JP2502942Y2 - 埋設物探知装置 - Google Patents

埋設物探知装置

Info

Publication number
JP2502942Y2
JP2502942Y2 JP1193392U JP1193392U JP2502942Y2 JP 2502942 Y2 JP2502942 Y2 JP 2502942Y2 JP 1193392 U JP1193392 U JP 1193392U JP 1193392 U JP1193392 U JP 1193392U JP 2502942 Y2 JP2502942 Y2 JP 2502942Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
distance
echo signal
display
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1193392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0745095U (ja
Inventor
礒一 田中
富夫 堀田
俊雄 古谷
晃 木下
俊光 野津
Original Assignee
株式会社光電製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社光電製作所 filed Critical 株式会社光電製作所
Priority to JP1193392U priority Critical patent/JP2502942Y2/ja
Publication of JPH0745095U publication Critical patent/JPH0745095U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Application granted granted Critical
Publication of JP2502942Y2 publication Critical patent/JP2502942Y2/ja
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は地下埋設物等の埋設物を
探知する埋設物探知装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうした装置として、レーダの測定用パ
ルスをくり返し発射して地下埋設物から得られるエコー
信号を、Y軸を探知距離とする表示画面のY軸の1本の
線を表すエコー情報として表示するとともに、エコー信
号を得る探知部が所定距離だけ移動する度に得られる距
離パルスにより表示画面上に距離マークを表示して、埋
設物の大きさを判断し得るようにしたもの(以下、従来
技術(1)という)が特開昭55−156879 など
により開示されている。
【0003】こうしたY軸を探知距離として表示する魚
群探知装置において、同時に移動されられながら所定距
離だけ前後に離れて探知した2つの探知信号を、1つの
記録また表示画面上に表示位置関係を一致させて表示す
るとともに、その一致時点の1つの探知信号を表示する
か、または、各探知信号を各所定回数分をその一致時点
の1つの表示線上に重ねて表示するように、表示用メモ
リに取り込みを行うようにしたもの(以下、従来技術
(2)という)が特開昭55−10542・特開昭55
−23486などにより開示され、また、X軸側の表示
を記録紙の送り量とし、Y軸側の探知距離を記録ペンの
走査量として表示する記録式の魚群探知装置において、
記録紙の送り速度を船速に対応して変化させることによ
り、走査表示線の間隔を粗密変化させて記録紙の送り量
が移動距離に対応するようにしたもの(以下、 従来技術
(3)という)が実開昭54−131859などにより
開示されている。
【0004】さらに、探知距離を半径とし、探知方向を
角度としたPPI表示のレーダ表示装置において、エコ
ー情報を方位メモリのカウントと対応して積分するとと
もに、方位メモリのカウントによりレーダアンテナの方
位角度を制御するようにしたもの(以下、従来技術
(4)という)が特開昭48−90692などにより開
示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記の従来技術(1)
・従来技術(2)のものでは、探知信号の表示線の走査
は距離パルス信号には無関係に所定の繰返速度で表示さ
れているため、アンテナの移動速度の変化によって、各
距離マーク間の表示間隔が伸縮変化してしまうので、地
下埋設物の表示像が実態と一致しない探知像になってし
まうという不都合が生じてしまう。
【0006】こうした不都合を解消するため、従来技術
(3)の技術思想を導入したとすれば、表示画面のY軸
表示線を粗密変化させることになり、表示用の主メモリ
の記憶アドレス量と読出速度とを、移動速度の遅速に合
わせて変化させるようにしなければならず、構成が複雑
化してしまい、軽便安価なものにして提供し得なくなる
