JP2007266767A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、シート材の重送の発生により読取動作が中断又は停止した際に、その原因が重送であることを使用者が容易に認識することができ、再度読取動作を行う場合の手間を軽減することができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】本画像読取装置100は、画像読取部に搬送されていく読取対象のシート材が重送しているか否かを重送検知センサ160a,160bにより検知し、シート材の重送が検知されたときは、重送したシート材の一部分が画像読取装置の外部に露出するまで搬送した後、重送したシート材の他の一部分が画像読取装置の内部に保持された状態で、重送したシート材の排出を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、原稿台に積載された原稿を一枚ずつ分離して搬送し、搬送している原稿上の画像を読み取って排紙することが可能な画像読取装置に関する。
従来、原稿台に載置された原稿を一枚ずつ分離して搬送し、原稿上の画像をイメージセンサにて読み取って順次排紙する画像読取装置がある。このような画像読取装置において、複数のシート(シート材)で構成された原稿を確実に一枚ずつ分離する処理は、複数枚のシートが重なって搬送される重送により読み取りされないシートが発生する読み取りミスを防ぐという点から、重要かつ不可欠な処理となっている。ここで、代表的な画像読取装置を図3に示す。
図3において、1000は画像読取装置、100aは原稿などの読取対象となるシートSを積載収納するシート積載部、100bは画像読取処理を終えて装置外に排出されたシートSを積載収納する排出積載部である。
111はピックアップローラであり、シート積載部100aに載置されたシートSを搬送路へ送り込む。このとき、ピックアップローラ111とピックアップローラ111に対向する位置に設けられた傾斜部分との摩擦力により、重送したシートの分離がある程度行われる。さらに、シートSの搬送方向に回転する給送ローラ113と、搬送方向とは逆方向に不図示のトルクリミッタを介して駆動される分離ローラ114とによって、重送したシートが一枚ずつに分離され搬送される。
レジストローラ対121,131により搬送路上を搬送されるシートSが一枚ずつ分離されたか否かを重送検知センサ160a,160bにより検知し、シートS上の画像が表面読取用イメージセンサ140及び裏面読取用イメージセンサ150により読み取られる。画像が読み取られたシートSは、搬送ローラ122と従動ローラ132,搬送ローラ123と従動ローラ133の各ローラ対で排紙部まで搬送され、排紙センサ161により通過が検知されつつ排紙ローラ124と従動ローラ134のローラ対により排出積載部100b上に排出される。
このような画像読取処理中にシートSの分離が確実に行われなかった場合、重送検知センサ160a,160bにより重送と検知され、重送したシートS2が搬送路上に存在することになる。重送したシートS2に対する対応としては、例えば、図3に示す状態で直ちにシート搬送を停止し、使用者に装置の搬送路を開けさせて取り除かせるようにするものがある。また、図4に示すように、重送したシートS2の搬送をそのまま継続して排出積載部100b上に排出してから読取動作を中断するものがある。さらに、図5に示すように、不図示の駆動モータを通常のシート搬送時とは逆方向に駆動し、レジストローラ121と従動ローラ131及び給送ローラ113と分離ローラ114をそれぞれ、重送したシートS2がシート積載部100aに戻る方向に逆回転させることにより、重送したシートS2をシート積載部100aに戻して再度分離を行うものもある(例えば、特許文献1参照)。
一方、上述した画像読取装置において、封筒や折り畳まれた原稿、複数枚のシートがステープラで接合(バインド)された原稿等を読み取り対象とした場合、シート一枚ずつに分離できない原稿を無理に分離しようとすることから原稿の破損を招くことがある。また、原稿は複数枚のシートが重なっていることから一枚ずつ分離するために、当該シートを切断したり、ステープラを外したりする手間がかかる。このような原稿を読み取る場合、重なっているシートを一枚ずつ分離せず、重なった状態のまま読み取る方が適切である。
