JP2503328B2 - 給紙装置における用紙斜行補正方法 - Google Patents

給紙装置における用紙斜行補正方法

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JP2503328B2 JP3176317A JP17631791A JP2503328B2 JP 2503328 B2 JP2503328 B2 JP 2503328B2 JP 3176317 A JP3176317 A JP 3176317A JP 17631791 A JP17631791 A JP 17631791A JP 2503328 B2 JP2503328 B2 JP 2503328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば印字装置における
給紙装置から用紙を給紙する場合に、用紙が印字機構に
斜めにセットされることを防止し、正常な状態でセット
されるように補正する給紙装置における用紙斜行補正方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電算機その他の情報記憶装置に
記憶されている情報を、記録紙上に目視可能に出力する
装置として、例えば印字装置が知られている。このよう
な印字装置としては、一般にホッパ上に積載された複数
枚の用紙を所定の準備装置まで移動させるホッパ機構
と、準備位置に置かれた用紙を1枚宛取り込むピック機
構と、用紙を搬送するフィード機構と、搬送された用紙
に電気信号に応じて文字等を印字する印字機構と、印字
後の用紙をスタッカに排出する排出機構とを備えてい
る。これらの機構は、近年においては一般にマイクロプ
ロセッサによって制御されるようになっている。
【0003】図1は印字装置の例を模式化して示す構成
説明図である。図1において、1はホッパであり、複数
枚の用紙2を積載し、準備位置までの間を上昇下降可能
に形成されている。3,4は各々ピックローラおよび分
離ローラであり、連結アーム5に回転自在に設けられ、
ピック機構を構成している。6は分離パッドであり、分
離ローラ4に摺接されている。7はインサータローラ、
8,9は排出ローラであり、用紙のフィード機構および
排出機構を構成している。次に10はプラテン、11は
印字ヘッドであり、インサータローラ7と排出ローラ8
との間に設けられ、印字機構を構成する。12はスタッ
カであり、印字後の用紙2を収容する。13はピックセ
ンサであり、インサータローラ7の近傍の用紙搬送経路
の上流側に設ける。なお図1中の符号14は後述する実
施例の説明のためのものであり、従来のものには設けら
れていない。
【0004】上記の構成により、用紙2に印字するに
は、まず用紙2を積載したホッパ1を上昇させてピック
ローラ3に用紙2の上端部を接触させた状態でホッパ1
を停止する。次にピックローラ3および分離ローラ4を
各々時計方向に回転させれば、用紙2が1枚宛取り込ま
れて左方に搬送される。この場合ピックローラ3によっ
て複数枚の用紙2が取り込まれたときには、分離パッド
6によって分離ローラ4の表面と接触している1枚のみ
が搬送される。用紙2はインサータローラ7によってプ
ラテン10と印字ヘッド11間に搬送され、電気信号に
応じて作動する印字ヘッド11により文字等が印字され
る。印字後の用紙2は排出ローラ8,9を経て、スタッ
カ12上に収容される。
【0005】上記用紙2をインサータローラ7に給紙す
る場合に、用紙2の先端縁がインサータローラ7の軸線
と平行になっていない(この状態をスキューと呼称す
る)と、印字結果が極めて見苦しくなるのみならず、極
端な場合には誤った情報として認識されることがある。
このため上記用紙2がインサータローラ7に取り込まれ
る前に、スキュー若しくは斜行を補正する必要がある。
【0006】図6は従来例における用紙斜行補正方法を
示すフローチャート、図7ないし図9は夫々従来例にお
ける用紙の搬送状態の説明図、図10は斜行補正状態を
説明する要部平面図であり、図7ないし図10において
は同一部分は前記図1と同一の参照符号で示す。図6に
おいてフローをSTART(21)させると、ホッパ上
昇(22)によりピックローラに用紙接触(23)して
ホッパ停止(24)となる。この状態を図7に示してい
る。すなわちホッパ1の上昇により、用紙2の上端部が
ピックローラ3と接触している。次に図6においてピッ
クローラ正転(25)により、図8に示すようにピック
ローラ3および分離ローラ4が時計方向に回転し、最上
端の用紙2が取り込まれて左方に搬送される。用紙2は
更に搬送されてピックセンサ13を通過(図6における
ピックセンサ検出26)後、インサータローラ7に突当
てられる(図6におけるインサータローラに突当て2