という不都合が生じてしまう。
【0007】また、エコー信号を積分または平均化して
エコー情報をS/N比のよいものにするため、従来技術
(4)の技術思想を導入したとすれば、探知方向の単位
角度変化を移動距離の変化に置き換えることになり、細
かい単位移動距離当たりに所定回数の測定用パルスを送
信して得られたエコー情報を、その所定回数分だけ積分
するようにしなければならず、高価な送信電力回路など
を、それに見合った複雑な回路構成にしなければなら
ず、軽便安価なものにして提供し得なくなるという不都
合が生じてしまう。
【0008】このため、こうした不都合のないものを軽
便安価な構成で提供することが望まれているという課題
がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
測定用パルスをくり返し発射して地下埋設物等の埋設物
から得られるエコー信号をバツフアメモリに一時記憶さ
せた信号を、X軸を移動距離軸または時間軸とし、Y軸
を探知距離とする表示画面に表示信号を与えるための主
メモリに、Y軸の1本の線を表すエコー情報(以下、Y
軸線情報という)として記憶することにより、表示画面
に、埋設物の探知像の表示を行うとともにエコー信号を
得る探知機が所定距離だけ移動する度に得られる距離パ
ルスにもとづく表示をも行うようにした埋設物探知装置
において、上記の測定用パルスを移動距離に無関係に周
期的に発射してエコー信号を得る手段と、上記のX軸を
移動距離軸とする動作(以下、移動距離軸動作という)
と上記のX軸を時間軸とする動作(以下、時間軸動作と
いう)とを切り替えるための切替手段と、上記の切替手
段を移動距離軸動作に切り替えることにより、距離パル
スによって、距離パルスの直後の前記エコー信号から次
の距離パルスまでの間のエコー信号を積分または平均化
した処理信号にもとづいて上記の表示画面を得る処理情
報距離軸表示手段と、上記の切替手段を時間軸動作に切
り替えることにより、エコー信号が得られた時間どおり
に、そのまま上記の表示画面に表示する無処理情報時間
軸表示手段とを設けることにより、上記の課題を解決し
得るようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下、図により実施例を説明する。地中等に
埋設されたケーブル、ガスまたは水道管等の地下埋設物
(以下、物標という)に対し、地上から電波を放射し
て、これらの物標からのエコーを受信し、その位置、深
さ等を測定するレーダ方式による地下埋設物の探知機で
は、一定周期で測定用パルスをくり返し発射し、その反
射信号、即ち、エコー信号を受信する探知機を物標上を
移動させて、得られたエコー信号をバツフアメモリを介
して主メモリに記憶し、この記憶内容を読み出して物標
像を表示する。
【0011】しかし、探知機の移動が一定速度では行え
ないので、一定の移動距離ごとに移動パルスを発生し、
この移動パルスによりバツフアメモリに対するエコー信
号の一時記憶を制御することなどによって、エコー信号
を無駄なく利用するとともに、表示される物標像が正確
に表示されるようにしたものであり、図1において、1
は、測定用パルスの送受信器、アンテナおよび受信エコ
ーのA/D変換器等よりなる探知部で、これは移動車両
等により地表面上を移動させる。
【0012】2は探知部1が所定の距離だけ移動する度
に距離パルスを発生する距離センサー、3はバツフアメ
モリ、4はバツフアメモリ3への書込み時間を制御する
回路であり、5は切替スイッチで、a側は後述するブラ
ウン管表示器9のX軸を距離軸とする場合、即ち、距離
対エコー情報時、b側はこれが時間対エコー情報時、即
ち、従来の表示手段の場合である。
【0013】6は主メモリ、7は表示制御回路、8は距
離センサー2よりの距離パルスを積算等により前記距離
軸上に数字で基準地点からの移動距離を表示させるため
の数字回路、9はブラウン管表示器である。
【0014】切替スイッチ5がa側に切り替えられて、
距離対エコー情報になっている状態では、探知部1より
のエコー信号は、距離センサー2の一定距離ごとに発生
する距離パルスで駆動される書き込み時間を制御する回
路4によって、バツフアメモリ3に一時記憶される。
【0015】なお、かかる回路4での制御は、距離セン
サー2よりの距離パルスの直後のエコー信号から次の距
離パルスまでの間のエコー信号の積分または平均化をす
る処理を行うもので、エコー信号を積算してS/ N比を
良くするように処理しているものである。
【0016】また、距離センサー2より発生する距離パ
ルスの距離間隔は、必要とする測定の分解能であり、そ
の目的により適宜に選定するが、一般には2cm〜20
cmとする。
【0017】以上のようにして、制御されたエコー信号
は、バツフアメモリ3に一時記憶させることをくり返し
実施し、これを主メモリ6に導くが、この場合、表示制
御回路7は、主メモリ6に新たな制御されたエコー情報
が書き込まれるごとに、最も古い情報が消されて、ブラ
ウン管表示器9のブラウン管面上の表示画像が探知部1
