JP2500939B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JP2500939B2
JP2500939B2 JP1208839A JP20883989A JP2500939B2 JP 2500939 B2 JP2500939 B2 JP 2500939B2 JP 1208839 A JP1208839 A JP 1208839A JP 20883989 A JP20883989 A JP 20883989A JP 2500939 B2 JP2500939 B2 JP 2500939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction port
shutter
electric blower
chamber
dust collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1208839A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0373119A (ja
Inventor
祐介 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1208839A priority Critical patent/JP2500939B2/ja
Publication of JPH0373119A publication Critical patent/JPH0373119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500939B2 publication Critical patent/JP2500939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Suction Cleaners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電動送風機からの排気風を集塵室に還流さ
せて集塵室内のダニなどを熱により退治する電気掃除機
に関する。
(従来の技術) 従来、電動送風機からの排気風を集塵室内へ還流させ
てこの集塵室内の熱消毒を行う電気掃除機としては、た
とえば特開平1−119220号公報に記載されているよう
に、電動送風機の排気側から集塵室と掃除機本体外とを
連通する吸込口に至る還流風路を掃除機本体内に形成し
たものが知られている。
そして、この種の電気掃除機においては、たとえば第
6図に示すように、掃除機本体1の外殻部材2に外側開
口3を形成するとともに、この外側開口3に臨んで外殻
部材2の内側に設けられた吸込口部材4に円筒状の吸込
口5を形成し、この吸込口5を外側から開閉するシャッ
ター6を外殻部材2と吸込口部材4との間に摺動自在に
支持している。なお、吸込口5の側面部に電動送風機の
排気側に連通する還流風路の排気流出開口7が形成され
ているが、この排気流出開口7は、吸込口5に着脱自在
に接続されるホースにより閉塞されるようになってい
る。また、シャッター6は、掃除時以外に吸込口5を閉
塞するとともに、排気風の還流時に大気の流入を防止す
る。なお、矢印は、排気風が排気流出開口7から吸込口
5を介して集塵室8内に流入する様子を示している。
そして、従来は、シャッター6を硬質部材により成形
し、吸込口部材4の大気側の外面(図示正面)とシャッ
ター6の内面すなわち吸込口部材4への対向面とを同曲
面たとえば同一の球面とした構造が採られており、これ
ら両面同志の気密な当接により、吸込口5と大気との間
の気密性を保持している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の構造では、シャッター6と
吸込口部材4との対向面のいずれかが、寸法誤差あるい
は変形などにより、少しでも所定形状からのずれを生じ
ると、排気風の還流時に、シャッター6と吸込口部材4
との間から大きな空気漏れが生じてしまうおそれがあ
る。なお、排気風の還流時にも、吸込口5内は負圧状態
になるので、空気漏れは、吸込口5への外気の流入とな
る。そして、このように排気風の還流時に空気漏れが生
じると、集塵室8内の温度が速やかに高まらない。ま
た、上記従来の構造においては、シャッター6を軟質部
材にしたとすると、吸込力によりシャッター6が吸込口
5に引っ張り込まれるように変形しやすく、このとき吸
込口5の周縁にシャッターが線接触するような状態にな
り、とくに空気漏れが生じやすいため、シャッター6は
軟質部材により成形しなければならない。そのため、シ
ャッター6の摺動範囲を掃除機本体1内で大きくとる必
要があり、掃除機本体1自体も大型化してしまう問題が
ある。
