JP2503940B2 - Ic異物検査装置 - Google Patents

Ic異物検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC異物検査装置に関
し、時に、ICのリードに付着した樹脂片、繊維、はん
だ片などのような異物を検出するのに用いて有効なIC
異物検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の異物検査装置としては、従来、
特開昭61−66908号公報に開示された、ICのリ
ード変形を検出する方法を適用した装置が知られてい
る。図3は、上記公報の図面第1図に記載された図を簡
略化して示す図であって、装置の構成を示す。同図を参
照すると、この検査装置は、検査対象としてのIC(図
示は省略)の画像を入力する撮像素子30と、撮像素子
30から入力した画像を記憶するフレームメモリ31
と、フレームメモリ31からの画像データに演算処理を
施し、リード形状不良のICをリジェクトする信号を出
力する演算処理部32とを含んで構成される。
【0003】この検査装置は、ICにおけるリード変形
の検出を主たる目的とするものであるが、上記公報にも
記載されているように、リードに付着した異物の検出に
も適用可能である。本発明との関連から、この検査装置
をリードへの異物付着検出に用いる場合の検出方法につ
いて以下に説明する。
【0004】図3において、撮像素子30でICのリー
ド部分を撮像する。撮像素子30から入力した画像は、
フレームメモリ31に記憶される。フレームメモリ31
から出力される画像データは、演算処理部32に入力さ
れる。演算処理部32では、入力した画像データを適当
な二値化レベルにより二値化処理する。ここで、リード
のように反射光量が大きい部分は”1”に変換され、リ
ードのない背景部分やリード上の異物などのように反射
光量が少い部分は”0”に変換される。このように反射
光を二値化したあと、検査したい部分の、”1”又は”
0”の連続の仕方を調べる。例えば、今、リード上に異
物が付着しているとする。この場合、リード上に相当す
る領域の二値化データをリードの長手方向に見ると、本
来であれば”1”が連続するはずであるところ、”1”
→”0”→”1”と変化することになる。リードの一部
が欠けたような欠損部分があるリードの場合も同様に、
データの反転が起る。一方、リードのない背景部分につ
いて二値化データの連続性を調べると、本来なら”0”
が連続するところ、例えばリード間に跨がるはんだくず
のように反射率の高い異物が存在するときは、”0”
→”1”→”0”となってデータの連続性が失われるの
で、二値化データの連続性の有無によってやはり(リー
ド間)異物を検出できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置を
用いてICのリードへの異物付着を検出するには、検査
領域を如何に切り出すかが重要であり、その切出し方に
よっては異物の見逃し或いは、異物ではないものを「異
物」と判定するという、誤判定が生じることがある。以
下にその説明を行なう。
【0006】今、ICがトランスファモールド工法によ
って形成された樹脂で外装されたものであるとすると、
その外装樹脂にはモールド樹脂形成時の空気抜きのため
に、リード列の最外側のリードの更に外側にモールド切
残しが発生する。このモールド切残しはトランスファー
モールド工法には避けられないものであって、発生部位
が特定されているので、例えば樹脂くず、はんだくず或
いは繊維くずなどのように付着状態が予測できない「異
物」とは区別して、通常、ICの外観検査では「異物」
とはしないものである。ところで、このモールド切残し
はIC毎に不規則な形状で発生するので、予め一定の形
状を指定して検査対象から除外するというような方法で
誤判定を防止することは困難である。このようなモール
ド切残しがある場合、検査領域をこのモールド切残し部
分が含まれるような広い範囲に設定すると、従来の装置
ではこのモールド切残しを「異物」と判定してしまう。
一方、上記のような誤判定を避けるために、検査領域を
リード列だけを含むように(つまり、最外側に位置する
二つのリード間だけを検査領域とするように)狭く設定
すると、一番外側のリードにそのリードからはみだすよ
うに付着した異物を検出できなくなってしまう。
【0007】従って本発明は、上記のような誤判定がな
く、しかも、リード列の最外側に位置するリードに外側
