JPS6335300Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6335300Y2
JPS6335300Y2 JP18564284U JP18564284U JPS6335300Y2 JP S6335300 Y2 JPS6335300 Y2 JP S6335300Y2 JP 18564284 U JP18564284 U JP 18564284U JP 18564284 U JP18564284 U JP 18564284U JP S6335300 Y2 JPS6335300 Y2 JP S6335300Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
air
blow
case
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18564284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61101333U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18564284U priority Critical patent/JPS6335300Y2/ja
Publication of JPS61101333U publication Critical patent/JPS61101333U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6335300Y2 publication Critical patent/JPS6335300Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工場内等の広い空間の冷房を行う場
合に、吹出ダクトからの冷風を作業者の作業場所
等に局所的に送風する局所冷房機に関する。
〔従来の技術〕
従来、実公昭56−9155号公報に示す如く、局所
冷房機の吹出ダクトを電動機構により首振り自在
とし、冷房可能の範囲を拡大し、また間欠的な冷
風の吹出により作業者に快感を与え作動能力を向
上させるスポツトクーラの空気吹出装置が知られ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記公報に示された装置では、吹出ダ
クトを首振りさせるための電動機構が、吹出ダク
ト先端内部に装着されているため、吹出ダクト先
端部分の重量が重くなり、この電動機構を支持す
るロツド等には吹出ダクトを揺動させる際に、大
きなトルクが加わり、強度上問題がある。
また、吹出ダクト内部は、冷風の通路であるた
め、吹出ダクト内に電動機構を設けることによつ
て、通風抵抗が増加し、冷風の吹出し圧力が低下
し、冷房感が低下するという問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案は上記問題点を解決するため吹
出ダクトを設ける局所冷房機のケース内部に、吹
出ダクト駆動用の電動モータを設け、この電動モ
ータの駆動力をリンク機構を介して吹出ダクトに
伝達し、吹出ダクトを揺動させるという技術手段
を採用する。
〔作用〕
上記技術手段を採用することにより、電動モー
タの回転運動は、リンク機構によつて往復運動に
変換され、吹出ダクトは、その全長に亘つて揺動
される。また、吸入口よりケース内に吸入された
空気は、冷却手段によつて冷却され、送風機によ
つて、ケースの吹出を通つて吹出ダクト内に導入
され、吹出ダクトの先端から、冷房領域に向けて
吹出される。この際、吹出ダクトは揺動されてい
るため、冷却は、揺動範囲によつて決まる冷房領
域に亘つて吹出される。
〔考案の効果〕
以上より吹出ダクトを揺動させる電動モータ
は、吹出ダクト内部ではなく、ケース内に設けら
れるため、吹出ダクトにかかる重量負荷を低減で
き、強度を向上させるという効果がある。よつて
本案を採用すれば、吹出ダクトの長さを従来のも
のより長くすることができ、これにより冷風の到
達距離を延ばすことができる。
また、吹出ダクト内部の通風抵抗を低減できる
ため、冷風の減衰が防止され、その結果、従来よ
り冷房感を高めることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第2図は本考案による局所冷房機の外観斜視図
であり、1は局所冷房機のケース、2はケース1
に突設された冷風の吹出ダクトであり第2図に示
すごとく、ケース1に開口された空気の吹出口1
