JP2502072B2 - 紙葉類の放出、回収装置 - Google Patents
紙葉類の放出、回収装置Info
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- JP2502072B2 JP2502072B2 JP61296790A JP29679086A JP2502072B2 JP 2502072 B2 JP2502072 B2 JP 2502072B2 JP 61296790 A JP61296790 A JP 61296790A JP 29679086 A JP29679086 A JP 29679086A JP 2502072 B2 JP2502072 B2 JP 2502072B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、現金自動取引装置、現金自動支払機等にお
いて、分離、計数後、トレイ上に堆積された紙幣等を放
出口へ送り出し、放出口の取忘れ紙幣等をトレイ上に戻
し回収する紙葉類の放出、回収装置に関するものであ
る。
いて、分離、計数後、トレイ上に堆積された紙幣等を放
出口へ送り出し、放出口の取忘れ紙幣等をトレイ上に戻
し回収する紙葉類の放出、回収装置に関するものであ
る。
従来の紙葉類放出、回収装置は、第12、13、14図に示
すように、羽根車1によりトレイ2上に堆積された紙葉
100を、ベルト6に連結されてトレイ1上の紙葉搬送方
向に前進、後退するフォーク32により放出口17へ押し出
し、放出口17で取忘れられた紙葉100を回収する際に
は、放出口17付近に配置した回収ローラ60と押えローラ
61とで取忘れ紙葉を挟持して回収ローラ60の回転力によ
りトレイ2上に戻し、その後トレイ2を揺動下降させ、
トレイ上の取忘れ紙葉を上下一対の搬送ベルト24、25に
より挟持して紙葉回収箱19へ収納する構成となってい
た。第12図はトレイ上に紙葉が堆積した状態を、第13図
は紙葉が放出口まで到達した状態を、第14図はトレイが
回収収納位置まで揺動下降した状態を示している。な
お、4はベルト6の駆動用モータ、5はベルト駆動軸、
20はトレイ2の揺動用モータ、21は揺動用カム、62はト
レイ2上に戻した取忘れ紙葉とトレイ2上に堆積した時
点ですでに異常と判定された紙葉とを区別して紙葉回収
箱19に収納するため、上下一対の搬送ベルト24、25で構
成される搬送路ゲートを切換えるゲート切換用モータで
ある。
すように、羽根車1によりトレイ2上に堆積された紙葉
100を、ベルト6に連結されてトレイ1上の紙葉搬送方
向に前進、後退するフォーク32により放出口17へ押し出
し、放出口17で取忘れられた紙葉100を回収する際に
は、放出口17付近に配置した回収ローラ60と押えローラ
61とで取忘れ紙葉を挟持して回収ローラ60の回転力によ
りトレイ2上に戻し、その後トレイ2を揺動下降させ、
トレイ上の取忘れ紙葉を上下一対の搬送ベルト24、25に
より挟持して紙葉回収箱19へ収納する構成となってい
た。第12図はトレイ上に紙葉が堆積した状態を、第13図
は紙葉が放出口まで到達した状態を、第14図はトレイが
回収収納位置まで揺動下降した状態を示している。な
お、4はベルト6の駆動用モータ、5はベルト駆動軸、
20はトレイ2の揺動用モータ、21は揺動用カム、62はト
レイ2上に戻した取忘れ紙葉とトレイ2上に堆積した時
点ですでに異常と判定された紙葉とを区別して紙葉回収
箱19に収納するため、上下一対の搬送ベルト24、25で構
成される搬送路ゲートを切換えるゲート切換用モータで
ある。
上記従来技術では、トレイ2上に自由な状態で堆積し
た紙葉100をそのままフォーク32により放出口17へ押し
出す構成となっているため、強い折りぐせを持った紙葉
は、第12図に示すように、前端がトレイ2の上面より浮
き上がった状態で放出口17へ押し出され、その際、紙葉
100の前端が押えローラ61等に当って円滑な送り出しが
できず、紙葉の折れ、めくれ等の障害が発生する。ま
た、取忘れ紙葉は回収ローラ60と押えローラ61で挟持し
てトレイ上に戻し回収しているが、トレイ2の幅方向両
側に配置されたローラ60、61の回転力のアンバランスや
紙葉との間の摩擦力のアンバランスにより、紙葉が搬送
方向に対し斜めになってしまい、その後、トレイ2から
搬送ベルト24、25により紙葉を紙幣回収箱19へ収納する
過程で、ジャム等の障害を発生しやすいという問題点が
あった。
た紙葉100をそのままフォーク32により放出口17へ押し
出す構成となっているため、強い折りぐせを持った紙葉
は、第12図に示すように、前端がトレイ2の上面より浮
き上がった状態で放出口17へ押し出され、その際、紙葉
100の前端が押えローラ61等に当って円滑な送り出しが
できず、紙葉の折れ、めくれ等の障害が発生する。ま
た、取忘れ紙葉は回収ローラ60と押えローラ61で挟持し
てトレイ上に戻し回収しているが、トレイ2の幅方向両
側に配置されたローラ60、61の回転力のアンバランスや
