JP3622699B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒回路を含む空調ユニットを制御して、導入される室内空気と冷媒回路内を循環する冷媒との間で熱交換して、熱交換後の温度調整された空気を室内に供給する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
セパレートタイプの空気調和機では、室内空調ユニット内に送風ファンと室内熱交換器とが設けられており、送風ファンを駆動して室内空気を導入し、熱交換器内を循環する冷媒との間で熱交換を行った後の調整空気を室内に供給する。
室内空調ユニット内には、室内温度を検出するための室温センサが設けられており、設定温度と現在の室内温度とを比較して、この比較結果に応じた空調指令信号を室外空調ユニットに送信する。室外空調ユニットでは、この空調指令信号に基づいて、冷媒回路内の冷媒循環量を制御する圧縮機をインバータ回路によって周波数制御し、設定温度に近づけるための空調運転を行う。
【0003】
また、冷房運転時において室内空調ユニットの室内への空気吹出口に結露することを防止するために、吹出温度と室内温度との温度差が所定以上にならないように、圧縮機の周波数制御を行うように構成される場合がある。この場合、室内空調ユニットに、吹出温度を検出する吹出温度センサを設け、吹出温度センサの検出値と室温センサの検出値の差が所定値以上にならないように空調指令信号を設定し室外空調ユニットに送信する。
【0004】
また、室温センサの検出値を利用して、室内空調ユニットの前面に設けられる液晶表示デバイスやLEDなどの表示パネルおよびリモコンの表示パネルなどに、現在の室内温度を表示するように構成される場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
室内空調ユニットでは、省エネ化を図るとともにコンパクト化を実現するために、室内熱交換器が室内空調ユニット内部の大部分のスペースを占める場合が多くなっている。このため、室温センサの取付位置が、室内熱交換器や電気部品の近傍に限定されてしまう。
【0006】
このため、室温センサが室内熱交換器や電気部品の熱影響を受けて、検出する室内温度に誤差を生じるおそれがあり、室温を設定温度に制御する機能や露付き防止の機能が正常に働かないおそれがある。また、室内空調ユニットやリモコンの表示パネルに表示される室内温度が実際の室温とずれた値となり、ユーザに違和感を与えるおそれがある。
【0007】
このため、室内熱交換器や電気部品が室温センサに及ぼす熱影響が極力少なくなるように、構造的な対応を行うことが考えられる。たとえば、マイコンなどの制御部を含む電子部品を搭載する制御用プリント基板、電源回路を搭載する電源用プリント基板などの電装品を収納する電装品箱の外面にポリエチレンなどの断熱材を取り付け、この断熱材の外方に室温センサを配置することが考えられる。この場合、電装品箱を室内熱交換器の側方に配置し、室温センサを室内熱交換器から遠ざかる位置に配置することが好ましい。このように構成することにより、電装品箱に近接して室温センサを配置しても、室内熱交換器や電装品箱内の電気部品の熱影響を受けにくく、室温センサの検出誤差を少なくすることができる。
【0008】
また、室内空調ユニットのケーシングの室温センサが配置される位置近傍において、熱ごもりを回避するための放熱用開口部を設けることが考えられる。
さらに、吹出空気の風向を変更するためのルーバを備え、このルーバを駆動するための風向用ステッピングモータが室温センサの取付位置近傍に配置されている場合には、室温センサが搭載されているセンサ用プリント基板の取付板の裏面に断熱材を設け、風向用ステッピングモータにより発生する熱影響を遮断するように構成することが考えられる。
【0009】
室内空気に含まれる臭気成分の濃度を検出するガスセンサを搭載しているような場合には、ガスセンサの通電時に発熱があり、この熱影響を受けることが考えられる。特に、室温センサとガスセンサとを同一のセンサ用プリント基板上に配置した場合には、ガスセンサの通電時における熱影響を受けて室温センサの検出誤差が大きくなるおそれがある。このため、ガスセンサの周囲を断熱材で包囲することにより、ガスセンサから室温センサに対する熱影響を軽減することが考えられる。
【0010】
このような構造的な対策を行うためには、断熱材などの部品点数が増加し、かつこれら部品の取り付けを行うための工数が増加して、コストアップを招くことは必然である。このような構造的な対策が不十分である場合には、たとえば室温表示機能を削減するなどして、一部の機能を縮小することで対応する必要がある。また、送風ファンが低速駆動している場合や停止している場合に、室温センサによる検出値を実際の室内温度に近づけるためには、ファンを一時的に高速で駆動して室温センサの検出値を得るといったソフト的な対応をすることも考えられるが、ユーザに違和感を与えるという問題がある。
【0011】
本発明は、室温を測定する際に複数の部品からの熱影響が存在する場合でも、室温に基づいて正しく制御することができる空気調和機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る空気調和機は、冷媒回路を含む空調ユニットを制御して、導入される室内空気と冷媒回路内を循環する冷媒との間で熱交換して、熱交換後の温度調整された空気を室内に供給する空気調和機であって、室温センサと室温補正手段と制御手段とを備える。室温センサは、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段は、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態に基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。制御手段は、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。室温補正手段は、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。
【0013】
この空気調和機では、室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態に基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。室温補正手段が、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。制御手段が、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。
したがって、室温を測定する際に複数の部品からの熱影響が存在する場合、複数の部品からの熱影響が部品ごとに異なることがあり、室温センサにより検出される室温を正しく補正できないおそれがある。この場合でも、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。このため、室温を測定する際に複数の部品からの熱影響が存在する場合でも、室温に基づいて正しく制御することができる。
【0014】
