JPH03155820A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、電気掃除機に係わり、とくに、集塵室内に吸
込まれたダニなどの有害微生物を電動送風機の排気熱を
利用して退治する構造に関する。 （従来の技術） 従来、たとえば特開平１−１１９２２０号公報に記載さ
れているように、発熱する電動送風機と集塵室とを繰り
返し通る循環気流を生じさせることにより、集塵室の温
度を上昇させて、そこに貯溜した塵埃中のダニなどを退
治する電気掃除機が知られている。ところで、上記公報
に記載の電気掃除機もそうであるが、電動送風機を内蔵
した本体ケース内に形成された集塵室を塵捨てのために
上方へ開口させるとともに、蓋体により上方から開閉自
在に覆い、この蓋体に吸塵用ホースが接続される吸込口
を設けた電気掃除機がある。一方、ダニなどの退治のた
めに電動送風機からの排気風を集塵室へ還流させるには
、吸込口を介して還流させるのが最も効果的なので、上
記公報に記載の電気掃除機では、電動送風機の排気風を
吸込口に導くための還流風路を蓋体内に設けるとともに
、この還流風路の出口を吸込口内に水平方向へ向けて開
口させた構造を採っている。なお、還流風路の出口は、
掃除時吸込口に接続されたホースにより閉塞されるよう
にしている。 これに対して、本体ケースの前面部に吸込口を設けた電
気掃除機においては、還流風路を本体に設ける場合、特
開平１−１９５８２５号公報に記載されているように、
本体ケースの下面部から前面部にかけて還流風路を設け
るのが製造および意匠上有利であるが、特開平１−１９
５８２５号公報に記載の電気掃除機では、還流風路の出
［１を吸込口へ下方から開口させた構造を採っている。 また、同公報に記載の電気掃除機では、還流風路と吸込
口と集塵室との間にこれらの連通関係を切換える円筒形
状の開閉切換手段を回動自在に設けているが、上記特開
平１−１１９２２０号公報に記載されているように、ホ
ースにより還流風路の吸込口への出口を閉塞するととも
に、この吸込口は別の板状のシャッターにより閉塞する
構造とした方が、製造および小型化上有利である。 しかし、いずれにせよ、還流風路の吸込口への出口が上
方へ開口していると、開閉切換手段あるいはホースなど
に付着した塵埃がホースの着脱などの際に、吸込口から
還流風路内に落ちやすい。 そして、塵埃が還流風路内に入ると、この風路が塞がれ
、排気風の流れが妨げられることになる。 また、上記特開平１−１１９２２０号公報に記載の電気
掃除機は、還流風路の吸込口への出１］が水平方向へ開
Ｏした構造となっているが、このような構造であっても
、還流風路内に塵埃がかなり侵入しやすい。 なお、たとえば特公昭６４−７７７４号公報に記載され
ているように、掃除機本体の前面部の吸込口に一端部が
接続されるホースの他端部が接続され得る排気口を掃除
機本体の後面部に形成した電気掃除機も知られているが
、掃除機本体外のホースを還流風路として利用するこの
電気掃除機では、ホースを排気風が通るうちに、熱を奪
われやすく、効率が悪いなどの問題がある。 （発明が解決しようとする課題） 上述のように、従来の電気掃除機では、掃除機本体内の
還流風路の吸込口内への出口が水平方向あるいは上方へ
開口していたため、ホースの着脱時などに塵埃が吸込口
内に落ちやすく、排気風の流れの円滑性が妨げられやす
い問題があった。 本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、電動送風機の排気風を吸込口に導く還流風路を掃除機
本体に設けた電気掃除機において、簡単な構造で還流風
路内に塵埃が侵入することを防止でき、排気風が常に円
滑に循環できるようにすることを目的とするものである
。 さらに、この電気掃除機において、安価に掃除機本体の
強度を高めることを目的とするものである。 〔発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 本発明の請求項１の電気掃除機は、電動送風根室および
