JP2503636Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2503636Y2
JP2503636Y2 JP1989119022U JP11902289U JP2503636Y2 JP 2503636 Y2 JP2503636 Y2 JP 2503636Y2 JP 1989119022 U JP1989119022 U JP 1989119022U JP 11902289 U JP11902289 U JP 11902289U JP 2503636 Y2 JP2503636 Y2 JP 2503636Y2
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card
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movable iron
iron piece
movable
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和成 松岡
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Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の分野〉 この考案は電磁継電器に関するものである。
〈従来技術とその課題〉 電磁継電器として、電磁石ブロツクにおけるヨークの
一端に回動可能に支持された可動鉄片の駆動片部で直
接、可動接触片を駆動するように構成したものでは、可
動鉄片が接点側に同電位になり、電磁石ブロツク側と接
点側との間の絶縁が充分とれなくなる。
このため、第9図に示すように可動鉄片101の駆動片
部101aに電気絶縁性合成樹脂製のカード102を固定し、
このカード102を介して可動接触片103を押圧駆動するよ
うにして、上記絶縁を充分確保したものがある。
しかし、上記構成によれば、可動鉄片101の回動にと
もなってカード102が可動接触片103に摺接する距離tが
比較的に長いため、カード磨耗粉が発生して接点に付着
し、接点不良の要因となる。
また、従来、電磁石ブロックにおけるヨークの一端に
回動可能に支持した略L字形の可動鉄片の駆動片部と、
この駆動片部で駆動される可動接触片との間に、基端部
をベースに回動可能に載置した絶縁性カードを介在する
とともに、上記駆動片部および可動接触片に当接する凸
部を上記カードの中央部に突設したものが知られている
(実開平1−112541号公報参照)。
上記構成において、上記カードは電磁石ブロックの駆
動による上記可動鉄片の回動にともなって上記ベースを
支点として傾動し、上記可動接触片を上記凸部の摺動で
変位させて接点の開閉動作をさせる。
ところが、上記構成によれば、カードは可動鉄片から
相当に離間して設定されたベースを支点として回動する
構成であるために、長寸となって傾動半径が大きく、前
述した可動鉄片にカードを装着したものに比較して、摺
動距離が一層長くなり、カード磨耗粉の発生が増加す
る。
さらに、上記公知例には上記絶縁性カードの凸部にリ
ブを突設し、このリブを上記可動接触片に形成した貫通
孔に挿通するとともに、可動鉄片に1対の球面状リブを
所定間隔存して突設し、これら両リブ間に上記カードに
突設した球面状凸部を係合させて、上記カード,可動鉄
片および可動接触片の3者結合を安定化させたものが開
示されている。
上記構成によれば、上記カードが可動接触片に形成さ
れた貫通孔にリブを挿通しているため、その傾動時に無
理な応力が作用して破損したり、カード磨耗粉の発生が
著しいなどの課題がある。
これを解消するために、上記カードのリブを除去した
場合には、可動鉄片とカードとを球面状のリブと凸部と
の係合で安定した係合が可能であるけれども、前述した
ように、カードは可動鉄片から相当に離間して設定され
たベースを支点として回動する構成であるために傾動半
径が大きく、摺動距離が一層長くなってカード磨耗粉の
発生が増加する。
さらに、従来、ヨークの一端に回動可能に支持した略
L字形の可動鉄片の駆動片部と、この駆動片部で駆動さ
れる可動接触片との間に、ベースに突設された分離壁の
挿通溝に摺動自在に配置した絶縁性カードを介在すると
ともに、上記駆動片部および復帰ばねに嵌合する突起を
上記カードの両端部に突設し、このカードの先端部に突
設した突起を復帰ばねに形成した貫通孔に係合させて、
上記カード,可動鉄片、復帰ばねおよび可動接触片の4
者結合を安定化させたものが知られている(特開昭57−
60633号公報参照)。
上記構成において、上記カードは上記可動鉄片の回動
にともなって分離壁の挿通溝を摺動しながら往復運動
し、上記可動接触片を変位させて接点を開閉し、復帰ば
ねで復帰させる。
ところが、上記構成によれば、カードはベースに形成
された分離壁の挿通溝に挿入して先端部に突設した突起
を上記復帰ばねに係合させて支持されるために、その支
持構造が複雑かつ大型化するとともに、先端部に突設し
た突起を上記復帰ばねに形成した貫通孔に係合させてい
るため、その傾動時に無理な応力が作用して破損した