本発明の請求項2に係る空気調和機は、請求項1に記載の空気調和機であって、室温補正手段は、影響速度を考慮して、室温を補正する。影響速度は、複数の部品のそれぞれの現在の運転状態が室温センサに与える影響の時間的な変化の割合である。
この空気調和機では、室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態に基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。室温補正手段が、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。室温補正手段が、影響速度を考慮して、室温を補正する。制御手段が、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。
したがって、室温センサが受ける熱影響が時間的に変化する場合、室温センサにより検出される室温を正しく補正できないおそれがある。この場合でも、影響速度を考慮して室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。すなわち、室温センサが受ける熱影響が時間的に変化する場合でも、室温に基づいて正しく制御することができる。
【0015】
本発明の請求項3に係る空気調和機は、請求項1又は2に記載の空気調和機であって、空調ユニットは、ガスセンサを有するガスセンサは、導入される室内空気の中に含まれる臭気成分の濃度を検出する。室温補正手段はガスセンサの通電状態に基づいて、室温の補正を行う。
この空気調和機では、室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されているガスセンサの通電状態や他の部品の現在の運転状態に基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。室温補正手段が、ガスセンサや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。制御手段が、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。
したがって、室温を測定する際にガスセンサや他の部品からの熱影響が存在する場合でも、ガスセンサや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
【0016】
本発明の請求項4に係る空気調和機は、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機であって、空調ユニットは、ルーバと風向用ステッピングモータとを有するルーバは、室内に供給する空気の風向を変更する。風向用ステッピングモータは、ルーバを駆動する。室温補正手段は、風向用ステッピングモータの通電状態に基づいて、室温の補正を行う。
この空気調和機では、室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている風向用ステッピングモータの通電状態や他の部品の現在の運転状態に基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。室温補正手段が、風向用ステッピングモータや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。制御手段が、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。
したがって、室温を測定する際に風向用ステッピングモータや他の部品からの熱影響が存在する場合でも、風向用ステッピングモータや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
【0017】
本発明の請求項5に係る空気調和機は、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機であって、空調ユニットは、冷房、暖房、除湿、送風などの複数の運転モードで制御される。室温補正手段は、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態と空調ユニットの現在の運転モードに基づいて室温の補正を行う。
この空気調和機では、室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態と空調ユニットの現在の運転モードとに基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。室温補正手段が、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。制御手段が、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。
したがって、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態と空調ユニットの現在の運転モードとに基づいて室温の補正を行うので、室温を詳細に補正することができる。
【0018】
本発明の請求項6に係る空気調和機は、請求項5に記載の空気調和機であって、空調ユニットは、熱交換器と熱交サーミスタとを有する熱交換器は、冷媒回路内に配置される。熱交サーミスタは、熱交換器内の冷媒温度を検出する。室温補正手段は、熱交サーミスタの検出値に基づいて、室温の補正を行う。
この空気調和機では、室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている熱交サーミスタや他の部品の現在の運転状態と空調ユニットの現在の運転モードとに基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。室温補正手段が、熱交サーミスタや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。制御手段が、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。
したがって、室温を測定する際に熱交サーミスタや他の部品からの熱影響が存在する場合でも、熱交サーミスタや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
【0019】
本発明の請求項7に係る空気調和機は、請求項5または6に記載の空気調和機であって、空調ユニットは、室外空調ユニットと室内空調ユニットとを含む。室外空調ユニットは、屋外に設置される。室内空調ユニットは、室内に設置される。室内空調ユニットには、少なくとも室温センサが取り付けられている。
この空気調和機では、空調ユニットが、室外空調ユニットと室内空調ユニットとを含む。室内空調ユニットに、少なくとも室温センサが取り付けられている。室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、室内空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態と空調ユニットの現在の運転モードとに基づいて、室温センサが検出する室温を補正することができる。室温補正手段が、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。制御手段が、室温補正手段により補正された室温に基づいて、空調ユニットを制御する。