本発明は、上述のような問題点を解決しようとするも
ので、集塵室内の熱消毒のための排気風の還流時に吸込
口のシャッター部分における空気漏れを軽減できる電気
掃除機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の電気掃除機は、電動送風機室および集塵室を
内部に有するとともにこの集塵室内に連通する吸込口を
外面部に有する掃除機本体と、この掃除機本体の電動送
風機室に吸気側を前記集塵室に連通させて内蔵された電
動送風機と、前記掃除機本体に可動に支持され前記吸込
口を外側から開閉自在に閉塞するシャッターとを備え、
前記掃除機本体内に、前記電動送風機の排気側に連通す
る位置から前記吸込口に至る還流風路を設け、前記シャ
ッターは可撓性または弾性を有するとともに、前記吸込
口との対向面に前記吸込口を囲繞して気密に当接される
環状の突出部を設けたものである。
(作用) 本発明の電気掃除機では、通常の掃除時、シャッター
を開いて開放された吸込口にたとえば吸塵用のホースを
接続し、電動送風機の駆動によりホースに接続された吸
込口体から空気とともに吸い込まれた塵埃を吸込口を介
して掃除機本体の集塵室内に導いて捕捉する。一方、集
塵室内の熱消毒を行うときには、掃除機本体内の還流風
路により電動送風機の排気側と吸込口とを連通させると
ともに、シャッターにより吸込口を外側から閉塞した状
態で、電動送風機を駆動し、電動送風機からの加熱され
た排気風が還流風路および吸込口を介して集塵室へ還流
され、電動送風機と集塵室とを巡る循環気流が生じ、集
塵室内の温度が上昇して熱により集塵室内に貯溜した塵
埃中のダニなどが殺傷される。このとき、掃除機本体の
外面部の吸込口の外側から閉塞している可撓性または弾
性を有するシャッターの環状の突出部が、シャッターが
可撓変形および弾性変形して吸込口を囲繞して気密に当
接されていることにより、シャッター部分での空気漏れ
が防止される。すなわち、吸込力によりシャッターの突
出部が吸込口を囲繞して圧接されるとともに、突出部に
より吸込力によるシャッターの変形も防止され、空気漏
れが防止され、吸込口への外気の流入が防止される。
(実施例) 以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成を図面を
参照して説明する。
第1図において、11は掃除機本体で、この掃除機本体
11は、前側上面部を開口した本体ケース12と、この本体
ケース12の前側上面部の開口を開閉自在に閉塞する蓋体
13とから構成されている。また、本体ケース12は、下部
本体ケース部材14と、その後側上部に結合された中間本
体ケース部材15および上部本体ケース部材16となどから
構成されている。なお、本体ケース12の上面後部には、
収納部カバー17により開閉自在に覆われる付属品収納部
18が形成されている。さらに、本体ケース12の上部には
上ハンドル19が枢着されているとともに、本体ケース12
の最前部には前ハンドル20が突設されている。
そして、掃除機本体11内には、格子状の連通口21を有
する隔壁22により、上方へ開放された集塵室23が前部に
区画形成されているとともに、この集塵室23の後方に電
動送風機室24が区画形成されている。そして集塵室23内
には、この集塵室内23内に枢着されたホルダー25により
集塵室フィルターである紙製の集塵袋26が着脱自在に装
着されている。また、隔壁22の前面には、その連通口21
を覆うとともに集塵袋26を案内する作用を有する補助集
塵フィルター27が着脱自在に装着されている。なお、こ
れら集塵袋26および補助集塵フィルター27は、集塵室23
の上面開口を介して着脱されるものである。
一方、電動送風機室24内には、電動送風機31が配設さ
れている。この電動送風機31は、図示しないファンと、
このファンを回転駆動する電動機32と、ファンを覆うフ
ァンカバー33となどからなっている。そして、このファ
ンカバー33の中央部には、吸気口34が開口形成されてい
る。一方、電動機32のフレームには図示しない排気口が
開口形成されている。そして、電動送風機31は、前後部
が電動送風室24内に形成された支持壁35,36にゴム製支
持体37,38を介して支持されている。また、前側の支持
壁35およびゴム製支持体37は環状になっており、これに
より、電動送風機13の吸気口34が集塵室23に連通口21を
介して気密に連通されている。
なお、掃除機本体11の後部から、外部交流電源を駆動
電源とする電動機32への給電用の電源コード39が導出さ
れている。
さらに、、掃除機本体11内には電動送風機室24の後方
に位置して排気室41が区画形成されており、この排気室
41には主排気フィルター42が装着されている。そして、
掃除機本体11の本体ケース12の外側後面部には、主排気