方向に飛び出すように付着した異物を確実に検出できる
異物検査装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のIC異物検査装
置は、検査対象のICを撮像してアナログ画像データを
出力する撮像手段と、前記アナログ画像データを入力し
てAD変換を行い、濃淡画像データとして出力するAD
変換手段と、前記濃淡画像データを入力し、IC一辺分
のリード全てを含む部分の濃淡画像データを、予め設定
した範囲で切り出す検査領域切出し手段と、前記切り出
された検査領域の濃淡画像データを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段から濃淡画像データを入力し、前記撮
像手段への入射光量が最も大であるリード部分のみを”
1”とし、入射光量がリード部分より小なる部分を”
0”とするように予め設定した高い二値化レベルにより
二値化する第1の二値化手段と、前記第1の二値化手段
が出力する二値化濃淡画像データを入力し、リード長手
方向に平行なY方向の”1”の数を、リード長手方向に
垂直なX方向の位置毎に計数する第1の投影手段と、前
記第1の投影手段が出力する第1の投影データを入力し
て、リード上の異物を検出するために予め設定した高い
二値化レベルで二値化する第2の二値化手段と、前記記
憶手段から濃淡画像データを入力して微分処理し、微分
濃淡画像データとして出力する微分手段と、前記微分濃
淡画像データを入力し、前記撮像手段への入射光量が最
も小であるリード間の部分のみを”0”とし、入射光量
がリード間より大なる部分を”1”とするように予め設
定した低い二値化レベルにより二値化する第3の二値化
手段と、前記第3の二値化手段が出力する二値化微分濃
淡画像データを入力し、前記Y方向の”1”の数を前記
X方向の位置毎に計数する第2の投影手段と、前記第2
の投影手段が出力する第2の投影データを入力して、リ
ード間の異物を検出するために予め設定した低い二値化
レベルで二値化する第4の二値化手段と、前記第2の二
値化手段が出力する第1の二値化投影データの”1”
と、前記第4の二値化手段が出力する第2の二値化投影
データの”0”とを前記X方向に関して検索し、両端に
位置する二つの“1”に対してそれぞれ外側方向に最初
に位置する二つの”0”の位置を求め、それら二つの”
0”の位置の間を異物検出対象範囲として指定する検出
領域切出し手段と、前記検出領域切出し手段が指定する
異物検出対象範囲内において、前記第1の二値化投影デ
ータの”1”の連続数及び”0”の連続数を計数し、そ
れぞれが予め定めた範囲内にあるか否かによって、リー
ド上に異物が存在するか否かを判定するリード上異物検
出手段と、前記検出領域切出し手段が指定する異物検出
対象範囲内において、前記第2の二値化投影データの”
1”の連続数及び”0”の連続数を計数し、それぞれが
予め定めた範囲内にあるか否かによって、リード間に異
物が存在するか否かを判定するリード間異物検出手段と
を備えることを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について、図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例の構成
を示すブロック図である。図1を参照して、カメラ1
は、検査対象IC2のリード部分を撮像し、アナログ画
像データaを出力する。
【0010】AD変換回路3は、アナログ画像データa
を入力してAD変換を行い、濃淡画像データbを出力す
る。
【0011】検査領域切出し回路4は、濃淡画像データ
bから、1辺分のリード全てを含む部分の濃淡画像デー
タを予め設定した範囲で切り出し、検査領域濃淡画像デ
ータcを出力する。
【0012】画像記憶回路5は、検査領域濃淡画像信号
cを記憶する。
【0013】第1の二値化回路6は、記憶回路5に記憶
されているデータを呼び出し、その記憶データdによる
1辺分の濃淡画像データを、予め設定した高い二値化レ
ベルによって二値化し、二値化画像データeとして出力
する。このときの二値化レベルは、検査領域中で最も光
量の大きいリード部分だけを”1”とし、それより光量
の小さい部分は全て”0”とするようなレベルに設定す
る。すなわち、光を全く反射しないリード間(背景部
分)は勿論のこと、例えばリード上に付着した繊維くず
や樹脂くずのように、比較的反射光量が大きい部分で
も”0”とする。
【0014】第1の投影回路7は、二値化画像データe
