JP2503100B2 - 矯正装置及び矯正方法 - Google Patents

矯正装置及び矯正方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は板材を張力付与下で繰返し曲げてその形状不
良を修正する矯正装置,矯正方法,矯正された板材及び
矯正システムに関する。
〔従来の技術〕
従来の矯正装置は、特開昭63−149015号公報における
第1図に示されているように、テンシヨンレベラ本体
と、このテンシヨンレベラ本体の入側に設置された入側
ブライドルローラ及び出側に設置された出側ブライドル
ローラとで概略構成されており、板材に前記入・出側ブ
ライドルローラで張力を加えた状態でテンシヨンレベラ
本体の各ローラ群により繰返し曲げを与え、板材を修正
している。
しかし、上述した矯正装置で板材を修正すると、板材
の表面にチヤタマークが発生し、製品の品質を低下させ
てしまう。特に、平坦度に対する要求が厳しい現状にお
いては、好ましいことではない。
ここで、チヤタマークとは、板材の板幅方向には小さ
いピツチで現われる縞模様であり、細かく見れば小さい
山高さの波板状のものをいう。
テンシヨンレベラで発生するチヤタマークの防止に関
しては、特開昭58−151918号公報に示される如く、板材
を挾み小径ローラの前後に大径ローラを設けるロールユ
ニツトとし、かつ、このロールユニツトを複数組ライン
上に配置し対処するといつたものである。
上記従来技術では、チヤタマークは小径ローラで板材
の巻付角を大きくとりすぎたため、板材の振動により曲
率変化が発生し、従つて、この曲率変化を如何におさえ
るかがその解決策であるとし、上記ローラ配置を採用し
ていたものである。
一方、特開昭56−128623号公報には、入側もしくは出
側ブライドルローラと、テンシヨンレベラの間に板幅方
向に移動調整可能な張力分布制御装置を配設した構成が
開示されている。
そして、板材の形状制御を良くするため、板幅方向に
張力分布を与えて幅方向の伸び量を変え、良好な形状の
板材を得ようとするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特開昭58−151918号公報に記載された従来技術で
は、板材に振動を生じない非常に低速、例えば10m/min
程度の速度でチヤタマークを防止することについては配
慮がなされていなかつた。
従つて、チヤタマークの防止は、上記従来技術の如く
小径ローラの前後に大径ローラを設けただけでは解決し
得なく、特に、平坦度の要求が厳しいものには対応でき
ないという問題があつた。
また、上記特開昭56−128623号公報に記載された従来
技術にはチヤタマーク防止については触れられていな
い。また、前記した張力分布制御装置ではチヤタマーク
を防止できないのは、以下の点からも明らかである。
つまり、この張力分布制御装置は、板材の幅方向に張
力分布を与えるため、板材の幅方向に及ぼす影響は幅方
向により異なり、チヤタマークの防止はできない。
また、特開昭56−128623号公報の第6図に示す如く、
ローラにテーパ部を有することで、前述した如く板材の
幅方向の影響が異なることは明らかである。
更に、この張力分布制御装置は、板材端部にリム層を
有する場合にだけ作用するものであり、常時作用してい
るわけではない。
本発明の目的は、板材の速度が低速から高速までの広
い速度範囲にわたつてチヤタマークの発生を防止して製
品の品質低下をなくし、平坦度の要求が厳しいものにも
対応できる矯正装置,矯正方法,矯正された板材及び矯
正システムを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、テンシヨン
レベラ装置と、該テンシヨンレベラ装置の入側及び出側
にそれぞれ配置されたブライドルローラとを備え、前記
入側と出側のブライドルローラで板材に張力を加え、こ
の状態で前記テンシヨンレベラ装置のローラ群で前記板
材を曲げ伸張して該板材の平坦度を修正する矯正装置に
おける、前記入側ブライドルローラとテンシヨンレベラ
装置との間及び前記出側ブライドルローラとテンシヨン
レベラ装置との間のうち、少なくとも前記入側ブライド
ルローラとテンシヨンレベラ装置との間の位置で該板材
の上側及び下側に、前記ブライドルローラから板材を通
じて伝達される張力変動を抑制する張力変動抑制手段を
設けたものである。
〔作用〕
前記発明では、前記入側ブライドルローラとテンシヨ
ンレベラ装置との間及び前記出側ブライドルローラとテ
ンシヨンレベラ装置との間のうち、少なくとも前記入側
ブライドルローラとテンシヨンレベラ装置との間の位置
