JP2503352B2 - 牛肉生産用飼料組成物及び牛肉生産方法 - Google Patents
牛肉生産用飼料組成物及び牛肉生産方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牛肉中に含まれるn−
6脂肪酸によって生じる各種生理的疾病の発生を防止す
ることができ、且つ人体に有益であるn−3脂肪酸に富
んだ牛肉を生産する為の新規な牛肉生産用飼料組成物、
及びその様な牛肉を生産する方法に関するものである。
6脂肪酸によって生じる各種生理的疾病の発生を防止す
ることができ、且つ人体に有益であるn−3脂肪酸に富
んだ牛肉を生産する為の新規な牛肉生産用飼料組成物、
及びその様な牛肉を生産する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている牛肉は、n−3脂肪
酸の含有量が0.2%程度であり、またアラキドン酸に
代表されるn−6脂肪酸の含有量はn−3脂肪酸の20
〜30倍程度である。一方この様に牛肉に多量に含まれ
るn−6脂肪酸は各種生理的疾病が現れる原因になって
おり、こうしたことから意識的に牛肉を忌避する人も多
い。
酸の含有量が0.2%程度であり、またアラキドン酸に
代表されるn−6脂肪酸の含有量はn−3脂肪酸の20
〜30倍程度である。一方この様に牛肉に多量に含まれ
るn−6脂肪酸は各種生理的疾病が現れる原因になって
おり、こうしたことから意識的に牛肉を忌避する人も多
い。
【0003】n−6脂肪酸であるリノール酸はアラキド
ン酸に代謝され、アラキドン酸は更に体内組織の細胞膜
においても代謝され、強い生理活性をもつアラキドン酸
代謝産物が作られる。アラキドン酸代謝経路全体は、幾
筋もの滝が段階状に流れ落ちるのに似ていることからア
ラキドン酸カスケードと呼ばれて一般的に良く知られて
いる。
ン酸に代謝され、アラキドン酸は更に体内組織の細胞膜
においても代謝され、強い生理活性をもつアラキドン酸
代謝産物が作られる。アラキドン酸代謝経路全体は、幾
筋もの滝が段階状に流れ落ちるのに似ていることからア
ラキドン酸カスケードと呼ばれて一般的に良く知られて
いる。
【0004】そしてn−6脂肪酸の過剰摂取によって生
成された各種代謝産物、即ちイコサノイド(Icosa
noid)である2−系列のプロスタグランジン類(P
rostaglandins)と、4−系列のロイコト
リエン類(Leukotriens)は、動脈硬化症、
高血圧、心筋梗塞症、心臓貧血、血栓症、心臓病、骨髄
炎や皮膚病等の様々な生理的疾病を誘発することが知ら
れている。
成された各種代謝産物、即ちイコサノイド(Icosa
noid)である2−系列のプロスタグランジン類(P
rostaglandins)と、4−系列のロイコト
リエン類(Leukotriens)は、動脈硬化症、
高血圧、心筋梗塞症、心臓貧血、血栓症、心臓病、骨髄
炎や皮膚病等の様々な生理的疾病を誘発することが知ら
れている。
【0005】一方n−3脂肪酸、例えばリノレン酸は、
体内組織の細胞膜において、鎖長延長酵素及び不飽和化
酵素によって一部がイコサペンタエン酸(EPA)に転
換され、このEPAは代謝を通じて3−系列のプロスタ
グランジン類と5−系列のロイコトリエン類を生成す
る。そしてこれら3−系列のプロスタグランジン類と5
−系列のロイコトリエン類は、アラキドン酸の代謝産物
である2−系列のプロスタグランジン類と4−系列のロ
イコトリエン類の生成を遮断し、これらによる各種生理
的疾病を予防治療するのみならず、n−3脂肪酸自体も
n−6脂肪酸の代謝経路を遮断してn−6脂肪酸による
イコサノイドの生成を阻害する。
体内組織の細胞膜において、鎖長延長酵素及び不飽和化
酵素によって一部がイコサペンタエン酸(EPA)に転
換され、このEPAは代謝を通じて3−系列のプロスタ
グランジン類と5−系列のロイコトリエン類を生成す
る。そしてこれら3−系列のプロスタグランジン類と5
−系列のロイコトリエン類は、アラキドン酸の代謝産物
である2−系列のプロスタグランジン類と4−系列のロ
イコトリエン類の生成を遮断し、これらによる各種生理
的疾病を予防治療するのみならず、n−3脂肪酸自体も
n−6脂肪酸の代謝経路を遮断してn−6脂肪酸による
イコサノイドの生成を阻害する。
【0006】一方本発明者らは、n−3脂肪酸であるE
PAを白ラットに食べさせると細胞膜中のアラキドン酸
の量が急激に減少することを明らかにした(Bioch
im.Biophys.Acta,1988)。またE
PAを食べさせた実験動物に[3H]グリセリンを注入
して各種の脂肪酸の生合成を調査した結果、n−6脂肪
酸であるアラキドン酸の生合成が急激に減り、n−3脂
肪酸であるEPAとDHA(Docosahexaen
oic acid)の含量が非常に増加すること(Bi
