JP3286546B2 - 紙幣処理機 - Google Patents

紙幣処理機

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JP3286546B2
JP3286546B2 JP34224396A JP34224396A JP3286546B2 JP 3286546 B2 JP3286546 B2 JP 3286546B2 JP 34224396 A JP34224396 A JP 34224396A JP 34224396 A JP34224396 A JP 34224396A JP 3286546 B2 JP3286546 B2 JP 3286546B2
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日出郎 渥美
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入された紙幣に
対し所定の処理を行う紙幣処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】投入された紙幣に対し所定の処理を行う
従来の紙幣処理機として、例えば、特公平2−1546
6号公報に開示されたものがある。この紙幣処理機は、
複数金種の紙幣を一括して受け入れ、これを搬送処理部
において、一枚ずつ分離搬送するとともに、搬送途中で
鑑別し、この鑑別結果に基づいて、その金種毎に収納
し、あるいは、収納した紙幣を再度一枚ずつに分離搬送
して出金口に出金させるものである。このような紙幣処
理機においては、装置全体の構成として、二枚の機体側
板に亘って各軸を配置するとともに、これら機体側板の
間に各軸を含んで紙幣の搬送処理部を設け、一方の機体
側板の外側に各軸の外側突出部分を含んで各種機構部の
駆動部を設けて、他方の機体側板の外側に各軸の外側突
出部分を含んで搬送処理部のベルト等を駆動する駆動部
を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
紙幣処理機にあっては、両機体側板の外側に障害が発生
した場合には、作業者のアクセスが容易であるためこの
障害に対する迅速な対処が可能であるが、両機体側板間
の搬送処理部において障害が発生した場合、特に紙幣搬
送ジャムあるいはこのジャム等に起因する搬送ベルトの
切れ障害等が発生した場合には、両機体側板が存在する
ため作業者が容易にアクセスすることが困難となり、そ
の対処に多大な時間と労力とを要していた。この問題を
解決するためには、一枚の機体側板を介してすべての駆
動機構部を機体の一方の側面側に配置し、機体の他方の
側面側に紙幣の搬送処理部を配置する、いわゆる片持ち
構造を採用すれば、いずれの位置において障害が発生し
ても、これに容易にアクセスしてその対処が可能とな
る。しかしながら、一枚の機体側板に軸を支持させると
ともに、該機体側板の一側に前記軸を含んですべての駆
動機構部を形成し、該機体側板の他側に前記軸を含んで
紙幣の搬送処理部を形成することは、前記軸が安定して
支持できないことから駆動機構部および搬送処理部も安
定しないことになり、現実問題として実現不可能であ
る。このため、上記機体側板に対し間隔をあけてさらに
他の機体側板を配置し、これらの機体側板に亘って軸を
支持させる必要がある。ここで、障害の発生頻度を考慮
して紙幣の搬送処理部における障害対処を優先させた場
合、結果的に、駆動機構部の外方に、これを覆い軸を安
定した状態に支持する他の機体側板を配置することにな
る。このように構成した場合、搬送処理部における障害
対処が大幅に改善されることになるが、この搬送処理部
における障害に対し発生頻度は大幅に少ないものの、機
体側板間に配置された駆動機構部に駆動ベルト切れが発
生する可能性は残されており、このような障害に対して
も容易かつ迅速に対処する必要があった。したがって、
本発明の目的は、相互に間隔をあけて配置された機体側
板間に配置される駆動機構部の駆動ベルトの交換等のメ
ンテナンス作業を容易かつ迅速に行うことができる紙幣
