JP2500610Y2 - マグネットキャッチ - Google Patents

マグネットキャッチ

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JP2500610Y2
JP2500610Y2 JP1991100102U JP10010291U JP2500610Y2 JP 2500610 Y2 JP2500610 Y2 JP 2500610Y2 JP 1991100102 U JP1991100102 U JP 1991100102U JP 10010291 U JP10010291 U JP 10010291U JP 2500610 Y2 JP2500610 Y2 JP 2500610Y2
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JP
Japan
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yoke
protrusion
case
magnet
wall
Prior art date
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JP1991100102U
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JPH0540562U (ja
Inventor
シャンパンティエ ジャック
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気吸着力によって、
扉を閉鎖位置に保持するマグネットキャッチに関する。
【0002】
【従来の技術】マグネットキャッチの従来例として、実
公平3ー15735号公報に記載のものが知られてい
る。このものは、箱形のケースの後面を開放して、そこ
からマグネット及びヨークを挿入し、ヨークの前端をケ
ース前壁に形成したスリットから外に突出させるととも
に、その状態でケースの後面を、前壁側に凸に湾曲した
底板で覆い、かつこの底板の湾曲によりヨークを前壁側
に押し付けたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
マグネットキャッチでは、ケースの後面を開放し、この
後面を覆う底板を湾曲させることで、ヨークを前面側に
押し付けている。したがって、ケースの本体以外に、湾
曲させた底板が必要であった。また、底板とケース本体
側との係合構造が必要であり、構成が複雑でかつ組み立
てが面倒であった。
【0004】本考案は、上記事情を考慮し、簡単な構成
で組み立ての簡単なマグネットキャッチを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のマグネットキャ
ッチは、スリット付前壁と後壁とを有する箱型ケースの
一側面を開放し、この開放した側面から同ケース内にヨ
ークおよびマグネットを挿入して、ヨークの前端を上記
スリットから外に突出させるとともに、このヨークの後
端を、上記後壁に設けた突部により該突部を支点にして
揺動自在に支持し、上記後壁に上記一側面側の端部が開
放された二つの切り込みを上記突部の両側にそれぞれ形
成して、上記後壁のうちの突部が形成された部分を撓み
変形可能とし、この撓み変形可能とされた部分の一側面
側の端部に、上記ヨークを上記ケース内に挿入するとき
に突部が形成された部分が撓み変形することによって上
記ヨークが乗り越え可能である突起を形成したことを特
徴としている。
【0006】
【作用】本考案のマグネットキャッチでは、ケースの後
壁に設けた突部によりヨークを揺動自在に支持している
ので、ヨークが吸着対象の姿勢に合わせた態様で吸着す
る。また、組み立ての際には、開放された側面からケー
ス内にヨークとマグネットを挿入するだけで組み立てが
完了する。組み立てが完了した後では、ヨークが突起に
よって抜け止めされる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は実施例のマグネットキャッチの分解
図である。この図において、符号1はケースである。こ
のケース1は、前壁2と、それと平行な後壁3と、片方
の側壁4と、上壁5、及び下壁6とを有する略長方形箱
型のもので、一方の側面が開放されている。
【0008】また、ケース1は、上壁5の上方と下壁6
の下方に、それぞれ弾性係合片7、8を有している。こ
れら弾性係合片7、8は、後壁3の上下端から延び出し
ており、山形に形成された先端部が前壁2の裏面に接近
している。そして、図2に示すように、取付対象物の装
着孔Hに押し込んだ際、弾性係合片7、8が内方に弾性
変形して同孔周縁部を通過し得るようになっている。
【0009】また、前壁2は、上壁5、下壁6の位置よ
り上下に延びており、端部が弾性係合片7、8の先端部
と略同じ高さにある。そして、図2に示すように前壁2
の裏面と弾性係合片7、8の先端部で装着孔Hの周縁部
を挟むことにより、該ケース1が、装着孔Hに固定され
るようになっている。
【0010】前壁2には、上壁5、下壁6の位置よりも
内側に位置してスリット9が形成されている。スリット
9は、縦に2個並べて2列形成されており、前壁2の高
さ方向中央を基準にして上下対象に配置されている。ま
た、後壁3の内面側(前壁2側)の高さ方向中央には、
横に連続した突条10が形成されている。この突条10
は、断面半円状のもので、後述するヨーク16の後端
を、自身を支点として揺動自在に支持するものである。
この突条10の側面開放側の端部には、さらに突起11
が設けられている。これは、挿入したヨーク16の抜け
