JPH03162815A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH03162815A
JPH03162815A JP30358589A JP30358589A JPH03162815A JP H03162815 A JPH03162815 A JP H03162815A JP 30358589 A JP30358589 A JP 30358589A JP 30358589 A JP30358589 A JP 30358589A JP H03162815 A JPH03162815 A JP H03162815A
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JP
Japan
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shutter
electric blower
temperature
dust collection
vacuum cleaner
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Pending
Application number
JP30358589A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kinoshita
祐介 木下
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、掃除機本体内に設けられた還流風路により電
動送風機からの排気風を集塵室に還流させてこの集塵室
内のダニなどを熱により退治する電気掃除機に係わり、
とくに、過度の温度上昇を防止するための温度検知装置
の配役に関する。
(従来の技術) 従来、たとえば特開昭64−49527号公報あるいは
特開平1−119220号公報などに記載されているよ
うに、掃除機本体内に設けられた還流風路により、集塵
室を外部に連通させる吸込口に電動送風機からの熱せら
れた排気風を還流させて集塵室内のダニなどの有害微生
物を退治する電気掃除機が知られている。そして、この
種の電気掃除機では、排気風の還流、循環時にこの排気
風が外部に漏れないよう、吸込口を外側から開閉自在に
閉塞するシャッターを設けている。とくに上記特開平1
−119220号公報に記載の電気掃除機では、上方へ
開口した集塵室を開閉自在に覆う蓋体に吸込口およびシ
ャッターと還流風路とを設けている。
また、この種の電気掃除機では、排気風の循環の継続に
より過度に温度が上昇しないよう、検知される温度が所
定温度を越えたときオフしオン時に電動送風機を駆動可
能にするとともにオフ時にこの電動送風機を停止させる
温度検知装置を還流風路の近傍などに設けている。この
温度検知装置は、一般的に、強制復帰型温度スイッチか
らなっており、常温でオン状態に復帰させるための操作
子であるリセットボタンを有している。したがって、集
塵室内のダニなどを退治するときには、吸込口を外部か
ら遮断するためシャッターを閉じるとともに、リセット
ボタンを押して温度検知装置をオンすることにより、電
動送風機を起動させ、排気風の循環を開始させることに
なる。
そして、上記従来の特開平1−119220号公報に記
載の電気掃除機では、蓋体に、シャッターの側方に位置
してこのシャッターとは別個に温度検知装置を配設した
構造が採られている。また、蓋体ではなく掃除機本体の
本体ケース側に温度検知装置を配設した電気掃除機もあ
る。
しかし、この従来の構造では、集塵室内のダニなどの有
害微生物を熱により退治するとき、シャッターと温度検
知装置の操作子とを別々に操作しなければならず、手間
がかかり、操作性が悪い。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、シャッターとは別個に操作子を有する温
度検知装置を配設した従来の電気掃除機では、操作性が
悪い問題があった。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、電動送風機の排気風を吸込Iコに還流させる還流風路
を掃除機本体内に設けた電気掃除機において、吸込口を
閉塞するシャッターと過度の温度上昇を防止するための
温度検知手段との操作性を向上させることを目的とする
ものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、電動送風機室および集塵室を内部に有すると
ともにこの集塵室を外部に連通させる吸込口を有する掃
除機本体と、吸気側を前記集塵室に連通させて前記電動
送風機室に内蔵された電動送風機と、前記掃除機本体に
可動にたとえば摺動自在に支持されるとともに操作用つ