り、カード磨耗粉の発生が著しいなどの課題がある。
このことは実開昭55−22968号公報に開示された電磁
継電器についてもほぼ同様な課題がある。
〈考案の目的〉 この考案は上記課題を解消するためになされたもの
で、小型かつ簡単な構造で、接点の接触不良やカードの
破損のおそれのない信頼性の高い長寿命な電磁継電器を
提供することを目的とする。
〈考案の構成と効果〉 この考案による電磁継電器は、電磁石ブロックにおけ
るヨークの一端に回動可能に支持された略L字形の可動
鉄片と、この可動鉄片の駆動片部に支持された絶縁性カ
ードと、このカードの先端部に摺動可能に摺接して押圧
される可動接触片とを具備し、上記カードを上記可動鉄
片の駆動片部に傾動可能に軸支するとともに、この軸支
位置における上記可動鉄片の回動軸に略平行な軸方向の
両側に互いに球面状の凹凸部で当接する当接部を上記カ
ードと上記可動鉄片の駆動片部との対向面に形成したこ
とを特徴とする。
上記構成において、上記カードは上記駆動片部に傾動
可能に軸支されているために、短寸となって傾動半径が
小さく、小型かつ構造が簡単である。
また、上記カードは可動鉄片の回動にともなって上記
凹凸部を支点として上記可動鉄片の回動方向と逆まわり
に傾動するように構成されているために、上記カードが
上記可動鉄片に固定した場合に上記可動接触片を摺動す
る距離に比較してその摺動距離を短縮し、カード磨耗粉
の発生を一層低減することができる。
しかも、上記カードは可動接触片に摺動しながら傾動
する構成であるから、その傾動時に無理な応力が作用し
ないため、その破損を防止することができ、信頼性の高
い長寿命な電磁継電器を提供することができる。
〈実施例の説明〉 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて説明す
る。
第1図はこの考案に係る電磁継電器の一例を示す断面
図である。
同図において、1はスイツチケースであり、電気絶縁
性の合成樹脂製の略箱形端子ベース2と、これに嵌着さ
れるカバー(図示せず)とからなり、上部側に接点開閉
機構Aが設定され、下部側に電磁石ブロツクBが設定さ
れている。3A,3Bは接点開閉機構Aと電磁石ブロツクB
との間に位置して上記端子ベース2に形成された絶縁壁
である。
4は上記端子ベース2に固定されたL形のヨーク、5
はヨーク4の一片部4aに基端部5aが固着された鉄心であ
る。この鉄心5に外装されたコイルスプール6には、電
磁コイル7が巻回されている。8,9は上記コイルスプー
ル6の両端つば部6a,6bに固定された1対のコイル端子
である。上記ヨーク4、鉄心5および電磁コイル7等に
より、上記電磁石ブロツクBを構成している。
10は上記ヨーク4の他片部4bの先端に回動可能に枢支
された略L形の可動鉄片であり、その一端部10aは吸着
片部として上記鉄心5の先端面で構成される磁極面5bに
対向して設定されている。11はヒンジばねであり、一端
側は上記ヨーク4の他片部4bにリベツト12等でかしめ止
めされ、他端側弾性部11aは上記可動鉄片10の折曲部を
外側から押圧している。13は絶縁性合成樹脂製のカード
であり、上記可動鉄片10の他端部で構成された駆動片部
10bと後述する可動接触片との間に介在されており、そ
の上面には、第2図〜第3図に示すように可動接触片押
圧用突部13aが形成されている。
14は上記カード13を介して可動鉄片10の駆動片部10b
で駆動される可動接触片であり、その先端部14aには、
可動接点15が固着されている。16は上記可動接触片14が
接続・固定される可動側端子片、17は上記可動接点15に
対向する固定接点18をもつた固定側端子片であり、両端
子片16,17は端子ベース2に固定されている。上記可動
側および固定側端子片16,17の各上端側はそれぞれ幅広
に形成されてフアンストンリセプタクル(図示せず)が
挿入、接続されるタブ端子19,20として構成され、また
これら両端子片16,17の各他端側は、幅狭に形成されて
プリント配線基板用の接続端子21,22として構成されて
いる。上記可動接触片14、可動接点15、固定接点18およ
び端子片16,17等により接点開閉機構Aを構成してい
る。
前記カード13と可動鉄片10の駆動片部10bとの対向面
の一方、たとえばカード13の下面側には、第4図に示す
ようにその幅方向において互に所定間隔在した1対の球
面状の凹部23(23A,23B)が形成されている。一方、前
記可動鉄片10の駆動片部10bの上面、すなわち、上記カ
ード13との対向面には、第5図〜第7図に示すようにそ
の幅方向において上記凹部23に当接する球面状の凸部24
(24A,24B)が形成されている。
25は上記カード13の下面に形成されて可動鉄片10の孔
を貫通するボス部であり、復帰動作時にヨーク4側に当
接するように設定されている。上記ボス部25に対応して
上記可動鉄片10の駆動片部10bに、ボス部貫通孔26を形
成し、この貫通孔26に上記ボス部25が遊嵌され、上記カ
ード13は駆動片部10bに傾動可能に軸支されている。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
