JP2504284B2 - ハブ成形用金型 - Google Patents

ハブ成形用金型

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JP2504284B2
JP2504284B2 JP2122061A JP12206190A JP2504284B2 JP 2504284 B2 JP2504284 B2 JP 2504284B2 JP 2122061 A JP2122061 A JP 2122061A JP 12206190 A JP12206190 A JP 12206190A JP 2504284 B2 JP2504284 B2 JP 2504284B2
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Japan
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shaft
die
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mold
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哲志 松田
秀明 宮川
光彦 大平
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンピュータおよびワードプロセッサー
等に使用されるマイクロフロッピーデイスクドライブ装
置に取り付けて使用される樹脂製ハブを成形するハブ成
形用金型に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のハブ成形用金型としては、第4図
(A)、(B)に示す、円盤状キャビティ(1)の片面
側の位置に複数のピンポイントゲート(2)を配設した
多点ピンポイントゲートや、円盤状キャビティ(1)の
周縁部にゲート(3)を配設したサイドゲートを使用し
たものが主流となっている。
また、第5図に示す、可動型(4)にインサートされ
たシャフト(5)の頭部(6)と固定型(7)との間に
環状フィルムゲート(8)を形成したものも知られてい
る(例えば、特開昭63−236612号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来のハブ成形用金型では、それぞれの
ゲート(2)、(3)からキャビティ(1)内に流入し
た溶融材料に、その基本的性質である分子配向が表れた
り、不均等な応力分布状態となって均一な充填状態とは
ならず、その結果、芯ブレ、面ブレの少ない製品を得る
ことができない課題があった。
また、環状フィルムゲート(8)によるものにおいて
は、シャフト(5)の頭部(6)での樹脂の収縮により
離型性が悪くなるとともに、ゲートが部分的に製品に残
り、別途後加工でゲート口の加工が必要となる課題があ
った。
この発明は係る課題を解決するためになされたもの
で、キャビティに均一に溶融材料が充填されることにて
安定した成形がなされ、その結果芯ブレ、面ブレが少な
く且つ、後加工処理を不要としたハブ成形用金型を得る
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る上金型と下金型との間に形成されたキ
ャビティに充填されるべき樹脂を案内するゲート口を上
記上金型側に設けたハブ成形用金型において、キャビテ
ィの略中央に設けられ、頭部を上金型に設けられたシャ
フト頭部挿入部に挿入して上金型と下金型とに渡り植立
されたシャフトを設け、このシャフトの頭部に近接する
位置のキャビティにはシャフトの頭部を周回する環状溝
の凹部を設け、シャフトを包囲するようにゲート口をそ
のシャフトと凹部との間の複数箇所に設けると共に、こ
のゲート口の開口面積を略同一にしたものである。
また、上記シャフトを下金型側から上金型のシャフト
頭部挿入部へ向って付勢したものである。
〔作用〕
この発明においては、略同一の口径のゲート口が、シ
ャフト近傍から均一に樹脂液をキャビティに充填し、更
にキャビティ内に流れ込む樹脂液が、中央にあるシャフ
トの温度に影響されながらキャビティの凹部によって均
一に広がるため、キャビティ内の樹脂液の温度偏差と密
度偏差が減少し、被成形物の成形精度が向上する。
また、シャフトの頭部がしっかりとシャフト頭部挿入
部に押し当てられるため、ハブ面とシャフト高さが高精
度に成形される。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの発明の一実施例を示す図で
あり、図において(10)は上金型で、固定側金型よりな
る。(11)はこの上金型に形成されたランナーで、水平
に設けられている。(12)はこのランナー先端より垂下
されたスプルー、(13)はこのスプルーの下部に設けら
れたシャフト頭部挿入部で、シャフト(14)の頭部(1
5)が挿入される形状となっている。(16)はこのシャ
フト頭部挿入部を中心に設けられたキャビティで、円盤
状であるスピンドルハブ(17)を形成する形状からな
る。(18)はこのキャビティに形成された凹部で、環状
溝にてハブ面(19)を形成し、その位置は上記シャフト
頭部挿入部(13)の周囲に近接する、(20)はゲート口