紙葉との間の摩擦力のアンバランスにより、紙葉が搬送
方向に対し斜めになってしまい、その後、トレイ2から
搬送ベルト24、25により紙葉を紙幣回収箱19へ収納する
過程で、ジャム等の障害を発生しやすいという問題点が
あった。
本発明の目的は、上記のような紙葉放出時および紙葉
回収時のジャム等の障害の発生を防止し、信頼度を向上
させた紙葉類の放出、回収装置を提供することにある。
回収時のジャム等の障害の発生を防止し、信頼度を向上
させた紙葉類の放出、回収装置を提供することにある。
上記の目的は、紙葉放出口に堆積状態で搬送された紙
葉を前記紙葉放出口の下方に設けた紙葉回収部に回収す
る紙葉類の放出、回収装置において、トレイ上に載置し
た紙葉を前記紙葉放出口に搬送する搬送手段と、この搬
送手段に係止され前記トレイの上面に沿い、上下一対で
連動して開放・閉塞する爪を備えて前記トレイ上の紙葉
を把持する紙葉把持手段と、前記搬送手段の搬送方向を
前記放出口から前記紙葉回収部に切換える搬送部揺動手
段を有し、前記紙葉把持手段は、前記開放時には下爪が
前記トレイの上面よりも沈み、前記閉塞時には下爪の先
端が上爪の先端より後方にずれ、かつ、トレイ上面より
上方に浮上することにより、前記紙葉の後端を押し上げ
る構成の開閉起動手段、及び、前記紙葉放出口近傍に搬
送された紙葉の先頭部を収束誘導する案内手段を備える
ことにより、前記紙葉の搬送障害を防止するように構成
されたことを特徴とする紙葉類の放出、回収装置によっ
て達成される。
葉を前記紙葉放出口の下方に設けた紙葉回収部に回収す
る紙葉類の放出、回収装置において、トレイ上に載置し
た紙葉を前記紙葉放出口に搬送する搬送手段と、この搬
送手段に係止され前記トレイの上面に沿い、上下一対で
連動して開放・閉塞する爪を備えて前記トレイ上の紙葉
を把持する紙葉把持手段と、前記搬送手段の搬送方向を
前記放出口から前記紙葉回収部に切換える搬送部揺動手
段を有し、前記紙葉把持手段は、前記開放時には下爪が
前記トレイの上面よりも沈み、前記閉塞時には下爪の先
端が上爪の先端より後方にずれ、かつ、トレイ上面より
上方に浮上することにより、前記紙葉の後端を押し上げ
る構成の開閉起動手段、及び、前記紙葉放出口近傍に搬
送された紙葉の先頭部を収束誘導する案内手段を備える
ことにより、前記紙葉の搬送障害を防止するように構成
されたことを特徴とする紙葉類の放出、回収装置によっ
て達成される。
なお、上記の搬送手段とは、例えば、後記実施例の第
1図に示したトレイ2内に前後方向に懸架されたベルト
6、ベルト6を駆動させる駆動軸5、ベルト駆動軸5の
駆動源であるベルト駆動用モータ4がこれに相当する。
1図に示したトレイ2内に前後方向に懸架されたベルト
6、ベルト6を駆動させる駆動軸5、ベルト駆動軸5の
駆動源であるベルト駆動用モータ4がこれに相当する。
また、上記の紙葉把持手段とは、例えば、後記実施例
の第4図、第5図に示したトレイ2上を前進後退する紙
葉把持部3に含まれる部品、すなわち、上下1対の爪
7、8、ばね13、ばね14、ローラ15、軸9、10、基板12
などの部品がこれに相当する。
の第4図、第5図に示したトレイ2上を前進後退する紙
葉把持部3に含まれる部品、すなわち、上下1対の爪
7、8、ばね13、ばね14、ローラ15、軸9、10、基板12
などの部品がこれに相当する。
また、上記の搬送部揺動手段とは、トレイ2の上記搬
送手段による搬送方向を放出口17の方向、または、紙葉
回収箱19の方向へ切換え動作を行なうカム機構を指すも
のであって、例えば、後記実施例の第1図及び、第2
図、第6図に示したトレイ駆動用モータ20、揺動用カム
21、ピン22、トレイ2の側面に設けた、ピン22のガイド
となる溝23がこれに相当する。
送手段による搬送方向を放出口17の方向、または、紙葉
回収箱19の方向へ切換え動作を行なうカム機構を指すも
のであって、例えば、後記実施例の第1図及び、第2
図、第6図に示したトレイ駆動用モータ20、揺動用カム
21、ピン22、トレイ2の側面に設けた、ピン22のガイド
となる溝23がこれに相当する。
また、上記の開閉起動手段とは、例えば、後記実施例
の第4図、第5図に示したクランプ解除用カム16と上記
紙葉把持部3との係合または係合解除による機能を総合
したものである。
の第4図、第5図に示したクランプ解除用カム16と上記
紙葉把持部3との係合または係合解除による機能を総合
したものである。
さらにまた、上記の案内手段とは、例えば、後記実施
例の第1図、第2図、第3図に示したフォーク32、紙葉
ガイド33及びシャッタ18と紙葉ガイド33との連動機構が
これに相当する。
例の第1図、第2図、第3図に示したフォーク32、紙葉
ガイド33及びシャッタ18と紙葉ガイド33との連動機構が
これに相当する。
紙葉把持部の上下一対の爪は、後退端では下爪の先端
がトレイの上面より沈み、上爪は紙葉の堆積する軌跡外
に退避した開放状態にある。
がトレイの上面より沈み、上爪は紙葉の堆積する軌跡外
に退避した開放状態にある。
