JPH039082Y2 - - Google Patents

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JPH039082Y2
JPH039082Y2 JP1983006833U JP683383U JPH039082Y2 JP H039082 Y2 JPH039082 Y2 JP H039082Y2 JP 1983006833 U JP1983006833 U JP 1983006833U JP 683383 U JP683383 U JP 683383U JP H039082 Y2 JPH039082 Y2 JP H039082Y2
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banknotes
clamp
banknote
deposit
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、例えば、銀行業務において使用さ
れる自動預金支払機のように、入金のために投入
される紙幣や出金のために払出される紙幣の受入
れや放出の処理を行なうような紙幣処理装置に関
する。
(ロ) 従来の技術 従来、入金紙幣を一括して投入口に受入れ、こ
れを下部に配設した取込み部に搬送する紙幣処理
装置が、実開昭57−18546号公報で開示されてい
る。
しかし、1つの開口部を、一括して紙幣を投入
する入金投入口と、一括して出金紙幣を放出する
出金放出口に併用する入出金口とし、さらに、そ
の下部に、入金紙幣および出金紙幣の集積部を形
成して、前述の入出金口と集積部との間に、入金
紙幣および出金紙幣を搬送する搬送装置を設けた
入出金処理装置は従来存在しなかつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前述の例示した紙幣処理装置は、入
金(預金)処理のみの機能を備えた装置であるの
で、これに出金(支払)処理の機能を付加して、
前述の投入口を、一括して出金紙幣を放出する出
金口として兼ねるように構成すると、その下部に
は出金紙幣を集積するための装置が付加される関
係上、入出金口とその下部の集積部とには、相当
の上下差が生じることになる。
そのため、この間を搬送ベルトなどの搬送体で
挟圧して紙幣を搬送したとしても、紙幣が一括し
て分厚くなつているので、整列して投入された入
金紙幣の整列状態が途中で乱れることになり、ま
た、集積部で整列して集積された出金紙幣も搬送
途中で乱れることになる問題点を有する。
また、上述のように入出金口と集積部との上下
差が深い場合、入金紙幣を、例えば、2つ折りに
したまま投入したり、紙幣以外のカードや名刺な
どを投入したりすると、これを取出すことが困難
であり、しかも、内部には取込み機構と出金のた
めの集積機構とが入込んで、複雑化しているの
で、前述のような異物が入つてこれがジヤムする
と、これを取除くのに時間と手数を要し、装置の
稼動率を著しく損う問題点を有する。
そして、これらの問題点を解決する従来技術は
存在しなかつた。
この考案は、上部の入出金口と下部の紙幣集積
部との間の紙幣搬送を、該紙幣をクランプして搬
送する特異な構成によつて、紙幣の整列状態を保
持した状態で確実にでき、さらに、紙幣の2つ折
りの投入やカードなどの異常な投入を入出金口側
で検知することで、例えば、クランプミスによる
落下で、それらが内部に機構でジヤムすることを
未然に防止することができる紙幣処理装置の提供
を目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案は、入金紙幣の投入および出金紙幣の
受取りを行なう入出金口の下部に、入金紙幣およ
び出金紙幣を集積する紙幣集積部を設けた紙幣処
理装置であつて、上記入出金口と紙幣集積部との
各部位ではクランプを開放し、両部位間では紙幣