を入力し、リードの長手方向と平行な方向(以下、Y方
向と呼ぶ)の”1”の数を計数し第1の投影データfを
出力する。
【0015】第2の二値化回路8は、第1の投影データ
fを入力し、リードを”1”とし、リード間(背景部
分)とリード上の異物とを”0”とするように予め設定
した高い二値化レベルにより二値化し、第1の二値化投
影データgとして出力する。
【0016】微分回路9は、記憶データdを入力し微分
処理して、リードのエッジとリード間の異物のエッジと
を強調した微分画像データhを出力する。
【0017】第3の二値化回路10は、微分画像データ
hを入力して、予め定めた低い二値化レベルによって二
値化し、二値化微分画像データiとして出力する。この
ときの二値化レベルは、検査領域中で最も光量の小さい
リード間(背景部分)だけを”0”とし、それより光量
の大きい部分は全て”1”とするようなレベルに設定す
る。すなわち、検査領域中で反射率が最も大きいリード
部分は勿論のこと、例えばリード間に付着した繊維くず
や樹脂くずのように、反射光量が背景部分より多少大き
い程度の部分でも”1”とする。
【0018】第2の投影回路11は、二値化微分画像デ
ータiを入力して、Y方向の”1”の数を計数し、第2
の投影データjとして出力する。
【0019】第4の二値化回路12は、第2の投影デー
タjを入力し、リードとリード間異物とを”1”とし、
リード間(背景部分)を”0”とするように予め定めた
低い二値化レベルによって二値化し、第2の二値化投影
データkとして出力する。
【0020】検出領域切出し回路13は、第1の二値化
投影データgと第2の二値化投影データkとを、リード
長手方向と垂直な方向(以後、X方向と記す)に沿って
検索し、異物検出対象範囲を定める。すなわち、第1の
二値化投影データgの両端の”1”の位置からそれぞれ
外側方向へ、第2の二値化投影データkの”0”が始め
て表れる位置を検索し、得られた二つの”0”の位置の
間を異物検出対象範囲として検出領域データlを出力す
る。
【0021】リード上異物検出回路14は、検出領域デ
ータlと第1の二値化投影データgとを入力し、検出領
域切出し回路13が指定する異物検出対象範囲内におい
て、リード上に異物が存在するか否かを判定する。
【0022】リード間異物検出回路15は、検出領域デ
ータlと第2の二値化投影データkとを入力し、検出領
域切出し回路13が指定する異物検出対象範囲内におい
て、リード間に異物が存在するか否かを判定する。
【0023】尚、二つの異物検出回路14,15での異
物検出は、以下のようにして行われる。例えばリード上
異物の有無判定を例にとると、異物検出回路14は第1
の二値化投影データgについて、X方向に”1”の連続
数と”0”の連続数とを計数する。一方、ICのリード
幅のばらつきを考慮して”1”の連続数の上限値と下限
値とを予め定めておく。同様に、リード間間隔のばらつ
きを考慮して”0”の連続数の上限値と下限値とを定め
ておく。そして、実際に検査したときの”1”の連続数
および”0”の連続数のいずれかが、それぞれの上限
値、下限値で決まる範囲の外に有れば、「リード上に異
物付着」と判定する。リード間の異物検出も、検出回路
15へ入力される第2の二値化投影データkに基づい
て、同様に行われる。
【0024】以下に、具体的な検出例を図2を用いて説
明する。図2は、図1中の各回路の出力データをパター
ン化しまたはグラフ化して示す図である。先ず、図2
(a)は、IC一辺分の検査領域濃淡画像データcを記
憶した記憶データdのパターン図であって、一点鎖線で
示した矩形が、検査領域切出し回路4によって設定され
た検査領域20である。実際の検査に当っては、このよ
うな検査領域がIC一個について4つ(四辺分)切り出
される。同図は、反射光量の大きいリード21の部分
と、光量の小さいリード間(背景)22の部分および外
装用モールド樹脂23とに大きく分れる。そして、右か
ら1番目と2番目のリードにはそれぞれ、リード上異物
24,25が付着している。又、右から4番目のリード
と5番目のリードとの間にはリード間異物26が付着し
ており、更に、最左端のリードには左方向に向って飛び
出すようにしてリード間異物27が付着している。ここ
で、最左端のリードの更に左側に、モールド樹脂23か
らほぼY方向に飛び出している部分は、モールド切残し
28であって、「異物」と判定してはならないものであ
る。これら異物24〜27とモールド切残し28とは、