放出時には、紙葉把持部全体が前進してトレイ上に堆
積した紙葉の後端を押し、前進途中で上下爪が閉じて紙
葉を把持する。このとき、下爪の先端はトレイの上面よ
り浮き上がり、第2、3、5図に示すように、上下爪で
紙葉の前端を下げる方向に紙葉を拘束した状態で放出口
へ送り出す。
積した紙葉の後端を押し、前進途中で上下爪が閉じて紙
葉を把持する。このとき、下爪の先端はトレイの上面よ
り浮き上がり、第2、3、5図に示すように、上下爪で
紙葉の前端を下げる方向に紙葉を拘束した状態で放出口
へ送り出す。
このため、強い折りぐせを持った紙葉でも、従来のよ
うに紙葉前端が浮き上がって他物に引っかかることな
く、円滑に送り出される。
うに紙葉前端が浮き上がって他物に引っかかることな
く、円滑に送り出される。
また、取忘れ紙葉は上下爪で把持したまま、紙葉把持
部の後退によってトレイ上に戻されるので、従来のよう
に取忘れ紙葉が搬送方向に対し斜めになることはなく、
したがって、その後の回収動作でジャム等の障害を発生
することがない。
部の後退によってトレイ上に戻されるので、従来のよう
に取忘れ紙葉が搬送方向に対し斜めになることはなく、
したがって、その後の回収動作でジャム等の障害を発生
することがない。
以下、本発明の一実施例を第1図〜第11図により説明
する。
する。
第1図〜第3図は本実施例の側断面図で、第1図は紙
葉把持部が後退した状態を、第2図は紙葉把持部の前進
途中の状態を、第3図は紙葉が放出口まで到達した状態
を示す。第4図、第5図は紙葉把持部の拡大図で、第4
図は上下爪の開放状態を、第5図は上下爪が紙葉を把持
した状態を示す。
葉把持部が後退した状態を、第2図は紙葉把持部の前進
途中の状態を、第3図は紙葉が放出口まで到達した状態
を示す。第4図、第5図は紙葉把持部の拡大図で、第4
図は上下爪の開放状態を、第5図は上下爪が紙葉を把持
した状態を示す。
本実施例の紙葉類放出、回収装置は、大別して紙葉を
堆積させるトレイ2、トレイ2上を前進、後退する紙葉
把持部3、シャッタ18で開閉される放出口17および回収
紙葉の収納場所を切換えるための上下一対の搬送ベルト
24、25で構成される搬送路ゲートからなっている。
堆積させるトレイ2、トレイ2上を前進、後退する紙葉
把持部3、シャッタ18で開閉される放出口17および回収
紙葉の収納場所を切換えるための上下一対の搬送ベルト
24、25で構成される搬送路ゲートからなっている。
第1図において、羽根車1によりトレイ2上に堆積さ
れた紙葉100を放出口17へ送り出す放出動作および放出
口17の取忘れ紙葉をトレイ2上に戻す回収動作は、モー
タ4を駆動源とするベルト駆動軸5の回転によって行な
う。
れた紙葉100を放出口17へ送り出す放出動作および放出
口17の取忘れ紙葉をトレイ2上に戻す回収動作は、モー
タ4を駆動源とするベルト駆動軸5の回転によって行な
う。
紙葉把持部3はトレイ2内に前後方向に懸架されたベ
ルト6に連結されており、ベルト駆動軸5が正転する
と、紙葉把持部3全体が放出口17に向って前進する。紙
葉把持部3は上下一対の爪7、8を備えている。12はベ
ルト6に固着された基板で、上爪7と下爪8はそれぞれ
軸9、10を中心として回動自在なように基板12に取付け
られ、上下爪共開閉方向に可動となっている。上爪7は
下爪8との間に張ったばね13により第1図の時計方向の
回転力を与えられ、一方、下爪8は基板12との間に張っ
たばね14により第1図の反時計方向の回転力を与えられ
ており、ばね13の一端を取付けた上爪7の下端部のピン
11と下爪8の上端部側辺との係合により、上下爪7、8
が連動して開閉動作する。
ルト6に連結されており、ベルト駆動軸5が正転する
と、紙葉把持部3全体が放出口17に向って前進する。紙
葉把持部3は上下一対の爪7、8を備えている。12はベ
ルト6に固着された基板で、上爪7と下爪8はそれぞれ
軸9、10を中心として回動自在なように基板12に取付け
られ、上下爪共開閉方向に可動となっている。上爪7は
下爪8との間に張ったばね13により第1図の時計方向の
回転力を与えられ、一方、下爪8は基板12との間に張っ
たばね14により第1図の反時計方向の回転力を与えられ
ており、ばね13の一端を取付けた上爪7の下端部のピン
11と下爪8の上端部側辺との係合により、上下爪7、8
が連動して開閉動作する。
トレイ2の揺動はモータ20を駆動源とする揺動用カム
21の回転によって行なう。揺動用カム21の面上に設けた
ピン22はトレイ2の側面に設けた溝23に係合しており、
紙葉放出時には、第1図〜第3図に示すように、ピン22
が上死点位置にあって、トレイ2を放出口17に接続する
位置に保持している。
21の回転によって行なう。揺動用カム21の面上に設けた
ピン22はトレイ2の側面に設けた溝23に係合しており、
紙葉放出時には、第1図〜第3図に示すように、ピン22
が上死点位置にあって、トレイ2を放出口17に接続する
位置に保持している。
この状態で、図示しない紙葉収納部から1枚づつ分