集塵室を内部に有するとともにこの集塵室に連通ずる吸
込口を有する掃除機本体と、前記集塵室に吸気側を連通
させて前記電動送風機室に内蔵された電動送風機と、前
記吸込口に着脱自在に接続されるホースとを備えるとと
もに、前記掃除機本体に設けられ前記電動送風機の排気
側を前記吸込口に連通させる還流風路を備え、上記前者
の目的を達成するために、この還流風路の前記吸込口へ
の出口は、この吸込口に接続されたホースにより閉塞さ
れる位置でかつ前記吸込口内へ向かって水平方向よりも
下向きたとえば鉛直下方に開１１させたものである。 また、本発明の請求項２の電気掃除機は、上記後者の目
的をも達成するために、電動送風機室および集塵室を内
部に有するとともにこの集塵室に連通ずる吸込開口部を
たとえば前面部などに有する本体ケースと、この本体ケ
ースの前面などに取付けられ前記吸込開口部に対向連通
ずる吸込ｌ」を有する吸込口体と、前記集塵室に吸気側
を連通させて前記電動送風機室に内蔵された電動送風機
と、前記本体ケースの下面に取付けられた車輪装置と、
前記吸込口に着脱自在に接続されるホースとを備え、前
記本体ケースの下面部から前記吸込口体の取付は部の外
側に風路溝を形成し、この風路溝を本体ケースの下面部
でカバーにより外側から覆うとともに吸込口体の取付は
部で前記吸込口体により外側から１って、前記風路溝と
カバーおよび吸込口体との間に前記電動送風機の排気側
を前記吸込口に連通させる還流風路を形成し、また、こ
の還流風路の前記吸込口への出に１は、この吸込［１に
接続されたホースにより閉塞される位置でかつ前記吸込
口内へ向かって水平方向よりも下向きに開口させ、さら
に、前記風路溝の一部は、前記本体ケースの下面部で前
記車輪装置の取付は部の外周に沿って形成したものであ
る。 （作用） 本発明の請求項１の電気掃除機では、掃除機本体の吸込
［１にホースを接続した状態で掃除を行なうが、この状
態では、ホースにより還流風路の吸込口への出口が閉塞
される。そして、電動送風機の駆動により、外部から六
−スヘ空気とともに吸込まれた塵埃が集塵室内に導かれ
、ここに捕捉される。また、集塵室内に貯溜した塵埃中
のダニなどの有害微生物を退治するときには、ホースを
吸込口から外して、掃除機本体自体にある還流風路によ
り電動送風機の排気側を吸込口に連通させる。この状態
で電動送風機を駆動すると、電動送風機からの加熱され
た排気風が還流風路を介して吸込口から集塵室内へ還流
され、電動送風機と還流風路と吸込［１と集塵室と電動
送風機とをこの順序で繰り返し通る循環気流が生じる。 これによって、集塵室内の温度が上昇し、集塵室内のダ
ニなどが熱により殺傷される。ところで、ホースを着脱
する際には、このホースに付着していた塵埃が脱落しや
すいが、こうして脱落するなどした塵埃は、還流風路の
吸込口への出１コがこの吸込口内へ向かって水平方向よ
りも下向きに開口していることにより、還流風路内には
落ちない。 さらに、本発明の請求項２の電気掃除機では、本体ケー
スにその吸込開口部に対向させて取付けられた吸込口体
の吸込口にホースを接続した状態で掃除を行なうが、こ
の状態では、ホースにより還流風路の吸込［コへの出］
］が閉塞される。そして、電動送風機の駆動により、塵
埃が集塵室内に導かれ、ここに捕捉される。また、集塵
室内に貯溜した塵埃中のダニなどの有害微生物を退治す
るときには、ホースを吸込口から外して、本体ケースの
外側の風路溝とこれを覆って取付けられたカバーおよび
吸込口体とにより形成された還流風路により、電動送風
機の排気側を吸込口に連通させる。 この状態で電動送風機を駆動すると、電動送風機からの
加熱された排気風が還流風路を介して吸込［１から集塵
室内へ還流されることによって、集塵室内の温度が上界
し、集塵室内のダニなどが熱により殺傷される。また、
還流風路の吸込口への出口がこの吸込口内へ向かって水
平方向よりも下向きに開口していることにより、ホース
の着脱時などに塵埃が還流風路内に落ちない。さらに、
掃除時などには、本体ケースの下面の車輪装置などを利
