JP2501420Y2 - インタ―ク―ラ用インレットチュ―ブ - Google Patents

インタ―ク―ラ用インレットチュ―ブ

Info

Publication number
JP2501420Y2
JP2501420Y2 JP1989114036U JP11403689U JP2501420Y2 JP 2501420 Y2 JP2501420 Y2 JP 2501420Y2 JP 1989114036 U JP1989114036 U JP 1989114036U JP 11403689 U JP11403689 U JP 11403689U JP 2501420 Y2 JP2501420 Y2 JP 2501420Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inlet
intercooler
compressed air
side corner
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989114036U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0352371U (ja
Inventor
朋久 猪俣
Original Assignee
カルソニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニック株式会社 filed Critical カルソニック株式会社
Priority to JP1989114036U priority Critical patent/JP2501420Y2/ja
Publication of JPH0352371U publication Critical patent/JPH0352371U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501420Y2 publication Critical patent/JP2501420Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ターボチャージャからの圧縮空気をインタ
ークーラに導入するためのインタークーラ用インレット
チューブに関する。
〔従来の技術〕
近時、自動車では、エンジン出力を向上するため、例
えば、実公昭61−2275号公報に開示されるように、ター
ボチャージャからの圧縮空気をインタークーラで冷却す
ることが行なわれている。
すなわち、第8図に示すように、ターボチャージャ11
からの圧縮空気を、インタークーラ用インレットチュー
ブ13を介して、インタークーラ15に導入し、インターク
ーラ15で冷却された空気をエンジン17に供給することが
行なわれている。
第9図は、従来のインタークーラ用インレットチャー
ブの一例を示すもので、このインタークーラ用インレッ
トチューブは、例えば、アルミニウムからなる鋳物によ
り形成されている。
図において符号21は、チューブ本体部を示しており、
このチューブ本体部21は、第10図に示すように偏平筒状
とされている。
チューブ本体部21の一側には、入口側コーナー部23を
介して、ターボチャージャからの圧縮空気を導入する入
口部25が形成されており、この入口部25は、第11図に示
すように、円筒状とされている。
また、チャーブ本体部21の他側には、出口側コーナー
部27を介して、圧縮空気をインタークーラに導出する円
筒状の出口部29が形成されている。
このようなインタークーラ用インレットチューブで
は、入口部25から流入したターボチャージャからの圧縮
空気は、入口側コーナー部23,チューブ本体部21,出口側
コーナー部27を通り、出口部29からインタークーラ側に
流出する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のインタークーラ用イ
ンレットチューブでは、入口部25が円筒状であり、一
方、チューブ本体部21が偏平筒状であるため、入口部25
から流入した圧縮空気が、入口側コーナー部23に直接衝
突するため、圧縮空気の流れが大きく乱され流通抵抗が
増大し、また、入口側コーナー部23の振動により、いわ
ゆる放射音が発生するという問題があった。
本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされ
たもので、流通抵抗を従来より大幅に低減することがで
きるとともに、放射音の発生を従来より大幅に低減する
ことのできるインタークーラ用インレットチューブを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1のインタークーラ用インレットチューブは、
偏平筒状のチューブ本体部の一側に、入口側コーナー部
を介して、ターボチャージャからの圧縮空気を導入する
円筒状の入口部を形成し、前記チューブ本体部の他側
に、出口側コーナー部を介して、圧縮空気をインターク
ーラに導出する円筒状の出口部を形成してなるインター
クーラ用インレットチューブにおいて、少なくとも前記
入口側コーナー部の内側に沿って前記入口部からの圧縮
空気を、前記チューブ本体部に導く案内通路を形成する
とともに、少なくとも入口側コーナー部の肉厚を、他の
部分の肉厚より厚くしてなるものである。
〔作用〕
請求項1のインタークーラ用インレットチューブで
は、少なくとも入口側コーナー部の内側に沿って入口部
からの圧縮空気を、チューブ本体部に導く案内通路を形
成したので、ターボチャージャから入口部に流入した圧
縮空気は、案内通路に沿ってコーナー部を円滑に流通
し、チューブ本体部に導かれる。
加えて、少なくとも入口側コーナー部の肉厚を、他の
部分の肉厚より厚くしたので、入口側コーナー部の強度
が向上し、圧縮空気による振動が低減する。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す実施例について説明
する。
第1図は、第2図のコーナー部の横断面を示してお
り、第2図は、本考案のインタークーラ用インレットチ
ューブの一実施例を示している。
この実施例では、インタークーラ用インレットチュー
ブは、例えば、アルミニウムからなる鋳物により一体的
に形成されている。
第2図において符号31は、チューブ本体部を示してお
り、このチューブ本体部31は、第3図に示すように偏平
筒状とされている。
チューブ本体部31の一側には、入口側コーナー部33を
介して、ターボチャージャからの圧縮空気を導入する入
口部35が形成されており、この入口部35は、第4図に示
すように、円筒状とされている。
また、チューブ本体部31の他側には、出口側コーナー
部37を介して、圧縮空気をインタークーラに導出する円
筒状の出口部39が形成されている。
