JP2503458Y2 - 打抜き型 - Google Patents

打抜き型

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JP2503458Y2
JP2503458Y2 JP1990024256U JP2425690U JP2503458Y2 JP 2503458 Y2 JP2503458 Y2 JP 2503458Y2 JP 1990024256 U JP1990024256 U JP 1990024256U JP 2425690 U JP2425690 U JP 2425690U JP 2503458 Y2 JP2503458 Y2 JP 2503458Y2
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burr sheet
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JP1990024256U
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Inventor
富士夫 中村
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は打抜き型に関し、特に、打抜き前の製品に
形成された薄バリシート部を打抜き加工によって確実に
除去することのできる打抜き型に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、ゴム成形品は、特開昭58-25946号公報に開示さ
れているように製品と断面菱型状の食い切り部分との間
を薄肉に形成して製品をむしり取るか、または抜き型で
押し切るかして分離していた。この方法では、薄バリが
むしり取られるので、シール面に薄バリが残る問題点が
存する。また、薄バリシート部をやや厚肉にした場合
は、打抜き前の製品は、第5図に示すように、薄バリシ
ート部23と製品部22とから形成されており、この打抜き
前の製品21を、第6図に示すように、下型24と、下型24
に対して接離可能に配設される押え板25と、上下動可能
に配設される上型26とから構成される打抜き型27にセッ
トし、打抜き加工することによって仕上げられるように
なっている。
すなわち、前記下型24と押え板25との間で前記打抜き
前の製品21の薄バリシート部23を挟持するとともに、前
記上型26を下降させて打抜き前の製品21の製品部22を下
方に押し下げて打抜くことによって、薄バリシート部23
と製品部22とを切り離し、打抜き前の製品21から薄バリ
シート部23を除去するようになっている。
しかしながら、上記のようにして打抜き前の製品21か
ら薄バリシート部23を除去する場合には、第7図に示す
ように、上型26の下降によって薄バリシート部23が伸び
て下型24内に引き込まれて切断されてしまうことがあ
り、その場合には、第8図に示すように、仕上がった製
品にバリ29が残存してしまって、仕上げ精度が不安定と
なるとともに、製品の品質も不安定となってしまうとい
う問題点を有していた。
この考案は、上記のような従来のもののもつ問題点を
解決するものであつて、その目的は、成形品の製品部を
確実に位置決めして製品部と薄バリシート部との境を正
確に切断し、製品部の機能を向上させる打抜き型を得こ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、製品部
(11)と薄バリシート部(12)を有すると共に製品部の
外周の薄バリシート部に厚肉部(13)を形成したゴム状
弾性材製の成形品(10)を切断して製品部と薄バリシー
ト部とを分離する打抜き型であつて、成形品をセットす
る配置面に切断した製品部を受け入れる孔(3)と孔
(3)の外周近傍に厚肉部(13)の内外面と嵌合可能な
凹部(4)を有する一方の型(2)、一方の型(2)の
孔(3)に対向して嵌合可能に往復移動し製品部(11)
と薄バリシート部(12)との境を切断する他方の型
(8)及び他方の型(8)の外周側にあつて一方の型
(2)の配置面と協働して薄バリシート部(12)を挟持
する押え面を有すると共に押え面の凹部(4)と対向す
る面が厚肉部を圧縮しない面(7)に形成されている移
動自在な押え板(5)を具備するものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、打抜き
前の製品の薄バリシート部は下型と押え板とによって挟
持されるとともに、薄バリシート部に形成された厚肉部
が下型の凹部と押え板の凹部との間で保持されることに
なり、したがって、上型による製品部の打ち抜きの際
に、薄バリシート部が伸びて下型内に引き込まれて切断
されることが完全に阻止されることとなり、薄バリシー
ト部と製品部とは所定の位置で確実に切り離されること
となる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明す
る。
第1図にはこの考案による打抜き型の実施例が示され
ていて、この打抜き型1は、中央部に孔3を有する下型
2と、この下型2に対して接離可能に配設されるととも
に、前記下型2の孔3に合致する孔6を中央部に有する
押え板5と、垂直方向に上下動可能に配設されるととも
に、下降時に、前記押え板5の孔6および前記下型2の
孔3を挿通可能な上型8とから構成されている。
