JP2000140925A - H形鋼の圧延装置及び圧延方法 - Google Patents

H形鋼の圧延装置及び圧延方法

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JP2000140925A
JP2000140925A JP10315115A JP31511598A JP2000140925A JP 2000140925 A JP2000140925 A JP 2000140925A JP 10315115 A JP10315115 A JP 10315115A JP 31511598 A JP31511598 A JP 31511598A JP 2000140925 A JP2000140925 A JP 2000140925A
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Kazuo Omori
和郎 大森
Masashiro Imamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユニバーサル圧延機や圧延材に発生する種々の
左右非対称圧延要因に影響されずにH形鋼の曲がりの発
生を減少あるいは防止する。 【解決手段】ユニバーサル圧延機4の入側と出側の各々
に、フランジ外面に対向しかつフランジ外面に向かって
進退自在で、またその断面輪郭形状が入側では圧延前の
H形鋼のフランジ外面の断面形状と略同一であり、出側
では圧延後のH形鋼のフランジ外面の断面形状と略同一
である入側拘束ローラ6f1 、6f2 及び出側拘束ロー
ラ8f1 、8f2 を配設する。また、入側拘束ローラ6
1 、6f 2 及び出側拘束ローラ8f1 、8f2 の幅方
向中心位置を、垂直ロール10c、10dの幅方向中心
位置に略一致させている。そして、これら入側拘束ロー
ラ及び出側拘束ローラをフランジ両外面の略全面に当接
してフランジを拘束しながらH形鋼を圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニバーサル圧延
機を有するH形鋼の圧延装置及び圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、H形鋼のほとんどがユニバーサル
圧延機を使用して圧延製造されている。ユニバーサル圧
延機は、軸心が水平方向を向いている一対の水平ロール
と、水平ロールの軸心を含む所定の鉛直平面内に鉛直方
向を向く軸心を有する一対の垂直ロールとを備えた装置
であり、圧延材のウェブを一対の水平ロールが上下から
圧下する動作と、圧延材のフランジを一対の垂直ロール
と一対の水平ロールの側面で圧下する動作とを同時に行
うことによってH形鋼を圧延製造していく。
【0003】ところで、H形鋼を圧延製造する際には、
図9(a)に示す強軸方向の曲がり(以下、曲がりと称
する)や、図9(b)に示す弱軸方向の曲がり(以下、
反りと称する)が全体的、或いは局部的に生じやすい。
この曲がりや反りを矯正する方法として、ユニバーサル
圧延機での圧延条件を調整する方法が知られている。し
かし、H形鋼の曲がりや反りの発生には、ユニバーサル
圧延機の圧下アンバランスや被圧延材の形状不良など、
すなわち、ユニバーサル圧延機や圧延材に種々の上下左
右非対称圧延要因が影響しており、これら全ての要因に
対応してユニバーサル圧延機の圧延条件を微妙に調整す
ることは実際上困難で、安定して曲がりや反りのないH
形鋼を製造することは不可能である。
【0004】従って、圧延条件の調整でも曲がりや反り
が防止できない場合には、H形鋼を冷却して所定長さに
切断した後に矯正する方法が不可欠となる。この方法に
関しては、通常、反りに対してはローラ矯正機によりオ
ンラインで矯正を行っているが、曲がり矯正には、反り
矯正の場合と比較すると矯正荷重が著しく過大となるの
で、オフラインでプレス矯正処理を行っている。このよ
うに、オフラインによるプレス矯正処理を行うと作業能
率が低くなってしまい、H形鋼の物流能力を大きく阻害
してしまう。
【0005】このように、現状では、曲がりを効率的に