処理機を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の紙幣処理機は、相互に間隔
をあけて配置された一方の機体側板と他方の機体側板と
に亘って軸を支持させるとともに、これら機体側板間に
前記軸を含んで駆動機構部を設け、前記一方の機体側板
の前記他方の機体側板に対し反対側に前記軸を含んで紙
幣の搬送処理部を設けてなるものであって、前記他方の
機体側板は、前記軸に掛け廻される一の駆動ベルトを駆
動機構部に対し装着する際に挿通させるための開口部の
外側部分をなす第1の側板部と、前記開口部の内側部分
をなすとともに前記一の駆動ベルトが掛け廻される前記
軸が支持される第2の側板部とを有することを特徴とし
ている。これにより、ベルト切れの発生に対処すべく駆
動機構部に対し駆動ベルトを装着する際に、他方の機体
側板の第1の側板部と第2の側板部との間に形成された
開口部から駆動ベルトを挿通させて軸に掛け廻すことに
なる。
【0005】本発明の請求項2記載の紙幣処理機は、請
求項1記載のものに関して、前記第1の側板部に対し前
記第2の側板部が前記一方の機体側板側に近接配置され
ていることを特徴としている。これにより、第1の側板
部に対し第2の側板部が位置をずらしているため、ベル
ト挿通のための開口部の実質的な開口面積を大きくする
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態による紙
幣処理機を図面を参照して以下に説明する。なお、この
実施の形態の紙幣処理機は、入金のみを行う紙幣入金機
であり、しかもその内部において紙幣を長手方向を搬送
方向に沿わせた状態で搬送させるものである。
【0007】まず、図1を参照してその全体構成を説明
する。機体11の前面11a側に取引口12が設けられ
ており、機体11の取引口12側の内側には、左右方向
に沿う支持軸13を中心に回転可能とされた略円筒状の
取引ドラム14が設けられている。この取引ドラム14
と取引口12との間には開閉可能なシャッタ15が設け
られており、取引ドラム14内には、固定側駆動ベルト
16および該固定側駆動ベルト16に対し近接・離間可
能に設けられた可動側従動ベルト17が一対対向配置さ
れている。そして、入金処理を行うべく操作者により図
示せぬ操作部で操作が行われると、図示せぬ制御部がシ
ャッタ15を開放させる。すると、取引口12から取引
ドラム14の離間状態にある可動側従動ベルト17と固
定側駆動ベルト16との間にかけて、操作者により紙幣
が長手方向を前後方向に沿わせて集積状態で載置される
ことになる。
【0008】このようにして紙幣が載置されると、制御
部が、取引ドラム14の可動側従動ベルト17を固定側
駆動ベルト16方向に移動させて該固定側駆動ベルト1
6との間で紙幣を挾持させ、この挾持状態で固定側駆動
ベルト16を駆動させることにより、挾持した紙幣を介
して可動側従動ベルト17を連れ回りさせつつ取引口1
2にわたって載置された紙幣を完全に取引ドラム14内
へ一括して取り込ませることになる。そして、取り込み
が完了すると、制御部は、シャッタ15を閉塞させて、
取引ドラム14を所定方向(図1における反時計回り方
向)に90度回転させることになる。
【0009】取引ドラム14の直下には、上記のように
回転した取引ドラム14から固定側駆動ベルト16が駆
動されることにより固定側駆動ベルト16および可動側
従動ベルト17で紙幣が一括して送り出されるとこれを
取り込む入金計数部19が設けられている。この入金計
数部19には、取引ドラム14からの紙幣が間に送り込
まれる、固定側駆動ベルト20および該固定側駆動ベル
ト20に対し近接・離間可能に設けられた可動側従動ベ
ルト21が一対対向して設けられており、またこれら固
定側駆動ベルト20および可動側従動ベルト21の間に
送り込まれた紙幣の下側を支持可能な開閉自在のシャッ
タ22と、その下側であって機体11の略最下位置に設
けられた、繰出ローラおよび分離ローラを有する分離部
24とを具備している。
【0010】そして、固定側駆動ベルト20に対し可動
側従動ベルト21が離間した状態で、取引ドラム14か
らの紙幣の取り込みを行い、これが完了すると、制御部
