JP2504086Y2 - 気泡発生浴槽の防振構造 - Google Patents

気泡発生浴槽の防振構造

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JP2504086Y2
JP2504086Y2 JP1989034035U JP3403589U JP2504086Y2 JP 2504086 Y2 JP2504086 Y2 JP 2504086Y2 JP 1989034035 U JP1989034035 U JP 1989034035U JP 3403589 U JP3403589 U JP 3403589U JP 2504086 Y2 JP2504086 Y2 JP 2504086Y2
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久人 原賀
康利 稲富
隆志 小畑
光明 橋田
浩一 内山
謙治 森山
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東陶機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、気泡発生浴槽の防振構造に関する。
(ロ)従来の技術 従来、浴槽の一形態として、気泡発生装置を取付けて
たものがあり、同気泡発生装置によって浴槽内に気泡を
発生させることにより、身体を刺激して、マッサージを
行うようにしている。
すなわち、浴槽の側壁に噴出口を設け、同噴出口に、
浴湯循環パイプを介して浴湯を循環させる循環ポンプ部
を連通連結すると共に、同噴出口の近傍に空気吸引部を
取付けている。
そして、循環ポンプ部の作動によって浴槽の側壁の噴
出口より空気混じりの浴湯を噴出させる際に、空気を負
圧吸引して、浴槽内に気泡を発生させるものである。
また、かかる浴槽は、循環ポンプ部の作動による振動
を受ける為に、かなりの強度を有する鋳物によって形成
されており、浴室の床面にモルタル等を介して浴槽の脚
部を固定している。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記の気泡発生浴槽は、以下のような欠点
を有していた。
すなわち、気泡発生浴槽は、循環ポンプ部が作動した
際に、循環ポンプ部からの振動が発生し、また、空気混
じりの浴湯の噴出等によって浴槽本体を振動させてい
た。
そして、これらの振動が浴槽本体より浴室の壁面ある
いは床面を通って隣室に伝わり、従って、気泡発生浴槽
が騒音の原因となっていた。
本考案は、上記の課題を解決することができる気泡発
生装置の防振構造を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、浴槽本体と、同浴槽本体に、循環ポンプ
部と空気吸引パイプとよりなる気泡発生装置を取付けて
なる気泡発生浴槽において、浴槽本体と、同浴槽本体を
載置した床面との間に、浴槽本体の振動を打ち消す振動
発生装置を介在させると共に、浴槽本体の縁部と、エプ
ロンの上部との間に防振部材を介在させたことを特徴と
する気泡発生浴槽の防振構造を提供するものである。
(ホ)作用及び効果 本考案では、例えば、循環ポンプ部を作動させて、空
気混じりの浴湯を強制的に浴槽本体に噴出することによ
り、浴槽本体に気泡を発生させることができる。
さらに、循環ポンプ部からの振動あるいは浴湯噴出時
の振動が浴槽本体に伝り、同浴槽本体が振動する際に、
その床面との間に介在した振動発生装置からの振動を発
生させ、その振動によって同浴槽本体の振動を打ち消し
合い、浴槽本体の防振を行うことができる。更には、浴
槽本体の振動がエプロンを伝わり浴室内に伝わるのを、
浴槽本体の縁部との間に介在させた防振部材により遮断
できる。
従って、本考案によれば、浴槽本体の防振を行い、隣
室への振動の伝達を防止することにより、気泡発生浴槽
による騒音問題を解決することができる。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図
の側面図において、Aは本考案に係る気泡発生浴槽を示
し、同浴槽Aは、以下のように構成されている。
すなわち、気泡発生浴槽Aは、浴槽本体aに、循環ポ
ンプ部Bと空気吸引パイプCとよりなる気泡発生装置を
取付けて構成されている。
さらに、浴槽本体aの近傍には、気泡発生装置のコン
トローラeが配設されており、本実施例では、浴室Rの
側壁に取付けている。
また、かかる浴槽本体aの外には、気泡発生装置の循
環ポンプ部Bが配設されており、同浴槽本体A′と循環
ポンプ部Bとの間には、浴湯循環パイプDを介在してい
る。
かかる浴湯循環パイプDは、浴槽本体aから循環ポン
プ部Bへ浴湯を送る為の浴湯吸込パイプD−1と、同ポ
ンプ部Bから同浴槽本体aへ浴湯を噴流状に送る為の浴
湯還流パイプD−2とより構成されている。
さらに、浴湯吸込パイプD−1は、浴槽本体aの側壁
に一端を開口し、循環ポンプ部Bの吸水口に他端を連通
して同ポンプ部Bに浴槽本体a内の浴湯を吸い込むよう
にしている。
また、浴湯還流パイプD−2は、循環ポンプ部Bの吐
水口に一端を連通し、浴槽本体aの前後左右側壁に開口
した複数の浴湯噴出口2に他端を連通している。
そして、各浴湯噴出口2の近傍に配した浴湯還流パイ
プD−2には、空気吸引パイプCを連通連結し、従っ
て、循環ポンプ部Bの駆動によって、浴槽本体aの側壁
に設けた浴湯吸込口3から浴湯を浴湯吸込パイプD−1
から吸い込み、浴湯還流パイプD−2から強制的に各浴
湯噴出口2に供給する。
この際に、各噴出口2の近傍に連通した送気パイプ4
より浴湯還流パイプD−2の浴湯流通負圧を利用して空
気を強制的に吸い込み、このように浴湯に吸い込み混合
した空気が気泡になり、各浴湯噴出口2から浴湯ととも
に噴出するものである。
そして、循環ポンプ部B2から浴槽本体aに至る浴湯還