7)。
【0007】次に上記状態において図6に示す斜行補正
用過送り(28)により、図8に示すように用紙2がピ
ックローラ3および分離ローラ4によって搬送されるか
ら、斜行が補正される。すなわち図10に示すように斜
行状態の用紙2が、停止状態のインサータローラ7に過
送りされる結果、矢印a方向に回動し、斜行が補正され
て、用紙2の先端縁2aがインサータローラ7の軸線と
平行になるのである。上記斜行補正がされた後、図6に
おいてインサータローラ正転(29)、ホッパ下降後停
止(30)後END(31)となる。すなわち図9に示
すように、インサータローラ7が正転して用紙2がかみ
込んだ後、ホッパ1を下降させて、ピックローラ3が次
の用紙2を取り込むのを防止するのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の用紙斜行補
正方法においては、図8から明らかなように、用紙2に
過送りをしても後端縁2b近傍がピックローラ3および
分離ローラ4と接触しているため、特に厚手の用紙を使
用した場合には、用紙2に対する斜行補正作用が不充分
であるという問題点がある。すなわち図10において用
紙2が矢印a方向に回動しないことになる。このため斜
行状態のままインサータローラ7にかみ込まれてしま
い、折角の用紙斜行補正が的確に機能せず、印字後の品
質を低下させるという問題点が残るのである。
【0009】本発明は上記従来技術に存在する問題点を
解消し、用紙2に対して充分かつ円滑な斜行補正を行い
得る給紙装置における用紙斜行補正方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、ホッパ上に積載された複数枚の
用紙を自動的に搬送する用紙搬送機構と、搬送された用
紙を処理するための処理機構とを備え、前記用紙搬送機
構が、少なくとも、前記ホッパ上に積載された用紙を所
定準備位置まで移動させるホッパ機構と、当該準備位置
に置かれた用紙を1枚宛取り込むピック機構と、用紙を
搬送するフィード機構とを有する自動給紙機構を備えて
なる給紙装置における用紙斜行補正方法において、用紙
がフィード機構に到達する前に当該用紙とピック機構と
の係合を解除すると共に、用紙がフィード機構に到達し
た際にフィード機構を選択的に用紙の搬送方向と逆方向
に作動させることにより用紙の先揃えを行い、その後用
紙を所定方向に搬送する、という技術的手段を採用し
た。
【0011】上記発明において、ピック機構が少なくと
もピックローラと分離ローラとによって形成されてお
り、ピックローラによって用紙をピックし、分離ローラ
によって選択的に複数枚の用紙の1枚のみを分離搬送
し、用紙がフィード機構に到達する前に少なくとも当該
用紙とピックローラとの係合を解除するように構成して
もよい。
【0012】
【作用】図2は本発明の用紙斜行補正方法を示すフロー
チャートであり、同一ステップは前記図6と同一の参照
符号で示す。図2において、START21からピック
ローラ正転25までのステップは、前記図6に示す従来
例におけるものと同一であるので説明を省略する。ピッ
クローラ正転25により用紙が取り込まれた後、用紙が
ピックセンサに至る前にプレピックセンサ検出32によ
りホッパ下降が開始し、その後停止する(ホッパ下降後
停止33)。従ってこの状態で用紙の後端部は少なくと
もピックローラとの接触が解除される。このためピック
センサ検出26およびインサータローラ突当て27後の
斜行補正用過送り28による用紙斜行補正が完全に実施
され、インサータローラ正転29により正常な状態で印
字が行われるのである。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について説明するが、ま
ず本発明の前提となる印字装置の構成例について、図1
によって説明する。図1において14はプレピックセン
サであり、分離ローラ4の近傍の用紙搬送経路の下流側
であり、かつピックセンサ13の用紙搬送経路の上流側
に設ける。その他の構成は前記従来のものと同様とす
る。
【0014】図3ないし図5は夫々本発明の実施例にお
ける用紙の搬送状態の説明図であり、同一部分は前記図
1と同一の参照符号で示す。まず図3において、用紙2
を積載したホッパ1を上昇させ、用紙2の上端部をピッ
クローラ3と接触させた状態でホッパ1を停止させる。
次に図4に示すようにピックローラ3および分離ローラ
4を時計方向に回転させると、最上端の用紙2がピック
ローラ3に取り込まれて矢印方向に搬送される。この場
合ピックローラ3によって複数枚の用紙2が取り込まれ
たとしても、分離パッド6の作用により分離ローラ4に
密着している最上端の用紙2のみが搬送される。
【0015】次に用紙2の先端縁がプレピックセンサ1
