JPH1074260A - めっき有無検査装置 - Google Patents

めっき有無検査装置

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JPH1074260A
JPH1074260A JP8229842A JP22984296A JPH1074260A JP H1074260 A JPH1074260 A JP H1074260A JP 8229842 A JP8229842 A JP 8229842A JP 22984296 A JP22984296 A JP 22984296A JP H1074260 A JPH1074260 A JP H1074260A
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JP
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plating
pilot hole
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hole
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JP8229842A
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Shinichi Takahashi
慎一 高橋
Takahiro Fujiwara
孝洋 藤原
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JAPAN II M KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
Japan EM Co Ltd
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JAPAN II M KK
Shinko Electric Industries Co Ltd
Japan EM Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リードフレームを連続搬送した状態でめっき
の有無を検出できるめっき有無検査装置を提供する。 【解決手段】 一定の形状を有する複数のリードフレー
ム18が所定の標準パターンのパイロットホール20と
共に長手方向に沿って所定の間隔で形成された帯状若し
くは短冊状の金属体12を、長手方向に所定の速度で連
続的に搬送する過程で、搬送路上に設定された固定視野
A内を通過する金属体12の画像を2値化静止画像デー
タとして取り込み、2値化静止画像データ内のパイロッ
トホール20の通過領域上に設定されたホール検出領域
D内を検索して標準パターンとなる特定パイロットホー
ルを検出し、特定パイロットホールの位置(Xh,Y
h)を基準として静止画像データ内におけるめっき位置
を特定して、めっき位置におけるめっきの有無を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームの
自動検査装置に関するものであり、特に詳細にはリード
フレームのインナーリード先端に施されるめっきの有無
を検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームには自動めっき装置によ
り、インナーリード先端等の所定の位置にドット状の部
分銀めっきが施されるので、この部分銀めっきの有無を
検査する必要がある。従来、この検査を自動的に行うめ
っき有無検査装置としてはCCDカメラを用いる方式が
知られており、リードフレームの部分めっき箇所をCC
Dカメラで拡大撮影し、得られた画像信号を2値化し、
当該部分めっき箇所の面積を求めて、予め設定されてい
る標準値と比較することで、所定の位置に部分めっきが
施されているか否かを判断していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のめっき有無検査装置には次の様な課題が有る。こ
のめっき有無検査装置では、リードフレームの画像デー
タを取り込む際に、一旦リードフレームの搬送を停止さ
せる必要がある。つまり、リードフレームの搬送方法
は、定寸の間欠送りとすることが必要となる。よって、
リードフレームの搬送系が複雑となり、コストが高くな
