JPH0539148Y2 - - Google Patents

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JPH0539148Y2
JPH0539148Y2 JP9147987U JP9147987U JPH0539148Y2 JP H0539148 Y2 JPH0539148 Y2 JP H0539148Y2 JP 9147987 U JP9147987 U JP 9147987U JP 9147987 U JP9147987 U JP 9147987U JP H0539148 Y2 JPH0539148 Y2 JP H0539148Y2
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corner member
recess
sheet metal
recesses
protrusion
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JP9147987U
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、家屋の外壁においてコーナの二面を
覆うためのコーナ部材に関する。
【背景技術】
従来の板金製のコーナ部材は、第7図に示すよ
うに、断面L字状に屈曲された外装板1の稜線を
挟んで左右両面1a,1bに絞り加工により凹所
2を形成されており、左右の凹所2間の稜線部分
も引つ込んでいて左右の凹所2は直接連続する形
態となつていた。 このようなコーナ部材を製造するには、まず帯
状をした板金4の中央部に第8図のような打ち抜
き孔5をプレスにより打ち抜き、この第8図の水
平な2点鎖線を山折りにし、破線を谷折りにする
ようにしてプレスで絞り加工を施して凹所2を形
成し、更に縦の2点鎖線を山折りにしてL字状に
屈曲したコーナ部材を製造していた。従つて、出
来上がつた第7図のようなコーナ部材Aにあつて
は、凹所2間の稜線部分に切り目6が存在し、こ
の切り目6から外壁内部へ雨水などが浸入する恐
れがあつた。また、打ち抜き孔5のためにプレス
工程の工程数も増加するという問題があつた。
【考案の目的】
本考案は叙上のような技術的背景に鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところは絞り加
工の凹所を有するコーナ部材でありながら稜線部
分に切り目などの存在しないものを提供すること
にある。
【考案の開示】
本考案のコーナ部材は、板金をプレス成形して
賦形され、外壁の二面を覆うためのコーナ部材で
あつて、断面L字状に屈曲された外装板1の稜線
を挟んで左右両面1a,1bに裏面側へ向けてく
ぼんだ凹所2を絞り加工により形成し、左右の凹
所2間に外側へ向けて突出する突出部3を形成し
て成ることを特徴とするものである。しかして、
絞り加工により外装板1の左右両面に1a,1b
に凹所2を形成したことにより板金の必要幅が狭
くなつた分を凹所2間の突出部3により使用する
ことができ、凹所2の部分と突出部3の部分との
合わせた幅を凹所2のない部分の幅と同じにする
ことができ、素材となる板金に従来例のような打
ち抜き孔をあける必要がないものである。 以下本考案の実施例を添付図に基いて詳述す
る。第1図及び第2図に示すコーナ部材Aは全体
が外装板1により形成されている。外装板1は垂
直な稜線により略L字状に屈曲させられており、
一定間隔毎に絞り加工により凹所2が形成されて
いる。凹所2は、中央の垂直帯状片7の上下に傾
斜したテーパ帯状片8を形成したもので裏面側へ
向けてくぼんでいる。また、凹所2は外装板1の
左右両面1a,1bに並べて設けられており、第
3図に示すように、凹所2間には稜線側へ向けて
台形片9を2枚合わせたような形状の突出部3が
突出させられている。ここで、凹所2と突出部3
との境は、凹所2の任意の高さにおいて凹所2の
幅と突出部3の台形片9の幅とを合わせた寸法が
凹所2の上下の平板部10の幅と等しくなるよう
にしてある。従つて、この外装板1(コーナ部材
A)は、平板部10の2倍の幅の帯び状の板金か
ら切り欠きや打ち抜きを行うことなく、プレス成
形による折り曲げのみにより製造されるのであ
る。即ち、平帯状の板金にプレスにより絞り加工
を施し、左右一対の凹所2と突出部3を開いた部
分とを賦形した後、中央でL字状に折り曲げるこ
とにより孔あきのない第1図のようなコーナ部材
Aを成形することができるのである。 このコーナ部材Aは、家屋の外壁のコーナを覆
うように配設されるものであり、外壁のコーナの
外壁下地の露出した部分を覆い、コーナ部材Aの
両側縁は外壁に張られた外壁材11に重ねられ、
コーナ部材Aの上から釘などを打つて固定される
のである。なお、外壁材11の表面には、第4図
に示すようにコーナ部材Aの凹所2と嵌まり合う
横溝12が設けられている。 第5図に示すものは本考案の他例であり、釘を
使用しないでコーナ部材Aを固定できるようにし
たものである。外壁下地の上に貼られたフエルト
13の上から柱14には捨て水切り板16を取り
付けてある。捨て水切り板16からは全高に亘つ
てコーナ側へ向けてやもり状の係止部15が突出
させられており、係止部15の両側には位置決め
部17が設けられている。外壁材11は、端部を
捨て水切り板16の上に重ねて位置決め部17に
当てるようにしてコーナの両側に葺かれている。
コーナ部材Aは、断面L字状に屈曲した外壁材1
1の両側から裏面側へ向けて係止部15に引つ掛
けるための弾性係止爪18が延出させられてい
る。この弾性係止爪18は、コーナ部材Aの成形
を容易にするめに、各平板部10の裏面側に当た
る部分から延出されている。しかして、この裏面
に弾性係止爪18を有するコーナ部材Aを外壁材
11間のコーナに配置し、裏面側へ押圧すると弾
性係止爪18が捨て水切り板16の係止部15に
弾性的に係合してコーナ部材Aが取付けられるの
である。
【考案の効果】
本考案は叙述のごとく絞り加工の凹所間に突出
部を設けたから、素材となる板金に従来例のよう
な打ち抜き孔をあける必要がなく、コーナ部材に
切り目が生じることがないので、この切り目から
外壁内部などに雨水などが浸入することのないも
のである。又、プレス工程を減らすことができて
製造を簡単にすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は同上の側面図、第3図は第2図のX−X断面
図、第4図は同上の施工状態を示す一部破断した
斜視図、第5図は本考案の他例を示す斜視図、第
6図は同上のコーナ部材の平面図、第7図は従来
例の斜視図、第8図は同上の展開図である。 1……外装板、1a,1b……外装板の左面と
右面、2……凹所、3……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板金をプレス成形して賦形され、外壁の二面を
    覆うためのコーナ部材であつて、断面L字状に屈
    曲された外装板の稜線を挟んで左右両面に裏面側
    へ向けてくぼんだ凹所を絞り加工により形成し、
    左右の凹所間に外側へ向けて突出する突出部を形
    成して成るコーナ部材。
JP9147987U 1987-06-15 1987-06-15 Expired - Lifetime JPH0539148Y2 (ja)

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JP9147987U JPH0539148Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15

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JP9147987U JPH0539148Y2 (ja) 1987-06-15 1987-06-15

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JPS63201140U JPS63201140U (ja) 1988-12-26
JPH0539148Y2 true JPH0539148Y2 (ja) 1993-10-04

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