JP2504128B2 - 回転制御装置 - Google Patents

回転制御装置

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JP2504128B2
JP2504128B2 JP63211093A JP21109388A JP2504128B2 JP 2504128 B2 JP2504128 B2 JP 2504128B2 JP 63211093 A JP63211093 A JP 63211093A JP 21109388 A JP21109388 A JP 21109388A JP 2504128 B2 JP2504128 B2 JP 2504128B2
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protrusion
duct
rotary cylinder
limit switches
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憲 瀧川
正志 相良
直文 竹中
和重 前田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スポットクーラにおける吹出ダクトが連結
された回転体を所定範囲に回動制御する回動制御装置に
関するものである。
(従来の技術) 一般に、各種工場などにおいては局所冷房を行うスポ
ットクーラが設けられて作業環境の向上が図られつつあ
る。このスポットクーラには、実開昭61−101333号公報
に開示されているように、ワゴンに搭載されたハウジン
グ内に圧縮機、凝縮器、蒸発器及び膨張機構を備えた冷
媒回路が収納されると共に、凝縮用ファン及び蒸発用フ
ァンが収納されて成り、上記蒸発器で熱交換した冷風は
ハウジングの上部に連結された吹出ダクトより作業者に
向って吹出され、局所冷房を行うようにしているものが
ある。
さらに、上記吹出ダクトは揺動筒に連結され、該揺動
筒は直径方向のピンによってハウジングに枢支されると
共に、モータがリンク機構を介して連結されている。そ
して、該モータを駆動して吹出ダクトを揺動させ、広範
囲の冷房を確保するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したスポットクーラにおいて、吹出ダクトをピン
を中心に揺動させているため、ハウジングとの間に蛇腹
を設けてシールしているが、結露等に対するシール性が
悪いという問題があった。
また、シール等の関係からリンク機構等をハウジング
内に設けなければならず、該リンク機構や揺動筒の枢支
ピンが冷風通路内に位置し、通気抵抗が大きくなり、冷
房効率が悪くなるという問題があった。
そこで、上記ハウジングに回転筒を軸心を中心に回転
自在に設ける一方、ハウジング外にモータを設け、該モ
ータと回転筒とを連結すると共に、該回転筒に吹出ダク
トを連結して該吹出ダクトを回動させることが考えられ
る。
その際、吹出ダクトを所定の回動範囲に制御するため
に、上記回転筒に近接してリミットスイッチを設けると
共に、該リミットスイッチが検出する突起を回動制限位
置に対応して回転筒の外周面に設ける必要がある。そし
て、上記リミットスイッチを1個設ける一方、両側制限
位置に夫々突起を設けて回動制御しようとすると、リミ
ットスイッチが何れかの突起に当接した状態で回動を停
止した後、再起動する際、何れの突起に当接しているの
か不明となり、回動筒の回動方向を判断することができ
ず、正確な制御を行うことができないという問題があ
る。
また、上記回転筒に1つの突起を設ける一方、両側制
限位置に夫々リミットスイッチを設けて回動制御しよう
とすると、2つのリミットスイッチを別個に設ける設置
スペースを要し、スペース上不利となるという問題があ
る。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、回転体
に長さの異なる2つの突起を設ける一方、2つのリミッ
トスイッチを重畳して設けることにより、小さなスペー
スでもって正確な回動制御を行うことができるようにす
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、請求項1に係る発明が講
じた手段は、第1図〜第5図に示すように、先ず、スポ
ットクーラ(1)のケーシング(3)に回転自在に支持
され、吹出ダクト(16)が連結された円筒状の回転体
(51)が設けられている。
そして、該回転体(51)に連結されて上記吹出ダクト
(16)を首振り作動させる駆動手段(4)が設けられて
いる。