離、搬送されて来た紙葉100は羽根車1の翼間に入り、
羽根車1の回転に伴い紙葉ストッパ31に当ってトレイ2
の上に堆積される。このとき、紙葉把持部3の上爪7、
下爪8およびフォーク32は、第1図に示すように、紙葉
ストッパ31の後方に退避している。この後退位置では、
下爪8に取付けたローラ15がトレイ2上に設けたクラン
プ解除用カム16に乗り上げ、このため、下爪8およびこ
れと連動する上爪7が開放される。このとき、下爪8の
先端8aはトレイ2の上面より沈み込み、上爪7は紙葉10
0のトレイ2上に堆積する軌跡外に置かれている。
離、搬送されて来た紙葉100は羽根車1の翼間に入り、
羽根車1の回転に伴い紙葉ストッパ31に当ってトレイ2
の上に堆積される。このとき、紙葉把持部3の上爪7、
下爪8およびフォーク32は、第1図に示すように、紙葉
ストッパ31の後方に退避している。この後退位置では、
下爪8に取付けたローラ15がトレイ2上に設けたクラン
プ解除用カム16に乗り上げ、このため、下爪8およびこ
れと連動する上爪7が開放される。このとき、下爪8の
先端8aはトレイ2の上面より沈み込み、上爪7は紙葉10
0のトレイ2上に堆積する軌跡外に置かれている。
紙葉100は、トレイ2上に堆積したときは、自由な状
態にある。このため、折りぐせの強い紙葉は、第1図お
よび第4図に示すように前端がトレイ2の上面より浮き
上がり、このままの状態で放出すると、紙葉前端が紙葉
ガイド33に当り、折れ、めくれ等の障害を発生するが、
本実施例では以下述べるようにこの障害発生を防止して
いる。
態にある。このため、折りぐせの強い紙葉は、第1図お
よび第4図に示すように前端がトレイ2の上面より浮き
上がり、このままの状態で放出すると、紙葉前端が紙葉
ガイド33に当り、折れ、めくれ等の障害を発生するが、
本実施例では以下述べるようにこの障害発生を防止して
いる。
図示しない制御部からの指令信号によりベルト駆動軸
5が正転すると、ベルト6に連結された紙葉把持部3が
前進を開始し、紙葉把持部3の基板12に設けたフォーク
32がトレイ2上に堆積した紙葉100の後端を押す。紙葉
把持部3の前進開始とともに、下爪8に取付けたローラ
15がグランプ解除用カム16からはずれるため、下爪8は
ばね14の作用により反時計方向に回動し、先端8aがトレ
イ2の上面より浮き上がる。一方、上爪7もばね13の作
用により下爪8と連動して時計方向に回動するため、上
下爪7、8が閉じて紙葉100を把持する。
5が正転すると、ベルト6に連結された紙葉把持部3が
前進を開始し、紙葉把持部3の基板12に設けたフォーク
32がトレイ2上に堆積した紙葉100の後端を押す。紙葉
把持部3の前進開始とともに、下爪8に取付けたローラ
15がグランプ解除用カム16からはずれるため、下爪8は
ばね14の作用により反時計方向に回動し、先端8aがトレ
イ2の上面より浮き上がる。一方、上爪7もばね13の作
用により下爪8と連動して時計方向に回動するため、上
下爪7、8が閉じて紙葉100を把持する。
この把持動作で、下爪8は上爪7よりも紙葉100に近
いため、先ず下爪8の先端8aが紙葉100に当り、第2図
および第5図に示すように紙葉後端を押し上げる。この
動作により紙葉100は、前端が下がった状態に拘束され
るため、放出時に紙葉ガイド33等に引っかかりにくくな
る。また、下爪8が前進しながら浮き上がるため、堆積
した紙葉を逃さずに確実に把持することができる。
いため、先ず下爪8の先端8aが紙葉100に当り、第2図
および第5図に示すように紙葉後端を押し上げる。この
動作により紙葉100は、前端が下がった状態に拘束され
るため、放出時に紙葉ガイド33等に引っかかりにくくな
る。また、下爪8が前進しながら浮き上がるため、堆積
した紙葉を逃さずに確実に把持することができる。
本実施例ではさらに、下爪8に取付けたローラ15がク
ランプ解除用カム16から完全にはずれたとき、紙葉100
に当接する上爪7と下爪8の先端7a、8aの位置が第2図
および第5図に示すa寸法(3〜4mm程度)だけ前後に
ずれるようにしてあり、このようにすれば、把持時に紙
葉100の前端をトレイ2の上面に押し付ける方向の偶力
が働き、放出時の紙葉の引っかかりによる障害発生を防
止するのに一層効果的である。
ランプ解除用カム16から完全にはずれたとき、紙葉100
に当接する上爪7と下爪8の先端7a、8aの位置が第2図
および第5図に示すa寸法(3〜4mm程度)だけ前後に
ずれるようにしてあり、このようにすれば、把持時に紙
葉100の前端をトレイ2の上面に押し付ける方向の偶力
が働き、放出時の紙葉の引っかかりによる障害発生を防
止するのに一層効果的である。
この状態で紙葉把持部3は前進し、紙葉100の前端が
紙葉ガイド33のA部38付近に到達すると、後述するシャ
ッタ開閉機構の動作により、シャッタ18が、軸34を中心
として第2図に示すように開き、これに連動して紙葉ガ
イド33も軸35を中心として紙葉100から離れる方向に動
く。シャッタ18が開くと、前板37との間に大きな隙間が