用して、本体ケースが走行されるが、この本体ケースの
下面部で車輪装置の取付は部の外周に沿っている風路溝
は、とくに前輪の取付は部の強度を高めている。 （実施例） 以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成を図面に基
づいて説明する。 第１図において、１は描線機本体で、この掃除機本体１
は、上面を開口した下部本体ケース２と、この下部本体
ケース２の後部上側に結合固定された上部本体ケース３
と、前記下部本体ケース２の上面前部の塵捨て用開口部
４を上方から開閉自在に閉塞する蓋体５となどからなっ
ている。 そして、前記下部本体ケース２の左右両側面の下部には
、第３図に示すように、車軸１１が左右方向外方へ突出
させて形成されており、これら車軸１１に後輪１２がそ
れぞれ回動自在に支持されている。また、前記下部本体
ケース２の下面前部の左右方向中央部には、とくに第３
図に示すように、上方へ凹んだ円形凹窪状の前輪取付は
部１３が形成されており、この取付は部１３の中心部に
支軸１４が下方へ突出形成されている。そして、この支
軸１４に車輪装置である前輪１５の旋回台１６が水平回
動自在に支持されており、この旋回台１６に車輪１７が
水平方向を回動軸方向として軸着されている。 また、前記掃除機本体１内には、格子状の連通口２１を
有する隔壁２２により、前記開口部４を上面部に有する
集塵室２３が前部に区画形成されているとともに、この
集塵室２３の後方に電動送風機室２４が区画形成されて
いる。 前記集塵室２３内には、集塵フィルターである紙製の集
塵袋２６が着脱自在に装着されている。この集塵袋２６
は、袋状フィルター材２７とその開口側に接着された口
枠２８とからなっており、この口枠２８が、前記集塵室
２３内の前面の上部に枢着されたクランプ２９と、同じ
前面の下部に形成された保持部３０とにより着脱自在に
保持されている。また、前記隔壁２２には、この隔壁２
２の連通口２１を集塵室２３側から覆う補助集塵フィル
ター３１が着脱自在に装着されている。なお、これら集
塵袋２６および補助集塵フィルター３１は、前記開口部
４を介して着脱されるものである。 一方、前記電動送風機室２４内には電動送風機３Ｇが配
設されている。この電動送風機３６は、前後部が前記両
本体ケース２．３に対をなしてそれぞれ一体形成された
支持壁３７．３８によりゴム製支持体４０．４１を介し
て挾持されている。そして、前側の支持壁３７およびゴ
ム製支持体４０は環状になっており、これにより、電動
送風機室２４内の電動送風機３６の吸気側が排気側との
気密性を保持されながら前記連通口２１を介して集塵室
２３に連通されている。 また、前記上部本体ケース３の後面部には格子状の排気
口４２が開口形成されている。この排気［］４２は、前
記本体ケース２．３内で後側の支持壁３８の側方などに
形成された通風路４３を介して前記電動送風機３６の排
気側に連通されている。 さらに、前記下部本体ケース１２の前面中央部には、吸
込口体取付は部である上下方向へ抜ける凹部４６が後方
へ窪ませて形成されており、この凹部４６の後側底面部
に、前記集塵室２３に前方から臨んで連通する吸込開口
部４７が形成されている。また、とくに第２図に示すよ
うに、この吸込開口部４７の左右両側方にそれぞれ位置
して凹部４６の底面には、２対の接点固定部４８．４９
が形成されているとともに、ねじ止め部５０が形成され
ている。さらに、これらを囲んで凹部４６の底面には矩
形状の吸込口体固定リブ５！が形成されている。なお、
図示していないが、前記各端子固定部４８．４９には接
点板がそれぞれ取付けられている。 また、前記下部本体ケース２の下面部から前面部の凹部
４６にかけて外方すなわち下方ないし前方へ開口した風
路７＊５２が形成されている。この風路？Ｒ５２の後端
部は前記電動送風機室２４へ抜けていて、電動送風機３
６の排気側に連通している。また、前記風路溝５２は、
第３図に示すように、下部本体ケース２の下面部におい
て前後方向中央部が前記前輪取付は部１３の外周に沿っ