更に、上記回転体(51)に近接して該回転体(51)の
軸方向と平行に重畳設置され、上記吹出ダクト(16)の
首振り範囲における両側制限位置を検出して上記駆動手
段(4)を制御する第1リミットスイッチ(7a)及び第
2リミットスイッチ(7b)が設けられている。
加えて、上記回転体(51)の外周面に該回転体(51)
の軸方向に延び且つ首振り範囲の一側端に位置して形成
され、上記両リミットスイッチ(7a、7b)が検出する第
1突起(62)が設けられている。
その上、上記回転体(51)の外周面に該回転体(51)
の軸方向に延び且つ首振り範囲の他側端に位置すると共
に上記第1突起(62)より短く形成され、上記両リミッ
トスイッチ(7a,7b)の一方のみが検出する第2突起(6
3)が設けられている。
また、請求項2に係る発明が講じた手段は、上記請求
項1記載の発明において、駆動手段(4)は、駆動源
(41)にベルト伝動機構(43)が連結されて構成される
一方、該ベルト伝動機構(43)のベルト(47)が噛合す
る歯部(51d)が回転体(51)の端部外周面に形成され
た構成としている。
(作用) 上記構成により、請求項1及び2に係る発明では、ス
ポットクーラ(1)の吹出ダクト(16)が連結された回
転体(51)は駆動手段(4)の駆動源(41)の動力がベ
ルト伝動機構(43)を介して伝達されて回転する。そし
て、第1突起(62)を両リミットスイッチ(7a,7b)が
検出すると、該両リミットスイッチ(7a,7b)の信号に
より駆動手段(4)を制御して回転体(51)を反転させ
る一方、上記リミットスイッチ(7a,7b)の一方が第2
突起(63)を検出すると、該リミットスイッチ(7b)の
信号により駆動手段(4)を制御して回転体(51)を再
び反転させる。この両リミットスイッチ(7a,7b)の信
号により回転体(51)を往復回動させ、吹出ダクト(1
6)を首振り動作させている。
(発明の効果) 従って、請求項1に係る発明によれば、重畳配置され
た2つのリミットスイッチ(7a,7b)と長さの異なる2
つの突起(62,63)とによって回転体(51)を回動制御
しているので、回動範囲の両側端位置を両リミットスイ
ッチ(7a,7b)の出力と一方のみのリミットスイッチ(7
b)の出力とによって正確に判別することができること
から、正確な制御を行うことができる。
また、上記2つのリミットスイッチ(7a,7b)を重ね
て設けているので、設置スペースを小さくすることがで
き、装置全体をコンパクトにすることができる。
また、回転体(51)に吹出ダクト(16)が連結されて
いるので、該吹出ダクト(16)の首振り制御を正確に行
うことができる。そして、従来のように空気通路中にリ
ンク機構等が位置しないので、通気抵抗が小さく、空調
効率の向上を図ることができると共に、蛇腹を設ける必
要がないので、確実なシールを行うことができる。そし
て、従来のように空気通路中にリンク機構等が位置しな
いので、通気抵抗が小さく、空調効率の向上を図ること
ができると共に、蛇腹を設ける必要がないので、確実な
シールを行うことができる。
また、請求項2に係る発明では、回転体(51)に歯部
(51d)を形成しているものの、両突起(62,63)が周方
向に重畳しているので、該回転体(51)を一体成形で
き、容易に形成することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第8図及び第9図に示すように、(1)はスポットク
ーラであって、各種工場などに設けられ、作業者等に冷
風を吹き付けて局所冷房を行うようにしている。
該スポットクーラ(1)は、キャスタ(11a)を有す
るワゴン(11)にクーラ本体(12)が搭載されて移動自
在に構成されており、該ワゴン(11)は上段部(11b)
と下段部(11c)との2段に形成されている。そして、
上記クーラ本体(12)は圧縮機(12a)、凝縮器(12b)
及び蒸発器(12c)が冷配管で接続されて成る冷媒回路
(図示省略)を備えており、該圧縮機(12a)は上記ワ
ゴン(11)の下段部(11c)に設置され、該ワゴン(1
1)の下段部(11c)には圧縮機(12a)の他にドレンタ
ンク(13)及び電気ボックス(14)等が取付けられてい
る。
上記ワゴン(11)の上段部(11b)にはクーラ本体(1
2)の本体ハウジング(15)が設けられており、該本体
ハウジング(15)内の両側部には上記凝縮器(12b)と
蒸発器(12c)とが設けられると共に、中央部には1台
の電動機(12d)に凝縮用ファン(12e)と蒸発用ファン
(12f)とが連結されて収納されている。更に、上記本