まみを有し前記吸込口を外側から開閉自在に閉塞するシ
ャッターと、前記掃除機本体内に設けられ前記電動送風
機の排気側を前記吸込[1に連通させる還流風路と、前
記掃除機本体内の温度を検知しこの温度が所定温度を越
えたときオフしオン時に前記電動送風機を駆動可能にす
るとともにオフ時にこの電動送風機を停止させる強制復
帰型温度スイッチなどの温度検知装置と、この温度検知
装置をオンさせるリセットボタンなどの操作子とを備え
た電気掃除機において、上記目的を達成するために、前
記シャッターに前記温度検知装置を配設するとともに、
前記シャッターの操作用つまみに前記温度検知装置の操
作子を配設したものである。
(作用) 本発明の電気掃除機では、掃除時、シャッターを開いて
吸込口を開放した状態で電動送風機を駆動すると、空気
とともに塵埃が外部から吸込口を介して集塵室内に吸込
まれ、捕捉される。また、集塵室内に貯溜した塵埃中の
ダニなどの有害微生物を退治するときには、掃除機本体
内の還流風路により電動送風機の排気側と吸込口とを連
通させ、操作用つまみをつまんでシャッターを動かし、
このシャッターを閉じて吸込口を外側から閉塞するとと
もに、シャッターの操作用つまみにある操作子を操作し
て、温度検知装置をオンにし、電動送風機を起動する。
そうすると、電動送風機からの加熱された排気風が還流
風路および吸込[1を通って集塵室へ還流され、電動送
風機と集塵室とを繰り返し通る循環気流が生じ、これに
よって、集塵室内の温度が上昇し、この集塵室内の有害
微生物が熱により殺傷される。そして、掃除機本体内の
温度がさらに上昇して所定値を越えると、シャッターに
ある温度検知手段がオフになり、電動送風機が停Iヒす
る。
(実施例) 以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成を図面に基
づいて説明する。
11は掃除機本体で、この掃除機本体1lは、前側上面
部を開口した本体ケース12と、この本体ケース12の
前記前側上面部の開口を開閉自在に閉塞する蓋体13と
からなっている。また、前記本体ケース12は、下部本
体ケース部材14と、その後側上部に結合された中間本
体ケース部材15および上部本体ケース部材16となど
からなっている。
そして、前記掃除機本体11内には、格子状の連通L]
21を有する隔壁22により、上方へ開放された集塵室
23が前部に区画形成されているとともに、この集塵室
23の後方に電動送風機室24が区画形成されている。
そして、前記集塵室23内には、この集塵室内に枢着さ
れたホルダー25により主集塵フィルターである紙製の
集塵袋26が着脱自在に装着されている。また、前記隔
壁22の前面には、その連通口21を覆う補助集塵フィ
ルター27が着脱自在に装着されている。なお、これら
集塵袋26および補助集塵フィルター27は、前記集塵
室23の上面開口を介して着脱されるものである。
一方、前記電動送風機室24内には、電動送風機3lが
配設されている。この電動送風機31は、ファン(図示
しない)と、このファンを回転駆動する電動機32と、
前記ファンを覆うファン力バー33となどからなってい
る。このファン力バー33の中央部には吸気[134が
開口形成されている。一方、前記電動機32のフレーム
には排気口(図示しない)が開口形威されている。そし
て、前記電動送風機31は、前後部が前記電動送風機室
24内に形成された支持壁35. 36にゴム製支持体
37. 38を介して支持されている。前側の支持壁3
5およびゴム製支持体37は環状になっており、これに
より他の部分との気密性が保持されつつ、前記電動送風
機31の吸気口34が集塵室23に前記連通口2lを介
して連通されている。
なお、前記掃除機本体11の後部から、前記電動機32
への給電用の電源コード39が導出されている。
さらに、前記掃除機本体1l内には電動送風機室24の
後方に位置して排気室41が区画形成されており、この
排気室41には主排気フィルター42が装着されている
。そして、前記掃除機本体1lの本体ケース12の外側
後面部には、前記排気フィルター42を介して前記電動
送風機31の排気口に連通ずる格子状の排気口43が開
口形成されている。なお、この排気[]43は、補助排
気フィルター44により内側から覆われている。
前記蓋体13は、前記本体ケース12に後端部が枢着さ
れており、前記集塵室23を上方から開閉自在に覆うも
のである。そして、前記蓋体13は、第1蓋体部材46
と、この第1蓋体部材46の上側に結合された第2蓋体
部材47となどからなっている。
なお、前記蓋体13を閉状態に保持するために、前記第
1蓋体部材46の前面にクランプ48が枢着されており
、一方、前記本体ケース12の前部には、前記クランブ
48が係脱自在に係合される係止部49が形戊されてい