したがって、室温を測定する際に室内空調ユニットにおける複数の部品からの熱影響が存在する場合、複数の部品からの熱影響が部品ごとに異なることがあり、室温センサにより検出される室温を正しく補正できないおそれがある。この場合でも、室内空調ユニットにおける複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正することができるので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
【0020】
本発明の請求項8に係る空気調和機は、請求項5から7のいずれか1項に記載の空気調和機であって、制御手段は、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて空調ユニットの空調能力を制御する。
この空気調和機では、室温センサが、導入される室内空気の温度に基づいて室温を検出する。室温補正手段が、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態と空調ユニットの現在の運転モードとに基づいて、室温センサが検出する室温を補正する。室温補正手段が、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して、室温を補正する。制御手段が、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて、空調ユニットの空調能力を制御する。
したがって、設定される目標室温と室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて空調ユニットの空調能力を制御するので、目標室温と実際の室内温度との差を考慮して空調ユニットの空調能力を制御することができる。
【0021】
本発明の請求項9に係る空気調和機は、請求項8に記載の空気調和機であって、空調ユニットは圧縮機を有する。圧縮機は、冷媒回路内の冷媒循環量を制御する。制御手段は、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された室温とに基づいて、圧縮機の運転周波数を制御する。
この空気調和機では、制御手段が、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて、空調ユニットの空調能力を制御する。制御手段が、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された室温とに基づいて、圧縮機の運転周波数を制御する。
したがって、設定される目標室温と室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて圧縮機の運転周波数を制御するので、目標室温と実際の室内温度との差を考慮して圧縮機の運転周波数を制御することができる。
【0022】
本発明の請求項10に係る空気調和機は、請求項9に記載の空気調和機であって、空調ユニットは、表示手段を有する。表示手段は、室温補正手段により補正された室温を表示する。制御手段は、室温補正手段により補正された現在の室温を表示手段に表示させる。
この空気調和機では、制御手段が、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて、空調ユニットの空調能力を制御する。制御手段が、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された室温とに基づいて、圧縮機の運転周波数を制御する。制御手段が、室温補正手段により補正された現在の室温を表示手段に表示させる。
したがって、室温補正手段により補正された現在の室温を表示手段に表示させるので、実際の室内温度に近い温度を表示手段に表示させることができる。
【0023】
本発明の請求項11に係る空気調和機は、請求項9または10に記載の空気調和機であって、制御手段は、空調ユニットの冷房運転時において、室内に供給される空気の吹出温度と、室温補正手段により補正された室温との差に基づいて圧縮機の運転周波数を制御する。
この空気調和機では、制御手段が、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて、空調ユニットの空調能力を制御する。制御手段が、設定される目標室温と、室温補正手段により補正された室温とに基づいて、圧縮機の運転周波数を制御する。制御手段が、空調ユニットの冷房運転時において、室内に供給される空気の吹出温度と、室温補正手段により補正された室温との差に基づいて、圧縮機の運転周波数を制御する。
したがって、空調ユニットの冷房運転時において、室内に供給される空気の吹出温度と室温補正手段により補正された室温との差に基づいて圧縮機の運転周波数を制御するので、吹出温度と実際の室内温度との差が所定値以上にならないように制御することができる。このため、吹出口付近における露付きを防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔空気調和機の外観〕
本発明の1実施形態が採用される空気調和機の外観を図1に示す。
この空気調和機1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3と備えている。室外機3は、室外熱交換器や室外ファンなどを収納する室外空調ユニット5を備えている。
【0025】
室内機2内には室内熱交換器が収納され、室外機3内には室外熱交換器が収納されており、各熱交換器が冷媒配管6により接続されることにより冷媒回路を構成している。
〔冷媒回路の概略構成〕
空気調和機1で用いられる冷媒回路の一例を、図2に示す。
【0026】
室内機2内には、室内熱交換器11が設けられている。この室内熱交換器11は、長さ方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管が挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。
また、室内機2内には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器11との間で熱交換を行った後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン12が設けられている。クロスフローファン12は、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられているものであり、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。このクロスフローファン12は、室内機2内に設けられるファンモータ13によって回転駆動される。
【0027】
室外空調ユニット5には、圧縮機21と、圧縮機21の吐出側に接続される四路切換弁22と、圧縮機21の吸入側に接続されるアキュムレータ23と、四路切換弁22に接続された室外熱交換器24と、室外熱交換器24に接続された電動膨張弁でなる減圧器25とが設けられている。減圧器25は、フィルタ26および液閉鎖弁27を介して現地配管31に接続されており、この現地配管31を介して室内熱交換器11の一端と接続される。また、四路切換弁22は、ガス閉鎖弁28を介して現地配管32に接続されており、この現地配管32を介して室内熱交換器11の他端と接続されている。この現地配管31,32は図1の冷媒配管6に相当する。
