JP7374324B2 - 室内機 - Google Patents

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Description

本開示は、複数の送風機構造体を備えた室内機に関する。
空気調和機の室内機として、例えば、特許文献1では、空気が取り込まれる吸込口に開度を調整する調整手段として遮蔽板を設けた構成が開示されている。遮蔽板は、機内で発生した騒音が吸込口から機外へ漏出するのを防止している。
一方、室内機においては、内部にファンと熱交換器とを備え、ファンが稼働することで吸込口を通じて室内機の内部へ空気が取り込まれた構成を有することが一般的である。また、ファンと、対応するモーターとにより構成された送風機構造体を2つ備えた室内機では、2つの送風機構造体を構成している2つのファンの運転又は停止のタイミング、及び、運転中の回転数が同じになるように設計されていることが一般的である。
特開平8-219477号公報
特許文献1の室内機のように、2つの送風機構造体において、2つのファンの運転又は停止のタイミング、及び、運転中の回転数が同じになるように設計されていると、どちらか一方の送風機構造体のファンのみを運転することができない。このため、どちらか一方の送風機構造体のモーターに異常又は故障が発生した場合、いずれの送風機構造体も運転が停止され、どちらの送風機構造体で異常又は故障が発生しているのかを特定することができない。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の送風機構造体のうち異常が発生した送風機構造体の特定が可能な室内機を提供することを目的とする。
本開示に係る室内機は、空気が吹き出される吹出口が形成された筐体と、前記筐体に収容された複数の送風機構造体と、を備え、前記複数の送風機構造体のそれぞれは、前記筐体内に風路を形成するファンと、前記ファンを収容し、前記筐体の前記吹出口に連通する開口が形成されたファンケーシングと、前記風路に設けられ、前記ファンケーシングの前記開口を遮蔽する遮蔽板と、を含み、前記遮蔽板は、前記遮蔽板の前記ファン側の空間における圧力と、前記遮蔽板の前記開口側における圧力との圧力差により、前記ファンの吹出方向に回動されるものであり、前記ファンケーシングに設けられ、前記遮蔽板の開状態及び閉状態を検知するセンサーと、前記センサーからの信号が入力される制御装置と、を更に備え、前記制御装置は、前記センサーにより閉状態を検知すると、閉状態が検知された前記センサーを含む前記送風機構造体が異常であると判断する
本開示に係る室内機によれば、複数の送風機構造体が、ファンからの送風により開閉する遮蔽板を備えている。そして、複数の送風機構造体のうち、異常が発生した送風機構造体のファンは回転しないため、異常が発生した送風機構造体に設けられた遮蔽板は閉となる。これにより、異常が生じた送風機構造体を特定することができる。
実施の形態1に係る室内機を備えた空気調和機を示す回路図である。 実施の形態1に係る室内機の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る室内機の内部を示す斜視図である。 実施の形態1に係る第1送風機構造体及び第2送風機構造体の拡大図である。 実施の形態1に係る第1ファンケーシングの側面を示す概略模式図である。 実施の形態1に係る室内機における動作を説明する模式図である。 実施の形態2に係る室内機の第1ファンケーシングの側面を示す概略模式図である。 実施の形態2に係る制御装置による処理を説明するフローチャートである。
以下、本実施の形態に係る室内機1について説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。更に、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
また、以下の図において、X方向は、室内機1の左右方向を示し、矢印により右から左方向を示すこととする。Y方向は、室内機1の前後方向を示し、矢印により前から後ろ方向を示すこととする。Z方向は、室内機1の上下方向を示し、矢印により下から上方向を示すこととする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る室内機1を備えた空気調和機100を示す回路図である。図1に示すように、空気調和機100は、室内機1が配置された室内空間の空気を調整する装置であり、室内機1と、室内機1と冷媒配管107によって接続される室外機111とを備えている。室内機1には、第1ファン31と、第2ファン41と、室内熱交換器5と、膨張部13とが設けられている。室外機111には、圧縮機116、流路切替装置117、室外熱交換器118、及び、第3ファン119が設けられている。