る。
前記両蓋体部材46. 47の前部には内側開口51と
外側開L152とが相対向させて形成されている。
また、前記第1蓋体部材46上には吸込口部材53が固
定されている。そして、この吸込口部材53には、前記
開口51. 52に対向するほぼ円筒形状の吸込rコ5
4が形成されている。前記集塵室23を外部に連通させ
るこの吸込口54は、上端が前記蓋体13の上方へ開口
しているとともに、下端が前記集塵室23へ開口してい
る。なお、前記第1蓋体部材46の内側開口51と吸込
口54の下端部との間には吸込L]パッキング55が設
けられている。さらに、前記吸込1コ54の側而部には
上方へ抜ける凹部56が形或されており、この四部56
付近にはコネクタ一部(図示しない)が設けられている
そして、前記掃除機本体11内の上部には、前記電動送
風機室24における電動送風機31の排気側の位置から
吸込口54に至る還流風路61がほぼ直線的に構成され
ている。この還流風路6Iは、前記本体ケース12の電
動送風機室24内の前部に形威された本体側ダクト62
と、前記蓋体13内の後部に形成された蓋体側ダクト6
3とからなっている。前記本体側ダクト62は、前記中
間本体ケース部材15と上部本体ケース部材16となど
から構成されており、後端開口が前記電動送風機室2イ
内に位置しているとともに、前端開口が前記隔壁22に
開口している。
なお、この前端開口にはシールパッキング64が設けら
れている。一方、前記蓋体側ダクト63は、角筒形状の
後側ダクト部材65とこの後側ダクト部材66の前端に
気密に固着された角同形状の前側ダクト部材66となど
からなっており、両蓋体部材46,47の後部間に固定
的に挾持されているとともに、前記第1蓋体部材46上
に形成された一対の位置決めリブ67などにより位置決
めされている。なお、前記前側ダクト部材66の前端開
口面の内周部にはストッパ一部68が全周に渡って突出
形成されている。そして、前記蓋体側ダクト63は、後
端開口が蓋体I3の後面に開口していてこの蓋体13の
閉時に前記シールパッキング64に周縁部が気密に当接
されるようになっているとともに、前端開口が前記吸込
口5イの後方に隣接している。
また、前記蓋体側ダクト63内から第2蓋体部材47の
下面および吸込口部材53の上面間にかけて、前記吸込
口54を外側から開閉自在に閉塞する可撓性を有するシ
ャッター71が前後摺動自在に支持されている。このシ
ャッター71は、下側シャッター部材72とこの下側シ
ャッタ一部材72上に気密に固着された上側シャッタ一
部材73とからなっており、後端面が開口して流入口7
4となった偏平な直方体箱形状になっている。また、前
記下側シャッター部材72の下面部には、前記吸込口5
4に上方から対向連通される流出口75が開口形成され
ている。さらに、前記シャッター71には、フランジ7
6が後端面に形成されているとともに、このフランジ7
6の前面全体に接合する状態で環状のシールパッキング
77が嵌着されている。そして、前記フランジ76の外
周形状が、前記蓋体側ダクト63の内周面の断面形状と
ほぼ等しくなっているとともに、この蓋体側ダクト63
のストッパ一部68の内周形状がシャッター71の外周
面の断面形状とほぼ等しくなっている。さらに、前記上
側シャッタ一部材73の前端部には角筒形状の操作用つ
まみ78が上方へ突出形成されている。
そうして、前記シャッター71の後部が蓋体側ダクト6
3内の前部に前後摺動自在に嵌合されているが、前記シ
ャッター71は、そのシールパッキング77が蓋体側ダ
クト63のストッパ一部68に当接する位置から少なく
とも流出口75全体が蓋体側ダクト63に没入する位置
まで摺勤可能になっている。
また、前記吸込口部材53には、一対の通孔8lが上面
部前側に形或されているとともに、これら通孔81にそ
れぞれ臨んで一対の接点板82が固定的に内蔵されてい
る。一方、前記下側シャッタ一部材72には、シャッタ
ー71が前進して閉じたときのみ前記吸込口部材53の
各通孔81に上方から対向する位置にそれぞれ通孔83
が形成されているとともに、これら通孔83にそれぞれ
臨んで、前記吸込口部材53側の各接点板82にそれぞ
れ接離自在に接触する一対の接点板84が内蔵されてい
る。これら接点板84は、上側シャッタ一部材73に形
戊された固定リブ85により固定されている。そして、
前記接点板82, 84がシャッタースイッチを構成し
ている。
なお、前記吸込口部材53の上面部後側には、シャッタ
ー71が後退して開いたときその接点板8イが係脱自在
に係合される通孔86が形成されている。
さらに、前記シャッター71内の最前部には、前記還流
風路61の温度を検知しこの温度が予め設定された所定
温度を越えたときオフする温度検知装置としての強制復
