JP2502199B2 - メタルハニカムの巻取り方法及び装置 - Google Patents

メタルハニカムの巻取り方法及び装置

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JP2502199B2
JP2502199B2 JP3020126A JP2012691A JP2502199B2 JP 2502199 B2 JP2502199 B2 JP 2502199B2 JP 3020126 A JP3020126 A JP 3020126A JP 2012691 A JP2012691 A JP 2012691A JP 2502199 B2 JP2502199 B2 JP 2502199B2
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清一 丸元
弘 福地
安部  洋一
哲朗 猪又
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属箔等からなる円筒状
のメタルハニカムの巻取り方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属箔等からなるメタルハニカムは、
熱伝導が良好であり、薄くでき、熱衝撃や機械的振
動に強い等の性質があるため、自動車用触媒、熱交換器
として用いるのに好適である。従来のメタルハニカムの
多量生産に適した製作方法としては特開昭62−254
936や特開平1−231946に示されるように、平
板と波板を2重に円筒状に巻取ってハニカムを成形する
ことが一般に行われているが、近年これらのメタルハニ
カムを円筒体に収納した孔あき円筒状のメタルハニカム
が需要を増してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】孔あき円筒状のメタル
ハニカムでは外径はもとより内径も安定した寸法にする
必要があるが、上記従来のメタルハニカム体の製作寸法
と同様に、目標値のメタルハニカム内径寸法を持ったマ
ンドレルに平板と波板を直接2重に巻きつけ所定の外径
にメタルハニカムを製作した場合にはマンドレルを抜い
た時、内径が緩んで寸法が変化し、所定の寸法精度を持
った孔あき円筒状メタルハニカム体とすることができな
いという問題点がある。
【0004】本発明は上記の問題点を解消するために為
されたもので、マンドレル抜取後も外径寸法、内径寸法
共に安定なメタルハニカムを作製し、精度の安定な孔あ
き円筒状のメタルハニカムが得られるメタルハニカムの
巻取方法及び巻取装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板を巻取マ
ンドレル上に1周以上巻きつけて接合して始端側に径安
定な円筒体を形成した後に該円筒体周面と平板間に波板
を送り込みながら波板を平板と共に巻取ることを特徴と
するメタルハニカムの巻取り方法であり、第2の発明
は、第1の発明を実施する場合に好適な円筒状メタルハ
ニカムの巻取装置で平板と波板とを巻取る巻取マンドレ
ルと、平板と波板の巻取り中及びまたは巻取り後の円筒
状メタルハニカムの端面を揃えるための端面プレスを有
し、該端面プレスの出力が2段以上の可変出力になって
いることを特徴とするものであり、第3の発明は第2の
発明において出力の異なる複数の端面プレスを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0006】本発明においては、メタルハニカムの内径
を安定させた後平板と波板を巻取り、巻取マンドレルを
抜いた後も内径、外径共に安定したかつ端面も揃った安
定形状の円筒状のメタルハニカムを得ることができる。
即ち、先ず、巻取マンドレルに平板のみを1周以上巻き
つけて、平板の先端側を円筒状を形成して接合すること
によって、該円筒状部の径を固定してから、平板と波板
とを所定の外径を得るまで2重巻きして巻取り仮止めし
て孔あき円筒状のメタルハニカムを製作することによ
り、内径、外径共に、寸法精度の確得ができる。
【0007】なおこのような巻取方法を行うと、初期巻
時の内径固定時と最終外径寸法固定時の2度にわたり溶
接などによる固定が必要であるが、2度とも端面が巻取
不揃いでない状態で固定する必要がある。巻取時の端面
を揃える方法としては固定ガイド法や巻取柱と板の幅方
向位置を位置合わせ制御しながら巻取る方法などがある
が、前者は精度的に不足であり、後者は設備費が高い上
に2重巻でこれを行うには技術的にも困難である。本発
明者等の検討によると平板1のみでの初期巻において
も、波板2と平板1を相当回数巻付けた最終巻において
もハニカム素材の箔が座屈しない状態で端面からのプレ
スにより巻取コアの端面揃えが可能な条件があることを
見出したが、初期の端面揃えにおいては、最小では厚さ
約50μmの金属箔一巻の耐力(座屈強さ)しかないの
に対し、最終の端面揃えでは巻数が多くなっているため
端面揃えのための必要出力も耐力も一桁以上初期巻時の
端面揃えに対して大きく、この両方を満足するために端
面プレス出力を多段に制御する手段を設けたものであ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の巻取りマンドレルへの初期
巻法を示した斜視図であり、図示していない送り装置で
平板1を巻取りマンドレル10上で一周とスポット溶接
用の重ね代分巻きつけ、これをスポット溶接して平板1