をクランプして搬送するクランプ搬送機構を設
け、前記入出金口および紙幣集積部においてそれ
ぞれの下部で紙幣の下部を受止め、前記クランプ
の上下移動を許容する出退可能な受板を設け、前
記入出金口には、入金紙幣の投入幅を検知し、正
常な投入幅でないことを検知することに基づいて
前記クランプ搬送機構の動作を禁止するための信
号を出力する複数のセンサを幅方向に配設した紙
幣処理装置であることを特徴とする。
(ホ) 考案の作用 この考案の紙幣処理装置は、入金紙幣を受入れ
るときは、受板およびクランプ搬送機構のクラン
プを入出金口側に移動して、整列された入金紙幣
を一括して受入れる。
この時、複数のセンサは投入された紙幣の投入
幅を検知して、端折れ、2つ折れした紙幣の投
入、あるいは短いカードなどの異常な投入を判定
し、正常でない紙幣の投入を検知したときは紙幣
の搬送を禁止して、クランプミスを防止する。
また、正常な入金紙幣の投入が判定されたとき
は、投入紙幣をクランプし、これをクランプ搬送
機構が下部の紙幣集積部に搬送する。
さらに、下部の紙幣集積部に集積された出金紙
幣を放出するときは、下部の紙幣集積部に位置す
る受板で受止められている出金紙幣をクランプ搬
送機構がクランプし、さらに、これを上方の入出
金口にクランプ搬送機構で搬送したのち、出金紙
幣のクランプを解くことで、出金紙幣の取出しに
供ずる。
(ヘ) 考案の効果 上述の結果、この考案は、入出金口と紙幣集積
部との間に紙幣をクランプして搬送するクランプ
搬送機構を有するので、整列して投入した入金紙
幣を乱すことなく、整列状態のままで紙幣集積部
に搬送することができて、その後の紙幣取込みの
処理が円滑にでき、ジヤムの発生を防止すること
ができる。
また、紙幣集積部に整列されて集積された出金
紙幣をその整列のままで入出金口まで搬送するの
で、整列された出金紙幣の取出しが容易となる。
しかも、入金紙幣の投入において、正常な投入
であるかを複数のセンサで検知するので、端折
れ、2つ折れした紙幣や短いカードなどが投入さ
れたときは、正常な紙幣の投入でないことが判定
されるので、このような異常な投入では紙幣の搬
送を禁止することで、紙幣のクランプミスを招い
たり、または受板からの落下をなくし、紙幣や異
物を内部機構内に落下させることを確実に防止す
ることができ、紙幣のクランプ搬送を確実に行な
わせる効果を得る。
(ト) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は入金紙幣の受入れ、出金紙幣の放出処理
を行なう紙幣処理装置を示し、第1図〜第3図に
おいて、この紙幣処理装置は入出金口1と、この
入出金口1の下部に形成された紙幣集積部2と、
これら入出金口1と紙幣集積部2との間に紙幣を
挟持して搬送するクランプ搬送機構3とを備えて
いる。
前述の入出金口1は多数の紙幣を一括し、かつ
横長にて投入可能な大きさに形成され、前後方向
を前後ガイド板4,5によつて形成し、左右方向
を後述するクランプ搬送機構3の左右一対のクラ
ンプ8,8が、第1図中上部の仮想線で示す上限
位置に移動したとき、該クランプ8,8によつて
形成する。
前述のクランプ搬送機構3は紙幣6の下縁を受
止める左右と中央の3枚で分割形成させた受板7
と、紙幣6の両側端を両側方から挟持する左右一
対のクランプ8と、このクランプ8を前述の上部
の入出金口1と後述する斜め下部の紙幣集積部2
との位置に上下動させる左右一対のベルト9とを
備えている。
上述のクランプ8は固定片10と可動片11と
によつて形成され、固定片10は略L字形をな
し、その基部は側壁12に内側に沿つて架設され
たガイド杆13,13により上下移動可能に支持
され、この固定片10の外側面には側壁12の適宜
の長孔(図外)を介して、これより外方に突出す
る連結ピン14を連設している。
前述の可動片11はL字形をなし、端部が前述
の固定片10の端部とピン15で枢着されて、両
