JPS5850190Y2 - ヒ−トポンプ式冷暖房機 - Google Patents
ヒ−トポンプ式冷暖房機Info
- Publication number
- JPS5850190Y2 JPS5850190Y2 JP439578U JP439578U JPS5850190Y2 JP S5850190 Y2 JPS5850190 Y2 JP S5850190Y2 JP 439578 U JP439578 U JP 439578U JP 439578 U JP439578 U JP 439578U JP S5850190 Y2 JPS5850190 Y2 JP S5850190Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- heater
- air conditioner
- heat pump
- pump type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は回転式熱交換器を応用したヒートポンプ式冷暖
房機に関するもので、暖房時回転する室外熱交換器の伝
熱面上に生じた水滴が遠心力により送風ケーシング内に
飛散し、送風ケーシング内面にその表面張力にて附着し
た状態で存在する。
房機に関するもので、暖房時回転する室外熱交換器の伝
熱面上に生じた水滴が遠心力により送風ケーシング内に
飛散し、送風ケーシング内面にその表面張力にて附着し
た状態で存在する。
特に室外熱交換器の出口空気温度が０℃以下になると耐
着水滴（よ氷結するため、送風ケーシング内面の寸法形
状が実質的に変化する。
着水滴（よ氷結するため、送風ケーシング内面の寸法形
状が実質的に変化する。
本考案の目的は、この耐着水滴の氷結を防止するもので
ある。
ある。
近年、第１図に示す如く送風機の羽根１を中空羽根とし
、その内部に熱源流体（例えば水）２を流すことにより
中空羽根外部の流体（例えば空気）３と熱交換を行なう
回転式熱交換器４が注目されている。
、その内部に熱源流体（例えば水）２を流すことにより
中空羽根外部の流体（例えば空気）３と熱交換を行なう
回転式熱交換器４が注目されている。
これは送風機と熱交換器の機能を同時に有する他、伝熱
面の回転による熱交換能力の著しい向上が得られるため
、空気調和機の小形化、高性能化の手段として有望視さ
れているものである。
面の回転による熱交換能力の著しい向上が得られるため
、空気調和機の小形化、高性能化の手段として有望視さ
れているものである。
従来この回転式熱交換器４をヒートポンプ式冷暖房機に
応用したものとして第２図の如きものがあった。
応用したものとして第２図の如きものがあった。
即ち、回転軸上に回転可能なように室内熱交換器５およ
び室外熱交換器６が設けられ、四方弁７、圧縮機８と接
続され周知のヒートポンプ式冷凍サイクルを構成してい
る。
び室外熱交換器６が設けられ、四方弁７、圧縮機８と接
続され周知のヒートポンプ式冷凍サイクルを構成してい
る。
圧縮機８を出た吐出冷媒ガスは点線矢印の如く四方弁７
、軸封装置９を介して室内側熱交換器５に流入し、室内
空気と熱交換し暖房運転を行ない凝縮する。
、軸封装置９を介して室内側熱交換器５に流入し、室内
空気と熱交換し暖房運転を行ない凝縮する。
その後絞り装置１０にて断熱膨張後、室外熱交換器６に
て室外空気から吸熱し、軸封装置１１および四方弁７を
介して圧縮機８に吸入される。
て室外空気から吸熱し、軸封装置１１および四方弁７を
介して圧縮機８に吸入される。
１２は熱交換器の回転用電動機、１３はメカニカルシー
ル、１４は軸受けである。
ル、１４は軸受けである。
このヒートポンプ式冷暖房機は暖房運転時において以下
のような重大な欠点を有していた。
のような重大な欠点を有していた。
即ち第３図に示す如く暖房運転時の室外熱交換器６にお
いては室外空気中の水蒸気が伝熱面１５上に水滴として
凝縮する。
いては室外空気中の水蒸気が伝熱面１５上に水滴として
凝縮する。
そして回転による遠心力のため略々接線方向へ飛散し、
室外熱交換器６を囲む送風ケーシング１６の内面に衝突
し、一部は落下し水膜を形成し、一部は水滴の表面張力
のためケーシング１６内面に附着し水滴１７として残溜
する。
室外熱交換器６を囲む送風ケーシング１６の内面に衝突
し、一部は落下し水膜を形成し、一部は水滴の表面張力
のためケーシング１６内面に附着し水滴１７として残溜
する。
ところが室外空気温度が低下し室外熱交換器６を出た空
気が０℃以下になると、前述の水膜や水滴１７は氷結し
ていた。
気が０℃以下になると、前述の水膜や水滴１７は氷結し
ていた。
−たん氷結した水滴や水膜は成長じて行き、ついには送
風ケーシング１６内壁に厚く堆積し、実質的に送風ケー
シング１６内面形状を変化させ、設計時点における送風
性能すなわち、送風ケーシングの寸法形状で決まる騒音
値が満足されず、はなはだ不都合を生じていた。
風ケーシング１６内壁に厚く堆積し、実質的に送風ケー
シング１６内面形状を変化させ、設計時点における送風
性能すなわち、送風ケーシングの寸法形状で決まる騒音
値が満足されず、はなはだ不都合を生じていた。
本考案は以上の欠点を解消するものである。
以下その構成を第４図および第５図にて説明する。
１８は電気ヒータでありケーシング１６のりャガイダ１
６ａ、スタビライザ１６ ｂの外表面に熱的に接触して
いる。
６ａ、スタビライザ１６ ｂの外表面に熱的に接触して
いる。
１９は室外熱交換器６の出口空気温度を検出する温度検
出器である。
出器である。
第５図はこの電気回路図を示す。
電源２０に対し並列に圧縮機８および電動機１２を設け