ると共に、検査速度を上げることができないといった課
題がある。
【0004】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、リードフレームを連続
搬送した状態でめっきの有無を検出できるめっき有無検
査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、一定の形状を有する複数のリードフレーム
が所定の標準パターンのパイロットホールと共に長手方
向に沿って所定の間隔で形成された帯状若しくは短冊状
の金属体を、前記長手方向に所定の速度で連続的に搬送
する過程で、搬送路上に設定された固定視野内を通過す
る金属体の画像を2値化静止画像データとして取り込
み、該2値化静止画像データ内のパイロットホールの通
過領域上に設定されたホール検出領域内を検索して標準
パターンとなる特定パイロットホールを検出し、該特定
パイロットホールの位置を基準として静止画像データ内
におけるめっき位置を特定して、該めっき位置における
めっきの有無を検出することを特徴とするものである。
この構成によれば、リードフレームの画像データを取り
込む際に、一旦リードフレームの搬送を停止させる必要
がなくなり、リードフレームの搬送装置が簡略化でき、
製品コストを低減できると共に、検査速度を上げること
が可能となる。
【0006】また、一定の形状を有する複数のリードフ
レームが所定の標準パターンのパイロットホールと共に
長手方向に沿って所定の間隔で形成された帯状若しくは
短冊状の金属体を、前記長手方向に所定の速度で連続的
に搬送する過程で、前記リードフレームの所定の位置に
施されためっきの有無を検査するめっき有無検査装置で
あって、前記金属体の搬送路上に、該搬送路を通過する
金属体に含まれる1以上の前記リードフレームおよび前
記パイロットホールを含む固定視野を有し、該視野内を
搬送方向へ移動する金属体の動画像を所定の時間間隔で
2値化静止画像データとして取り込み可能な画像読取部
と、前記静止画像データを更新しつつ記憶可能な画像記
憶部と、前記パイロットホールの前記標準パターン、お
よび該標準パターンとなるパイロットホールの位置を基
準とした前記リードフレームに施される前記めっきの標
準位置が記憶された標準データ記憶部と、前記静止画像
データ内の前記パイロットホールの通過領域上に設定さ
れた所定のホール検出領域内を前記搬送方向に沿って順
次検索し、前記標準パターンとなる特定パイロットホー
ルを検出するホール検出部と、該ホール検出部で前記特
定パイロットホールを検出した際には、前記標準データ
記憶部に記憶された前記めっきの標準位置に基づき、該
特定パイロットホールの位置を基準とした前記静止画像
データ内におけるめっき位置を特定し、該めっき位置に
おけるめっきの有無を検出するめっき検出部とを具備す
ることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、取り込んだ視野内の2
値化静止画像データ全体を常時検索処理してリードフレ
ームを検出し、そしてそこに施されためっきの有無の検
査をするのではなく、2値化静止画像データ内の予め決
められた狭い範囲内のみを検索処理して標準パターンと
なるパイロットホールを検知し、検知された際に始めて
当該パイロットホールを基準として2値化静止画像デー
タ内のリードフレームのめっきの標準位置を特定してめ
っきの有無を検出するようにしたため、処理すべき画像
データが少なくなり、金属体を連続搬送した状態での金
属体に含まれるリードフレームのめっきの有無検査が可
能となる。
【0008】具体的には、前記静止画像データは、前記
パイロットホールおよび前記めっきのみが一方の値とな
る2値化データであり、前記ホール検出部は、前記ホー
ル検出領域内を前記搬送方向に沿って一画素単位毎に、
該搬送方向と直交する方向に含まれる前記一方の値の画
素数を求め、求めた合計画素数が予め決められた基準画
素数以上の場合に前記パイロットホールであると判断す
る。また、前記めっきの標準位置は、所定の方形領域と
して記憶され、前記めっき検出部は、前記方形領域内に
ついてのみ、前記めっきの有無を検出する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るめっき有無検
査装置の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に