片10,11によりコの字形を形成し、第4図に
も示すように、ピン15にはバネ16が巻掛けら
れて、前述の可動片11が挟持方向に押圧付勢さ
れている。そして、可動片11の側壁12側には
操作片17が連設され、この操作片17は可動片
11の挟持状態を解くときに操作される。
前述の側壁12の内側であつて、クランプ8の
移動上限位置と下限位置における前述の操作片1
7と対応する位置には解除カム18,19が設け
られ、この解除カム18,19に上述の操作片1
7が接当することによつて、可動片11の挟持状
態が解かれる。その結果、クランプ8は上部の入
出金口1と下部の紙幣集積部2の位置で挟持状態
が解除され、これらの間では紙幣6を挟持する状
態となる。
前述の受板7の内、左右の受板7a,7aは、
各クランプ8の固定片10の背面側に立設された
支持片20,20に、ピン21で回動可能に枢着
され、これらの受板7a,7aはクランプ8の底
部を閉鎖する閉鎖位置と、底部を開放する開放位
地とに可動し、通常はバネ22によつて閉鎖位置
に付勢されている。そして、後述する開放操作機
構が操作する操作部23を形成している。
前述の受板7の内、中央の受板7bは、ガイド
板4の背面側に立設された支持片24,24にピ
ン25で回動自在に枢着され、この受板7bもク
ランプ8の底部を閉鎖する閉鎖位置と、開放する
開放位置とに可動し、通常はバネ26によつて開
放位置に付勢され、その後端側に連結杆27を介
して連結された第1ソレノイド28がONするこ
とによつて、受板7bは開放位置に回動される。
前述のベルト9は側壁12の外側に位置し、こ
の側壁12に片持ち状に軸受されたプーリ29〜
31に張設され、クランプ8の移動に対応するベ
ルト9の内側には係止片32が固定され、この係
止片32は前述のクランプ8の連結ピン14が係
止されている。そのためにベルト9が正逆転する
ことによつて、クランプ8は上下に移動される。
なお、クランプ8の上限位置は、第1図中上部の
仮想線で示す入出金口1の左右位置であり、ま
た、クランプ8の下限位置は、第1図中下部の仮
想線で示す紙幣集積部2底部の左右位置である。
前述のクランプ8が入出金口1の設定された移
動した上限位置にあるとき、前述のクランプ8の
連結ピン14の下動をロツクするロツク片33が
ピン34によつて側壁12に枢着され、このロツ
ク片33は適宜のスプリングによつてロツク方向
に押圧付勢されている。また上述のロツク片33
には第2ソレノイド35が連結され、このソレノ
イド35がONすることによつて、ロツク片33
のロツクが解除される。
さらに、前述のベルト9の係止片32の上下限
位置には、クランプ8の上下限の移動位置を検知
するための第1スイツチ36、第2スイツチ37
が設けられている。
また、前述のプーリ31には正逆転駆動する第
1モータ38よりベルト39を介して動力伝導さ
れ、このモータ38の正逆転制御により、前述の
ベルト9は駆動されて、クランプ8は上下に移動
し、さらに、モータ38が第1、第2のスイツチ
36,37の停止制御により、クランプ8は上下
限位置で停止される。
前述のクランプ8が下限位置にあるとき、受板
7aの操作部23に対向させて、受板7aの開放
操作機構40が設けられている。
開放操作機構40には、上述の操作部23に対
向する操作レバー41を有し、このレバー41は
ピン42に枢着されて回動自在に設けられ、適宜
のバネ(図外)により後述する操作カム側に付勢
されている。
上述の操作レバー41の基部側面には、操作カ
ム43が位置し、この操作カム43は第1図にお
いて、時計方向に回動されることによつて、操作
レバー41を可動させ、この可動によつて操作レ
バー41の先端が受板7aの操作部23を押下し
て受板7aを開放位置に回動操作する。
上述の操作カム43には、ストツパ片44が連
設され、このストツパ片44がストツパピン45
