JP2019173980A - 空調室内機、およびそれを備えた空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】空調運転時と停止時とで位置を変化させる可動部を備えた空調室内機において、空調運転時に可動部が正しく動作しているか確認するために、コストアップの要因になるリミットスイッチを用いること無く、制御を行うことができる空調室内機を提供する。【解決手段】空調室内機(10)は、熱交換器と、ファンと、筐体(50)と、可動部(11,30)と、センサ(40)と、制御部とを備える。可動部は、停止時の第1位置と空調運転時の第2位置とで位置を変化させる。センサは、可動部が第1位置か第2位置かに依存して測定値が異なる。制御部は、センサの測定値によって、可動部の位置を判定する。【選択図】図3
Description
空調運転時と停止時とで位置を変化させる可動部を備えた空調室内機に関する。
空調室内機としては、意匠性や機能性の観点から、パネルやフラップなどの可動部を備えたものが商品化されている。このような空調室内機においては、たとえば、特許文献1(特開2005−214562号公報)にあるように、パネルやフラップの位置検知のために、リミットスイッチを用いたものがある。リミットスイッチがあれば、可動部の位置を検出することが出来、たとえば、制御された通りの位置に可動部がないなどの異常を検出して、機器の制御にフィードバックすることが可能である。
リミットスイッチは、上述したように、可動部を用いた空調室内機にとって有益なものであるが、コストアップの要因になる。そこで、リミットスイッチを用いること無く、リミットスイッチがあるときと同様に可動部の位置を知り、空調室内機の制御を行うことが出来れば、コストダウンできる。
第1観点の空調室内機は、熱交換器と、ファンと、筐体と、可動部と、センサと、制御部とを備える。熱交換器は、空調運転時に冷媒と空気とで熱交換する。ファンは、熱交換器への空気の流れを生成する。筐体は、熱交換器と、ファンとを収容する。可動部は、筐体に取り付けられている。可動部は、停止時の第1位置と空調運転時の第2位置とで位置を変化させる。なお、本明細書において、位置とは、姿勢を含む場合がある。センサは、温度または湿度を測定する。センサは、可動部が第1位置か第2位置かに依存して測定値が異なる。制御部は、センサの測定値によって、可動部の位置を判定する。
第1観点の空調室内機は、リミットスイッチを用いなくても、センサを利用して、可動部の異常検知を行うことができる。
第2観点の空調室内機は、第1観点の空調室内機であって、可動部は、筐体の前面を覆う前面パネルである。
第3観点の空調室内機は、第1観点の空調室内機であって、可動部は、第1風向調整羽根である。第1風向調整羽根は、熱交換器で熱交換した後、前記ファンによって室内に吹き出される空気の向きを制御する。
第4観点の空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかの空調室内機であって、センサは赤外線温度センサである。
第5観点の空調室内機は、第1観点から第4観点のいずれかの空調室内機であって、センサは、離間した位置の温度を測定できる温度センサである。センサの位置は、可動部が第2位置の時には、部屋の中の温度を検出可能であり、可動部が第1位置の時には、可動部の温度を検出可能である。
第6観点の空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかの空調室内機であって、センサは、熱交換器に入る前の空気の温度を測定する吸込温度センサである。
第7観点の空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれかの空調室内機であって、センサは、湿度センサである。
第8観点の空調室内機は、第1観点から第3観点または第7観点のいずれかの空調室内機であって、センサは、前面パネルに取り付けられるセンサである。
第9観点の空調室内機は、第1観点から第3観点または第7観点のいずれかの空調室内機であって、センサは、第1風向調整羽根に取り付けられるセンサである。
第10観点の空調室内機は、第1観点から第7観点のいずれかの空調室内機であって、センサは、筐体に取り付けられるセンサである。
第11観点の空調室内機は、熱交換器と、ファンと、筐体と、可動部と、センサとを備える。熱交換器は、空調運転時に冷媒と空気とで熱交換する。ファンは、熱交換器への空気の流れを生成する。筐体は、熱交換器と、ファンとを収容する。可動部は、筐体に取り付けられている。可動部は、停止時の第1位置と空調運転時の第2位置とで位置を変化させる。センサは、温度または湿度を測定する。センサは、可動部が第1位置か第2位置かに依存して測定値が異なる。空調室内機は、可動部の位置を検出するリミットスイッチを有さない。