こうしたことから画像読取装置には、重なっているシートの分離を行わずに画像読み取りを行う非分離モードと、原稿をシート一枚ずつに分離して画像読み取りを行う分離モードと備えるものがあり、非分離モードと分離モードとを切り換えることにより、シート一枚ずつに分離できない原稿を非分離モードにより破損させずに画像読み取りを行うことができる。この非分離モードにより画像読み取りを行う場合、複数枚のシートが重なっている原稿でも分離せずに読み取りを行うため、通常は重送検知を行わない。なお、重送検知センサ160a,160bは、超音波を用いたもの(例えば、特許文献2参照)や赤外線を使用したものがある。
特開2003−72988号公報 特開2005−104682号公報
しかしながら、上記従来の画像読取装置において、重送が発生したときの対応としてシート搬送を停止する方法では、使用者が重送したシートを取り出す必要が生じ、装置の搬送路を開けるなどの作業が必要となり、再度読取動作を行うまでに手間がかかるという問題がある。また、シート搬送を継続してそのまま排紙して停止する方法では、ジャムや給送不良などによる画像読み取り中断時の停止状態と同じになるため、シート重送による中断と確認しづらく、読取動作の中断原因が使用者に判断しづらいという問題がある。また、重送したシートをシート積載部に戻して再度分離を行う方法にしても、当初分離できなかったシートに対してほぼ同じ条件で再度分離を試みることになり、同様の結果となる可能性が十分に考えられ、適切な処理とは云えない。
一方、上述した非分離モードと分離モードとを備える画像読取装置では、本来、非分離モードで読み取るべき原稿を読み取る際に非分離モードへの切り換えを忘れてしまったり、分離モードで読み取る原稿の中に非分離モードで読み取るべき原稿が混在していることに気づかずに分離モードで読み取ってしまう場合がある。このようなときに再度分離を試みると、当初の分離動作で原稿の破損が発生せずに済んでも再度分離を行うことにより原稿が破損したり、当初の分離動作で原稿が破損したときには再度分離を行うことで破損が拡大してしまうおそれがあることから、再度分離を行うといった動作は適切ではない。
そこで本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、シート材の重送の発生により読取動作が中断又は停止した際に、その原因が重送であることを使用者が容易に認識することができ、再度読取動作を行う場合の手間を軽減することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、シート材を一枚ずつ分離して搬送し、前記シート材に形成された画像を読み取り、読み取ったシート材を排出する画像読取装置であって、前記搬送されたシート材が重送しているか否かを検知する重送検知手段と、前記重送検知手段により前記シート材の重送が検知されたときは、重送したシート材の一部分が前記画像読取装置の外部に露出するまで搬送した後、前記重送したシート材の他の一部分が前記画像読取装置の内部に保持された状態で、前記重送したシート材の排出を停止する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、搬送されたシート材が重送しているか否かを重送検知手段により検知し、シート材の重送が検知されたときは、重送したシート材の一部分が画像読取装置の外部に露出するまで搬送した後、重送したシート材の他の一部分が画像読取装置の内部に保持された状態で、重送したシート材の排出を停止する。これにより、シート材の重送の発生により読取動作が中断又は停止した際に、その原因が重送であることを使用者が容易に認識することができ、再度読取動作を行う場合の手間を軽減することができる。
請求項2記載の発明によれば、シート材を積載するシート材積載部と、シート材積載部のシート材の有無を検出するシート材検出手段とを更に備え、シート材積載部にシート材がないことをシート材検出手段により検出したときは、保持状態にあるシート材の排出を再開する。これにより、シート材積載部に残ったシートを取り除くことで保持状態にあるシート材の排出が再開され、重送発生後のシートの再読み取りに速やかに対応することができる。