4によって検出されると、プレピックセンサ14の信号
により制御装置(図示せず)を介してホッパ1が下降
し、所定位置において停止する。従って用紙2はピック
ローラ3との接触が解除された状態となっている。この
ため、給紙時の用紙2の屈曲がなくなり、いわゆる用紙
の腰を弱くすることができる。用紙2は更に搬送されて
ピックセンサ13を作動させ、図5に示すようにインサ
ータローラ7に突当る。この状態においてはインサータ
ローラ7は、用紙2の搬送方向と逆方向に作動する逆転
状態である。一方ピックセンサ13の作動後も所定パル
ス数若しくは所定時間経過するまで、分離ローラ4によ
って用紙2に対する搬送作用が継続するから、所謂斜行
補正用過送りが行われる。このようにピックセンサ13
を使用することにより、厚紙や薄紙(用紙間の摩擦係数
や搬送負荷が異なる場合)において、分離ローラ4によ
る搬送時の滑り量が異なっても、用紙2に一定の送り量
が得られるので、ジャム発生の原因となる過剰なたわみ
が発生しないのである。従って前記図10に示すよう
に、スキュー状態にある用紙を矢印a方向に回動させる
動作が行われる。この場合用紙2の後端部2bは、図5
から明らかなようにピックローラ3による拘束が完全に
解除されているから、斜行補正が極めて円滑かつ確実に
行われるのである。上記用紙2の斜行補正を完了後、イ
ンサータローラ7が正転して用紙をかみ込み、所定の印
字作業が行われる。
【0016】本実施例においては、ピック機構がピック
ローラ3と分離ローラ4によって構成されている例につ
いて説明したが、1個のローラによりピック位置と分離
位置とを別個に形成したものについても、本発明の適用
が可能である。また印字装置に付属する給紙装置のみに
限定されず、原稿読取装置その他の情報処理装置におけ
る給紙装置にも適用可能であることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから、特に厚手の用紙若しくは所謂腰の強い用
紙に対しても、容易かつ確実な斜行補正が可能であり、
印字作業その他の処理を施した後の情報の品質を大幅に
向上させると共に、事務能率の向上が図れるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字装置の例を模式化して示す構成説明図であ
る。
【図2】本発明の用紙斜行補正方法を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の実施例における用紙の搬送状態の説明
図である。
【図4】本発明の実施例における用紙の搬送状態の説明
図である。
【図5】本発明の実施例における用紙の搬送状態の説明
図である。
【図6】従来例における用紙斜行補正方法を示すフロー
チャートである。
【図7】従来例における用紙の搬送状態の説明図であ
る。
【図8】従来例における用紙の搬送状態の説明図であ
る。
【図9】従来例における用紙の搬送状態の説明図であ
る。
【図10】斜行補正状態を説明する要部平面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ 3 ピックローラ 4 分離ローラ 7 インサータローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ上に積載された複数枚の用紙を自
    動的に搬送する用紙搬送機構と、搬送された用紙を処理
    するための処理機構とを備え、前記用紙搬送機構が、少
    なくとも、前記ホッパ上に積載された用紙を所定準備位
    置まで移動させるホッパ機構と、当該準備位置に置かれ
    た用紙を1枚宛取り込むピック機構と、用紙を搬送する
    フィード機構とを有する自動給紙機構を備えてなる給紙
    装置における用紙斜行補正方法において、 用紙がフィード機構に到達する前に当該用紙とピック機
    構との係合を解除すると共に、用紙がフィード機構に到
    達した際にフィード機構を選択的に用紙の搬送方向と逆
    方向に作動させることにより用紙の先揃えを行い、その
    後用紙を所定方向に搬送することを特徴とする給紙装置
    における用紙斜行補正方法。
  2. 【請求項2】 ピック機構が少なくともピックローラと
    分離ローラとによって形成されており、ピックローラに
    よって用紙をピックし、分離ローラによって選択的に複
    数枚の用紙の1枚のみを分離搬送し、用紙がフィード機
    構に到達する前に少なくとも当該用紙とピックローラと
    の係合を解除することを特徴とする請求項1記載の給紙
    装置における用紙斜行補正方法。
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