は、可動側従動ベルト21を固定側駆動ベルト20の方
向に移動させて該固定側駆動ベルト20との間で取り込
んだ紙幣を挾持させる。そして、シャッタ22を開か
せ、固定側駆動ベルト20を駆動することでこれに接す
る紙幣を下方に蹴り出させるとともに、下側の分離部2
4によって、蹴り出された紙幣を確実に一枚ずつに分離
して計数しつつ送り出させことになる。
【0011】入金計数部19の分離部24の機体11に
おける後方側には、機体11の最下位置に沿って、分離
部24から一枚ずつ送り出された紙幣について搬送方向
に直交する幅方向(図1における紙面に直交する方向)
における一端縁部側を揃える幅寄せ搬送部27が配置さ
れている。この幅寄せ搬送部27の後端の上側には、幅
寄せ搬送部27で幅寄せされた後に搬送される紙幣を鑑
別する鑑別部28が設けられている。この鑑別部28で
は、紙幣の真偽および金種を鑑別し、図示せぬ制御部が
この鑑別部28の鑑別結果に基づいて入金金額を算出す
ることになる。
【0012】鑑別部28の上側には、該鑑別部28で鑑
別された後の紙幣を搬送する屈曲搬送部30が設けられ
ており、該屈曲搬送路30は、その機体11における前
面11a側に配置された第1集積部32および第2集積
部33に選択的に紙幣を搬送するための第1分岐部34
および第2分岐部35を有している。すなわち、制御部
は、鑑別部28で真の紙幣以外のものと鑑別された紙幣
を、屈曲搬送部30で搬送させるとともにその途中位置
に設けられた第1分岐部34で案内させて第1集積部3
2に送り込ませて一時貯留させることになり、鑑別部2
8で真の紙幣と鑑別された紙幣を、屈曲搬送部30で搬
送させるとともにその最終位置に設けられた第2分岐部
35で案内させて第2集積部33に送り込ませて一時貯
留させることになる。
【0013】第1集積部32および第2集積部33は、
ともに略同じ構成をなしており、第1集積部32はその
一方側を第1分岐部34に、第2集積部33はその一方
側を第2分岐部35に向けて配置されるとともに、それ
ぞれ他方側を取引ドラム14側に向けていて、該取引ド
ラム14との間で紙幣の受け渡しが可能に構成されてい
る。ここで、第2集積部33は、第1集積部32の上側
に略水平に配置されており、第1集積部32は、その下
側に取引ドラム14側が上側となるよう水平に対し略4
5度の角度で傾斜して配置されている。そして、第1集
積部32および第2集積部33は、それぞれ、固定側駆
動ベルト36および該固定側駆動ベルト36に対し近接
・離間可能に設けられた可動側従動ベルト37が一対対
向配置されている。ここで、可動側従動ベルト37が上
側に固定側駆動ベルト36が下側に配置されている。
【0014】そして、それぞれの屈曲搬送部30側の入
口には、搬送される紙幣の後端部を固定側駆動ベルト3
6の方向に叩き落とす羽根車38が設けられており、固
定側駆動ベルト36の上側には、押さえ部材39が揺動
自在に設けられている。この押さえ部材39は、可動側
従動ベルト37が固定側駆動ベルト36に対して離間さ
れた状態で、紙幣が固定側駆動ベルト36および可動側
従動ベルト37間に案内されている最中は上方に退避
し、固定側駆動ベルト36および可動側従動ベルト37
間に案内された紙幣の後端部が羽根車38を通過するタ
イミングに合わせて下方に揺動駆動されて、案内される
紙幣の後端部を揃える。
【0015】第1集積部32および第2集積部33が、
それぞれ、紙幣を取引ドラム14へ受け渡す際には、制
御部が、取引ドラム14を受渡可能な回転位置に位置さ
せた状態で、紙幣の受け入れ時に固定側駆動ベルト36
から離間状態にあった可動側従動ベルト37を固定側駆
動ベルト36方向に移動させて該固定側駆動ベルト36
との間で紙幣を挾持させた後、固定側駆動ベルト36を
駆動させることで、挾持した紙幣を介して可動側従動ベ
ルト37を連れ回りさせつつ紙幣を一括して取引ドラム
14側に移動させて受け渡しを行わせる。
【0016】ここで、制御部は、最初の分離計数および
鑑別処理の完了後、鑑別部28で真の紙幣ではないと鑑
別されて第1集積部32に送られ一時貯留された紙幣
を、取引ドラム14に受け渡しさせた後、再度、この紙