で該板材の上側及び下側に、前記ブライドルローラから
板材を通じて伝達される張力変動を抑制する張力変動抑
制手段を設けたことから、ブライドルローラとテンシヨ
ンレベラ装置との間に前記抑制手段が配置される位置に
あるストリツプに対して該ストリツプに生じるたるみ量
を調節することが可能となるものである。
つまり、この抑制手段におけるストリツプの曲げ剛性
の為、抑制手段の位置でストリツプにたるみが存在す
る。この部分にストリツプの張力変動が伝わつてくれ
ば、このたるみ量が変化し、ストリツプの張力変動を吸
収し、それ以降に伝わる張力変動は非常に小さくなり、
チヤタマークが防止できるものとなる。
〔実施例〕
次に本発明の一実施例である矯正装置について説明す
る。
まず初めに、矯正装置のストリツプに生じるチヤタマ
ークの発生原因につき検討した結果を次に説明する。チ
ヤタマークは、板材がテンシヨンレベラの小径ローラ部
で強く曲げ、戻されるため、歪エネルギ的に非常に不安
定な状態となつており、少しの張力変動があると容易に
曲げ半径が変動し、これがチヤタマークとなつて現われ
ることになる。これを第6図,第7図、及び第8図を使
つて説明する。
通常、ストリツプ(板材)は、第6図の如く、各ロー
ラ#1,#2,#3,#4を通過するにつれ、第8図に示す如
き曲率と曲げモーメントの曲げ履歴を受ける。ここで小
径ローラ#2の位置の状況につき考えると、ストリツプ
1は強く曲げられており、その曲げモーメントは殆んど
飽和状態にあり、少しの曲げモーメントの変化で曲率が
大きく変化する。この曲げモーメントの変化をもたらす
ものが張力変動であり、小径ローラ#2を通過する状態
で、ストリツプ1は第7図に示す如く曲げられており、
の点の曲げモーメントは張力σと、モーメントアー
ムeの積として発生する。このモーメントアームeの存
在の為に、わずかの張力変動があつても、の点の曲げ
モーメントが変化し、且つの点の曲げモーメントが飽
和状態にあるため、大きな曲率変化ΔK4が発生してしま
う。この曲率変化ΔK4は非常に大きい、即ち局部的に強
く曲げられる為、この部分のストリツプ1は後続のロー
ラを通過しても、この局部曲げは矯正されず、チヤタマ
ークとなつて現われてしまうわけである。計算及び実験
により、0.01〜0.03kg/mm2程度の微少な張力変動があれ
ば、チヤタマークが発生してしまうことが判明した。
従つて、チヤタマークの発生を防止するためには、張
力変動を非常に小さくおさえることが必要であることが
わかつた。この張力変動の発生原因として、テンシヨン
レベラ前後のブライドルローラのフレームの振動、ロー
ラ類の円筒度不良、胴部偏心の存在、ブライドルローラ
の駆動系歯車の精度不良による回転ムラ等があるが、こ
れらを極力小さくおさえても、上述の如く張力変動の許
容値が非常に小さい値である為、チヤタマークの発生を
完全におさえることは不可能であつた。
従つて、チヤタマークの発生を完全に防止するには、
この微少な張力変動を吸収することが必要であるという
ことになる。この張力変動は40Hz以上の高周波であり、
且つ、その変動値自体は非常に小さいということに着目
したものである。
具体的には、ブライドルローラの入側、又は出側、あ
るいは入・出側とテンシヨンレベラ本体との間に、ブラ
イドルローラからの張力変動を吸収する手段、又はブラ
イドルローラからの張力変動をしや断する回転抵抗体、
あるいはデフレクタローラ、ピンチローラを設けた矯正
装置、又は上記張力変動吸収手段、回転抵抗体、デフレ
クタローラ、ピンチローラのうちの1つを板材の局部伸
びを修正するテンシヨンレベラ本体の伸張ローラユニツ
トの入側に設けた矯正装置、更には、上記デフレクタロ
ーラ、ピンチローラの表面を弾性体で被覆した矯正装置
としたものである。
次に、本発明の実施例を第1図から第5図に基づいて
説明する。
第1図は本発明の一実施例である矯正装置の具体的構
造を示す構成図である。また、第2図は、第1図の概略
構成を示す図である。
第1図及び第2図において、2はテンシヨンレベラ本
体で、このテンシヨンレベラ本体2はハウジング11に支
持されており、ストリツプ1をはさんで上下2個配置さ
れた大径ローラ2A1、上下2個の大径ローラ2A1の間に設
置された上下2個の小径ローラ2A2とからなり、ストリ
ツプ1の局部伸びを修正する伸張ローラユニツト2Aと、
ストリツプ1の上方に2個配置された大径ローラ2B
1と、この大径ローラ2B1間で、かつ、ストリツプ1の下
方に配置された1個の小径ローラ2B2とからなり、スト
リツプ1の幅方向の反りを修正するC反り修正ローラユ