請求項3記載の発明によれば、シート材を一枚ずつ分離して搬送する分離モードとシート材を分離せずに搬送する非分離モードとを切り換える分離モード切換手段を更に備え、分離モード切換手段による分離モードから非分離モードへの切り換えに応じて、保持状態にあるシート材の排出を再開する。これにより、本来、非分離モードにて読み取りを行うべきシートSを分離モードで読み取って重送となってしまった場合に、非分離モードへ切り換えて読み取りを再開するための操作を速やかに行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置の一態様を模式的に示す側断面図である。
図1において、100は画像読取装置、100aは原稿などの読取対象となるシートSを積載収納するシート積載部、100bは画像読取処理を終えて装置外に排出されたシートSを積載収納する排出積載部である。
111はピックアップローラであって、シート積載部100aに積載されたシートSを装置内部に向けて給送する。このピックアップローラ111はローラ保持部材112に支持されている。ローラ保持部材112は、後述する給送ローラ113の回転軸を中心に回動可能に支持され、ピックアップローラ111をシート積載部100aに積載されたシートSの最上面に当接する当接位置と、シートSの積載を妨げない離間位置とに移動可能に支持している。
110は複数枚のシートを一枚に捌く分離装置(分離手段)である。この分離装置110は、シートSの搬送方向に正回転する給送ローラ113と、不図示のトルクリミッタを介して搬送方向とは逆方向に駆動される分離ローラ114とで構成されている。分離装置110では、給送ローラ113が搬送方向に回転するのに対してシートが二枚以上給送された場合に分離ローラ114がシートを戻す方向に回転するので重送したシートを一枚に捌くことができる。
115は先端規制手段としてのシート規制部材であって、シートSの先端が分離装置110まで押し込まれてしまうのを防ぐ他、シートSの先端を揃える機能を有し、読取動作が開始すると搬送路より退避する構成になっている。このシート規制部材115は、画像読取装置100の停止状態において、シートSの先端を規制する規制位置(図1中の二点鎖線位置)に保持されており、該規制位置でピックアップローラ111を支持しているローラ保持部材112と当接し、該ローラ保持部材112を上方に押し上げてシートSの積載を妨げない離間位置にピックアップローラ111を退避させている。
また、搬送路より退避したシート規制部材115と平行に位置している装置本体の傾斜部分には、摩擦係数の大きいシート材が貼り付けられている。この傾斜部分は、シート給送時にピックアップローラ111と対向する位置にあるため、複数のシートSがこの傾斜部分と接触することによりある程度分離される。
重送検知センサ160a,160bは、搬送路に送り込まれたシートSが分離装置110により確実に一枚ずつ分離されたか否か、即ち重送しているか否かを検知するセンサである。この重送検知センサ160a,160bには、シートの重送を検知するものであればなんでもよく、例えば、超音波を用いたものの他に、赤外線を使用したタイプやシートの長さで判断するタイプなどがある。
121,131はレジストローラ対であり、分離装置110によって分離されたシートSを搬送する。なお、レジストローラ121は、不図示のメインモータによって正逆転可能に構成されており、正方向に回転することによってシートSを搬送路上の下流側に搬送する。また、レジストローラ対121,131は、レジストローラ121の逆回転時または停止時にシートSの先端を突き当てることで、シートSの斜行を修正したり、シートSの通過タイミングの調整をも行う。
140は表面読取用イメージセンサ、150は裏面読取用イメージセンサであり、送られてきたシートSの表面及び裏面の画像をそれぞれ読み取ることが可能である。122,123,124はシートSを所定の速度で搬送する搬送ローラであり、132,133,134は各搬送ローラ122,123,124に押圧するように配置され従動回転する従動ローラであって、駆動ローラである各搬送ローラと従動ローラとが対を成し、シートSを挟持搬送する。
161は排紙センサであり、読み取ったシートSが正常に排紙されたか、ジャムが発生して排紙されない状態になっているか等を検知する。不図示の制御ユニット(制御手段)は、上述したメインモータや駆動モータ等を含む装置全体の動作を制御する。特に、制御ユニットは、重送検知センサ160a,160b及び排紙センサ161に接続され、重送検知センサ160a,160bからの出力信号に応じて重送の発生有無を判断すると共に、排紙センサ161からの出力信号に応じてシートSが排紙部に搬送されてきたか否かを判断する。
