JPH0319524Y2 - - Google Patents

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JPH0319524Y2
JPH0319524Y2 JP1984158477U JP15847784U JPH0319524Y2 JP H0319524 Y2 JPH0319524 Y2 JP H0319524Y2 JP 1984158477 U JP1984158477 U JP 1984158477U JP 15847784 U JP15847784 U JP 15847784U JP H0319524 Y2 JPH0319524 Y2 JP H0319524Y2
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floor
enlarged
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walls
section
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 本考案は土木工事、建設工事、建築工事等の現
場に設置利用する折畳み式ハウスの改良に関する
ものである。
従来飯場と称する小屋を設置して作業者の休憩
宿泊等に利用し又作業用具、資材等の保管場所と
していたが設置や解体に不便であると共に極めて
不経済的であつた。そこで当業界においては組立
式のハウスを開発し必要に応じて運搬し組立て使
用し、また解体運搬して再利用可能な組立式或は
折畳み式のハウスを提供するに至つたが、固定部
と拡大部とからなる組立式ハウスにおいては拡大
部のすべてが固定部に折畳み回転はするが、蝶番
等の連結具によつて取外し不可能に連結されてい
るため千差万別の地形の設置箇所に設置すること
には多くの難点があり、又回転可能に連結された
固定部と拡大部の連結部には、連結具たる蝶番の
回動軸に相当する隙間が生じるので、特に冬期に
おいては隙間風になやまされるという欠点があ
る。更に床部を水平に設置しなければ全体がゆが
んで拡大部壁を展開することが困難であるばかり
でなく無理に展開設置しても回動部が損傷し修理
に追われ、又拡大部床は礎石の沈下によつて回動
に使用している蝶番部に生ずる歪みと隙間が更に
拡大損壊しその結果床下からの風の吹き込みが多
くなるなど不都合なことが多い。本考案はこれら
従来のハウスの欠点を解消しようとするものであ
り、又従来のこの種ハウスは4屯トラツク一台に
一棟しか積載することができない構造となつてい
たが本考案においては二棟の積載を可能とし運搬
及び組立設置の能率化を期すと共に設置後の安定
性を確保して耐久性の増大を図り、更に折畳み移
動を容易ならしめんとするものである。
(2) 考案の構成について 本考案は上記のような目的にもとずいて考案さ
れたものであり、図面はその実施例を示すもので
あるが以下図面に従つて説明する。
本考案は固定部である基軸本体Mと拡大部とか
らなり、基軸本体Mは、鉄骨製の床枠と床板から
なる床4(第2図A)とこれに立垂した支柱、軸
柱、前後部面壁及びこれに略々対応した小屋組部
と小屋組部に構成した屋根とから成り、一方、拡
大部は、前記基軸本体Mの開放された左右端面に
それぞれ折畳み可能に軸着された拡大部屋根と、
拡大部床及び拡大部壁とから成つている。
第1図は拡大部床4′を拡大した状態を示す床
部全体の平面図で床板の一部を切り欠いて床部の
構造を示したものである。基軸本体Mの床4は前
枠部1、後枠部1′と左枠部2、右枠部2′及び桟
10とからなり枠上には床板4Aが張られてい
る。
前枠部1及び後枠部1′は110cm以内の長さとし
てあり、左枠部2及び右枠部2′はその両端a,
bから、適宜の幅Hだけ内方の位置に設けられて
おり、後述する拡大部屋根3′(第3図A、第5
図)と拡大部床4′を回動垂下及び回動又は取外
して立架した場合に、この両者を該幅H内に収納
可能に形成されている。
前後枠1,1′上には、その両端a,bから適
宜距離だけ内方に位置して支柱11,11が立設
され、この支柱11,11の上部に基軸本体Mの
小屋組鉄骨25が構成されている。そして、前後
枠1,1′の両端a,bから支柱立設位置までが、
基軸本体Mの支持足12(第3図A)として機能
する。
5は後に説明する第1拡大壁9(第4図A)の
ための軸柱で、前枠部1及び後枠部1′の内面側
にして左右枠部2,2′よりも内方の枠内に立設
され、その上端は小屋組鉄骨25に溶接連結され
ている。
第3図に示されるように、上記前後枠1,1′