体ハウジング(15)の上面板(15a)には凝縮側排気口
(15b)が開設されると共に、吹出ダクト(16)が回動
制御装置(2)を介して取付けられ、該吹出ダクト(1
6)は蒸発用ファン(12f)の吹出口(12g)に上記本体
ハウジング(15)の上面板(15a)を介して連通されて
いる。
そして、上記両ファン(12e,12f)の駆動により本体
ハウジング(15)の一側面より流入した空気は凝縮器
(12b)で熱交換して温風となり、排気口(15b)より上
方に排出される一方、本体ハウジング(15)の他側面よ
り流入した空気は蒸発器(12c)で熱交換して冷風とな
り、吹出ダクト(16)より作業者等に向って吹出すよう
に構成されている。
なお、(17)は蒸発器(12c)の下部に設けられたド
レンパンであって、上記ドレンタンク(13)に連通され
て上記蒸発器(12c)のドレンをドレンタンク(13)に
導いている。
上記回転制御装置(2)は、第1図及び第2図に示す
ように、上記本体ハウジング(15)の上面板(15a)に
取付けられた支持基板であるケーシング(3)内に駆動
手段である駆動機構(4)と回動機構(5)とが収納さ
れて構成されている。該ケーシング(3)は下面が開放
された偏平なボックス体に形成され、冷風吹出側(第2
図A側)を正面として第2図平面視右半部に後方(第2
図右側)及び左右両側方(第2図上側及び下側)が平坦
な後方側壁(31)、左方側壁(32)及び右方側壁(33)
で囲まれた駆動機構収納部(21)と、第2図左半部に略
半円状の前方側壁(34)で囲まれた回動機構収納部(2
2)とが形成されている。
更に、上記各側壁(31,32,33,34)の上端には上面壁
(35)が連続形成されると共に、左方、右方並びに前方
側壁(32,33,34)の下端にはフランジ(3a)がL字状に
屈折形成され、該フランジ(3a)にて上記ケーシング
(3)が本体ハウジング(15)に固定されている。
上記上面壁(35)には回動機構(5)が貫通する開口
(35a)が前部に穿設されており、該開口(35a)は上記
前方側壁(34)に近接して該前方側壁(34)の曲率中心
と同心上の真円に形成されている。更に、上記上面壁
(35)の内面(下面)には回動機構(5)の案内壁(3
6)がやや下方に突出して形成されている。該案内壁(3
6)は開口(35a)に近接して上記前方側壁(34)の曲率
中心を中心として略半円状に形成されると共に、該前方
側壁(34)と連続して案内壁(36)と前方側壁(34)の
上端部とにより回動機構(5)の環状ガイド部(37)を
構成している。
また、上記各側壁(31,32,33,34)及び案内壁(36)
には駆動機構(4)及び回動機構(5)の下部受板(2
3)およびモータ取付板(24)を固定する複数個の固定
柱(38,38,…)が連続して形成されている。該各固定柱
(38,38,…)には下面に開口するネジ孔が穿設されると
共に、下面がケーシング(3)の下端よりやや上方に位
置するように形成されている。そして、上記下部受板
(23)には、第7図にも示すように、蒸発用ファン(12
f)の吐出口に連通する開口(23a)が穿設されており、
該開口(23a)は上記上面壁(35)の開口(35a)と同心
上に形成されると共に、該下部受板(23)の開口(23
a)周縁には上方に屈折されて環状の折返片(23b)がL
字状に形成されている。
上記駆動機構(4)は、第6図に示すように、ギャー
ドモータ(41)にウォームギヤ(42)及びベルト伝動機
構(43)より成る動力伝達機構(4a)が連結されて成
り、該ギャードモータ(41)は略矩形体に形成されたモ
ータ本体(41a)の一端面より駆動軸(41b)が突出して
構成され、該モータ本体(41a)が上記モータ取付板(2
4)に固定支持されている。更に、上記ギャードモータ
(41)は駆動軸(41b)が上面壁(35)と平行で且つ後
方側壁(31)と平行に横設され、該モータ本体(41a)
の厚さ(第1図上下方向高さ)に対応してケーシング
(3)の高さが形成されている。そして、上記モータ本
体(41a)は一端面及び一側面が左方側壁(32)及び後
方側壁(31)に近接して設けられると共に、上記案内壁
(36)の最後方突出部がモータ本体(41a)の側面に近
接して設けられている。
上記ウォームギヤ(42)は、円筒状のウォーム(42
a)が上記駆動軸(41b)に嵌合固定されると共に、該ウ
ォーム(42a)に噛合するウォームホイール(42b)が半
円状の上記案内壁(36)と平坦な右方側壁(33)とによ
り生じる間隙を利用してシャフト(44)に嵌合されて構
