JPH10181922A - 紙幣処理機 - Google Patents

紙幣処理機

Info

Publication number
JPH10181922A
JPH10181922A JP8349076A JP34907696A JPH10181922A JP H10181922 A JPH10181922 A JP H10181922A JP 8349076 A JP8349076 A JP 8349076A JP 34907696 A JP34907696 A JP 34907696A JP H10181922 A JPH10181922 A JP H10181922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feeding
unit
bills
separation
separating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8349076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3399761B2 (ja
Inventor
Masaaki Egashira
正哲 江頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Laurel Bank Machine Co Ltd
Original Assignee
Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Laurel Bank Machine Co Ltd filed Critical Laurel Bank Machine Co Ltd
Priority to JP34907696A priority Critical patent/JP3399761B2/ja
Publication of JPH10181922A publication Critical patent/JPH10181922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399761B2 publication Critical patent/JP3399761B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入された紙幣を分離して機内において繰り
出す際に、この分離繰出動作に異常が発生した場合、こ
の異常状態を自動的に解除する。 【解決手段】 分離繰出部24の分離繰出動作中に検出
部の検出により紙幣の分離繰出状態に異常があると判定
すると、分離繰出動作を停止させるとともに、一対のベ
ルト体20,21によってこれらの間に存在する紙幣を
挾持状態で上方に移動させ、繰出口シャッタ22で繰出
口23aを閉塞させた後、一対のベルト体20,21同
士を離間させて紙幣の挾持を解除し、その後、該一対の
ベルト体20,21同士を近接させ紙幣を挾持させて、
繰出口シャッタ22で繰出口23aを開放させた後、分
離繰出部24に分離繰出動作を再開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一括投入された紙
幣を一枚ずつ分離して繰り出し、計数等の所定の処理を
行う紙幣処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】一括投入された紙幣を一枚ずつ分離して
繰り出し、計数等の所定の処理を行う紙幣処理機とし
て、例えば、特開昭60−251487号公報に開示さ
れたものがある。この紙幣処理機は、開放されたシャッ
タを介して回転部に紙幣が一括投入されると、シャッタ
が閉塞された後、回転部が回転して、紙幣が一括して分
離計数部に送り込まれる。この分離計数部においては、
紙幣が一枚ずつに分離されて計数された後、紙幣認識部
において鑑別され、良と鑑別された紙幣は第1の集積部
へ、不良と判別された紙幣は第2の集積部へ、それぞれ
案内されて集積される。そして、不良と鑑別された紙幣
は、再度、回転部を介して分離計数部に送られ、再鑑別
されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、銀行員等のよ
うな特定の人間が扱うテラー専用機に対し、一般の人が
扱う自動機においては、入金すべき紙幣の整列状態が問
題となる。すなわち、一般に、テラー専用機において
は、テラー自身が装置の特性を考慮し、紙幣を効率良く
装置に取り込ませるためには、入金すべき紙幣を事前に
整列させる必要があることを熟知しているため、このよ
うに処理を行うことになるが、一般の人は、入金すべき