矯正することは困難である。この点、圧延中に曲がりや
反りを同時に防止する特開平8−257618号公報に
記載の先行技術が知られている。この技術は、形鋼を多
パスリバース圧延するユニバーサル圧延機の前面又は後
面に、上下方向曲がり(本願の反りに相当)を防止する
フランジ端部拘束ローラと左右曲がり(本願の曲がりに
相当)を防止するフランジ側部拘束ローラを有する装置
を、圧延ロールの前面又は後面(直出側が好適)に設置
して形鋼の反り及び曲がりの防止を図るものである。
【0006】しかし、この技術は、実質的には、圧延後
に圧延ロールと出側の拘束ローラの圧延機の片側2点で
のみ形鋼を拘束して矯正する技術であるために、反り及
び曲がりの防止効果は十分ではない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の未解決の課題に着目してなされたものであり、圧延
時に発生する曲がりを低減して、矯正効率の増大あるい
は矯正機を不要とできるH形鋼の圧延装置及び圧延方法
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、水平ロールと垂直ロールを
有するユニバーサル圧延機を有するH形鋼の圧延装置で
あって、該ユニバーサル圧延機の入側と出側の各々に、
フランジ外面に対向しかつフランジ外面に向かって進退
自在で、またその断面輪郭形状が入側では圧延前のH形
鋼のフランジ外面の断面形状と略同一であり、出側では
圧延後のH形鋼のフランジ外面の断面形状と略同一であ
る一対の拘束ローラを配設した装置である。
【0009】また、請求項2記載のH形鋼の圧延方法
は、ユニバーサル圧延機の入側及び出側でH形鋼のフラ
ンジ外面を拘束しながら圧延する方法である。さらに、
請求項3記載の発明は、請求項2記載のH形鋼の圧延方
法において、ユニバーサル圧延機の入側及び出側の各々
で、幅方向中心位置を前記垂直ロールの幅方向中心位置
に略一致させた拘束ローラをフランジ両外面の略全面に
当接してフランジを拘束しながら圧延する方法である。
【0010】なお、前記幅方向中心位置の意味は、後述
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るH形鋼
の圧延装置を平面図で示したものであり、H形に圧延さ
れて送り込まれてきた圧延材2rに対して上下方向及び
左右両側から同時に圧下力を加えてH形鋼2Rを製造す
るユニバーサル圧延機4と、ユニバーサル圧延機4の入
側直前に配置されて圧延材2rのフランジを外側から拘
束する入側拘束装置6と、ユニバーサル圧延機2の出側
直後に配置されてH形鋼2Rのフランジを外側から拘束
する出側拘束装置8とで構成されている。なお、本実施
形態はユニバーサル圧延機4が仕上げユニバーサル圧延
機の場合を示しており、このユニバーサル圧延機4の前
段(図1の上方)に粗ユニバーサル圧延機(図示せず)
が設置されており、その粗ユニバーサル圧延機で圧延さ
れた圧延材2rがユニバーサル圧延機4に送り込まれて
いる。
【0012】ユニバーサル圧延機4は、図2にも示すよ
うに、鉛直方向に延在する仮想平面M内において軸心P
a、Pbがそれぞれ水平方向を向いている上部水平ロー
ル10a及び下部水平ロール10bと、前記仮想平面M
内において前記軸心Pa、Pbと直交する鉛直方向にそ
れぞれの軸心がPc、Pdが向いている左側垂直ロール
10c及び右側垂直ロール10dとを備えており、粗ユ
ニバーサル圧延機で圧延された図3に示す断面形状の圧
延材2rからH形鋼を製造する。
【0013】すなわち、上部水平ロール10aと下部水
平ロール10bでウェブ2aを所定の圧下量で圧下す
る。また、左側垂直ロール10c、右側垂直ロール10
d及び上部、下部水平ロール10a、10bの側面でフ
ランジを所定の圧下量で圧下するとともに、フランジと
ウエブのなす角度を90°にする。
【0014】ここで、図1及び図2において符号Qで示
す一点鎖線は、一対の垂直ロール10c、10dの軸心
Pc、Pd間を水平方向に結んだ距離の中心位置である
(以下、符号Qを、一対の垂直ロール10c、10d間
の幅方向中心位置と称する)。