生じるので、この隙間に紙葉100が入り込むことを防ぐ
ため、紙葉ガイド33のB部39でこの隙間をふさぐよう紙
葉ガイド支点軸35の位置を設定してある(紙葉ガイド33
は図示しないばねにより反時計方向に付勢されており、
シャッタ18上のピン36に係合してシャッタ18と連動す
る)。
紙葉ガイド33のA部38付近に到達すると、後述するシャ
ッタ開閉機構の動作により、シャッタ18が、軸34を中心
として第2図に示すように開き、これに連動して紙葉ガ
イド33も軸35を中心として紙葉100から離れる方向に動
く。シャッタ18が開くと、前板37との間に大きな隙間が
生じるので、この隙間に紙葉100が入り込むことを防ぐ
ため、紙葉ガイド33のB部39でこの隙間をふさぐよう紙
葉ガイド支点軸35の位置を設定してある(紙葉ガイド33
は図示しないばねにより反時計方向に付勢されており、
シャッタ18上のピン36に係合してシャッタ18と連動す
る)。
上下爪7、8で把持した紙葉100が前進端の放出口17
まで到達した状態を第3図に示してあり、前進途中では
紙葉100の引っかかりを避けるため大きく開いていたシ
ャッタ18を適正な位置に下げ、これに連動する紙葉ガイ
ド33により、放出された紙葉100の積厚方向のふくらみ
を押えている。上下爪7、8に作用するばね13、14の強
さは、利用者が紙葉100を抜き取るときに過度の抵抗を
与えないように設定する。
まで到達した状態を第3図に示してあり、前進途中では
紙葉100の引っかかりを避けるため大きく開いていたシ
ャッタ18を適正な位置に下げ、これに連動する紙葉ガイ
ド33により、放出された紙葉100の積厚方向のふくらみ
を押えている。上下爪7、8に作用するばね13、14の強
さは、利用者が紙葉100を抜き取るときに過度の抵抗を
与えないように設定する。
放出された紙葉が抜き取られると、これを検知した図
示しない制御部からの指令信号によりベルト駆動軸5が
逆転し、紙葉把持部3を第1図の位置まで後退させる。
示しない制御部からの指令信号によりベルト駆動軸5が
逆転し、紙葉把持部3を第1図の位置まで後退させる。
放出された紙葉が所定時間経過しても抜き取られない
場合は、制御部は取忘れと判定し、回収を指令する。こ
の回収指令によりベルト駆動軸5が逆転し、紙葉把持部
3を後退させて上下爪7、8で把持していた紙葉100を
トレイ2上に戻し、後退端でクランプ解除用カム16によ
り紙葉の把持を解除する。
場合は、制御部は取忘れと判定し、回収を指令する。こ
の回収指令によりベルト駆動軸5が逆転し、紙葉把持部
3を後退させて上下爪7、8で把持していた紙葉100を
トレイ2上に戻し、後退端でクランプ解除用カム16によ
り紙葉の把持を解除する。
本実施例では、以下述べる回収紙葉収納動作により、
回収すべき紙葉が取忘れ紙葉であれば紙葉回収箱19の取
忘れ紙葉収納部19−1に、またトレイ2上に堆積した時
点ですでに異常と判定された紙葉であれば紙葉回収箱19
の異常紙葉収納部19−2にそれぞれ区分して収納する。
回収すべき紙葉が取忘れ紙葉であれば紙葉回収箱19の取
忘れ紙葉収納部19−1に、またトレイ2上に堆積した時
点ですでに異常と判定された紙葉であれば紙葉回収箱19
の異常紙葉収納部19−2にそれぞれ区分して収納する。
回収紙葉の収納時には、モータ20を駆動源とする揺動
用カム21が時計方向に回動することにより、カム21のピ
ン22に係合したトレイ2がベルト駆動軸5を中心として
揺動し、回収紙葉の収納位置まで下降する。第6図は、
カム21が取忘れ紙葉の収納位置まで進行した状態を、第
7図はカム21が異常紙葉の収納位置まで進行した状態を
示す。回収紙葉の収納場所を切換える搬送路ゲートは上
搬送ベルト24と下搬送ベルト25からなり、上下搬送ベル
ト共ベルトを駆動する固定軸26、27を中心として揺動可
能なように構成され、それぞれの自由端側の軸をばね28
により連結して、上下搬送ベルトの間に搬送力を与えて
いる。上搬送ベルト24の自由端はカムホロワ29に連結さ
れ、カム21の外周揚程Lの変化に追従するカムホロワ29
の移動により、トレイ2と紙葉回収箱19との間に介在す
る搬送路ゲートの切換が行なわれる。第1図はカム21が
ホームポジションにある状態を示しており、この状態か
らカム21が回転し、第9図でθ1°進行した状態では、
第6図に示すように搬送路ゲートが取忘れ紙葉収納部19
−1側に切換わり、θ2°進行した状態では、第7図に
示すように搬送路ゲートが異常紙葉収納部19−2側に切
換わる。この収納位置での紙葉送り出しは、正常紙葉の
放出時と同様にベルト駆動軸5が正転することにより上
下爪7、8で紙葉を把持して行なうが、第8図に示すよ
うに紙葉100が上搬送ベルト24と下搬送ベルト25とで挟
持される前進端付近に到達したとき、固定部に設けたク
ランプ解除用カム30により上下爪7、8を開き、把持を
解除する。
用カム21が時計方向に回動することにより、カム21のピ
ン22に係合したトレイ2がベルト駆動軸5を中心として