紙幣を事前に整列させる必要があることを知らない場合
が多く、整列させずに投入してしまう場合が多くある。
このように整列させずに投入した場合、投入された紙幣
を一枚ずつに分離するために必要以上の時間を要した
り、最悪の場合には、投入した紙幣を分離して繰り出す
ことができずに残留し、エラーを引き起こすことがあっ
た。したがって、本発明の目的は、投入された紙幣を分
離して機内において繰り出す際に、この分離繰出動作に
異常が発生した場合、この異常状態を自動的に解除する
ことができる紙幣処理機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙幣処理機は、一括投入された紙幣を、入
金計数部に送り、該入金計数部において一枚ずつに分離
して繰り出すものであって、前記入金計数部は、上下方
向に搬送方向を沿わせて配置されるとともに相互間に紙
幣を受け入れる、互いに近接・離間可能に設けられた一
対のベルト体と、これらベルト体間に受け入れられた紙
幣を下側から支持するとともに繰出口を有する支持部
と、前記繰出口を開閉可能な繰出口シャッタと、前記繰
出口から導入される紙幣を一枚ずつに分離して繰り出す
分離繰出動作を行う分離繰出部と、該分離繰出部におけ
る紙幣の分離繰出状態を検出する検出部と、前記分離繰
出部の分離繰出動作中に前記検出部の検出により紙幣の
分離繰出状態に異常があると判定すると、前記分離繰出
部の分離繰出動作を停止させるとともに、前記一対のベ
ルト体によってこれらの間に存在する紙幣を挾持状態で
上方に移動させ、前記繰出口シャッタで前記繰出口を閉
塞させた後、前記一対のベルト体同士を離間させて紙幣
の挾持を解除し、その後、該一対のベルト体同士を近接
させ紙幣を挾持させて、前記繰出口シャッタで前記繰出
口を開放させた後、前記分離繰出部に分離繰出動作を再
開させる制御部と、を有することを特徴としている。こ
れにより、制御部が、分離繰出部の分離繰出動作中に検
出部の検出により紙幣の分離繰出状態に異常があると判
定すると、分離繰出動作を停止させるとともに、一対の
ベルト体によってこれらの間に存在する紙幣を挾持状態
で上方に移動させ、繰出口シャッタで繰出口を閉塞させ
た後、一対のベルト体同士を離間させて紙幣の挾持を解
除する。すると、一対のベルト体間の紙幣が支持部に落
下されることになり、その衝撃で各紙幣の下端が支持部
に沿ってその不揃いが解消され、あるいは解消され易く
なる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態による紙
幣処理機を図1および図2を参照して以下に説明する。
なお、この実施の形態の紙幣処理機は、入金のみを行う
紙幣入金機であり、しかもその内部において紙幣を長手
方向を搬送方向に沿わせた状態で搬送させるものであ
る。
【0006】機体11の前面11a側に取引口12が設
けられており、機体11の取引口12側の内側には、左
右方向に沿う支持軸13を中心に回転可能とされるとと
もに、その内部に固定側駆動ベルト16および該固定側
駆動ベルト16に対し平行をなした状態で近接・離間可
能に設けられた可動側従動ベルト17が一対対向配置さ
れてなる略円筒状の取引ドラム14が設けられており、
該取引ドラム14には、これを制御しつつ作動させる取
引ドラム機構14A(図2参照)が設けられている。取
引ドラム14と取引口12との間には開閉可能な取引口
シャッタ15が設けられており、該取引口シャッタ15
には、これを制御しつつ作動させる取引口シャッタ機構
15A(図2参照)が設けられている。そして、入金処
理を行うべく操作者により図示せぬ操作部で操作が行わ
れると、総合制御部10(図2参照)が取引口シャッタ
機構15Aにより取引口シャッタ15を開放させる。す
ると、取引口12から取引ドラム14の離間状態にある
可動側従動ベルト17と固定側駆動ベルト16との間に
かけて、操作者により紙幣が長手方向を前後方向に沿わ
せて集積状態で載置されることになる。
【0007】このようにして紙幣が載置されると、総合
制御部10が、取引ドラム機構14Aにより取引ドラム
14の可動側従動ベルト17を固定側駆動ベルト16方
向に移動させて該固定側駆動ベルト16との間で紙幣を
挾持させ、さらに、この挾持状態で固定側駆動ベルト1
6を駆動させることにより、挾持した紙幣を介して可動
側従動ベルト17を連れ回りさせつつ取引口12にわた
って載置された紙幣を完全に取引ドラム14内へ一括し
て取り込ませることになる。そして、取り込みが完了す
ると、総合制御部10は、取引口シャッタ機構15Aに
より取引口シャッタ15を閉塞させた後、取引ドラム機
構14Aにより取引ドラム14を所定方向(図1におけ