ニツト2B、及び、ストリツプ1の下方に2個配置された
大径ローラ2C1と、この大径ローラ2C1間で、かつ、スト
リツプ1の上方に配置された1個の小径ローラ2C2とか
らなり、ストリツプ1の長手方向の反りを修正するL反
り修正ローラユニツト2Cから構成されている。テンシヨ
ンレベラ本体2の入側には2個のブライドルローラ3A,3
Bが、出側にも2個のブライドルローラ4A,4Bが設けられ
ている。そして、本実施例では入側ブライドルローラ3
A,3Bとテンシヨンレベラ本体2の伸張ローラユニツト2A
との間、及び出側ブライドルローラ4A,4Bとテンシヨン
レベラ本体2のL反りローラユニツト2Cとの間に、ブラ
イドルローラからの張力変動を吸収する手段、あるいは
しや断する回転抵抗体である上下一対のデフレクタロー
ラ5,6、及び7,8をそれぞれ設けている。
テンシヨンレベラ本体の入側のデフレクタローラ6及
び出側のデフレクタローラ7はそれぞれシリンダ装置1
2,16により上下方向に移動となつている。
伸張ローラユニツト2A中の小径ローラ2A2はそれぞれ
2個のバツクアツプローラ2A3により支持される構造と
なつており、かつ、入側にある小径ローラ2A2はシリン
ダ装置13により上下方向移動可能となつている。
また、C反り修正ローラユニツト2B、及び、L反り修
正ローラユニツト2C中のそれぞれの小径ローラ2B2,2C2
は、2個のバツクアツプローラ2B3,2C3により支持され
る構造となつていると共に、シリンダ装置14、シリンダ
装置15により上下方向移動が可能となつている。
更に、テンシヨンレベラ本体2の下ローラ群はシリン
ダ装置17により上下方向の移動を可能としている。
次に、その動作について説明する。
ストリツプ1は入側ブライドルローラ3A,3Bを通過
し、更にデフレクタローラ5,6を通つてテンシヨンレベ
ラ本体2に送られる。このテンシヨンレベラ本体2で
は、ストリツプが伸張ローラユニツト2A,C反り修正ロー
ラユニツト2B,L反り修正ローラユニツト2Cの多数のロー
ラ間で繰返し曲げを受け、形状が修正されて、出側のデ
フレクタローラ7,8を経て、出側ブライドルローラ4A,4B
を通過して出側設備に送られ、ストリツプ1は、この様
にテンシヨンレベラ本体2内で小径のローラにより強く
曲げられる為、微少な張力変動があると、この小径ロー
ラ部でのストリツプ1に曲率変動が生じるためチヤタマ
ークが発生することになる。通常、テンシヨンレベラ本
体2内のローラは、非駆動で高精度のローラ群で構成さ
れる為、ここでの張力変動は極端に小さく、チヤタマー
クを発生させることはない。しかし、入側、及び出側の
ブライドルローラ3A,3B及び4A,4Bは、多数の歯車系で駆
動されており、その避けられない歯形誤差等の為に、ブ
ライドルローラの回転ムラを発生し、それがストリツプ
1の張力変動の原因となりチヤタマークを発生してい
た。そこで、本実施例では、テンシヨンレベラ本体2の
前後に、デフレクタローラ5,6、及び7,8を設けることに
より、この張力変動を遮断,吸収し、テンシヨンレベル
本体2内にブライドルローラからの張力変動を伝達させ
ない様にしたものである。本装置によりチヤタマークの
発生を完全に防止できることを実験にて確認している。
デフレクタローラ5,6或は7,8による張力変動の遮断,
吸収の原理については次の通りである。
つまり、デフレクタローラ部におけるストリツプの曲
げ剛性の為、デフレクタローラ部でストリツプにたるみ
が存在する。この部分に、ストリツプの張力変動が伝わ
つてくれば、このたるみ量が変化し、ストリツプの張力
変動を吸収し、それ以降に伝わる張力変動は非常に小さ
くなり、チヤタマークが防止できる。
また、デフレクタローラはストリツプにより駆動され
ており、張力変動(=速度変動)があれば、これを打消
す方向に回転変動が生じ(イナーシヤ効果)、その結果
として張力変動を吸収できるため、チヤタマークを防止
できる。
次に、本発明の他の実施例の矯正装置を第3図を用い
て説明する。
第3図に示す実施例では、張力変動を遮断,吸収する
ものとして上述したデフレクタローラの替りに、テンシ
ヨンレベラ本体2の入側、及び出側に上下一対のピンチ
ローラ9,10を用いたものである。本実施例では、ストリ
ツプ1はピンチローラ9,10にピンチされることにより拘
束を受け、上記の実施例と同様に張力変動が遮断、吸収
され、同様な効果が達成される。
ピンチローラによる張力吸収の原理について説明す
る。
ピンチローラはその押付力の為に、ストリツプとの間
にスリツプは生じない。
そこで、張力変動、即ち、速度変動がブライドルロー
ラから伝達されてくれば、ピンチローラの速度変動が生