圧縮機116、流路切替装置117、室外熱交換器118、膨張部13及び室内熱交換器5が冷媒配管107により接続されて、作動ガスである冷媒が流れる冷媒回路114が構成されている。圧縮機116は、低温且つ低圧の状態の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温且つ高圧の状態の冷媒にして吐出するものである。流路切替装置117は、冷媒回路114において冷媒が流れる方向を切り替えるものであり、例えば四方弁である。室外熱交換器118は、例えば室外空気と冷媒との間で熱交換するものである。室外熱交換器118は、冷房運転時には凝縮器として作用し、暖房運転時には蒸発器として作用する。
第3ファン119は、室外熱交換器118に室外空気を送る機器である。室内熱交換器5は、例えば室内空気と冷媒との間で熱交換するものである。室内熱交換器5は、冷房運転時には蒸発器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する。膨張部13は、冷媒を減圧して膨張する減圧弁又は膨張弁である。膨張部13は、例えば開度が調整される電子式膨張弁である。第1ファン31及び第2ファン41は、室内熱交換器5に室内空間の空気を送る機器である。
<室内機1の構成>
図2は、実施の形態1に係る室内機1の外観を示す斜視図である。図2に示すように、室内機1は、床置きタイプの室内機であり、上面に第1吹出口12a及び第2吹出口12bが設けられている。室内機1は、ダクト接続により室内空間に空気を吹き出す構造のものでよい。
室内機1の筐体1Aは、底面パネル101と、右側面パネル102と、左側面パネル103と、背面パネル104と、前面パネル105と、天面パネル106とにより、直方箱状に形成されている。
底面パネル101は、室内機1の底面を構成している。右側面パネル102と、左側面パネル103と、背面パネル104と、前面パネル105とは、底面パネル101の周縁から立設されており、室内機1の側面を構成している。天面パネル106は、底面パネル101と対向し、右側面パネル102、左側面パネル103、背面パネル104、及び、前面パネル105の上部を接続している。
前面パネル105は、空気を吸い込む吸込パネル105aと作業者が開閉可能なサービスパネル105bとにより構成されている。天面パネル106には、第1吹出口12aと第2吹出口12bが形成されている。空気は、吸込パネル105aに形成された開口及び背面パネル104に形成された開口から吸い込まれ、第1吹出口12a及び第2吹出口12bから吹き出される。
<室内機1の内部の構成>
図3は、実施の形態1に係る室内機1の内部を示す斜視図である。図3に示すように、室内機1の内部には、熱交換器2と、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4と、が収容されている。
熱交換器2は、前面側に配置された第1熱交換器2a、及び、背面側に配置された第2熱交換器2bにより構成されている。第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bは、側面視でV字状に配置されている。熱交換器2の下方には、底面パネル101の上面に配置されたドレンパン7が配置されている。ドレンパン7は、上方に位置する熱交換器2から滴下するドレン水を受けるものである。ドレンパン7の上方には、制御箱6が設けられている。制御箱6は、底面パネル101から立設する柱及び柱同士を接続する梁に取り付けられている。制御箱6には空気調和機100を制御する制御装置60が収容されている。なお熱交換器2の配置はV字状に限定されない。
第1熱交換器2aの前面側には、フィルター8が設けられている。フィルター8は、第1熱交換器2aと前面パネル105の吸込パネル105aとの間に設けられている。フィルター8は、吸込パネル105a又は熱交換器2に抱き合わせるように設けられている。フィルター8は、前面パネル105の吸込パネル105aに形成された開口及び背面パネル104に形成された開口から吸い込まれた空気を濾過するものである。第2熱交換器2bと背面パネル104との間にも、フィルター8が配置されている。第2熱交換器2bと背面パネル104との間のフィルター8は、図示を省略している。
