JP2503196Y2 - 計器の位置決め構造 - Google Patents

計器の位置決め構造

Info

Publication number
JP2503196Y2
JP2503196Y2 JP1991044885U JP4488591U JP2503196Y2 JP 2503196 Y2 JP2503196 Y2 JP 2503196Y2 JP 1991044885 U JP1991044885 U JP 1991044885U JP 4488591 U JP4488591 U JP 4488591U JP 2503196 Y2 JP2503196 Y2 JP 2503196Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light guide
guide plate
dial
plate
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991044885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04136522U (ja
Inventor
浩之 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1991044885U priority Critical patent/JP2503196Y2/ja
Publication of JPH04136522U publication Critical patent/JPH04136522U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503196Y2 publication Critical patent/JP2503196Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は計器の位置決め構造に係
り、特に内機と導光板と文字板との位置決めに適した計
器の位置決め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、文字板の下面にプリズムとし
て機能する導光板を備え、この導光板を介して照明用電
球の照射光を、文字板、及び内機によって駆動される指
針に導くようにした計器が知られており、斯かる計器の
内機、導光板及び文字板の位置決めを行う構造として図
5乃至図8に示した構造がある。
【0003】図において符号1は内機を示し、IC、抵
抗等が接続された硬質プリント配線基板2の上面にクロ
スコイル形ムーブメント3が固定されたものである。こ
のクロスコイル形ムーブメント3は、内部にマグネット
ロータを収納すると共に、外部にコイル4が巻回された
コイルボビン5を遮磁ケース6内に収容してなるもの
で、コイルボビン5から突出するマグネットロータの回
転軸7には、指針が固着されるようになっている。上記
内機1の上面には、透明なアクリル板等からなり後述す
る文字板9の下面全体に位置する導光板8が配設されて
おり、この導光板8の上面には、文字、目盛り等が形成
された文字板9が配設されるようになっている。
【0004】斯かる計器を組み立てるには、図6に示し
たような複数の位置決めピン10が突設された治具板1
1を用いる。始めに内機1の配線基板2の周縁部に形成
された係合孔2aを上記治具板11の係合ピン10aと
係合させて、治具板11上に内機1を位置決めし、次
に、導光板8の周縁部に形成された係合孔8aを治具板
11の係合ピン10bと係合させて、上記内機1の上面
に、内機1全体を覆うように導光板8を載置した状態で
治具板11上に導光板8を位置決めする。更に、上記導
光板8の周縁部に突設された位置決めピン8bに文字板
9の係合孔9aを係合させて、導光板8の上面に文字板
9を位置決め、載置し、斯かる状態で、文字板9の上面
より文字板9、導光板8を貫通して上記内機1のコイル
ボビン5のフランジ部5aのねじ穴5bに止めねじ12
を螺入させることで、内機1、導光板8及び文字板9が
所定の位置関係で一体に組み立てられるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の計
器の位置決め構造においては、組み立てる計器に応じて
種々の治具板11が必要であり、また、文字板9を貫通
した止めねじ12を、導光板8の所定箇所に貫通させ、
この止めねじ12をさらにコイルボビン5のフランジ部
5aのねじ穴5bに螺入させるに当たっても、治具板1
1上で内機1、導光板8、並びに、文字板9を相互に位
置決めして、それぞれの止めねじ12が貫通する孔どう
しを芯合わせしなければならず、斯かる治具板11を用
いた組み立て作業が煩雑であるという不都合がある。
【0006】また、製品の低価格化、軽量化等のため
に、文字板9の下面に配設される導光板8を小型化し、
斯かる導光板8を介して内機1によって駆動される指針
に照射光を導いて照明することが考えられているが、上
記した治具板11と、内機1、導光板8及び文字板9の
