JP2500992Y2 - 空洞押出し成形板に於ける水切構造 - Google Patents

空洞押出し成形板に於ける水切構造

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JP2500992Y2 JP1990065102U JP6510290U JP2500992Y2 JP 2500992 Y2 JP2500992 Y2 JP 2500992Y2 JP 1990065102 U JP1990065102 U JP 1990065102U JP 6510290 U JP6510290 U JP 6510290U JP 2500992 Y2 JP2500992 Y2 JP 2500992Y2
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徳房 西崎
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、無機水硬性材料等を用いて製せられる空洞
押出し成形板に於ける水切構造に関する。
「従来の技術」 第4図に示される如く建材に広く採用の無機水硬性材
料等を用いて製せられる空洞押出し成形板は、押出し方
向に沿って連続する中空孔2,…を有し、肉厚に比し見掛
比重が小さく、軽量である、あるいは当該内部中空孔に
よって断熱,遮音性があるといった利点を有する。
当該板1の内外面1a,1b間には該中空孔2を形成する
仕切壁3,…が架構しているため、これを伝ってジョイン
ト目地から侵入の水は室内側に到るので、従来、縦張り
の水平ジョイント等には第5,6図に示される如き水切構
造が採用されている。すなわち、第5図の上位の板1を
補強アングル4が直接受止する場合には、目地部に外側
からのシールが出来るよう2段に渡って屈曲させた水切
プレート5が、上,下位板1,1の間に介装され、又、第
6図の上位の板1を補強アングル4がパッキング6を介
して受止する場合には、1段に屈曲させた水切プレート
5′が、上,下位板1,1の間に介装される。
各水切プレート5,5′により外側に形成される目地溝
7,8には夫々、バックアップ材9とシーリング材10とが
詰められると共に板1面より所定寸法(例えば10mm)突
出して段落する水切プレート5,5′の先端部5a,5a′の庇
裏にもバックアップ材9とシーリング材10が詰められ
る。
尚、第6図中の11は補強アングル4と下位板1との間
に介装のパッキングを示す。
「考案が解決しようとする課題」 従来の技術で述べた水切構造においては、取付時に水
切プレートの装着が煩わしいと共に水切プレートは、板
1面上所定寸法突出して、ここで水切り排水するので下
位の板1面が汚れるという問題点を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、水切
プレートの介装が不要になると共に水切りした落下水で
壁面が汚れることのない水切構造を提供しようとするも
のである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案における水切構造
は、中空孔形成仕切壁の上下端中央部に凹溝を付形した
空洞押出し成形板を用いて水切プレートを介装すること
なく縦張りの水平ジョイント等をし、該成形板最下部に
は外部への水抜きを配設するとしたものである。
「作用」 本案の水切構造では、目地部より侵入する水は、空洞
押出し成形板の中空孔形成仕切壁の上下端を伝う途中
で、凹溝部で切られて空洞内に落下する。しかして、壁
面が水切りされた水で汚れることがない。
該落下水は最下部の水抜きを介して外部に排出され
る。
「実施例」 実施例について図面を参照して説明する。
第1図において、本案の空洞押出し成形板12は、その
空洞孔13,形成仕切壁14,…の上下端中央部に水切用の凹
溝15,…が付形されている。
本案の水切構造は、かかる成形板12を用いて、既述の
水切プレート5,5′を介装することなく第2,3図に示す如
く、縦張りの水平ジョイント等がなされる。
しかして、第2図と第5図、第3図と第6図とは互い
に対応するものであるが、両者は水切プレートの有無に
違いがあるのみである。
よって、第2図,第3図の場合には、水切プレートに
よって成形板表面に付形の成形板表面汚染の原因となる
庇は存在しない。
水切プレートの存在しない目地溝16,17には当然のこ
とながら、バックアップ材9とシーリング材10とが詰め
られる。
該目地溝16,17より侵入する雨水は、仕切壁14上下端
を伝って内側に向かう途中凹溝15で水切りされたり、下
方向に転換させられたりして、中空孔13内に集収されて
降下する。降下した雨水は成形板12に最下部に配設した
外部への水抜きで排水される。
当該水抜きは例えば第7図に示す如く構成される。
すなわち、基礎18上に配された成形板受止用アングル
19との間に水切プレート20を介装して最下部の成形板12
を支持するとしたうえで、成形板12の外面下端に水板パ
イプ21を挿入置する。
しかして、水切プレート20で受止された降下水は、水
抜パイプ21を介して外部に排出される。
尚、本案水切構造は、サッシ上下枠取合納まりにも適
用することが出来る。
「考案の効果」 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
(1)水切プレートというやっかいな介装材が不要とな
り、有利である。
(2)外壁表面に突起する庇が無くなり意匠上好まし
い。
(3)汚水で外壁表面が汚染されることが無くなり、好
ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案が採用の成形板の全体図、第2図,第3図
は本案水切構造の説明図、第4図は従来の成形板の全体
図、第5図,第6図は従来の水切構造の説明図、第7図
は最下部水抜き例の説明図である。 1……板、1a,1b……内外面、2……中空孔、3……仕
切壁、4……補強アングル、5……水切プレート、5′
……水切プレート、5a,5a′……水切プレートの先端
部、6……パッキング、7,8……目地溝、9……バック
アップ材、10……シーリング材、11……パッキング、12
……空洞押出し成形板、13……空洞孔、14……形成仕切
壁、15……水切用の凹溝、16,17……目地溝、18……基
礎、19……成形板受止用アングル、20……水切プレー
ト、21……水抜パイプ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空孔形成仕切壁の上下端中央部に凹溝を
    付形した空洞押出し成形板を用いて水切プレートを介装
    することなく縦張りの水平ジョイント等をし、該成形板
    最下部には外部への水抜きを配設するとしたことを特徴
    とする空洞押出し成形板に於ける水切構造。
JP1990065102U 1990-06-20 1990-06-20 空洞押出し成形板に於ける水切構造 Expired - Lifetime JP2500992Y2 (ja)

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