説明する。まず、めっき有無検査装置10の概要構成に
ついて図1を用いて説明する。めっき有無検査装置10
は、金属体12を一定の速度で連続的に搬送する搬送装
置14の上方に設置されている。この搬送装置14は一
例として電動モータ(不図示)で駆動され、定速度運転
されるベルトコンベア16で構成される。そして、一定
の形状を有する複数のリードフレーム18が所定の標準
パターンのパイロットホール20と共に長手方向に沿っ
て所定の間隔で形成された帯状若しくは短冊状の金属体
12を、その長手方向に所定の速度で連続的に搬送す
る。このめっき有無検査装置10は、部分めっき22が
施された状態でめっき処理装置(不図示)から出力さ
れ、搬送装置14によって搬送されてくる金属体12に
含まれる各リードフレーム18の部分めっき22が、予
め決められた所定の位置に施されているか否かを検査す
るものである。この所定の位置とは通常、図2に示すよ
うに各リードフレーム18のインナーリード24の先端
部である。
【0010】26は画像読取部である。画像読取部26
は、金属体12の搬送路(ベルトコンベア16により搬
送される金属体12の通過領域)上に固定され、搬送路
を通過する金属体12に含まれる1以上のリードフレー
ム18およびパイロットホール20を含む固定視野A内
の動画像を取り込むことが可能なCCDカメラ28を有
する。また、CCDカメラ28から出力される映像信号
を2値化する画像処理部30を有している。なお、CC
Dカメラ28は2次元エリアセンサが使用され、金属体
12の搬送速度に対して十分早いシャッタ速度で、かつ
所定の時間間隔で連続して視野A内の2次元画像を取り
込んでいるため、取り込み画像の一つ一つはブレの無い
静止画像となる。よって、画像処理部30から出力され
る2値化画像データも2値化静止画像データとなる。画
像処理部30は例えば、A/D(アナログ/ディジタ
ル)変換器やコンパレータ等を用いて構成することがで
きる。
【0011】また、本実施の形態では、金属体12の照
明には反射照明(不図示)が用いられ、かつ金属体12
が載置されるベルトコンベア16の上面は光を反射する
構成となっている。よって、CCDカメラ28では金属
体12の孔(パイロットホール20等の打ち抜き部)は
白、また金属体12は黒、半田めっきされている部分は
金属体12に比べて反射率が高いため白として認識す
る。また画像処理を簡素化するため、パイロットホール
20下面のベルトコンベア16部分のみが光の反射率が
高く、他の部分は反射率が低いように構成し、パイロッ
トホール20は白、パイロットホール以外の抜き打ち部
は黒、金属体は黒、半田めっき部分は白となるようにし
てもよい。また2値化データは一例として黒がLow、
白がHighとして出力される。32は画像記憶部であ
り、半導体メモリ(RAM等)を用いて構成されてお
り、画像処理部30から出力される2値化静止画像デー
タを、例えば視野Aの左下隅を主基準原点O1 とし、金
属体12の搬送方向をX軸とするX−Y直交座標系平面
に構成された記憶エリアB内に画素データとして記憶す
る(図2参照)。また、連続して画像読取部26から送
られてくる2値化静止画像データは同一の記憶エリアB
内に更新されながら記憶される。
【0012】34は標準データ記憶部であり、半導体メ
モリ(ROMやRAM等)を用いて構成されており、テ
ィーチング等により、パイロットホール20の標準パタ
ーンのデータと、当該標準パターンとなるパイロットホ
ール20を基準としたリードフレーム18に施される部
分めっきの標準位置が予め記憶される。なお、パイロッ
トホール20の標準パターンは後述するように、搬送方
向(X軸方向)に沿った投影データとして記憶される場
合や、また投影データを所定の閾値で2値化して得られ
たHigh、Lowのパターンとして記憶される場合が
ある。図2中のCは記憶エリアB内のパイロットホール
20の通過領域である。この通過領域Cの幅(Y軸方向
の長さ)は標準パターンを検出するパイロットホール2
0の直径より幅広であって、フレーム外枠から外れない
範囲となる。そして、このパイロットホール20の通過
領域C上にホール検出領域Dが設定される。このホール
検出領域Dの記憶エリアB内における位置および大きさ
は図2に示すように、上記主基準原点からの左下隅(パ
イロットホールの基準パターンに対しては基準原点とな
るため、以下、副基準原点O21という)までの座標値