【0015】また、入側拘束装置6は、圧延材2rの左
側のフランジ2bを拘束する左側の入側拘束ロール6L
と、圧延材2rの右側のフランジ2c側を拘束する右側
の入側拘束ロール6Rとで構成されており、出側拘束装
置8も、H形鋼Rの左側のフランジ2bを拘束する左側
の出側拘束ロール8Lと、H形鋼2Rの右側のフランジ
2cを拘束する右側の出側拘束ロール8Rとで構成され
ている。
【0016】すなわち、左側の入側拘束ロール6Lは、
図1に示すように、ユニバーサル圧延機4の入側に一体
化した入側フレーム5aに固定されている円筒形状の本
体ブロック6aと、本体ブロック6aの内面に固定した
ブッシュ6bを介して左側のフランジ2bに直交する方
向に移動自在に保持されている移動軸6cと、移動軸6
c先端部のチョック6dに設けた垂直軸6eに回転自在
に支持され、左側のフランジ2bに当接している左側拘
束ローラ6f1 と、左側拘束ローラ6f1 から離間した
移動軸6cの端部に同軸に連結しながら圧下ナット6g
に螺合している圧下スクリュー6hと、圧下スクリュー
6hを正逆方向に回転しながら移動軸6cを軸方向に移
動させて左側拘束ローラ6f1 の移動量を制御する駆動
装置6iと、左側拘束ローラ6f1 に作用する荷重を測
定するロードセル6jとを備えている。また、右側の入
側拘束ロール6Rも、左側の入側拘束ロール6Lと左右
位置が逆転した構造であり、移動軸6c先端部のチョッ
ク6dに設けた垂直軸6eに回転自在に支持された右側
拘束ローラ6f2 が右側のフランジ2cに当接し、駆動
装置6iの制御により右側拘束ローラ6f2 の移動量が
調整可能となっている。なお、左右の拘束ローラ6
1 、6f2 は入側フレーム5aで一体化されている例
を示しているが、各々独立に配設してもよい。
【0017】また、左側の出側拘束ロール8L及び右側
の出側拘束ロール8Rも、図1に示すように、ユニバー
サル圧延機4の出側に一体化した出側フレーム5bに固
定されており、前述した左側の入側拘束ロール6L及び
右側の入側拘束ロール6Rと略同一の機構で左側拘束ロ
ーラ8f1 が左側のフランジ2bに当接し、右側拘束ロ
ーラ8f2 が右側のフランジ2cに当接している。な
お、符号が異なるが(6と8)添字が同一(例えばc、
i)の部材は、入側拘束装置6と同一構成部材なので説
明は省略する。
【0018】また、図4は、圧延材2rのフランジ2
b、2cを拘束している入側拘束装置6の左側の入側拘
束ローラ6f1 及び右側の入側拘束ローラ6f2 を示す
ものである。これらローラ6f1 、6f2 は、粗圧延機
で圧延されてきた圧延材2rのフランジ形状、すなわ
ち、内側に向けて“く”の字状に変形したフランジ2
b、2cの外側面の略全面に当接するように、圧延材2
rのフランジ外面の断面形状に略一致する断面輪郭をも
つ略算盤の珠形状に形成されている。そして、左側の入
側拘束ローラ6f1 及び右側の入側拘束ローラ6f
2 は、互いの入側ローラ間隔が圧延材2rのウェブ高さ
1 の寸法に略一致するように、且つ、入側ローラ間隔
6f1 、6f2 の軸心間を水平方向に結んだ距離の中心
位置である入側ローラの幅方向中心位置が前述した一対
の垂直ロール10c、10d間の幅方向中心位置Qに略
一致するように駆動装置6iによって所定の位置に移動
制御されている。
【0019】さらに、図5は、H形鋼2Rのフランジ2
b、2cを拘束している出側拘束装置8の左側の出側拘
束ローラ8f1 及び右側の出側拘束ローラ8f2 を示す
ものである。これらローラ8f1 、8f2 は、ユニバー
サル圧延機4で圧延されてきたH形鋼2Rのフランジ形
状、すなわち、平坦なフランジ2b、2cの外側面に当
接するように円筒形状に形成されている。そして、左側
の出側拘束ローラ8f 1 及び右側の出側拘束ローラ8f
2 は、互いの出側ローラ間隔がH形鋼2Rのウェブ高さ
2 寸法に略一致するように、且つ、出側ローラ間隔8
1 、8f2 の軸心間を水平方向に結んだ距離の中心位
置である出側ローラの幅方向中心位置が前述した一対の
垂直ロール10c、10d間の幅方向中心位置Qに略一