次に、このように構成された画像読取装置100における画像読取動作について説明する。
図2は、図1の画像読取装置において重送が発生した際に移行する状態を模式的に示す側断面図である。
画像読取動作が開始されると、不図示の原稿検知センサによるシート積載部100aに積載されたシートSの検知に応じて、制御ユニットが不図示のメインモータの回転を開始させる。メインモータの回転を不図示の伝達機構を通じて、シート規制部材115、ピックアップローラ111、給送ローラ113、分離ローラ114、レジストローラ121、搬送ローラ122,123、及び排紙ローラ124に伝達し、それぞれが動作を開始する。
シート規制部材115はシートSの先端を規制する規制位置(図2中の二点鎖線位置)から搬送路下面に退避した退避位置(図2中の実線位置)に移動する。このシート規制部材115の退避位置への移動によりローラ保持部材112とともにピックアップローラ111が下降して、シート積載部100a上に積載されたシートSの最上面のシートに当接して該シートSをピックアップして装置内へ送り込む。
装置内に送り込まれたシートSは、ピックアップローラ111と対向する位置に設けられた傾斜部分及び分離装置110により一枚ずつに分離され、重送検知センサ160a,160bで重送の有無が検知される。重送検知センサ160a,160bからの出力信号を制御ユニットが受信し、重送の有無が判断される。そして、シートSは、レジストローラ121と従動ローラ131、搬送ローラ122と従動ローラ132の各ローラ対により、表面読取用イメージセンサ140及び裏面読取用イメージセンサ150に密着した状態で搬送される。以上が分離モードによる給送動作である。
一方、上述した非分離モードでは、給送時において、ピックアップローラ111と対向する位置に設けられた傾斜部分及び分離装置110による分離を行う必要がないため、制御ユニットはピックアップローラ111がシートSのピックアップを行わないように制御し、かつ給送ローラ113に対して分離ローラ114を搬送方向とは逆に駆動せずに分離を行わないように制御する。また、非分離モードは、複数枚重なったシートSを分離せずに搬送するためのモードであるため、重送検知センサ160a,160bによる重送検知が行われない。
シートSの表面又は裏面に形成された画像は、表面読取用イメージセンサ140及び裏面読取用イメージセンサ150上を通過する際にライン走査され、電気信号として制御ユニットに取り込まれる。そして、デジタルデータに変換されて不図示のホストコンピュータ等に出力されるか、または画像読取装置に接続乃至内蔵された記憶装置に保存される。このように画像の読み取りが行われた後、シートSは搬送ローラ122と従動ローラ132、搬送ローラ123と従動ローラ133、及び排紙ローラ124と従動ローラ134の各ローラ対で搬送され、排紙センサ161でシートSの通過が検出されつつ、排出積載部100bへ排出される。
通常の動作モードである分離モードでシートSが分離できなかった場合、重送検知センサ160a,160bにて重送と検知されて制御ユニットで重送発生と判断される。本発明の実施の形態では、制御ユニットが重送発生時後直ちにシート搬送を停止させず、重送したシートをそのままレジストローラ121、搬送ローラ122,123、排紙ローラ124と従動ローラ131〜134により搬送する。そして、重送したシートS2の一部分が装置の外部に露出するまで搬送した後、重送したシートS2の他の一部分が装置の内部に保持された状態で、重送したシートS2の排出を停止する。これは、重送したシートSの後端を排紙センサ161が検知した時点で制御ユニットがシート搬送を停止させる。
また、レジストローラ121及び従動ローラ131で調整されたシートSの通過タイミングを考慮して、シート先端部より所定の長さの部分が排紙部(排紙ローラ124又は排紙センサ161等)を通過することを予想して制御ユニットがシート搬送を停止させてもよい。