【0028】
室外空調ユニット5内には、室外熱交換器24での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン29が設けられている。このプロペラファン29は、ファンモータ30によって回転駆動される。
〔制御ブロック図〕
室外空調ユニット5、室内空調ユニット2の制御ブロック図を図3に示す。
【0029】
室外空調ユニット5は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、各種インターフェイスなどを含む室外ユニット制御部501を備えている。
室外ユニット制御部501は、吐出側圧力保護スイッチ502、吐出管サーミスタ503、吸入側圧力センサ504、外気サーミスタ505、室外熱交サーミスタ506などの各種センサが接続されており、各センサの検出信号が入力される。
【0030】
また、室外ユニット制御部501は、室外冷媒回路を構成する圧縮機21、四路切換弁22、電動弁25および室外ファンモータ30などと接続されており、制御信号を供給することによって運転中の各部の制御を行うように構成されている。
室内空調ユニット2は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、各種インターフェイスなどを含む室内ユニット制御部201を備えている。
【0031】
室内ユニット制御部201は、液管サーミスタ202、ガス管サーミスタ203、室内熱交サーミスタ204、室温センサ205、湿度センサ208、ガスセンサ209などの各種センサが接続されており、各センサの検出信号が入力される。
また、室内ユニット制御部201は、接続される室内ファンモータ13、水平羽根作動モータ119、垂直羽根作動モータ120、表示部206、赤外線送受信部207などに接続されており、各部に対して制御信号を供給することによって運転中の各部の制御を行うように構成されている。
【0032】
室内ユニット制御部201は、赤外線送受信部207を介してリモコンから送信される指示信号を受信し、この指示信号中に含まれる目標温度または指示信号に対応して設定される目標温度と室温センサ205の検出値に基づいて空調指令信号を生成し、室外ユニット制御部501に送信する。このとき、室内ユニット制御部201は、現在の運転状態に基づいて室温センサ205の検出値を実際の室内温度に近い値に補正する。また、室内ユニット制御部201は、室内熱交サーミスタ204の検出値を室内に供給される空気の吹出温度として取り込み、吹出温度と室温とが所定値以上の温度差にならないように、空調指令信号を生成する。このことで、室内に供給される空気の吹出温度が低すぎることによる吹出口の露付きを防止することが可能となる。室内ユニット制御部201は、表示部206に補正された室温を表示するとともに、赤外線送受信部207を介して補正された室温データを送信する。
【0033】
〔室温の補正〕
室内ユニット制御部201は、運転状態に基づいて室温センサ205の検出値Kを実際の室内温度に近づくように補正する。補正の方法としては、あらかじめ、各運転状態における正しい室内温度と室温センサ205の検出値との差を把握しておき、現在の運転状態に基づいて室温センサ205の検出値を補正することにより正しい室内温度(以下、室温データKと称す)を算出する。室温センサ205に熱影響を与える要素が1〜Nまであるとし、各要素による熱影響から換算した補正値をそれぞれ第1補正値ΔK〜第N補正値ΔKとすると、
室温データK=室温センサ検出値K+補正値ΔK
補正値ΔK=第1補正値ΔK+第2補正値ΔK+・・・+第N補正値ΔKで算出することができる。
【0034】
〈試験データの測定〉
室温センサ205に対して熱影響が大きい要素が、▲1▼ガスセンサ209、▲2▼室内熱交換器11、▲3▼風向用ステッピングモータ(水平羽根作動モータ119)の3つであるような装置構成の空気調和機において、実際の室内温度と室温センサ205の検出値のずれを測定した結果が図4、図5に示すような場合について考察する。
【0035】
図4は、空気調和機の運転状態が遷移して所定時間以上経過した後の状態安定時における試験データである。
▲1▼運転状態が停止安定中である場合には、ガスセンサ209の通電時にガスセンサ209の熱影響を受けて、室温センサ205の検出値が実際の室内温度よりも2.5deg高く検出された。
【0036】
▲2▼運転状態が停止安定中であって、ガスセンサ209が通電されていない状態である場合には、ガスセンサ209の熱影響がなく、室温センサ205の検出値が実際の室内温度とほぼ同一となった。
▲3▼運転状態が運転安定中である場合には、室温センサ205の検出値は、ガスセンサ209の熱影響を受けず、室内熱交換器11と水平羽根作動モータ119との熱影響を複合的に受けている。このうち、水平羽根作動モータ119の通電がない場合には、室温センサ205の検出値は、室内熱交換器11の熱影響のみを受けることとなり、冷房運転時には1.0deg低めに検出され、除湿運転時には0.5deg低めに検出され、暖房運転時には1.0deg高めに検出され、送風運転時には熱影響がなかった。
【0037】
▲4▼運転状態が運転安定中であって、水平羽根作動モータ119が通電中においては、室温センサ205の検出値は、室内熱交換器11と水平羽根作動モータ119の双方から熱影響を受けることとなり、冷房運転時には室内熱交換器11による低めと水平羽根作動モータ119の高めとが相殺されて熱影響がないこととなり、除湿運転時には0.5deg高めに検出され、暖房運転時には2.0deg高めに検出され、送風運転時には1.0deg高めに検出された。
【0038】
ここでは、各運転モードに対応して熱影響を測定しているが、室内熱交換器11の温度、即ち室内熱交サーミスタ204の検出値に対応して室内熱交換器11の熱影響を測定しこれをテーブル化することも可能である。
図5は、空気調和機の運転状態が遷移してから所定時間経過するまでの間の状態過渡時における試験データである。
【0039】
▲1▼運転停止中でガスセンサ209が非通電状態から通電状態に遷移した場合には、室温センサ205の検出値は、ガスセンサ209の熱影響を受けて0.5deg/9minの割合で上昇した。
▲2▼運転停止中でガスセンサ209が通電状態から非通電状態に遷移した場合には、室温センサ205の検出値は、ガスセンサ209の熱影響が解消されていき、0.5deg/9minの割合で下降した。
【0040】
▲3▼運転停止状態から運転状態に遷移した場合には、室温センサ205の検出値は、ガスセンサ209の熱影響が解消していき、0.5deg/40secの割合で下降し、室内熱交換器11の熱影響を受けて0.5deg/5minの割合で上昇または下降し、水平羽根作動モータ119の通電時にはこの水平羽根作動モータ119の熱影響を受けて0.5deg/2.5minの割合で上昇した。
【0041】
▲4▼運転状態から運転停止状態に遷移した場合には、室温センサ205の検出値は、ガスセンサ209の熱影響を受けて0.5deg/9minの割合で上昇し、室内熱交換器11の熱影響が解消していき0.5deg/5minの割合で上昇または下降し、水平羽根作動モータ119の熱影響が解消していき0.5deg/2.5minの割合で下降する。