致するように駆動装置8iによって所定の位置に移動制
御されている。
【0020】上記構成のH形鋼の圧延装置によると、若
し、ユニバーサル圧延機4、或いは圧延材2rに左右方
向(ウェブ高さ方向)の左右非対称圧延要因が生じた状
態で圧延作業を行うと、その非対称圧延要因に応じて圧
延材2rが強軸方向に曲がろうとする曲げ応力が発生す
るが、前述した一対の入側拘束ローラ6f1 、6f2
圧延材2rの寸法に合わせてフランジ2b、2cを外側
から拘束し、且つ、一対の出側拘束ローラ8f1 、8f
2 がH形鋼2Rの寸法に合わせてフランジ2b、2cを
外側から拘束することにより、強軸方向に曲がろうとす
る曲げ応力に抗する圧縮応力が矯正力として作用するの
で、曲がりの小さいH形鋼2Rを圧延することができ
る。
【0021】すなわち、H形鋼を、入側拘束ローラ6f
1 、6f2 、圧延ロール、及び出側拘束ローラ8f1
8f2 の3点で拘束して圧延するので、圧延時に発生す
る曲がりを効果的に防止できる。また、入側拘束ローラ
6f1 、6f2 の存在によって、圧延前のH形鋼が蛇行
していても、圧延機に正確に導入できるという効果も得
られる。
【0022】この効果を、従来の圧延装置I(ユニバー
サル圧延機のみの装置)、従来の圧延装置II(圧延ロー
ルとその出側の2点で拘束するもの:本発明の装置から
入側拘束ローラを除いたもの)と比較しながら図6から
図8を参照して具体的に説明する。
【0023】図6は、ユニバーサル圧延機4の左側垂直
ロール10cの圧下量が、右側垂直ロール10dの圧下
量より増大してユニバーサル圧延機4に左右非対称圧延
要因が生じている状態を示すものである。このようにユ
ニバーサル圧延機4に非対称圧延要因が生じると、従来
の圧延装置Iでは図7に示すように右側のフランジ2c
側に曲がりが生じ、左側及び右側の垂直ロール10c、
10dの圧下量差が増大するにつれて曲がり量が増大し
ていく。また、従来の圧延装置IIでは、出側で曲がりを
矯正する効果はあるが、十分ではない。しかし、本実施
形態のように入側拘束ローラ6f1 、6f2 及び出側拘
束ローラ8f1 、8f2 でユニバーサル圧延機4の前後
で圧延中のH形鋼2r、2Rを拘束することにより、フ
ランジ2b側では圧縮応力が生じ、これがフランジ圧下
量を減少させる方向に働き、反対にフランジ2c側では
引張応力が生じ、これがフランジ圧下量を増加させる方
向に働くため曲がりがほとんど発生しない。この曲がり
防止効果は、拘束ローラの幅方向中心位置を垂直ロール
の幅方向中心位置に略一致させることによってさらに大
きくなる。
【0024】また、図8は、圧延材2rの左側のフラン
ジ2bの厚みt1 が、右側のフランジ2cの厚みt2
り増大して圧延材2rに非対称圧延要因が生じている状
態を示すものである。このように圧延材2rに非対称圧
延要因が生じると、従来の圧延装置Iでは図7に示すよ
うに右側のフランジ2c側に曲がりが生じ、左側及び右
側のフランジ2b、2cの厚み差(t1 −t2 )が増大
するにつれて曲がり量が増大していく。従来の圧延装置
IIでは、出側で曲がりを矯正する効果はあるが十分では
ない。しかし、この場合でも、本実施形態は、図6の場
合と同様の矯正力が作用するので、左側及び右側のフラ
ンジ2b、2cの厚み差(t1 −t2 )が増大しても曲
がりがほとんど発生しない。
【0025】したがって、本実施形態のH形鋼の圧延装
置は、ユニバーサル圧延機4の圧下アンバランスや圧延
材2rの左右方向(ウェブ高さ方向)の形状不良など種
々の左右非対称圧延要因が生じても、安定して曲がりの
小さいH形鋼を製造することができる。
【0026】以上、実施形態は仕上げユニバーサル圧延
機について説明したが、入側及び出側の拘束装置6、8
は、粗ユニバーサルミルにも設置して同様の効果が得ら
れ、粗ユニバー圧延機での往復圧延時のかみこみトラブ
ルや仕上げユニバーサル圧延機へのかみこみトラブルが
防止できる。ただし、粗ユニバーサルミルでの圧延材は
入側、出側とも図3の2rの断面形状をしているため、
拘束ローラの形状は入側、出側とも図4に示した形状の