反射光量が少ない。
【0025】図2(b)は、図2(a)に示される記憶
データdを二値化して得られた二値化画像データeのパ
ターン図であって、斜線部が二値化後の”1”の領域で
反射光量の多い部分である。このときの二値化は高い二
値化レベルで行い、リード21の部分を”1”に、異物
24〜27とモールド切残し28とを”0”に変換す
る。
【0026】図2(c)は、図2(b)に示される二値
化画像データeのY方向の”1”の数を計数して得られ
た第1の投影データfを、X方向の位置毎に表したグラ
フである。縦軸は計測度数を示し横軸は図2(b)と位
置的に対応している。図中、リード上異物24,25に
対応する位置24c,25cでは、他のリードに比べて
計数値が小さい値となっている。尚、同図中、最右端の
リードの右側に左向の矢印で示したレベルは、後にこの
第1の投影データfを二値化するときの二値化レベルを
示すものである。
【0027】図2(d)は、記憶データdを微分して得
た微分画像データhを更に二値化して得られた二値化微
分画像データiのパターン図である。斜線部が、二値化
後の”1”の領域である。このときの二値化は、微分処
理によってエッジ強調された微分画像データhを低い二
値化レベルで行うので、モールド切残し28と、リード
間異物26,27とは、図中28d、26d、27dで
示すように、”1”となる。
【0028】図2(e)は、図2(d)に示した二値化
微分画像データiのY方向の”1”の数を計数して得ら
れた第2の投影データjを、X方向の位置毎に表したグ
ラフである。縦軸が計測度数を示し横軸は図2(d)と
位置的に対応する。図中、リード間異物26,27とモ
ールド切残し28に対応する位置26e、27e及び2
8eでは、他のリード間に比べて計数値が大きな値とな
っている。尚、図中、最右端のリードの右側に左向の矢
印で示したレベルは、後にこの第2の投影データjを二
値化するときの二値化レベルを示すものである。
【0029】図2(f)は、図2(c)に示した第1の
投影データfを、矢印で示す二値化レベル(図2(c)
参照)で二値化して得た第1の二値化投影データgを、
X方向の位置毎に示すグラフである。横軸は、図2
(c)と位置的に対応している。リード上異物24,2
5に対応する位置24f,25fでは、X軸方向の”
1”の連続数および”0”の連続数が、他の正常なリー
ドにおける連続数に比べて不規則になっている。
【0030】図2(g)は、図2(e)に示した第2の
投影データjを、矢印で示す二値化レベル(図2(e)
参照)で二値化して得た第2の二値化投影データkを、
X方向の位置毎に示すグラフである。横軸は、図2
(e)と位置的に対応している。リード間異物26,2
7に対応する位置26g,27gでは、X軸方向の”
1”の連続数および”0”の連続数が、他の正常なリー
ドにおける連続数に比べて不規則になっている。
【0031】但し、このままではモールド切残し28に
相当する位置に「異物付着」と判定してしまうことにな
る。そこで、検出領域切出し回路13では、第1の二値
化投影データgの最左端の”1”の位置GL と最右端
の”1”の位置GR からそれぞれの外側方向へ、第2の
二値化投影データkの”1”の連続する位置を検索し、
最初に”0”が表れる位置KL ,KR 位置を求め、これ
らKL ,KR の間を異物検出対象範囲として、検出領域
データlを出力する。ここで、本実施例における検査対
象ICでは、一番左側のリードに外側方向に飛び出すよ
うにして異物27が付着しているので、最左端のリード
に関しては、位置GL と位置KL とは一致せず、KL
R 間の距離の方がGL ・GR 間の距離よりも長いこと
になる。一方、いま仮りに、検査対象ICのリードに異
物付着が全くない場合は、位置GL,GR が位置KL
R とそれぞれ一致することになる。二つの異物検出回
路14,15は上記の検出領域データlに基づいて、上
記の異物検出対象範囲内で異物の検出を行うので、モー
ルド切残し28を「リード間異物」と誤判定することは
ない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のIC異物
検査装置では、異物検出対象範囲を、リード列の最外側
に位置するリードに外側方向に飛び出すようにして付着
した異物の有無に応じて、検査対象のIC毎に設定して
いる。従って、撮像カメラと検査対象ICとの相対位置
のIC毎の変動に拘りなく、IC毎に最適な異物検出対
象範囲を切り出すことができる。