bに揺動自在に設けられている。なおこの詳しい
構成は後述する。Aは、吹出ダクト2を本考案に
基づいて揺動させる方向を表す矢印であり、ケー
ス1を設置した状態で、吹出ダクト2は水平方向
に揺動するようになつている。ケース1の内部に
は、図示されない冷媒の圧縮機、凝縮器、膨脹
弁、および第1図に示す蒸発器18から成る冷媒
回路と、凝縮器を空気冷却するための凝縮器用送
風器、蒸発器18によつて冷却された冷風を送風
する空調用送風機27が設けられている。該構成
が冷却手段に相当する。すなわち、本実施例で
は、冷却手段として、蒸気圧縮式冷凍方式が使用
される。その他、吸収剤及び加熱手段を使用した
吸収式冷凍方式、冷媒蒸気を高速度でエジエクタ
内に噴射させて、その噴流によつて蒸発器内を低
圧にする蒸気噴射式冷凍方式、ペルチエ効果を応
用した電子式冷凍方式等がある。要は、冷房領域
を冷却し得る手段であればどんな方式でも良く、
その方式には限定されない。
上述のように、本実施例では蒸気圧縮式冷凍方
式を冷却手段に用いているため、第1図および第
2図に示す如くケース1には、蒸発器18によつ
て冷却される空気の吸入口1a、蒸発器18によ
つて冷却された冷風の吹出口1b、凝縮器を冷却
するための空気の吸入口1c,1d、および凝縮
器を冷却した空気の排出口1eが開口されてい
る。なお、第2図には矢印21〜25によつて空
気の流れ方向が示されている。また、吸入口1
a,1c,1dには、ケース1内に異物や塵埃の
侵入を防止するため、フイルターが装着されてい
る。
また、第2図において、32は上記圧縮機駆動
用のモータおよび蒸発器18および凝縮器へ空気
を送風する送風機モータへの通電をオン・オフす
る操作スイツチであり、31は吹出ダクト2を揺
動させるモータへの通電をオン・オフする揺動ス
イツチである。
次に、第1図を用いて、蒸発機18によつて冷
却される空気通路周辺のケース1の内部構造、お
よびダクト2の取付構造について説明する。
第2図において、空気の吸入口1aのケース1
内側には、エアフイルター19が装着され、エア
フイルター19の空気下流側には蒸発器18が保
持ケース28に設置されている。この蒸発器18
は、周知のように冷媒を流すチユーブと、熱交換
を促進させるフインとから構成されており、吸入
口1aからケース1内に吸入された空気は、この
蒸発器18にて冷却されて冷風となる。なお、蒸
発器18の表面には、空気冷却の際凝縮水が生ず
るが、この凝縮水は、保持ケース28に設けられ
た排水口28aより、排出され、下方のドレンタ
ンク280に溜められるようになつている。
蒸発器18の空気下流側には、シロツコ型のフ
アン26が設置され、フアン26に送風された冷
風は、仕切壁1fにて区画形成された部屋1g内
に送りこまれるようになつている。なおフアン2
6は、電動モータ27によつて駆動される。
ここで、吹出ダクト2の取付構造について説明
する。吹出ダクト2の大部分は、屈曲可能な蛇腹
状に成形された樹脂製のダクト本体20からな
り、ダクト本体20は円筒状フランジ3に接着剤
等で結合されている。
5は円筒状の揺動筒で、これと一体的に形成さ
れた軸受部5aには、揺動の中心となる軸4が嵌
合しており、又、揺動筒5の上端にはフランジ面
が形成され、上記フランジ3がネジ等により取り
付けられている。6は軸4の固定側軸受であり、
ダクト本体20がケース1の部屋1gに連通する
ように、吹出口1bの周辺面にビス30によつて
取り付けられている。7は冷風の漏れを防ぐ為の
蛇腹管でゴム或はプラスチツク等の材料でできて
おり、一端を揺動筒5とダクトフランジ3の合わ
せ面に共締め固定し、他端を固定軸受6の取付面
に共締めされており、少なくとも揺動筒5の動き
得る範囲において伸縮自在である。以上が吹出ダ
クト2の構成部品である。
上記の如く構成された吹出ダクト2は、以下に
述べる電動モータおよびリンク機構によつて揺動
される。第1図、および第1図のB矢視図である
第3図において8は、ダクト2を揺動させる為の
電動モータで部屋1gのうち、吹出口1bの端部
付近に位置するように、ブラケツト11にてケー
ス1に取付けられている。9は駆動モータ8の出
力軸に回転自在に嵌合された回転腕で、リンク板
10の1端に回動自在に連結され、リンク板10
の他端は、揺動筒5に回動自在に取付けられてい
る。12は揺動筒5に軸4中心に対し直角方向に
固定されたリンク中心である。第4図はモータ8
の出力軸部の詳細図であり、この第4図において
13はコイルスプリングであり一端はモータ出力
軸の段付き部13aに、他端は、回転腕9を円板
14に押し付けるが如く取り付けられている。円