ochim.Biophys.Acta,1989)、
及びEPAを食べさせることによって白ラットの肝脂肪
の生合成が約40%まで減少すること(Lipids,
1990)等を明らかにした。
PAを白ラットに食べさせると細胞膜中のアラキドン酸
の量が急激に減少することを明らかにした(Bioch
im.Biophys.Acta,1988)。またE
PAを食べさせた実験動物に[3H]グリセリンを注入
して各種の脂肪酸の生合成を調査した結果、n−6脂肪
酸であるアラキドン酸の生合成が急激に減り、n−3脂
肪酸であるEPAとDHA(Docosahexaen
oic acid)の含量が非常に増加すること(Bi
ochim.Biophys.Acta,1989)、
及びEPAを食べさせることによって白ラットの肝脂肪
の生合成が約40%まで減少すること(Lipids,
1990)等を明らかにした。
【0007】そこで本発明者らはn−6脂肪酸とn−3
脂肪酸の代謝に関するこれまでの実験結果を集大成し、
この結果を大動物である牛に適用することによって、牛
肉に多く含有されているn−6脂肪酸を減少させること
を試みた。ところが牛に適用する場合、以下の様な問題
点があることが判明した。
脂肪酸の代謝に関するこれまでの実験結果を集大成し、
この結果を大動物である牛に適用することによって、牛
肉に多く含有されているn−6脂肪酸を減少させること
を試みた。ところが牛に適用する場合、以下の様な問題
点があることが判明した。
【0008】代表的な反芻動物である牛は、豚等の非反
芻動物とは消化機序が非常に異なる。即ち、牛の場合摂
取された脂肪は反芻胃において微生物が分泌する酵素が
作用し、遊離脂肪酸になった後異性化反応や水素化反応
によってトランス型又は飽和脂肪酸に転換され、また発
酵によって相当量の酢酸又はプロピオン酸が生成され
る。従って例えばn−3脂肪酸を含む飼料を与えた場
合、摂取された脂肪が反芻胃における微生物の代謝作用
を受け、小腸に達する時には生化学的に有効な形態で吸
収させることができないという問題があった。
芻動物とは消化機序が非常に異なる。即ち、牛の場合摂
取された脂肪は反芻胃において微生物が分泌する酵素が
作用し、遊離脂肪酸になった後異性化反応や水素化反応
によってトランス型又は飽和脂肪酸に転換され、また発
酵によって相当量の酢酸又はプロピオン酸が生成され
る。従って例えばn−3脂肪酸を含む飼料を与えた場
合、摂取された脂肪が反芻胃における微生物の代謝作用
を受け、小腸に達する時には生化学的に有効な形態で吸
収させることができないという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の様な状
況に鑑みてなされたものであって、その目的は、牛肉中
に含まれるn−6脂肪酸によって生じる各種生理的疾病
の発生を防止することができ、しかも人体に有益なn−
3脂肪酸に富む牛肉を効率よく生産する為の新規な牛肉
生産用飼料組成物、及びその様な牛肉を生産する為の有
用な方法を提供することにある。
況に鑑みてなされたものであって、その目的は、牛肉中
に含まれるn−6脂肪酸によって生じる各種生理的疾病
の発生を防止することができ、しかも人体に有益なn−
3脂肪酸に富む牛肉を効率よく生産する為の新規な牛肉
生産用飼料組成物、及びその様な牛肉を生産する為の有
用な方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すること
のできた本発明の牛肉生産用飼料組成物とは、n−3脂
肪酸供給源として亜麻種、荏胡麻および魚粉を合計で3
0〜60%(重量%の意味、以下同じ),炭水化物供給
源として小麦、大麦及び燕麦を合計で7〜20%,乳化
剤としてカゼイン、ホルムアルデヒド、塩化ナトリウム
およびメタノールを合計で30〜50%,粉末乾草を3
〜6%,並びに抗酸化剤としてエトキシキンを0.05
〜0.1%含有するところに要旨を有するものである。
ここで、亜麻種と荏胡麻との混合比が100:(1〜1
0)であるものや、魚粉の含有量が3〜10%であるも
のは本発明の好ましい実施態様である。
のできた本発明の牛肉生産用飼料組成物とは、n−3脂
肪酸供給源として亜麻種、荏胡麻および魚粉を合計で3
0〜60%(重量%の意味、以下同じ),炭水化物供給
源として小麦、大麦及び燕麦を合計で7〜20%,乳化
剤としてカゼイン、ホルムアルデヒド、塩化ナトリウム
およびメタノールを合計で30〜50%,粉末乾草を3
〜6%,並びに抗酸化剤としてエトキシキンを0.05
〜0.1%含有するところに要旨を有するものである。
ここで、亜麻種と荏胡麻との混合比が100:(1〜1
0)であるものや、魚粉の含有量が3〜10%であるも
のは本発明の好ましい実施態様である。
【0011】また、上記目的を達成することのできた本
発明の牛肉生産方法とは、上述した牛肉生産用飼料組成