成されている。該シャフト(44)は上記右方側壁(33)
に固定された上部受板(45)と下部受板(23)とに軸受
(44a,44a)を介して上下方向に支持されており、上部
に上記ウォームホイール(42b)が固定されている。更
に、上記シャフト(44)には下端部にフランジ(44b)
が形成されると共に、該フランジ(44b)に嵌合載置し
て上記ベルト伝動機構(43)のタイミングプーリ(46)
が嵌合されている。該タイミングプーリ(46)には外周
面に歯部が形成されて歯付ベルト(47)が掛入されると
共に、内周部に凹部(46a)が形成されている。
そして、該凹部(46a)は上面に開口して上記ウォー
ムホイール(42b)との間に圧縮スプリング(48)が介
設されており、該圧縮スプリング(48)のバネ力によっ
てタイミングプーリ(46)がシャフト(44)のフランジ
(44b)に圧接され、該タイミングプーリ(46)がシャ
フト(44)に対してスリップ可能に嵌合されている。
一方、上記回動機構(5)は、回転体である回転筒
(51)にエルボ(52)を介して上記吹出ダクト(16)が
連結されて成り、該回転筒(51)は回転筒本体(51a)
が真直な円筒状に形成され、該回転筒本体(51a)の上
部が上記環状ガイド部(37)に嵌合されると共に、下部
が上記下部受板(23)の折返片(23b)に外嵌されて上
下方向に支持されている。そして、上記回転筒本体(51
a)の上端面内周部には上記開口(35a)に臨む環状延長
片(51b)が上方に連続形成される一方、上部外周面に
は帯状突起(51c)が、下部外周面には歯部(51d)が夫
々形成されており、該歯部(51d)には上記ベルト伝動
機構(43)のベルト(47)が掛入されてギャードモータ
(41)の駆動により回転筒(51)が回転するように構成
されている。
更に、上記回転筒本体(51a)の上端面と上面壁(3
5)との間には上部スラストシート(53)が、下端面と
下部受板(23)との間には下部スラストシート(54)が
夫々介設され、回転筒本体(51a)が上記下部受板(2
3)のバネ力で上方に押圧されて上下両端面が密封され
ている。また、上記回転筒本体(51a)の上部外周面と
環状ガイド部(37)との間には上部スラストシート(5
3)と帯状突起(51c)とに挟持されて上部ラジアルシー
ト(55)が、下部内周面の逆L字状の切欠きと折返片
(23b)との間には下部ラジアルシート(56)が夫々介
設されている。
更にまた、上記回転筒本体(51a)の上部内周面には
エルボ(52)を固定する3つの取付フランジ(57,57,5
7)が突起されており、該取付フランジ(57,57,57)は
不等間隔に設けられ、前方取付フランジ(57)と左方取
付フランジ(57)及び前方取付フランジ(57)と右方取
付フランジ(57)とは回転筒(51)の軸心を中心として
夫々130度に、左方取付フランジ(57)と右方取付フラ
ンジ(57)とは100度に設定されている。
上記エルボ(52)は、回転筒(51)より斜め前方上部
に向って延び、下端部が回転筒(51)の環状延長片(51
b)に嵌合されるとともに、上端部に吹出ダクト(16)
が嵌合されている。そして、該エルボ(52)の下部内周
面には上記回転筒(51)の取付フランジ(57,57,57)に
対応して3つの固定柱(58,58,58)が膨出形成され、該
固定柱(58,58,58)と取付フランジ(57,57,57)とをビ
ス等で固定して上記吹出ダクト(16)が回転筒(51)に
連結されている。
一方、上記案内壁(36)には、第3図に示すように、
切欠き(6)が下部に形成され、該切欠き(6)に臨む
ストッパ(61)が上記回転筒本体(51a)の上部外周面
に突起されている。そして、上記切欠き(6)の両側端
面はストッパ(61)が当接する停止面(61a,61a)に構
成され、該切欠き(6)とストッパ(61)とよって回転
筒(51)、つまり、吹出ダクト(16)の回動を強制的に
制限するようにしており、その回動範囲は、例えば、11
0度に設定されている。
また、上記モータ本体(41a)の前方には吹出ダクト
(16)の自動首振り範囲を規制する第1リミットスイッ
チ(7a)と第2リミットスイッチ(7b)とが設けられて
いる。該両リミットスイッチ(7a,7b)は、マイクロス
イッチ等で構成され、半円状の上記案内壁(36)と平坦
な左方側壁(32)とにより生じる間隙を利用して設けら
れており、該左方側壁(32)に連設された支持片(72)
に上下2段に重畳して取付けられている。そして、上記
各リミットスイッチ(7a,7b)のプローブ(71a,71b)は
上記回転筒本体(51a)におけるストッパ(61)下方の