しかして、この実施例では、第1図に示すように、入
口側コーナー部33の内側に沿って入口部35からの圧縮空
気を、チューブ本体部31に導く案内通路41が形成されて
いる。
この案内通路41は、入口側コーナー部33の内側に所定
間隔を置いて複数のリブ43を一体に突出することにより
形成されている。
なお、この実施例では、チューブ本体部31および出口
側コーナー部37にも同様の案内通路が形成されている。
第5図は、リブ43の詳細を示すもので、リブ43の内側
部は、半径Rの円弧とされ、半径2Rの円弧により入口側
コーナー部33の壁面45に滑らかに接続されている。
また、この実施例では、第1図に示したように、入口
側コーナー部33の両側には、厚肉部47が形成され、入口
側コーナー部33の肉厚が、他の部分の肉厚より厚くされ
ている。
なお、この実施例では、出口側コーナー部37の肉厚
も、同様に他の部分の肉厚より厚くされている。
以上のように構成されたインタークーラ用インレット
チューブでは、入口部35から流入したターボチャージャ
からの圧縮空気は、入口側コーナー部33,チューブ本体
部31,出口側コーナー部37を通り、出口部39からインタ
ークーラ側に流出する。
しかして、以上のように構成されたインタークーラ用
インレットチューブでは、少なくとも入口側コーナー部
33の内側に沿って入口部35からの圧縮空気を、チューブ
本体部31に導く案内通路41を形成したので、ターボチャ
ージャから入口部35に流入した圧縮空気は、案内通路41
に沿って入口側コーナー部33を円滑に流通し、チューブ
本体部31に導かれることとなるため、流通抵抗を従来よ
り大幅に低減することが可能となる。
また、入口側コーナー部33への圧縮空気の衝撃力が緩
和されるため、放射音の発生を従来より大幅に低減する
ことが可能となる。
そして、この実施例では、入口側コーナー部33の肉厚
を、他の部分の肉厚より厚くしたので、入口側コーナー
部33の強度が向上し、圧縮空気による振動が低減するた
め、放射音の発生をさらに、大幅に低減することが可能
となる。
第6図および第7図は、本考案のインタークーラ用イ
ンレットチューブの他の実施例を示すもので、この実施
例では、上述した実施例のリブ43の対向面を相互に接続
した形状の複数の仕切壁49により、案内通路51が形成さ
れている。
以上のように構成されたインタークーラ用インレット
チャーブにおいても、第1図に示した実施例とほぼ同様
の効果を得ることができるが、この実施例では、仕切壁
49を設けたので、入口側コーナー部33の強度をさらに向
上することが可能となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、請求項1のインタークーラ用イン
レットチューブでは、少なくとも入口側コーナー部の内
側に沿って入口部からの圧縮空気を、チューブ本体部に
導く案内通路を形成したので、ターボチャージャから入
口部に流入した圧縮空気は、案内通路に沿ってコーナー
部を円滑に流通し、チューブ本体部に導かれることとな
るため、流通抵抗を従来より大幅に低減することができ
るとともに、放射音の発生を従来より大幅に低減するこ
とができる。
また、少なくとも入口側コーナー部の肉厚を、他の部
分の肉厚より厚くしたので、入口側コーナー部の強度が
向上し、圧縮空気による振動が低減するため、放射音の
発生をさらに大幅に低減することができるという利点が
ある。
すなわち、請求項1記載のインタークーラ用インレッ
トチューブによれば、偏流の防止、渦流防止、可及的な
騒音発生防止、厚肉化による騒音の放射音としての放出
防止を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のI−I線に沿う横断面図である。 第2図は本考案のインタークーラ用インレットチューブ
の一実施例を示す縦断面図である。 第3図は第2図のIII−III線に沿う横断面図である。 第4図は第2図の入口部を示す横断面図である。 第5図は第1図のリブを示す拡大断面図である。 第6図は本考案のインタークーラ用インレットチューブ
の他の実施例を示す縦断面図である。 第7図は第6図のVII−VII線に沿う横断面図である。 第8図はターボチャージャ,インタークーラおよびイン
タークーラ用インレットチューブの関係を示す説明図で
ある。 第9図は従来のインタークーラ用インレットチューブを
示す側面図である。 第10図は第9図のX−X線に沿う横断面図である。 第11図は第9図のXI−XI線に沿う横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……チューブ本体部 33……入口側コーナー部 35……入口部 37……出口側コーナー部 39……出口部 41……案内通路 47……厚肉部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏平筒状のチューブ本体部の一側に、入口
    側コーナー部を介して、ターボチャージャからの圧縮空
    気を導入する円筒状の入口部を形成し、前記チャーブ本
    体部の他側に、出口側コーナー部を介して、圧縮空気を
    インタークーラに導出する円筒状の出口部を形成してな
    るインタークーラ用インレットチューブにおいて、少な
    くとも前記入口側コーナー部の内側に沿って前記入口部
    からの圧縮空気を、前記チューブ本体部に導く案内通路
    を形成するとともに、少なくとも前記入口側コーナー部
    の肉厚を、他の部分の肉厚より厚くしてなることを特徴
    とするインタークーラ用インレットチャーブ。
JP1989114036U 1989-09-28 1989-09-28 インタ―ク―ラ用インレットチュ―ブ Expired - Lifetime JP2501420Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989114036U JP2501420Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 インタ―ク―ラ用インレットチュ―ブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989114036U JP2501420Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 インタ―ク―ラ用インレットチュ―ブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0352371U JPH0352371U (ja) 1991-05-21
JP2501420Y2 true JP2501420Y2 (ja) 1996-06-19