る反時計回り方向)に90度回転させることになる。
【0008】取引ドラム14の直下には、上記のように
回転した取引ドラム14から固定側駆動ベルト16が駆
動されることにより固定側駆動ベルト16および可動側
従動ベルト17で紙幣が一括して送り出されるとこれを
取り込む入金計数部19が設けられていて、該入金計数
部19には、これを制御しつつ作動させる入金計数部機
構19A(図2参照)が設けられている。入金計数部1
9には、取引ドラム14からの紙幣を相互間に受け入れ
る、固定側駆動ベルト(ベルト体)20および該固定側
駆動ベルト20に対し平行をなして近接・離間可能に設
けられた可動側従動ベルト(ベルト体)21が、一対対
向しかつ上下方向に搬送方向を沿わせて配置されてお
り、また、入金計数部19は、これら固定側駆動ベルト
20および可動側従動ベルト21の間に送り込まれた紙
幣を下側から支持するとともに一方の固定側駆動ベルト
20側、具体的には該固定側駆動ベルト20との間に繰
出口23aを有する水平配置された支持部23と、繰出
口23aを開閉可能であって閉時にその一部が支持部2
3とほぼ同一平面をなす繰出口シャッタ22と、その下
側であって機体11の略最下位置に設けられ、繰出口2
3aから導入される紙幣を一枚ずつに分離して繰り出す
分離繰出動作を行う繰出ローラ24aおよび分離ローラ
24bを有する分離繰出部24とを具備している。な
お、分離繰出時において、繰出ローラ24aは紙幣接触
側が紙幣を繰り出す方向に移動するように回転し、分離
ローラ24bは紙幣接触側が紙幣を繰り出す方向に対し
逆方向に移動するように回転する。
【0009】そして、総合制御部10は、入金計数部1
9を、固定側駆動ベルト20に対し可動側従動ベルト2
1を離間させかつ繰出口シャッタ22で繰出口23aを
閉塞させた状態で、取引ドラム14からの紙幣の取り込
みを開始させ、所定のタイミングで入金計数部機構19
Aにより可動側従動ベルト21を固定側駆動ベルト20
の方向に移動させて該固定側駆動ベルト20との間に送
り込まれた紙幣を挾持させ、固定側駆動ベルト20の駆
動により、入金計数部19に取り込む。そして、繰出口
シャッタ22を開かせ、固定側駆動ベルト20を駆動す
ることでこれに接する紙幣を下方に蹴り出させるととも
に、下側の分離繰出部24によって、蹴り出された紙幣
を確実に一枚ずつに分離して計数しつつ送り出させこと
になる。
【0010】入金計数部19は、その分離繰出部24の
機体11における後方側に、機体11の最下位置に沿っ
て、分離繰出部24から一枚ずつ送り出された紙幣につ
いて搬送方向に直交する幅方向(図1における紙面に直
交する方向)における一端縁部側を揃える幅寄せ搬送部
27を有している。さらに、入金計数部19は、この幅
寄せ搬送部27の後端の上側に、幅寄せ搬送部27で幅
寄せされた後に搬送される紙幣を鑑別する紙幣鑑別部2
8を有している。この紙幣鑑別部28では、紙幣の真偽
および金種を鑑別し、総合制御部10がこの紙幣鑑別部
28の鑑別結果に基づいて入金金額を算出することにな
る。
【0011】加えて、入金計数部19は、紙幣鑑別部2
8の上側に、該紙幣鑑別部28で鑑別された後の紙幣を
搬送する屈曲搬送部30を有しており、該屈曲搬送路3
0は、その機体11における前面11a側に配置された
第1集積部32および第2集積部33に選択的に紙幣を
搬送するための第1分岐部34および第2分岐部35を
有している。すなわち、総合制御部10は、紙幣鑑別部
28で真の紙幣以外のものと鑑別された紙幣を、屈曲搬
送部30で搬送させるとともにその途中位置に設けられ
た第1分岐部34で案内させて第1集積部32に送り込
ませて一時貯留させることになり、紙幣鑑別部28で真
の紙幣と鑑別された紙幣を、屈曲搬送部30で搬送させ
るとともにその最終位置に設けられた第2分岐部35で
案内させて第2集積部33に送り込ませて一時貯留させ
ることになる。
【0012】第1集積部32および第2集積部33は、
ともに略同じ構成をなしており、第1集積部32はその
一方側を第1分岐部34に、第2集積部33はその一方
側を第2分岐部35に向けて配置されるとともに、それ
ぞれ他方側を取引ドラム14側に向けていて、該取引ド
ラム14との間で紙幣の受け渡しが可能に構成されてい
る。ここで、第2集積部33は、第1集積部32の上側
に略水平に配置されており、第1集積部32は、その下
側に取引ドラム14側が上側となるよう水平に対し略4
5度の角度で傾斜して配置されている。そして、第1集
積部32および第2集積部33は、それぞれ、固定側駆
動ベルト36および該固定側駆動ベルト36に対し近接
・離間可能に設けられた可動側従動ベルト37が一対対