第12観点の空調室内機は、第1観点から第11観点のいずれかの空調室内機であって、可動部が、空調運転時に、第1位置であるときは、空調運転を停止させる制御を行う。
空気調和装置は、第1観点から第13観点のいずれかの空調室内機を備えたものである。
<第1実施形態>
(1)全体構成
空気調和装置1について全体構成を説明する。図1は、空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことができる。空気調和装置1は、主として、空調室内機10と、空調室外機20と、空調室内機10と空調室外機20とを接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5と、空調室内機10および空調室外機20の構成機器を制御する制御部2と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路3は、空調室内機10と空調室外機20とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
(1)全体構成
空気調和装置1について全体構成を説明する。図1は、空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことができる。空気調和装置1は、主として、空調室内機10と、空調室外機20と、空調室内機10と空調室外機20とを接続する液冷媒連絡管4及びガス冷媒連絡管5と、空調室内機10および空調室外機20の構成機器を制御する制御部2と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路3は、空調室内機10と空調室外機20とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。
空調室外機20は、室外(建物の屋上や建物の壁面近傍等)に設置されている。空調室外機20は、主として、アキュムレータ7と、圧縮機8と、四路切換弁24と、室外熱交換器9と、膨張機構としての膨張弁6と、液側閉鎖弁26と、ガス側閉鎖弁25と、室外ファン23と、を有している。各機器及び弁間は、冷媒管によって接続されている。
空調室内機10は、室内(居室や天井裏空間等)に設置されている。空調室内機10は、主として、室内熱交換器14と、室内ファン13と、を有している。
空気調和装置1は、室内の空調運転を行う。空調運転とは、冷房、暖房、除湿、加湿、送風などの運転モードを含んでも良い。内部クリーン運転モードを有してもよい。
(2)空調室内機10の構成
空調室内機10について説明する。空調室内機10は、主に、熱交換器14と、ファン13と、筐体50と、可動部と、センサ40と、制御部2とを備えている。可動部は、前面パネル11、または、第1風向調整羽根30である。本実施形態の空調室内機10は、壁掛け式である。
空調室内機10について説明する。空調室内機10は、主に、熱交換器14と、ファン13と、筐体50と、可動部と、センサ40と、制御部2とを備えている。可動部は、前面パネル11、または、第1風向調整羽根30である。本実施形態の空調室内機10は、壁掛け式である。
筐体50は、熱交換器14と、ファン13とを、内部に収容している。
熱交換器14は、図7の断面図に示されているように、ファン13を覆うように配置されている。ファン13の回転により、室内の空気が筐体50の内部の吸込口51に取り込まれて、熱交換器14において、空気と冷媒で熱交換を行う。冷媒と熱交換した空気は、ファン13の回転によって、筐体50の下部の吹出口52より、室内に放出され、暖房または冷房等を行う。
前面パネル11と、補助パネル12は、図4、6に示すように、空調運転の停止時に、筐体50の前面を覆っている。本実施形態においては、補助パネル12は、固定である。前面パネル11は可動式である。前面パネル11の停止時の位置を第1位置とする。閉位置といってもよい。前面パネル11は、空調運転時に、図5、7に示すように、筐体50の前面に平行移動するとともに、だいたい補助パネル12の高さ分だけ、上方へ移動する。この前面パネル11の移動後の位置を第2位置とする。開位置と呼んでもよい。前面パネル11が、第2位置に移動することによって、熱交換器14の前面に、室内の空気を取り込む空間である吸込口51が出来る。これによって、空調室内機10は、空調運転時に冷媒と熱交換する空気を取り込めるようになる。また、前面パネル11は、停止時の第1位置にあるときは、吹出口52の前を覆っているので、これを第2位置に移動させることにより、吹出口52の前を開放する。なお、前面パネルは、図7に示すように、第1位置と第2位置の間を移動できる。本明細書において、その中間の状態のときは、基本的に空調運転が可能であり、第2位置と呼ぶ場合がある。ただし、第1位置に近く、空調運転ができないほど、筐体50に近い場合は、その場合も含めて第1位置と呼ぶ場合がある。
