JP2503898B2 - ダイボンド認識装置 - Google Patents

ダイボンド認識装置

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JP2503898B2
JP2503898B2 JP17642993A JP17642993A JP2503898B2 JP 2503898 B2 JP2503898 B2 JP 2503898B2 JP 17642993 A JP17642993 A JP 17642993A JP 17642993 A JP17642993 A JP 17642993A JP 2503898 B2 JP2503898 B2 JP 2503898B2
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chip
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camera
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die bond
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賢治 大谷内
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Nippon Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハー内の良
品チップを選別して位置決めし、リードフレーム上に接
合するダイボンド装置に使用する認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダイボンド認識装置は、図2に示
すようにチップ1をカメラ10に結像させるレンズ7
と、カメラ10からの画像信号14を2値化画像化し、
チップ1の基準位置からのズレを計算し、位置補正をX
−Yテーブル制御部13へ指示する機能と、位置決めし
たチップ1の不良マークを検出する機能とを有する画像
認識部11を有している。なお図中、2はチップ保持シ
ート、3はチップ保持治具、4はXテーブル、5はYテ
ーブル、6はマウンター架台である。
【0003】以上のような構成のダイボンド認識装置に
おいて、チップ1は、レンズ7によりカメラ10に結像
される。レンズ7の倍率は通常可変となっており、作業
前の条件設定時にカメラの視界の約80%から90%が
チップ1で占められるように調整される。カメラ10
は、チップ1の像を電気信号に変え、画像信号14を画
像認識部11へ送る。画像認識部11に送られた画像信
号14は、2値化画像化され、2値の変化状態からチッ
プ1の位置を認識し、基準位置からのズレ量を計算す
る。
【0004】次に、ズレ量の補正値を含むX−Yテーブ
ル制御信号16をX−Yテーブル制御部13へ送り、X
−Yテーブル制御部13は、X−Yテーブル駆動信号1
7a,17bによりXテーブル4およびYテーブル5を
駆動し、チップ1の位置決めを完了する。
【0005】チップ1の位置決めが完了した時点で、画
像認識部11は、画像信号14を再び取り込み、2値化
画像化する。そして、チップ1上で、2値化データがチ
ップ1上のデータと反転している画素の数を数え、基準
の数と比較して不良マークの有無を判定する。
【0006】不良マークが有りと判定した場合は、X−
Yテーブル制御部13に次のチップに移動するように指
示し位置決めから繰り返し、不良マークが無しと判定し
た場合は、コレット(図示せず)にてチップを吸着し、
リードフレーム(図示せず)に接合する。
【0007】また従来の技術として、不良マークの認識
と位置決めの認識の際のレンズの倍率を変えている例
は、実開昭63−18839号公報に開示されている。
図3は、この公報に記載の例を示す図であるが、図2の
ダイボンド認識装置との違いは、倍率変更レンズ8、倍
率変更モータ9、モータ駆動ドライバー12が追加さ
れ、また画像認識部31は駆動ドライバー12の駆動信
号15の発生機能が追加されている点である。なお図2
と同一の構成要素には、同一の参照番号を付して示して
ある。
【0008】このダイボンド認識装置によれば、まずチ
ップ1の載ったチップ保持シート2をチップ保持治具3
にセットした後、倍率変更用モータ9を駆動してレンズ
7,倍率変更レンズ8の総合倍率を低倍率とする。次
に、画像認識部31は画像信号14を取り込み2値化処
理し、不良マークを認識し、不良マークの座標を記憶す
る。倍率は不良マークの認識が可能な値とし、ウェハー
全面が認識エリアに入らない場合は、X−Yテーブルを
移動して全てのチップに対し、不良マーク検出を繰り返
して行い、不良マークの座標を記憶する。
