JPH0756442Y2 - 仮設足場用ブレース枠 - Google Patents
仮設足場用ブレース枠Info
- Publication number
- JPH0756442Y2 JPH0756442Y2 JP1991087135U JP8713591U JPH0756442Y2 JP H0756442 Y2 JPH0756442 Y2 JP H0756442Y2 JP 1991087135 U JP1991087135 U JP 1991087135U JP 8713591 U JP8713591 U JP 8713591U JP H0756442 Y2 JPH0756442 Y2 JP H0756442Y2
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- Japan
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- brace
- handrail
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、枠組仮設足場の組立
てに使用するブレース枠、更に詳しくは、建枠を結合す
ると共に、その上部に上階床用の手摺枠を構築すること
ができる仮設足場用ブレース枠に関する。
てに使用するブレース枠、更に詳しくは、建枠を結合す
ると共に、その上部に上階床用の手摺枠を構築すること
ができる仮設足場用ブレース枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建枠を用いて枠組仮設足場を構築
するには、対向状に配置した建枠をX字状のブレースで
結合すると共に、両建枠の上部横桟間に足場板を架設し
て両建枠を自立させ、これを横方向に連続して一階床を
構築し、次に足場板上に載って各建枠上に新たな建枠を
継ぎ足し、対向する建枠をブレースによる結合と足場枠
の架設によって組み、二階床を構築する。
するには、対向状に配置した建枠をX字状のブレースで
結合すると共に、両建枠の上部横桟間に足場板を架設し
て両建枠を自立させ、これを横方向に連続して一階床を
構築し、次に足場板上に載って各建枠上に新たな建枠を
継ぎ足し、対向する建枠をブレースによる結合と足場枠
の架設によって組み、二階床を構築する。
【0003】このように、各階床を上方へ順次繰返して
組立てることにより、所望する高さの枠組架設足場を構
築するものであり、足場の解体は上記と逆に上位の階床
から順に解体していく。
組立てることにより、所望する高さの枠組架設足場を構
築するものであり、足場の解体は上記と逆に上位の階床
から順に解体していく。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のブレ
ースは、二本のパイプをX字状に結合した構造になって
いるため、対向する建枠を互に結合するだけであり、階
床の組立て後においては足場板の両側に安全柵を形成す
る機能をもつことになるが、上位階床を組立てる作業時
は、建枠の建込み後に対向する建枠を結合するため、上
位階床の組立て作業時には足場板の両側に手摺等の安全
を確保するものが全く存在しないことになり、足場組立
てが高くなるにつれ危険度が増すという問題がある。ま
た、解体時にも同様である。
ースは、二本のパイプをX字状に結合した構造になって
いるため、対向する建枠を互に結合するだけであり、階
床の組立て後においては足場板の両側に安全柵を形成す
る機能をもつことになるが、上位階床を組立てる作業時
は、建枠の建込み後に対向する建枠を結合するため、上
位階床の組立て作業時には足場板の両側に手摺等の安全
を確保するものが全く存在しないことになり、足場組立
てが高くなるにつれ危険度が増すという問題がある。ま
た、解体時にも同様である。
【0005】また、市街地などにおいて、近年、環境美
化の向上が大きな課題になっており、建物の外周を囲む
仮設足場においても美感が要求されるようになっている
が、従来の仮設足場は、建枠をX字状のブレースで連結
した外観になっているため、デザイン性にとぼしく美感
に欠けるという問題がある。
化の向上が大きな課題になっており、建物の外周を囲む
仮設足場においても美感が要求されるようになっている
が、従来の仮設足場は、建枠をX字状のブレースで連結