熱交換器2には冷媒配管107が接続されている。冷媒配管107は、室内機1から延びる延長配管を介して室外機の冷媒配管に接続される。室内機1と室外機とを冷媒が循環することにより、冷凍サイクルが構成されている。延長配管及び室外機は、図示を省略している。
第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4は、熱交換器2の上方に配置されている。
第1送風機構造体3は、第1ファン31と、第1モーター32と、第1ファンケーシング33と、第1シャフト34とを含む。第1ファン31と、第1モーター32とは、第1シャフト34により接続されている。第1モーター32は、第1ファン31を回転駆動させるものである。第1モーター32が回転駆動すると、第1シャフト34により第1ファン31が回転されて、室内機1の内部に風路が形成される。第1モーター32は、制御装置60により回転動作が制御される。第1ファン31は、例えば、シロッコファンである。
第2送風機構造体4は、第2ファン41と、第2モーター42と、第2ファンケーシング43と、第2シャフト44とを含む。第2ファン41と、第2モーター42とは、第2シャフト44により接続されている。第2モーター42は、第2ファン41を回転駆動させるものである。第2モーター42が回転駆動すると、第2シャフト44により第2ファン41が回転されて、室内機1の内部に風路が形成される。第2モーター42は、制御装置60により回転動作が制御される。第2ファン41は、例えば、シロッコファンである。
<第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4の構成>
図4は、実施の形態1に係る第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4の拡大図である。図5は、実施の形態1に係る第1ファンケーシング33の側面を示す概略模式図である。図5において、実線は、遮蔽板9の開状態を示し、破線は、遮蔽板9の閉状態を示している。また、矢印は、遮蔽板9の動きを示している。
図4に示すように、第1送風機構造体3と第2送風機構造体4とは、室内機1の左右方向に隣接して配置されている。第1送風機構造体3と第2送風機構造体4とは、第1モーター32の軸方向と第2モーター42の軸方向とが一致するように配置されている。第1モーター32の軸方向及び第2モーター42の軸方向は、室内機1の左右方向に平行な方向に延びている。
第1送風機構造体3の第1ファン31は、第1ファンケーシング33に収容されている。第1ファンケーシング33は、第1ファン31を囲う円筒形状の円筒部330と、円筒部330の外周に接続された角筒形状の出口部331とにより構成されている。第1ファンケーシング33は、円筒部330に形成された吸込開口33dと、出口部331に形成された吹出開口33eとを有する。
円筒部330は、対向する一対の端面33aと、一対の端面33aの一部を除く縁部を接続する周壁33cとにより外郭が形成されている。一対の端面33aのそれぞれの中央には、円形の吸込開口33dが形成されている。円筒部330の内部の空間に、第1ファン31が配置されている。第1ファン31は、羽の先端が周壁33cの内面に沿うように配置されている。
出口部331は、円筒部330の外周面から上方に延び、吹出開口33eに至るように形成されている。出口部331は、円筒部330の一対の端面33aの縁部の一部及び周壁33cから連続して形成されている。吹出開口33eは、室内機1の上面を覆う天面パネル106に形成された第1吹出口12aに連通している。吹出開口33eと、第1吹出口12aとは、ダクトにより接続されていてもよい。
第1ファン31が駆動すると、室内機1の下方に流入した空気が第1ファンケーシング33に吸込開口33dから空気が吸い込まれ、第1ファンケーシング33内に流入する。第1ファンケーシング33内に吸い込まれた空気は、第1ファン31の駆動によりエネルギーを受け、第1ファン31の外周に対向する周壁33cに沿って流れた後、出口部331を通り、吹出開口33eに至る。そして、空気は、吹出開口33eから室内機1の天面パネル106に形成された第1吹出口12aを介して室内空間に吹き出される。
第2ファンケーシング43は、第1ファンケーシング33と同様の構成を有するため、説明を割愛する。
<ファンケーシングの構成>