止め用のものである。なお、後壁3には、突条10の上
下に若干の間隔をおいて、側面開放側から切込み12が
設けられており、これにより突条10を形成した部分
が、ヨーク16挿入時に撓み変形するようになってい
る。
【0011】一方、このケース1に収容されるマグネッ
ト15とヨーク16は、共に長方形状をなしている。ヨ
ーク16はマグネット15の両側面に吸着されるもの
で、幅がマグネット15より若干大きめに形成されてい
る。そして、前端がマグネット15よりはみ出した状態
で吸着されることにより、両ヨーク16、16の前端間
に磁気ギャップを構成し磁束の集中を促す。ヨーク16
の前端の高さ方向中央には切欠17が形成され、ケース
1にヨーク16を収納した際、ケース1の前壁2の4つ
のスリット9から、ヨーク16の前端が突出するように
なっている。
【0012】そして、上記構成のケース1に、開放した
側面からヨーク16およびマグネット15を挿入して、
ヨーク16の前端をスリット9から外に突出させること
により、図2に示すような実施例のマグネットキャッチ
Mが構成されている。この状態で、ヨーク16の後端
が、後壁3に設けた突条10により、該突条10を支点
にして揺動自在に支持される。したがって、スリット9
から突出したヨーク16の前端を押すことにより、ヨー
ク16が二点鎖線で示すように自由に動く。
【0013】このマグネットキャッチMを組み立てると
きには、最初に一つのヨーク16を図1の矢印(イ)で
示すように押し込む。この際、後壁3の突条10を設け
た部分が撓み、ヨーク16の後端が突起11を乗り越え
る。ついで、マグネット15を挿入し、最後にもう一つ
のヨーク16を挿入する。この状態でヨーク16は抜け
止めの突起11に押さえられるので、外れなくなる。そ
して、組み立てたマグネットキャッチMを、図2に示す
ように取付対象物の装着孔Hに、後壁3側から平行移動
して押し込む。そうすると、上下の弾性係合片7、8が
撓み変形して装着孔Hの周縁部を通過し、通過後これら
の弾性係合片7、8が元の位置に戻り、それにより弾性
係合片7、8と前壁2との間に装着孔Hの周縁部が挟ま
れて、マグネットキャッチMが装着孔Hに装着される。
【0014】このように構成されたマグネットキャッチ
Mにおいては、ヨーク16が揺動自在に支持されている
ので、ケース1と吸着対象物との姿勢が多少ずれていて
も、ヨーク16が適正な姿勢に自己修正しながら吸着対
象に吸着する。したがって、常に強力な吸着力を発揮す
ることができる。また、ケース1は側面が開放されてい
るだけで、一体に構成されているから構造が簡単であ
る。さらに、組み立てに際しては、開放された側面から
ケース1内にヨーク16とマグネット15を挿入するだ
けで完了するので、組み立てが容易である。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のマグネッ
トキャッチは、開放された側面からケース内にヨーク及
びマグネットを挿入するだけで組み立てが完了するの
で、組み立てが容易である。しかも、組み立て完了後で
はヨークが突起によって抜け止めされるので、ヨークお
よびマグネットがケースから抜け出るのを防止すること
ができる。また、湾曲させた底板が不要であるから、そ
の係合構造等が不要であり、構成が簡単である。さら
に、ヨークが揺動自在であるから、ヨークが被吸着側の
状態に合わせて適正な姿勢で吸着対象に吸着する。した
がって、強力な吸着力を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】同実施例の側断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 前壁 3 後壁 9 スリット 10 突条(突部) 11 突起 12 切り込み 15 マグネット 16 ヨーク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリット付前壁と後壁とを有する箱型ケ
    ースの一側面を開放し、この開放した側面から同ケース
    内にヨークおよびマグネットを挿入して、ヨークの前端
    を上記スリットから外に突出させるとともに、このヨー
    クの後端を、上記後壁に設けた突部により該突部を支点
    にして揺動自在に支持し、上記後壁に上記一側面側の端
    部が開放された二つの切り込みを上記突部の両側にそれ
    ぞれ形成して、上記後壁のうちの突部が形成された部分
    を撓み変形可能とし、この撓み変形可能とされた部分の
    一側面側の端部に、上記ヨークを上記ケース内に挿入す
    るときに突部が形成された部分が撓み変形することによ
    って上記ヨークが乗り越え可能である突起を形成した
    とを特徴とするマグネットキャッチ。
JP1991100102U 1991-11-08 1991-11-08 マグネットキャッチ Expired - Fee Related JP2500610Y2 (ja)

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JPH0540562U JPH0540562U (ja) 1993-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5755488Y2 (ja) * 1978-12-11 1982-11-30
JPH0315735U (ja) * 1989-06-30 1991-02-18

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