揺動し、回収紙葉の収納位置まで下降する。第6図は、
カム21が取忘れ紙葉の収納位置まで進行した状態を、第
7図はカム21が異常紙葉の収納位置まで進行した状態を
示す。回収紙葉の収納場所を切換える搬送路ゲートは上
搬送ベルト24と下搬送ベルト25からなり、上下搬送ベル
ト共ベルトを駆動する固定軸26、27を中心として揺動可
能なように構成され、それぞれの自由端側の軸をばね28
により連結して、上下搬送ベルトの間に搬送力を与えて
いる。上搬送ベルト24の自由端はカムホロワ29に連結さ
れ、カム21の外周揚程Lの変化に追従するカムホロワ29
の移動により、トレイ2と紙葉回収箱19との間に介在す
る搬送路ゲートの切換が行なわれる。第1図はカム21が
ホームポジションにある状態を示しており、この状態か
らカム21が回転し、第9図でθ1°進行した状態では、
第6図に示すように搬送路ゲートが取忘れ紙葉収納部19
−1側に切換わり、θ2°進行した状態では、第7図に
示すように搬送路ゲートが異常紙葉収納部19−2側に切
換わる。この収納位置での紙葉送り出しは、正常紙葉の
放出時と同様にベルト駆動軸5が正転することにより上
下爪7、8で紙葉を把持して行なうが、第8図に示すよ
うに紙葉100が上搬送ベルト24と下搬送ベルト25とで挟
持される前進端付近に到達したとき、固定部に設けたク
ランプ解除用カム30により上下爪7、8を開き、把持を
解除する。
上記のように揺動用カム21を利用して搬送路ゲートの
切換を行なう構成とすれば、第12図〜第14図に示す従来
例のように、ゲート切換用駆動源として別のモータ62を
設ける必要がなく、装置を簡素化できる。
切換を行なう構成とすれば、第12図〜第14図に示す従来
例のように、ゲート切換用駆動源として別のモータ62を
設ける必要がなく、装置を簡素化できる。
次に、以上述べた紙葉の放出、回収動作と関連して動
作するシャッタ開閉およびロック機構について第10図、
第11図により説明する。
作するシャッタ開閉およびロック機構について第10図、
第11図により説明する。
第10図は、トレイ2が紙葉放出位置にあるときのシャ
ッタ開閉、ロック機構の状態を示す。シャッタ18を開く
ときには、リンク47の先端に取付けたカムローラ45をロ
ック解除カム40が時計方向に回転して押し上げ、フック
44を回動自在な状態としてシャッタ18に固着したロック
ピン43とフック44の係合を解除し、シャッタ18を開放可
能とする。
ッタ開閉、ロック機構の状態を示す。シャッタ18を開く
ときには、リンク47の先端に取付けたカムローラ45をロ
ック解除カム40が時計方向に回転して押し上げ、フック
44を回動自在な状態としてシャッタ18に固着したロック
ピン43とフック44の係合を解除し、シャッタ18を開放可
能とする。
シャッタ開放カム41はロック解除カム40と一体となっ
て回転し、ロック解除後、さらに回転すると、シャッタ
開放カム41がシャッタ開放レバー48の先端に取付けたカ
ムローラ49を押し上げるため、シャッタ開放レバー48は
シャッタ18のフック部50に当接してシャッタ18を軸34を
中心として反時計方向に回動させ、開放状態とする。シ
ャッタ18を閉じるときには、ロック解除カム40、シャッ
タ開放カム41を第10図の位置に回転させると、フック44
およびシャッタ開放レバー48がばね53、54により図示位
置に戻り、これによりシャッタ18が閉じ、ロックピン43
がフック44に係合してシャッタ18を閉位置にロックす
る。ロック解除カム40とシャッタ開放カム41は軸42に取
付けられ、軸42はベルト駆動軸5と図示しないベルトを
介して連動しているので、シャッタ駆動軸5の正、逆転
すなわち紙葉把持部3の前進、後退と関連して上記のシ
ャッタ開閉およびロック動作が行なわれる。
て回転し、ロック解除後、さらに回転すると、シャッタ
開放カム41がシャッタ開放レバー48の先端に取付けたカ
ムローラ49を押し上げるため、シャッタ開放レバー48は
シャッタ18のフック部50に当接してシャッタ18を軸34を
中心として反時計方向に回動させ、開放状態とする。シ
ャッタ18を閉じるときには、ロック解除カム40、シャッ
タ開放カム41を第10図の位置に回転させると、フック44
およびシャッタ開放レバー48がばね53、54により図示位
置に戻り、これによりシャッタ18が閉じ、ロックピン43
がフック44に係合してシャッタ18を閉位置にロックす
る。ロック解除カム40とシャッタ開放カム41は軸42に取
付けられ、軸42はベルト駆動軸5と図示しないベルトを
介して連動しているので、シャッタ駆動軸5の正、逆転
すなわち紙葉把持部3の前進、後退と関連して上記のシ
ャッタ開閉およびロック動作が行なわれる。
第11図は、トレイ2が回収紙葉の収納位置まで下降し
た状態を示す。この状態では、カム21の外周に当接する
カムローラ52を取付けたレバー46がばね55の作用により
時計方向に回動する。これに連動するリンク47の動きに
より、リンク47の先端に取付けたカムローラ45はフック