幣についてのみ上述と同様にして分離計数および鑑別を
実行させる。そして、この再度の鑑別でも真の紙幣では
ないと鑑別されて第1集積部32に送られた紙幣を、取
引ドラム14に受け渡しさせ、シャッタ15の開放の
後、取引ドラム14の固定側駆動ベルト16および可動
側従動ベルト17で送らせて取引口12に一括返却させ
る。なお、取引口12に返却された紙幣が所定時間取引
口12に放置されると、制御部は、取引ドラム14に紙
幣を取り込ませた後、機体前面11a側における取引口
12の下側に設けられた取り忘れ収納部41に一括して
直接送り込ませ、あるいは、再度分離計数および鑑別処
理を行わせて金額を確定させた状態で第1集積部32お
よび取引ドラム14を介して取り忘れ収納部41に直接
送り込ませる等して回収する。
【0017】そして、最初の分離計数および鑑別処理で
第1集積部32に送られた紙幣がない場合、および再度
の分離計数および鑑別処理が完了した場合のいずれにお
いても、制御部は、第2集積部33に一時貯留された入
金可能な紙幣の入金額を図示せぬ表示部に表示させると
ともに、操作者に対して入金収納を承認するか入金収納
せず返却するかを選択させる表示を行う。これにより、
制御部は、操作者が返却する旨の指示操作を行うと取引
ドラム14を介して取引口12に返却を行わせる一方、
操作者が承認する旨の指示操作を行うと取引ドラム14
を介して入金計数部19に紙幣を送らせ、該紙幣を再度
その分離部24で一枚ずつに分離させて、幅寄せ搬送部
27、鑑別部28および屈曲搬送部30を介して搬送さ
せ、屈曲搬送部30の第2分岐部35から機体11の後
面11b側に配置された上下に長い入金庫43に案内さ
せる。
【0018】この入金庫43の屈曲搬送部30側の受入
口44には、搬送される紙幣の後端部を下方向に叩き落
とす羽根車45が設けられており、また、入金庫43内
には、水平延在するとともに上下に移動する載置板(支
持板)46が設けられている。この載置板46は、その
上に、受入口44から略水平方向に沿って投入される紙
幣を上下方向に順次集積させながら収納するもので、収
納紙幣の集積方向すなわち上下方向に沿って移動自在と
されており、収納される紙幣の最上面位置が一定となる
ようにその支持位置が制御される。
【0019】入金庫43の載置板46より上側には、押
さえ部材47が揺動自在に設けられている。この押さえ
部材47は、紙幣が入金庫43内に案内されている最中
は上方に退避し、入金庫43内に案内された紙幣の後端
部が羽根車45を通過するタイミングに合わせて下方に
揺動駆動されて、案内される紙幣の後端部を揃える。
【0020】ここで、上述した取引ドラム14,入金計
数部19、幅寄せ搬送部27、鑑別部28、屈曲搬送部
30、第1集積部32、第2集積部33および入金庫4
3からなる内部機構部48は、紙幣の搬送、計数、幅寄
せ、鑑別、集積および収納等の各処理そのものを行う搬
送処理部49(図4参照)と、該搬送処理部49を駆動
する駆動機構部50(図4参照)とに分けられることに
なる。
【0021】機体11内には、図2に示す機体側板51
(一方の機体側板)および機体側板(他方の機体側板)
52が、共に機体11の左外側面(図示略)側に寄った
状態で相互に間隔をあけて配置されている。これら機体
側板51,52は、鉛直に延在するとともに機体前面1
1aに垂直をなしており、機体側板52が機体11の左
外側面に近接し、機体側板51がその機体11における
右側に配置されている。
【0022】なお、機体側板52は、所定の範囲に切欠
部53が形成された側板部(第1の側板部)52aと、
該側板部52aの切欠部53を略越えることがない大き
さとされ該切欠部53の内側範囲内に略配置された側板
部(第2の側板部)52bとで構成されており、側板部
52aの切欠部53と側板部52bの外周部とで機体側
板52を貫通する開口部54を形成している。また、側
板部52aに対し側板部52bは、機体側板51側に所
定量近接するよう配置されており、この状態で側板部5
2aおよび側板部52bは、ともに機体側板51に連結
固定されている。
【0023】上記した搬送処理部49および駆動機構部