に当接することにより、操作カム43の回動は阻
止され、この操作カム43の復帰はスプリング4
6の作用力によつて行なわれる。
上述の操作カム43は適宜のトルクリミツタ
(図外)を介して軸47に軸支され、この軸47
に固定されたプーリ48にベルト49を介して第
2モータ50から動力伝導される。
上述の操作カム43は通常受板7aが閉鎖位置
にある位置にあつて、第2モータ50が所定の方
向に回動することにより、操作レバー41が介し
て受板7aを開放位置に可動する位置に回動し、
さらに、ストツパ片44がストツパピン45に接
当すると、トルクリミツタによつて回動が停止さ
れる。
なお、第2モータ50の回動が継続されること
によつて、受板7aの開放位置での停止が継続さ
れる。
また、第2モータ50が停止されると、操作カ
ム43はスプリング46の作用力で復帰し、受板
7aも閉鎖位置に復帰される。
前述の紙幣集積部2は押圧板51と、これに対
向するカイド板52と、前述のクランプ8と、受
板7aとによつて箱状態に形成している。
上述の押圧板51は前述の両クランプ8,8間
に入る幅に形成され、その背面には取付け片53
を連設し、この取付け片53はピン54によつて
支持部材55に枢着されて、取付け片53が上下
に首振りができるように設けられ、上述の支持部
材55は適宜固定された支持杆56に前後摺動可
能に支持され、スプリング57によつて後方側に
押圧付勢されている。
また、上述の支持部材55の下面側には、操作
部58が形成され、中間部がピン59で枢着され
たレバー60の上端が操作部58に連結されてい
る。
上述のレバー60の下端は、連結杆61および
スプリング62を介して、第3ソレノイド63が
連結されている。
そして、このソレノイド63がONすることに
よつて、レバー60が可動し、支持部材55が前
方へ押出されて、押圧板51を対向するガイド板
52にスプリング62の付勢力で押圧する。
前述のガイド板52は前述の両クランプ8,8
間に入る幅に形成され、中間部で上部が背面側に
向うようにへの字状に屈曲形成されると共に、背
面側下部が軸87に枢着され、前述の押圧板51
が紙幣6を押圧したとき、その押圧になじむよう
に設けられている。
紙幣集積部2の下部であつて、前述の押圧板5
1の両側縁に対向する左右の位置には、取込みロ
ーラ64が回動軸65に軸支され、このローラ6
4は取込み方向に回動されることによつて、紙幣
集積部2の紙幣6を後段側に取込む。
上述の取込みローラ64には、紙幣集積部2の
底部下方の位置で、ゲートローラ66が対接さ
れ、このゲートローラ66は軸67に対して適宜
の一方向クラツチを介して、取込み方向には停止
し、反取込み方向には回動可能に軸支され、取込
みローラ64が取込み方向に回動したときは、停
止状態にあつて、取込み紙幣に対して摩擦を付与
して、2枚取込みを阻止している。
さらに、取込みローラ64の取込み方向側に
は、挟持ローラ68が対接され、この挟持ローラ
68は取込みカイド板69の一端に軸支され、ま
た、取込みガイド板69は他端がピン70で枢着
されて、適宜のスプリングで挟持ローラ68を取
込みローラ64側に付勢すべく設けられている。
このために取込みローラ64で取込まれる紙幣
6はゲートローラ66で2枚取込みを阻止されな
がら、挟持ローラ68で移送力を受け、取込みガ
イド板69で案内されて取込まれる。
前述のガイド板52の上縁側とガイド板5の下
縁との間には、紙幣集積部2に出金紙幣を送込む
送込み口71が形成され、この送込み口71の下
側であつて、ガイド板52の両側縁に対応する左
右の位置には、送込みローラ72が回動軸73に
軸支され、この送込みローラ72にはカール付け
ローラ74が対設されている。
上述の送込みローラ72は送込み方向に駆動さ
れることによつて、適宜の出金紙幣の収納部より
繰出された紙幣を、カール付けローラ74との対
接によつて紙幣集積部2に送込む。また、上述の