44のガイド溝に沿って左方に移動し、ロック解除カム40
の外周軌跡外に退避する。一方、シャッタ開放レバー48
は、トレイ2の放出位置ではトレイ2に固着したピン51
によりシャッタ開放カム41と当接する位置に保持されて
いるが、トレイ2が下降すると、ばね54の作用によりシ
ャッタ開放レバー48が時計方向に回動するため、シャッ
タ開放レバー48に取付けたカムローラ49もシャッタ開放
カム41の外周軌跡外に退避する。このため、トレイ2の
収納位置では、ベルト駆動軸5が正、逆転しても、ロッ
ク解除カム40とシャッタ開放カム41が空転するだけで、
シャッタ18は閉位置にロックされたままである。
た状態を示す。この状態では、カム21の外周に当接する
カムローラ52を取付けたレバー46がばね55の作用により
時計方向に回動する。これに連動するリンク47の動きに
より、リンク47の先端に取付けたカムローラ45はフック
44のガイド溝に沿って左方に移動し、ロック解除カム40
の外周軌跡外に退避する。一方、シャッタ開放レバー48
は、トレイ2の放出位置ではトレイ2に固着したピン51
によりシャッタ開放カム41と当接する位置に保持されて
いるが、トレイ2が下降すると、ばね54の作用によりシ
ャッタ開放レバー48が時計方向に回動するため、シャッ
タ開放レバー48に取付けたカムローラ49もシャッタ開放
カム41の外周軌跡外に退避する。このため、トレイ2の
収納位置では、ベルト駆動軸5が正、逆転しても、ロッ
ク解除カム40とシャッタ開放カム41が空転するだけで、
シャッタ18は閉位置にロックされたままである。
本発明によれば、紙葉放出時にトレイ上に堆積した紙
葉は上下爪で把持され、紙葉前端が下がる方向に拘束さ
れた状態で放出口へ送り出されるため、強い折りぐせを
持った紙葉でも紙葉ガイド等の他物に当って折れ、めく
れ等を生じることなく円滑に送り出すことができ、また
放出口の取忘れ紙葉は上下爪で把持したまま紙葉把持部
の後退によってトレイ上に回収されるので、従来のロー
ラ駆動方式のように回収した紙葉が搬送方向に対し斜め
になることがなく、したがって、その後紙葉回収箱に紙
葉を収納する過程でジャム等の障害を発生することがな
い。以上により放出、回収動作の信頼度を工場させるこ
とができる。
葉は上下爪で把持され、紙葉前端が下がる方向に拘束さ
れた状態で放出口へ送り出されるため、強い折りぐせを
持った紙葉でも紙葉ガイド等の他物に当って折れ、めく
れ等を生じることなく円滑に送り出すことができ、また
放出口の取忘れ紙葉は上下爪で把持したまま紙葉把持部
の後退によってトレイ上に回収されるので、従来のロー
ラ駆動方式のように回収した紙葉が搬送方向に対し斜め
になることがなく、したがって、その後紙葉回収箱に紙
葉を収納する過程でジャム等の障害を発生することがな
い。以上により放出、回収動作の信頼度を工場させるこ
とができる。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す側断面図で、
第1図はトレイ上に紙葉が堆積した状態を、第2図は紙
葉の放出途中の状態を、第3図は紙葉が放出口に到達し
た状態を示す。第4図、第5図は紙葉把持部の拡大図
で、第4図は上下爪の開放状態を、第5図は紙葉を把持
した状態を示す。第6図〜第8図はトレイが下降し回収
紙葉を収納する状態を示す側断面図、第9図はトレイ揺
動用カムの進行角度とカム外周揚程およびトレイ揺動角
度の関係を示す図、第10図は紙葉放出時のシャッタ開閉
およびロック機構の状態を示す側断面図、第11図は回収
紙葉収納時のシャッタ開閉およびロック機構の状態を示
す側断面図、第12図〜第14図は従来例の側断面図で、第
12図はトレイ上に紙葉が堆積した状態を、第13図は紙葉
が放出口に到達した状態を、第14図は回収紙葉を収納す
る状態を示す。 2……トレイ、3……紙葉把持部 6……駆動用ベルト、7……上爪 8……下爪、16……クランプ解除用カム 17……放出口、100……紙葉
第1図はトレイ上に紙葉が堆積した状態を、第2図は紙
葉の放出途中の状態を、第3図は紙葉が放出口に到達し
た状態を示す。第4図、第5図は紙葉把持部の拡大図
で、第4図は上下爪の開放状態を、第5図は紙葉を把持
した状態を示す。第6図〜第8図はトレイが下降し回収
紙葉を収納する状態を示す側断面図、第9図はトレイ揺
動用カムの進行角度とカム外周揚程およびトレイ揺動角
度の関係を示す図、第10図は紙葉放出時のシャッタ開閉
およびロック機構の状態を示す側断面図、第11図は回収
紙葉収納時のシャッタ開閉およびロック機構の状態を示
す側断面図、第12図〜第14図は従来例の側断面図で、第
12図はトレイ上に紙葉が堆積した状態を、第13図は紙葉
が放出口に到達した状態を、第14図は回収紙葉を収納す
る状態を示す。 2……トレイ、3……紙葉把持部 6……駆動用ベルト、7……上爪 8……下爪、16……クランプ解除用カム 17……放出口、100……紙葉
Claims (1)
- 【請求項1】紙葉放出口に堆積状態で搬送された紙葉を