パネル搬送機構21は、前面パネル11を、第1位置から第2位置へ、または、その逆に搬送する。パネル搬送機構21は、図7に示すように、第1クランク211および第2クランク212を有している。第1クランク211、第2クランク212ともに、一方は、筐体50側に取り付けられており、他方は、前面パネル11側に取り付けられている。第1クランク211の筐体50側は、モータの出力軸に取り付けられており、モータが出力軸を回転させることにより、第1クランク211は、図7のRmに記載された範囲を回転する。モータは、制御部2によって制御が可能である。この第1クランクの動きによって、前面パネル11は、図6の第1位置から、図7の第2位置に移動できる。このように前面パネル11の第1位置から第2位置への移動の軌跡は、直線的ではなく、円弧状である。
本実施形態の空調室内機10は、図7に示すように、第1風向調整羽根30、第2風向調整羽根31、第3風向調整羽根32を備えている。
第1風向調整羽根30は、フラップと呼んでも良い。第1風向調整羽根30は、空調運転時に、吹出口52から吹出される空気の向きを調整する。空調運転が停止状態のときは、図6に示すように、第1風向調整羽根30は、吹出口52の下面を覆っている。この位置および姿勢を第1位置と呼ぶ。空調運転時には、図7に示すように、第1風向調整羽根30は、180°回転して上下を反転させた上で、吹出口52の上、前に移動した前面パネル11の下に、移動して、停止している。この位置および姿勢を第2位置と呼ぶ。
第1風向調整羽根30は、フラップと呼んでも良い。第1風向調整羽根30は、空調運転時に、吹出口52から吹出される空気の向きを調整する。空調運転が停止状態のときは、図6に示すように、第1風向調整羽根30は、吹出口52の下面を覆っている。この位置および姿勢を第1位置と呼ぶ。空調運転時には、図7に示すように、第1風向調整羽根30は、180°回転して上下を反転させた上で、吹出口52の上、前に移動した前面パネル11の下に、移動して、停止している。この位置および姿勢を第2位置と呼ぶ。
第2風向調整羽根31は、吹出口52の中に配置されている。第2風向調整羽根31は、姿勢を変更することにより、空気の吹出し方向を調整する。
第3風向調整羽根32は、ファン13を通過して室内に噴出される空気の通路であって、吹出口52の手前に配置されている。第3風向調整羽根32は、その姿勢を変化することにより、左右方向の空気の吹出し方向を調整する。
本実施形態においては、センサ40は、温度センサである。センサ40は、センサの周辺温度ではなく、センサと離れた位置、ここでは、床などの室内の温度を測定する。センサ40は、たとえば、赤外線センサである。物体より放出される赤外線を検出して、物体の温度を測ることが出来る。また、ここではアレイセンサを用いても良い。アレイセンサを用いることにより、部屋の温度分布を調べることが出来る。センサ40は、図3に示すように、筐体50の前方右側下部に取り付けられている。図3、6、7では、センサ40の赤外線検知領域41を模式的に示している。空調運転時は、図7に示すように、前面パネル11が第2位置にあり、赤外線検知領域41は、前面パネル11と干渉せず、センサ40は、室内の温度を測定することが出来る。しかし、空調運転の停止時は、図6に示すように、前面パネル11が第1位置にあり、赤外線検知領域41は前面パネル11と干渉しており、センサ40が室内の赤外線を直接検出することは出来ない。逆に、前面パネル11からの赤外線を検出することになる。つまり、本実施形態のセンサ40は、前面パネルが第1位置にあるときと、第2位置にあるときとで別の部分を測定する。通常、測定値が異なる。
制御部2は、少なくともプロセッサを有している。制御部2は、空調室内機10のいずれかの場所に備えても良い。制御部2は、空気調和装置1、または空調室内機10を制御する。制御部2は、複数のプロセッサから構成されていても良い。たとえば、空調室内機10と、空調室外機20とに備えても良い。
本実施形態の空調室内機10は、前面パネル11の位置を検出するリミットスイッチを有していない。
(3)センサ40の測定値を用いた空気調和装置1の制御方法
次にセンサ40の測定値を利用した空気調和装置1、または、空調室内機10の制御について、図8のフローチャートを用いて説明する。
次にセンサ40の測定値を利用した空気調和装置1、または、空調室内機10の制御について、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザーが暖房、または冷房をしようとして、空気調和装置1の運転スイッチを入れる。制御部2は、運転開始の指令を受け、空調運転を開始する(S101)。なお、運転開始の指令は、ユーザーの指令に限らず、たとえば、タイマーによる起動であっても良い。運転開始とは、具体的には、圧縮機8を起動し、さらに、室内ファン13、室外ファン23を起動することを意味する。前面パネル11は、第1位置から、第2位置に移動する。起動開始の指令を制御部2が受けてから、前面パネル11が第1位置から第2位置に移動するまで、所定時間を要する。所定時間が経過(S102)した後、センサ40は、測定を行う(S103)。