流パイプD−2の中途には、噴流切換バルブが介設され
ており、同バルブの操作によって各浴湯噴出口2からの
浴湯の噴出を切換えることができる。
かかる構造において、本考案は、第1図に示すよう
に、気泡発生浴槽Aを浴室Rに配設され、しかも、同浴
室Rにおける気泡発生浴槽Aの防振構造にその特徴を有
しており、以下、その構造を詳説する。
すなわち、第1図に示すように、浴槽本体aの底面a
−1と、浴室Rの床面R−1との間に、振動発生装置5
を介在させており、同振動発生装置5は、浴槽本体aの
底面a−1における角部にそれぞれ取付けて、床面R−
1に浴槽本体aに支持している。
そして、振動発生装置5は、浴槽本体aが有する固有
振動数を打ち消す為の一定の固有振動数を有しており、
故意に同装置5より振動を発生させて、循環ポンプ部B
からの振動等を受けて振動する浴槽本体aの防振を行う
ように構成している。
本実施例では、かかる振動発生装置5を、浴槽本体a
の下面a−1に振動部材6と、床面R−1上に設けた振
動部材7とによって形成し、しかも、浴槽本体aの振動
部材6を床面R−1の振動部材7上に連結して、二重振
動構造に構成している。
かかる振動発生装置5は、振動部材6と振動部材7と
を上下方向に連結している為に、振動しやすく、その振
動によって浴槽本体aからの振動が打ち消し合うように
構成されている。
また、各振動部材6,7は、それぞれ異なる固有振動数
を有しており、浴槽本体aが振動した際に、積極的に振
動を発生し、それぞれの振動によって浴槽本体aの振動
を打ち消し合うものである。
本実施例では、振動部材6を合成樹脂製のものによっ
て形成し、また、振動部材7をスプリングのような機械
的なものによって形成している。
以上のように、かかる振動部材6,7を故意に振動させ
ることによって、床面R−1等に浴槽本体aの振動を伝
達させないように構成している。
かかる構造により、振動発生装置5より故意に振動を
発生させることにより、循環ポンプ部Bからの振動を受
ける浴槽本体aの振動を打ち消し、また、浴湯噴出時の
振動を受ける浴槽本体aの振動を打ち消し、浴槽本体a
の防振を行うことができる。
また、本実施例では、振動発生装置5の各振動部材6,
7を、異種のものとしているが、他の実施例として、振
動発生装置5の各振動部材6,7を同種のものによって形
成することも可能にしている。
また、第1図において、浴槽本体aの上部は、床面R
−1と、側壁R−2とにそれぞれカウンター8と、エプ
ロン9を設けており、同カウンター8と、エプロン9の
上面部に浴槽本体aの縁部1を肉厚状の防振部材10を介
して載置している。
かかる構造により、浴槽本体aは、その縁部1と各エ
プロン8,9の上面部との間に防振部材10を設けている為
に、同浴槽本体aの上部の防振を行うことができる。
以上述べてきたように、本実施例は、以下のような作
用、効果を有している。
本考案では、循環ポンプ部Bを作動させて、空気混じ
りの浴湯を強制的に浴槽本体aに噴出することにより、
浴槽本体aに気泡を発生させることができる。
さらに、循環ポンプ部Bからの振動あるいは浴湯噴出
時の振動が浴槽本体aに伝り、同浴槽本体aが振動する
際に、その床面R−1との間に設けた振動発生装置5か
らの振動を発生し、その振動によって同浴槽本体aの振
動を打ち消し合い、浴槽本体aの防振を行うことができ
る。更には、浴槽本体の振動がエプロンを伝わり浴室内
に伝わるのを、浴槽本体の縁部との間に介在させた防振
部材により遮断できる。
従って、本考案によれば、浴槽本体aの防振を行い、
特に、隣室への振動の伝達を防止することにより、気泡
発生浴槽による騒音問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防振構造を具備する気泡発生浴槽
の説明図である。 図中、 A:気泡発生浴槽 a:浴槽本体 B:循環ポンプ部 C:空気吸引部 5:振動発生装置 6,7:振動部材
フロントページの続き (72)考案者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 内山 浩一 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)考案者 森山 謙治 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (56)参考文献 特開 昭50−25065(JP,A) 実開 昭59−69268(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体(a)に、循環ポンプ部(B)と
    空気吸引パイプ(C)とよりなる気泡発生装置を取付け
    てなる気泡発生浴槽(A)において、浴槽本体(a)
    と、同浴槽本体(a)を載置した床面との間に、浴槽本
    体(a)の振動を打ち消す振動発生装置(5)を介在さ
    せると共に、浴槽本体(a)の縁部(1)と、エプロン
    (9)の上部との間に防振部材を介在させたことを特徴
    とする気泡発生浴槽の防振構造。
JP1989034035U 1989-03-25 1989-03-25 気泡発生浴槽の防振構造 Expired - Lifetime JP2504086Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5025065A (ja) * 1973-07-06 1975-03-17
JPS5969268U (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 松下電工株式会社 浴室の床パンを支える脚部の構造

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