じる。この様な張力変動は、ピンチローラに吸収され
(イナーシヤ効果)、ピンチローラ以降へは張力変動は
伝わらない。
なお、ピンチローラの押付力が大きい程、ローラ径が
大きい程、張力変動の吸収効果は大きい。
更に、上述した各実施例において、第9図に示すよう
にデフレクタローラ5,6,7,8、あるいはピンチローラ9,1
0の表面に弾性体20を被覆したり、これら各ローラを圧
下可変としたり、更には各ローラを駆動したり、あるい
はこれらの組合せによつても同様な効果が得られること
は言うまでもない。
尚、通常、テンシヨンレベラ本体では、出側のローラ
はそり修正の為に、入側の伸張ローラより大きな径にな
つており、又圧下量が軽く、従つてここでのストリツプ
の曲げは、伸張ローラ部程強くない為、ここでのチヤタ
マークの発生が生じづらいことになり、後方のブライド
ルローラの張力変動によるチヤタマークの発生は少な
い。従つて、テンシヨンレベラ出側のデフレクタローラ
7,8又はピンチローラ10を省略することが可能であるこ
ともある。
テンシヨンレベラ出側のデフレクタローラ7,8はピン
チローラ10を省略した矯正装置の実施例を第4図及び第
5図に示す。
ストリツプの張力変動による影響は主にテンシヨンレ
ベラ入側のブライドルローラによるものである。つま
り、この張力変動を吸収する意味で、テンシヨンレベラ
の入側にのみデフレクタローラ5,6或はピンチローラ9
を設ければ、十分チヤタマークを防止できるわけであ
る。
また、これは特にストリツプが厚い場合等に相当し、
ストリツプの曲げ剛性が大きくなり、チヤタマークの発
生が生じづらくなることに起因する。
以上説明した本発明の矯正装置によれば、ブライドル
ローラの入側、又は出側、あるいは、入・出側の両方と
テンシヨンレベラ本体との間の位置で板材の上側及び下
側に、ブライドルローラからの該板材の張力変動を吸収
する張力変動抑制手段、又はブライドルローラからの張
力変動をしや断する回転抵抗体、あるいはデフレクタロ
ーラ、ピンチローラを設けた矯正装置、又は上記張力変
動抑制手段、回転抵抗体、デフレクタローラ、ピンチロ
ーラのうちの1つを板材の局部伸びを修正するテンシヨ
ンレベラ本体の伸張ローラユニツトの入側に設けた矯正
装置、更には、上記デフレクタローラ、ピンチローラの
表面を弾性体で被覆した矯正装置としたものであるか
ら、これらの張力変動抑制手段、回転抵抗体、デフレク
タローラ、あるいはピンチローラにより、テンシヨンレ
ベラ本体の前後にあるブライドルローラからの張力変動
を吸収できるので、板材の速度が低速であつてもチヤタ
マークの発生が防止でき、製品の品質低下がなくなり、
平坦度の要求が厳しいものにも対応でき、此種矯正装置
には非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である矯正装置の具体的構造
を示す構成図、第2図は第1図に示す矯正装置の概略構
成図、第3図乃至第5図はそれぞれ本発明の他の実施例
である矯正装置を示す概略構成図、第6図はチヤタマー
クの発生原因を説明するためのテンシヨンレベラ本体の
部分構成図、第7図は第6図の部分詳細図、第8図はテ
ンシヨンレベラ本体をストリツプが通過する際の曲率と
曲げモーメントによる曲げ履歴を示す特性図、第9図は
弾性体で被覆したデフレクタローラ或はピンチローラの
実施例である。 1……ストリツプ、2……テンシヨンレベラ本体、2A1,
2B1,2C1……大径ローラ、2A……伸張ローラユニツト、2
B……C反り修正ローラユニツト、2C……L反り修正ロ
ーラユニツト、3A,3B,4A,4B……ブライドルローラ、5,
6,7,8……デフレクタローラ、9,10……ピンチローラ、2
0……弾性体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−88921(JP,A) 特開 昭53−124156(JP,A) 特開 昭56−128623(JP,A) 実開 昭57−82415(JP,U) 実開 昭50−27140(JP,U)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンシヨンレベラ装置と、該テンシヨンレ
    ベラ装置の入側及び出側にそれぞれ配置されたブライド
    ルローラとを備え、前記入側と出側とブライドルローラ
    で板材に張力を加え、この状態で前記テンシヨンレベラ
    装置のローラ群で前記板材を曲げ伸張して該板材の平坦
    度を修正する矯正装置において、 前記入側ブライドルローラとテンシヨンレベラ装置との
    間の該板材の上側及び下側に、前記ブライドルローラか