外周面に上下2箇所にて接触するように設けられてい
る。
一方また、上記回転筒本体(51a)の外周面には、第
4図及び第5図に示すように、上記プローブ(71a,71
b)が当接する第1突起(62)と第2突起(63)とが設
けられている。該両突起(62,63)は回転筒本体(51a)
における歯部(51d)の上方より軸方向(上下方向)に
形成されており、第1突起(62)が吹出ダクト(16)の
自動首振り範囲の左端制限位置に、第2突起(63)が右
端制限位置に夫々設けられている。
更に、上記第1突起(62)は第2突起(63)より下方
に長く形成され、該第1突起(62)は両リミットスイッ
チ(7a,7b)のプローブ(71a,71b)が当接するように、
第2突起(63)は第2リミットスイッチ(7b)のプロー
ブ(71b)のみが当接するように夫々形成されていて、
該両リミットスイッチ(7a,7b)によりギャードモータ
(41)が正逆転制御され、吹出ダクト(16)が首振り動
作するように構成されている。そして、該自動首振り範
囲が上記切欠き(6)による回動範囲よりやや小さく、
例えば、100度に設定されている。
次に、このスポットクーラ(1)の冷房動作について
説明する。
先ず、ワゴン(11)を移動させてスポットクーラ
(1)を冷房箇所に設置し、圧縮機(12a)及び各ファ
ン(12e,12f)等を駆動すると、室内空気は本体ハウジ
ング(15)に両側面より吸込まれ、凝縮器(12b)で熱
交換した温風は排気口(15b)より排出される一方、蒸
発器(12c)で熱交換した冷風は吹出ダクト(16)より
作業者等に向って吹出し、局所冷房を行うことになる。
この冷房時において、ギャードモータ(41)を停止し
て吹出ダクト(16)を固定状態に設定する他、該ギャー
ドモータ(41)を駆動して吹出ダクト(16)を自動首振
り状態に設定する。そこで、この自動首振り動作につい
て説明する。
上記ギャードモータ(41)を駆動すると、駆動軸(41
b)の回転はウォーム(42a)及びウォームホイール(42
b)を介してシャフト(44)に伝達され、該シャフト(4
4)が回転する。そして、該シャフト(44)のフランジ
(44b)にはタイミングプーリ(46)がスプリング(4
8)で押圧されているので、シャフト(44)の回転に伴
ってタイミングプーリ(46)が回転し、この回転がベル
ト(47)を介して回転筒(51)に伝達され、該回転筒
(51)が軸心を中心に回転することになる。
続いて、上記回転筒(51)が回転すると、該回転筒
(51)に形成された第1突起(62)及び第2突起(63)
も回転することになり、該第1突起(62)は第2突起
(63)より長く形成されているので、該第1突起(62)
が所定位置に回動すると、両リミットスイッチ(7a,7
b)のプローブ(71a,71b)が共に当接し、該両リミット
スイッチ(7a,7b)の信号により首振り範囲の左端位置
が検出され、ギャードモータ(41)が反転し、回転筒
(51)は第2図における反時計廻り方向に回動する。
その後、上記第2突起(63)が所定位置まで回動する
と、該第2突起(63)は第2リミットスイッチ(7b)の
プローブ(71b)のみが当接し、該第2リミットスイッ
チ(7b)の信号により首振り範囲の右端位置が検出さ
れ、ギャードモータ(41)が反転し、回転筒(51)は第
2図における時計廻り方向に回動する。
上述した動作を繰り返して回転筒(51)は所定範囲
(例えば、100度)内で往復回動し、上記吹出ダクト(1
6)が自動的に首振り動作を行うことになる。そして、
上記冷風は蒸発用ファン(12f)より回転筒(51)内を
通り、エルボ(52)及び吹出ダクト(16)を経て首振り
範囲内に吹出されることになる。
また、上記吹出ダクト(16)の固定時及び首振り時に
おいて、作業者等が該吹出ダクト(16)を強制回動する
と、ストッパ(61)が切欠き(6)の両停止面(6a,6
a)に当接するまで自由に回動し、該ストッパ(61)が
停止面(6a)に当接すると、吹出ダクト(10)の回動が
強制的に制限される。その際、上記吹出ダクト(16)の
強制回動に伴ってタイミングプーリ(46)がベルト(4
7)を介して回動することになるが、該タイミングプー
リ(46)はスプリング(48)でシャフト(44)に押圧さ
れているので、該シャフト(44)に対して空転すること
になる。
一方、上記回転筒(51)の組付時において、ストッパ
(61)を切欠き(6)に臨ませるので、該回転筒(51)
はケーシング(3)に対して正確に組付けられると共
に、取付フランジ(57)の間隔が異っているので、エル