前記紙葉放出口の下方に設けた紙葉回収部に回収する紙
葉類の放出、回収装置において、 トレイ上に載置した紙葉を前記紙葉放出口に搬送する搬
送手段と、 この搬送手段に係止され前記トレイの上面に沿い、上下
一対で連動して開放・閉塞する爪を備えて前記トレイ上
の紙葉を把持する紙葉把持手段と、 前記搬送手段の搬送方向を前記放出口から前記紙葉回収
部に切換える搬送部揺動手段を有し、 前記紙葉把持手段は、前記開放時には下爪が前記トレイ
の上面よりも沈み、前記閉塞時には下爪の先端が上爪の
先端より後方にずれ、かつ、トレイ上面より上方に浮上
することにより、前記紙葉の後端を押し上げる構成の開
閉起動手段、及び、前記紙葉放出口近傍に搬送された紙
葉の先頭部を収束誘導する案内手段を備えることによ
り、 前記紙葉の搬送障害を防止するように構成されたことを
特徴とする紙葉類の放出、回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61296790A JP2502072B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 紙葉類の放出、回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61296790A JP2502072B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 紙葉類の放出、回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149785A JPS63149785A (ja) | 1988-06-22 |
JP2502072B2 true JP2502072B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17838163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61296790A Expired - Lifetime JP2502072B2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 紙葉類の放出、回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502072B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200072648A (ko) * | 2018-12-12 | 2020-06-23 | 효성티앤에스 주식회사 | 트레이 록킹 구조를 갖는 금융 자동화 기기 |
KR20200095256A (ko) * | 2019-01-31 | 2020-08-10 | 주식회사 이노스텍 | 무인 현금 수납기 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4684760B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2011-05-18 | ローレル機械株式会社 | 紙幣処理装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5943493A (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-10 | オムロン株式会社 | 紙葉類処理装置 |
JPS59140596A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-11 | オムロン株式会社 | 紙幣処理装置 |
-
1986
- 1986-12-15 JP JP61296790A patent/JP2502072B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200072648A (ko) * | 2018-12-12 | 2020-06-23 | 효성티앤에스 주식회사 | 트레이 록킹 구조를 갖는 금융 자동화 기기 |
KR102157686B1 (ko) * | 2018-12-12 | 2020-09-21 | 효성티앤에스 주식회사 | 트레이 록킹 구조를 갖는 금융 자동화 기기 |
KR20200095256A (ko) * | 2019-01-31 | 2020-08-10 | 주식회사 이노스텍 | 무인 현금 수납기 |
KR102162452B1 (ko) | 2019-01-31 | 2020-10-07 | 주식회사 이노스텍 | 무인 현금 수납기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63149785A (ja) | 1988-06-22 |
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