JP2501037B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2501037B2
JP2501037B2 JP1241594A JP24159489A JP2501037B2 JP 2501037 B2 JP2501037 B2 JP 2501037B2 JP 1241594 A JP1241594 A JP 1241594A JP 24159489 A JP24159489 A JP 24159489A JP 2501037 B2 JP2501037 B2 JP 2501037B2
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radiator
carburetor
cylinder
engine
motorcycle
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和彦 角田
保之 鶴見
浩生 竹村
明夫 松崎
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車体前上部にヘッドチューブを、前後輪間
には、前方に突出する気筒を有するエンジン、該気筒の
上方に設けられる気化器その他の燃料供給手段及びラジ
エータをそれぞれ備える自動二輪車に関し、特に気筒の
形状と燃料供給手段及びラジエータの配置構造に関する
ものである。
[従来の技術] 自動二輪車において、エンジンから前方に突出する気
筒の上方に気化器を設けたものが特開昭55-164579号公
報により公知となっている。一方、エンジンの前方にラ
ジエータを配設した自動二輪車も特開昭56-149273号公
報にて公知である。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前記特開昭55-164579号公報開示の如くエ
ンジンの前方に突出する気筒の上方に気化器を設けた自
動二輪車において、前記特開昭56-149273号公報開示の
如くラジエータをエンジン前方に備えようとすると、気
化器がラジエータ冷却後の排風による熱影響を受ける問
題がある。
そのため、前記特開昭56-149273号公報開示の如くラ
ジエータ側方に気化器を位置させれば、車幅が大きくな
り、車体の前面投影面積も大きくなることから、車体が
大型化して走行風による空力抵抗が大きくなる問題もあ
る。
そこで本発明の目的は、エンジンの前方に突出する気
筒の形状とその上方に設ける気化器その他の燃料供給手
段及びラジエータの配置に工夫を施すことで、車幅を狭
くして車体の前面投影面積を小さくし、車体をコンパク
トに構成して走行風による空力抵抗を小さくできるとと
もに、走行時に燃料供給手段がラジエータ冷却後の排風
による熱影響を受けないようにして安定したエンジン出
力が得られるようにした自動二輪車を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく本発明は、車体上部にヘッド
チューブを備え、前後輪間に、前方に突出する気筒を有
するエンジンと、該気筒の上方に設けられる気化器その
他の燃料供給手段と、ラジエータを備える自動二輪車に
おいて、前記エンジンは、後部に配設された上向き前方
に突出する気筒と、前部に配設され、下向き前方に指向
する気筒とを備える側面視V型エンジンで構成し、前記
の後部気筒と、前部気筒との間には、前方に開放された
空間を有し、前記前後の気筒間の前方に開放された空間
に、前方に向けて気化器その他の燃料供給手段を配設
し、前記気化器のその他の燃料供給手段上方と、前記ヘ
ッドチューブとの間にラジエータを配設した自動二輪車
である。
[作用] エンジンから前方に突出する気筒を水平面より下向き
に指向させた自動二輪車なので、この下向きに指向した
気筒とヘッドチューブ間の上下方向寸法を大きくでき、
これによりその間に気化器その他の燃料供給手段とラジ
エータを上下にそれぞれ配設することが可能となる。
そして気化器その他の燃料供給手段とラジエータを上
下にそれぞれ配設したことから、ラジエータの側方に気
化器その他の燃料供給手段を配設するものに比べ、車幅
を狭くして前面投影面積を小さくでき、従って車体がコ
ンパクトに構成できて空力抵抗を小さくでき、しかも走
行時に気化器その他の燃料供給手段がラジエータ冷却後
の排風による熱影響を受けなくなり、又エンジン気筒の
熱影響を受けることがなく、気化器その他の燃料供給手
段への新気導入、冷却が有効に行え、従ってエンジン出