カール付けローラ74は、送込みローラ72との
対接する周面の外側にカール付け突起75……を
有しており、この突起75……は左右の送込みロ
ーラ72の外側で紙幣と接することにより、紙幣
の両側縁側を湾曲させて、紙幣に腰を作り、紙幣
の送出し時に紙幣が折曲されることを防止する。
同時にカール付け突起75は既に集積された紙
幣の上縁に接して、これを押圧板51側に叩くこ
とによつて、新たに送込まれる紙幣の集積を容易
にしている。
前述のカール付けローラ74は、送込みガイド
板76の一端に軸支され、またこのガイド板76
の他端はピン77で枢着されると共に、適宜のス
プリングによつてカール付けローラ74を、送込
みローラ72に押圧付勢すべく設けられている。
前述の取込みローラ64と送込みローラ72と
の中間位置であつて、前述のガイド板52の両側
縁側の左右の位置には、補助ローラ78が軸79
に軸支され、この補助ローラ78は送込みローラ
72よりベルト80を介して動力伝導され、紙幣
の取込みおよび送込みの補助を行なう。
そして、取込みローラ64および送込みローラ
72は第3モータ81よりベルト82を介して動
力伝導される。
第3図にも示すように、前述の入出金口1には
紙幣6の投入および取出しを検知する他に、投入
された紙幣6の幅を検知して、正常な投入幅で投
入されたかを判定するための第1センサ83が設
けられ、この第1センサ83は3個が入出金口1
の幅方向に配設され、この配置は中央部と左右と
であつて、左右に配置されたセンサ83,83は
取扱い紙幣の内、最小の紙幣が片側に寄せれて投
入されても、左右のセンサ83,83で検知し得
る位置であり、また、4つ折り紙幣であつて、片
側の折目で紙幣が折曲げられて投入されたとき、
これを一方のセンサ83,83が検知することが
ないという条件を満たす位置に設定されている。
そして、このセンサ83……の検出ライン上に
あるガイド板4,5やクランプ8,8の部分には
透孔(図示省略)を形成して、センサ83……の
検知光線を阻害しないように設けていることは言
うまでもない。
第1図に示すように、前述の入出金口1の下部
であつて、クランプ搬送機構3によつて紙幣6が
搬送される搬送経路内の中央位置には第2センサ
84が設けられ、このセンサ84は搬送される紙
幣の通過時間を監視することによつて、紙幣6の
投入方向の長さを判定する。
紙幣集積部2の下部には第3センサ85が設け
られ、このセンサ85は集積部2に集積された紙
幣が、例えば、全部取込まれるなどして、なくな
つたことを検知する。
前述の出金紙幣の送込み口71の前段位置には
第4センサ86が設けられ、このセンサ86は出
金紙幣の送込みを検知する。
そして、上述の各センサ83〜86は周知の光
電センサによつて構成される。
このように構成した紙幣処理装置の入金処理を
第5図を参照して説明する。
通常クランプ搬送機構3のクランプ8は紙幣集
積部2の底部の下限位置で開放状態にあり、また
底部の受板7aは紙幣6を受止める姿勢にあり、
さらに入出金口1の受板7bは開放状態の位置に
ある。
第1ステツプ91で、第1モータ38が正転制
御されると、ベルト9はクランプ8を上動する方
向に駆動され、クランプ8は入出金口1に移動さ
れる。
上述のクランプ8が上限位置に至ると上限の解
除カム18がクランプ8の可動片11の操作片1
7を操作して、このクランプ8が挟持を開放した
開放状態にし、さらにロツク片33は連結ピン1
4をロツクしてクランプ8の下動をロツクし、、
ベルト9の係止片32は第1スイツチ36を操作
する。
第2ステツプ92で、第1スイツチ36のON
が検知されると、第3ステツプ93で、第1モー
タ38は停止されて、クランプ8の上動は停止さ
れ、第4ステツプ94で、第1ソレノイド28が
ONされて、中央の受板7bは紙幣6を受止める
位置に可動されて、紙幣6の受入れの準備が完了
する。
入金紙幣の投入は複数枚の紙幣6の場合、一括