て円弧状に湾曲している。さらに、前記風路溝５２の両
側部はリブからなっているが、前記凹部イ６の底面にお
いては、前記吸込口体固定用リブ５１が風路溝５２を形
成するりブを兼ねている。そして、前記風路溝５２は、
前記凹部４６において鉛直に立ち上がっているが、吸込
開口部４７の上部と同高の位置でこの吸込開口部４７の
方へ垂直に屈曲しており、この吸込開口部４７の側部へ
その中心から水平方向よりも約４５°上側の位置で抜け
ている。 また、前記吸込開口部４７の周縁部には円環状の吸込口
パッキング５６が固定的に取付けられている。この吸込
口パッキング５６は、後端が前記集塵袋２６の口枠２８
にその開口を囲んで接離自在に圧接されるものである。 ６１は吸込口体で、この吸込口体６１は、前記ねじ止め
部５０におけるねじ止めなどにより、前記下部本体ケー
ス２の凹部４６の前側に前記吸込［コパッキング５Ｇを
挟んでほぼ垂直に取付けられたものである。また、後面
を開口した箱状になった前記吸込口体６１の正面形状は
、前記吸込口体固定リブ５１の形状とほぼ等しくなって
おり、この固定リブ５１内を前方外側から覆っている。 これとともに、前記吸込口体６１の側部には、下部本体
ケース２の前面の風路溝５２の下部とほぼ同形のカバ一
部６２が一体に垂設されている。こうして、下部本体ケ
ース２の前面において、風路溝５２が吸込口体６１によ
り前方外側から気密的に覆われている。 さらに、前記吸込口体６１には、前記下部本体ケース２
の吸込開口部４７に対向連通される前後方向へ抜ける円
筒形状の吸込口６３が形成されているとともに、この吸
込口６３の外周側に円筒形状の外周壁６４が同心的に形
成されている。そして、この外周壁６４の後端が下部本
体ケース２の吸込開口部４７の周縁部とともに前記吸込
ｌコパッキング５６に気密に挟着されている。また、前
記吸込口６３の後端部外周側に前記吸込口パッキング５
６の前端部が気密に嵌合されている。さらに、前記外周
壁６４が前記風路溝５２の開口端に重なる位置で切り欠
かれているとともに、前記吸込［１６３の上面部に流出

【］６６が開口形成されている。これによって、吸込口
６３の内部が、この吸込口６３の外周面と外周壁６４の
内周部との間の間隙を介して、前記風路７Ｗ５２の内部
に連通されている。また、前記吸込口６３の左右両側方
には、前記接点板にそれぞれ対向する通孔６７゜６８（
第２図図示）が形成されている。 さらに、第２図に示すように、前記吸込【１体６１の外
側前面には、吸込口６３の左右方向側方に位置して常開
型のシャッタースイッチ７１が設けられている。このシ
ャッタースイッチ７１は、上下方向に揺動自在で下方へ
付勢された開閉子７２を有しており、この開閉子７２が
上昇したときにオンするものである。 また、前記下部本体ケース２の前面には、前記吸込口体
６１を前側外方から覆う前面カバー７６が固定的に取付
けられている。この前面カバー７６は、これの上部に形
成された鉤状部７７と下部本体ケース２の上縁部に形成
された受は部７８との係合およびねじなどの適宜の手段
により下部本体ケース２に取付けられている。さらに、
前記前面カバー７６の中央部には、前記吸込口６３およ
び通孔６７、６８に対向する前面開口部７９が形成され
ている。 そして、前記前面カバー７６の後面と吸込口体６１の前
面との間には、この吸込口体６１の吸込口６３を開閉自
在に閉塞するシャッター８１が上下摺動自在に挟持され
ている。このシャッター８１は、上昇時に吸込口６３を
塞ぐものであるが、吸込口体６！に形成された係止孔８
２とシャッター８１に形成された爪部８３との係合によ
り上昇位置に保持されるようになっている。また、前記
シャッター８１には、このシャッター８１の上昇時に前
記シャッタースイッチ７１の開閉子７２を押圧して上昇
させる押圧突片８４が側縁に形成されているとともに、
操作用のつまみ８５が前面上端部に形成されている。 また、前記風路溝５２は、下部本体ケース２の下面部に
おいて、風路カバー８６により下方外側から覆われてい
る。この風路カバー８６は、その前端部に形成された爪