した外観になっているため、デザイン性にとぼしく美感
に欠けるという問題がある。
【0006】そこでこの考案は、上記のような問題点を
解決するため、仮設足場の組立て及び解体作業の安全性
を大幅に向上させることができると共に、デザイン性も
向上させることができる仮設足場用ブレース枠を提供す
ることを課題としている。
解決するため、仮設足場の組立て及び解体作業の安全性
を大幅に向上させることができると共に、デザイン性も
向上させることができる仮設足場用ブレース枠を提供す
ることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の考案は、両側に縦パイプを有し、四隅
を仮設足場の建枠と結合するブレース枠と、このブレー
スの上部に両側の縦パイプに沿って上下にスライド自在
となるよう取付けた手摺枠とからなり、ブレース枠の両
側縦パイプの上端部に手摺枠を上昇位置に係止するロッ
ク機構を設けた構成を採用したものである。
するため、第1の考案は、両側に縦パイプを有し、四隅
を仮設足場の建枠と結合するブレース枠と、このブレー
スの上部に両側の縦パイプに沿って上下にスライド自在
となるよう取付けた手摺枠とからなり、ブレース枠の両
側縦パイプの上端部に手摺枠を上昇位置に係止するロッ
ク機構を設けた構成を採用したものである。
【0008】第2の考案は、両側に縦パイプを有し、四
隅を仮設足場の建枠と結合するブレース枠と、このブレ
ース枠の両側縦パイプの上部に該ブレース枠の面に重な
る状態から起立する起伏回動自在となるよう枢着した手
摺枠とからなり、ブレース枠の両側縦パイプの上端部に
手摺枠の起立状態を係止するロック機構を設けた構成を
採用したものである。
隅を仮設足場の建枠と結合するブレース枠と、このブレ
ース枠の両側縦パイプの上部に該ブレース枠の面に重な
る状態から起立する起伏回動自在となるよう枢着した手
摺枠とからなり、ブレース枠の両側縦パイプの上端部に
手摺枠の起立状態を係止するロック機構を設けた構成を
採用したものである。
【0009】
【作用】第1の考案 対向する建枠をブレース枠で結合すると共に、建枠の横
桟間に足場板を架設し、ブレース枠に対して手摺枠を引
上げてロックすると、上位足場板の側部に手摺枠が起立
することになり、上位足場板上で行なう建枠継足し作業
時に手摺枠で作業者の安全を確保することができる。
桟間に足場板を架設し、ブレース枠に対して手摺枠を引
上げてロックすると、上位足場板の側部に手摺枠が起立
することになり、上位足場板上で行なう建枠継足し作業
時に手摺枠で作業者の安全を確保することができる。
【0010】第2の考案 対向する建枠をブレース枠で結合すると共に、建枠の横
桟間に足場板を架設し、ブレース枠に対して手摺枠を上
方に引き起こして起立させると、上位足場板の側部に手
摺枠が起立することになり、上位足場板上で行なう建枠
継足し作業時に手摺枠で作業者の安全を確保することが
できる。
桟間に足場板を架設し、ブレース枠に対して手摺枠を上
方に引き起こして起立させると、上位足場板の側部に手
摺枠が起立することになり、上位足場板上で行なう建枠
継足し作業時に手摺枠で作業者の安全を確保することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0012】図1乃至図3は、ブレース枠の第1の例を
示し、この第1の例は、ブレース枠1と手摺枠2の組合
せからなり、ブレース枠1は対向する建枠3、3を結合
すると共に、手摺枠2はこのブレース枠1で上下にスラ
イドするよう保持されたスライドタイプである。
示し、この第1の例は、ブレース枠1と手摺枠2の組合
せからなり、ブレース枠1は対向する建枠3、3を結合
すると共に、手摺枠2はこのブレース枠1で上下にスラ
イドするよう保持されたスライドタイプである。
【0013】建枠3は周知のように、パイプを用いた一
対の縦柱4、4を横桟5で結合した門形や鳥居形に形成
され、縦柱4、4の上下端部にブレース結合ピン6が突
設され、横桟5に足場板7が架設されると共に、上下の
建枠はジョイントで結合されて上方に継足されることに
なる。
対の縦柱4、4を横桟5で結合した門形や鳥居形に形成
され、縦柱4、4の上下端部にブレース結合ピン6が突