して入出金口1に揃えて投入する。
第5ステツプ95では、3個の第1センサ83
……によつて、紙幣6が正常に投入されたかを判
定する。
すなわち、3個のセンサ83……の全部が
OFFになつて、それぞれ紙幣を検知したときは、
紙幣6が折曲げられることなく、正常な姿勢で投
入されたと判定する。
しかし、両側のセンサ83の1つがONであつ
て、紙幣6を検知していないときは、紙幣6の端
が折曲げられて投入されたか、あるいはカードな
どの異物が投入されたものと判定して、受入れを
拒否する。
前述の第5ステツプ95で、正常に紙幣6が投
入されたと判定されたときは、第6ステツプ96
で、所定時間の間投入完了を待つた後、第7ステ
ツプ97で、第2ソレノイド35をONにする。
第2ソレノイド35のONによつて、ロツク片
33は連結ピン14のロツクを解除するためにク
ランプ8の下動は許容され、第8ステツプ98
で、第1モータ38が逆転制御されることによつ
て、ベルト9は逆転して、クランプ8の下動が開
始される。
第9ステツプ99では、第1ソレノイド28が
OFFにされ、これによつて中央の受板7bは開
放の位置に復帰し、クランプ8の下動を許容す
る。
クランプ8の下動によつて可動片11の操作片
17が上限の解除カム18と離れることにより、
この可動片11はバネ16の作用力によつて入出
金口1の紙幣6を挟持し、この挟持姿勢で紙幣6
を下部の紙幣集積部2に搬送する。
上述のクランプ8が下限位置に至ると、可動片
11の操作片17が下限の解除カム19に操作さ
れて開き、紙幣6の挟持が解かれる。
同時にベルト9の係止片32は下限の第2スイ
ツチ37を操作し、この操作が第10ステツプ10
0で検知されると、第11ステツプ101で、第1
モータ38は停止されて、クランプ8の下動が停
止され、また第12ステツプ102で、第2ソレノ
イド35もOFFされる。
これによつて投入された入金紙幣は紙幣集積部
2で受板7aに受止められた状態でで集積され
る。
第13ステツプ103では、紙幣6が搬送される
際の第2センサ84を通過する時間を検知して、
紙幣6の投入方向の長さが正常か否かが判定さ
れ、正常な長さに対応する時間よりも長すぎる場
合、または短すぎる場合は、異物の投入であると
判定される。
前述の第13ステツプ103で、正常な紙幣6の
長さであると判定されたときは、第14ステツプ1
04で、第3ソレノイド63がONされることに
よりレバー60が引かれ、支持部材55が押出さ
れて、押圧板51は入金紙幣をガイド板52に押
圧する。
なお、この押圧力はスプリング62の作用力で
ある。
第15ステツプ105で、第2モータ50がON
されると、操作カム43が回動し、この回動で操
作レバー41が受板7aの操作部23を操作し
て、この受板7aを開放する。
そして、第2モータ50のONが継続されるこ
とにより、操作カム43はストツパ片44がスト
ツパピン45に接当することによつて、回動は停
止されるも、トルクリミツタによつて姿勢が維持
され、受板7aの開放状態が保持される。
第16ステツプ106で、押圧板51および受板
7aの可動完了時間の経過を待つた後、第17ステ
ツプ107で、第3モータ81をONして取込み
方向に駆動される。
第3モータ81が駆動されることによつて、取
込みローラ64は取込み方向に回動する。
なお、送込みローラ72および補助ローラ78
も同時に回動するも、送込みローラ72は作用し
ない。
上述の取込みローラ64の回動によつて、紙幣
集積部2の入金紙幣はゲートローラ66に制御さ
れて1枚ずつ取込まれ、挟持ローラ68と取込み
ガイド板69とによつて順次送出される。
このような紙幣の取込みが順次行なわれて、第
3センサ85が紙幣のなくなつたことを検知する
と、第18ステツプ108で、これが判定され、第
19図ステツプ109で、最終取込み紙幣が完全
に取込まれる時間の経過を待つて、第20ステツプ