部８７の前記吸込口体６１の下縁部への係合と、後端部
における下部本体ケース２のボスへのねじ正めとなどに
より、この下部本体ケース２に固定的に取付けられてい
る。もちろん、風路カバー８６の後端部を爪部により係
止することなども可能である。こうして、前記下部本体
ケース２の風路溝５２とその外側の開［１部を塞ぐ風路
カバー８６および吸込口体６１との間に、外部から気密
に遮断され前記電動送風機３６の排気側を前記吸込口６
３に連通させる還流風路８８が形成されている。 もちろん、風路カバー８６の前端部と吸込口体６１の下
端部との間においても、還流風路８８は外部からの気密
性を保持しつつ連通されている。そして、この還流風路
８８の吸込口６３への出口である前記流出］」６６は、
上述のように鉛直下方へ開口している。 前記蓋体５は、たとえば、前記上部本体ケース３に後端
部が枢着されており、前端部が前記前面カバー７６の上
端部に係脱自在に係合されて、閉状態に係止されるもの
である。なお、前記下部本体ケース３の塵捨て相開口部
１１の周縁部には、閉じた前記蓋体５の下面周縁部が気
密に圧接されるシールバッキング９１が設けられている
。 さらに、前記上部本体ケース３の上面部には、強制復帰
型の温度スイッチ９２が設けられている。 この温度スイッチ９２は、前記電動送風機室２４内の温
度を検出しこの温度がたとえば６０℃程度の一定温度ま
で上昇するとオフになるものである。また、前記温度ス
イッチ９２は、強制復帰用ボタン９３を有しており、こ
のボタン９３の抑圧操作によりオンになるものである。 このボタン９３は、前記上部本体ケース３上に固定され
た上面カバー９４がら露出されており、外部操作可能に
なっている。 ｉｏ＋は吸塵用ホースで、このホース＋０１は、その一
端部に設けられた接続管＋０２が前記吸込口６３に着脱
自在に差込み接続されるものである。なお、前記吸込口
６３の流出［］６６は、接続された接続管＋０２により
閉塞される位置にある。また、図示していないが、前記
ホース＋ｏ１の他端部に設けられた握り管には、延長管
を介して吸込具が着脱自在に接続されるようになってい
る。やはり図示していないが、前記接続管１０２には、
前記掃除機本体１側の吸込口６３付近の接点板にそれぞ
れ接続される接点ピンが設けられている。一方の一対の
接点板および接点ピンは、前記掃除機本体１内に設けら
れた電動送風機３６の制御回路を前記握り管に設けられ
た操作部に電気的に接続するものである。 また、他方の一対の接点板および接点ピンは、前記吸込
具に設けられた電動ブラシへの給電用のものである。 そして、前記一方の一対の接点板が互いに電気的に接続
されたときかつそのときのみ電動送風機３６が動作する
電気的構成となっているが、これら一方の一対の接点板
間に前記シャッタースイッチ７１と温度スイッチ９２と
が直列に接続されており、吸込口６３に接続Ｗ　Ｉｆ１
２が接続されていないときであっても、両スイッチ？＋
、　　？２がともにオンになれば、電動送風機３６が動
作するようになっている。 つぎに、上記実施例の作用について説明する。 掃除時には、シャッター８１を下方へ摺動させて開き、
開放された吸込口６３にホース＋０１の接続管１０２を
接続しておく。また、このホース１０１の握り管には延
長管を介して吸込具を接続しておく。 なお、シャッター８１を開くと、それに連動してシャッ
タースイッチ７１がオフになる。また、ホース０１を接
続した状態では、その接続管１０２により吸込口６３に
ある還流風路８８の流出口６６が気密に閉塞される。こ
れによって、電動送風機３６の排気Ｏ１ｑと吸込［］６
３とが気密に遮断される。なお、接続管＋０２の先端部
は、集塵袋２６内に押入される。 そして、電動送風機３６の駆動により、外部から吸込具
を介して空気とともに塵埃が吸込まれ、延長管およびホ
ース１０１を介して掃除機本体１の集塵室２３に導かれ
て、集塵袋２６内に捕捉される。 また、この集塵袋２６により濾過された空気は、補助集
塵フィルター３１、連通口２１、電動送風機３６内、電
動送風機室２４および通風路４３を順次通って、排気口