物を牛に食べさせることによってn−3脂肪酸に富んだ
牛肉を生産するところに要旨を有するものである。好ま
しくは、上記牛肉生産用飼料組成物を屠殺前3〜8週よ
り牛に食べさせることにより、n−3脂肪酸に富んだ牛
肉を一層効率良く生産することができる。
発明の牛肉生産方法とは、上述した牛肉生産用飼料組成
物を牛に食べさせることによってn−3脂肪酸に富んだ
牛肉を生産するところに要旨を有するものである。好ま
しくは、上記牛肉生産用飼料組成物を屠殺前3〜8週よ
り牛に食べさせることにより、n−3脂肪酸に富んだ牛
肉を一層効率良く生産することができる。
【0012】
【作用】本発明者らは、牛肉に含有されたn−6脂肪酸
を何らの副作用も伴わずに最も効果的に減少させる為の
飼料組成物について様々な角度から検討した。その結
果、種類の特定されたn−3脂肪酸供給源、炭水化物供
給源、乳化剤、粉末乾草及び抗酸化剤を所定の割合で混
合した組成物を牛に食べさせると、組成物中の脂肪成分
が反芻胃における微生物の影響を殆ど受けずに小腸で吸
収され、牛体内のn−6脂肪酸を急激に減少せしめると
共に、n−3脂肪酸の含量を数十倍増加させることがで
きることを見出し、本発明を完成した。また本発明の飼
料組成物は、飽和脂肪酸の量を急激に減少させることが
できるので、飽和脂肪酸の過多摂取による人体コレステ
ロールの増加やアラキドン酸の代謝産物であるイコサノ
イドによる各種弊害も防止することができる。
を何らの副作用も伴わずに最も効果的に減少させる為の
飼料組成物について様々な角度から検討した。その結
果、種類の特定されたn−3脂肪酸供給源、炭水化物供
給源、乳化剤、粉末乾草及び抗酸化剤を所定の割合で混
合した組成物を牛に食べさせると、組成物中の脂肪成分
が反芻胃における微生物の影響を殆ど受けずに小腸で吸
収され、牛体内のn−6脂肪酸を急激に減少せしめると
共に、n−3脂肪酸の含量を数十倍増加させることがで
きることを見出し、本発明を完成した。また本発明の飼
料組成物は、飽和脂肪酸の量を急激に減少させることが
できるので、飽和脂肪酸の過多摂取による人体コレステ
ロールの増加やアラキドン酸の代謝産物であるイコサノ
イドによる各種弊害も防止することができる。
【0013】本発明の飼料組成物の最も重要な特徴は、
組成物中に特定の乳化剤を含有させる点にある。即ち、
乳化剤としてカゼイン、ホルムアルデヒド、塩化ナトリ
ウムおよびメタノールを合計で30〜50%添加するこ
とによって、飼料組成物中の脂肪成分が乳化状態とな
り、反芻胃において微生物の発酵等の作用を受けずに小
腸にまで到達し、n−3脂肪酸がそのままの形態で体内
に効率的に吸収されるものである。乳化剤と混合され乳
濁状になった本発明の飼料組成物は、反芻胃における如
きpH5以上では不溶性となるので、反芻胃においても
微生物の作用等を受けることなく通過することができ
る。この後飼料組成物は牛の第4胃で胃液分泌によるp
Hの低下と各種消化酵素の作用で初めて胃内消化が行な
われ、飼料中の脂肪酸は代謝されずに小腸に到達し、体
内に吸収される。
組成物中に特定の乳化剤を含有させる点にある。即ち、
乳化剤としてカゼイン、ホルムアルデヒド、塩化ナトリ
ウムおよびメタノールを合計で30〜50%添加するこ
とによって、飼料組成物中の脂肪成分が乳化状態とな
り、反芻胃において微生物の発酵等の作用を受けずに小
腸にまで到達し、n−3脂肪酸がそのままの形態で体内
に効率的に吸収されるものである。乳化剤と混合され乳
濁状になった本発明の飼料組成物は、反芻胃における如
きpH5以上では不溶性となるので、反芻胃においても
微生物の作用等を受けることなく通過することができ
る。この後飼料組成物は牛の第4胃で胃液分泌によるp
Hの低下と各種消化酵素の作用で初めて胃内消化が行な
われ、飼料中の脂肪酸は代謝されずに小腸に到達し、体
内に吸収される。
【0014】本発明のもう一つの特徴は、飼料組成物を
与える時期にある。これまで牛の体内にn−3脂肪酸を
蓄積させる為の飼料組成物に関しては様々な実験が試み
られている。しかしこれらはいずれも各自が開発したn
−3脂肪酸含有飼料を幼い子牛の時から屠殺時まで与え
続けるものであって、却って牛の成長を妨げたり、飼料
組成物の酸化を防止できない、或は上述の様に牛の場合
せっかく与えたn−3脂肪酸が効率よく吸収蓄積できな
いという問題の他に、飼育費が増大するという問題があ
った。
与える時期にある。これまで牛の体内にn−3脂肪酸を
蓄積させる為の飼料組成物に関しては様々な実験が試み
られている。しかしこれらはいずれも各自が開発したn
−3脂肪酸含有飼料を幼い子牛の時から屠殺時まで与え
続けるものであって、却って牛の成長を妨げたり、飼料
組成物の酸化を防止できない、或は上述の様に牛の場合
せっかく与えたn−3脂肪酸が効率よく吸収蓄積できな