【0009】次に、倍率変更用モータ9を駆動してレン
ズ7および倍率変更レンズ8の総合倍率を高倍率とす
る。チップの位置補正は、前記の従来技術と同様な方法
にて行い、チップの存在する座標領域と、事前に記憶し
た不良マークの位置座標とを照合し、チップの存在する
座標領域内に不良マークの位置座標が存在する場合は不
良ペレットとみなし、次のペレットの位置合わせを行
う。チップの存在する座標領域内に不良マークの位置座
標が存在しない場合は良品ペレットとみなし、コレット
(図面省略)にてチップを吸着し、リードフレーム(図
示せず)に接合する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では不良マ
ークの大きさが小さい場合、以下のような不具合があ
る。
【0011】まず、倍率を変化しない従来技術では、実
験によれば、不良マークの面積がチップの面積の0.3
%以上なければ安定して不良マークの認識が行えない
が、近年のチップはチップの面積が大きくなり、また不
良マークは設備上、品質上の関係で大きくすることは困
難であり、例えばチップの大きさが15mm×15m
m、不良マークの大きさがφ0.5mmの場合、上記の
割合は高々0.09%程度にしかならず、不良マークの
認識を安定して行うことはできず、不良チップをマウン
トしてしまったり、良品チップを取り残すという不具合
があった。
【0012】また実開昭63−18839号公報に記載
の従来技術では、不良マークの認識を行う際により低倍
率で認識するのであるから不良マークがより小さく見え
るため、ウェハー上のゴミ、ウェハーのアルミ配線の反
射のむら、チップ間を切断した際の微小なカケ等の光の
散乱などとの区別がつきにくくなり、不良チップなのに
不良マークが良く見えないために良品としてマウントし
たり、良品チップなのに不良マークがあると判定して取
り残したりという前述の不具合は、発生する確率が高く
なる。
【0013】また、仮にこの問題点を解決しようと不良
マークの認識倍率を上げて、1つのチップがカメラの視
界の80〜90%程度に入るようにしても、前述した従
来例程度にしか改善されない上に、不良マークの認識に
多くの時間を要するため、実開昭63−18839号公
報に記載の技術が効果として挙げている高速性は全く得
られないという問題点がある。
【0014】本発明の目的は、このような問題点を解決
したダイボンド認識装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体ウェハ
ー内の良品チップを選別して位置決めし、リードフレー
ム上に接合するダイボンド装置に使用するダイボンド認
識装置において、光学系の倍率を自動切替する手段と、
前記切替手段により切替えられた低倍率にてチップの位
置を認識する手段と、前記切替手段により切替えられた
高倍率にてチップ上の不良マークの有無を検出する手段
と、を備えることを特徴とする。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例を示す図であ
る。このダイボンド認識装置は、チップ1をカメラ10
aおよびカメラ10bに結像するための対物レンズ20
と、対物レンズ20により集光された像を分割するハー
フミラー25と、ハーフミラー25により分割された像
を反射するミラー26と、ハーフミラー25を通過した
像を低倍率にてカメラ10aに結像させる接眼レンズ2
1aおよびミラー26にて反射された像をカメラ10b
に高倍率で結像する接眼レンズ21bと、カメラ10a
およびカメラ10bの画像信号14aおよび14bを画
像認識部41の画像信号選択信号24により切替を行い
画像信号14を出力する画像信号切替スイッチ22と、
画像信号14を取り込み2値化画像化し、チップ1の基
準位置からのズレを計算し、位置補正をX−Yテーブル
制御部13へ指示する機能と位置決めしたチップの不良
マークを検出する機能とを有する画像認識部41とを備
えている。
【0018】なお、その他図2と同一の構成要素には、
同一の参照番号を付して示してある。
【0019】次に、本実施例の動作について説明する。
チップ1は、対物レンズ20および接眼レンズ21aに
より、カメラ10aに低倍率にて結像される。接眼レン
ズ21aは倍率を可変としておき、あらかじめカメラの
視界の80%〜90%をチップが占めるように調整して
おく。また画像信号切替スイッチ22は画像信号選択信
号24により画像信号14aを選択するように設定され
ている。
【0020】カメラ10aに結像された像は、画像信号
14aに変換され、画像切替スイッチ22を通して、画
像信号14として画像認識部41へ送られる。画像認識
部41へ送られた画像信号14は2値化画像化され、2
値の変化状態からチップ1の位置を認識し、基準位置か