４２から掃除機本体１外へ排気風として排出される。 なお、掃除時には、ホース１０１の握り管を持ち、前輪
１５および後輪１２を接地させて、掃除機本体１を適宜
走行させる。 また、集塵袋２６内に貯溜した塵埃中のダニなどの有害
微生物を退治するときには、図示のように、まず、ホー
ス１０１の接続管＋０２を吸込口６３から抜いて外すと
ともに、シャッター８１を上方へ摺動させて閉じ、吸込
口６３を外側から閉塞する。この状態で、還流風路８８
の流出口６６が開放され、電動送風機３６の排気側が還
流風路８８を介して吸込口６３内に連通される。また、
上述のようにシャッター８１を閉じると、このシャッタ
ー８１の押圧突片８４により開閉子７２が下方から押圧
されて、シャッタースイッチ７１がオンになる。ついで
、温度スイッチ９２のボタン９３を押して、この温度ス
イッチ９２をオンにすると、電動送風機３６が動作し始
める。 この電動送風機３６の運転によって、集塵室２３内の空
気が電動送風機３６に吸込まれて、電動送風機室２４内
の排気側に排出されるが、このとき、電動送風機３６の
発熱により空気が加熱される。そして、第１図および第
２図に矢印で示すように、電動送風機３６からの熱せら
れた排気風は、電動送風機室２４から還流風路８８内に
流入し、風路カバー８６側の風路？Ｒ５２および吸込口
体６１側の風路溝５２を通って、流出口６６から吸込口
６３内に吹き出し、この吸込口６３から吸込開口部４７
を介して集塵室２３の集塵袋２６内へ還流される。すな
わち、電動送風機３６の排気熱が集塵袋２６内に導かれ
る。さらに、集塵袋２６内に還流された排気風は、集塵
室２３から電動送風機３６へ戻るので、この電動送風機
３６と還流風路８８内と吸込口６３内と集塵室２３内と
電動送風機３６内とをこの順序で繰り返し通る循環風が
生じる。 これによって、集塵室２３内などの温度が上昇し、集塵
袋２６内のダニなどの有害微生物が熱により殺傷される
。 電動送風機室２４内の温度がさらに上昇して、温度スイ
ッチ９２の設定温度に達すると、この温度スイッチ９２
がオフになって、電動送風機３６が自動的に停止する。 これにより、必要以上の温度上昇が防ＩＦされ、電動送
風機３６の焼損、本体ケース２３などの熱による変形な
どが防止される。 ところで、掃除機本体１の吸込［］６３に対してホース
１０１の接続管１０２を着脱するときには、ホース１０
１からの塵埃の出口であるこの接続管１０２に付着して
いた塵埃が脱落しやすい。ところが、還流風路８８の吸
込口６３への出口である流出口６６が吸込口】６３内へ
向かってこの吸込［］６３の上方から鉛直下方に開口し
ているので、上述のようにして接続管＋０２から吸込口
６３内へ脱落するなどした塵埃が還流風路８Ｂ内へ落ち
ることはない。したがって、還流風路８８内に塵埃が貯
溜してこの還流風路８８が塞がれてしまうことがなく、
還流風路８８内における排気風の流れが妨げられること
がない。すなわち、排気風の循環の円滑性および確実性
が保たれ、この排気風の循環によるダニなどの退治を常
に確実に行なえるとともに、電動送風機３６に過負荷が
かかることがない。しかも、還流風路８８内への塵埃の
侵入を防止するための専用の弁体などが不要であり、構
造が簡単である。 また、循環風路８８を形成する風路溝５２の一部をＦ部
本体ケース２の下面部において前輪取付は部１３の外周
に沿わせたので、掃除機本体１の走行に伴って負荷がか
かるこの前輪取付は部１３の強度を増すことができる。 もちろん、前輪取付は部１３以外でも、風路溝５２のあ
る部分の強度は向上する。 したがって、下部本体ケース２の肉厚を薄くしたり、下
部本体ケース２の内面に形成すべき専用の補強リブの本
数を減らしたりすることができるので、金型の加工ある
いは部品などのコストを低減させることができる。 なお、上記実施例では、吸込口６３の上面部に還流風路
８８の流出口６６を設けたが、吸込口６３の上面部でな
くとも、吸込口６３の左右側面部よりも上方に流出［１
６６を設け、この流出口６６を吸込［］６３内へ向かっ
て水平方向よりも下向きに開［二１させれば、還流風路