110で、第3モータ81を停止することによ
り、取込みローラ64の取込み動作を停止する。
そして、第21ステツプ111で、第2モータ5
0が停止されると、操作カム43はスプリング4
6の作用力で元の位置に復帰されるため、操作レ
バー41も復帰し、受板7aはバネ22によつ
て、紙幣6を受止める位置に復帰される。
第22ステツプ112で、第3ソレノイド60が
OFFにされると、支持部材55はスプリング5
7に引かれて、押圧板51は元の位置に復帰し
て、入金紙幣の取込み処理を終了する。
前述の第13ステツプ103で、異物の投入であ
ると判定したときは、この異物を入出金口1に返
却すべく処理される。
すなわち、第23ステツプ113で、第1モータ
38は逆転制御されてクランプ8を上動し、この
上動初期でクランプ8は異物を挟持する。
クランプ8が上限位置に至つて、第1スイツチ
36を操作すると、第24ステツプ114で、これ
が判定され、第25ステツプ115で、第1モータ
38は停止されると同時に、異物の挟持は解かれ
る。
そして、第26ステツプ116で、異物の投入で
あるため、これを取出すべく案内表示を行なう。
第27ステツプ117で、異物が取出されたか
を、第1センサ83の出力に基づいて判定し、取
出しが判定されると、第28ステツプ118で、イ
ニシヤル復帰の処理が行なわれる。
この処理は前述の第7〜第12ステツプ97〜1
02と等価な処理であつて、クランプ8を紙幣集
積部2の下部位置に戻されて処理を終了する。
また、前述の第5ステツプ95で、紙幣6の異
状投入、または異物の投入と判定されたときは、
第26ステツプ116にスキツプされて、それ以下
の処理を行なつて終了する。
次に出金処理を第6図を参照して説明する。
第1ステツプ121で、第3ソレノイド63を
ONし、この操作で押圧板51はガイド板52側
に移動しスプリング62の作用力で押圧してい
る。
第2ステツプ122で、押圧板51の移動の完
了を待つた後、第3ステツプ123で、第3モー
タ81をONし、このONで送込みローラ72、
補助ローラ78が送込み方向に回動される。
なお、取込みローラ64も回動されるが、受板
7aが底部を形成する位置にあるため、作用はし
ない。
適宜の出金紙幣の繰出し部より繰出されて、送
込みローラ72に案内された出金紙幣は、さらに
この送込みローラ72とカール付けローラ74に
よつて紙幣は腰を付けられて、紙幣集積部2に送
込まれる。
このとき押圧板51が押圧状態にあるが、補助
ローラ78の強制送込みによつて、押圧板51と
ガイド板52との間に差込まれる。
また、このような紙幣6の送込みが順次行なわ
れることによつて、既に集積された紙幣の上縁は
カール付けローラ74の突起75によつて、押圧
板51側に押しやられるので、次の紙幣の送込み
が容易となる。
所定の出金紙幣の送込みが終了すると、第4セ
ンサ86がこれを検知し、第4ステツプ124
で、これが判定されると、第5ステツプ125
で、第3モータ81は停止され、送込みローラ7
2および補助ローラ78は停止される。
第6ステツプ126で、第3ソレノイド63を
OFFすることにより、押圧板51は元の位置に
復帰し、第7ステツプ127で、押圧板51の復
帰完了を待つた後、第8ステツプ128で、第1
モータ38を正転に駆動する。
この駆動によつて、クランプ8は上動し、下限
の解除カ19がクランプ8の可動片11の操作片
17と離れることによつて、クランプ8は紙幣集
積部2の出金紙幣を挟持して上方に搬送すること
ができる。
クランプ8が上限位置に至つて、第1スイツチ
36が操作され、第9ステツプ129で、これが
判定されると、第10ステツプ130で、第1モー
タ38は正転制御が停止され、クランプ8の上動
は停止される。
クランプ8が上限位置に至ると、ロツク片33
は連結ピン14をロツクし、さらに上限の解除カ
ム18によつて、クランプ8による紙幣の挟持は