いという問題の他に、飼育費が増大するという問題があ
った。
【0015】これに対し本発明の飼料組成物は、屠殺前
3〜8週からの付与であっても、牛肉のn−3脂肪酸を
対照群に比べて数十倍高く含有させることができ、飼育
費が節減されて飼料の効率を高め、且つ成長率も正常で
ある。また本発明の飼料組成物を付与した牛は、市販さ
れている一般の飼料を与えた対照群に比べて皮下脂肪組
織が非常に薄く、n−3脂肪酸の含有量が大きく増加
し、n−6脂肪酸の含有量は顕著に減少する。
3〜8週からの付与であっても、牛肉のn−3脂肪酸を
対照群に比べて数十倍高く含有させることができ、飼育
費が節減されて飼料の効率を高め、且つ成長率も正常で
ある。また本発明の飼料組成物を付与した牛は、市販さ
れている一般の飼料を与えた対照群に比べて皮下脂肪組
織が非常に薄く、n−3脂肪酸の含有量が大きく増加
し、n−6脂肪酸の含有量は顕著に減少する。
【0016】従って本発明の飼料組成物を与えて成長さ
せた牛の肉を摂取する様にすれば、n−6脂肪酸である
アラキドン酸の代謝による各種の生理的疾病を予防する
と同時に治療効果まで期待することができ、牛肉の過剰
摂取による弊害を軽減し、牛肉を忌避する意識も変化さ
せることになり、最適なn−3脂肪酸供給源としての栄
養豊富な牛肉を広く普及させることができる。
せた牛の肉を摂取する様にすれば、n−6脂肪酸である
アラキドン酸の代謝による各種の生理的疾病を予防する
と同時に治療効果まで期待することができ、牛肉の過剰
摂取による弊害を軽減し、牛肉を忌避する意識も変化さ
せることになり、最適なn−3脂肪酸供給源としての栄
養豊富な牛肉を広く普及させることができる。
【0017】本発明の構成をより詳細に説明すれば下記
の通りである。まず飼料組成物の製造において最も考慮
すべき点は吸収率である。本発明においては、乳化剤を
添加することによって飼料を乳化性とし、体内吸収率を
高めたものであるが、優れた乳化性を保つためには、脂
肪と蛋白質を適切な比率で混合する必要がある。この為
飼料組成物中の脂肪と蛋白質の比率は(1〜4):1が
望ましい。
の通りである。まず飼料組成物の製造において最も考慮
すべき点は吸収率である。本発明においては、乳化剤を
添加することによって飼料を乳化性とし、体内吸収率を
高めたものであるが、優れた乳化性を保つためには、脂
肪と蛋白質を適切な比率で混合する必要がある。この為
飼料組成物中の脂肪と蛋白質の比率は(1〜4):1が
望ましい。
【0018】本発明の飼料組成物において、n−3脂肪
酸供給源は全飼料組成物中に30〜60%、好ましくは
40〜60%含有することが必要であり、30%未満で
は牛肉の脂肪酸代替効果が低下し、60%を超えると飼
料吸収率が低下し、栄養上の均衡がとれず、牛の体重増
加率が減少するので非経済的である。
酸供給源は全飼料組成物中に30〜60%、好ましくは
40〜60%含有することが必要であり、30%未満で
は牛肉の脂肪酸代替効果が低下し、60%を超えると飼
料吸収率が低下し、栄養上の均衡がとれず、牛の体重増
加率が減少するので非経済的である。
【0019】n−3脂肪酸供給源としては、n−3脂肪
酸であるリノレン酸が25%程度含有されている亜麻種
(亜麻の種子)、荏胡麻及び魚粉を使用する。このうち
亜麻種は価格が安く、他の脂肪酸供給源に比べて多い含
量(約25%)の蛋白質を含有しているので、体内吸収
率が大きいだけでなく、可溶性繊維質やリグニンの様な
乳化成分も含有している。本発明においては亜麻種及び
荏胡麻を100:(1〜10)の比率で混合使用するの
が望ましい。また、n−3脂肪酸系列であるEPAとD
HAの含量の高い魚粉を3〜10%併用することにより
EPAとDHAの体内蓄積を効率的に達成することがで
きる。
酸であるリノレン酸が25%程度含有されている亜麻種
(亜麻の種子)、荏胡麻及び魚粉を使用する。このうち
亜麻種は価格が安く、他の脂肪酸供給源に比べて多い含
量(約25%)の蛋白質を含有しているので、体内吸収
率が大きいだけでなく、可溶性繊維質やリグニンの様な
乳化成分も含有している。本発明においては亜麻種及び
荏胡麻を100:(1〜10)の比率で混合使用するの
が望ましい。また、n−3脂肪酸系列であるEPAとD
HAの含量の高い魚粉を3〜10%併用することにより
EPAとDHAの体内蓄積を効率的に達成することがで
きる。
【0020】市販されている一般飼料とは異なって、本
発明の飼料組成物は特殊な脂肪酸を多く含有しているの
で、飼料の交替により牛の嗜好に変化が生じ、体内吸収
率に異常が生ずることもあり得る。従って炭水化物栄養
素を供給し、牛の嗜好に合う様にする為、本発明の飼料
組成物においては小麦、大麦及び燕麦からなる炭水化物
成分を合計で7〜20%含有させる。
発明の飼料組成物は特殊な脂肪酸を多く含有しているの