Family

ID=31662425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989114036U Expired - Lifetime JP2501420Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 インタ―ク―ラ用インレットチュ―ブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501420Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60131629U (ja) * 1984-02-10 1985-09-03 三菱自動車工業株式会社 過給機用吸気管
JPS60131631U (ja) * 1984-02-10 1985-09-03 三菱自動車工業株式会社 過給機用吸気管
JPS60131630U (ja) * 1984-02-10 1985-09-03 三菱自動車工業株式会社 過給機用吸気管

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0352371U (ja) 1991-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5816210A (en) Structure of an exhaust port in an internal combustion engine
JP2002339809A (ja) 内燃機関のegrガス還流装置
JP4654634B2 (ja) 内燃機関の排気装置
JPH1162587A (ja) オイルクーラ内蔵型ラジエータ
US6415889B1 (en) Stamped-formed muffler apparatus and assembly process
JP2501420Y2 (ja) インタ―ク―ラ用インレットチュ―ブ
CA1142404A (en) Cross-flow type internal combustion engine having an exhaust gas recirculation system
JP2003254490A (ja) 曲がり部を有する流体通路
JP2017036868A (ja) 熱交換器
JPS62157217A (ja) マフラ−水抜き構造
JP2002347664A (ja) 車両の床下構造
JP3140652B2 (ja) 内燃機関における冷却水インレット用エルボ管の構造
JPH089417Y2 (ja) 消音器
JP3523498B2 (ja) エンジンのスワール形吸気ポート
JP2005226579A (ja) エンジンの排気ガス還流装置
JPH0329534Y2 (ja)
JPS6282212A (ja) 内燃機関の消音器
JPH0352632Y2 (ja)
JPH08284654A (ja) 自動車用排気消音装置
JPH11311158A (ja) 吸気マニホルド
JPH06572Y2 (ja) 自動二輪車の排気管
JPH11157347A (ja) 過給機付きエンジンのインタークーラー設置構造
JPH08158873A (ja) 多弁吸気式エンジン
JPH0885348A (ja) エンジンルームの熱放出装置
JP2003307153A (ja) 内燃機関のピストン