【0033】これにより、本発明によれば、最外側のリ
ードに隣接しているモールド切残しを「異物」と誤判定
する恐れなしに、最外側のリードから外側方向に飛び出
すようにして付着した異物を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるIC異物検査装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1中の各回路の出力データを、それぞれパタ
ーン化し又はグラフ化して示す図である。
【図3】従来の検査装置の一例の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 検査対象IC 3 AD変換回路 4 検査領域切出し回路 5 画像記憶回路 6,8,10,12 二値化回路 7,11 投影回路 9 微分回路 13 検出領域切出し回路 14,15 異物検出回路 20 検査領域 21 リード 22 リード間 23 モールド樹脂 24,25,26,27 異物 28 モールド切残し 30 撮像素子 31 フレームメモリ 32 演算処理部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象のICを撮像してアナログ画像
    データを出力する撮像手段と、 前記アナログ画像データを入力してAD変換を行い、濃
    淡画像データとして出力するAD変換手段と、 前記濃淡画像データを入力し、IC一辺分のリード全て
    を含む部分の濃淡画像データを、予め設定した範囲で切
    り出す検査領域切出し手段と、 前記切り出された検査領域の濃淡画像データを記憶する
    記憶手段と、 前記記憶手段から濃淡画像データを入力し、前記撮像手
    段への入射光量が最も大であるリード部分のみを”1”
    とし、入射光量がリード部分より小なる部分を”0”と
    するように予め設定した高い二値化レベルにより二値化
    する第1の二値化手段と、 前記第1の二値化手段が出力する二値化濃淡画像データ
    を入力し、リード長手方向に平行なY方向の”1”の数
    を、リード長手方向に垂直なX方向の位置毎に計数する
    第1の投影手段と、 前記第1の投影手段が出力する第1の投影データを入力
    して、リード上の異物を検出するために予め設定した高
    い二値化レベルで二値化する第2の二値化手段と、 前記記憶手段から濃淡画像データを入力して微分処理
    し、微分濃淡画像データとして出力する微分手段と、 前記微分濃淡画像データを入力し、前記撮像手段への入
    射光量が最も小であるリード間の部分のみを”0”と
    し、入射光量がリード間より大なる部分を”1”とする
    ように予め設定した低い二値化レベルにより二値化する
    第3の二値化手段と、 前記第3の二値化手段が出力する二値化微分濃淡画像デ
    ータを入力し、前記Y方向の”1”の数を前記X方向の
    位置毎に計数する第2の投影手段と、 前記第2の投影手段が出力する第2の投影データを入力
    して、リード間の異物を検出するために予め設定した低
    い二値化レベルで二値化する第4の二値化手段と、 前記第2の二値化手段が出力する第1の二値化投影デー
    タの”1”と、前記第4の二値化手段が出力する第2の
    二値化投影データの”0”とを前記X方向に関して検索
    し、両端に位置する二つの“1”に対してそれぞれ外側
    方向に最初に位置する二つの”0”の位置を求め、それ
    ら二つの”0”の位置の間を異物検出対象範囲として指
    定する検出領域切出し手段と、 前記検出領域切出し手段が指定する異物検出対象範囲内
    において、前記第1の二値化投影データの”1”の連続
    数及び”0”の連続数を計数し、それぞれが予め定めた
    範囲内にあるか否かによって、リード上に異物が存在す
    るか否かを判定するリード上異物検出手段と、 前記検出領域切出し手段が指定する異物検出対象範囲内
    において、前記第2の二値化投影データの”1”の連続
    数及び”0”の連続数を計数し、それぞれが予め定めた
    範囲内にあるか否かによって、リード間に異物が存在す
    るか否かを判定するリード間異物検出手段とを備えるこ
    とを特徴とするIC異物検査装置。
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