の移動距離に応じて移動するように情報の書き込み、読
み出しを制御する。
【0018】また、切替スイッチ5がb側に切り替えら
れて、時間対エコー情報になっている状態では、X軸は
時間軸になるので、従来のものと同様に、エコー信号が
得られた時間どおりに、そのまま表示される。
【0019】図2は、上記の距離対エコー情報の状態に
おいて、数字回路8により数字による距離表示を行な
い、探知した物標が1個の場合におけるブラウン管表示
器9の表示画面の表示例で、X軸が距離、Y軸はエコー
情報、即ち、物標までの距離である。
【0020】10は探知部1における送信パルスの発振
線、即ち、測定開始信号、11はエコー情報を1本の表
示線で示したラスター走査線、12はエコー情報、13
は数字回路8により数字化された距離である。
【0021】なお、以上の本考案の説明は、地表面上を
移動し、地下埋設物の探知を行う場合について述べた
が、これは高層建築物等の垂直面を移動させ、所望の物
標探知にも使用可能なことは当然であり、そうした物標
を埋設物として探知する場合の埋設物探知装置にも、本
考案を適用し得るものである。
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、以上のように、切替ス
イッチ5をa側にして距離対エコー情報の状態にした場
合においては、距離センサー2から所定距離だけ移動す
る度に得られる距離パルスによって、距離パルスの直後
のエコー信号から次の距離パルスまでの間のエコー信号
を積分または平均してバツフアメモリにエコー情報とし
て記憶するように制御することにより、距離パルスの直
後のエコー信号から次の距離パルスの間までのエコー信
号を無駄なく利用して、表示画面におけるY軸の1本の
線を表すためのエコー情報を、元の情報頻度(エコー信
号の頻度)を多くして S/ N比を良くしたものによっ
て得ているため、良質の探知表示が行えるとともに、表
示画面のX軸が距離に対応した表示になるため、物標、
つまり、埋設物の形状が変形させられることがなく、正
確で判断し易い形状で表示することができる。
【0023】また、こうした構成を、距離パルスによっ
て、距離パルスの直後のエコー信号から次の距離パルス
までの間のエコー信号を積分または平均してバツフアメ
モリにエコー情報として記憶するように制御する回路と
いう簡便安価な構成の付加で済ませることができるの
で、測定用パルスの発射動作を移動速度の変化に関連付
けて動作させたり、表示用の主メモリの記憶アドレスと
読出速度とを移動速度に合わせて変化させたりするよう
な複雑な構成などが不要になり、装置を簡便安価にして
提供し得るなどの特長がある。
【0024】さらに、本考案によれば、探知機の移動速
度を遅くすると、距離パルスの直後のエコー信号から次
の距離パルスまでの間に得られるエコー信号の回数を増
加させたことになるため、表示するエコー情報のS/N
を向上させたいときには、単に、探知機の移動速度をな
るべく遅くさせるだけで目的を果し得るほか、埋設物の
移動距離方向における形状の細かい変化を拡大して表示
したいときには、切替スイツチ5をb側の時間対エコー
情報の表示手段に倒して、探知機の移動速度を遅くさせ
るだけで、埋設物の形状を移動距離方向に長く引き伸ば
すことが可能で、しかも、この場合、探知機を停止させ
ても不都合がないなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示し、各図は次の内容は次のとおりであ
る。
【図1】本考案のブロック構成図
【図2】本考案のブラウン管表示器の表示画像図
【符号の説明】
1 探知部 2 距離センサー 3 バツフアメモリ 4 制御回路 5 切替スイッチ 6 主メモリ 7 表示制御回路 8 数字回路 9 ブラウン管表示器 10 発振線 11 ラスター走査線 12 エコー情報 13 数字信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−156879(JP,A) 特開 昭55−23486(JP,A) 特開 昭55−10542(JP,A) 特開 昭48−90692(JP,A) 実開 昭54−131859(JP,U) HEWLETT−PACKARD J OURNAL,〜4月号!(1968) (米),CHARLES R.TRIM BLE,P.2−13 信学技報,77〜140!(1977−10− 20),電子通信学会,P.59−64

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定用パルスをくり返し発射して地下埋
    設物等の埋設物から得られるエコー信号をバツフアメモ
    リに一時記憶させた信号を、X軸を移動距離軸または時
    間軸とし、Y軸を探知距離とする表示画面に表示信号を
    与えるための主メモリに、前記Y軸の1本の線を表すエ
    コー情報(以下、Y軸線情報という)として記憶するこ
    とにより、前記表示画面に、前記埋設物の探知像の表示