50からなる内部機構部48は、少なくともその一部が
機体側板51および機体側板52で支持されている。こ
の支持構造についてその一部を例にとり図2〜図4を参
照して説明する。機体側板51および機体側板52に
は、搬送処理部49および駆動機構部50の双方の一部
を構成してこれらを連結させる各軸61〜64が、これ
ら機体側板51および機体側板52の双方に亘ってしか
もこれらのみによって回転自在に支持されており、また
駆動機構部50の一部をなす各軸65〜70もこれら機
体側板51および機体側板52の双方に亘って回転自在
に支持されている。そして、機体側板51,52間に駆
動機構部50を設け、機体側板51の機体側板52に対
し反対側に搬送処理部49を設けている。
【0024】軸61は、機体側板51と機体側板52の
側板部52bとに回転自在に支持されており、これらの
間となる部分に、駆動機構部50の一部をなすプーリ6
1Aが固定され、さらに、側板部52bより外側に突出
する部分にも駆動機構部50の一部をなすプーリ61B
が固定されている。軸62は、機体側板51と側板部5
2bとに回転自在に支持されており、これらの間となる
部分に、駆動機構部50の一部をなすプーリ62Aが固
定されている。軸63は、機体側板51と側板部52b
とに回転自在に支持されており、これらの間となる部分
に、駆動機構部50の一部をなす図示せぬプーリが固定
されている。軸64は、機体側板51と側板部52bと
に回転自在に支持されており、これらの間となる部分
に、駆動機構部50の一部をなす図示せぬプーリが固定
され、さらに、側板部52bより外側に突出する部分に
も駆動機構部50の一部をなすプーリ64Bが固定され
ている。ここで、軸61〜64には、図4に軸61を例
にとり説明するように、それぞれ、機体側板51の機体
側板52に対し反対側に突出する部分に搬送処理部49
の一部をなすプーリ61Cが固定されており、しかも該
プーリ61Cには搬送処理部49の一部をなす、紙幣を
搬送するための搬送ベルト80が掛け廻されている。
【0025】軸65は、機体側板51と機体側板52の
側板部52aとに回転自在に支持されており、これらの
間となる部分に、駆動機構部50の一部をなす図示せぬ
プーリが支持されている。軸66は、機体側板51と側
板部52bとに回転自在に支持されており、これらの間
となる部分に、駆動機構部50の一部をなすプーリ66
Aが支持されている。軸67は、機体側板51と側板部
52bとに回転自在に支持されており、これらの間とな
る部分に、駆動機構部50の一部をなすプーリ67Aが
支持されている。軸68は、機体側板51と機体側板5
2の側板部52aとに回転自在に支持されており、これ
らの間となる部分に、駆動機構部50の一部をなすプー
リ68Aが支持されている。軸69は、機体側板51と
機体側板52の側板部52aとに回転自在に支持されて
おり、これらの間となる部分に、駆動機構部50の一部
をなす図示せぬプーリが支持されている。軸70は、機
体側板51と機体側板52の側板部52aとに回転自在
に支持されており、これらの間となる部分に、駆動機構
部50の一部をなすプーリ70Aが固定されている。
【0026】ここで、軸69には、図示せぬプーリと側
板部52aとの間にテンションアーム81の一端側が回
動自在に支持されている。このテンションアーム81に
は中間所定位置に機体側板51の方向に突出するピン8
2に支持されて駆動機構部50の一部をなすテンション
プーリ83が回転自在に設けられており、さらにその他
端先端側にはバネ84が側板部52bとの間に掛けられ
ている。このテンションアーム81の近傍位置には、機
体側板51の機体側板52に対し反対側に、モータ85
がその回転軸86を機体側板51から機体側板52の方
向に突出させて取り付けられている。このモータ85の
回転軸86には、該回転軸86とともに駆動機構部50
の一部をなす駆動プーリ86Aが、固定されている。
【0027】そして、軸61のプーリ61A、軸62の
プーリ62A、軸63の図示せぬプーリ、軸65の図示
せぬプーリ、軸66のプーリ66A、軸67のプーリ6
7A、軸68のプーリ68A、軸64の機体側板51側