からだけなる円筒を形成した後に、図示していない送り
装置で波板2の先端を平板1の1周目と2周目の間に差
込んで図示していないマンドレル10の駆動装置により
2重巻を開始し、これの巻付量を増して所定寸法の外径
の円筒状のメタルハニカムを得る。
【0009】図2は、2段出力を液圧の設定回路で得る
ようにした端面揃え用の端面プレスを持つ、本発明の巻
取装置の一実施例であり、減圧弁16の設定圧P1 を高
圧に設定し、減圧弁17の設定圧P2 はP1 の約1/1
0の低圧に設定して切換弁15でこれらの圧力を選択す
る。可動側サイドガイド板12は方向制御弁14で作動
する液圧シリンダ13により押付、退避動作を行うが、
平板1のみによる初期巻時は退避位置にいて巻付けの粗
ガイドとし、巻取りマンドレル10へ平板1を初期巻後
平板1の固定溶接を行う前に、切換弁15で低圧P2
を選択し、方向切換弁14にて低出力押付を行い固定サ
イド板11との間に挟んで初期巻平板1の端面揃えを実
施する。その後再度可動側サイドガイド板12は退避
し、これを粗ガイドとして波板2と平板1の2重巻取り
を、図示していない駆動装置で駆動される巻取りマンド
レル10で行い、所定外径寸法のハニカム円筒体3の状
態になるまで巻取ると波板2及び平板1を切断する。
【0010】その後、切換弁15で高圧P1 側を選択
し、方向切換弁14にて可動側サイドガイド板12を高
出力で押付作動させ、固定板11との間でハニカム円筒
体3を挟みつけてハニカム円筒体の全端面を揃えた後、
最外周を固定溶接して外径寸法を固定する。なお波板2
及び平板1の切断時巻き緩みが生じないように押え手段
を設けることが好ましく、また寸法の固定法は初期巻時
及び最外周時のいずれも溶接に限られるものではない。
【0011】図3は平板1のみの初期巻後の低出力端面
揃え手段を固定サイド板11の内径部に設けたもので、
低出力端面揃えは部分端面プレス12a、シリンダ13
aとこれを制御する方向切換弁14aで行い、その出力
は減圧弁17で設定する。最外周固定前の高出力端面揃
えは可動側サイドガイド板12bを高出力シリンダ13
bで押付けて行うが、部分端面プレス12aを固定サイ
ド板11で機械的に受けるようにしているので、高出力
シリンダ13bの力は低出力シリンダ13aには作用し
ない。このような構成にすれば低出力サイドプレス系と
高出力サイドプレス系のシリンダ径、作動流体(液圧、
空圧)を任意に選べ、大きな出力差が得られるので初期
巻時の平板1の座屈の防止と最終時の端面揃えの確実性
が向上する。本例では低出力端面揃え手段を固定側に設
けたが、これを可動側サイドガイド板12b側に設けて
もその作用は全く同じである。推力の出力手段として説
明を容易にするためにシリンダを用いた例を本実施例と
したが、他の出力手段を用いても全く同様の効果を得
る。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るメタルハニカムの巻取り方
法及び装置によれば、安定した内径寸法と外径寸法を有
した孔あき円筒状ハニカムを製造することが可能であ
り、その構成が平板1のみの巻取り、低出力端面プレ
ス、溶接などによる周長固定、波板2と平板1の2重巻
取り、高出力端面プレス、溶接などによる外径周長固定
とシンプルなので自動プロセスとすることも容易で多量
生産にも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取りマンドレルへの初期巻法を示し
た斜視図。
【図2】本発明の端面プレス力を液圧で2段可変出力と
した実施例図。
【図3】端面プレス力を高出力、低出力それぞれの制御
系を持つ2つのプレス手段として設けた本発明の実施例
図。
【符号の説明】
1 平板 2 波板 10 巻取りマンドレル 11 固定サイド板 12 可動サイド板
フロントページの続き (72)発明者 猪又 哲朗 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社 名古屋製鐵所内 (72)発明者 太田 仁史 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社 名古屋製鐵所内 (56)参考文献 実開 昭63−140116(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板を巻取りマンドレル上に一周以上巻
    きつけて接合して寸法安定な円筒体を形成した後に、円
    筒体周面と平板間に波板を送り込みながら波板を平板と
    共に巻きつけることを特徴とするメタルハニカムの巻取
    り方法。
  2. 【請求項2】 平板と波板とを巻取る巻取りマンドレル
    と、平板と波板の巻取中及びまたは巻取後の円筒状メタ
    ルハニカムの端面を揃えるための端面プレスを有し、該
    端面プレスの出力が2段以上の可変出力になっているこ
    とを特徴とする円筒状メタルハニカムの巻取り装置。
  3. 【請求項3】 端面プレスが出力の異なる複数の端面プ
    レスを備えていることを特徴とした請求項2記載のメタ
    ルハニカムの巻取り装置。
JP3020126A 1991-02-13 1991-02-13 メタルハニカムの巻取り方法及び装置 Expired - Lifetime JP2502199B2 (ja)

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