センサ40の測定値は、制御部2に送られ、制御部2は、前面パネル11が、第1位置にあるか、第2位置にあるかを判定する(S104)。制御部2は、センサ40が部屋の温度を測定していると判断したときは、前面パネル11が第2位置にあると判断する。制御部2は、センサ40が前面パネル11の温度を測定していると判断したときには、前面パネル11が第1位置にあると判断する。センサ40がこのような判定を行うケースとして、より具体的には、次のようなケースが考えられる。前面パネル11が、何かの異常で空調運転時であるにもかかわらず停止時の第1位置から動かないとする、暖房運転時の場合は、前面パネルが過熱され、異常に温度が上がる。この場合に、測定値が高温であれば、センサ40が前面パネルの温度を測定していると、判断できる。
なお、前面パネル11の位置は、図4の第1位置と、図5の第2位置との中間である場合もありうる。たとえば、前面パネル11が、第1位置に非常に近いが、少しだけ第1位置を離れ、筐体50から前に、出ている場合が起こりうる。この場合は、センサが前面パネル11の温度を読んでいる場合には、前面パネル11が第1位置にあると判断してもよい。室内の温度を測定していると、判断できる場合には、前面パネル11が第2位置にあると判断してもよい。逆に言えば、前面パネル11の位置が、図4の第1位置と図5の第2位置の中間の位置で、この位置から部屋の温度を検出すべき位置に、センサ40を配置しても良い。
センサ40が、アレイセンサの場合に、一部が前面パネルの温度を読んでいる場合にも、前面パネルが第1位置にあると判断してもよい。逆に、第1位置と、第2位置との中間であっても、センサ40が部屋の温度をモニターしている場合には、第2位置にあるとしてもよい。
制御部2は、前面パネルが第2位置にあると判断した場合、正常に前面パネル11は動作していると判断し、空調運転を継続する(S106)。センサ40の測定結果に基づいて、空調運転の制御を行う。たとえば暖房運転時に部屋が設定温度より低いときには、圧縮機8の回転数を上げる、ファン13の回転数を上げるなどして、暖房能力を上げる。空調運転の制御の詳細については、ここでは、説明を省略する。なお、ステップS106で空調運転継続した後で、本制御は終了する。また、場合によっては、所定時間ごとに、ステップS103のセンサ測定に戻り、このプロセスを繰り返しても良い。
制御部2は、前面パネルが第1位置にあると判断した場合には、前面パネルの移動に異常が起こったと判断し、空調運転を停止する(S105)。この場合、好ましくは、制御部2は、ユーザーにパネル位置異常で空調運転を停止した旨を知らせるメッセージを送る。たとえば、制御部2と通信可能なリモコン(図示せず)の表示部にその旨を表示する。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態の空調室内機10は、筐体50の前面に、可動部としての前面パネル11を備えている。前面パネル11は、停止時の第1位置と、空調運転時の第2位置とを取りうる。空調室内機10は、さらにセンサ40を備えている。センサ40は、前面パネル11が、第1位置にある場合と、第2位置にある場合で、測定値が異なる。制御部2は、センサの測定値によって、前面パネル11の位置を判定する。
(4−1)
本実施形態の空調室内機10は、筐体50の前面に、可動部としての前面パネル11を備えている。前面パネル11は、停止時の第1位置と、空調運転時の第2位置とを取りうる。空調室内機10は、さらにセンサ40を備えている。センサ40は、前面パネル11が、第1位置にある場合と、第2位置にある場合で、測定値が異なる。制御部2は、センサの測定値によって、前面パネル11の位置を判定する。
このように、本実施形態の空調室内機10は、センサ40によって、前面パネル11の位置を知ることが出来る。そして、前面パネルの位置を検出するリミットスイッチを備えていない。リミットスイッチが無くても、それと同等の制御を行うことが出来るから、コストダウンが図れる。
(4−2)
センサ40は、離間した位置の温度を測定できるセンサである。赤外線温度センサを用いている。赤外線温度センサは、対象物の出す赤外線を検知して、温度を測定する。赤外線センサの取り付け位置は、前面パネル11が、第1位置のときは、前面パネル11の裏面を、前面パネル11が第2位置の時には、床などの室温を測定できる位置にする。このようにして、他の目的で利用できるセンサを前面パネル11の位置検知で活用することにより、リミットスイッチを省略でき、コストダウンが図れる。