【0042】
▲5▼運転状態において水平羽根作動モータ119が通電状態から非通電状態に遷移した場合には、室温センサ205の検出値は、水平羽根作動モータ119の熱影響が解消していき0.5deg/2.5minの割合で下降する。
▲6▼運転状態において水平羽根作動モータ119が非通電状態から通電状態に遷移した場合には、室温センサ205の検出値は、水平羽根作動モータ119の熱影響を受けて0.5deg/2.5minの割合で上昇する。
【0043】
▲7▼運転状態において運転モードを変更した場合、室温センサ205の検出値は、室内熱交換器11の熱影響により0.5deg/5minの割合で上昇または下降する。このような試験データを有する装置構成で、電源投入後における室温センサ205の検出値と実際の室内温度との温度差を測定したタイムチャートを図6に示す。
【0044】
図6では、電源投入(t)から所定時間経過後(t)にガスセンサ209を通電状態にし、運転を開始(t)して所定時間経過後(t)に水平羽根作動モータ119を通電状態にしている。
ガスセンサ209の通電開始時点(t)から室温センサ205はガスセンサ209の熱影響を受け、0.5deg/9minの割合で室温センサ205の検出値が上昇している。また、運転開始時点(t)から室温センサ205はガスセンサ209からの熱影響が解消していき、0.5deg/40secの割合で室温センサ205の検出値が下降している。さらに、運転開始時点(t)から室内熱交換器11の熱影響を受け、0.5deg/5minの割合で室温センサ205の検出値が上昇している。さらに、水平羽根作動モータ119の通電開始時点(t)から水平羽根作動モータ119の熱影響を受けて0.5deg/2.5minの割合で室温センサ205の検出値が上昇している。
【0045】
〈試験データに基づく補正〉
このようにして予め測定した試験データに基づいて、室温センサ205の検出値を補正して実際の室内温度を求める方法を以下に説明する。
図7は、室温センサ205の検出値Kを、熱影響が考えられる3つの要素による補正を行う際のフローチャートである。
【0046】
ステップS11では、電源オフ状態から電源オンとなったか否かを判別する。電源オン状態になったと判断した場合にはステップS12に移行する。
ステップS12では、ガスセンサ209の熱影響に基づく第1補正値ΔKの値をリセットする。ステップS13では、室内熱交換器11の熱影響に基づく第2補正値ΔKの値をリセットする。ステップS14では、水平羽根作動モータ119の熱影響に基づく第3補正値ΔKの値をリセットする。
【0047】
ステップS15では、第1補正値ΔK、第2補正値ΔK、第3補正値ΔKの合計を演算して、補正値ΔKを算出する。
ステップS16では、室温センサ205の検出値Kと、補正値ΔKとの合計を演算して、室温データKを算出する。
ステップS17では、現在の運転状態によるガスセンサ209の熱影響に基づく第1補正値ΔKの算出処理を実行する。
【0048】
ステップS18では、現在の運転状態による室内熱交換器11の熱影響に基づく第2補正値ΔKの算出処理を実行する。
ステップS19では、現在の運転状態による水平羽根作動モータ119の熱影響に基づく第3補正値ΔKの算出処理を実行する。
〈ガスセンサによる熱影響の補正〉
ガスセンサ209による熱影響の補正を行う第1補正値ΔKの算出処理を図8に示す。
【0049】
ステップS21では、ガスセンサ209が非通電状態から通電状態に変化したか否かを判別する。ガスセンサ209が非通電状態から通電状態に変化したと判断した場合にはステップS22に移行し、そうでない場合にはステップS23に移行する。ステップS22では、ガスセンサ通電用タイマを初期値にセットし、状態遷移からの経過時間のカウントを開始する。
【0050】
ステップS23では、ガスセンサ209が通電状態から非通電状態に変化したか否かを判別する。ガスセンサ209が通電状態から非通電状態に変化したと判断した場合にはステップS24に移行し、そうでない場合にはステップS25に移行する。ステップS24では、ガスセンサ非通電用タイマを初期値にセットし、状態遷移からの経過時間のカウントを開始する。
【0051】
ステップS25では、空調運転が停止している状態から空調運転が開始されたか否かを判別する。空調運転が停止している状態から空調運転が開始されたと判断した場合にはステップS26に移行し、そうでない場合にはステップS27に移行する。ステップS26では、運転開始用タイマを初期値にセットし、状態遷移からの経過時間のカウントを開始する。
【0052】
ステップS27では、空調運転を実行している状態から空調運転停止状態に遷移したか否かを判別する。空調運転を実行している状態から空調運転停止状態に遷移したと判断した場合にはステップS28に移行し、そうでない場合にはステップS29に移行する。
ステップS28では、ガスセンサ209が通電状態であるか否かを判別する。ガスセンサ209が通電状態であると判断した場合にはステップS22に移行し、ガスセンサ209が非通電状態であると判断した場合にはステップS24に移行する。
【0053】
ステップS29では、空調運転が停止状態であるか否かを判断する。空調運転が停止状態であると判断した場合にはステップS30に移行し、そうでない場合にはステップS33に移行する。
ステップS30では、ガスセンサ209が通電状態であるか否かを判断する。ガスセンサ209が通電状態であると判断した場合にはステップS31に移行し、そうでない場合にはステップS32に移行する。
【0054】
ステップS31では、ガスセンサ209が非通電状態から通電状態に遷移した際の状態過渡時のガスON制御処理を実行する。
ステップS32では、ガスセンサ209が通電状態から非通電状態に遷移した際の状態過渡時のガスOFF制御処理を実行する。
ステップS33では、空調運転が停止している状態から空調運転が開始された際の運転開始制御処理を実行する。
【0055】
ステップS31におけるガスON制御処理を図9に示す。
ステップS41では、ガスセンサ通電用タイマのカウント値が所定値に達したか否かを判別する。ここでは、ガスセンサ209が非通電状態から通電状態に状態遷移した時点からの経過時間またはガスON制御処理中における前回の第1補正値ΔKの決定時点からの経過時間が所定値に到達したか否かを判断するものであって、前述の試験データを用いる場合には、ガスセンサ通電用タイマのカウント値が9分以上であれば所定値に到達したと判断してステップS42に移行し、そうでない場合にはこのメインルーチンに復帰する。
【0056】
ステップS42では、現在の第1補正値ΔKが−2.5degであるか否かを判別する。現在の第1補正値ΔKが−2.5degである場合には、第1補正値ΔKの変更を行わないこととし、ステップS44に移行する。また、現在の第1補正値ΔKが−2.5degでない場合には、ステップS43に移行する。ステップS43では、現在の第1補正値ΔKから0.5degを引いた値を第1補正値ΔKとする。ステップS44では、ガスセンサ通電用タイマのカウント値をリセットし、新たに経過時間のカウントを開始する。
【0057】
ステップS32におけるガスOFF制御処理を図10に示す。