上の支柱11,11間には固定壁16が設けられ
ており、その上部の小屋組鉄骨25には基軸屋根
3が設けられていて(第4図)、基軸本体Mは、
これら床4と前後の固定壁16及びその上部の屋
根3とによつて、左右端面が開放された細長の箱
状に構成されている。そして、該基軸本体Mの基
軸屋根3には、第3図及び第6図に示されるよう
に、拡大部屋根3′が上下回動自在に軸着されて
いる。
該拡大部屋根3′の張出し方向の寸法は、基軸
本体Mの高さ寸法よりも小さく、折畳んで垂下さ
れたとき、基軸本体Mの支持足12内に収納され
るものである。(第4図B、第6図) 第2図に示されるように、基軸本体Mの右枠部
2′と左枠部2のそれぞれ先端部にして前後枠1,
1′上に係合軸13′を有する軸板13″が設けら
れている。係合軸13′の位置は、両枠部1,
1′の外側縁上にして、その高さは床厚Fの長さ
を最低として設けられている。
第2図Bで示されるように、基軸本体Mの床4
の両側縁には側方に突出する押え金14が適宜間
隔で設けられている。
一方、拡大部床4はその枠6と床板4Bとから
なり、該拡大部床4の幅は前記床4の支持足1
2,12内に収まるような寸法とされていて、 また、その張出し方向の寸法は、上記拡大部床
4′と同様に、基軸本体Mの高さ寸法より小さく、
折畳みに支障を来さないような寸法とされてい
る。そして、基軸本体Mの床4と組付け密接させ
るために枠上には係合板13が設けられている。
この係合板13は拡大部床4′の左右両端部に立
設され、その係合溝15の頂部は、前後枠部1,
1上の軸板13″の係合軸13′の高さと同程度に
構成されていて、係合板13は該係合溝15によ
つて係合軸13′に対して取外し可能で、かつ、
回動自在に係合しうるものである。また、拡大部
床4′の枠6には適宜箇所にジヤツキ取付け部7
が設けられている。なお、10′は枠桟である。
第4図に示されるように、軸柱5には第一拡大
部壁9が水平に回動自在に軸着されており、第一
拡大部壁9には更に第二拡大部壁9′が回動自在
に軸着されていて、折畳み時には基軸本体M内に
収納されている。
第一拡大部壁9は、展開時に上記拡大部床4′
及び拡大部屋根3′の張出し方向の寸法と合致す
るような寸法とされており、且つ、該寸法は、第
4図Aに示されるように、基軸本体Mの幅、即
ち、拡大部床4′及び拡大部屋根3′の幅寸法の1/
2以内とされるていて、両側から折畳むことがで
きるようになされている。
なお、前後枠部1,1′の収納巾H内に拡大部
屋根3′と拡大部床4′がそれぞれ回動収納される
ように構成されていることはすでに述べた通りで
ある。18は吊環であり、19は小窓である。そ
して、上記拡大部床4と拡大部屋根3′及び拡大
部壁9,9′によつて拡大部が構成されている。
拡大部が基軸本体Mに対して折畳まれるとき
は、第4図A,Bに示されるように、基軸本体M
に対して最も内側の軸柱5に軸着された拡大部壁
の第一拡大部壁9に第二拡大部壁9′を内側に折
畳み、その後第一拡大部壁9を折畳む。次いで、
拡大部壁4′を係合軸13′を中心として上方に回
動して前記拡大部壁9,9′の外方に折畳む。最
後に拡大部屋根3′を下方に回動して拡大部壁
4′の外方に折畳むものである。
拡大部床4′の周縁の適宜位置に設けられたジ
ヤツキ取付部7には水平調整ジヤツキ8が螺着さ
れていて、該ジヤツキ8を回動して上下位置を調
節することによつて、拡大部床4′の水平設置を
調整する。21は該ジヤツキ8に取付けられたハ
ンドルで、これによつてジヤツキ8を回動するも
のである。なおジヤツキ8はハウス設置後は取り
はずすことなく礎石代用として使用する。17は
拡大部屋根3′の吊環で17′は拡大部床4′の吊
環である。
本考案は以上のような構成からなるものである
が次にその作用について述べる。
本考案の折畳み式ハウスを設置現場に運搬し
(勿論拡大部である壁、屋根、床はすべて折畳ん
でトラツクで運搬する。)、先ず基軸本体Mをあら
かじめ同高水平に設置してある礎石20の上に載
置する。然るときは基軸本体Mは地上に水平に設
置される。次に拡大部床4′を載置する礎石20
を或程度同高水平に地上に置き、先ず拡大部屋根
3′の屋根吊環17にクレーン(図示せず。)のフ
ツク(図示せず。)を掛けて90度上方回動し、他
のフツクを床吊環17′に掛けて拡大部床4′を吊
り係合軸13′に係合板13を掛けて下方回動し
ながら礎石20上に載置する。この際ジヤツキ取
付部7に取付けられた水平調整ジヤツキ8をハン
ドル21によつて微調整を行いながら拡大部床
4′の自由先端側を水平より若干下向きに礎石2