センサ40は、離間した位置の温度を測定できるセンサである。赤外線温度センサを用いている。赤外線温度センサは、対象物の出す赤外線を検知して、温度を測定する。赤外線センサの取り付け位置は、前面パネル11が、第1位置のときは、前面パネル11の裏面を、前面パネル11が第2位置の時には、床などの室温を測定できる位置にする。このようにして、他の目的で利用できるセンサを前面パネル11の位置検知で活用することにより、リミットスイッチを省略でき、コストダウンが図れる。
(4−3)
空調運転開始後または空調運転中に、制御部2は、センサ40の測定の結果を受けて、前面パネルが第1位置にいるか否かを判断して、第1位置にいると判断した場合は、空調運転を停止させる。
空調運転開始後または空調運転中に、制御部2は、センサ40の測定の結果を受けて、前面パネルが第1位置にいるか否かを判断して、第1位置にいると判断した場合は、空調運転を停止させる。
このような制御を行えば、空気調和装置1の異常による2次的なトラブルを未然に防ぐことができる。
(5)変形例
(5−1)変形例1A
第1実施形態の空調室内機10においては、空調運転時と、停止時とで、位置を変える可動部として、前面パネル11である場合について、説明した。変形例1Aは、可動部が、第1風向調整羽根30である場合である。変形例1Aにおいても、第1実施形態で説明したのと同様に、第1風向調整羽根30は、停止時は、図6に示すように、吹出口52の下(第1位置)から、図7の空調運転中は、吹出口52の上(第2位置)に移動する。変形例1Aにおいては、センサ40の取り付け位置が実施形態1と異なる。変形例1Aにおいても、センサ40は、離間した位置の温度が測定可能なセンサである。たとえば、赤外線センサである。センサ40は、空調運転時には、室内の温度を測定し、停止時には、第1風向調整羽根30の温度を測定する位置に配置されている。
(5−1)変形例1A
第1実施形態の空調室内機10においては、空調運転時と、停止時とで、位置を変える可動部として、前面パネル11である場合について、説明した。変形例1Aは、可動部が、第1風向調整羽根30である場合である。変形例1Aにおいても、第1実施形態で説明したのと同様に、第1風向調整羽根30は、停止時は、図6に示すように、吹出口52の下(第1位置)から、図7の空調運転中は、吹出口52の上(第2位置)に移動する。変形例1Aにおいては、センサ40の取り付け位置が実施形態1と異なる。変形例1Aにおいても、センサ40は、離間した位置の温度が測定可能なセンサである。たとえば、赤外線センサである。センサ40は、空調運転時には、室内の温度を測定し、停止時には、第1風向調整羽根30の温度を測定する位置に配置されている。
制御部2は、センサ40の測定値を受け取り、第1風向調整羽根30の位置が第1位置か、第2位置かを判定する。
また、制御部2は、空調運転中に、第1風向調整羽根30が、第1位置にあるときは、空調運転を停止しても良い。
変形例1Aの場合は、第1風向調整羽根30の位置を検出するリミットスイッチを省略しながら、第1風向調整羽根30の位置を検出することができる。
(5−2)変形例1B
変形例1Bは、センサが周辺部の温度を測定するセンサである場合である。センサ40は、たとえば、サーミスタである。
変形例1Bは、センサが周辺部の温度を測定するセンサである場合である。センサ40は、たとえば、サーミスタである。
センサは、たとえば、吸込み温度センサである。センサは、熱交換器に入る前の空気の温度を測定できる位置に取り付けられる。センサは、空調運転時に、前面パネル11が第1位置にあるときと、第2位置にあるときで異なる測定値を示す。測定値は、制御部2へ送られる。制御部2は、センサから受けた測定値を元にして、前面パネルの位置を判定する。
実施形態1と同様にして、制御部2は、空調運転時に前面パネルが、第1位置にあるときは、空調運転を停止させる。
変形例1Bの場合、前面パネル11のリミットスイッチを省略しながら、前面パネル11の位置を知ることができる。
センサは、前面パネルに取り付けられている場合も同様である。
センサは、第1風向調整羽根に取り付けられている場合も同様である。
センサは、筐体に取り付けられている場合も同様である。
(5−3)変形例1C
変形例1Cにおいては、センサ40は、湿度センサである。湿度センサは、離間した位置でなくその位置の湿度を測定する。センサ40は、たとえば、前面パネル11の熱交換器14に面する面に取り付けられている。空調運転時に、前面パネル11が第1位置にあるときと第2位置にあるときとで湿度の測定値が異なる位置に、センサ40は配置される。湿度の測定値は、制御部2へ送られる。制御部2は、センサ40から受けた測定値を元にして、前面パネルの位置を判定する。
