体、13……合成樹脂発泡体、14…
…防水シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長方形状の化粧面を有する凹状断面の主体と、
    該主体の側壁下端縁を外方へ突出した差込縁を有
    する雄型連結部と、他側壁の途中を内側方に折り
    曲げ、再び外方へ突出して形成した差込溝と該差
    込溝の下縁を外方へ突出した延長部とからなる雌
    型連結部と、前記主体の凹状部、および差込縁近
    傍のΔlを除く部分を下方へ突出して形成した合
    成樹脂発泡体と、該発泡体の裏面を被覆した防水
    シートとを備えた建築用パネルにおいて、該防水
    シートで前記差込縁の裏面、および合成樹脂発泡
    体の裏面と2側壁を覆うと共に、該防水シートの
    一端部分は差込縁先端部の表面を被覆し、他端部
    分は延長部先端部から下方に側壁と平行に折り曲
    げ、該防水シートの下端を外方へ水平に突出せし
    めたことを特徴とする建築用パネル。
JP19769782U 1982-12-27 1982-12-27 建築用パネル Granted JPS59102736U (ja)

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JP19769782U JPS59102736U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 建築用パネル

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JP19769782U JPS59102736U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 建築用パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59102736U JPS59102736U (ja) 1984-07-11
JPS6316761Y2 true JPS6316761Y2 (ja) 1988-05-12

Family

ID=30423159

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JP19769782U Granted JPS59102736U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 建築用パネル

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JPS54162669A (en) * 1978-06-15 1979-12-24 Toofuji Kougiyou Kk Production of fire proof panel
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JPS59102736U (ja) 1984-07-11

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