0上に設置する。然るときは、第2図Cに示され
るように、基軸本体床4と拡大部床4′の端部は
無理なく密接し、押え金14は拡大部床縁を確実
に押える。次に第5図に示すように、第一拡大部
壁9を外方に90度回動し、更に第二拡大部壁9′
を90度回動すれば、壁部9,9′の縦枠が拡大部
の支柱22となつて拡大部屋根3′を支持するこ
とになる。
展開された拡大部壁9,9′は拡大部床4′に、
図示しない適宜の固着手段によつて着脱可能に固
着されて拡大部の壁となり、同様に、拡大部屋根
3′は適宜の固着手段によつて拡大部壁9,9′に
着脱可能に固着されるものである。このとき、拡
大部床4′はその先端が若干下向きに置かれてい
るから、拡大部壁9,9′はスムースに展開され
る。展開終了後水平調整ジヤツキ8で完全に水平
にする。水平調整ジヤツキ8は取付けたままとす
る。
そして、組立られた拡大部の内部に調度品や作
業用具、資材等の収納や又作業員の出入り等によ
る礎石の沈下によつて拡大部床4′に若干の歪が
生ずる場合があつても、水平調整ジヤツキ8によ
つて補正すればよい。
なお、ドア23は、拡大部を展開後に、普通一
ケ所第二拡大部壁9′間に着脱可能に取付ければ
よい。
(3) 考案の効果について 本考案の作用は以上の通りであるが次にその効
果について詳述する。
本考案においては、基軸本体Mの床4と拡大部
床4′の回動部に、係合軸13′と係合溝15を有
する係合板13とから成る係合離脱可能な係合手
段を用いたことにより、基軸本体床4と拡大部床
4′の接合端面間には何も存在せずに互いに直接
当接し、しかも、従来の蝶番に比べて、拡大部床
4′を水平に展開した状態で水平方向に若干の融
通性を有するので、拡大部床4′を基軸本体床4
に対して押しつけて、その接合端面を密着させる
ことができ、接合部において、従来の蝶番による
係合手段の如く隙間を生ずることなく密接し、床
下からの隙間風(特に冬期は冷風なので悩まされ
る。)の侵入を完全に防止することが可能となる。
更に設置後に床部に歪みが生じたとしても、回動
部に無理な力がかかることがなく、変形したり破
損することがない。
また、基軸本体の前枠部1及び後枠部1′にそ
の両先端から基軸本体支持足12を設け、且つ前
後枠部1,1′の巾内にすべての拡大部を収納可
能にしたので、運搬時或は折り畳んで仮り設置し
ておく場合でも安定性があり容易に動揺したり、
倒れたりすることがない。
更に、拡大部床4′のジヤツキ取付部7に水平
調整ジヤツキ8を取付けたことにより、拡大部壁
9,9′の回動拡大作業時には、先に展開されて
いる拡大部床4′の先端部を予め若干量だけ下向
きに設置しておくことによつて、前記拡大部壁
9,9′の拡大作業が極めてスムース且つ容易に
行え、その回動軸の損傷もなく、拡大後に水平調
整ジヤツキ8で微調整して拡大部床4′の水平度
を確保することができるので、作業性が著しく向
上するという利点がある。
しかも、設置後礎石の沈下等にもとずく歪み等
による床板の変形によつて基軸本体床4と拡大部
床4′との間に隙間が生じたり、拡大部床4′と拡
大部壁9,9′との間に隙間が生じたとしても、
拡大部床4′に取付けた水平調整ジヤツキ8によ
つて微調整をすることにより、容易にその隙間を
なくすことができ、拡大部床4′と基軸本体床4
とを一体的に密接させることができるので、前記
係合手段の効果と相まつて床下等からの隙間風に
悩まされることがない。
更に、基軸本体床4に設けた押え金14に拡大
部床4′が下方から当接してその浮き上がりが防
止され、両床4,4′の平滑度が確保される。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すもので、第1図Aは床板の
一部を切り欠いた床部平面説明図。Bは正面図。
第2図Aは基軸本体床の一部切り欠き平面説明
図。Bは基軸本体の床と拡大部床の組立前の状態
を示した斜視説明図。Cは組立した状態を示す斜
視図。Dは組立たまま90度回動した状態を示す斜
視説明図。第3図Aは基軸本体の正面説明図。B
は側面説明図。第4図Aは基軸本体の固定屋根を
取り除いて基軸本体内に、拡大部屋根、拡大部
壁、拡大部床及びドア等を収納した状態を示す平
面説明図。Bは基軸本体内に折畳んだ状態を示す
断面説明図。第5図は各拡大部の拡大状態を示す
斜視説明図。第6図は基軸本体に各拡大部等を折
畳み収納した状態を示す外観正面説明図。第7図
は本考案折畳み式ハウスの展開完成状態を示す斜
視説明図。 1……前枠部、1′……後枠部、2……右枠部、
2′……左枠部、a,b……前、後両枠部の端部、
3……基軸屋根、3′……拡大部屋根、4……基