この結果、図2に示すように、重送したシートS2の前半部分が装置の外部に排出されると共に、後半部分が排紙ローラ124と従動ローラ134との間に狭持された状態で搬送が停止する。使用者は、重送されたシートS2の一部分が排紙部内に保持された状態で排出が停止していることから、このシートS2で重送が発生したために読み取りが中断又は停止されたことを容易に認識することができる。また、重送が発生したシートS2のみが排紙部に留まっているため、重送したシートS2のみを容易に取り出すことができる。
重送発生後は、通常、重送したシートS2と読み取りが行われていない未処理のシートSを1つにまとめて再びシート積載部100aに積載し、重送したシートS2からの再読み取りが行われることが多い。その場合は、シート積載部100aに積載されているシートSを取り出し、重送したシートと重ねてシート積載部100aに積載しなおして再読み取りが行われる。
そこで、制御ユニットが不図示の原稿検出センサによりシート積載部100aからシートSがなくなったことを検出して不図示のメインモータを回転させることにより、排紙部内に保持された状態で排出が停止されたシートS2の排出を再開する。これにより、再度読み取りを行うために、未処理のシートの取り出し、重送シートの取り出し、及び未処理シート上への積載、再読み取りといった一連の動作の手間を軽減することができる。
ところで、重送した原因が折り畳まれたシートやステープラなどで綴じられたシートの読み取りにある場合は、上述した非分離モードに切り換える。この非分離モードでは、ピックアップローラ111と対向する位置に設けられた傾斜部分と分離装置110により分離を行わないため、ピックアップローラ111によるシートSのピックアップが行われず、且つ分離ローラ114が搬送方向とは逆方向へ駆動されるのではなく従動となる。これにより、非分離モード時には、使用者が給送ローラ113まで直接シートを差し込み、差し込まれたシートが分離せずにそのまま搬送され、読み取りが行われる。
また、非分離モードでは、複数枚のシートを分離せずに搬送するため、重送検知を行わないようになっている。シートの重送と判断されてしまう原因のひとつに、本来このような非分離モードで読み取るべき封筒や折り畳んだ原稿などといったシートを分離モードで読み取ろうとしてしまうという誤操作がある。この場合、重送と判断されると読み取りが中断するため、使用者が非分離モードに変更してから読み取りを再開することになる。
そこで、画像読取装置に設けられた不図示の切り換えスイッチ(切換手段)の切り換えや画像読取装置に接続された不図示のコンピュータからの指示を受けた制御ユニットの切り換え動作、機械的な切り換えレバーの操作などにより非分離モードに切り換えられた場合、制御ユニットは非分離モードによる読み取りに備えるために、排紙部で搬送が停止されたままになっていたシートの搬送を再開して重送したシートS2を排紙する。これにより、本来、非分離モードにて読み取りを行うべきシートSを分離モードで読み取って重送となってしまった場合に、非分離モードへ切り換えて読み取りを再開するための操作を速やかに行うことができる。
上記実施の形態によれば、搬送されたシートSが重送しているか否かを重送検知センサ160a,160bにより検知し、シートSの重送が検知されたときは、重送したシートS2の一部分が装置の外部に露出するまで搬送した後、重送したシートS2の他の一部分が装置の内部に保持された状態で、重送したシートS2の排出を停止する。これにより、シート材の重送の発生により読取動作が中断又は停止した際に、その原因が重送であることを使用者が容易に認識することができ、再度読取動作を行う場合の手間を軽減することができる。
例えば、重送したシートS2の一部分が排紙部に保持されることによって、重送したシートS2を容易に除去することが可能となる。また、読取動作の中断又は停止原因となった重送したシートのみが、重送した状態のまま一部分が装置の外部に露出するまで搬送され、他の一部分が装置の内部(排紙部)に保持されたまま残ることから、画像読取処理済及び未処理のシートと混在することを防止することができる。そして、排紙部に保持されている重送したシートを確認することにより、読取動作が中断又は停止した原因が重送によるものであるという確認が容易となる。