向配置されている。ここで、可動側従動ベルト37が上
側に固定側駆動ベルト36が下側に配置されている。
【0013】そして、それぞれの屈曲搬送部30側の入
口には、搬送される紙幣の後端部を固定側駆動ベルト3
6の方向に叩き落とす羽根車38が設けられており、固
定側駆動ベルト36の上側には、押さえ部材39が揺動
自在に設けられている。この押さえ部材39は、可動側
従動ベルト37が固定側駆動ベルト36に対して離間さ
れた状態で、紙幣が固定側駆動ベルト36および可動側
従動ベルト37間に案内されている最中は上方に退避
し、固定側駆動ベルト36および可動側従動ベルト37
間に案内された紙幣の後端部が羽根車38を通過するタ
イミングに合わせて下方に揺動駆動されて、案内される
紙幣の後端部を揃える。第1集積部32には、これを制
御しつつ作動させる第1集積部機構32A(図2参照)
が設けられており、第2集積部33には、これを制御し
つつ作動させる第2集積部機構33A(図2参照)が設
けられている。
【0014】第1集積部32または第2集積部33が、
紙幣を取引ドラム14へ受け渡す際には、総合制御部1
0が、取引ドラム機構14Aにより取引ドラム14を受
渡可能な回転位置に位置させた状態で、第1集積部機構
32Aまたは第2集積部機構33Aにより、紙幣の受け
入れ時に固定側駆動ベルト36から離間状態にあった可
動側従動ベルト37を固定側駆動ベルト36方向に移動
させて該固定側駆動ベルト36との間で紙幣を挾持させ
た後、固定側駆動ベルト36を駆動させることで、挾持
した紙幣を介して可動側従動ベルト37を連れ回りさせ
つつ紙幣を一括して取引ドラム14側に移動させて受け
渡しを行わせる。
【0015】ここで、総合制御部10は、最初の分離計
数および鑑別処理の完了後、紙幣鑑別部28で真の紙幣
ではないと鑑別されて第1集積部32に送られ一時貯留
された紙幣を、取引ドラム14に受け渡しさせた後、再
度、この紙幣についてのみ上述と同様にして分離計数お
よび鑑別を実行させる。そして、この再度の鑑別でも真
の紙幣ではないと鑑別されて第1集積部32に送られた
紙幣を、取引ドラム14に受け渡しさせ、取引口シャッ
タ15の開放の後、取引ドラム14の固定側駆動ベルト
16および可動側従動ベルト17で送らせて取引口12
に一括返却させる。なお、取引口12に返却された紙幣
が所定時間取引口12に放置されると、総合制御部10
は、取引ドラム機構14Aにより、取引ドラム14に紙
幣を取り込ませた後、機体前面11a側における取引口
12の下側に設けられた取り忘れ収納部41に一括して
直接送り込ませ、あるいは、再度分離計数および鑑別処
理を行わせて金額を確定させた状態で第1集積部32お
よび取引ドラム14を介して取り忘れ収納部41に直接
送り込ませる等して回収する。
【0016】そして、最初の分離計数および鑑別処理で
第1集積部32に送られた紙幣がない場合、および再度
の分離計数および鑑別処理が完了した場合のいずれにお
いても、総合制御部10は、第2集積部33に一時貯留
された入金可能な紙幣の入金額を図示せぬ表示部に表示
させるとともに、操作者に対して入金収納を承認するか
入金収納せず返却するかを選択させる表示を行う。これ
により、総合制御部10は、取引ドラム機構14Aによ
り、操作者が返却する旨の指示操作を行った場合取引ド
ラム14を介して取引口12に返却を行わせる一方、操
作者が承認する旨の指示操作を行った場合取引ドラム1
4を介して入金計数部19に紙幣を送らせ、入金計数部
機構19Aにより該紙幣を再度その分離繰出部24で一
枚ずつに分離させて、幅寄せ搬送部27、紙幣鑑別部2
8および屈曲搬送部30を介して搬送させ、屈曲搬送部
30の第2分岐部35から機体11の後面11b側に配
置された上下に長い入金庫43に案内させる。
【0017】この入金庫43の屈曲搬送部30側の受入
口44には、搬送される紙幣の後端部を下方向に叩き落
とす羽根車45が設けられており、また、入金庫43内
には、水平延在するとともに上下に移動する載置板(支
持板)46が設けられている。この載置板46は、その
上に、受入口44から略水平方向に沿って投入される紙
幣を上下方向に順次集積させながら収納するもので、収
納紙幣の集積方向すなわち上下方向に沿って移動自在と
されており、収納される紙幣の最上面位置が一定となる
ようにその支持位置が制御される。
【0018】入金庫43の載置板46より上側には、押
さえ部材47が揺動自在に設けられている。この押さえ
部材47は、紙幣が入金庫43内に案内されている最中
は上方に退避し、入金庫43内に案内された紙幣の後端
部が羽根車45を通過するタイミングに合わせて下方に