図5に示すように、第1ファンケーシング33には、吸込開口33dから吹出開口33eに至る風路を遮蔽する遮蔽板9が取り付けられている。遮蔽板9は、吹出開口33eを塞ぐものである。遮蔽板9は、一端が開閉機構35により出口部331に接続された固定端になっている。遮蔽板9の他端は、自由端になっている。開閉機構35は、例えば、蝶番である。
遮蔽板9は、閉状態において、全周に渡る縁部が、出口部331の内面に接している。遮蔽板9は、閉状態において、自重により吹出開口33eを遮蔽する。
遮蔽板9は、第1モーター32の駆動により第1ファン31から風圧を受けて、遮蔽板9よりも気流の上流側の空間の圧力が、遮蔽板9よりも気流の下流側、つまり、吹出開口33e側の圧力よりも大きくなると、第1ファン31の吹出方向に回動される。遮蔽板9は、遮蔽板9の第1ファン31側の空間における圧力と、遮蔽板9の吹出開口33e側の圧力との圧力差により、第1ファン31の吹出方向に回動し、開状態となる構成である。
遮蔽板9は、遮蔽板9の第1ファン31側の空間における圧力と、遮蔽板9の吹出開口33e側の圧力との間に圧力差がなくなると、開閉機構35を中心に回動し、閉状態に戻る。
遮蔽板9は、例えば、薄い板金である。遮蔽板9が薄い板金であることで、遮蔽板9によって空気の流れを妨げることを抑制できる。遮蔽板9の部材として、例えば、アルミニウムが用いられる。遮蔽板9は、第1ファン31の風圧により回動し得る構成であればよく、アルミニウムの板金に限定されない。
第2ファンケーシング43も、第1ファンケーシング33と同様、開閉機構45と遮蔽板9とを有する。第2ファンケーシング43は、第1ファンケーシング33と同様の構成であるため、説明を割愛する。
<室内機1の動作>
図6は、実施の形態1に係る室内機1における動作を説明する模式図である。図6において、白抜きの矢印は、空気の流れを示している。また、黒い矢印は、遮蔽板9の動きを表している。図6は、室内機1を前面から見た場合を示している。図6において、説明を容易にするため、遮蔽板9の取り付け位置が図5の構成と異なっている。
室内機1は、運転中、制御装置60により第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4に収容された第1モーター32及び第2モーター42が個別に制御し、第1ファン31及び第2ファン41を回転駆動させる。
これにより、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4の内部と外部との間で圧力差が生じ、室内機1が配置された室内の空気が、前面パネル105の吸込パネル105aの開口及び背面パネル104の開口から室内機1の内部へ吸い込まれる。
室内機1の内部に吸い込まれた空気は、第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bを通過する過程で調整された空気となって、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4に到達する。
第1送風機構造体3に到達した空気は、第1ファンケーシング33の吸込開口33dから第1ファンケーシング33の内部に流入し、第1ファン31の圧力により第1ファンケーシング33に取り付けられた遮蔽板9を押し上げる。これにより、遮蔽板9が開状態となり、調整された空気が第1ファンケーシング33の吹出開口33eを通り、室内機1の第1吹出口12aから、室内に向けて吹き出される。
第2送風機構造体4に到達した空気も同様に、第2ファンケーシング43の吸込開口43dから第2ファンケーシング43の内部に流入し、第2ファン41の圧力により第2ファンケーシング43に取り付けられた遮蔽板9を押し上げる。これにより、遮蔽板9が開状態となり、調和された空気が第2ファンケーシング43の吹出開口43eから、室内機1の第2吹出口12bを通り、吹き出される。
室内機1の運転中、第2送風機構造体4の第2モーター42が故障し、異常となると、第2ファン41の回転が停止し、第1送風機構造体3の第1モーター32による第1ファン31の回転のみが継続される。
第1ファン31の回転により、室内機1が配置された室内の空気が、前面パネル105の吸込パネル105aから室内機1の内部へ吸い込まれる。室内機1の内部に吸い込まれた空気は、第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bを通過して第1送風機構造体3に到達し、第1ファンケーシング33の吸込開口33dから第1ファンケーシング33の内部に流入する。第1ファンケーシング33の内部に流入した空気は、第1ファン31の圧力により第1ファンケーシング33に取り付けられた遮蔽板9を押し上げ、第1ファンケーシング33の吹出開口33eから吹き出される。