らのズレ量を計算する。
【0021】次に、ズレ量の補正値を含むX−Yテーブ
ル制御信号16をX−Yテーブル制御部13へ送り、X
−Yテーブル制御部13は、X−Yテーブル駆動信号1
7a,17bによりXテーブル4およびYテーブル5を
駆動し、チップの位置決めを完了する。
【0022】チップの位置決めが完了した後に、画像認
識部41は、画像選択信号24により画像切替スイッチ
22が、チップ1を対物レンズ20および接眼レンズ2
1bにより高倍率でカメラ10bに結像した像の画像信
号14bを選択するようにする。接眼レンズ21bは倍
率を可変としておき、あらかじめカメラの視界が、チッ
プ面積の25%程度になるように調整しておく。
【0023】画像認識部41は画像信号14bを画像切
替スイッチ22を通して画像信号14として取り込む。
画像認識部41は取り込んだ画像信号14を2値化画像
化し、画面上あるいは画面上のある決められた範囲内
で、2値化データが反転している画素の数を数え、基準
の数と比較して不良マークの有無を判定する。不良マー
クが有ると判定した場合は、X−Yテーブル制御部13
に次のチップに移動するように指示し、位置決めから繰
り返し、不良マークが無しと判定した場合は、コレット
(図示せず)にてチップを吸着し、リードフレーム(図
示せず)に接合する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ダイボン
ド認識装置において、光学系の倍率を自動切替し、低倍
率にてチップの位置を認識すると共に高倍率にてチップ
上の不良マークの有無を検出するようにしたことで、不
良マークの大きさがチップに対して0.09%程度しか
なくても、不良マーク検出の際には、画面上の0.3〜
0.4%程度の大きさに拡大された状態で検出するの
で、不良チップを誤ってマウントしたり、良品チップを
不良として取り残すというような不具合を完全に排除す
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】従来の技術の第1の例を示すブロック図であ
る。
【図3】従来の技術の第2の例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 チップ 2 チップ保持シート 3 チップ保持治具 4 Xテーブル 5 Yテーブル 6 マウンター架台 7 レンズ 8 倍率変更レンズ 9 倍率変更モータ 10 カメラ 11,31,41 画像認識部 12 モータ駆動ドライバー 13 X−Yテーブル制御部 14 画像信号 15 駆動信号 16 X−Yテーブル制御信号 17a,17b X−Yテーブル駆動信号 19 倍率変更モータ駆動信号 20 対物レンズ 21a,21b 接眼レンズ 22 画像信号切替スイッチ 24 画像信号選択信号 25 ハーフミラー 26 ミラー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェハー内の良品チップを選別して
    位置決めし、リードフレーム上に接合するダイボンド装
    置に使用するダイボンド認識装置において、 光学系の倍率を自動切替する手段と、 前記切替手段により切替えられた低倍率にてチップの位
    置を認識する手段と、 前記切替手段により切替えられた高倍率にてチップ上の
    不良マークの有無を検出する手段と、 を備えることを特徴とするダイボンド認識装置。
  2. 【請求項2】半導体ウェハー内の良品チップを選別して
    位置決めし、リードフレーム上に接合するダイボンド装
    置に使用するダイボンド認識装置において、 第1カメラおよび第2のカメラと、 これら第1および第2のカメラに結像するための対物レ
    ンズと、 この対物レンズにより集光された光を分割する光学系
    と、 この分割光学系により分割された一方の光を低倍率にて
    第1のカメラに結像させる第1の接眼レンズ、および他
    方の光を高倍率にて第2のカメラに結像させる第2の接
    眼レンズと、 前記第1および第2のカメラからの画像信号を切替える
    切替スイッチと、 前記画像信号を取り込み、前記低倍率にてチップの位置
    を認識し、前記高倍率にてチップ上の不良マークの有無
    を検出する画像認識部と、 を備えることを特徴とするダイボンド認識装置。
  3. 【請求項3】前記分割光学系は、前記対物レンズと前記
    第1の接眼レンズとの間に設けられたハーフミラーと、
    このハーフミラーと前記第2の接眼レンズとの間に設け
    られたミラーとからなることを特徴とする請求項2記載
    のダイボンド認識装置。
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