揺動駆動されて、案内される紙幣の後端部を揃える。入
金庫43には、これを制御しつつ作動させる入金庫機構
43A(図2参照)が設けられている。
【0019】次に、入金計数部機構19Aについて図2
を主に参照してさらに説明する。入金計数部機構19A
は、上述した紙幣鑑別部28、第1分岐部34の分岐方
向の切り換えを行う第1ゲートソレノイド51および第
2分岐部35の分岐方向の切り換えを行う第2ゲートソ
レノイド52の他に、可動側従動ベルト21を固定側駆
動ベルト20に対し近接および離間させるベルト移動モ
ータ53と、固定側駆動ベルト20を正逆回転させるベ
ルト搬送モータ54と、繰出口シャッタ22を開閉駆動
する繰出口シャッタソレノイド55とを有しており、ま
た、分離繰出部24から幅寄せ搬送部27、紙幣鑑別部
28および屈曲搬送部30までの、第1集積部32、第
2集積部33あるいは入金庫43へ紙幣を搬送するため
の搬送路を構成するベルトおよびローラを駆動する搬送
ベルトモータ56とを有している。
【0020】加えて、入金計数部機構19Aは、搬送ベ
ルトモータ56の動力を分離繰出部24の繰出ローラ2
4aに対して伝達させる伝達状態と、伝達させない伝達
解除状態と、この伝達解除状態で繰出ローラ24aを停
止させる停止状態とを切り換える電磁クラッチ/ブレー
キ57を有しており、さらに、電磁クラッチ/ブレーキ
57の制御および紙幣の分離繰出状態の監視のため繰出
ローラ24aの直後に配置されて繰り出される紙幣を検
出する繰出検出センサ(検出部)58と、それ以外の、
必要に応じて所定の位置に配置される入金計数部機構1
9Aに関わる各種紙幣検出センサ59と、入金計数部機
構19Aの各部の作動を制御するCPU(制御部)60
と、入金計数部機構19Aの作動のためのプログラムお
よび紙幣の鑑別のためのデータ等が記憶されたROM6
1と、紙幣鑑別部28の鑑別結果に基づく金種別の計数
値等を記憶するRAM62とを有している。
【0021】次に、以上の紙幣処理機の作動について説
明する。入金処理を行うべく図示せぬ操作部で操作が行
われると、総合制御部10が取引口シャッタ機構15A
により取引口シャッタ15を開放させ紙幣の投入を可能
とする。そして、取引口12から取引ドラム14の間に
かけて紙幣が載置されると、総合制御部10が、取引ド
ラム機構14Aにより、取引ドラム14の可動側従動ベ
ルト17と固定側駆動ベルト16との間で紙幣を挾持さ
せ、固定側駆動ベルト16を駆動させて、載置された紙
幣を完全に取引ドラム14内へ一括して取り込ませる。
そして、取り込みが完了すると、取引口シャッタ機構1
5Aにより、取引口シャッタ15を閉塞させた後、取引
ドラム14を所定方向に90度回転させる。
【0022】次に、取引ドラム機構14Aにより、取引
ドラム14の固定側駆動ベルト16を駆動して、直下の
入金計数部19に紙幣を一括して送り出させる。そし
て、総合制御部10は、入金計数部機構19Aに入金計
数処理を行わせる指令を出力する。すると、入金計数部
機構19AのCPU60は、取引ドラム14から紙幣が
所定量送り出されたことを各種紙幣検出センサ59で検
出すると、ベルト移動モータ53を駆動させて可動側従
動ベルト21を固定側駆動ベルト20の方向に移動させ
該固定側駆動ベルト20との間で紙幣を挾持させた後、
ベルト搬送モータ54により固定側駆動ベルト20を駆
動させて入金計数部19内に完全に取り込ませる。そし
て、この取り込みが完了すると、繰出口シャッタソレノ
イド55により繰出口シャッタ22を開かせ、ベルト搬
送モータ54を駆動して固定側駆動ベルト20を回転さ
せることでこれに接する紙幣を繰出口23aから下方に
蹴り出させるとともに、搬送ベルトモータ56を駆動
し、該搬送ベルトモータ56に電磁クラッチ/ブレーキ
57により動力伝達状態にある分離繰出部24の繰出ロ
ーラ24aおよび分離ローラ24bによって、蹴り出さ
れた紙幣を一枚ずつに分離し、繰出検出センサ58で検
出しつつ送り出させる、分離繰出動作を行わせる。な
お、この分離繰出動作中において、蹴り出しを行う固定
側駆動ベルト20およびこれを駆動するベルト搬送モー
タ54は、分離繰出部24の一部を構成することにな
る。
【0023】さらに、入金計数部機構19AのCPU6
0は、分離繰出部24から繰り出された紙幣を、搬送ベ
ルトモータ56の駆動により、幅寄せ搬送部27で幅寄
せを行わせつつ搬送させ、紙幣鑑別部28で紙幣の真偽
および金種を鑑別しつつ屈曲搬送部30において搬送さ
せる。ここで、CPU60は、紙幣鑑別部28で真の紙
幣以外のものと鑑別された紙幣を、第1ゲートソレノイ
ド51の制御で第1分岐部34から第1集積部32に一