軸本体床、4′……拡大部床、4A……基軸本体
床板、4B……拡大部床板、5……軸柱、6……
拡大部床枠、7……ジヤツキ取付部、8……水平
調整ジヤツキ、9……第一拡大部壁、9′……第
二拡大部壁、10……桟、10′……枠桟、11
……支柱、M……基軸本体、F……床厚、13…
…係合板、13′……係合軸、13″……軸板、1
4……押え金、15……係合溝、16……固定
壁、17……吊環(拡大部屋根の)、17′……吊
環(拡大部床の)、18……吊環(基軸本体の)、
19……小窓、20……礎石、21……水平調整
ジヤツキのハンドル、22……壁部の縦枠(支
柱)、23……ドア、25……小屋組鉄骨。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基軸本体と、該基軸本体に対して折畳み可能な
    拡大部とから成る折畳み式ハウスにおいて、 前記基軸本体Mを、前後枠部1,1′とその両
    端a,bから適宜の巾Hだけ内方に取付けられた
    左右枠部2,2′と、これら枠部上に張られた床
    板4Aとから構成される基軸本体床4と、 前記前後枠部1,1′上に左右枠部2,2′より
    外方に位置して立設された一対の支柱11,11
    間に設けられた固定壁16,16と、 該固定壁16,16上に設けられた基軸屋根3
    とによつて端面が開放された細長箱状に形成する
    と共に、上記前後枠部1,1′の両端a,bから
    支柱11,11の立設位置までを支持足12,1
    2とし、 前記拡大部は、上記基軸本体Mの開放端面にお
    いてそれぞれが折畳み可能であつて、最も外方個
    所で軸着された拡大部屋根3′と、その内方個所
    で軸着された拡大部床4′と、最も内方位置で軸
    着された拡大部壁9,9′とから成り、これら拡
    大部屋根3′、拡大部床4′、拡大部壁9,9′が
    展開された状態で拡大部の屋根、床、壁を構成す
    るとともに、展開された壁間にドア23を着脱自
    在に取り付け、 前記基軸本体床4の開放側縁には側方に突出す
    る押え金14が適宜間隔で設けられるとともに、 上記前後枠部1,1′には、前記左右枠部2,
    2′の取付個所に適宜高さの軸板13″が立設さ
    れ、該軸板13″の上端には係合軸13′が前後に
    向けて突設されており、更に前記軸板13″より
    も内方に位置して一対の軸柱5,5が立設されて
    いて、 一方、拡大部床4′の一端前後縁には、床面よ
    り上方に立ち上がる係合板13を設け、該係合板
    13には前記係合軸13′と離脱可能にかつ回動
    自在に係合する係合溝15を形成するとともに、
    該拡大部床4′の床枠6の適宜位置には水平調整
    ジヤツキ8を取付け、 前記拡大部床4′を上記係合手段によつて基軸
    本体床4に対して回動及び取外し自在に取付ける
    とともに、第二拡大部壁9′を回動自在に取り付
    けた第一拡大部壁9を前記軸柱5に対して水平回
    動自在に取付け、前記拡大部壁9,9′、拡大部
    床4′、拡大部屋根3′が折り畳まれたとき、前後
    枠部1,1′の両端に形成した前記支持足12,
    12内に収納可能としたことを特徴とする折畳み
    式ハウス。
JP1984158477U 1984-10-22 1984-10-22 Expired JPH0319524Y2 (ja)

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JPS61129005U JPS61129005U (ja) 1986-08-13
JPH0319524Y2 true JPH0319524Y2 (ja) 1991-04-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007234A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Kawakami Sangyo Co Ltd 組立家屋

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5111209U (ja) * 1974-07-11 1976-01-27
JPS5961638A (ja) * 1982-10-01 1984-04-07 株式会社 レンタハウス 組立家屋

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