の図示せぬプーリ、軸69の図示せぬプーリ、テンショ
ンプーリ83、回転軸86の駆動プーリ86Aおよび軸
70のプーリ70Aは、すべて軸線方向の位置を合わせ
て一組のローラ群88を構成しており、これらに駆動機
構部50の一部をなす駆動ベルト89が掛け廻されてい
る。なお、上記したテンションプーリ83は、バネ84
の付勢力で駆動ベルト89にテンションを発生させるも
のである。
【0028】機体側板51には、搬送処理部49の一部
をなすとともに駆動機構部50の一部をなしてこれらを
連結させる軸71,72が、該機体側板51のみに回転
自在に支持されている。軸71は、機体側板51に対し
機体側板52側にプーリ71Bが、プーリ61Bと軸線
方向における位置を合わせて固定されており、これらプ
ーリ71B,61Bには、駆動機構部50の一部をなす
伝達ベルト90が掛け廻されている。軸72は、機体側
板51に対し機体側板52側にプーリ72Bが、プーリ
64Bと軸線方向における位置を合わせて固定されてお
り、これらプーリ72B,64Bには、駆動機構部50
の一部をなす伝達ベルト91が掛け廻されている。そし
て、軸71,72の機体側板51から機体側板52に対
し反対側に突出する部分には、それぞれ搬送処理部49
を構成する第1集積部32の羽根車38あるいは第2集
積部33の羽根車38が固定されている。
【0029】ここで、側板部52aの内周部である切欠
部53は、一つのモータ85で駆動される駆動ベルト8
9および伝達ベルト90,91を側板部52aより外側
に略露出させる形状をなしており、側板部52bの外周
部もこれら駆動ベルト89および伝達ベルト90,91
を側板部52bより外側に略露出させる形状をなしてい
て、その結果、当然のことながら、これらの間に形成さ
れる開口部54が駆動ベルト89および伝達ベルト9
0,91を機体側板52の機体側板51に対し反対側に
略露出させている。
【0030】そして、一つのモータ85にかかわる駆動
ベルト89がベルト切れを生じた場合には、該ベルト切
れを生じた駆動ベルト89を側板部52aと側板部52
bとの間、すなわち機体側板52の開口部54を介して
除去するとともに、伝達ベルト90,91を外し、かつ
テンションアーム81からバネ84を外す。この状態
で、機体側板52の開口部54を介して、駆動ベルト8
9を機体側板51と機体側板52との間に挿入する。
【0031】具体的には、無端状の駆動ベルト89を機
体側板52の側板部52bを囲むように側板部52aと
側板部52bとの間の無端状の開口部54に挿入し、ロ
ーラ群88に掛け廻す。このとき、駆動ベルト89を、
例えば、軸61のプーリ61Aから、軸62のプーリ6
2Aに掛け、軸63の図示せぬプーリと軸65の図示せ
ぬプーリとの間を通した後、さらに、軸66のプーリ6
6A、軸67のプーリ67A、軸68のプーリ68A、
軸64の機体側板51側の図示せぬプーリ、軸69の図
示せぬプーリ、テンションアーム81のテンションプー
リ83、駆動プーリ86Aに掛け、最後に軸70のプー
リ70Aに掛ける。その後、テンションアーム81にバ
ネ84を掛け適度のテンションを与えて、駆動ベルト8
9の装着が終了する。そして、駆動ベルト89の装着の
ため外されていた伝達ベルト90を軸61のプーリ61
Bと軸71のプーリ71Bとに掛け廻し、伝達ベルト9
1を軸64のプーリ64Bと軸72のプーリ72Bとに
掛け廻すことになる。
【0032】以上に述べた紙幣処理機によれば、機体側
板52が、側板部52aと側板部52bとからなり、側
板部52aは、搬送処理部49および駆動機構部50の
双方の一部を構成する各軸61,62,63,64と駆
動機構部50の一部のみを構成する各軸65,66,6
7,68,69,70とに、プーリ61A,62A,6
6A,67A,68A,70A等を介して掛け廻される
一つの駆動ベルト89を、駆動機構部50に対し装着す
る際に挿通させるための開口部54の外側部分をなして
おり、また、側板部52bは、該開口部54の内側部分
をなすとともに同じ駆動ベルト89が掛け廻される各軸
61,62,63,64,66,67を支持している。