で、飼料の交替により牛の嗜好に変化が生じ、体内吸収
率に異常が生ずることもあり得る。従って炭水化物栄養
素を供給し、牛の嗜好に合う様にする為、本発明の飼料
組成物においては小麦、大麦及び燕麦からなる炭水化物
成分を合計で7〜20%含有させる。
【0021】乳化剤成分としては、カゼイン、ホルムア
ルデヒド、塩化ナトリウムおよびメタノールを合計で3
0〜50%使用する。このうちカゼインは乳化剤として
だけでなく蛋白質の強化効果を有しているので有用であ
り、またホルムアルデヒドや塩化ナトリウムは、繊維質
供給源として提供される粉末乾草(後述する)の様に反
芻胃での脂肪の分解や醗酵を防ぐ脂肪分解防止効果も有
している。一般的にホルムアルデヒドは毒性物質ではあ
るが、種々の飼料組成物と共に混合使用するときは乳化
力を助けて乳化形態の飼料を作った後、直ちに揮発する
ので、毒性に対する心配はしなくても良い。またメタノ
ールはホルムアルデヒドの重合を防止してくれるので、
ホルムアルデヒドの乳化力を助ける為にも少量添加す
る。
ルデヒド、塩化ナトリウムおよびメタノールを合計で3
0〜50%使用する。このうちカゼインは乳化剤として
だけでなく蛋白質の強化効果を有しているので有用であ
り、またホルムアルデヒドや塩化ナトリウムは、繊維質
供給源として提供される粉末乾草(後述する)の様に反
芻胃での脂肪の分解や醗酵を防ぐ脂肪分解防止効果も有
している。一般的にホルムアルデヒドは毒性物質ではあ
るが、種々の飼料組成物と共に混合使用するときは乳化
力を助けて乳化形態の飼料を作った後、直ちに揮発する
ので、毒性に対する心配はしなくても良い。またメタノ
ールはホルムアルデヒドの重合を防止してくれるので、
ホルムアルデヒドの乳化力を助ける為にも少量添加す
る。
【0022】本発明の飼料組成物の一つである粉末乾草
は、繊維質供給源としてだけではなく、上述の通りに脂
肪分解防止剤としても効果を発揮するものであり、3〜
6%を含有させる。
は、繊維質供給源としてだけではなく、上述の通りに脂
肪分解防止剤としても効果を発揮するものであり、3〜
6%を含有させる。
【0023】本発明組成物中の他の特徴としては、抗酸
化剤としてエトキシキン(Ethoxyquin)を
0.05〜0.1%含有することである。このエトキシ
キンは、「サントキン(Santoquin)」の商品
名(モンサント社製)で知られており、低価格で、且つ
飼料組成物中ばかりでなく体内においても抗酸化作用を
示すので、n−3脂肪酸の酸化分解を防止し、長期間の
保管中にも飼料の変質を防ぐことができる。尚本発明の
飼料組成物においては、上記成分以外に必要に応じて燐
酸水素カルシウム、各種ビタミン等を含有させることも
勿論有効である。
化剤としてエトキシキン(Ethoxyquin)を
0.05〜0.1%含有することである。このエトキシ
キンは、「サントキン(Santoquin)」の商品
名(モンサント社製)で知られており、低価格で、且つ
飼料組成物中ばかりでなく体内においても抗酸化作用を
示すので、n−3脂肪酸の酸化分解を防止し、長期間の
保管中にも飼料の変質を防ぐことができる。尚本発明の
飼料組成物においては、上記成分以外に必要に応じて燐
酸水素カルシウム、各種ビタミン等を含有させることも
勿論有効である。
【0024】以下実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、下記実施例は本発明を制限するものではな
く、前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施するこ
とは全て本発明の技術的範囲に包含される。
明するが、下記実施例は本発明を制限するものではな
く、前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施するこ
とは全て本発明の技術的範囲に包含される。
【0025】
【実施例】表1に示す組成比率の成分を均一に混合し、
再度ホモジナイザーで混合して、直径が0.5cmのペ
レット形態の本発明の牛肉生産用飼料組成物を製造し
た。このものを用いて後述する各実験を実施した。
再度ホモジナイザーで混合して、直径が0.5cmのペ
レット形態の本発明の牛肉生産用飼料組成物を製造し
た。このものを用いて後述する各実験を実施した。
【0026】
【表1】
【0027】実験1:本発明の牛飼料組成物による成長
率(増体率)比較実験 韓牛15頭を3群に分けて、第1群と第2群には市販さ
れている2種類の牛飼育用飼料A及びB(市中で容易に
購入可能な種々の種類の飼料中、多く使用される2社の
製品)を与え、第3群には既存の市販飼料組成物と上記
実施例で製造した本発明の飼料組成物を第1日には9:
1、第2日には8:2、第3日には7:3、第4日には
6:4、第5日には5:5、第6日には4:6、第7日