ものとする。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
圧延材が送り込まれるユニバーサル圧延機の入側と圧延
後のH形鋼が送り出されるユニバーサル圧延機の出側で
フランジの両外面を拘束しながら圧延するようにしたの
で、ユニバーサル圧延機の圧下アンバランスや圧延材の
左右方向(ウェブ高さ方向)の形状不良など種々の左右
非対称圧延要因が生じても、微妙な圧延条件の調整を行
うことなく、安定して曲がりの小さいH形鋼を製造する
ことができる。
【0028】その結果、従来の曲げ矯正で行っていたオ
フラインによるプレス矯正処理などが減少あるいは不要
となるので、作業能率やH形鋼の物流能力の低下を減少
でき、さらには矯正機が不要となるので設備費の低減化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す平面図図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】粗ユニバーサル圧延機で圧延した圧延材の断面
形状を示す図である。
【図4】図1のIII −III 線矢視図である。
【図5】図1のVI−VI線矢視図である。
【図6】ユニバーサル圧延機に左右非対称圧延要因が生
じたときの本発明と従来装置との曲がり量を比較した図
表である。
【図7】本発明に係る拘束ローラを備えていないユニバ
ーサル圧延機によって曲がりが発生した状態を示す模式
図である。
【図8】圧延材に左右非対称圧延要因が生じたときの本
発明と従来装置との曲がり量を比較した図表である。
【図9】H形鋼の圧延時に発生する曲がり及び反りを示
す図である。
【符号の説明】
2a ウェブ 2b 左側のフランジ 2c 右側のフランジ 2R H形鋼 2r 圧延材 4 ユニバーサル圧延機 6 入側拘束装置 6f1 左側の入側拘束ローラ 6f2 右側の入側拘束ローラ 6L 左側の入側拘束ロール 6R 右側の入側拘束ロール 8 出側拘束装置 8f1 左側の出側拘束ローラ 8f2 右側の出側拘束ローラ 8L 左側の出側拘束ロール 8R 右側の出側拘束ロール 10a、10b 水平ロール 10c、10d 垂直ロール H1 圧延材のウェブ高さ H2 H形鋼のウェブ高さ Q 一対の垂直ロール間の幅方向中心位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平ロールと垂直ロールを有するユニバ
    ーサル圧延機を有するH形鋼の圧延装置であって、 該ユニバーサル圧延機の入側と出側の各々に、フランジ
    外面に対向しかつフランジ外面に向かって進退自在で、
    またその断面輪郭形状が入側では圧延前のH形鋼のフラ
    ンジ外面の断面形状と略同一であり、出側では圧延後の
    H形鋼のフランジ外面の断面形状と略同一である一対の
    拘束ローラを配設したことを特徴とするH形鋼の圧延装
    置。
  2. 【請求項2】 ユニバーサル圧延機の入側及び出側でH
    形鋼のフランジ外面を拘束しながら圧延することを特徴
    とするH形鋼の圧延方法。
  3. 【請求項3】 ユニバーサル圧延機の入側及び出側の各
    々で、幅方向中心位置を前記垂直ロールの幅方向中心位
    置に略一致させた拘束ローラをフランジ両外面の略全面
    に当接してフランジを拘束しながら圧延することを特徴
    とする請求項2記載のH形鋼の圧延方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196278A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Jfe Steel Kk 形鋼のユニバーサル圧延機及びユニバーサル圧延方法
JP2010012497A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Nippon Steel Corp ユニバーサル圧延機及びユニバーサル圧延機における被圧延材の矯正方法

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