力が安定する。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図に示されるように自動二輪車1はフレーム2前
端のヘッドチューブ3で、前輪5を支持するフロントフ
ォーク4を操向自在に支持し、フレーム2上には前から
燃料タンク6及びシート7を配設し、フレーム2下にエ
ンジン8を搭載して、後輪10を支持するリヤフォーク9
をフレーム2後部に枢支している。
実施例ではクランクシャフト横置の側面視V型水冷エ
ンジン8であり、その後部気筒8bが左右二本で略直立
し、前部気筒8aは前方に突出する一本とし、前後の気筒
8a,8b間には各気筒に対応して燃料供給手段の一部品を
構成する気化器11…が配設されている。尚燃料供給手段
として気化器を挙げたが、気化器と同機能の燃料噴射装
置を構成するスロットルボディとインジェクターとから
なる装置を採用しても良い。
一方、フレーム2のヘッドチューブ3下方に垂下され
たダウンチューブ2aの上部と下部には、エンジン放熱器
を構成する上下分割タイプのラジエータ12,13を配設
し、これら上下の両ラジエータ12,13は接続されてい
る。
第4図及び第5図にラジエータ構造の詳細を示し、図
は上部ラジエータ12を示すが、下部ラジエータ13も同様
の構造である。
ラジエータ12は上下に離間して積層状に配設された水
通路部材121…を備え、水通路部材121…は上下に離間し
て積層された各段A…が前後に間隙をもって配設された
複数の扁平管体121a…からなる。扁平管体121a…は両側
の縦設せるチャンバ部材122,122に連通接続し、後部の
一側上部に偏倚した取入口123からエンジン冷却後の温
水をラジエータ12内に取り入れ、チャンバ部材122,12
2、水通路部材121…内を流下して通し、放熱(冷却)を
行い、後部の他側下部に偏倚した取出口124から放熱
(冷却)後の水が取り出され、更に下部ラジエータ13内
に送られて二次放熱(冷却)が行われる。
水通路部材121の上下は枠体125,136で覆われ、枠体12
5,126はチャンバ部材122,122の上下に接合され、これに
より上下に多数積層した水通路部材121…の囲枠が構成
され、囲枠の前後面は開放されている。またラジエータ
12の上部一側に新規冷却水の注入口127が設けられ、ラ
ジエータ12は上部中央に設けた一個のブラケット128で
左右のダウンチューブ2a,2a間のクロスメンバに取付支
持されるとともに、下部左右の後方に突設したブラケッ
ト129,129で各ダウンチューブ2a,2aに取付支持されてい
る。
そして水通路部材121…間には左右方向に波状に折曲
した伝熱冷却部材130…を介設する。伝熱冷却部材130は
伝熱性の良い金属板のプレス成形品で形成され、伝熱冷
却部材130の前後方向は各段A…の前後方向に並んで管
体121a…にかかる長さとし、波状の山及び谷130a,130b
が上下の水通路部材121…に接合されている。この伝熱
冷却部材130の前端縁aを水通路部材121…前端縁bより
も後方に位置せしめ、水通路部材121…の前端縁bはラ
ジエータ12の開口部cの前端よりも後方に位置させる。
以上の自動二輪車1には車体前部を覆うフェアリング
14が設けられ、15はリヤカウルであり、フェアリング14
は上下のラジエータ12,13の部分が開放され、ここから
走行風が取り入れられる。また上部ラジエータ12の後面
下部には後方への取付ボス部131,131が突設され、これ
に後方且つ若干上方に傾斜した導風板132が取付支持さ
れ、導風板132は気化器11…の上方に配置されている。
以上のラジエータ構造によれば、前方からの走行風が
開口部cよりラジエータ12内に流入し、水通路部材121
…の前端縁bからその上下面にガイドされて後方に流
れ、その後方に位置する伝熱冷却部材130…の前端縁a
で左右に振り分けられ、その波状部間の隙間を通って後
方に導出される。従って伝熱冷却部材130…の上下に位
置する水通路部材121…の上下面に沿って走行風が流
れ、放熱(冷却)が行われ、即ちラジエータ12の前面か
ら流入された冷却風は余す処なく後方に送られ、ラジエ
ータ12の効率的な冷却が行われる。また上部ラジエータ
12後面下部の導風板132により、ラジエータ12通過後の
暖かい風に気化器11…及びエンジン8がさらされるのが
防止される。
尚、水通路部材121…は左右に列設しても良い。
以上の自動二輪車1において、特に第1図に示すよう
にエンジン8から前方に突出する前部気筒8aを水平面よ
り下向きに指向させているので、この下向きに指向した
前部気筒8aとヘッドチューブ3間の上下方向寸法が増大
し、従ってその間に気化器11と上部ラジエータ12を上下
にそれぞれ配設できるものとなっている。