帰型温度スイッチ9]が、下<1111シャッタ一部材
72内に形成された支持リブ92などにより固定的に支
持されている。そして、前記温度スイッチ9lは、リー
ド線93により前記一対の接点板84に電気的に接続さ
れている。なお、前記リード線93は、シャッター71
内に一体に形成された補強リブ94に形成された切欠部
95に押通されている。また、前記温度スイッチ91は
、上方へ突出した上ド勤自在の復帰子96を有しており
、この復帰千96が下降したときオンになるものである
また、前記シャッター71の操作用つまみ78には、前
記復帰千96を操作するための操作子としてのリセット
ボタン97が上下摺動自在に嵌入、支持されている。こ
のリセットボタン97は、下面を開口した箱形状になっ
ているが、その下端部に形成された爪部98と、前記つ
まみ78に形成されたガイド孔99との係合により、摺
動範囲が規制されている。また、前記リセットボタン9
7内の上面には、前記温度スイッチ91の復帰子96を
上方から押圧する抑圧突起100が一体に垂設されてい
る。さらに、これら突起100および復帰子96に巻装
されてコイル状ばね1G+が温度スイッチ91とリセッ
トボタン97との間に装着されており、これによって、
リセットボタン97は常時上方へ付勢されている。
なお、組立にあたっては、まず、下側シャッタ一部材7
2に接点板84および温度スイッチ9lを取付け、両シ
ャッタ一部材72. 73を互いに固着するとともに、
つまみ78に、ばね101を介してリセットボタン97
を嵌合する。ついで、シャッター71にパッキング77
を取付けた後、後側ダクト部材65にシャッター71を
前方から挿入し、このシャッター71をくぐらせながら
、前側ダクト部材66を後側ダクト部材65に固着する
。さらに、第1蓋体部材46の位置決めリブ67間にダ
クト部材65. 66を入れ、最後にこれらを覆う第2
蓋体部材47を取付ける。
II+は吸塵用のホースで、このホース111の一端部
には、前記吸込口54に着脱自在に差込み接続される接
続管112が設けられている。そして、図示していない
が、この接続管112には、前記吸込口54のコネクタ
一部に電気的に接続されるコネクタ一部が設けられてい
る。また、図示していないが、前記ホースII+の他端
部には、延長管を介して吸込口体が着脱自在に接続され
る握り管が設けられている。
そうして、前記吸込口54のコネクタ一部を構成する一
対の電気的接点が互いに電気的に接続されたときかつそ
のときのみ電動送風機3Iが駆動する電気的構成になっ
ているが、前記一対の電気的接点間に、前記シャッター
スイッチと温度スイッチ91とが電気的に直列に接続さ
れており、吸込口54に接続管112が接続されていな
いときであっても、両スイッチ91がともにオンになれ
ば、電動送風機31が駆動するようになっている。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
通常の掃除時には、もちろん蓋体13を閉じておくが、
この状態では、蓋体側ダクト63の後端開口が本体側ダ
クト62の前端開口のシールパッキング64に圧接され
、このシールパッキング64を介して両ダクト62.6
3の内部が連通されて、還流風路61が形成される。ま
た、第2図に示すように、操作用つまみ78をつまんで
、シャッター71を後方へ摺動させて開き、開放された
吸込口54にホース111の接続管+12を接続してお
く。シャッター71を開いた状態では、このシャッター
71側の接点板84が吸込口部材53側の接点板81か
ら離れて、シャッタースイッチがオフになる。これとと
もに、流出口75全体を含めてシャッター71がダクト
部材65.66内に収納されて、吸込口54が電動送風
機31の排気側から気密に遮断される。さらに、握り管
に延長管を介して吸込口体を接続しておく。
この状態で、電動送風機31を駆動すると、吸込口体か
ら空気とともに塵埃が吸込まれ、延長管およびホースI
IIを介して掃除機本体11の集塵室23に導かれて、
集塵袋26内に捕捉される。また、この集塵袋26によ
り濾過された空気は、補助集塵フィルター27、連通目
21、電動送風機31の吸気口34、電動送風機3l内
、この電動送風機31の排気口、電動送風機室24、主
排気フィルター42および補助排気フィルター44を順
次通って、排気口43から掃除機本体11外へ排気風と
して排出される。
また、集塵室23内に貯溜した塵埃中のダニなどの有害
微生物を退治するときには、第1図に示すように、蓋体
I3を閉じたまま、ホース111の接続管112を吸込
口54から抜いて外すとともに、操作用つまみ78をつ
まんで、ダクト部材65. 66を案内としてシャッタ
ー71を前方へ摺動させ、吸込口54を外側から閉塞す