    を行うとともに、前記エコー信号を得る探知機が所定距
    離だけ移動する度に得られる距離パルスにもとづく表示
    をも行うようにした埋設物探知装置(以下、装置とい
    う)であって、 a.前記測定用パルスを前記移動距離に無関係に周期的
    に発射して前記エコー信号を得る手段と、 b.前記X軸を移動距離軸とする動作(以下、移動距離
    軸動作という)と前記X軸を時間軸とする動作(以下、
    時間軸動作という)とを切り替えるための切替手段と、 c.前記切替手段を前記移動距離軸動作に切り替えるこ
    とにより、前記距離パルスによって、前記距離パルスの
    直後の前記エコー信号から次の距離パルスまでの間の前
    記エコー信号を積分または平均化した処理信号にもとづ
    いて前記表示画面を得る処理情報距離軸表示手段と、 d.前記切替手段を前記時間軸動作に切り替えることに
    より、前記エコー信号が得られた時間どおりに、そのま
    ま前記表示画面に表示する無処理情報時間軸表示手段と
    を具備することを特徴とする装置。
JP1193392U 1992-01-27 1992-01-27 埋設物探知装置 Expired - Lifetime JP2502942Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1193392U JP2502942Y2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 埋設物探知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1193392U JP2502942Y2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 埋設物探知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0745095U JPH0745095U (ja) 1995-12-19
JP2502942Y2 true JP2502942Y2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=11791475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1193392U Expired - Lifetime JP2502942Y2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 埋設物探知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2502942Y2 (ja)

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
HEWLETT−PACKARDJOURNAL,〜4月号!(1968)(米),CHARLESR.TRIMBLE,P.2−13
信学技報,77〜140!(1977−10−20),電子通信学会,P.59−64

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0745095U (ja) 1995-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5905455A (en) Dual transmitter visual display system
EP0395733B1 (en) Scanning sonar system
JP3849999B2 (ja) 方向検出可能魚群探知機
JP4787400B2 (ja) 探知装置
JP2502942Y2 (ja) 埋設物探知装置
JP3145592B2 (ja) 車両用障害物検知装置
JPH037825Y2 (ja)
JPH0812245B2 (ja) ソナーの上下浮動補償方法及び装置
JP3429362B2 (ja) 魚群探知器
JP3323292B2 (ja) レーダ画像真位置計測装置
JP3049516B2 (ja) 魚群探知機
JP3088557B2 (ja) 魚群探知機
JPH0339744Y2 (ja)
JP3188055B2 (ja) 魚群監視装置
JPH0113042B2 (ja)
JP3011818B2 (ja) 魚群探知機
US5077559A (en) Radar apparatus
JPH05223934A (ja) 魚群探知機
JPH0112220Y2 (ja)
JP3529006B2 (ja) 魚群探知機
JP3157894B2 (ja) 魚群探知機
JPH046487A (ja) 水中探知機能を備えた水中位置検出装置
JPS61271484A (ja) 埋設物探査装置
JPH024871B2 (ja)
JP2654902B2 (ja) 魚群探知機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960123