    ら該板材を通じて伝達される該板材の張力変動を抑制す
    る張力変動抑制手段を設けたことを特徴とする矯正装
    置。
  2. 【請求項2】テンシヨンレベラ装置と、該テンシヨンレ
    ベラ装置の入側及び出側にそれぞれ配置されたブライド
    ルローラとを備え、前記入側と出側のブライドルローラ
    で板材に張力を加え、この状態で前記テンシヨンレベラ
    装置のローラ群で前記板材を曲げ伸張して該板材の平坦
    度を修正する矯正装置において、 前記入側ブライドルローラとテンシヨンレベラ装置との
    間及び前記出側ブライドルローラとテンシヨンレベラ装
    置との間のそれぞれの位置で該板材の上側及び下側に、
    前記入側及び出側ブライドルローラから該板材を通じて
    伝達される該板材の張力変動を抑制する手段を設けたこ
    とを特徴とする矯正装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の矯正装置に
    おいて、前記張力変動抑制手段は、回転抵抗体であるこ
    とを特徴とする矯正装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の矯正装置において、前記
    回転抵抗体は、少なくとも2個のデフレクタローラ又は
    上下一対のピンチローラであることを特徴とする矯正装
    置。
  5. 【請求項5】板材の局部伸びを修正する伸張ローラユニ
    ツト、板材の幅方向の反りを修正するC反り修正ローラ
    ユニツト、板材の長手方向の反りを修正するL反り修正
    ローラユニツトからなるテンシヨンレベラ装置と、該テ
    ンシヨンレベラ装置の入側と出側にそれぞれ設置された
    ブライドルローラとを備え、前記入側と出側のブライド
    ルローラで該板材に張力を加え、この状態で前記テンシ
    ヨンレベラ装置のローラ群で前記板材の平坦度を修正す
    る矯正装置において、少なくとも前記テンシヨンレベラ
    装置本体の前記伸張ローラユニツトの入側の位置で該板
    材の上側及び下側に、前記入側ブライドルローラから該
    板材を通じて伝達される張力変動を抑制する張力変動抑
    制手段を設けたことを特徴とする矯正装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の矯正装置において、前記
    ブライドルローラから板材を通じて伝達される張力変動
    を抑制する手段は、回転抵抗体であることを特徴とする
    矯正装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の矯正装置において、前記
    回転抵抗体は、少なくとも2個のデフレクタローラ又は
    上下一対のピンチローラであることを特徴とする矯正装
    置。
  8. 【請求項8】請求項4又は請求項7に記載の矯正装置に
    おいて、前記少なくとも2個のデフレクタローラは、そ
    の表面が弾性体で被覆されていることを特徴とする矯正
    装置。
  9. 【請求項9】請求項4又は請求項7に記載の矯正装置に
    おいて、前記上下一対のピンチローラは、その表面が弾
    性体で被覆されていることを特徴とする矯正装置。
  10. 【請求項10】請求項4又は請求項7に記載の矯正装置
    において、前記少なくとも2個のデフレクタローラは、
    少なくともその1個が上下駆動するように構成されてい
    ることを特徴とする矯正装置。
  11. 【請求項11】ブライドルローラで板材に張力を加え、
    この状態でテンシヨンレベラ装置のローラ群で該板材を
    曲げ伸張して該板材の平坦度を修正する矯正方法におい
    て、前記ブライドルローラで生じる前記板材の張力変動
    を、前記テンシヨンレベラ本体に入る前に、該板材の上
    下に設けられた回転抵抗体を前記板材に押し付けて前記
    張力変動を吸収し、該テンシヨンレベラ装置で該板材の
    平坦度を修正することを特徴とする矯正方法。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の矯正方法において、前
    記回転抵抗体は、少なくとも2個のデフレクタローラ、
    或いは上下一対のピンチローラのうちのいずれか一つで
    あることを特徴とする矯正方法。
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