各周縁部に形成された係合手段2a,8a,8b,9a
とを用いた位置決め構造をとる限り、導光板8の小型化
を図ることが難しいという不都合がある。
【0007】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、組み立て性に優れ、かつ、治具板と、内機、導光板
及び文字板の各周縁部に形成された係合手段とを用いる
ことなく、内機、導光板及び文字板の位置決めができ、
導光板の小型化を図ることが可能な計器の位置決め構造
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る計器の位置決め構造は、内機の上面に導光
板を配設すると共に、この導光板の上面に文字板を配設
し、この文字板の上面に上記内機により駆動される指針
を配設してなる計器において、上記導光板の上記内機の
回転軸が貫通する指針孔の周縁部下面に、上記内機の導
光板への取付部と係合する係合部を形成し、上記導光板
の指針孔の周縁部上面に、上記文字板と係合する係合部
を形成し、上記導光板下面の係合部を上記内機の取付部
に係合させ、且つ、上記導光板上面の係合部を上記文字
板と係合させた状態で、上記内機の取付部に形成された
ねじ穴と同心上に位置する上記文字板箇所と上記導光板
箇所に、上記ねじ穴に螺入され上記文字板、上記導光
板、並びに、上記内機を連結するねじが挿通される通孔
をそれぞれ形成したことをその特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案によれば、導光板の指針孔の周縁部下面
に、内機の導光板への取付部と係合する係合部を形成す
ると共に、導光板の指針孔の周縁部上面に、文字板と係
合する係合部を形成したので、従来のように治具板を用
いることなく、内機と導光板と文字板との位置決めを行
うことができるものである。また、導光板の指針孔の周
縁部上下面に係合部を形成したので、導光板の中心部分
の係合手段だけで内機と導光板と文字板との位置決めを
行うことができ、これにより、導光板を小型化すること
ができるものである。さらに、導光板下面の係合部を内
機の取付部に係合させ、且つ、導光板上面の係合部を文
字板と係合させた状態で、文字板の通孔と導光板の通孔
が、内機の取付部に形成されたねじ穴と同心上に位置す
るので、文字板、導光板、並びに、内機を連結するねじ
を、文字板の通孔に挿し込んで導光板の通孔を貫通さ
せ、さらに、内機の取付部のねじ穴に螺入させる際に、
このねじ穴に対する文字板の通孔や導光板の通孔の芯合
わせを容易に行うことができるものである。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図4を参照
して説明する。図1乃至図4は本考案に係る計器の位置
決め構造を示したもので、IC、抵抗等が接続された硬
質プリント配線基板2の上面に、内部にマグネットロー
タを収納したコイルボビン5の外部にコイル4を巻回し
てなる、クロスコイル形ムーブメント3が固定された内
機1の上面には、上記ムーブメント3部分だけを覆うよ
うな小型の導光板8が配設されるようになっている。
【0011】この導光板8の中心部分には、上記ムーブ
メント3の回転軸7が貫通する指針孔13が形成されて
おり、この指針孔13の外周部には、照射光を指針に導
くように略45°に傾斜された反射面14が形成されて
いる。また、上記導光板8の両端部近傍には、照明用電
球が配設されるようになっており、導光板8の両端部に
は、上記電球からの照射光を導光板8内に取り入れるた
めの入光面15が形成されている。更に、上記導光板8
の外周面は、導光板8内に進入した光を上記指針孔13
部分に集中させる湾曲反射面16とされている。
【0012】また、上記導光板8の指針孔13の周縁部
下面には、径方向対称位置に、略コ字状の係合リブ17
が突設されており、この係合リブ17に、上記ムーブメ
ント3のコイルボビン5に突設されたフランジ部5aが
係合されるようになっている。そして、コイルボビン5
のフランジ部5aを係合リブ17に係合させた状態で、
上記フランジ部5aのねじ穴5bに臨む上記導光板8で
上記指針孔13の周縁箇所には通孔8cが形成されてい
る。 さらに、上記導光板8の指針孔13の周縁部上面に
は、導光板8の上面に載置される文字板9の中心孔18
と係合され、文字板9の周方向の位置決めを行うリブ1
9aを有する係合突起19が形成されている。そして、
導光板8の係合突起19を文字板9の中心孔18に係合
させた状態で、上記導光板8の通孔8cに臨む上記文字
板9で上記中心孔18の周縁箇所には通孔9bが形成さ
れている。
【0013】本実施例においては、照明用電球の照射光
が導光板8を介して指針に導かれて照明されるようにな
っている。
【0014】本実施例において、計器を組み立てるに
は、図2に示したように、導光板8の下面に形成した係
合リブ17とムーブメント3のコイルボビン5のフラン
ジ部5aとを係合させて、導光板8の下面に内機1を位
置決めすると共に、図3及び図4に示したように、導光