一方、第2送風機構造体4の第2モーター42は、故障しており、第2ファン41が回転していない。この場合、第2ファン41が動いていないため、第2ファンケーシング43の内部に対流する空気は、上方に移動せず、遮蔽板9が押し上げられない。第2送風機構造体4の遮蔽板9が閉状態となることで、第2送風機構造体4に収容された第2モーター42の故障を特定することができる。
2つの送風機構造体において、2つのファンの運転又は停止のタイミング、及び、運転中の回転数が同じになるように設計されている場合、どちらか一方の送風機構造体のファンのみを運転することができない。そのため、どちらか一方の送風機構造体のモーターに異常又は故障が発生した場合、送風機構造体全体が異常であると判断され、2つの送風機構造体の運転を継続することができなくなってしまう。
これに対し、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4に遮蔽板9を設けた構成であれば、第2モーター42が故障すると、第2ファンケーシング43の遮蔽板9により吹出開口43eが遮蔽される。このため、第2送風機構造体4に収容された第2モーター42の故障を特定することができる。
また、第2送風機構造体4は、第1送風機構造体3に隣接して配置されているため、第2ファンケーシング43の吹出開口43eは、第1ファンケーシング33の吹出開口33eに隣接している。
2つの送風機構造体において、吹出口が隣接した構成の室内機では、異常又は故障が発生していない送風機構造体のみを運転させると、当該送風機構造体と停止している送風機構造体との間でショートサイクルが発生することが知られている。ショートサイクルとは、一方の送風機構造体が停止し、他方の送風機構造体が運転している場合に、室内機内部と吹出ダクトとの圧力差により、停止している一方の送風機構造体を通じて室内機内部へと空気が逆流することをいう。つまり、第2モーター42が故障すると、第2ファンケーシングの内部と外部との圧力差により、第2ファンケーシングの吹出開口から吸込開口に向かい空気が逆流してしまう。また、吹出開口は、第1ファンケーシングの吹出開口に隣接しているため、第1ファンケーシングの吹出開口から吹き出された調整された空気も吸い込んでしまうこととなり、ショートサイクルが発生してしまう。
この場合、双方の送風機構造体が停止すると生産設備又はサーバーなどに影響を及ぼしてしまうため、停止ではなく応急運転又はバックアップ運転が必要とされるケースであっても、一方の送風機構造体のみを運転させることができない。
これに対し、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4に遮蔽板9を設けた構成であれば、第2モーター42が故障すると、第2ファンケーシング43の遮蔽板9により吹出開口43eが遮蔽される。このため、第1ファンケーシング33の吹出開口33eから吹き出された空気が、第2ファンケーシング43の吹出開口33eから流入せず、ショートサイクルの発生が抑制される。
このように、本実施の形態に係る室内機1は、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4が遮蔽板9を備える。そのため、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4のうち、例えば、第2送風機構造体4が故障又は異常となっても、ショートサイクルが生じないため、第1送風機構造体3による運転が継続される。第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4のうち、例えば、第1送風機構造体3が故障又は異常となった場合にも、ショートサイクルが生じないため、第2送風機構造体4による運転が継続される。
また、遮蔽板9は、自重により回動する構成であるため、複雑な構造を用いることなく室内機1の運転の継続を実現できる。
なお、図5では、遮蔽板9が第1ファンケーシング33及び第2ファンケーシング43に取り付けられた例を説明しているが、遮蔽板9は、第1ファンケーシング33及び第2ファンケーシング43からの空気の流れを遮蔽できる構成であればこれに限定されない。遮蔽板9は、例えば、図6に示すように、第1吹出口12a及び第2吹出口12bに取り付けられていてもよい。