変形例1Cにおいては、センサ40は、湿度センサである。湿度センサは、離間した位置でなくその位置の湿度を測定する。センサ40は、たとえば、前面パネル11の熱交換器14に面する面に取り付けられている。空調運転時に、前面パネル11が第1位置にあるときと第2位置にあるときとで湿度の測定値が異なる位置に、センサ40は配置される。湿度の測定値は、制御部2へ送られる。制御部2は、センサ40から受けた測定値を元にして、前面パネルの位置を判定する。
変形例1Cの場合、前面パネル11のリミットスイッチを省略しながら、前面パネル11の位置を知ることができる。
実施形態1と同様にして、制御部2は、空調運転時に前面パネルが、第1位置にあるときは、空調運転を停止させる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
2・・・・制御部
10・・・空調室内機
11・・・前面パネル(可動部)
13・・・ファン
14・・・熱交換器
21・・・パネル搬送機構
30・・・第1風向調整羽根(可動部)
40・・・センサ
50・・・筐体
10・・・空調室内機
11・・・前面パネル(可動部)
13・・・ファン
14・・・熱交換器
21・・・パネル搬送機構
30・・・第1風向調整羽根(可動部)
40・・・センサ
50・・・筐体
Claims (13)
- 空調運転時に冷媒と空気とで熱交換する熱交換器(14)と、
前記熱交換器への前記空気の流れを生成するファン(13)と、
前記熱交換器と、前記ファンとを収容する筐体(50)と、
前記筐体(50)に取り付けられ、停止時の第1位置と空調運転時の第2位置とで位置を変化させる可動部(11,30)と、
温度または湿度を測定するセンサであって、前記可動部(11,30)が前記第1位置か前記第2位置かに依存して測定値の異なるセンサ(40)と、
前記センサ(40)の前記測定値によって、前記可動部(11,30)の位置を判定する制御部(2)と、
を備えた空調室内機(10)。 - 前記可動部は、前記筐体(50)の前面を覆う前面パネル(11)である、
請求項1に記載の空調室内機(10)。 - 前記可動部は、前記熱交換器(14)で熱交換した後、前記ファン(13)によって室内に吹き出される空気の向きを制御する第1風向調整羽根(30)である、
請求項1に記載の空調室内機(10)。 - 前記センサ(40)は赤外線温度センサである、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。 - 前記センサ(40)は、離間した位置の温度を測定できる温度センサであって、
前記センサの位置は、前記可動部(11,30)が前記第2位置の時には、部屋の中の温度を検出可能であり、前記可動部が前記第1位置の時には、前記可動部の温度を検出可能である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。 - 前記センサは、前記熱交換器(14)に入る前の空気の温度を測定する吸込温度センサである、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。 - 前記センサは、湿度センサである、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。 - 前記センサは、前記前面パネルに取り付けられるセンサである、
請求項1〜3、または7のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。 - 前記センサは、前記第1風向調整羽根(30)に取り付けられるセンサである、
請求項1〜3、または7のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。 - 前記センサは、前記筐体(50)に取り付けられるセンサである、
請求項1〜7に記載の空調室内機。 - 空調運転時に冷媒と空気とで熱交換する熱交換器(14)と、
前記熱交換器への前記空気の流れを生成するファン(13)と、
前記熱交換器と、前記ファンとを収容する筐体(50)と、
前記筐体に取り付けられ、停止時の第1位置と空調運転時の第2位置とで位置を変化させる可動部(11、30)と、
温度または湿度を測定するセンサであって、前記可動部が前記第1位置か前記第2位置かに依存して測定値の異なるセンサ(40)と、
を備え、
前記可動部(11、30)の位置を検出するリミットスイッチを有さない、
空調室内機(10)。 - 前記空調室内機(10)は、
前記可動部(11、30)が、空調運転時に、前記第1位置であるときは、空調運転を停止させる制御を行う、
請求項1〜11のいずれか1項に記載の空調室内機(10)。 - 請求項1〜12に記載の空調室内機(10)を備えた、空気調和装置(1)。
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2018
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