には3:7の比率で混合して計7日間の適応期間を置
き、それ以後には継続して5週間3:7の比率で与え
た。適応期間第7日から2週間後に牛の頸部位の静脈血
液を採取して血中脂肪酸の構成を調査してみた結果、n
−3脂肪酸の含量が充分に増加したので、牛の各器官に
n−3脂肪酸が充分に蓄積できるよう3週間継続して同
比率で飼料を給与した後、屠殺した。屠殺後、各群の牛
らの体重を測定した結果を表2に示す。
率(増体率)比較実験 韓牛15頭を3群に分けて、第1群と第2群には市販さ
れている2種類の牛飼育用飼料A及びB(市中で容易に
購入可能な種々の種類の飼料中、多く使用される2社の
製品)を与え、第3群には既存の市販飼料組成物と上記
実施例で製造した本発明の飼料組成物を第1日には9:
1、第2日には8:2、第3日には7:3、第4日には
6:4、第5日には5:5、第6日には4:6、第7日
には3:7の比率で混合して計7日間の適応期間を置
き、それ以後には継続して5週間3:7の比率で与え
た。適応期間第7日から2週間後に牛の頸部位の静脈血
液を採取して血中脂肪酸の構成を調査してみた結果、n
−3脂肪酸の含量が充分に増加したので、牛の各器官に
n−3脂肪酸が充分に蓄積できるよう3週間継続して同
比率で飼料を給与した後、屠殺した。屠殺後、各群の牛
らの体重を測定した結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2の結果から、第1群は平均33.6k
g、第2群は平均33.4kg、第3群は平均32.6
kg体重が増加したので、各グループ別の体重増加の差
異は殆どなかったことがわかる。
g、第2群は平均33.4kg、第3群は平均32.6
kg体重が増加したので、各グループ別の体重増加の差
異は殆どなかったことがわかる。
【0030】実験2:市販飼料と本発明の飼料組成物に
より飼育した牛の各器官別総脂質 含量の比較測定実験 前記実験1で飼育した牛を屠殺して屠体を2等分した
後、肋骨部位の精肉、腹部位の皮下脂肪、肩甲骨部位の
筋肉間脂肪(seam fat)、肝臓、心臓腎臓を分
離して各部位の総脂質含量を測定した。このとき全組織
が脂質のみで構成された皮下脂肪と筋肉間脂肪を除外し
た各器官の総脂質含量の測定結果を表3に示す。
より飼育した牛の各器官別総脂質 含量の比較測定実験 前記実験1で飼育した牛を屠殺して屠体を2等分した
後、肋骨部位の精肉、腹部位の皮下脂肪、肩甲骨部位の
筋肉間脂肪(seam fat)、肝臓、心臓腎臓を分
離して各部位の総脂質含量を測定した。このとき全組織
が脂質のみで構成された皮下脂肪と筋肉間脂肪を除外し
た各器官の総脂質含量の測定結果を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】表3から明らかな様に、精肉において総脂
質の含量は市販飼料を使用した第1群及び第2群に比べ
て第3群で12.9%減少した。従って、本発明の飼料
組成物を食べさせることによって、精肉の脂肪含量を減
少させ、相対的な精肉率(肉の比率)が高められるのが
明らかになった。
質の含量は市販飼料を使用した第1群及び第2群に比べ
て第3群で12.9%減少した。従って、本発明の飼料
組成物を食べさせることによって、精肉の脂肪含量を減
少させ、相対的な精肉率(肉の比率)が高められるのが
明らかになった。
【0033】実験3:市販飼料と本発明の飼料組成物に
より飼育した牛の各器官別脂肪酸の組成比較実験 実験2と同様に各器官から抽出した総脂肪の脂肪酸組成
を分析した結果、脂肪酸比率(n−6脂肪酸/n−3脂
肪酸)は表4に示すようになった。表4から明らかなよ
うに、市販飼料を食べさせた対照群である第1群及び第
2群の各器官のn−6/n−3脂肪酸比率はn−6脂肪
酸がn−3脂肪酸に比べて顕著に多かったが、本発明の
飼料組成物を食べさせて飼育した第3群の牛の各器官別
脂肪酸比率は低いことからn−3脂肪酸が顕著に増加し
たことが確認された。
より飼育した牛の各器官別脂肪酸の組成比較実験 実験2と同様に各器官から抽出した総脂肪の脂肪酸組成
を分析した結果、脂肪酸比率(n−6脂肪酸/n−3脂
肪酸)は表4に示すようになった。表4から明らかなよ
うに、市販飼料を食べさせた対照群である第1群及び第
2群の各器官のn−6/n−3脂肪酸比率はn−6脂肪
酸がn−3脂肪酸に比べて顕著に多かったが、本発明の
飼料組成物を食べさせて飼育した第3群の牛の各器官別
脂肪酸比率は低いことからn−3脂肪酸が顕著に増加し
たことが確認された。
【0034】
【表4】
【0035】
【発明の効果】上述の通り、本発明の飼料組成物を牛に
食べさせて生産された牛肉はn−6脂肪酸含有量が少な
く多量のn−3脂肪酸が蓄積されているので、これを摂
取する場合n−6脂肪酸による各種の生理的疾病を予防
することができ、又、n−6/n−3脂肪酸比率が減少