る。この状態で、シャッター71側の接点板84が吸込
口部材53側の接点板82に接触して、シャッタースイ
ッチがオンになる。これとともに、シャッター71の流
出口75がダクト部材65. 66から前方へ突出して
吸込口54に上方から対向し、本体側ダクト62、蓋体
13側のダクト部材65.66およびシャッター71の
内部からなる還流風路61を介して、電動送風機3lの
排気側が吸込口54内に連通される。
ついで、温度スイッチ9lのリセットボタン97を抑圧
操作して、この温度スイッチ9lをオンにすると、電動
送風機3Iが起動する。このとき、シャッター71の操
作用つまみ78にリセットボタン97があるので、操作
用つまみ78をつまんでシャッター71を閉じる際、そ
のままリセットボタン9Iを押すことができる。なお、
温度が低いなどのために温度スイッチ91がすでにオン
しているときは、シャッター71を閉じるのみで電動送
風機31が起動する。
そして、電動送風機31の駆動により、集塵室23内の
空気が電動送風機31に吸込まれて、電動送風機室24
内へ排出されるが、このとき、電動送風機31の電動機
32の発熱により空気が加熱される。
そして、電動送風機31からの熱せられた排気風は、電
動送風機室24から本体側ダクト62および蓋体側ダク
ト63、シャッター71内を通って、その流出口75か
ら吸込口54内に吹き出し、この吸込口54から集塵室
23の集塵袋26内へ還流される。こうして、電動送風
機3lから集塵室23を通って電動送風機31に戻る循
環気流が生じ、この循環気流が繰り返し電動送風機31
を通ることにより、温度上昇して集塵室23内の温度が
上昇する。これによって、集塵袋26内に貯溜した塵埃
中のダニなどの害虫類が殺傷される。
なお、シャッター71を閉じた状態にあっては、このシ
ャッター71のシールパッキン.グI7がダクト部材6
6のストッパ一部68に後方から圧接されるが、排気風
の還流時には、その風圧によりシャッター71が引っ張
られて、シールパッキング77がストッパ一部68の方
へさらに押し付けられるので、シャッター71およびダ
クト部材65. 66間の気密ヤ1ミが確実に保持され
る。
そして、還流風路61の一郎をなすシャッター71内の
温度がさらに上昇して、温度スイッチ91の設定温度た
とえば50℃以上のある温度を越えると、この温度スイ
ッチ91がオフして、電動送風機31が自動的に停止す
る。これにより、必要以上の過度の温度上昇が防止され
、電動機32の焼損、掃除機本体1lの熱による変形な
どが防止される。
上記構或によれば、吸込口54を開閉するシャッター7
1が還流風路61を開閉する弁を兼ねているとともに、
シャッター71にシャッタースイッチおよび温度スイッ
チ91があり、シャッター71に排気風の循環のための
各種装置が集中しているので、排気風の循環時の操作が
簡単になるとともに、操作を迷うことがなくなり、大変
便利である。しかも、温度スイッチ91のリセットボタ
ン97がシャッター71の操作用つまみ78にあるので
、シャッター71を閉じる操作とリセットボタン97を
押す操作とをきわめて円滑かつ容易に行なうことができ
、操作tI1ミがよい。
なお、温度スイッチのリセットボタンをシャッターでは
なく吸込口部材などに設けるとともに、シャッターに連
動させ、シャッターを閉じたとき温度スイッチがオンに
なるようにすることも考えられる。しかしながら、これ
では、排気風を循環させるつもりがないのに、掃除終了
後にシャッターを閉じたとき電動送風機が不用意に起動
されるおそれがあるので、リセットボタンとシャッター
とを連動させることはよくない。
ところで、特開平1−119220号公報などに記載の
従来の電気掃除機では、平板状のシャッターと還流風路
とが別々の離れた位置にある構造になっていたため、部
品点数が多くなって、掃除機本体自体が大きくなるとと
もに、シャッターあるいは還流風路のダクト部材を保持
するリブやそれらを配設するためのスペースを多く必要
とする問題があった。さらに、平板状のシャッターが蓋
体部材上に単に載った構造になっていたことなどから、
還流風路を通って排気風が多少漏れる問題もあった。こ
れとともに、排気風の循環時に外気が侵入しやすかった
が、外気が侵入すると、シャッターが冷却されて、集塵
室内の温度も不安定になる。
ところが、上記構成によれば、ダクト部材65.66お
よびシャッター71を箱形状にして、これらダクト部材
65. 66およびシャッター71により還流風路61
の一部を形成し、シャッター71内を還流風路61の一
部と兼用したので、掃除機本体11自体をコンパクトに
できる。また、吸込口54を開放してこの吸込口54に
ホース111を接続するときにはダクト部材62. 6
3内にシャッター71が収納され、ダクト部材62. 