(XO 2 、YO2 )と、当該座標値からの幅(Y軸方向
の長さ)および長さ(X軸方向の長さ)によって与えら
れ、記憶されている。ホール検出領域Dの大きさは少な
くともパイロットホール20の標準パターンが全て含ま
れる幅と長さであればよく、またその位置も通過領域C
内にあれば特に限定はされない。特に、ホール検出領域
Dの長さはめっき有無検査装置10の処理能力に応じて
設定すればよく、金属体12の搬送速度に比べてめっき
有無検査装置10の処理速度が十分早い場合には、図2
に示すD1 のようにパイロットホール20の標準パター
ンが少なくとも一つ含まれる程度の大きさ(副基準原点
はO21)としても金属体12に含まれる全てのリードフ
レーム18のめっき検査を抜けなく実施することが可能
となるし、まためっき有無検査装置10の処理速度が遅
い場合には、図2に示すD2 (副基準原点はO21からO
22となる)のようにホール検出領域Dを長くして当該領
域D内に複数の標準パターンが含まれるようにし、一つ
のパイロットホール20の標準パターンの検出から当該
標準パターンに対応したリードフレーム18のめっき検
査の終了までに次に検査すべきリードフレーム18に対
応したパイロットホール20の標準パターンが搬送方向
に沿って移動してもホール検出領域D内に十分含まれる
ようにする。これによって、同様に抜けのないめっき検
査が行える。このように、領域Dは最大で記憶エリアB
内のパイロットホール20の通過領域Cと同じ長さまで
任意の長さに設定可能である。また、部分めっき22の
標準位置は図2に示すように、標準パターンとなるパイ
ロットホール20の座標を基準とした相対的な座標値
(XMn、YMn)として記憶されている(なお、nは
自然数)。ここで標準パターンが本実施の形態のよう
に、複数のパイロットホール20a〜20dの組み合わ
せて構成される場合には、その内の一つのパイロットホ
ール(一例として20aの重心等)を基準として部分め
っきの標準位置が記憶されている。なお、パイロットホ
ールの標準パターンが、その前後のフレーム外枠の画像
データを含むウィンドウ内の投影データとして記憶され
ている場合には、例えばこのウィンドウの一つの隅の座
標を基準としてめっきの標準位置を記憶しておいてもよ
い。この場合にはパイロットホール外の基準位置を原点
として部分めっき22の標準位置が記憶されることにな
る。
【0013】36はホール検出部であり、記憶エリアB
内に設定された方形のホール検出領域D内を搬送方向
(X軸方向)に沿って順次検索し、標準パターンとなる
パイロットホールの有無を繰り返し検出する。また、標
準パターンとなるパイロットホールを検出できた場合に
は、特定パイロットホールとして認識すると共に、その
ホール検出領域D内での位置も検出する。この位置はホ
ール検出領域Dの左下隅に設定された副基準原点O21
基準とした座標値(Xh、Yh)として検出し、記憶さ
れる。
【0014】38はめっき検出部であり、ホール検出部
36が特定パイロットホールを検出した際には、ホール
検出部36で検出された特定パイロットホール20の位
置(Xh、Yh)と標準データ記憶部34に記憶された
めっきの標準位置(XMn、YMn)に基づき、静止画
像データ内におけるめっき位置、つまり記憶エリアB内
における基準原点からの各めっき位置(XO2 +Xh+
XMn、YO2 +Yh+YMn)を特定し、特定しため
っき位置におけるめっきの有無を検出する。上記ホール
検出部36とめっき検出部38は通常はマイクロコンピ
ュータを用いて構成することが可能である。
【0015】次に、めっき有無検査装置10の動作につ
いて説明する。まず、めっき処理装置(不図示)の電源
が投入されると、搬送装置14によって一定の速度で搬
送される金属体12を含む所定の視野A内の画像をCC
Dカメラ28が捕らえはじめる。この際、画像読取部2
6のCCDカメラ28の視野Aには、図2のように搬送
方向(X軸方向)に沿って連続的に移動する金属体12
のパイロットホール20およびそれに対応したリードフ
レーム18が1個以上捕らえられる。そして、このCC
Dカメラ28では、視野A内の2次元画像を高速のシャ
ッタスピードで所定の時間間隔で連続的に取り込む。よ
って、画像処理部30からは2次元の2値化静止画像デ
ータが連続的に出力される。
【0016】この2値化静止画像データは画像記憶部3
2に送られ、記憶エリアBに記憶される。この2値化静