そして気化器11と上部ラジエータ12が上下に配列され
ることから、例えば上部ラジエータ12の側方に気化器11
を配設するものに比べ、車幅を狭くして前面投影面積を
小さくでき、従って車体がコンパクトに構成できて空力
抵抗を小さくできるものとなっており、更に走行時にお
いて、気化器11が上部ラジエータ12冷却後の排風による
熱影響を受けることがなく、従って安定したエンジン出
力が得られるものとなっている。
また実施例では、気化器11を上部ラジエータ12の下方
位置に臨ませているので、停車時に気化器11が上部ラジ
エータ12からの揚熱を受けなくなり、従ってパーコレー
ション等の熱影響がないものとなっている。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、エンジンの前方に突出
する気筒を水平面より下向きに指向させた自動二輪車の
ため、この下向きに指向した気筒とヘッドチューブ間の
上下方向寸法を大きくでき、これによりその間に燃料供
給手段とラジエータを上下にそれぞれ配設できることか
ら、ラジエータの側方に燃料供給手段を配設するものに
比べ、車幅を狭くして前面投影面積を小さくでき、従っ
て車体がコンパクトに構成できて空力抵抗を小さくする
ことができるとともに、走行時に燃料供給手段がラジエ
ータ冷却後の排風による熱影響を受けることがなくな
り、従って安定したエンジン出力を得ることができる。
特に本発明では、エンジンが側面視V型で、前部の下
向きに突出する気筒により、ヘッドチューブと気筒間の
距離が充分に採れ、ラジエータの上下方向の高さを確保
することができ、この結果、ラジュエータの容量を確保
しつつラジュエータの左右幅を減少することができ、車
幅、特にフェアリングを備えた場合には、左右幅の拡大
を抑えることができる。
しかも気化器その他の燃料供給手段は、ラジエータの
下方に配置され、気化器は上向き前方、下向き前方の前
後の気筒間の前方に開放された空間に配置したので、気
化器その他の燃料供給手段の前面は開放空間に配置され
ることとなり、又ラジエータの下端部も、気化器その他
燃料供給手段に前後方向でラップすることがなく、ラジ
エータに邪魔されることなく新気導入も充分に行なうこ
とができる。
又上記により、気化気その他の燃料供給手段へのラジ
エータの排風熱の影響、エンジンの熱影響の防止効果を
効果的に高め、気化器その他の燃料供給手段を冷却する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した自動二輪車の概略側面図、第
2図はラジエータ部分と燃料供給手段の一部を構成する
気化器部分の正面図、第3図は同平面図、第4図はラジ
エータの縦断側面図、第5図は同背面図である。 尚、図面中、3はヘッドチューブ、5は前輪、8はエン
ジン、8aは前方に突出して水平面より下向きに指向した
気筒、10は後輪、11は燃料供給手段(気化器)、12は上
方配置のラジエータである。
フロントページの続き (72)発明者 松崎 明夫 埼玉県朝霞市三原1―26―5 橋本荘 102号 (56)参考文献 特開 昭54−52239(JP,A) 特開 昭56−513(JP,A) 特開 昭57−33019(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体上部にヘッドチューブを備え、前後輪
    間に、前後の気筒を有する側面視V型エンジンと、該前
    後の気筒間に設けられる気化器と、ラジエータを備える
    自動二輪車において、 前記エンジンは、後部に配設された上向き前方に突出す
    る後部気筒と、前部に配設され、下向き前方に指向する
    前部気筒とで構成し、 前記の後部気筒と、前部気筒との間には、前方に開放さ
    れた空間を有し、 前記前後の気筒間の前方に開放された空間に、前方に向
    けて気化器を配設し、 前記気化器上方と、前記ヘッドチューブとの間にラジエ
    ータを配設した、 ことを特徴とする自動二輪車。
JP1241594A 1989-09-18 1989-09-18 自動二輪車 Expired - Lifetime JP2501037B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5733019A (en) * 1980-08-04 1982-02-23 Honda Motor Co Ltd Radiator device in autobicycle

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