８８内への塵埃の侵入を防止する効果は得られる。ただ
し、上記実施例のように、吸込「］６３の上面部に流出
［１６６を設けるのが最も効果的である。 〔発明の効果〕 本発明によれば、つぎのような効果が得られる。 請求項１の電気掃除機では、電動送風機の排気側を吸込
口に連通させる還流風路の吸込［１への出１−１を、こ
の吸込口に着脱されるホースにより閉塞される位置でか
つ吸込口内へ向かって水平方向よりも下向きに開口させ
たので、流出１］を閉塞する専用の弁体を設けることな
く、簡＋１１な構造で、ホースの着脱時などに塵埃が流
出「１から還流風路内に侵入することを防止でき、した
がって、塵埃が還流風路内に貯溜して、電動送風機から
吸込口への排気風の流れを妨げることを防止でき、集塵
室内に貯溜したダニなどの有害微生物を熱により退治す
るための排気風の循環を常に円滑で確実なものとするこ
とができる。 それに加えて、請求項２の電気掃除機では、本体ケース
に形成された風路溝を吸込ｌ」を有する吸込口体および
カバーにより覆って還流風路を形成し、前記風路溝の一
部を本体ケースの下面部で車輪装置の取付は部の外周に
沿って形成したので、とくに負荷のかかるこの取付は部
を含めて本体ケースの強度が向上し、したがって、本体
ケースの肉厚を薄くしたり、本体ケースの内面に形成す
べき専用の補強リブの本数を減らしたりすることができ
、金型の加工あるいは部品などのコストを低減させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気掃除機の一実施例を示す断面図、
第２図は同上吸込口体などのある本体ケースの前面図、
第３図は同上本体ケースの下面図である。 １・・掃除機本体、２．３・・本体ケース、１３・・車
輪装置の取付は部、１５・・車輪装置である前輪、２３
・・集塵室、２４・・電動送風機室、３６・電動送風機
、４６・・吸込口体の取付は部である凹部、４７・・吸
込開口部、５２・・風路溝、６１・・吸込口体、６３・
・吸込口、６６・・還流風路の吸込口への出口である流
出口、８６・・風路カバー８８・・還流風路、＋０１　
　　・ホース。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電動送風機室および集塵室を内部に有するととも
   にこの集塵室に連通する吸込口を有する掃除機本体と、
   前記集塵室に吸気側を連通させて前記電動送風機室に内
   蔵された電動送風機と、前記吸込口に着脱自在に接続さ
   れるホースと、前記掃除機本体に設けられ前記電動送風
   機の排気側を前記吸込口に連通させる還流風路とを備え
   、 この還流風路の前記吸込口への出口は、この吸込口に接
   続されたホースにより閉塞される位置でかつ前記吸込口
   内へ向かって水平方向よりも下向きに開口させた ことを特徴とする電気掃除機。
2. （２）電動送風機室および集塵室を内部に有するととも
   にこの集塵室に連通する吸込開口部を有する本体ケース
   と、この本体ケースに取付けられ前記吸込開口部に対向
   連通する吸込口を有する吸込口体と、前記集塵室に吸気
   側を連通させて前記電動送風機室に内蔵された電動送風
   機と、前記本体ケースの下面に取付けられた車輪装置と
   、前記吸込口に着脱自在に接続されるホースとを備え、
   前記本体ケースの下面部から前記吸込口体の取付け部の
   外側に風路溝を形成し、この風路溝を本体ケースの下面
   部でカバーにより外側から覆うとともに吸込口体の取付
   け部で前記吸込口体により外側から覆って、前記風路溝
   とカバーおよび吸込口体との間に前記電動送風機の排気
   側を前記吸込口に連通させる還流風路を形成し、 この還流風路の前記吸込口への出口は、この吸込口に接
   続されたホースにより閉塞される位置でかつ前記吸込口
   内へ向かって水平方向よりも下向きに開口させ、 前記風路溝の一部は、前記本体ケースの下面部で前記車
   輪装置の取付け部の外周に沿って形成した ことを特徴とする電気掃除機。