設され、横桟5に足場板7が架設されると共に、上下の
建枠はジョイントで結合されて上方に継足されることに
なる。
【0014】ブレース枠1は、図1と図2のように、山
形に折り曲げた二本のブレースパイプ8と8を上下に逆
向きとして中央部で上下に重ね、この重なり部分を溶接
により固定すると共に、両ブレースパイプ8、8の両側
部において、上下ブレースパイプ8、8間に縦パイプ
9、9を平行状態で固定した構造になっており、図3の
如く、両ブレースパイプ8、8の両端部には建枠4の結
合ピン6に嵌挿する孔10が設けられ、両縦パイプ9、
9の上端部で後面側の位置に、手摺枠2を上下動自在に
保持する短尺の保持パイプ11、11が固定されてい
る。
形に折り曲げた二本のブレースパイプ8と8を上下に逆
向きとして中央部で上下に重ね、この重なり部分を溶接
により固定すると共に、両ブレースパイプ8、8の両側
部において、上下ブレースパイプ8、8間に縦パイプ
9、9を平行状態で固定した構造になっており、図3の
如く、両ブレースパイプ8、8の両端部には建枠4の結
合ピン6に嵌挿する孔10が設けられ、両縦パイプ9、
9の上端部で後面側の位置に、手摺枠2を上下動自在に
保持する短尺の保持パイプ11、11が固定されてい
る。
【0015】前記手摺枠2は、図1のように、保持パイ
プ11、11を上下にスライド自在となるよう貫通する
二本の縦パイプ12、12と両縦パイプ12、12の上
端間を結合する水平の手摺パイプ13と、両縦パイプ1
2と12間に架設した二本のガードパイプ14、14と
で構成され、ガードパイプ14、14は、先に述べたブ
レース枠1におけるブレースパイプ8、8と同じ山形に
折り曲げて中央部で固定し、両端部が各々縦パイプ1
2、12に固定されている。
プ11、11を上下にスライド自在となるよう貫通する
二本の縦パイプ12、12と両縦パイプ12、12の上
端間を結合する水平の手摺パイプ13と、両縦パイプ1
2と12間に架設した二本のガードパイプ14、14と
で構成され、ガードパイプ14、14は、先に述べたブ
レース枠1におけるブレースパイプ8、8と同じ山形に
折り曲げて中央部で固定し、両端部が各々縦パイプ1
2、12に固定されている。
【0016】上記手摺枠2の両保持パイプ11、11に
対する取付けは、図3の如く、下位ガードパイプ14の
両端を縦パイプ12、12に対して遊離可能にしてお
き、下位ガードパイプ14を押し広げて縦パイプ12、
12を保持パイプ11、11内に上部から挿入して、貫
通させた後、下位ガードパイプ14の端部を縦パイプ1
2、12に対してリベット15で固定することによって
行ない、これによって手摺枠2は保持パイプ11、11
に沿って上下にスライドすると共に、上下に対して抜止
状態となる。
対する取付けは、図3の如く、下位ガードパイプ14の
両端を縦パイプ12、12に対して遊離可能にしてお
き、下位ガードパイプ14を押し広げて縦パイプ12、
12を保持パイプ11、11内に上部から挿入して、貫
通させた後、下位ガードパイプ14の端部を縦パイプ1
2、12に対してリベット15で固定することによって
行ない、これによって手摺枠2は保持パイプ11、11
に沿って上下にスライドすると共に、上下に対して抜止
状態となる。
【0017】図1の右側はブレース枠1に対して手摺枠
2が下降した状態を示し、ブレース枠1の後面に手摺枠
2が重なっている。
2が下降した状態を示し、ブレース枠1の後面に手摺枠
2が重なっている。
【0018】また、図1の左側はブレース枠1に対して
手摺枠2を最上昇位置に引き上げた状態を示し、この引
上げた手摺枠2がブレース枠1における両保持パイプ1
1、11に設けたロック機構16によって保持される。
手摺枠2を最上昇位置に引き上げた状態を示し、この引
上げた手摺枠2がブレース枠1における両保持パイプ1
1、11に設けたロック機構16によって保持される。
【0019】このロック機構16は、図2Bに示すよう
に、保持パイプ11の外面に突設した筒体17内にばね
18で復帰弾性が付勢されたロック軸19を組込み、手
摺枠2における縦パイプ12の下部で引上時にロック軸
19へ臨む位置に、ロック軸19の先端が係脱する係合
孔20を設けて形成され、ロック軸19をつまみ21で
操作することにより、手摺枠2の引上げ位置の保持と下
降位置への引上げとが行えるようになる。
に、保持パイプ11の外面に突設した筒体17内にばね
18で復帰弾性が付勢されたロック軸19を組込み、手
摺枠2における縦パイプ12の下部で引上時にロック軸
19へ臨む位置に、ロック軸19の先端が係脱する係合
孔20を設けて形成され、ロック軸19をつまみ21で
操作することにより、手摺枠2の引上げ位置の保持と下
降位置への引上げとが行えるようになる。
【0020】第1の例のブレース枠は、上記のような構
成であり、枠組仮設足場を構築するには、図1のよう
に、所定の間隔を設けて建枠3と3を対向配置し、両建
枠3、3の縦柱4、4間にブレース枠1を臨ませ、ブレ
ースパイプ8、8の端部に設けた孔10を対応する結合
ピン6へ挿入することにより、ブレース枠1を介して両
建枠3と3を縦柱4、4の部分で結合する。
成であり、枠組仮設足場を構築するには、図1のよう
に、所定の間隔を設けて建枠3と3を対向配置し、両建
枠3、3の縦柱4、4間にブレース枠1を臨ませ、ブレ
ースパイプ8、8の端部に設けた孔10を対応する結合
ピン6へ挿入することにより、ブレース枠1を介して両
建枠3と3を縦柱4、4の部分で結合する。
【0021】また、両建枠3、3の横桟5、5間に足場
板7を架設することにより、前記ブレース枠1とで両建
枠3、3を自立状態に結合する。なお、両建枠3、3間
はその両面がブレース枠1で結合される。
板7を架設することにより、前記ブレース枠1とで両建
枠3、3を自立状態に結合する。なお、両建枠3、3間
はその両面がブレース枠1で結合される。
【0022】次に、ブレース枠1に対して手摺枠2を引
上げ、ロック機構16によって上昇位置に係止すれば図
1で示したように、足場板の上部両側に手摺枠2が起立
することになる。
上げ、ロック機構16によって上昇位置に係止すれば図
1で示したように、足場板の上部両側に手摺枠2が起立
することになる。
【0023】このようにして建枠3をブレース枠1と足
場板7で順次横方向に結合して1階床を組立て、この後
足場板7上に載って下位建枠上に上位建枠を継足し、上
位建枠をブレース枠1と足場板7で結合することにより
2階床を組立て、各ブレース枠1は手摺枠2を上昇位置
に引上げておく。
場板7で順次横方向に結合して1階床を組立て、この後
足場板7上に載って下位建枠上に上位建枠を継足し、上
位建枠をブレース枠1と足場板7で結合することにより
2階床を組立て、各ブレース枠1は手摺枠2を上昇位置
に引上げておく。
【0024】このように、建枠3の継足しと結合を上方
に繰返して行なうことにより所望する高さの架設足場を
構成することができ、何れの階床においても結合時は足
場板7の両側に手摺枠2が位置することになり、作業の
安全性を確保することができる。
に繰返して行なうことにより所望する高さの架設足場を
構成することができ、何れの階床においても結合時は足
場板7の両側に手摺枠2が位置することになり、作業の
安全性を確保することができる。
【0025】また、仮設足場の解体は構築時と逆に上部
から行ない、この解体作業時においても、足場板7の両
側に手摺枠2が位置することになり、安全性の確保が行
えると共に、構築した仮設足場の外観は建枠3間に上下
逆配置となる山形のブレースパイプ8、8が上下に所定
の間隔で並ぶような形状となり、デザイン的にも優れた
ものとなり、美感の向上を図ることができる。
から行ない、この解体作業時においても、足場板7の両
側に手摺枠2が位置することになり、安全性の確保が行
えると共に、構築した仮設足場の外観は建枠3間に上下
逆配置となる山形のブレースパイプ8、8が上下に所定
の間隔で並ぶような形状となり、デザイン的にも優れた
ものとなり、美感の向上を図ることができる。
【0026】次に、図4と図5に示す第2の例は、上記
第1の例と同様のスライドタイプであり、ブレース枠1
は、略V字状に折り曲げた二本のブレースパイプ8、8
を両側に背中合せの状態で結合し、両部パイプ8、8の
両側端部に縦パイプ9、9を固定し、両縦パイプ9、9
の上下端で外面に突設した突片23の先端に建枠3の結
合ピンに対する取付用の孔22が設けられ、両縦パイプ
9、9の上端部前面に、ロック機構16を有する保持パ
イプ11、11を固定した構造になっている。
第1の例と同様のスライドタイプであり、ブレース枠1
は、略V字状に折り曲げた二本のブレースパイプ8、8
を両側に背中合せの状態で結合し、両部パイプ8、8の
両側端部に縦パイプ9、9を固定し、両縦パイプ9、9
の上下端で外面に突設した突片23の先端に建枠3の結
合ピンに対する取付用の孔22が設けられ、両縦パイプ
9、9の上端部前面に、ロック機構16を有する保持パ
イプ11、11を固定した構造になっている。
【0027】手摺枠2は第1の例と等しい構造であり、
保持パイプ11、11でブレース枠1の前面に上下動自
在となるよう取付けられ、ロック機構16によって引上
げた状態が保持されることになる。
保持パイプ11、11でブレース枠1の前面に上下動自
在となるよう取付けられ、ロック機構16によって引上
げた状態が保持されることになる。
【0028】この第2の例においても、仮設足場の構築
時及び解体時において、上位足場板の両側に手摺枠2が
位置することになり、作業の安全性を確保できると共
に、仮設足場の外観は、各建枠間において、ブレース枠
1におけるブレースパイプ8、8の形状と手摺枠2にお
けるガードパイプ14、14の形状が上下交互に連動す
るパターンになる。
時及び解体時において、上位足場板の両側に手摺枠2が
位置することになり、作業の安全性を確保できると共
に、仮設足場の外観は、各建枠間において、ブレース枠
1におけるブレースパイプ8、8の形状と手摺枠2にお
けるガードパイプ14、14の形状が上下交互に連動す
るパターンになる。
【0029】次に、図6と図7に示す第3の例は、ブレ
ース枠1に対して手摺枠2を前面に重なる状態から上方
に起立させることのできる折り畳みタイプである。
ース枠1に対して手摺枠2を前面に重なる状態から上方
に起立させることのできる折り畳みタイプである。
【0030】ブレース枠1は、上向きコ字状に折曲げた
フレーム31の外周四隅に建枠3の結合ピンに対する取
付用の孔32を有する突片33を設け、フレーム31内
に略V字状に折り曲げたブレースパイプ34が、中央下
部と両端をフレーム31に固定することによって取付け
られている。
フレーム31の外周四隅に建枠3の結合ピンに対する取
付用の孔32を有する突片33を設け、フレーム31内
に略V字状に折り曲げたブレースパイプ34が、中央下
部と両端をフレーム31に固定することによって取付け
られている。
【0031】手摺枠2は、ブレース枠1のフレーム31
内に嵌合する幅を有するコ字状フレーム35内に略V字
状に折り曲げたガードパイプ36を固定して形成され、
コ字状フレーム35の両端をブレース枠1におけるフレ
ーム31の両端部に枢止ピン37を用いて取付け、この
ピン37を中心に手摺枠2を回動自在にすると共に、フ
レーム31の両端に設けたロック機構16によって手摺
枠2の起立状態を保持するようになっている。
内に嵌合する幅を有するコ字状フレーム35内に略V字
状に折り曲げたガードパイプ36を固定して形成され、
コ字状フレーム35の両端をブレース枠1におけるフレ
ーム31の両端部に枢止ピン37を用いて取付け、この
ピン37を中心に手摺枠2を回動自在にすると共に、フ
レーム31の両端に設けたロック機構16によって手摺
枠2の起立状態を保持するようになっている。
【0032】上記ロック機構16は、図7Bに示すよう
に、ブレース枠1のパイプを径方向に貫通する係止ピン
38に板ばね40で手摺枠2のコ字状フレーム35にお
けるパイプに向けて常時移動する弾性を付勢すると共
に、手摺枠2のフレーム35には起立位置で係止ピン3
8に係脱する孔39が設けられている。
に、ブレース枠1のパイプを径方向に貫通する係止ピン
38に板ばね40で手摺枠2のコ字状フレーム35にお
けるパイプに向けて常時移動する弾性を付勢すると共
に、手摺枠2のフレーム35には起立位置で係止ピン3
8に係脱する孔39が設けられている。
【0033】第3の例は上記のような構成であり、対向
する建枠をブレース枠によって結合すると共に、建枠の
横桟間に足場板を架設することによって建枠を結合し、
この後ブレース枠1の外面に重なるよう折り畳んである
手摺枠2を上下に回動して起立させると、手摺枠2の起
立状態がロック機構16の係合によって保持され、上位
足場板の両側に起立することになる。
する建枠をブレース枠によって結合すると共に、建枠の
横桟間に足場板を架設することによって建枠を結合し、
この後ブレース枠1の外面に重なるよう折り畳んである
手摺枠2を上下に回動して起立させると、手摺枠2の起
立状態がロック機構16の係合によって保持され、上位
足場板の両側に起立することになる。
【0034】また、仮設足場の解体時は、ロック機構1
6を外し、手摺枠2を伏倒させてブレース枠1に重ねれ
ばよい。
6を外し、手摺枠2を伏倒させてブレース枠1に重ねれ
ばよい。
【0035】
【効果】以上のように、この考案によると、ブレース枠
に手摺枠を上下動自在もしくは起伏回動自在に取付けた
ので、ブレース枠で建枠を結合することにより、上位足
場板の両側に手摺枠を設けることができ、足場板上で行
なう足場の組立及び解体作業の安全性を大幅に向上させ
ることができ、墜落事故の防止が図れる。
に手摺枠を上下動自在もしくは起伏回動自在に取付けた
ので、ブレース枠で建枠を結合することにより、上位足
場板の両側に手摺枠を設けることができ、足場板上で行
なう足場の組立及び解体作業の安全性を大幅に向上させ
ることができ、墜落事故の防止が図れる。
【0036】また、ブレース枠と手摺枠の組合せと形状
の選択により、外観形状の多様化とデザイン性の向上を
図ることができ、仮設足場の外観を良好化して市街地等
におかる環境美化の向上が図れる。
の選択により、外観形状の多様化とデザイン性の向上を
図ることができ、仮設足場の外観を良好化して市街地等
におかる環境美化の向上が図れる。
【図1】この考案に係るブレース枠の第1の例を示す使
用状態の斜視図
用状態の斜視図
【図2】(A)はブレース枠の要部を拡大した正面図、
(B)はロック機構の拡大断面図
(B)はロック機構の拡大断面図
【図3】ブレース枠と手摺枠の要部を示す分解斜視図
【図4】ブレース枠の第2の例を示す正面図
【図5】同上における要部を示す分解斜視図
【図6】ブレース枠の第3の例を示す正面図
【図7】(A)は同上における要部の斜視図、(B)は
同じく要部の一部切欠正面図
同じく要部の一部切欠正面図
1 ブレース枠 2 手摺枠 3 建枠 8 ブレースパイプ 9 縦パイプ 10 孔 11 保持パイプ 12 縦パイプ 13 手摺パイプ 14 ガードパイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 両側に縦パイプを有し、四隅を対向する
仮設足場の建枠と結合するブレース枠と、このブレース
枠の上部に両側の縦パイプに沿って上下にスライド自在
となるよう取付けた手摺枠とからなり、ブレース枠の両
側縦パイプの上端部に手摺枠を上昇位置に係止するロッ
ク機構を設けた仮設足場用ブレース枠。 - 【請求項2】 両側に縦パイプを有し、四隅を対向する
仮設足場の建枠と結合するブレース枠と、このブレース
枠の両側縦パイプの上部に該ブレース枠の面に重なる状
態から起立する起伏回動自在となるよう枢着した手摺枠
とからなり、ブレース枠の両側縦パイプの上端部に手摺
枠の起立状態を係止するロック機構を設けた仮設足場用
ブレース枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087135U JPH0756442Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 仮設足場用ブレース枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991087135U JPH0756442Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 仮設足場用ブレース枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 1991-10-24 JP JP1991087135U patent/JPH0756442Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101434051B1 (ko) * | 2012-12-14 | 2014-08-27 | 한국항공우주연구원 | 안전 거치대 및 안전 거치대가 구비된 사다리 |
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