で、上記ランナー(11)より上記キャビティ(16)内へ
複数個連設され、第1図に示すように上記凹部(18)と
シャフト頭部挿入部(13)との間に位置するよう設けら
れ、シャフト頭部挿入部(13)を中心にして互いに対向
する方形状からなる形状にて4箇所よりなる。(21)は
下金型で、上記シャフト頭部挿入部(13)の連通される
シャフト嵌合部(22)を有する。(23)は上記シャフト
嵌合部(22)の下部に設けられた付勢部で、例えば弾性
部材よりなるスプリングが装着されたものあるいは、油
圧式加圧機構よりなり、シャフト(14)を下方より上方
へ押圧し上金型(10)にたえずシャフト(14)先端を当
接させ、シャフト(14)の高さ等の位置精度を確保する
とともに、シャフト(14)による金型破損を防止するも
のである。
上記のように構成されたハブ成形用金型においては、
樹脂液がランナー(11)よりスプルー(12)に流入され
複数個のゲート口(20)よりキャビティ(16)内へ充填
された後、キャビティ(16)中心より外方へ均一に流れ
スピンドルハブ(17)が形成される。
なお、この実施例ではゲート口(20)を互いに対向す
る方形状の形状からなる4箇所にて形成したが、他の形
状でも上記実施例と同様の効果が期待できる。
また、第3図に示すように付勢部(23)を従来のハブ
成形用金型に用いてもよい。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、略同一の口径のゲー
ト口が、シャフト近傍から均一に樹脂液をキャビティに
充填し、更にキャビティ内に流れ込む樹脂液が、中央に
あるシャフトの温度に影響されながらキャビティの凹部
によって均一に広がるため、キャビティ内の樹脂液の温
度偏差と密度偏差が減少し、被成形物の成形精度を向上
させるとができ、そのため被成形物の後加工処理の手間
を省くことができる。
また、シャフトの頭部がしっかりとシャフト頭部挿入
部に押し当てられるため、シャフトの成形時の位置決め
精度が確保されシャフトの芯ズレが防止され、しかもハ
ブ面とシャフト高さが高精度に成形できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
同じくゲート口を示す要部平面図、第3図はこの発明の
他の実施例を示す縦断面図、第4図(A)、(B)およ
び第5図は従来のハブ成形用金型を示す縦断面図であ
る。 なお、(10)は上金型、(11)はランナー、(12)はス
プルー、(13)はシャフト頭部、(14)はシャフト、
(15)は頭部、(16)はキャビティ、(18)は凹部、
(20)はゲート口、(21)は下金型、(22)はシャフト
嵌合部、(23)は付勢部である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上金型と下金型との間に形成されたキャビ
    ティに充填されるべき樹脂を案内するゲート口を上記上
    金型側に設けたハブ成形用金型において、上記キャビテ
    ィの略中央に設けられ、頭部を上記上金型に設けられた
    シャフト頭部挿入部に挿入して上記上金型と下金型とに
    渡り植立されたシャフトを設け、このシャフトの頭部に
    近接する位置の上記キャビティにはシャフトの頭部を周
    回する環状溝の凹部を設け、上記シャフトを包囲するよ
    うに上記ゲート口をそのシャフトと上記凹部との間の複
    数箇所に設けると共に、このゲート口の開口面積を略同
    一にしたことを特徴とするハブ成形用金型。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のハブ成形用金型であっ
    て、シャフトを下金型側から上金型のシャフト頭部挿入
    部へ向って付勢したことを特徴とするハブ成形用金型。
JP2122061A 1990-05-11 1990-05-11 ハブ成形用金型 Expired - Fee Related JP2504284B2 (ja)

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JPH0418320A JPH0418320A (ja) 1992-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5120258A (ja) * 1974-08-13 1976-02-18 Eiji Tomizawa Purasuchitsukuchuubuno seizosochi
JPS5496773U (ja) * 1977-12-21 1979-07-09
JPS63236612A (ja) * 1987-03-25 1988-10-03 Nippo Sangyo Kk インサ−ト成形用金型に於けるゲ−トの構造
JPH0259311A (ja) * 1988-08-24 1990-02-28 Mold Gijutsu Kenkyusho:Kk フロツピーデイスク吸着用ハブの成型方法および金型

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JPH0418320A (ja) 1992-01-22

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