時貯留させることになり、鑑別部28で真の紙幣と鑑別
された紙幣を、第1ゲートソレノイド51および第2ゲ
ートソレノイド52の制御で第2分岐部35から第2集
積部33に一時貯留させることになる。
【0024】そして、総合制御部10では、最初の分離
計数および鑑別処理の完了後、紙幣鑑別部28で真の紙
幣ではないと鑑別されて第1集積部32で一時貯留され
た紙幣を、第1集積部機構32Aおよび取引ドラム機構
14Aにより第1集積部32から取引ドラム14に受け
渡しさせた後、再度、この紙幣についてのみ上述と同様
にして分離計数および鑑別を実行させる。そして、この
再度の鑑別でも真の紙幣ではないと鑑別されて第1集積
部32に送られた紙幣を、第1集積部機構32Aおよび
取引ドラム機構14Aにより取引ドラム14に受け渡し
させ、取引口シャッタ機構15Aにより取引口シャッタ
15を開放させた後、取引ドラム機構14Aにより取引
ドラム14から取引口12に一括返却させる。
【0025】ここで、最初の分離計数および鑑別処理で
第1集積部32に送られた紙幣がない場合、および再度
の分離計数および鑑別処理が完了した場合のいずれにお
いても、総合制御部10は、紙幣鑑別部28の鑑別結果
に基づいてRAM62に記憶された、第2集積部33に
一時貯留された入金可能な紙幣の入金額を図示せぬ表示
部に表示させる。そして、操作者が返却する旨の指示操
作を行うと、第2集積部機構33Aおよび取引ドラム機
構14Aにより第2集積部33から取引ドラム14を介
して取引口12に返却を行わせる一方、操作者が承認す
る旨の指示操作を行うと、第2集積部33から取引ドラ
ム14を介して入金計数部19に紙幣を送らせ、該紙幣
を再度分離繰出部24、幅寄せ搬送部27、鑑別部28
および屈曲搬送部30を介して搬送し、第1ゲートソレ
ノイド51および第2ゲートソレノイド52の制御で第
2分岐部35から入金庫43に案内させて入金庫機構4
3Aにより入金庫43内で収納させる。
【0026】ここで、この実施の形態の紙幣処理機は、
入金計数部19のCPU60が、分離繰出部24から幅
寄せ搬送部27に向け紙幣を繰り出している分離繰出動
作状態において、紙幣搬送方向における繰出ローラ24
aの下流側に配置された繰出検出センサ58で検出され
る紙幣の情報から、紙幣の分離繰出状態に異常があるか
否かをROM61に記憶された基準データと比較するこ
とにより監視している。例えば、紙幣の繰出間隔(一の
紙幣の搬送方向における上流端と次の紙幣の同上流端と
の検出間隔)が予め定められた所定間隔であれば、異常
なしと判定し、同繰出間隔が前記所定間隔を越えた場合
に異常ありと判定したり、また同繰出間隔が前記所定間
隔を越えた回数が所定の複数回となった場合に異常あり
と判定したりする。
【0027】そして、CPU60は、繰出検出センサ5
8の検出により紙幣の分離繰出状態に異常があると判定
すると、ベルト搬送モータ54を停止させて固定側駆動
ベルト20を停止させるとともに、電磁クラッチ/ブレ
ーキ57により、搬送ベルトモータ56の動力を繰出ロ
ーラ24aに対して伝達させず繰出ローラ24aを停止
させる停止状態に切り換える。このようにして、分離繰
出部24による分離繰出動作を停止させる。これととも
に、固定側駆動ベルト20と可動側従動ベルト21とに
よって、これらの間に存在する紙幣を挾持させた状態
で、固定側駆動ベルト20を紙幣繰出時に対し逆方向に
回転させるようベルト搬送モータ54をあらかじめ定め
られた所定時間駆動して挾持紙幣を一括して所定量上方
に移動させる。そして、繰出口シャッタソレノイド55
により繰出口シャッタ22で繰出口23aを閉塞させた
後、ベルト移動モータ53で固定側駆動ベルト20から
可動側従動ベルト21を離間させて、紙幣の挾持を解除
する。その後、該固定側駆動ベルト20に可動側従動ベ
ルト21を再び近接させ紙幣を挾持させて、繰出口シャ
ッタソレノイド55により繰出口シャッタ22で繰出口
23aを開放させた後、固定側駆動ベルト20をベルト
搬送モータ54により繰出方向に回転させるとともに、
電磁クラッチ/ブレーキ57を搬送ベルトモータ56の
動力を分離繰出部24の繰出ローラ24aに対して伝達
させる伝達状態として、分離繰出部24に分離繰出動作
を再開させることになる。
【0028】以上のように、入金計数部19のCPU6
0が、分離繰出部24の分離繰出動作中に紙幣の分離繰
出状態に異常があると判定すると、分離繰出動作を停止
させるとともに、一対の固定側駆動ベルト20および可
動側従動ベルト21によってこれらの間に存在する紙幣
を挾持状態で上方に移動させ、繰出口シャッタ22で繰
出口23aを閉塞させた後、一対の固定側駆動ベルト2