フィルター42を介して電動送風機31の排気口に連通する
格子状の排気口43が開口形成されている。なお、この排
気口43は、補助排気フィルター44により内側から覆われ
ている。
一方、蓋体13は、本体ケース12に後端部が枢着されて
おり、集塵室23を上方から開閉自在に覆うものである。
そして、蓋体13は、第1蓋体部材46と、この第1蓋体46
の上側に結合された第2蓋体部材47となどから構成され
ている。なお、蓋体13を閉状態に保持するために、第1
蓋体部材46の前面にクランプ48が枢着されている。一
方、本体ケース12の前部には、クランプ48が係脱自在に
係合される係止部49が形成されている。
そして、第1蓋体部材46および第2蓋体部材47の前部
には内側開口51と外側開口52とが相対向させて形成され
ている。また、第1蓋体部材46および第2蓋体部材47間
には第1吸込口部材53と第2吸込口鵜剤54とが固定され
ている。そして、これら第1吸込口部材53および第2吸
込口部材54には、内側開口51および外側開口52に対向す
る中間開口55とほぼ円筒形状の吸込口56とがそれぞれ形
成されている。また、この吸込口56は、上端が蓋体13の
上方へ開口しているとともに、下端が集塵室23へ開口し
ている。なお、第1蓋体部材46の内側開口51と第1吸込
口部材53の中間開口55と第2吸込口部材54の吸込口56の
下端部との間には吸込口パッキング57が設けられてい
る。さらに、吸込口56の側面部には上方へ抜ける凹部58
が形成されており、この凹部58付近には図示しないコネ
クター部が設けられている。また凹部58には係止孔59が
形成されている。
そして、第2蓋体部材47の外側開口52の周縁部から下
方へ突出形成された環状壁60の下面と第2吸込口部材54
の平らな上面との間には、集塵室23を掃除機本体11外に
連通させる吸込口56を開閉するシャッター61が前後摺動
自在に支持されている。このシャッター61は、可撓性お
よび弾性を有する軟質部材からなっており、後方へ摺動
して開いたとき屈曲した状態で蓋体13内の後部に収納さ
れ、前方へ摺動して閉じたとき平らになって吸込口56を
外側から閉塞するものである。なお、シャッター61の前
端部にはつまみ62が上方へ突出形成されているが、この
つまみ62が環状壁60の前端または後端に当接されること
により、シャッター61の摺動範囲が規定されている。ま
た第2図に示すように、第2吸込口部材54の上面の左右
両側部には、シャッター61の左右方向への位置ずれを防
止する突状63がそれぞれ形成されている。
そして、第3図にも示すように、シャッター61の下面
すなわち第2吸込口部材54への対向面には、この第2吸
込口部材54の上側外面にその吸込口56を凹部58を含めて
囲繞して気密に当接される円環状の突出部64が一体のリ
ブとして形成されている。
また掃除機本体11内の上部には、電動送風機31の排気
側に連通する位置から吸込口56に至る還流風路66が構成
されている。この還流風路66は、本体ケース12の電動送
風機室24内の前部に形成された本体側ダクト67と、蓋体
13内の後部に形成された蓋体側ダクト68とからなってい
る。そして、本体側ダクト67は、中間本体ケース15と上
部本体ケース部材16となどから構成されており、後端開
口67aが電動送風機室24内に位置しているとともに、前
端開口67bが隔壁22に開口している。なお、この前端開
口67bにはシールパッキング69が設けられている。一
方、蓋体側ダクト68は、第1蓋体部材46と第1吸込口部
材53および第2吸込口部材54と第1蓋体部材46の後部上
に固定されたダクト部材70となどから構成されている。
そして、蓋体側ダクト68は、後端開口68aが蓋体13の後
面に開口しており、蓋体13の閉時にシールパッキング69
に気密当接されるようになっているとともに、前端開口
68bが吸込口56の後面中央部に開口している。
また、第2吸込口部材54の前端部下側には、シャッタ
ー61の開閉動作と運動する常開型のシャッタースイッチ
76が設けられている。このシャッタースイッチ76は、第
2吸込口部材54から上方へ突出し上方へ付勢された開閉
子77を有しており、この開閉子77が下降したとき閉じる
ものである。そして、この開閉子77は、吸込口56を閉じ
たシャッター61により押圧されて下降するものである。
また、本体側ダクト67の後端開口67aの後方近傍に位
置して本体ケース12の上面部には強制復帰型のサーモス
イッチ78が取り付けられている。このサーモスイッチ78
は、温度検知部79を下部に有しているとともに、操作つ
まみ80を上部に有しており、温度検知部79により検知さ
れた温度が所定値を越えたとき開き、操作つまみ80の操
作により閉じるものである。そして、温度検知部79は、