止画像データは、CCDカメラ28の画像取り込み時間
間隔と同一の時間間隔で連続して更新される。ホール検
出部36ではホール検出領域D内を、搬送方向に沿って
順次検索し、標準パターンとなる特定パイロットホール
を検出する。本実施の形態では、一のリードフレーム1
8に対して、上下両フレーム外枠40にそれぞれ1つ、
4つのパイロットホール20が穿設されており、ホール
検出領域Dは一例としてリードフレーム18毎に4つの
パイロットホール20が穿設された下側のフレーム外枠
40上に設けられている。従って、パイロットホール2
0の標準パターンは、図2にあるようにX軸に沿って、
互いに近接する第1、第2のパイロットホール20a、
20bの組、そして距離をおいて互いに近接する第3、
第4のパイロットホール20c、20dの組がこの順番
で並ぶ場合である。
【0017】続いて、ホール検出部36における個々の
パイロットホール20a〜20dの検出手順について図
3〜図4を用いて説明する。なお、ホール検出領域D内
では、パイロットホール20のみがHighレベルとな
る。ホール検出部36は、ホール検出領域D内を搬送方
向(X軸方向)に沿って一画素単位毎に、搬送方向と直
交する方向(Y軸方向)に含まれる一方の値(本実施の
形態ではHighレベル)の画素数を求める。これによ
り、図3に示すように2次元の投影グラフEが作成され
る。複数のパイロットホールで標準パターンが構成され
る場合には、パイロットホール毎に投影グラフE上に山
が現れる。なお、この投影グラフE自体を標準パターン
として使用しても良い。本実施の形態では引き続き、予
め決められた閾値Fと投影グラフEとを比較して、X軸
方向に沿って一画素単位で閾値Fを越える部分をHig
h、それ以下の部分をLowとして2値化し、ビット列
の内のHighの部分がパイロットホール20であると
特定する。ここで、上記の手順で検出されたパイロット
ホール20が標準パターンと一致するか否かを判断する
方法としては、上述した投影グラフEを基準として判断
するようにしても良いし、また閾値Fを用いて2値化し
たビット列自体を基準として判断するようにしても良
い。ホール検出部36が、ホール検出領域D内での標準
パターンの有無を検出するに要する時間は、CCDカメ
ラ28が視野A内の2次元画像を連続的に取り込む所定
の時間間隔より短いことが望ましい。
【0018】次に、ホール検出部36が標準パターンと
なるパイロットホール20(特定パイロットホール)を
検出すると、画像記憶部32における2値化静止画像デ
ータの更新が停止される。これにより、ホール検出部3
6がパイロットホール20の標準パターンの検出に使用
した2値化静止画像データが保存される。また、めっき
検出部38においては、ホール検出部36で検出された
特定パイロットホール20の位置と標準データ記憶部3
4に記憶されためっきの標準位置に基づき、2値化静止
画像データが記憶された記憶エリアB内におけるめっき
位置を特定し、特定しためっき位置におけるめっきの有
無を検出する。めっき位置は、上述したように副基準原
点O21(XO2 、YO2 )に、ホール検出部36で検出
された特定パイロットホール20の位置(Xh、Yh)
と標準データ記憶部34に記憶されためっきの標準位置
(XMn、YMn)とを加えることで、記憶エリアB内
における基準原点からの位置(XO2 +Xh+XMn、
YO2 +Yh+YMn)と特定できる。めっき検出部3
8では、特定しためっき位置(XO2 +Xh+XMn、
YO2+Yh+YMn)における画像データのHig
h、Lowを調べ、一つでもLowがあった場合には、
所定のめっき位置にめっきが施されていないと判断して
当該リードフレーム18はめっき不良と判断する。すべ
てにおいてHighレベルであれば、良品と判断し、そ
の旨を外部に出力する。
【0019】ここで、ホール検出領域Dの幅は、視野A
内における金属体12の搬送時のY軸方向のブレを考慮
して、若干幅広に設定されている。またホール検出領域
Dの長さは、ホール検出部36がパイロットホール20
の標準パターンを検出するのに必要とする時間と金属体
12の搬送速度とを考慮して設定され、金属体12に含
まれる全てのリードフレーム18についてめっきの有無
の検査が行えるようにする。
【0020】また、めっき位置の位置データは、上述し
たように単なる点として記憶しておき、当該点における