0および可動側従動ベルト21同士を離間させて紙幣の
挾持を解除することになる。これにより、一対の固定側
駆動ベルト20および可動側従動ベルト21間の紙幣
が、略同一平面に配置された支持部23あるいは繰出口
シャッタ22の一部に向け自重で落下されることにな
り、その衝撃で各紙幣の下端が、支持部23あるいは繰
出口シャッタ22の一部の上平面に沿ってその不揃いが
解消され、あるいは解消され易くなる。したがって、そ
の後に再開される分離繰出部24の分離繰出動作時に、
紙幣が確実に一枚ずつ分離されて繰り出されることにな
る。なお、以上においては、固定側搬送ベルト20によ
り紙幣を繰出ローラ24aに向け蹴り出すことにより該
固定側搬送ベルト20が分離繰出部24の一部を構成す
る場合を例にとり説明したが、固定側搬送ベルト20と
繰出ローラ24aとの間に蹴出ローラを別途設けてもよ
く、この場合は、固定側搬送ベルト20は分離繰出部2
4の一部を構成せずこの蹴出ローラが分離繰出部24の
一部を構成することになる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の紙幣処理
機によれば、制御部が、分離繰出部の分離繰出動作中に
検出部の検出により紙幣の分離繰出状態に異常があると
判定すると、分離繰出動作を停止させるとともに、一対
のベルト体によってこれらの間に存在する紙幣を挾持状
態で上方に移動させ、繰出口シャッタで繰出口を閉塞さ
せた後、一対のベルト体同士を離間させて紙幣の挾持を
解除する。すると、一対のベルト体間の紙幣が支持部に
落下されることになり、その衝撃で各紙幣の下端が支持
部に沿ってその不揃いが解消され、あるいは解消され易
くなる。したがって、その後に再開される分離繰出部の
分離繰出動作時に、紙幣が確実に一枚ずつ分離されて繰
り出されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態による紙幣処理機の
全体構成を示す側断面図である。
【図2】 本発明の一の実施の形態による紙幣処理機の
制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
19 入金計数部 20 固定側駆動ベルト(ベルト体) 21 可動側駆動ベルト(ベルト体) 22 繰出口シャッタ 23 支持部 23a 繰出口 24 分離部 58 繰出検出センサ(検出部) 60 CPU(制御部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一括投入された紙幣を、入金計数部に送
    り、該入金計数部において一枚ずつに分離して繰り出す
    紙幣処理機において、 前記入金計数部は、 上下方向に搬送方向を沿わせて配置されるとともに相互
    間に紙幣を受け入れる、互いに近接・離間可能に設けら
    れた一対のベルト体と、 これらベルト体間に受け入れられた紙幣を下側から支持
    するとともに繰出口を有する支持部と、 前記繰出口を開閉可能な繰出口シャッタと、 前記繰出口から導入される紙幣を一枚ずつに分離して繰
    り出す分離繰出動作を行う分離繰出部と、 該分離繰出部における紙幣の分離繰出状態を検出する検
    出部と、 前記分離繰出部の分離繰出動作中に前記検出部の検出に
    より紙幣の分離繰出状態に異常があると判定すると、前
    記分離繰出部の分離繰出動作を停止させるとともに、前
    記一対のベルト体によってこれらの間に存在する紙幣を
    挾持状態で上方に移動させ、前記繰出口シャッタで前記
    繰出口を閉塞させた後、前記一対のベルト体同士を離間
    させて紙幣の挾持を解除し、その後、該一対のベルト体
    同士を近接させ紙幣を挾持させて、前記繰出口シャッタ
    で前記繰出口を開放させた後、前記分離繰出部に分離繰
    出動作を再開させる制御部と、を有することを特徴とす
    る紙幣処理機。
JP34907696A 1996-12-26 1996-12-26 紙幣処理機 Expired - Fee Related JP3399761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34907696A JP3399761B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 紙幣処理機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34907696A JP3399761B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 紙幣処理機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10181922A true JPH10181922A (ja) 1998-07-07