電動送風機室24の上側内面における電動送風機31の排気
側に連通する位置に配設されている。
さらに、サーモスイッチ78の前方近傍に位置して本体
ケース12の上面部には、安全弁を兼ねるダストインジケ
ーター86が取り付けられている。このダストインジケー
ター86は、外気の圧力と補助集塵フィルター27および電
動送風機31の吸気側間の圧力との差を検知して、この圧
力が所定値より小さくなったとき作動して、集塵室23内
に塵埃が所定量貯溜したことを表示するとともに、外気
を電動送風機31に供給するものである。なお、ダストイ
ンジケーター86およびサーモスイッチ78を上方から覆う
カバー87が本体ケース12上に取り付けられており、この
カバー87から外側上方へ操作つまみ80が突出されてい
る。
一方、91は吸塵用のホースで、このホース91の一端部
には、吸込口56に着脱自在に差し込み接続される接続管
92が設けられている。そして、この接続管92には、吸込
口56のコネクター部に電気的に接続される図示しないコ
ネクター部が設けられているとともに、吸込口56の係止
孔59に係脱自在に係合される図示しない可動クランプが
設けられている。なお、蓋体側ダクト68の前端開口68b
は、吸込口56に接続された接続管92により閉塞される位
置にある。また、ホース91の他端部には、図示しない延
長管を介して吸込口体が着脱自在に接続される握り管が
設けられている。
つぎに、電気回路の構成を第4図を参照して説明す
る。
外部交流電源101の両極間に電動送風機31の電動機32
とその制御素子である双方向性サイリスター102とが直
列に接続される。なお、外部交流電源101の両極間に接
続されるΔ接続されたコンデンサーからなる雑防回路10
3が電動機32のフレームに接続されている。また、外部
交流電源101の両極がパワーコントロールユニット104の
端子M,T1にそれぞれ接続されているが、このパワーコン
トロールユニット104の端子Gが双方向性サイリスター1
02のゲートに接続されている。さらに、パワーコントロ
ールユニット104の一対の端子RM間にシャッタースイッ
チ76とサーモスイッチ78とが直列に接続されている。ま
た、両端子RMは吸込口56の図示しないコネクター部の一
対の接点105にそれぞれ接続されている。さらに、これ
ら接点105にそれぞれ接続されるホース91のコネクター
部の一対の接点106間に電源スイッチ107と可変抵抗108
とが直列に接続されている。これら電源スイッチ107と
可変抵抗108とは、ホース91の握り管に配設されてい
る。
一方、パワーコントロールユニット104は、双方向性
サイリスター102の位相制御回路を形成するもので、両
端子RM間の抵抗値が大きいほど電動送風機31の入力が小
さくなり、両端子RMが互いに遮断されたとき電動送風機
31が停止すようになっている。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
通常の掃除時には、もちろん蓋体13を閉じておくが、
この状態では、蓋体側ダクト68の後端開口68aが本体側
ダクト67の前端開口67bのシールパッキング69に圧接さ
れ、このシールパッキング69を介して両本体側ダクト67
および蓋体側ダクト68の内部が連通されて、還流風路66
が形成される。また、シャッター61を後方へ摺動させて
開き、第1図に鎖線で示すように、開放された吸込口56
にホース91の接続管92を接続しておく。シャッター61を
開いた状態では、このシャッター61がシャッタースイッ
チ76の開閉子77から離れて、このシャッタースイッチ76
も開く。また、吸込口56にホース91を接続した状態で
は、その接続管92により蓋体側ダクト68の前端開口68b
が気密に閉塞され、還流風路66が閉じ、電動送風機31の
排気側と吸込口56とが遮断される。さらに、握り管に延
長管を介して吸込口体を接続しておく。
そして、握り管の電源スイッチ107を操作して閉じる
と、電動送風機31が駆動される。この電動送風機31の駆
動により、吸込口体から空気とともに塵埃が吸い込ま
れ、延長管およびホース91を介して掃除機本体11の集塵
室23に導かれて、集塵埃26内に捕捉される。また、この
集塵袋26により濾過された空気は、補助集塵フィルター
27、連通口21、電動送風機31の吸気口34、電動送風機31
内、この電動送風機31の排気口、電動送風機室24、主排
気フィルター42および補助排気フィルター44を順次通っ
て、排気口43から掃除機本体11外の外気へ排気風として
排出される。
また、集塵室23の熱消毒を行うときには、第1図に実
線で示すように、蓋体13を閉じたまま、ホース91の接続
管92を吸込口56から抜いて外すとともに、シャッター61