画像データのHigh、Lowを調べるだけでも良い
が、搬送時における金属体12のY軸方向へのブレや搬
送速度のばらつきを考慮して、図5や図6に示すように
所定の面積(s画素×t画素から成る。s,tは自然
数)を有する方形のめっきエリアGとして記憶してお
き、このめっきエリアG内での部分めっき22の有無を
検出する方法としても良い。この方法によれば、金属体
12が搬送時に多少ぶれたり、また搬送速度が変わって
もめっき位置における部分めっき22の有無をより確実
に検出することが可能となる。通常は図6のようにエリ
アGの面積は部分めっき22の面積より若干広く設定し
ておく。めっきエリアGを用いた具体的な検出手順は、
図6(a)のようにめっきエリアG内にめっきと思われ
るHighレベルの画素を一つでも検出した際には、当
該めっきエリアGで指定されるめっき位置には部分めっ
き22が正常に施されていると判断する。そしてリード
フレーム18毎に、一つでもHighレベルの画素を検
出できないめっきエリアがあった場合には当該リードフ
レーム18は不良と判断する。
【0021】めっきエリアの良否を判定する方法として
は、上記のようにめっきエリアG内のHighレベルの
画素の有無を検出しても良いし、まためっき検出部38
が自動的に所定のエリア内を特定のレベルの画素で埋め
る機能を持つ場合は、まず図6(a)のようにHigh
レベルの画素を検出しためっきエリアG全体を図6
(b)〜(c)のようにHighレベルの画素で埋め、
その後このリードフレーム18内のHighレベルの画
素数を合計して、予め求めてある合計画素数と比較し、
一致すれば良品、めっきエリアG分の画素数だけ欠落し
ている場合には不良とするようにしても良い。また、金
属体12にリードフレーム18がY軸方向に2列で形成
されているものは、2台のCCDカメラ28を用いて検
査する構成とすれば良い。
【0022】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述する実施例に限定されるも
のではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変
を施し得るのはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るめっき有無検査装置によれ
ば、リードフレームの画像データを取り込む際に、一旦
リードフレームの搬送を停止させる必要がなくなり、リ
ードフレームの搬送装置が簡略化でき、製品コストを低
減できると共に、検査速度を上げることが可能となる。
また、従来のように取り込んだ視野内の2値化静止画像
データ全体を常時検索処理してリードフレームを検出
し、そしてそこに施されためっきの有無の検査をするの
ではなく、2値化静止画像データ内の予め決められた狭
い範囲内のみを検索処理して標準パターンとなるパイロ
ットホールを検知し、検知された際に始めて当該パイロ
ットホールを基準として2値化静止画像データ内のリー
ドフレームのめっきの標準位置を特定してめっきの有無
を検出するようにしたため、処理すべき画像データが少
なくなり、検査速度が向上する。よって、金属体を連続
搬送した状態で、金属体に含まれるリードフレームのめ
っきの有無検査が可能となるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るめっき有無検査装置の構成を示す
ブロック図。
【図2】図1の画像記憶部の記憶エリアに記憶される金
属体の2値化静止画像データを示す説明図。
【図3】ホール検出部におけるパイロットホールの検出
手順を示す説明図(投影グラフEの生成)。
【図4】ホール検出部におけるパイロットホールの検出
手順を示す説明図(投影グラフEの2値化)。
【図5】めっき位置をめっきエリアGとした際の検査方
法を示す説明図。
【図6】めっきエリアG内に部分めっきを検出した際の
検査手順を示す説明図。
【符号の説明】
10 めっき有無検査装置 12 金属体 14 搬送装置 26 画像読取部 28 CCDカメラ 30 画像処理部 32 画像記憶部 34 標準データ記憶部 36 ホール検出部 38 めっき検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の形状を有する複数のリードフレー
    ムが所定の標準パターンのパイロットホールと共に長手
    方向に沿って所定の間隔で形成された帯状若しくは短冊