また、図5では、第1ファンケーシング33に開閉機構35を設け、第2ファンケーシング43に開閉機構45を設けた構成を説明している。第1送風機構造体3の遮蔽板9と第2送風機構造体4の遮蔽板9とが個別に回動できる構成であれば、開閉機構35の構成は限定されない。例えば、図6に示すように、開閉機構35を共通化した構成であってもよい。
なお、第1送風機構造体3と第2送風機構造体4とは、室内機1の左右方向に隣接して配置された例を説明しているが、左右方向に隣接していなくてもよい。また、第1送風機構造体3と第2送風機構造体4とは、第1モーター32の軸方向と第2モーター42の軸方向とが一致するように配置された例を説明しているが、それぞれの軸方向は一致していなくてもよい。
<変形例>
実施の形態1の変形例に係る室内機1は、遮蔽板9の構成が実施の形態1と異なる。変形例に係る室内機1の遮蔽板9は、第1送風機構造体3及び第2送風機構造体4において風圧が検出されると自動的に電動で開閉する構成である。例えば、シャッターのように収納可能な遮蔽板9でもよい。
以上説明した実施の形態1に係る室内機1によれば、第1送風機構造体3の吹出開口33e及び第2送風機構造体4の吹出開口43eを遮蔽する遮蔽板9が、第1ファン31又は第2ファン41のいずれかからの送風がないと閉状態となる。このため、例えば、第2送風機構造体4の遮蔽板9が閉状態であれば、第2ファン41を含む第2送風機構造体4に収容された第2モーター42が故障し、又は異常であることを特定することができる。また、故障した第2モーター42を含む第2送風機構造体4の遮蔽板9が閉状態となることで、故障又は異常が生じていない第1モーター32を含む第1送風機構造体3との間でショートサイクルが生じず、第1送風機構造体3による運転を継続できる。
実施の形態2
図7は、実施の形態2に係る室内機1の第1ファンケーシング33の側面を示す概略模式図である。実施の形態2は、第1ファンケーシング33の構成が実施の形態1と相違しており、その他の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略し、同様あるいは相当部分には同じ符号を付している。
図7に示すように、実施の形態2に係る室内機1に設けられた第1ファンケーシング33には、開閉機構35の開状態及び閉状態を検知するためのセンサー36が取り付けられている。
センサー36は、ON及びOFFを検知可能な、例えば、プッシュスイッチである。センサー36は、第1ファンケーシング33の周壁33cであって、開閉機構35が取り付けられた位置と吹出開口33eとの間に取り付けられている。遮蔽板9が開状態になると、遮蔽板9がセンサー36に接触する。これにより、センサー36は、ON状態を検知する。遮蔽板9が閉状態であると、遮蔽板9とセンサー36との接触が解除される。これにより、センサー36は、OFF状態を検知する。
センサー36は、制御装置60に接続されている。センサー36で検知された遮蔽板9の開状態及び閉状態の情報は、制御装置60に送信される。
第2ファンケーシング43においても、第1ファンケーシング33と同様、第2ファンケーシング43にセンサー46が設けられている。
<制御装置の動作>
図8は、実施の形態2に係る制御装置60による処理を説明するフローチャートである。図8において、第1送風機構造体3の第1モーター32の故障により第1ファン31が回転しない場合を図示している。
図8に示すように、ステップS01において、制御装置60は、センサー36からの通知に基づき、閉状態の遮蔽板9の有無を判断する。制御装置60は、ステップS01において、閉状態の遮蔽板9がないと判断すると、処理を終了し、室内機1の運転を継続させる。
制御装置60は、ステップS01において、閉状態の遮蔽板9があると判断すると、ステップS02に移行し、閉状態が検知された遮蔽板9が収容されている送風機構造体を特定する。図7の例では、第1モーター32の故障により、第1ファン31が回転していないため、制御装置60は、閉状態が検知された遮蔽板9が収容された送風機構造体が第1送風機構造体3であることを特定する。