を前方へ摺動させて、吸込口56を外側から閉塞する。こ
の状態で、還流風路66が開いて、電動送風機31の排気側
が吸込口56に連通される。これとともに、シャッター61
の前部がシャッタースイッチ76の開閉子77に上方から当
接されて、この開閉子77が下降し、シャッタースイッチ
76が閉じる。ついで、サーモスイッチ78の操作つまみ80
を操作して、このサーモスイッチ78を閉じると、第4図
に示す両端子RM間の回路が閉路状態となって、電動送風
機31の運転が始まる。
これによって、集塵室23内の空気が電動送風機31に吸
い込まれて、電動送風機室24内へ排出されるが、このと
き、電動送風機31の電動機32の発熱により空気が加熱さ
れる。そして、電動送風機31からの熱せられた排気風
は、矢印で示すように、電動送風機室24から本体側ダク
ト67および蓋体側ダクト68を通って、その前端開口68b
から吸込口56内に吹き出し、この吸込口56から集塵室23
の集塵袋26内へ還流される。こうして、電動送風機31か
ら集塵室23を通って電動送風機31に戻る循環気流が生
じ、この循環気流が繰り返し電動送風機31を通ることに
より、集塵室23内の温度が上昇する。これによって、集
塵袋26内に貯溜した塵埃中のダニなどの害虫類が、熱に
より殺傷される。
そして、電動送風機室24内の温度が上昇して、サーモ
スイッチ78の設定温度たとえば50℃以上のある温度を越
えると、サーモスイッチ78が開いて、第4図に示す両端
子RMが電気的に遮断され、電動送風機31の運転が自動的
に停止する。これにより、必要以上の過度の温度上昇が
防止され、電動機32の焼損、掃除機本体11の熱による変
形などが防止される。
このように排気風を還流させて熱消毒を行う際、吸込
口56を外側から閉塞している可撓性および弾性を有する
シャッター61の環状の突出部64が可撓変形および弾性変
形して吸込口56を囲繞して掃除機本体11の第2吸込口部
材54の上側外面に気密に圧接されていることにより、シ
ャッター61部分での空気漏れが防止される。すなわち、
シャッター61の外側の大気に対してシャッター61の内側
の吸込口56内が負圧状態になるので、その差圧によって
生じる吸込力により、シャッター61は吸込口56に引き込
まれる方向へ力を受けるが、これによって、突出部64が
第2吸込口部材54の外面に密着した状態に保持される。
これとともに、突出部64があることにより、吸込力によ
るシャッター61の変形も防止されるので、シャッター61
が軟質部材からなっているにもかかわらず、空気漏れが
防止される。こうして、吸込口56への外気の流入が防止
され、排気風以外の空気が吸い込まれず、集塵室23内の
温度を速やかに高められる。
なお、突出部64はホース91の接続用の吸込口56の凹部
58をも囲んでいるので、もちろんこの凹部58からも外気
は吸い込まれない。
また、上記構成によれば、シャッター61を軟質部材か
らなるものとできるので、このシャッター61が開いたと
き屈曲状態で収納されるようにすることができ、このシ
ャッター61の移動範囲を小さくすることができる。した
がって、掃除機本体11全体も小型化できる。
しかしながら、シャッター61は、可撓性または弾性を
有する硬質部材からなるものとすることもできる。シャ
ッター61が硬質であっても、このシャッター61部分での
空気漏れを突出部64により防止することができる。
さらに、上記実施例では、シャッター61に突出部64を
一体に形成したが、第5図に示すように、シャッター61
と突出部64と別体にして、弾性体などからなるこの突出
部64をシャッター61に接着などの手段により気密的に固
定してもよい。
(発明の効果) 本発明の電気掃除機によれば、掃除機本体内に、電動
送風機の排気側に連通する位置から吸込口に至る還流風
路を設けた電気掃除機において、吸込口を外側から開閉
自在に閉塞する可撓性または弾性を有するシャッターに
吸込口との対向面に、吸込口を囲繞して気密に当接され
る環状の突出部を設けたので、集塵室内の熱消毒のため
に電動送風機からの排気風を集塵室へ還流させるとき、
シャッター部分における空気漏れを軽減でき、吸込口へ
の外気の流入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す断面図、
第2図は同上第2蓋体部材を省いた蓋体の一部の概略斜
視図、第3図は同上シャッターの斜視図、第4図は同上
回路図、第5図は本発明の他の実施例を示すシャッター
の斜視図、第6図は従来の電気掃除機の一例を示す吸込
口部分の断面図である。 11……掃除機本体、23……集塵室、24……電動送風機
室、31……電動送風機、56……吸込口、61……シャッタ
ー、64……突出部、66……還流風路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動送風機室および集塵室を内部に有する