前記下型2の上面には凹部4が設けられているととも
に、この凹部4に対向する前記押え板5の下面にも凹部
7が設けられており、これらの凹部4、7は前記押え板
5の下型2への当接によって合致するようになってい
る。
一方、上記のように構成される打抜き型1によって仕
上げ加工される成形品(以下、打抜き前の製品という)
10は、第2図に示すように、ゴム状弾性体から形成され
るとともに、製品部11と薄バリシート部12とから構成さ
れており、前記薄バリシート部12には前記下型2の凹部
4および前記押え板5の凹部7に合致するように厚肉部
13が形成されている。
そして、上記のように構成される打抜き前の製品10か
ら薄バリシート部12を除去して仕上げ加工を行う場合に
は、まず、第3図に示すように、前記打抜き前の製品10
を前記下型2の上面(配置面)に載置して、その製品部
11が中央部の孔3内に、薄バリシート部12の厚肉部13が
上面の凹部4内に位置するようにするとともに、押え板
5を下型2に当接させて押え板5の下面(押え面)の凹
部7を薄バリシート部12の厚肉部13に一致させて、下型
2と押え板5との間で薄バリシート部12を挟持する。
次に、第4図に示すように、上型8を下降させて押え
板5の中央部の孔6を介して下型2の中央部の孔3を挿
通して製品部11に当接させて製品部11を下方に押し下げ
て打抜き、薄バリシート部12と製品部11とを切り離す。
このようにして、打抜き前の製品10から薄バリシート
部12が除去されることになる。
上記の場合、上型8による製品部11の打抜きの際に、
薄バリシート部12は下型2と押え板5との間で挟持され
ているとともに、薄バリシート部12の厚肉部13が下型2
の凹部4と押え板5の凹部7との間で確実に保持されて
いるので、上型8の下降によって薄バリシート部12が伸
びて下型2内に引き込まれて所定の位置以外の箇所で切
断されることがなくなり、薄バリシート部12と製品部11
とは確実に所定の位置で切断されることになる。
したがって、打抜き仕上げ後の製品にバリが残存する
ことは確実に阻止できることとなり、製品の仕上げ精度
を安定させることができるとともに、製品の品質も安定
させることができこととなる。
なお、この実施例においては、ゴム状弾性体からなる
製品についての説明であったが、これに限定されること
なく、他の材質からなる製品であってもよいものであ
る。
〔考案の効果〕
本考案の打抜き型は、製品部を受け入れる孔の外周近
傍に厚肉部の内外面と嵌合する凹部を有するから、製品
部の位置決めと同時に、製品部と厚肉部との境の薄バリ
シート部に張力を与えること無く切断することができ、
切断位置を正確に切断することが可能になる。
また、成形品は、厚肉部を形成しているので、製品部
と厚肉部との間の薄バリシート部は、成形上必づ切断可
能なシート状になる。したがつて、製品部の外周のシー
ト状の切断部はシートに相当するある程度の厚さがある
から、むしられること無く切断され、バリが製品部に残
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による打抜き型の実施例を示す概略断
面図、第2図は打抜き前の製品を示す概略断面図、第3
図は第1図に示す打抜き型に第2図に示す打抜き前の製
品をセットした状態を示す概略断面図、第4図は第3図
に示す打抜き型を作動させた状態を示す概略断面図、第
5図は従来の打抜き前の製品を示す概略断面図、第6図
は従来の打抜き型に第5図に示す打抜き前の製品をセッ
トした状態を示す概略断面図、第7図は第6図に示す打
抜き型を作動させた状態を示す概略断面図、第8図は従
来の打抜き後の製品を示す概略断面図である。 1、27……打抜き型 2、24……下型 3、6……孔 4、7……凹部 5、25……押え板 8、26……上型 10、21……打抜き前の製品 11、22……製品部 12、23……薄バリシート部 13……厚肉部 29……バリ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品部(11)と薄バリシート部(12)を有
    すると共に前記製品部の外周の前記薄バリシート部に厚
    肉部(13)を形成したゴム状弾性材製の成形品(10)を
    切断して前記製品部と前記薄バリシート部とを分離する
    打抜き型であつて、前記成形品をセットする配置面に切
    断した製品部を受け入れる孔(3)と前記孔(3)の外
    周近傍に前記厚肉部(13)の内外面と嵌合可能な凹部
    (4)を有する一方の型(2)、前記一方の型(2)の
    孔(3)に対向して嵌合可能に往復移動し前記製品部
    (11)と薄バリシート部(12)との境を切断する他方の
    型(8)及び前記他方の型(8)の外周側にあつて前記
    一方の型(2)の配置面と協働して前記薄バリシート部
    (12)を挟持する押え面を有すると共に前記押え面の前
    記凹部(4)と対向する面が前記厚肉部を圧縮しない面
    (7)に形成されている移動自在な押え板(5)を具備
    することを特徴とする打抜き型。
JP1990024256U 1990-03-09 1990-03-09 打抜き型 Expired - Lifetime JP2503458Y2 (ja)

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