ステップS51では、ガスセンサ非通電用タイマのカウント値が所定値に達したか否かを判別する。ここでは、ガスセンサ209が通電状態から非通電状態に状態遷移した時点からの経過時間またはガスOFF制御処理中における前回の第1補正値ΔKの決定時点からの経過時間が所定値に到達したか否かを判断するものであって、前述の試験データを用いる場合には、ガスセンサ非通電用タイマのカウント値が9分以上であれば所定値に到達したと判断してステップS52に移行し、そうでない場合にはこのメインルーチンに復帰する。
【0058】
ステップS52では、現在の第1補正値ΔKが0.0degであるか否かを判別する。現在の第1補正値ΔKが0.0degである場合には、第1補正値ΔKの変更を行わないこととし、ステップS54に移行する。また、現在の第1補正値ΔKが0.0degでない場合には、ステップS53に移行する。ステップS53では、現在の第1補正値ΔKに0.5degを足した値を第1補正値ΔKとする。ステップS54では、ガスセンサ非通電用タイマのカウント値をリセットし、新たに経過時間のカウントを開始する。
【0059】
ステップS33における運転開始制御処理を図11に示す。
ステップS61では、運転開始用タイマのカウント値が所定値に達したか否かを判別する。ここでは、空調運転が開始された時点からの経過時間または運転開始制御処理中における前回の第1補正値ΔKの決定時点からの経過時間が所定値に到達したか否かを判断するものであって、前述の試験データを用いる場合には、運転開始用タイマのカウント値が40秒以上であれば所定値に到達したと判断してステップS6に移行し、そうでない場合にはこのメインルーチンに復帰する。
【0060】
ステップS62では、現在の第1補正値ΔKが0.0degであるか否かを判別する。現在の第1補正値ΔKが0.0degである場合には、第1補正値ΔKの変更を行わないこととし、ステップS64に移行する。また、現在の第1補正値ΔKが0.0degでない場合には、ステップS63に移行する。ステップS63では、現在の第1補正値ΔKに0.5degを足した値を第1補正値ΔKとする。ステップS64では、運転開始用タイマのカウント値をリセットし、新たに経過時間のカウントを開始する。
【0061】
〈室内熱交換器による熱影響の補正〉
室内熱交換器11による熱影響の補正を行う第2補正値ΔKの算出処理を図12に示す。
ステップS71では、空調運転が停止状態から運転開始されたか否かを判別する。空調運転が停止している状態から運転開始されたと判断した場合にはステップS72に移行し、そうでない場合にはステップS73に移行する。ステップS72では、空調運転が開始された際の室内熱交換器11による熱影響の補正を行うタイミングを決定する運転開始熱交用タイマをリセットし、空調運転開始からの経過時間のカウントを開始する。
【0062】
ステップS73では、空調運転を実行している状態から運転停止状態への状態遷移があったか否かを判別する。空調運転を実行している状態から運転停止状態への状態遷移があったと判断した場合にはステップS74に移行し、そうでない場合にはステップS75に移行する。ステップS74では、空調運転が停止された際の室内熱交換器11による熱影響の補正を行うタイミングを決定する運転停止熱交用タイマをリセットし、空調運転停止からの経過時間のカウントを開始する。
【0063】
ステップS75では、空調運転を実行中であるか否かを判別する。空調運転の実行中であると判断した場合にはステップS76に移行し、空調運転の停止中であると判断した場合にはステップS77に移行する。
ステップS76では、運転開始時における室内熱交換器11による熱影響の補正を行うための運転開始時熱交制御処理を実行する。
【0064】
ステップS77では、運転停止時における室内熱交換器11による熱影響の補正を行うための運転停止時熱交制御処理を実行する。
ステップS76における運転開始時熱交制御処理を図13に示す。
ステップS81では、運転開始熱交用タイマのカウント値が所定値に達したか否かを判別する。ここでは、空調運転開始からの経過時間または運転開始時熱交制御処理における前回の第2補正値ΔKの決定時点からの経過時間が所定値に到達したか否を判断するものであって、前述の試験データを用いる場合には、運転開始熱交用タイマのカウント値が5分以上であれば所定値に到達したと判断してステップS82に移行し、そうでない場合にはメインルーチンに復帰する。
【0065】
ステップS82では、現在の第2補正値ΔKの値が最終補正値であるか否かを判別する。最終補正値は、図4に示す運転安定中でありかつ水平羽根作動モータ119が非通電時の室内熱交換器11の熱影響に対応して設定されるものであり、空調運転の運転モードに応じて表1に示すように設定される。
【0066】
【表1】
Figure 0003622699
現在の第2補正値ΔKの値が現在の運転モードに応じた最終補正値に到達していないと判断した場合にはステップS83に移行し、最終補正値に到達していると判断した場合にはステップS84に移行する。
【0067】
ステップS83では、現在の第2補正値ΔKに、現在の運転モードに応じた最終補正値に近づく方向に0.5deg加算し、この値を第2補正値ΔKとする。
ステップS84では、運転開始熱交用タイマのカウント値をリセットし、新たに経過時間のカウントを開始する。
ステップS77における運転停止時熱交制御処理を図14に示す。
【0068】
ステップS91では、運転停止熱交用タイマのカウント値が所定値に達したか否かを判別する。ここでは、空調運転停止からの経過時間または運転停止時熱交制御処理における前回の第2補正値ΔKの決定時点からの経過時間が所定値に到達したか否を判断するものであって、前述の試験データを用いる場合には、運転停止熱交用タイマのカウント値が5分以上であれば所定値に到達したと判断してステップS92に移行し、そうでない場合にはメインルーチンに復帰する。
【0069】
ステップS92では、現在の第2補正値ΔKの値が0.0degであるか否かを判別する。現在の第2補正値ΔKの値が0.0degに到達していないと判断した場合にはステップS93に移行し、0.0degであると判断した場合にはステップS94に移行する。
ステップS93では、現在の第2補正値ΔKに、0.0degに近づく方向に0.5deg加算し、この値を第2補正値ΔKとする。
【0070】
ステップS94では、運転停止熱交用タイマのカウント値をリセットし、新たに経過時間のカウントを開始する。
〈水平羽根作動モータによる熱影響の補正〉
水平羽根作動モータ119による熱影響の補正を行う第3補正値ΔKの算出処理を図15に示す。
【0071】
ステップS101では、水平羽根作動モータ119が非通電状態から通電状態に状態遷移したか否かを判別する。水平羽根作動モータ119が非通電状態かTら通電状態に状態遷移したと判断した場合にはステップS102に移行し、そうでない場合にはステップS103に移行する。ステップS102では、水平羽根作動モータ119の通電時における熱影響の補正を行うタイミングを決定する水平羽根作動モータ通電用タイマをリセットし、水平羽根作動モータ119の通電開始からの経過時間のカウントを開始する。
【0072】