板8の上面の係合突起19に文字板9の中心孔18を係
合させて、導光板8の上面に文字板9を位置決めする。
すると、図1及び図2に示したように、文字板9の通孔
9bと導光板8の通孔8cが同心上に位置し、さらに、
これら通孔9b,8cが、コイルボビン5のフランジ部
5aのねじ穴5bと同心上に位置する。 そこで、図4に
示したように、文字板9の上面より文字板9、導光板8
の各通孔9b,8cを貫通して上記コイルボビン5のフ
ランジ部5aのねじ穴5bに止めねじ12を螺入させ
る。これにより、内機1、導光板8及び文字板9が所定
の位置関係で一体に組み立てられるものである。
【0015】従って、本実施例においては、導光板8の
指針孔13の周縁部上下面に形成した係合突起19及び
係合リブ17を、それぞれ文字板9の中心孔18及び内
機1のコイルボビン5のフランジ部5aと係合させるこ
とで、内機1と導光板8と文字板9との位置決めが行え
るようになり、従来のように、治具板を用いることなく
斯かる位置決め作業が行えるので、計器の組み立て作業
が容易となり、作業効率を著しく向上させることができ
る。
【0016】また、導光板8の指針孔13の周縁部に形
成した係合突起19及び係合リブ17だけで内機1と導
光板8及び導光板8と文字板9との位置決めを行うよう
にしているので、斯かる位置決め係合手段が導光板8の
中心部分に形成されることで、導光板8を従来のものよ
り小型化することができ、これにより、製品の低価格
化、軽量化を図ることができる。さらに、導光板8の係
合リブ17をコイルボビン5のフランジ部5aに係合さ
せ、且つ、導光板8の係合突起19を文字板9の中心孔
18と係合させることで、文字板9、導光板8、並び
に、ムーブメント3のコイルボビン5を連結する止めね
じ12が貫通される文字板9と導光板の通孔9b,8c
が、コイルボビン5のフランジ部5aに形成されたねじ
穴5bと同心上に位置するので、止めねじ12を文字板
9から通孔9b,8cに挿し込んでフランジ部5aのね
じ穴5bに螺入させる際に、このねじ穴5bに対する通
孔9b,8cの芯合わせを容易に行うことができる。
【0017】なお、上記実施例においては、文字板9の
照明については説明していないが、文字板9の文字、目
盛り等の意匠との関係から、上記導光板8を使用して照
明したり、図示しない他の手段で照明したりすることが
できるものである。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係る計器の位
置決め構造は、導光板の指針孔の周縁部下面に、内機の
導光板への取付部と係合する係合部を形成し、上記導光
板の指針孔の周縁部上面に、上記文字板と係合する係合
部を形成し、上記導光板下面の係合部を上記内機の取付
部に係合させ、且つ、上記導光板上面の係合部を上記文
字板と係合させた状態で、上記内機の取付部に形成され
たねじ穴と同心上に位置する上記文字板箇所と上記導光
板箇所に、上記ねじ穴に螺入され上記文字板、上記導光
板、並びに、上記内機を連結するねじが挿通される通孔
をそれぞれ形成する構成とした。 このため、従来のよう
に治具板を用いることなく、内機と導光板と文字板との
位置決めを行うことができ、また、導光板の指針孔の周
縁部上下面に係合部を形成したので、導光板の中心部分
の係合手段だけで内機と導光板と文字板との位置決めを
行うことができ、これにより、導光板を小型化すること
ができ、製品の低価格化、軽量化を図ることができる。
さらに、導光板下面の係合部を内機の取付部に係合さ
せ、且つ、導光板上面の係合部を文字板と係合させた状
態で、文字板の通孔と導光板の通孔が、内機の取付部に
形成されたねじ穴と同心上に位置するので、文字板、導
光板、並びに、内機を連結するねじを、文字板の通孔に
挿し込んで導光板の通孔を貫通させ、さらに、内機の取
付部のねじ穴に螺入させる際に、このねじ穴に対する文
字板の通孔や導光板の通孔の芯合わせを容易に行うこと
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る計器の位置決め構造のうち、内機
と導光板との関係を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本考案に係る計器の位置決め構造のうち、導光
板と文字板との関係を示す平面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】従来の計器の位置決め構造のうち、内機と導光
板との関係を示す平面図である。
【図6】従来の計器の位置決め構造に使用する治具板の
斜視図である。
【図7】従来の計器の位置決め構造のうち、導光板と文
字板との関係を示す平面図である。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 内機 2 硬質プリント配線基板 3 クロスコイル形ムーブメント 5 コイルボビン 5a フランジ部 5b ねじ穴 7 回転軸 8 導光板 8c,9b 通孔 9 文字板 12 止めねじ 13 指針孔 17 係合リブ 18 中心孔 19 係合突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内機の上面に導光板を配設すると共に、