解かれて、左右の受板7aによつて受止められ、
また紙幣の上部は入出金口1より突出する状態で
待機することになる。
入出金口1の出金紙幣が取出されると、第1セ
ンサ83がこれを検知し、第11ステツプ131
で、これが判定されると、第12ステツプ132
で、第2ソレノイド35がONされることによつ
て、ロツク片33のロツクを解き、第13ステツプ
133で、第1モータ38を逆転制御することに
よつて、クランプ8は下動される。
クランプ8が下限位置に至ると、下限の解除カ
ム19でクランプ8は開放され、さらに第2スイ
ツチ37が操作され、第14ステツプ134で、こ
れが検知されると、第15ステツプ135で、第1
モータ38の逆転制御は停止されて、クランプ8
の下動は停止され、第16ステツプ136で、第2
ソレノイド35はOFFされて、出金紙幣の送込
み処理は終了する。
なお、上述の実施例で、クランプ8は固定片1
0側も可動すべく構成するもよい。
また、クランプ8は左右一対で構成している
が、1箇所でクランプするように構成するもよ
い。
また、クランプ搬送機構3はクランプ8と、こ
れを上下動するベルト9で構成されているが、紙
幣を挟持して搬送する機構であれば、他の構成で
もよい。
さらに、開放操作機構40はモータ50の駆動
力によつて操作レバー41を回動しているが、ソ
レノイドや他の機構で構成するもよい。
さらに、入金紙幣の投入幅を検知する第1セン
サ83は3個で構成しているが、複数個で合理的
に構成すればよい。
また、受板7a,7bは第1センサ83と等ピ
ツチの幅で、かつ位置を上下で対応させている
が、センサ83の配設ピツ以下であればよい。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は紙
幣処理装置の内側の側面図、第2図はその外側の
側面図、第3図はクランプ搬送機構の平面図、第
4図はクランプの側面図、第5図は入金処理のフ
ローチヤート、第6図は出金処理のフローチヤー
チである。 1……入出金口、2……紙幣集積部、3……ク
ランプ搬送機構、8……クランプ、7a,7b…
…受板、83……第1センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入金紙幣の投入および出金紙幣の受取りを行な
    う入出金口の下部に、入金紙幣および出金紙幣を
    集積する紙幣集積部を設けた紙幣処理装置であつ
    て、 上記入出金口と紙幣集積部との各部位ではクラ
    ンプを開放し、両部位間では紙幣をクランプして
    搬送するクランプ搬送機構を設け、 前記入出金口および紙幣集積部においてそれぞ
    れの下部で紙幣の下部を受止め、前記クランプの
    上下移動を許容する出退可能な受板を設け、 前記入出金口には、入金紙幣の投入幅を検知
    し、正常な投入幅でないことを検知することに基
    づいて前記クランプ搬送機構の動作を禁止するた
    めの信号を出力する複数のセンサを幅方向に配設
    した 紙幣処理装置。
JP683383U 1983-01-20 1983-01-20 紙幣処理装置 Granted JPS59113859U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5764878A (en) * 1980-10-06 1982-04-20 Oki Electric Ind Co Ltd Automatic money input and output device
JPS57106995A (en) * 1980-12-24 1982-07-03 Tokyo Shibaura Electric Co Currency automatic dealing device

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