また、シート積載部100aにシートSがないことを原稿検知センサにより検出したときは、保持状態にあるシートS2の排出を再開する。これにより、シート材積載部に残ったシートを取り除くことで保持状態にあるシート材の排出が再開され、重送発生後のシートの再読み取りに速やかに対応することができる。重送発生後の処理としては、通常、読み取り済みのシートと重送したシートと読み取り前(未処理)のシートを1つにまとめるか、または重送したシートと未処理のシートを1つにまとめて読み取りを再開することが多い。どちらの場合でも重送したシート及び未処理のシートを取り出すための作業とそれらをまとめる作業とが必要となるため、シート積載部100aにある未処理のシートを取り除くという簡単な操作により、一部分を排紙部に保持された状態で停止していたシートS2の排出が再開されるため、重送発生後の処理が容易となる。
また、シートを一枚ずつ分離して搬送する分離モードからシートを分離せずに搬送する非分離モードへの切換に応じて、保持状態にあるシートの排出を再開する。これにより、本来、非分離モードにて読み取りを行うべきシートSを分離モードで読み取って重送となってしまった場合に、非分離モードへ切り換えて読み取りを再開するための操作を速やかに行うことができる。すなわち、封筒や折り畳んだ原稿などの、本来、非分離モードにて読み取るべきシートが分離モードで読み取られたことにより重送と判断されるが、その後、非分離モードに切り換えて重送と判断されたシートの読み取りを再開する際に、保持状態にあるシート材の排出が非分離モードへの切り換え操作により再開されるので、読み取り再開のための手間を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置の一態様を模式的に示す側断面図である。 図1の画像読取装置において重送が発生した際に移行する状態を模式的に示す側断面図である。 代表的な画像読取装置における重送発生時の状態を模式的に示す側断面図である。 図3の画像読取装置において重送が発生した後の一態様を模式的に示す側断面図である。 図3の画像読取装置において重送が発生した後の他の一態様を模式的に示す側断面図である。
符号の説明
S シート
S2 重送したシート
100 画像読取装置
100a シート積載部
100b 排出積載部
111 ピックアップローラ
112 ローラ保持部材
113 給送ローラ
114 分離ローラ
115 シート規制部材
160a,160b 重送検知センサ
121 レジストローラ
110 分離装置
122,123 搬送ローラ
124 排紙ローラ
131,132,133,134 従動ローラ
140 表面読取用イメージセンサ
150 裏面読取用イメージセンサ
160a,160b 重送検知センサ
161 排紙センサ

Claims (3)

  1. シート材を一枚ずつ分離して搬送し、前記シート材に形成された画像を読み取り、読み取ったシート材を排出する画像読取装置であって、
    前記搬送されたシート材が重送しているか否かを検知する重送検知手段と、
    前記重送検知手段により前記シート材の重送が検知されたときは、重送したシート材の一部分が前記画像読取装置の外部に露出するまで搬送した後、前記重送したシート材の他の一部分が前記画像読取装置の内部に保持された状態で、前記重送したシート材の排出を停止する制御手段とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記シート材を積載するシート材積載部と、前記シート材積載部のシート材の有無を検出するシート材検出手段とを更に備え、
    前記制御手段は、前記シート材積載部にシート材がないことを前記シート材検出手段により検出したときは、前記保持状態にあるシート材の排出を再開することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記シート材を一枚ずつ分離して搬送する分離モードと前記シート材を分離せずに搬送する非分離モードとを切り換える分離モード切換手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記分離モード切換手段による前記分離モードから前記非分離モードへの切り換えに応じて、前記保持状態にあるシート材の排出を再開することを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
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