板14はピン15によりモータ8の出力軸に固定
されている。第5図は、円板14と、回転腕9の
接触面の詳細で、円板14には凹部14aが形成
され、回転腕9には凸部9aが形成され、それぞ
れの凹凸は、通常状態で嵌合しており、その接触
は、接触角θを持つている。
第6図は本考案の局所冷房機の電気回路図であ
り、操作スイツチ32には、停止位置33、送風
位置34、冷房位置35が設けられている。また
第6図において27は蒸発器用送風機モータ、3
7は冷媒圧縮機モータ、39は凝縮機冷却用の送
風機駆動モータでモータ27,37,39には、
それぞれ起動用のコンデンサ36,38,40が
接続されている。
次に、上記の如く構成された、本実施例の局所
冷房機の作動について説明する。
まず、操作スイツチ32を送風位置34にする
と、蒸発器側送風フアン26が回転し、送風を開
始する。また操作スイツチ32を冷房位置35に
すると、圧縮機モータ37および凝縮器冷却用の
モータ39が作動し、冷凍サイクルが循環して蒸
発器18は冷却作用を行う。この時ダクト揺動ス
イツチ31が“閉”であれば、ダクト揺動駆動モ
ータ8は回転を始め、出力軸にピン15で結合さ
れた円板14に回転力が伝達される。円板14に
は凹部14aがあり回転腕9の凸部9aがこれに
嵌合状態(第5図)にあるので回転力は9に伝達
される。揺動腕9が回転するとそれに回動自在に
連結されたリンク板10の他端のリンク中心12
には、揺動腕9の回転直径分の揺動が伝達されリ
ンク中心12は、揺動中心軸4を中心に円弧状の
往復運動を行う。揺動筒5は、揺動中心軸4に回
動自在に保持されているので、揺動中心軸4を中
心に揺動筒5は、第3図の矢印Aのように揺動す
る。したがつて揺動筒5に一体的にネジ等で取り
付けられたダクト本体20も、第2図に示す如く
揺動ダクト本体20の先端から、揺動角度に応じ
た冷房領域に、冷風が吹出される。次に、ダクト
2が揺動中、何らかの障害物、或いは人為的外力
等により揺動が阻害された場合、正規の揺動方向
とは逆方向の回転力が揺動腕9に伝わつてくる。
この時、揺動腕9の凸部9aと円板14の凹部1
4aが接触角θで接しているので、バネ13の押
し付け力に打ち勝つて揺動腕9は浮き上がり、揺
動腕9と同板14は空転状態となる。障害物或い
は人為的外力等がダクト2から取り除かれると、
モータ出力軸の回転により凸部9a、凹部14a
の位相がやがて合い、再び凸部9a、凹部14a
は嵌合状態となり回転力が前述した経路で伝達さ
れ、ダクト2は揺動を始める。
次にダクト揺動スイツチ31が“開”であれば
当然揺動駆動モータ8は、停止のままでダクト2
は静止状態である。逆に、ダクト揺動スイツチ3
1が“閉”状態から“開”にする事によりダクト
2の方向を揺動範囲内において任意の位置に静止
させる事も可能である。
以上のように本実施例によれば、揺動機構を有
するダクトを備えた局所冷房機では、例えば近接
して2人の冷却すべき人が居た時、揺動ダクト2
により、交互に冷風を送る事ができるので、局所
冷房機は1台でよくなり経済的である。或いは1
人を対象としていた場合でも、その人が特定の範
囲を移動するような場合にも、揺動ダクトにより
少なくとも静止ダクトより広い範囲に冷風を送る
事ができ、作業者の冷房感を高めるという効果が
ある。前述の説明では揺動ダクト2の揺動方向を
水平方向で行つたが、揺動機構の総てを90゜回転
させて取り付ければ、上下方向の揺動も可能にな
る。この場合は、1人の冷房対象に対して足部か
ら頭部へ冷風を当てる事になり、これも冷房効果
が大きい。
また、モータ8の回動力を往復運動に変換する
リンク機構は上述のものに限定されず、例えば、
直線的に往復運動させてもよいことは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
図面は全て本考案の実施例を示し、第1図は第
2図の要部断面図、第2図は本局所冷房機の外観
図、第3図は第1図のB矢視断面図、第4図は第
1図の部分拡大図、第5図は第4図の部分拡大
図、第6図は電気回路図である。 1……ケース、1a……吸入口、1b……吹出
口、2……吹出ダクト、8……モータ、9……回
転腕(リンク機構)、10……リンク板(リンク
機構)、5……揺動筒、18……蒸発器、26…
…フアン、27……モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 空気の吸入口および吐出口を有するケース
    と、 このケース内部に設けられ、前記吸入口より