    状の金属体を、前記長手方向に所定の速度で連続的に搬
    送する過程で、搬送路上に設定された固定視野内を通過
    する金属体の画像を2値化静止画像データとして取り込
    み、該2値化静止画像データ内のパイロットホールの通
    過領域上に設定されたホール検出領域内を検索して標準
    パターンとなる特定パイロットホールを検出し、該特定
    パイロットホールの位置を基準として静止画像データ内
    におけるめっき位置を特定して、該めっき位置における
    めっきの有無を検出することを特徴とするめっき有無検
    査装置。
  2. 【請求項2】 一定の形状を有する複数のリードフレー
    ムが所定の標準パターンのパイロットホールと共に長手
    方向に沿って所定の間隔で形成された帯状若しくは短冊
    状の金属体を、前記長手方向に所定の速度で連続的に搬
    送する過程で、前記リードフレームの所定の位置に施さ
    れためっきの有無を検査するめっき有無検査装置であっ
    て、 前記金属体の搬送路上に、該搬送路を通過する金属体に
    含まれる1以上の前記リードフレームおよび前記パイロ
    ットホールを含む固定視野を有し、該視野内を搬送方向
    へ移動する金属体の動画像を所定の時間間隔で2値化静
    止画像データとして取り込み可能な画像読取部と、 前記静止画像データを更新しつつ記憶可能な画像記憶部
    と、 前記パイロットホールの前記標準パターン、および該標
    準パターンとなるパイロットホールの位置を基準とした
    前記リードフレームに施される前記めっきの標準位置が
    記憶された標準データ記憶部と、 前記静止画像データ内の前記パイロットホールの通過領
    域上に設定された所定のホール検出領域内を前記搬送方
    向に沿って順次検索し、前記標準パターンとなる特定パ
    イロットホールを検出するホール検出部と、 該ホール検出部で前記特定パイロットホールを検出した
    際には、前記標準データ記憶部に記憶された前記めっき
    の標準位置に基づき、該特定パイロットホールの位置を
    基準とした前記静止画像データ内におけるめっき位置を
    特定し、該めっき位置におけるめっきの有無を検出する
    めっき検出部とを具備することを特徴とするめっき有無
    検査装置。
  3. 【請求項3】 前記静止画像データは、前記パイロット
    ホールおよび前記めっきのみが一方の値となる2値化デ
    ータであり、 前記ホール検出部は、前記ホール検出領域内を前記搬送
    方向に沿って一画素単位毎に、該搬送方向と直交する方
    向に含まれる前記一方の値の画素数を求め、求めた合計
    画素数が予め決められた基準画素数以上の場合に前記パ
    イロットホールであると判断することを特徴とする請求
    項2記載のめっき有無検査装置。
  4. 【請求項4】 前記めっきの標準位置は、所定の方形領
    域として記憶され、 前記めっき検出部は、前記方形領域内についてのみ、前
    記めっきの有無を検出することを特徴とする請求項2ま
    たは3記載のめっき有無検査装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040004728A (ko) * 2002-06-26 2004-01-14 삼성전자주식회사 도금 장치의 잼 검출 시스템
JP2010145103A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Graduate School For The Creation Of New Photonics Industries 表面検査装置
WO2019224906A1 (ja) * 2018-05-22 2019-11-28 東芝三菱電機産業システム株式会社 産業プラント用画像解析装置および産業プラント監視制御システム

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JPWO2019224906A1 (ja) * 2018-05-22 2020-12-10 東芝三菱電機産業システム株式会社 産業プラント監視制御システム

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