    この導光板の上面に文字板を配設し、この文字板の上面
    に上記内機により駆動される指針を配設してなる計器に
    おいて、 上記導光板の上記内機の回転軸が貫通する指針孔の周縁
    部下面に、上記内機の導光板への取付部と係合する係合
    部を形成し、上記導光板の指針孔の周縁部上面に、上記
    文字板と係合する係合部を形成し、上記導光板下面の係
    合部を上記内機の取付部に係合させ、且つ、上記導光板
    上面の係合部を上記文字板と係合させた状態で、上記内
    機の取付部に形成されたねじ穴と同心上に位置する上記
    文字板箇所と上記導光板箇所に、上記ねじ穴に螺入され
    上記文字板、上記導光板、並びに、上記内機を連結する
    ねじが挿通される通孔をそれぞれ形成したことを特徴と
    する計器の位置決め構造。
JP1991044885U 1991-06-14 1991-06-14 計器の位置決め構造 Expired - Lifetime JP2503196Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991044885U JP2503196Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 計器の位置決め構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991044885U JP2503196Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 計器の位置決め構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04136522U JPH04136522U (ja) 1992-12-18
JP2503196Y2 true JP2503196Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=31924901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991044885U Expired - Lifetime JP2503196Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 計器の位置決め構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503196Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834015U (ja) * 1981-08-31 1983-03-05 日本精機株式会社 指示計器の文字板取付装置
JPS6423625U (ja) * 1987-07-30 1989-02-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04136522U (ja) 1992-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0352810B2 (ja)
US4345149A (en) Disc-shaped centering fixture for optical encoders
JP2503196Y2 (ja) 計器の位置決め構造
EP0971209A1 (en) Instrument device
JPH0123167Y2 (ja)
JPH09243410A (ja) モジュラーエンコーダ及びその製造方法
JPS6239295Y2 (ja)
JP2944023B2 (ja) スピードメータ装置
JP2552481Y2 (ja) 計器の文字板固定構造
JPH064270Y2 (ja) 計器用照明装置
JP2524951Y2 (ja) 指示計器
JP2575629Y2 (ja) 計器の文字板固定構造
US20210026306A1 (en) Dial, module, electronic device and timepiece
JPS6224794Y2 (ja)
JP2500316Y2 (ja) クロスコイル形指示計器
JPH0140052Y2 (ja)
JPS636653Y2 (ja)
JPH0546929Y2 (ja)
JPS6349688Y2 (ja)
JPS63198220A (ja) ロ−タリエンコ−ダの固定スリツト板取付構造
JPS6111662Y2 (ja)
JPH0447619Y2 (ja)
JPH0439538Y2 (ja)
JP3405195B2 (ja) 計器装置
KR20210099807A (ko) 모터

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960227