するので、人体内の生理的な均衡を維持することができ
る。
食べさせて生産された牛肉はn−6脂肪酸含有量が少な
く多量のn−3脂肪酸が蓄積されているので、これを摂
取する場合n−6脂肪酸による各種の生理的疾病を予防
することができ、又、n−6/n−3脂肪酸比率が減少
するので、人体内の生理的な均衡を維持することができ
る。
【0036】従って、現在まで牛肉に過多の飽和脂肪酸
やn−6脂肪酸が存在すると言う認識の為、牛肉の摂取
が忌避されてきたが、本発明の飼料組成物により生産し
た牛肉はn−6脂肪酸含量が減少した反面、n−3脂肪
酸含量が大きく増加したので、むしろこれを摂取するこ
とにより人体の脂肪代謝の均衡が維持できるという利点
がある。
やn−6脂肪酸が存在すると言う認識の為、牛肉の摂取
が忌避されてきたが、本発明の飼料組成物により生産し
た牛肉はn−6脂肪酸含量が減少した反面、n−3脂肪
酸含量が大きく増加したので、むしろこれを摂取するこ
とにより人体の脂肪代謝の均衡が維持できるという利点
がある。
Claims (5)
- 【請求項1】 n−3脂肪酸供給源として亜麻種、荏胡
麻および魚粉を合計で30〜60%(重量%の意味、以
下同じ),炭水化物供給源として小麦、大麦及び燕麦を
合計で7〜20%,乳化剤としてカゼイン、ホルムアル
デヒド、塩化ナトリウムおよびメタノールを合計で30
〜50%,粉末乾草を3〜6%,並びに抗酸化剤として
エトキシキンを0.05〜0.1%含有することを特徴
とする牛肉生産用飼料組成物。 - 【請求項2】 亜麻種と荏胡麻との混合比が100:
(1〜10)である請求項1に記載の牛肉生産用飼料組
成物。 - 【請求項3】 前記魚粉の含有量が3〜10%である請
求項1または2に記載の飼料組成物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の牛肉生
産用飼料組成物を牛に食べさせることによって、n−3
脂肪酸に富んだ牛肉を生産することを特徴とする牛肉生
産方法。 - 【請求項5】 前記牛肉生産用飼料組成物を、屠殺前3
〜8週より牛に食べさせるものである請求項4に記載の
牛肉生産方法。
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0686641A JPH0686641A (ja) | 1994-03-29 |
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FR2732560B1 (fr) * | 1995-04-10 | 1997-06-27 | Valorex Sa | Aliment pour vaches laitieres autorisant la baisse du taux de matieres grasses dans le lait |
HU219721B (hu) * | 1995-09-21 | 2001-06-28 | Atzel Edward De | Élettanilag kedvező hatású takarmányadalék és eljárás ennek előállítására |
KR19980013774A (ko) * | 1996-08-02 | 1998-05-15 | 김기용 | DHA-강화 우유 생산용 배합사료 조성물(Composition of dairy compound feed for high DHA milk production) |
DE19706357A1 (de) * | 1997-02-19 | 1998-08-27 | Meyer Lucas Gmbh & Co | Phospholipid-Docosahexaen-Eicosapentaen-Säure-Öl-Gemisch |
US5891491A (en) * | 1997-07-25 | 1999-04-06 | Solutia Inc. | Use of dihydroxyquinoline compounds to extend the shelf life of products of mammals and fish |
US6017564A (en) * | 1998-04-14 | 2000-01-25 | Solutia Inc. | Treatment of stressed animals with dihydroxyquinoline compounds |
US7335669B2 (en) | 2002-02-27 | 2008-02-26 | Novus International, Inc. | Use of dihydroquinoline to aid in increasing milk production and feed utilization |