JP3399761B2 JP3399761B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=18401335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34907696A Expired - Fee Related JP3399761B2 (ja) 1996-12-26 1996-12-26 紙幣処理機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3399761B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7849992B2 (en) 2001-11-22 2010-12-14 Glory Kogyo Kabushiki Kaisya Bill deposit machine
JP2012025456A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Oki Electric Industry Co Ltd 媒体施封装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101019409B1 (ko) * 2006-02-10 2011-03-07 노틸러스효성 주식회사 지폐류 자동수납처리기의 지폐가압장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7849992B2 (en) 2001-11-22 2010-12-14 Glory Kogyo Kabushiki Kaisya Bill deposit machine
JP2012025456A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Oki Electric Industry Co Ltd 媒体施封装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3399761B2 (ja) 2003-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3086167B2 (ja) 紙幣処理機
JPH0498593A (ja) 紙幣自動入出金装置
JPH09293160A (ja) 紙幣処理機
JPH09237365A (ja) 紙幣処理機
JP3284040B2 (ja) 紙幣処理機
JP3197810B2 (ja) 紙幣処理機
JP5462637B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP5308216B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JPH10181922A (ja) 紙幣処理機
JPH03192049A (ja) 自動取引装置における紙幣受取機構
JP5329259B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JPH1186092A (ja) 紙葉類搬送装置および自動取引装置
JP3488005B2 (ja) 紙幣処理機
JPS6327347A (ja) 紙葉類の搬送処理装置
JPH0450637B2 (ja)
JP3286546B2 (ja) 紙幣処理機
JPH05132183A (ja) 紙葉類分離繰出し装置とその制御方法、および、これを用いる現金自動取引装置
JP3558858B2 (ja) 紙幣入出金機
JP2503807Y2 (ja) 紙幣取り込み装置
JP2004210505A (ja) 媒体分離繰り出し機構
JP2000185843A (ja) 紙葉類処理装置
JP3445182B2 (ja) 紙幣処理機
JPH0672590A (ja) 紙幣処理装置
JP3254514B2 (ja) 自動販売機等の紙幣取込・排出部
JPH08147530A (ja) 紙幣一括払出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030107

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130221

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees