JP2500346Y2 - 仮設足場用ブレ―ス手摺枠 - Google Patents

仮設足場用ブレ―ス手摺枠

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JP2500346Y2
JP2500346Y2 JP1993018305U JP1830593U JP2500346Y2 JP 2500346 Y2 JP2500346 Y2 JP 2500346Y2 JP 1993018305 U JP1993018305 U JP 1993018305U JP 1830593 U JP1830593 U JP 1830593U JP 2500346 Y2 JP2500346 Y2 JP 2500346Y2
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handrail
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映一 合川
洋 寺田
哲雄 戸井
基史 佐竹
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、枠組仮設足場の組立
てに使用するブレース手摺枠、更に詳しくは、建枠を結
合すると共に、その上部に上階床用の手摺枠を構築する
ことができる仮設足場用ブレース手摺枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建枠を用いて枠組仮設足場を構築
するには、対向状に配置した建枠をX字状のブレースで
結合すると共に、両建枠の上部横桟間に足場板を架設し
て両建枠を自立させ、これを横方向に連続して一階床を
構築し、次に足場板上に載って各建枠上に新たな建枠を
継ぎ足し、対向する建枠をブレースによる結合と足場板
の架設によって組み、二階床を構築する。
【0003】このように、各階床を上方へ順次繰返して
組立てることにより、所望する高さの枠組仮設足場を構
築するものであり、足場の解体は上記と逆に上位の階床
から順に解体していく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のブレ
ースは、二本のパイプをX字状に結合した構造になって
いるため、対向する建枠を互に結合するだけであり、階
床の組立て後においては足場板の両側に安全柵を形成す
る機能をもつことになるが、上位階床を組立てる作業時
は、建枠の建込み後に対向する建枠を結合するため、上
位階床の組立て作業時には足場板の両側に手摺等の安全
を確保するものが全く存在しないことになり、足場組立
てが高くなるにつれ作業の危険度が増すという問題があ
る。また、解体時も同様である。
【0005】また、市街地などにおいて、近年、環境美
化の向上が大きな課題になっており、建物の外周を囲む
仮設足場においても美感が要求されるようになっている
が、従来の仮設足場は、建枠をX字状のブレースで連結
した外観になっているため、デザイン性にとぼしく美感
に欠けるという問題がある。
【0006】そこでこの考案は、上記のような問題点を
解決するため、仮設足場の組立て及び解体作業の安全性
を大幅に向上させることができると共に、デザイン性も
向上させることができる仮設足場用ブレース手摺枠を提
供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この考案は、対向する仮設足場の建枠間に納
まる幅と建枠の高さの2分の1程度の高さを有する枠状
に形成され、対向する建枠を着脱自在に結合するブレー
ス枠と、同じく対向する建枠間に納まる幅と建枠の高さ
の2分の1程度の高さを有する枠状に形成され、前記ブ
レース枠の上部にヒンジ機構で起伏回動自在となるよう
取付けた手摺枠との組み合せからなり、前記ヒンジ機構
に手摺枠の起立状態を係止するロック手段を設け、前記
手摺枠の両側に建枠へ係脱する係止手段を設けた構成を
採用したものである。
【0008】また、ヒンジ機構が、ブレース枠における
支柱の上端に固定した固定ヒンジと、手摺枠における支
柱の下端に固定され、ブレース枠に対して手摺枠を起伏
回動させるため端部を固定ヒンジにピンで枢止した回動
ヒンジで形成され、このヒンジ機構に設けたロック手段
が、手摺枠における支柱の下端部に径方向へ貫通して移
動と回動が自在となるよう取付けられ、手摺枠の起立時
に固定ヒンジの係合孔に係合して手摺枠の起立状態を保
持する弾性が付勢されたL字状の固定ピンと、前記固定
ピンを回動させたときこの固定ピンを移動させて係合孔
から抜き取るよう固定ヒンジに設けたカム縁とで形成さ
れている構成とすることもできる。
【0009】
【作用】対向する建枠をブレース枠で結合した後、ブレ
ース枠に対して手摺枠を上方に引き起こして起立させ、
ヒンジ機構に設けたロック手段を係合させると、手摺枠
の起立が保持され、この後、建枠間の上部横桟間に足場
板を仮設すれば、この上位足場板の側部に手摺枠が起立
することになり、上位足場板上で行なう建枠継足し作業
時に手摺枠で作業者の安全を確保することができる。
【0010】また、仮設足場の解体時は、上位足場板を
外した後ロック手段を解除し、手摺枠をブレース枠に重
なるよう下方に折り畳めばよい。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1乃至図4のように、ブレース手摺枠1
は、対向する建枠2、2を結合するブレース枠3と、こ
のブレース枠3の上端に起伏回動が自在となるようヒン
ジ機構4、4で取り付けた手摺枠5との組み合わせから
なり、ヒンジ機構4に後述するよう、手摺枠5の起立状
態を係止するロック手段を設け、ブレース枠3及び手摺
枠5の両側に建枠2、2へ係脱する係止手段が設けられ
ている。
【0013】建枠2は周知のように、パイプを用いた一
対の縦柱6、6を横桟7で結合した門形や鳥居形に形成
され、縦柱6、6の上下端部にブレースピン8、9が突
設され、横桟7に足場板10が架設されると共に、上下
の建枠はジョイント11で結合されて上方に継足される
ことになる。
【0014】前記ブレース枠3は、両側に平行配置とな
る一対の支柱12、12と、両支柱12、12の下端部
を結合する下部横桟13と、両支柱12、12の上端部
を結合する上部横桟13と、上下の横桟13、14を結
合する補強パイプ15とからなり、これらは鋼管等を用
い、対向する建枠2、2間に納まる幅と建枠2の高さの
2分の1弱の高さに形成されている。
【0015】前記手摺枠5は、両側に平行配置となる一
対の支柱16、16と、両支柱16、16の上端を結合
する上部横桟17と、両支柱16、16の中間部下方の
位置を結合する下部横桟18と、上下横桟17、18を
結合する補強パイプ19とからなり、両支柱16、16
はブレース枠3における支柱12、12と等しい間隔を
有し、建枠2の略2分の1程度の高さになっている。な
お、ブレース枠3と手摺枠5のパターン形状は、図1と
図2で異なるものを示したように、強度的に実用化でき
る範囲で任意のデザインを採用すればよい。
【0016】上記ブレース枠3と手摺枠5は、ブレース
枠3における両支柱12、12の上端と、手摺枠5にお
ける両支柱16、16の下端がヒンジ機構4、4で枢止
連結され、手摺枠5は、ブレース枠3の一面側に重なる
折り畳み状態からブレース枠3上に起立する間を起伏回
動自在となる。
【0017】上記ヒンジ機構4は、図6と図7に示すよ
うに、支柱12及び16に外嵌するよう平面U字状に形
成され、下半部をブレース枠3における支柱12の上端
部に、手摺枠5の起伏動側に開放面が向くよう外嵌し、
ピン20で固定した固定ヒンジ21と、手摺枠5におけ
る支柱16の下端部に、固定ヒンジ21内へ嵌合するよ
う下方へ突出状に固定した回動ヒンジ22と、上記固定
ヒンジ21と回動ヒンジ22の嵌合部分の下部位置を枢
止結合するピン23とで構成され、ブレース枠3に対し
て手摺枠5は上記ピン23を中心に起伏回動し、起立時
に支柱16の下端が固定ヒンジ21の上半部内に嵌合
し、ブレース枠3上に直立状態となる。
【0018】上記手摺枠5の起立状態を保持するため、
ヒンジ機構4に設けたロック手段24は、図6と図7に
示すように、手摺枠5における支柱16の下端部にL字
状の固定ピン25を取付け、この固定ピン25の回動操
作と固定ヒンジ21に設けたカム縁26によって、手摺
枠5の起立保持と起伏回動とが行なえるようにしてい
る。
【0019】上記固定ピン25は、一本の円軸をL字状
に折り曲げることにより、ロック片27と操作片28か
らなり、ロック片27は、支柱16の下端部両側と回動
ヒンジ22に支柱16の軸心と直交するよう設けた横孔
を軸方向への移動と回動が自在となるよう貫通し、支柱
16内に位置する部分に組込んだばね29により、先端
が支柱16の外面に常時突出する方向の弾性が付勢され
ていると共に、操作片28は回動ヒンジ22の外面に重
なることになる。
【0020】固定ヒンジ21には、手摺枠5を起立させ
たとき、ロック片27の先端が係合し、手摺枠5の起立
状態を固定化する係合孔30が設けられている。
【0021】カム縁26は、固定ヒンジ21の両側縁で
上部の位置に下部が外向きに傾斜するよう形成され、そ
の下端部の位置に操作片28の係止凹部31が設けられ
ている。
【0022】上記固定ピン24は、手摺枠5を起立させ
たとき、図6(B)のように、ロック片27が固定ヒン
ジ21の開口面側から支柱16を径方向に貫通し、先端
が係合孔30と係合することにより手摺枠5の起立状態
を固持し、操作片28は上向きとなって回動ヒンジ22
の外面に重なっている。
【0023】この状態から手摺枠5の固定を解くには、
図6(C)の如く操作片28を横方向へ90°回動させ
ればよく、操作片28はカム縁26上を摺動することに
より、固定ピン24全体がロック片27の軸方向へばね
29を圧縮して後退動し、ロック片27の先端が係合孔
30から抜け出た時点で操作片28は図6に一点鎖線で
示す如く、係止凹部31内に納まり、ロック片27が係
合孔30から抜けた状態が保持される。
【0024】また、上記の状態から手摺枠5を伏倒方向
に回動させると、回動ヒンジ22の両側対向壁に形成し
た傾斜縁32が横向きになった操作片28を外方に押し
て係止凹部31から押し出すため、ばね29で常時ロッ
ク片27の軸方向前方に引かれている操作片28は、こ
の傾斜縁32の傾斜下り側へ向けての作用で支柱16の
軸方向に沿うよう回動が生じ、固定ピン24は操作片2
8が回動ヒンジ22の外面に重なる姿勢に復帰すること
になる。
【0025】従って、手摺枠5を折り畳むときは、固定
ピン24の操作片28を90°回動させるだけでよく、
また起立時には図7の如く、手摺枠5を直立させるだけ
でロック片27の先端が自動的に係合孔30へ係合し、
ロック状態が得られることになる。
【0026】次に、図8と図9に示すように、ブレース
枠3の両側に設けられ、このブレース枠3と建枠2、2
を結合して建枠2、2の起立保持と強度を向上させるた
めの係止手段は、支柱12の上端部寄りに取付けた建枠
ホルダー33と、この建枠ホルダー33の直下位置に固
定したロックプレート34で構成されている。
【0027】建枠ホルダー33は図8(A)、(B)に
示すように、後端の二又部を支柱12に外嵌してピン3
5で上下に揺動自在となるよう枢止し、先端に建枠2の
縦柱6に対して外接する略半円形の凹欠部36を設けて
形成され、この建枠ホルダー33は、ブレース枠3の着
脱時、図8(B)に一点鎖線で示すように、支柱12へ
外嵌するよう起立させておき、建枠2との結合時は同図
(B)の実線のように、伏倒させて先端の凹欠部36を
縦柱6に外嵌する。
【0028】これによってブレース枠3は、建枠2に対
して幅方向及び並列方向の何れにも固定化されることに
なる。
【0029】また、ロックプレート34は、図9
(A)、(B)の如く、建枠2の上部に固定したブレー
スピン9と対応する位置に、支柱12から外側に向けて
突出するように固定され、先端部にブレースピン9へ外
嵌挿する孔37が設けられている。
【0030】このロックプレート34により、建枠2と
2間にブレース枠3を取付けるとき、建枠2、2に対す
るブレース枠3の上下取付け位置が決定され、ブレース
枠3は両側の建枠ホルダー33とロックプレート34に
より、両側に対向する建枠2、2を結合するブレースの
役目を果すことになる。
【0031】また、手摺枠5の両側に設けられ、この手
摺枠5と建枠2、2を結合して強度を向上させる係止手
段は、支柱16の上端部寄り途中の位置に取付けた建枠
ホルダー33aと、支柱16の下端部寄り途中の位置で
建枠2の下位ブレースピン8と対応する位置に設けたロ
ックプレート34aとで構成されている。
【0032】前者の建枠ホルダー33aは、ブレース枠
33の建枠ホルダー33と同じであり、また、ロックプ
レート34aは図10(A)、(B)のように、支柱1
6にピン38で枢止した後端を中心に上下に揺動自在と
なり、ピン38に組込んだばね39によって姿勢が保持
されると共に、先端の下部に建枠2のブレースピン8に
対する係合切欠40を設けて形成され、このロックプレ
ート34aによって手摺枠5を、建枠2に対して建枠2
の並列方向に固定化できる。
【0033】なお、図1と図2及び図5において、最下
部建枠における下部を結合するため、最下位用ブレース
枠41が別途用意されている。この最下位用ブレース枠
41は先に述べたブレース手摺枠1のブレース枠3と略
同様の構造を有し、両側支柱42、42の上下を上部横
桟43と下部横桟44で結合し、上下の横桟43、44
間に補強パイプ45を設けると共に、両支柱42、44
の各上下端部に建枠ホルダー33と、下部寄りの位置に
下位ブレースピン8に対するロックプレート34を取付
けた構造になっている。
【0034】また、ブレース手摺枠1は、上下の接続や
最下位ブレース手摺枠41との接続を行なう手段を有し
ている。最も簡単な接続手段としては、ブレース枠3に
おける支柱12、12の下端に、接続パイプを下方に突
出するよう取付けておき、この接続パイプを手摺枠5に
おける支柱16、16の上端及び最下位ブレース枠41
の支柱42、42の上端に嵌挿することによって行なえ
る。
【0035】図11は接続手段の具体的な一例を示し、
ブレース枠3における支柱12の下端に、手摺枠5の支
柱16の上端に嵌挿する接続パイプ46を突出状に固定
し、支柱12の下端と支柱16の上端とに、接続時端面
が互に当接するテーパ状の拡径部47、48を形成し、
手摺枠5における支柱16の拡径部48の上部外周にテ
ーパ受壁49を略半周にわたって設け、ジョイントパイ
プ46の支柱16内への嵌挿作業が簡単に行なえるよう
な構造になっている。
【0036】また、図3と図12は、最上部のブレース
手摺枠1における手摺枠5上端の処理構造を示し、最上
部建枠の縦柱の上端に継足した延長パイプ55内に挿入
するパイプ51の上端に、帯板状の連結板52を固定
し、連結板52の両端に延長パイプ55を挾んで両側に
位置する支柱16、16の上端に挿入する屈曲片53、
53を設け、ジョイント11に挿入したパイプ51をビ
ス54で固定化することにより、支柱16、16の上端
を建枠2に対して固定化できるようにしている。
【0037】この考案のブレース手摺枠は上記のような
構成であり、使用前のブレース手摺枠1は、ヒンジ機構
4の部分でブレース枠3と手摺枠5を二つ折りにした折
り畳み状としておく。
【0038】仮設枠組足場を構築するには、一階床用の
最下位建枠2、2を両側に対向させ、建物と反対側の位
置にある縦柱6の下部を最下位ブレース枠41で互に結
合する。
【0039】この結合作業は、両側のロックプレート3
4、34を下位ブレースピン8に挿入し、この後、上下
の建枠ホルダー33を外方へ倒すことによって行なう。
【0040】次に、二つ折りのブレース手摺枠1を、対
向する建枠2、2間において、手摺枠5が建物側に位置
するよう両手で水平に保持し、ブレース枠3における両
支柱12、12下端のジョイントパイプ46を、最下位
ブレース枠41における支柱42、42の上端に挿入
し、ロックプレート34を上位ブレースピン9に挿入す
る。これによって建枠2、2間の上半部にブレース手摺
枠1が取付けられた状態になる。
【0041】この後、ブレース枠3の両側建枠ホルダー
33を外方へ倒し、続いて手摺枠5を上方へ回動させて
ブレース枠3上に起立させる。
【0042】手摺枠5は、ヒンジ機構4におけるピン2
3を中心に回動し、起立時に支柱16、16の下部が固
定ヒンジ21内に納まり、固定ピン24のロック片27
が固定ヒンジ21の係合孔30内へ自動的に係合し、ブ
レース枠3上に手摺枠5が起立状態で固定化される。
【0043】上記手摺枠5は、建枠2、2間において、
建物と反対側の位置で、建枠2の上端よりも上方に起立
することになり、この手摺枠5の起立後に建枠2、2の
上部横桟7、7間に足場板10を架設する。
【0044】このような作業を横方向に繰り返して行な
うことにより一階床の組立てを行なう。
【0045】次に、二階床の組立ては、足場板10上に
作業者が載り、建枠2の継ぎ足しを行なう。このとき、
足場板10上で建物と反対側の位置に手摺枠5が起立し
ているので、作業の安全を確保することができる。
【0046】建枠2の継ぎ足し後はロックプレート34
aを伏倒させて下位ブレースピン8に係止すると共に建
枠ホルダー33aも伏倒させ、上記のような作業を横方
向に繰り返すことによって二階床の組立てが行なえる。
【0047】三階床の組立て時は、手摺枠5における支
柱16、16の上端に、二つ折りのブレース手摺枠1を
臨ませ、ブレース枠3の下端を接続し、二階床の場合と
同様の作業を行なうことにより組立てることができ、こ
のような作業を上方へ順次繰り返して行なうことによ
り、必要とする高さの仮設枠組足場を構築する。
【0048】仮設枠組足場の構築において、各階床の両
側建枠2、2は、ブレース枠3と手摺枠5により、上下
のブレースピン8、9の部分で結合されると共に、建枠
ホルダー33、33aが建枠2の縦柱6を抱持するの
で、対向する建枠2、2の結合が強固に行なえ、安全性
の高い仮設枠組足場を構築することができる。
【0049】なお、建枠2、2の建物側の結合は、従来
のX字状ブレースを用いて行なってもよい。
【0050】次に、仮設枠組足場の解体時にブレース手
摺枠1の取外しを行なうには、手摺枠5の両側ロックプ
レート34aと建枠ホルダー33aを起立させ、建枠
2、2への固定を解いた後、ヒンジ機構4に設けたロッ
ク手段24の操作片28を横向きに回動係止させ、カム
縁26に沿う移動によってロック片27を係合孔30か
ら抜き取る。
【0051】この状態で手摺枠5を手前に回動伏倒さ
せ、ブレース手摺枠1を二つ折り状に畳み、続いてブレ
ース枠3の建枠ホルダー33を起立させ、ブレース手摺
枠1全体を保持して少し手前に引き、ロックプレート3
4を上位ブレースピン9から抜取った後、全体を持上
げ、下端のジョイントパイプ46を抜取れば、ブレース
手摺枠1の撤去が行なえる。
【0052】この後、上位建枠2の抜取りを行ない、こ
れを下方に繰り返して行なうことにより、仮設枠組足場
の解体が可能になる。
【0053】上記、仮設足場の解体は構築時と逆に上部
から行ない、この解体作業時においても、足場板10の
側部に手摺枠5が位置することになり、安全性の確保が
行えると共に、構築した仮設足場の外観は建枠2間にブ
レース枠3と手摺枠5が位置するパターン形状となり、
デザイン的にも優れ、美感の向上を図ることができる。
【0054】
【効果】以上のように、この考案によると、対向する建
枠を結合するブレース枠の上端部に手摺枠を起伏回動自
在となるよう取付け、ブレース枠上に手摺枠の起立状態
をロックできるようにしたので、ブレース枠で建枠を結
した後手摺枠を起立固定することにより、建枠間に架
設した上位足場板の側部に手摺枠を設けることができ、
足場板上で行なう足場の組立及び解体作業の安全性を大
幅に向上させることができ、墜落事故の防止が図れる。
【0055】また、建枠をブレース枠と手摺枠で結合す
るので、建枠を強固に固定化することができ、強度的に
優れた仮設枠組足場を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るブレース手摺枠の使用状態を示
す斜視図
【図2】同上の正面図
【図3】同上要部の拡大正面図
【図4】建枠とブレース手摺枠の上部処理構造を示す正
面図
【図5】最下位用ブレース枠の正面図
【図6】(A)はヒンジ機構の横断平面図、(B)は同
正面図、(C)は同側面図
【図7】ヒンジ機構の折り曲げ状態を示す拡大縦断面図
【図8】(A)は建枠ホルダーの横断平面図、(B)は
同正面図
【図9】(A)はロックプレートの横断平面図、(B)
は同上の正面図
【図10】(A)は手摺枠用ロックプレートの横断平面
図、(B)は同正面図
【図11】(A)は上下ブレース手摺枠の接続構造を示
す分解斜視図、(B)は同平面図、(C)は同縦断面図
【図12】(A)は建枠とブレース手摺枠の上部処理構
造を示す拡大平面図、(B)は同縦断正面図、(C)は
(B)の矢印C−Cに沿う縦断側面図
【符号の説明】
1 ブレース手摺枠 2 建枠 3 ブレース枠 4 ヒンジ機構 5 手摺枠 12、16 支柱 21 固定ヒンジ 22 回動ヒンジ 23 ピン 25 固定ピン 26 カム縁 27 ロック片 28 操作片 29 ばね 30 係合孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 戸井 哲雄 吹田市岸部南2丁目2番15号 アサヒ産 業株式会社内 (72)考案者 佐竹 基史 吹田市岸部南2丁目2番15号 アサヒ産 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−14034(JP,A) 実開 平3−57243(JP,U) 実開 平2−83947(JP,U) 実開 昭61−117830(JP,U) 実開 昭64−2828(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する仮設足場の建枠間に納まる幅と
    建枠の高さの2分の1程度の高さを有する枠状に形成さ
    れ、対向する建枠を着脱自在に結合するブレース枠と、
    同じく対向する建枠間に納まる幅と建枠の高さの2分の
    1程度の高さを有する枠状に形成され、前記ブレース枠
    の上部にヒンジ機構で起伏回動自在となるよう取付けた
    手摺枠との組み合せからなり、前記ヒンジ機構に手摺枠
    の起立状態を係止するロック手段を設け、前記手摺枠の
    両側に建枠へ係脱する係止手段を設けた仮設足場用ブレ
    ース手摺枠。
  2. 【請求項2】 ヒンジ機構が、ブレース枠における支柱
    の上端に固定した固定ヒンジと、手摺枠における支柱の
    下端に固定され、ブレース枠に対して手摺枠を起伏回動
    させるため端部を固定ヒンジにピンで枢止した回動ヒン
    ジで形成され、このヒンジ機構に設けたロック手段が、
    手摺枠における支柱の下端部に径方向へ貫通して移動と
    回動が自在となるよう取付けられ、手摺枠の起立時に固
    定ヒンジの係合孔に係合して手摺枠の起立状態を保持す
    る弾性が付勢されたL字状の固定ピンと、前記固定ピン
    を回動させたときこの固定ピンを移動させて係合孔から
    抜き取るよう固定ヒンジに設けたカム縁とで形成されて
    いる請求項1記載の仮設足場用ブレース手摺枠。
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