ES2197839B1 (es) * | 2003-09-16 | 2005-04-01 | Cargill España, S.A. | Metodo de alimentacion de ganado productor de leche enriquecida en acidos grasos omega-3. |
US8691843B2 (en) | 2006-07-12 | 2014-04-08 | Novus International, Inc. | Antioxidant combinations for use in ruminant feed rations |
JP5397727B2 (ja) * | 2007-02-08 | 2014-01-22 | 助川電気工業株式会社 | 特定の飼料を給与することを特徴とする家畜の飼育方法 |
FR2913858B1 (fr) * | 2007-03-23 | 2009-06-05 | Epicuriens De L Adour Sarl | Procede pour obtenir des proprietes ameliorees d'un produit fourni par un canard et, aliment pour le gavage de canards ameliorant les proprietes de leur foie et/ou de leur viande. |
WO2009088879A1 (en) | 2008-01-04 | 2009-07-16 | Novus International Inc. | Combinations to improve animal health and performance |
JP2020083857A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | ユーハ味覚糖株式会社 | 半発酵茶を含有するトランス脂肪酸の選択的吸収阻害剤及びその用途 |
JP2020080820A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | ユーハ味覚糖株式会社 | 後発酵茶を含有するトランス脂肪酸の選択的吸収阻害剤及びその用途 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3458625A (en) * | 1963-04-22 | 1969-07-29 | Quaker Oats Co | Ruminant feeding |
JPH02227052A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-10 | Nippon Ham Kk | 脂質改良豚肉 |
JP2534557B2 (ja) * | 1989-03-30 | 1996-09-18 | 全国農業協同組合連合会 | 肉豚用飼料及び食肉用豚の生産方法 |
JP2844703B2 (ja) * | 1989-08-09 | 1999-01-06 | 株式会社ニコン | 結像型軟x線顕微鏡装置 |
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1992
- 1992-01-23 KR KR1019920000924A patent/KR0148349B1/ko not_active IP Right Cessation
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1993
- 1993-01-21 CA CA002087792A patent/CA2087792C/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-01-21 JP JP5008376A patent/JP2503352B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-01-22 DE DE4301736A patent/DE4301736C2/de not_active Expired - Fee Related
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---|---|
CA2087792C (en) | 1998-04-07 |
CA2087792A1 (en) | 1993-07-24 |
DE4301736C2 (de) | 1996-10-31 |
KR930016028A (ko) | 1993-08-26 |
KR0148349B1 (ko) | 1998-10-15 |
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