次に、ステップS03において、制御装置60は、閉状態が検知された遮蔽板9が収容されたことが特定された第1送風機構造体3以外の送風機構造体、つまり、第2送風機構造体4に収容された第2モーター42に対し、応急運転を実施させ、処理を終了する。応急運転では、制御装置60は、第2モーター42を運転させることと、さらには第2モーター42の回転数を制御し、送風量を増大させることも可能である。応急運転は、補完動作の一例である。補完動作としては、他に、バックアップ運転等が挙げられる。
このように、第2ファン41の回転数を増大させることにより、第1ファン31の故障による送風量の低下を補うことができる。
なお、センサー36は、プッシュスイッチでもよく、その他の方式のセンサー36、例えば、非接触式のスイッチを用いることも可能である。非接触式のスイッチとしては、磁気タイプ、レーザータイプ、又は、フローティングスイッチなどがある。
また、センサー36の取り付け位置は、第1ファンケーシング33に限定されず、遮蔽板9と第1ファンケーシング33とを接続する開閉機構35に取り付けられていてもよい。センサー36は、例えば、遮蔽板9を取り付けるための開閉機構35が設けられた周壁33cに対向する周壁33cに取り付けられていてもよい。
以上説明した、本実施の形態2に係る室内機1によれば、第1ファンケーシング33には、開閉機構35の開状態及び閉状態を検知するためのセンサー36が取り付けられている。第2ファンケーシング43も第1ファンケーシング33と同様の構成を有する。そのため、センサー36で検知された遮蔽板9の開状態及び閉状態を制御装置60において検出できるため、遮蔽板9の開状態及び閉状態に応じた運転制御が可能である。
また、第1送風機構造体3において第1モーター32が故障した場合には、制御装置60の制御により、第2送風機構造体4の第2モーター42による補完動作が行われる。そのため、第2送風機構造体4により運転が継続され、生産設備又はサーバーなどに影響を及ぼすことを抑制できる。
1 室内機、1A 筐体、2 熱交換器、2a 第1熱交換器、2b 第2熱交換器、3 第1送風機構造体、4 第2送風機構造体、5 室内熱交換器、6 制御箱、7 ドレンパン、8 フィルター、9 遮蔽板、12a 第1吹出口、12b 第2吹出口、13 膨張部、31 第1ファン、32 第1モーター、33 第1ファンケーシング、33a 端面、33c 周壁、33d 吸込開口、33e 吹出開口、34 第1シャフト、35 開閉機構、36 センサー、41 第2ファン、42 第2モーター、43 第2ファンケーシング、43d 吸込開口、43e 吹出開口、44 第2シャフト、45 開閉機構、46 センサー、60 制御装置、100 空気調和機、101 底面パネル、102 右側面パネル、103 左側面パネル、104 背面パネル、105 前面パネル、105a 吸込パネル、105b サービスパネル、106 天面パネル、107 冷媒配管、111 室外機、114 冷媒回路、116 圧縮機、117 流路切替装置、118 室外熱交換器、119 第3ファン、330 円筒部、331 出口部。

Claims (3)

  1. 空気が吹き出される吹出口が形成された筐体と、
    前記筐体に収容された複数の送風機構造体と、を備え、
    前記複数の送風機構造体のそれぞれは、
    前記筐体内に風路を形成するファンと、
    前記ファンを収容し、前記筐体の前記吹出口に連通する開口が形成されたファンケーシングと、
    前記風路に設けられ、前記ファンケーシングの前記開口を遮蔽する遮蔽板と、を含み、
    前記遮蔽板は、
    前記遮蔽板の前記ファン側の空間における圧力と、前記遮蔽板の前記開口側における圧力との圧力差により、前記ファンの吹出方向に回動されるものであり、
    前記ファンケーシングに設けられ、前記遮蔽板の開状態及び閉状態を検知するセンサーと、
    前記センサーからの信号が入力される制御装置と、を更に備え、
    前記制御装置は、
    前記センサーにより閉状態を検知すると、閉状態が検知された前記センサーを含む前記送風機構造体が異常であると判断する
    室内機。
  2. 前記開口は、
    前記ファンが停止している場合、自重により回動した前記遮蔽板により閉状態とされる
    請求項1に記載の室内機。
  3. 記複数の送風機構造体のうちのいずれかの送風機構造体の前記遮蔽板が閉状態であると、
    前記複数の送風機構造体のうちの他の送風機構造体により補完動作が行われ、
    前記補完動作は、前記ファンの回転数を増大させる運転である
    請求項1又は2に記載の室内機。
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