電磁コイル7に通電すると、鉄心5が励磁され、その
磁極面5bに可動鉄片10の吸着片部10aが吸引されるた
め、この可動鉄片10が回動する。このため、可動鉄片10
の駆動片部10b側がカード13を介して可動接触片14を押
圧する。これにより、可動接点15が固定接点18に接触
し、接点開閉機構Aが閉成される。
電磁コイル7が断電されると、鉄心5の可動鉄片10に
対する吸引が解除され、ヒンジばね11のばね力で可動鉄
片10が復帰し、可動接点15が固定接点18から開離し、接
点開閉機構Aが開放される。
ここで、上記可動鉄片10の駆動片部10bと可動接触片1
4との間に絶縁性カード13を介在してあるので、接点15,
18側と電磁石ブロツクB側との間の絶縁性が確保され
る。
とくに、上記カード13の球面状の凹部23(23A,23B)
に可動鉄片10の駆動片部10bに形成した球面状の凸部24
(24A,24B)を当接したので、第8図のように可動鉄片1
0の回動にともなうカード13の傾動が上記凹部23と凸部2
4との回動で吸収されて少なくなる。したがつてカード1
3の押圧用突部13aが可動接触片14に摺接する摺動距離t
が小さくなり、摩耗粉の発生が抑制されて接点不良のお
それが解消される。
すなわち、上記構成によれば、上記カード13は上記駆
動片部10bに傾動可能に軸支されているために、短寸と
なって傾動半径が小さく、小型かつ構造が簡単である。
また、上記カード13は上記可動鉄片14の回動にともなっ
て、上記軸支部における上記可動鉄片14の回動軸に略平
行な軸方向の両側に形成された球面状の凹凸部23b,24b
を支点として上記可動鉄片14の回動方向と逆まわりに傾
動するように構成されているために、上記カード13が上
記可動鉄片10に固定した場合に上記可動接触片14を摺動
する距離に比較してその摺動距離を短縮し、カード磨耗
粉の発生を一層低減することができる。
しかも、上記カード13は可動接触片14に摺動しながら
傾動する構成であるから、その傾動時に無理な応力が作
用しないため、その破損を防止することができ、信頼性
の高い長寿命な電磁継電器を提供することができる。
さらに、上記凹部23と凸部24との間で摩耗粉が生じて
もこのカード13と可動鉄片10との間に閉じ込められて接
点15,18側への飛散が防止される。
ところが、可動鉄片10が復帰する際、ヨーク4に衝突
すると、金属同志で比較的大きな復帰音を発生するが、
上記のように合成樹脂製カード13にボス部25を形成して
あるので、上記復帰音を小さくすることができる。
なお、上記の例では、カード13側に凹部23を形成し、
可動鉄片10側に凸部24を形成したものであるが、これは
逆の構成であつても、同様の効果を奏することは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電磁継電器の一例を示す断面
図、第2図および第3図は同電磁継電器のカードを示す
上面図および側面断面図、第4図は第2図のIV−IV線に
沿つた断面図、第5図および第6図は同電磁継電器の可
動鉄片を示す上面図および側面図、第7図は第5図のVI
I−VII線に沿つた断面図、第8図は同電磁継電器の要部
の動作説明図、第9図は従来の電磁継電器の要部の動作
説明図である。 4……ヨーク、10……可動鉄片、10b……駆動片部、13
……カード、14……可動接触片、23(23A,23B)……凹
部、24(24A,24B)……凸部、B……電磁石ブロツク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石ブロックにおけるヨークの一端に回
    動可能に支持された略L字形の可動鉄片と、この可動鉄
    片の駆動片部に支持された絶縁性カードと、このカード
    の先端部に摺動可能に摺接して押圧される可動接触片と
    を具備した電磁継電器において、上記カードを上記可動
    鉄片の駆動片部に傾動可能に軸支するとともに、この軸
    支位置における上記可動鉄片の回動軸に略平行な軸方向
    の両側に互いに球面状の凹凸部で当接する当接部を上記
    カードと上記可動鉄片の駆動片部との対向面に形成した
    ことを特徴とする電磁継電器。
JP1989119022U 1989-10-11 1989-10-11 電磁継電器 Expired - Lifetime JP2503636Y2 (ja)

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JPH0357850U JPH0357850U (ja) 1991-06-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717477Y2 (ja) * 1978-08-01 1982-04-12
JPS5760633A (en) * 1980-09-26 1982-04-12 Fujitsu Ltd Solenoid relay
JPH01112541U (ja) * 1988-01-26 1989-07-28

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