ステップS103では、水平羽根作動モータ119の通電状態から非通電状態への状態遷移があったか否かを判別する。水平羽根作動モータ119の通電状態から非通電状態への状態遷移があったと判断した場合にはステップS104に移行し、そうでない場合にはステップS105に移行する。ステップS104では、水平羽根作動モータ119が非通電状態になった際の熱影響の補正を行うタイミングを決定する水平羽根作動モータ非通電用タイマをリセットし、水平羽根作動用モータ119の非通電時点からの経過時間のカウントを開始する。
【0073】
ステップS115では、水平羽根作動モータ119が通電中であるか否かを判別する。水平羽根作動モータ119が通電中であると判断した場合にはステップS106に移行し、水平羽根作動モータ119が非通電状態であると判断した場合にはステップS107に移行する。
ステップS106では、水平羽根作動モータ119の通電時における熱影響の補正を行うための水平羽根作動モータ通電時制御処理を実行する。
【0074】
ステップS107では、水平羽根作動モータ119の非通電時における熱影響の補正を行うための水平羽根作動モータ非通電時制御処理を実行する。
ステップS106における水平羽根作動モータ通電時制御処理を図16に示す。
ステップS111では、水平羽根作動モータ通電用タイマのカウント値が所定値に達したか否かを判別する。ここでは、水平羽根作動モータの通電開始からの経過時間または水平羽根作動モータ通電時制御処理における前回の第3補正値ΔKの決定時点からの経過時間が所定値に到達したか否を判断するものであって、前述の試験データを用いる場合には、水平羽根作動モータ通電用タイマのカウント値が2.5分以上であれば所定値に到達したと判断してステップS112に移行し、そうでない場合にはメインルーチンに復帰する。
【0075】
ステップS112では、現在の第3補正値ΔKの値が−1.0degであるか否かを判別する。現在の第3補正値ΔKの値が−1.0degに到達していないと判断した場合にはステップS113に移行し、−1.0degに到達していると判断した場合にはステップS114に移行する。
ステップS113では、現在の第3補正値ΔKから0.5deg引いた値を算出し、この値を第3補正値ΔKとする。
【0076】
ステップS114では、水平羽根作動モータ通電用タイマのカウント値をリセットし、新たに経過時間のカウントを開始する。
ステップS107における水平羽根作動モータ非通電時制御処理を図17に示す。
ステップS121では、水平羽根作動モータ非通電用タイマのカウント値が所定値に達したか否かを判別する。ここでは、水平羽根作動モータが非通電状態となってからの経過時間または水平羽根作動モータ非通電時制御処理における前回の第3補正値ΔKの決定時点からの経過時間が所定値に到達したか否を判断するものであって、前述の試験データを用いる場合には、水平羽根作動モータ非通電用タイマのカウント値が2.5分以上であれば所定値に到達したと判断してステップS122に移行し、そうでない場合にはメインルーチンに復帰する。
【0077】
ステップS122では、現在の第3補正値ΔKの値が0.0degであるか否かを判別する。現在の第3補正値ΔKの値が0.0degに到達していないと判断した場合にはステップS123に移行し、0.0degであると判断した場合にはステップS124に移行する。
ステップS123では、現在の第3補正値ΔKに0.5deg加算し、この値を第3補正値ΔKとする。
【0078】
ステップS124では、水平羽根作動モータ非通電用タイマのカウント値をリセットし、新たに経過時間のカウントを開始する。
〔本実施形態による効果〕
上述の実施形態では、室温センサ205が最も熱影響を受ける要素として、ガスセンサ209、室内熱交換器11、水平羽根作動モータ119を抽出し、運転状態に基づいて各要素から受ける熱影響の試験データをあらかじめ測定している。このような試験データに基づいて、空気調和機の運転状態に対応して各要素からの熱影響を補正する補正値を算出し、室温センサ205の検出値を補正している。したがって、室温センサ205の検出値を現在の運転状態に基づいて実際の室温に近づくように補正することができ、室温データを用いた制御機能を正しく機能させることが可能となる。
【0079】
室温データを用いた制御機能としては、前述したように、リモコンからの指示信号に基づいて目標温度を設定し、室内温度が目標温度に近づくように圧縮機21などの制御を行う室温制御機能、冷房運転時の吹出温度と室内温度との温度差が所定値以上とならないように圧縮機21などの制御を行う露付防止制御機能、現在の室温を表示部206およびリモコンの表示部に表示させる室温表示機能などが考えられる。前述したように、室温センサ205の検出値が実際の室温に近づくように補正されているため、このような制御機能を正しく機能させることが可能となる。
【0080】
〔他の実施形態〕
上述した実施形態では、ガスセンサ209、室内熱交換器11、水平羽根作動モータ119の3つの要素による熱影響の補正を行っているが、他のアクチュエータによる熱影響が問題となる場合は、第4補正値ΔK・・・第N補正値ΔKを設定し、予め測定により得られる試験データから、第1補正値ΔK〜第3補正値ΔKの算出に用いたロジックと同様のロジックを作成することで補正値を算出することができる。
【0081】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る空気調和機では、室温を測定する際に複数の部品からの熱影響が存在する場合、複数の部品からの熱影響が部品ごとに異なることがあり、室温センサにより検出される室温を正しく補正できないおそれがある。この場合でも、複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。このため、室温を測定する際に複数の部品からの熱影響が存在する場合でも、室温に基づいて正しく制御することができる。
【0082】
本発明の請求項2に係る空気調和機では、室温センサが受ける熱影響が時間的に変化する場合、室温センサにより検出される室温を正しく補正できないおそれがある。この場合でも、影響速度を考慮して室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。すなわち、室温センサが受ける熱影響が時間的に変化する場合でも、室温に基づいて正しく制御することができる。
本発明の請求項3に係る空気調和機では、室温を測定する際にガスセンサや他の部品からの熱影響が存在する場合でも、ガスセンサや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
【0083】
本発明の請求項4に係る空気調和機では、室温を測定する際に風向用ステッピングモータや他の部品からの熱影響が存在する場合でも、風向用ステッピングモータや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
本発明の請求項5に係る空気調和機では、空調ユニットにおいて室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態と空調ユニットの現在の運転モードとに基づいて室温の補正を行うので、室温を詳細に補正することができる。
【0084】