ボ(52)、つまり吹出ダクト(16)は回転筒(51)に対
して正確に取付けられることになる。
更に、上記下部受板(23)はバネ力を有し、回転筒
(51)を軸方向(上方)に押圧しているので、上下部の
スラストシート(53,54)で回転筒(51)の上下端がシ
ールされている。
従って、従来のように空気通路中にリンク機構等が位
置しないので、通気抵抗が小さく、空調効率の向上を図
ることができると共に、蛇腹を設ける必要がないので、
確実なシールを行うことができる。
また、重畳配置された2つのリミットスイッチ(7a,7
b)と長さの異なる2つの突起(62,63)とによって回転
筒(51)を回動制御しているので、吹出ダクト(16)の
首振り範囲の両側端位置を両リミットスイッチ(7a,7
b)の出力と一方のみのリミットスイッチ(7b)の出力
とによって正確に判別することができることから、正確
な制御を行うことができる。また、上記リミットスイッ
チ(7a,7b)を重ねて設けているので、設置スペースを
小さくすることができ、装置全体をコンパクトにするこ
とができる。
更にまた、回転筒(51)に歯部(51d)を形成してい
るものの、両突起(62,63)が周方向に重畳しているの
で、該回転筒(51)を一体成形でき、容易に成形するこ
とができる。
尚、本実施例におけるリミットスイッチ(7a,7b)は
マイクロスイッチに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は回動制御装置
の縦断面図、第2図は第1図I−I線における断面図、
第3図は第1図II−II線における要部の断面端面図、第
4図は第1図III−III線における要部の断面端面図、第
5図は第1図IV−IV線における要部の断面端面図、第6
図は第2図V−V線における断面図である。第7図は下
部受板を示す底面図、第8図はスポットクーラの正面断
面図、第9図は同側面断面図である。 (1)……スポットクーラ、(2)……回動制御装置、
(3)……ケーシング、(4)……駆動機構、(4a)…
…動力伝達機構、(5)……回動機構、(7a)……第1
リミットスイッチ、(7b)……第2リミットスイッチ、
(12a)……圧縮機、(12b)……凝縮器、(12c)……
蒸発器、(12e)……凝縮用ファン、(12f)……蒸発用
ファン、(41)……ギャードモータ、(42)……ウォー
ムギヤ、(43)……ベルト伝動機構、(47)……ベル
ト、(51)……回転筒、(51d)……歯部、(62)……
第1突起、(63)……第2突起、(71a,71b)……プロ
ーブ。
フロントページの続き (72)発明者 前田 和重 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所金岡工場内 (56)参考文献 実開 昭56−134642(JP,U) 実開 昭56−165332(JP,U) 実開 昭49−84678(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スポットクーラ(1)のケーシング(3)
    に回転自在に支持され、吹出ダクト(16)が連結された
    円筒状の回転体(51)と、 該回転体(51)に連結されて上記吹出ダクト(16)を首
    振り作動させる駆動手段(4)と、 上記回転体(51)に近接して該回転体(51)の軸方向と
    平行に重畳設置され、上記吹出ダクト(16)の首振り範
    囲における両側制限位置を検出して上記駆動手段(4)
    を制御する第1リミットスイッチ(7a)及び第2リミッ
    トスイッチ(7b)と、 上記回転体(51)の外周面に該回転体(51)の軸方向に
    延び且つ首振り範囲の一側端に位置して形成され、上記
    両リミットスイッチ(7a,7b)が検出する第1突起(6
    2)と、 上記回転体(51)の外周面に該回転体(51)の軸方向に
    延び且つ首振り範囲の他側端に位置すると共に上記第1
    突起(62)より短く形成され、上記両リミットスイッチ
    (7a,7b)の一方のみが検出する第2突起(63)と を備えていることを特徴とする回動制御装置。
  2. 【請求項2】駆動手段(4)は、駆動源(41)にベルト
    伝動機構(43)が連結されて構成される一方、 該ベルト伝動機構(43)のベルト(47)が噛合する歯部
    (51d)が回転体(51)の端部外周面に形成されている ことを特徴とする請求項1記載の回動制御装置。
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