63がシャッター71を案内するので、シャッター71
を案内するための専用の部材が不要である。また、箱形
状のダクト部材65. 66内に同じく箱形状のシャッ
ター71が嵌合されているとともに、シールパッキング
77があることにより、排気風の循環時における空気漏
れを低減できる。しかも、シャッター71は上下のシャ
ッタ一部材72. 73が気密に固着されたものであり
、また、ダクト部材65. 66はそれぞれ筒形状に一
体成形されていて互いに気密に固着されているので、各
部材の継ぎ目部での空気漏れも防止される。さらに、通
常の掃除時にも、排気風の吸込口54部分からの漏れが
低減される。
シャッターは箱形状になっていなくてもよいが、シャッ
ター71を箱形状にすれば、上述の効果を得られるほか
、製造上、温度スイッチ9lの組込みなども容易になる
〔発明の効果〕
本発明によれば、掃除機本体に電動送風機の排気側を吸
込口に連通させる還流風路を設けた電気掃除機において
、吸込口を外側から開閉するシャッターに、所定温度を
越えたときオフして電動送風機を停止させる温度検知装
置を設けるとともに、シャッターの操作用つまみに、温
度検知装置をオンさせて電動送風機を駆動可能とする操
作子を設けたので、電動送風機の排気風を吸込[1へ還
流させて集塵室内のダニなどの有害微生物を熱により退
治するとき、操作用つまみをつまんでシャッターを閉じ
、そのまま操作摘みにある操作子を操作すれば、排気風
の還流を開始させることができ、シャッターを閉じる操
作と温度検知装置をオンにする操作とをきわめて円滑か
つ容易に行なうことができ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す排気風の
循環時の断面図、第2図は同上通常掃除時の断面図、第
3図は同上シャッターおよび蓋体側ダクトの分解斜視図
、第4図は温度検知装置および接点板を取付けた下側シ
ャッタ一部材の斜視図、第5図は同上温度検知装置およ
びその操作子部分の分解斜視図、第6図は同上シャッタ
ーおよび蓋体側ダクトの組立状態の一部を切り欠いた斜
視図、第7図は同上シャッターおよび蓋体側ダクトの蓋
体への組付けを示す分解斜視図である。 11・・掃除機本体、23・・集塵室、24・・電動送
風機室、31・・電動送風機、54・・吸込口、61・
・還流風路、71・・シャッター、78・・操作用つま
み、86・・温度検知装置としての温度スイッチ、92
・・操作子としてのリセットボタン。 1■」[

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電動送風機室および集塵室を内部に有するととも
    にこの集塵室を外部に連通させる吸込口を有する掃除機
    本体と、吸気側を前記集塵室に連通させて前記電動送風
    機室に内蔵された電動送風機と、前記掃除機本体に可動
    に支持されるとともに操作用つまみを有し前記吸込口を
    外側から開閉自在に閉塞するシャッターと、前記掃除機
    本体内に設けられ前記電動送風機の排気側を前記吸込口
    に連通させる還流風路と、前記掃除機本体内の温度を検
    知しこの温度が所定温度を越えたときオフしオン時に前
    記電動送風機を駆動可能にするとともにオフ時にこの電
    動送風機を停止させる温度検知装置と、この温度検知装
    置をオンさせる操作子とを備え、 前記シャッターに前記温度検知装置を配設するとともに
    、前記シャッターの操作用つまみに前記温度検知装置の
    操作子を配設したことを特徴とする電気掃除機。
JP30358589A 1989-11-22 1989-11-22 電気掃除機 Pending JPH03162815A (ja)

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