これにより、ベルト切れの発生に対処すべく駆動機構部
50に対し駆動ベルト89を装着する際に、機体側板5
2の側板部52aと側板部52bとの間の開口部54か
ら駆動ベルト89を挿通させて各軸61〜70に、プー
リ61A,62A,66A,67A,68A,70A等
を介して掛け廻すことになる。したがって、相互に間隔
をあけて配置された機体側板51,52間に配置された
駆動機構部50の駆動ベルト89の交換等のメンテナン
ス作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0033】しかも、機体側板52は、その側板部52
aに対し側板部52bが機体側板51側に近接配置され
ているため、駆動ベルト89の挿通のための開口部54
の実質的な開口面積を大きくすることができる。したが
って、駆動機構部50の駆動ベルト89の交換等のメン
テナンス作業をさらに容易かつ迅速に行うことができ
る。勿論、側板部52aおよび側板部52bを同一平面
上に配置することも可能である。なお、以上において
は、複数の軸61,62,63,64が搬送処理部49
および駆動機構部50の双方の一部を構成する場合を例
にとり説明したが、搬送処理部49および駆動機構部5
0の双方の一部を構成する軸が少なくとも一本あれば、
上記の構成を適用して良好な効果を発揮することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の紙幣処理機によれば、ベルト切れの発生に対処す
べく駆動機構部に対し駆動ベルトを装着する際に、他方
の機体側板の第1の側板部と第2の側板部との間に形成
された開口部から駆動ベルトを挿通させて軸に掛け廻す
ことになる。したがって、相互に間隔をあけて配置され
た一方および他方の機体側板間に配置された駆動機構部
の駆動ベルトの交換等のメンテナンス作業を容易かつ迅
速に行うことができる。
【0035】本発明の請求項2記載の紙幣処理機によれ
ば、第1の側板部に対し第2の側板部が位置をずらして
いるため、ベルト挿通のための開口部の実質的な開口面
積を大きくすることができる。したがって、駆動機構部
の駆動ベルトの交換等のメンテナンス作業をさらに容易
かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一の実施の形態による紙幣処理機の
全体構成を示す側断面図である。
【図2】 本発明の一の実施の形態による紙幣処理機の
機体側板等を示す斜視図である。
【図3】 本発明の一の実施の形態による紙幣処理機の
駆動機構部の一部を示す側面図である。
【図4】 本発明の一の実施の形態による紙幣処理機の
駆動機構部および搬送機構部の一部を示す図3における
X−X線に沿う断面矢視図である。
【符号の説明】
49 搬送処理部 50 駆動機構部 51 機体側板(一方の機体側板) 52 機体側板(他方の機体側板) 52a 側板部(第1の側板部) 52b 側板部(第2の側板部) 53 切欠部 54 開口部 61〜64 軸 89 駆動ベルト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に間隔をあけて配置された一方の機
    体側板と他方の機体側板とに亘って軸を支持させるとと
    もに、これら機体側板間に前記軸を含んで駆動機構部を
    設け、前記一方の機体側板の前記他方の機体側板に対し
    反対側に前記軸を含んで紙幣の搬送処理部を設けてなる
    紙幣処理機であって、 前記他方の機体側板は、前記軸に掛け廻される一の駆動
    ベルトを駆動機構部に対し装着する際に挿通させるため
    の開口部の外側部分をなす第1の側板部と、前記開口部
    の内側部分をなすとともに前記一の駆動ベルトが掛け廻
    される前記軸が支持される第2の側板部とを有すること
    を特徴とする紙幣処理機。
  2. 【請求項2】 前記第1の側板部に対し前記第2の側板
    部が前記一方の機体側板側に近接配置されていることを
    特徴とする請求項1記載の紙幣処理機。
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