    とともにこの集塵室に連通する吸込口を外面部に有する
    掃除機本体と、この掃除機本体の電動送風機室に吸気側
    を前記集塵室に連通させて内蔵された電動送風機と、前
    記掃除機本体に可動に支持され前記吸込口を外側から開
    閉自在に閉塞するシャッターとを備え、 前記掃除機本体内に、前記電動送風機の排気側に連通す
    る位置から前記吸込口に至る還流風路を設け、 前記シャッターは可撓性または弾性を有するとともに、
    前記吸込口との対向面に前記吸込口を囲繞して気密に当
    接される環状の突出部を設けた ことを特徴とする電気掃除機。
JP1208839A 1989-08-11 1989-08-11 電気掃除機 Expired - Fee Related JP2500939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1208839A JP2500939B2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1208839A JP2500939B2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0373119A JPH0373119A (ja) 1991-03-28
JP2500939B2 true JP2500939B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=16562960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1208839A Expired - Fee Related JP2500939B2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500939B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0556877A (ja) * 1991-08-30 1993-03-09 Tokyo Electric Co Ltd 電気掃除機
CN105147191A (zh) * 2015-09-07 2015-12-16 太仓文广汇清洁设备有限公司 一种新型吸尘器
CN106618376A (zh) * 2017-02-27 2017-05-10 袁泽天 一种智能除螨吸尘器
CN112971584B (zh) * 2021-03-20 2022-05-13 濮阳职业技术学院 一种消毒机器人及消毒方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136621A (ja) * 1987-11-24 1989-05-29 Hitachi Ltd 電気掃除機
JPH01119220A (ja) * 1988-09-20 1989-05-11 Sanyo Electric Co Ltd 電気掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0373119A (ja) 1991-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2500939B2 (ja) 電気掃除機
JP2683353B2 (ja) 電気掃除機
JP2683434B2 (ja) 電気掃除機
JPH03168112A (ja) 電気掃除機
JPH0370529A (ja) 電気掃除機
JP2647853B2 (ja) 電気掃除機
JP2521356B2 (ja) 電気掃除機
JPH0576844B2 (ja)
JP2612344B2 (ja) 電気掃除機
JPH03168113A (ja) 電気掃除機
JPH03267033A (ja) 電気掃除機
JPH03162815A (ja) 電気掃除機
JPH0543372B2 (ja)
JPH0430820A (ja) 電気掃除機
JPH0556877A (ja) 電気掃除機
JP2587497B2 (ja) 電気掃除機
JPH0899B2 (ja) 電気掃除機
JPH049127A (ja) 電気掃除機
JPH02289214A (ja) 電気掃除機
JPH10127538A (ja) アップライト型電気掃除機
JPH0370527A (ja) 電気掃除機
JPH074331B2 (ja) 電気掃除機
JPH04329916A (ja) 電気掃除機
JPH06245880A (ja) 電気掃除機
JPH02289216A (ja) 電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees