JP2500580Y2 - 風向き調整用水平羽根のリンク外れ防止構造 - Google Patents

風向き調整用水平羽根のリンク外れ防止構造

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JP2500580Y2
JP2500580Y2 JP9511291U JP9511291U JP2500580Y2 JP 2500580 Y2 JP2500580 Y2 JP 2500580Y2 JP 9511291 U JP9511291 U JP 9511291U JP 9511291 U JP9511291 U JP 9511291U JP 2500580 Y2 JP2500580 Y2 JP 2500580Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等に設置される空
気吹出装置の風向き調整用水平羽根を連動して回動させ
るためのリンクが水平羽根から容易に外れることを防止
するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に設置される空調機や換気装置の空
気吹出装置には、図4に示すように複数枚の水平羽根2
の両端軸部が、空調ケース体1の前面に並列して回動可
能に支承されている。この各水平羽根2の後端縁には図
5に示すように切欠部2aが形成されており、それぞれ
の切欠部2aの端部同士はピン軸3により連結されてい
る。このピン軸3に対して、複数枚の水平羽根2の配設
間隔と同一間隔でリンク4’に付設されているC字形状
の複数のクランプ4a’をそれぞれ後方より嵌合し、一
部の水平羽根2に摺動可能に挿通され、その羽根2から
前方に突出する操作ノブ5を上下に動かすことにより前
記一本のリンク4’を介して各水平羽根2を連動させて
一斉に回動するようにしている。
【0003】また、前記各水平羽根2の後方には垂直に
多数枚の垂直羽根6が並列して空調ケース本体1の上下
壁面に軸支されており、その中央の垂直羽根6に上記操
作ノブ5の後端が係止され、同操作ノブ5を左右に動か
すことにより図示せぬリンクを介して全ての垂直羽根6
を左右に一斉に回動させる。なお、図3中の符号7はそ
の中心を軸として上下に回動し、空気の吹出量を調整す
るための風量調整バルブである。
【0004】ところで、一般に前記操作ノブ5に挿通す
る水平羽根2は、上下の中央部に位置する水平羽根であ
ることが多い。これは、リンク4’をスムースに上下に
移動するために最も合理的に力の伝達がなされる位置で
あることによる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、水平羽根は
操作ノブを操作せずに直接指で上下方向に動かすことも
多い。そして、この操作は通常図5に示すように複数枚
の水平羽根2のうち上部の羽根2を指で動かされる。こ
のとき、下方の水平羽根2にもリンク4’を介した力が
スムースに伝えようとすると、操作ノブ5を操作すると
きより大きな力を必要とするため、つい羽根2の回動を
通常以上に大きく回転させてしまい、その結果、同図に
仮想線で示すようにC型クランプ4a’の先端が外方に
開き、ピン軸3がクランプ4a’から外れてしまうとい
う問題があった。この問題に対処するには、リンク4’
及びクランプ4a’の強度を上げることが最も簡単な方
法ではあるが、そのためにはリンク径及びクランプ径を
大きくせざるを得ず、スペース的にも通気効率の面から
も採用できないのが実状である。したがって本考案の目
的は、大型化と通気効率の低下を招くことなく、リンク
外れが完全に防止できる構造をもつ空調機等の空気吹出
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案は空調ケース体の前面に複数枚の風向き調整
用水平羽根を並列させて軸支し、この各水平羽根の後端
縁部に平行に設けた各ピン軸に、一本のリンクにより連
結された各クランプを後方より嵌合し、操作ノブの操作
により各水平羽根を連動させて回動するようした車両用
空調機等の空気吹出装置において、端部ピン軸の中心よ
り前方に偏位する先端を有するリンク外れ防止用の当接
突起部をリンクの端部に突設してなることを特徴とする
風向き調整用水平羽根のリンク外れ防止構造を主要な構
成としている。
【0007】
【作用】かりに、指で最上段の水平羽根を下方に大きく
回動させようとしても、その途中でリンク外れ防止当接
突起部の先端が空調ケース体の上壁面に当接し、必要以
上に回動することがなく、また特に前記リンク外れ防止
当接突起部の先端が端部ピン軸の中心よりも前方に偏位
して突出形成されているため、その当接時においてクラ
ンプの先端を閉じる方向に力が働き、クランプの先端が
外方に開くようなことはない。しかも、リンク外れ防止
当接突起部により同部分のクランプの厚さが厚くなって
おり、クランプ先端の強度を確保している。したがっ
て、リンクがピン軸から外れることは完全に防止され、
更に前記リンク外れ防止当接突起部がリンクの長さ方向
の延長上に形成されているため通気抵抗の増加もない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って具体的
に説明する。なお、本考案を採用する空気吹出装置にお
ける水平羽根の回動用リンクを除く基本構造及び機能
は、既述し図4に示す従来の構造及び機能と実質的に同
一であるので、以下の説明では水平羽根の回動用リンク
を中心に説明する。図中、同一の符号は実質的に同一の
部材を示している。
【0009】図1は本考案の代表的な実施例である風向
き調整用水平羽根のリンク外れ防止構造を示し、図2は
本考案に採用するリンク先端形状の変形例を示してい
る。これらの図において、1は空調ケース体、2は水平
羽根であり、両者の構成は従来と同様である。即ち、複
数枚の水平羽根2の両端軸部が、空調ケース体1の前部
内壁面に並列して回動可能に支承されている。この各水
平羽根の後端縁には切欠部が形成されており、各切欠部
の端部同士はそれぞれにピン軸3により連結されてい
る。このピン軸3に、複数枚の水平羽根2の配設間隔と
同一間隔でリンク4に付設されているC字形状の複数の
クランプ4aをそれぞれ後方より嵌合して、リンク4を
各水平羽根2に連結する。前記複数の水平羽根2のう
ち、一部の水平羽根2には操作ノブ5が摺動可能に挿通
されており、この操作ノブ5を上下に動かすと、前記リ
ンク4を介して各水平羽根2が連動して一斉に回動す
る。
【0010】本考案の特徴部は前記リンク4の構造にあ
り、同リンク4の上端部には図1に示すようにその先端
がピン軸3の中心Oよりも前方に偏位して、リンク外れ
防止用の当接突起部4bが所定の長さ上方に一体に突出
形成されている。即ち、図4に示す従来のリンク4’で
は、リンク突端のクランプ4a’を他のクランプ4a'と
同一のC型形状に形成してあるため、端部クランプ4
a’の端面は略円弧形状のままであるが、本考案の端部
クランプ4aの端面には上述のように先端がピン軸3の
中心Oよりも前方に偏位した突出部を形成してあるた
め、円弧状とはならず烏帽子状となり、該突出部が本考
案のリンク外れ防止用の当接突起部4bを構成する。前
記リンク外れ防止用の当接突起部4bの突出長さは適宜
決定される。
【0011】本考案はかかる構成により、たとえ図1に
示すように指をもって最上段の水平羽根2を下方に大き
く回動させようとしても、その途中で前記リンク外れ防
止用の当接突起部4bの先端が空調ケース体1の上壁面
に当接し、水平羽根2は必要以上に回動することがな
く、また特に前記リンク外れ防止用の当接突起部4bの
先端が最上段のピン軸3の中心Oよりも前方に偏位して
突出されているため、前記当接時においてクランプ4a
の先端はピン軸3をクランプする方向に力を受け、決し
てクランプ4aの先端が外方に開くようなことがない。
しかも、リンク外れ防止用の当接突起部4bにより同部
分のクランプ4aの厚さが実質的に厚くなるため、クラ
ンプ先端の強度も確保される。したがって、リンク4が
ピン軸3から外れることは一切なく、更に本考案では前
記リンク外れ防止用の当接突起部4bがリンク4の延長上
に形成されているため、通気抵抗が増加することもな
い。
【0012】なお、上記実施例ではリンク外れ防止用の
当接突起部4bをリンク4の上端に形成しているが、同
当接突起部4bは上端に限定されるものでなく、リンク
4の上下端或いは下端にも形成できる。また、その形状
も図2に示すように多様な形状が採用できる。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明したように本考案によれ
ば、空調機等の空気吹出装置における風向き調整用の水
平羽根を連動して回動させるためのリンク先端に、特定
形状のリンク外れ防止用の当接突起部を連設するように
しているため、空調ケース内のスペースを増やすことな
く、且つ通気抵抗を低下させることなく、リンク外れを
完全に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の代表的な実施例を示す風向き調整用水
平羽根のリンク外れ防止構造の要部断面図である。
【図2】同リンク外れ防止構造の変形例を示す要部縦断
面図である。
【図3】従来の空調機等における空気吹出装置の内部断
面図である。
【図4】同空気吹出装置の水平羽根取付け構造を示す要
部斜視図である。
【図5】同構造の機能を説明するための要部縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 空調ケース体 2 水平羽根 2a 切欠部 3 ピン軸 4,4’ リンク 4a,4a’ クランプ 4b (リンク外れ防止用の)当接突起部 5 操作ノブ 6 垂直羽根 7 風量調節羽根 O (端部ピン軸の)中心

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調ケース体(1)の前面に複数枚の風向
    き調整用水平羽根(2)を並列させて軸支し、この各水
    平羽根(2)の後端縁部に平行に設けた各ピン軸(3)
    に、リンク(4)に付設された各クランプ(4a)を後
    方より嵌合し、操作ノブ(5)の操作により各水平羽根
    (2)を連動させて回動するようした車両用空調機等の
    空気吹出装置において、端部ピン軸(3)の中心(O)
    より前方に偏位する先端を有するリンク外れ防止用の当
    接突起部(4b)をリンク(4)の端部に突設してなる
    ことを特徴とする風向き調整用水平羽根のリンク外れ防
    止構造。
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