本発明の請求項6に係る空気調和機では、室温を測定する際に熱交サーミスタや他の部品からの熱影響が存在する場合でも、熱交サーミスタや他の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正するので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
本発明の請求項7に係る空気調和機では、室温を測定する際に室内空調ユニットにおける複数の部品からの熱影響が存在する場合、複数の部品からの熱影響が部品ごとに異なることがあり、室温センサにより検出される室温を正しく補正できないおそれがある。この場合でも、室内空調ユニットにおける複数の部品のそれぞれが室温センサに与える影響の度合いを考慮して室温補正手段が室温を補正することができるので、空気調和機の制御に用いる現在の室温情報を実際の室内温度に近付けて、制御を正しく機能させることができる。
【0085】
本発明の請求項8に係る空気調和機では、設定される目標室温と室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて空調ユニットの空調能力を制御するので、目標室温と実際の室内温度との差を考慮して空調ユニットの空調能力を制御することができる。
本発明の請求項9に係る空気調和機では、設定される目標室温と室温補正手段により補正された現在の室温とに基づいて圧縮機の運転周波数を制御するので、目標室温と実際の室内温度との差を考慮して圧縮機の運転周波数を制御することができる。
【0086】
本発明の請求項10に係る空気調和機では、室温補正手段により補正された現在の室温を表示手段に表示させるので、実際の室内温度に近い温度を表示手段に表示させることができる。
本発明の請求項11に係る空気調和機では、空調ユニットの冷房運転時において、室内に供給される空気の吹出温度と室温補正手段により補正された室温との差に基づいて圧縮機の運転周波数を制御するので、吹出温度と実際の室内温度との差が所定値以上にならないように制御することができる。このため、吹出口付近における露付きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の外観構成を示す斜視図。
【図2】冷媒回路の説明図。
【図3】制御ブロック図。
【図4】状態安定時の試験データの説明図。
【図5】状態過渡時の試験データの説明図。
【図6】室温センサの検出値のずれを示すタイムチャート。
【図7】室温補正のフローチャート。
【図8】ガスセンサによる熱影響補正のフローチャート。
【図9】ガスON制御処理のフローチャート。
【図10】ガスOFF制御処理のフローチャート。
【図11】運転開始制御処理のフローチャート。
【図12】室内熱交換器による熱影響補正のフローチャート。
【図13】運転開始時熱交制御処理のフローチャート。
【図14】運転停止時熱交制御処理のフローチャート。
【図15】水平羽根作動モータによる熱影響補正のフローチャート。
【図16】水平羽根作動モータ通電時制御処理のフローチャート。
【図17】水平羽根作動モータ非通電時制御処理のフローチャート。
【符号の説明】
11 室内熱交換器
119 水平羽根作動モータ
201 室内ユニット制御部
205 室温センサ
209 ガスセンサ

Claims (11)

  1. 冷媒回路を含む空調ユニットを制御して、導入される室内空気と前記冷媒回路内を循環する冷媒との間で熱交換して、熱交換後の温度調整された空気を室内に供給する空気調和機であって、
    導入される前記室内空気の温度に基づいて室温を検出する室温センサと、
    前記空調ユニットにおいて前記室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態に基づいて、前記室温センサが検出する前記室温を補正する室温補正手段と、
    前記室温補正手段により補正された前記室温に基づいて前記空調ユニットを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記室温補正手段は、前記複数の部品のそれぞれが前記室温センサに与える影響の度合いを考慮して、前記室温を補正する、
    空気調和機。
  2. 前記室温補正手段は、前記複数の部品のそれぞれの現在の前記運転状態が前記室温センサに与える影響の時間的な変化の割合である影響速度を考慮して、前記室温を補正する、
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記空調ユニットは、導入される前記室内空気中に含まれる臭気成分の濃度を検出するガスセンサを有し
    前記室温補正手段は前記ガスセンサの通電状態に基づいて、前記室温の補正を行う、
    請求項1又は2に記載の空気調和機。
  4. 前記空調ユニットは、
    室内に供給する空気の風向を変更するルーバと、
    前記ルーバを駆動するための風向用ステッピングモータと、
    有し
    前記室温補正手段は前記風向用ステッピングモータの通電状態に基づいて、前記室温の補正を行う、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記空調ユニットは、冷房、暖房、除湿、送風などの複数の運転モードで制御され
    前記室温補正手段は、前記空調ユニットにおいて前記室温センサ近傍に配置されている複数の部品の現在の運転状態と前記空調ユニットの現在の運転モードに基づいて、前記室温の補正を行う、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記空調ユニットは、
    前記冷媒回路内に配置される熱交換器と、
    前記熱交換器内の冷媒温度を検出する熱交サーミスタと、
    有し
    前記室温補正手段は、前記熱交サーミスタの検出値に基づいて、前記室温の補正を行う、
    請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記空調ユニットは、
    屋外に設置される室外空調ユニットと、
    室内に設置される室内空調ユニットと、
    含み
    前記室内空調ユニットには、少なくとも前記室温センサが取り付けられる、
    請求項5または6に記載の空気調和機。
  8. 前記制御手段は、設定される目標室温と、前記室温補正手段により補正された現在の前記室温とに基づいて、前記空調ユニットの空調能力を制御する、
    請求項5から7のいずれか1項に記載の空気調和機。
  9. 前記空調ユニットは、前記冷媒回路内の冷媒循環量を制御する圧縮機を有し
    前記制御手段は、設定される目標室温と、前記室温補正手段により補正された前記室温とに基づいて、前記圧縮機の運転周波数を制御する、
    請求項8に記載の空気調和機。
  10. 前記空調ユニットは、前記室温補正手段により補正された前記室温を表示する表示手段を有し
    前記制御手段は、前記室温補正手段により補正された現在の前記室温を前記表示手段に表示させる、
    請求項9に記載の空気調和機。
  11. 前記制御手段は、前記空調ユニットの冷房運転時において、室内に供給される空気の吹出温度と、前記室温補正手段により補正された前記室温との差に基づいて前記圧縮機の運転周波数を制御する、
    請求項9または10に記載の空気調和機。
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