ると共に、冷暖切替スイッチ２１の暖房側接点に四方弁
７と、温度検出器１９により開閉される開閉接点２２と
電気ヒータ１８の直列回路との並列回路が接続されてい
る。
ると共に、冷暖切替スイッチ２１の暖房側接点に四方弁
７と、温度検出器１９により開閉される開閉接点２２と
電気ヒータ１８の直列回路との並列回路が接続されてい
る。
２３は主スィッチである。
以下本考案の動作を述べる。室外温度が低下し回転する
室外熱交換器６の出口空気温度が０℃近く又は０℃以下
になると前記温度検出器１９により開閉接点２２が閉止
し電気ヒータ１８が通電発熱する。
室外熱交換器６の出口空気温度が０℃近く又は０℃以下
になると前記温度検出器１９により開閉接点２２が閉止
し電気ヒータ１８が通電発熱する。
そして送風ケーシング１６の内表面温度を昇温し、前述
の水膜や水滴の氷結を防止する。
の水膜や水滴の氷結を防止する。
なお、本考案のヒートポンプ式冷暖房機を、冷蔵庫の冷
却機に回転式熱交換器に応用することは可能である。
却機に回転式熱交換器に応用することは可能である。
以上のように本考案では、回転軸上に回転可能に設けた
室内熱交換器および室外熱交換器を四方弁および圧縮機
とを接続してなるヒートポンプ式冷暖房機において、前
記室外熱交換器を囲むケーシングに電気ヒータを設ける
と共に、前記室外熱交換器の出口空気温度が０℃近く又
は０℃以下になったとき、温度検出器により電気ヒータ
を通電する構造であるため、室外空気温度が低下し室外
熱交換器を出た空気が０℃以下になっても、送風ケーシ
ング内表面にて氷結現象が起こらず、送風ケーシング内
表面の寸法形状が変化しないので送風性能の低下すなわ
ち、送風量の低下や騒音値の上昇を招かず、氷の堆積に
よる熱交換器の破損が生ぜずきわめて実用的効果の大な
るものである。
室内熱交換器および室外熱交換器を四方弁および圧縮機
とを接続してなるヒートポンプ式冷暖房機において、前
記室外熱交換器を囲むケーシングに電気ヒータを設ける
と共に、前記室外熱交換器の出口空気温度が０℃近く又
は０℃以下になったとき、温度検出器により電気ヒータ
を通電する構造であるため、室外空気温度が低下し室外
熱交換器を出た空気が０℃以下になっても、送風ケーシ
ング内表面にて氷結現象が起こらず、送風ケーシング内
表面の寸法形状が変化しないので送風性能の低下すなわ
ち、送風量の低下や騒音値の上昇を招かず、氷の堆積に
よる熱交換器の破損が生ぜずきわめて実用的効果の大な
るものである。
第１図、第２図、第３図はそれぞれ従来のヒートポンプ
式冷暖房機の一部破断斜視図、説明図、一部拡大説明図
、第４図、第５図はそれぞれ本考案の一実施例における
ヒートポンプ式冷暖房機の一部拡大説明図および電気回
路図である。 ５・・・・・・室内熱交換器、６・・・・・・室外熱交
換器、７・・・・・・四方弁、８・・・・・・圧縮機、
１６・・・・・・ケーシング、１８・・・・・・電気ヒ
ータ、１９・・・・・・温度調節器。
式冷暖房機の一部破断斜視図、説明図、一部拡大説明図
、第４図、第５図はそれぞれ本考案の一実施例における
ヒートポンプ式冷暖房機の一部拡大説明図および電気回
路図である。 ５・・・・・・室内熱交換器、６・・・・・・室外熱交
換器、７・・・・・・四方弁、８・・・・・・圧縮機、
１６・・・・・・ケーシング、１８・・・・・・電気ヒ
ータ、１９・・・・・・温度調節器。
Claims (1)
- 回転軸上に回転可能に設けた室内熱交換器および室外熱
交換器を四方弁および圧縮機と接続し、前記室外熱交換
器を囲む送風ケーシングの外表面と熱的に接触する電気
ヒータを設け、前記室外熱交換器の出口空気温度を検出
する温度検出器により前記電気ヒータの通電を制御する
ヒートポンプ式冷暖房機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP439578U JPS5850190Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | ヒ−トポンプ式冷暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP439578U JPS5850190Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | ヒ−トポンプ式冷暖房機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54108452U JPS54108452U (ja) | 1979-07-31 |
| JPS5850190Y2 true JPS5850190Y2 (ja) | 1983-11-15 |
Family
ID=28809301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP439578U Expired JPS5850190Y2 (ja) | 1978-01-17 | 1978-01-17 | ヒ−トポンプ式冷暖房機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5850190Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-01-17 JP JP439578U patent/JPS5850190Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54108452U (ja) | 1979-07-31 |
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