    導入された空気を冷却する冷却手段と、 前記ケース内に設けられ前記冷却手段によつ
    て冷却された空気を前記吹出口より前記ケース
    外部に送出する送風機と、 前記吹出口から前記ケースの外側に突出した
    状態で前記吹出口に揺動自在に設けられ、前記
    送風機により送出される冷風を冷房領域に吹出
    す吹出ダクトと 前記ケース内部に設けられ、前記吹出ダクト
    を駆動する電動モータと、 この電動モータの回転運動を往復運動に変換
    し、前記吹出ダクトを揺動せしめるリンク機構
    とを備えることを特徴とする局所冷房機。 (2) 前記吹出ダクトは、前記吹出口に揺動自在に
    設けられ、前記リンク機構に連結された揺動筒
    と、この揺動筒に接続された蛇腹状ダクトとに
    よつて構成されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の局所冷房機。
JP18564284U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPS6335300Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18564284U JPS6335300Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18564284U JPS6335300Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61101333U JPS61101333U (ja) 1986-06-28
JPS6335300Y2 true JPS6335300Y2 (ja) 1988-09-20

Family

ID=30743108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18564284U Expired JPS6335300Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6335300Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100918948B1 (ko) 2009-03-18 2009-09-25 주식회사 콘첼 제트 공조기 토출팬 유닛의 결합구조
JP2024013075A (ja) * 2022-07-19 2024-01-31 サンデン株式会社 空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61101333U (ja) 1986-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3637607B2 (ja) 空気調和装置
JPH08216671A (ja) 自動車用空気調和装置
JPS6335300Y2 (ja)
JP2002195615A (ja) マイナスイオン発生装置
KR200178067Y1 (ko) 에어컨 토출구용 블레이드 구조
KR100331817B1 (ko) 천장형 에어컨
JPH094914A (ja) 空気調和機
KR200232365Y1 (ko) 에어콘용실내기의흡입그릴개폐장치
KR200164654Y1 (ko) 공기조화기 실내기의 토출구 개폐장치
KR20020090603A (ko) 가동그릴커버를 구비한 에어컨 실내기
CN220250161U (zh) 新风空调器
CN220250154U (zh) 新风空调器
KR100417262B1 (ko) 패키지형 에어컨디셔너의 배기 그릴부 회전 장치
KR20030018253A (ko) 분리형 공기조화기의 실내기
KR200164657Y1 (ko) 공기조화기 실내기의 흡입구 개폐장치
KR20050047796A (ko) 자기냉동을 이용한 에어컨시스템
JPH0261456A (ja) 回転制御装置
KR0142994B1 (ko) 공기조화기의 송풍장치
JPS5850190Y2 (ja) ヒ−トポンプ式冷暖房機
KR200148725Y1 (ko) 에어콘 응축수 배출장치
KR200148715Y1 (ko) 분리형 에어컨의 송풍조절장치
KR100531304B1 (ko) 공기조화기
KR100289488B1 (ko) 에어컨의흡입그릴개폐장치
KR100297130B1 (ko) 에어컨의가변그릴
KR20000014327U (ko) 분리형 에어컨의 블레이드 구동장치