JP2024516971A - コンベヤベルトローラを起動させるための装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
摩耗ストリップを下降及び延在させて、コンベヤベルトを選択的に下降させて、コンベヤベルトローラ組立体を作動ローラと接触させることによって、コンベヤベルトローラ組立体を起動させるための装置及び方法。摩耗ストリップを収容する摩耗ストリップモジュールは、作動ローラに対して固定された下部支持体に対して長手方向及び垂直に移動可能である、摩耗ストリップが装着される上部支持体を含む。装着ブラケットは、下部支持体及び作動ローラを固定位置及び配向で回転可能に装着する。【選択図】図14
Description
関連出願
本発明は、2021年5月11日に出願された「Apparatus and Method for Activating Conveyor Belt Rollers」と題する米国仮特許出願第63/186,976に対する優先権を主張するものであり、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、2021年5月11日に出願された「Apparatus and Method for Activating Conveyor Belt Rollers」と題する米国仮特許出願第63/186,976に対する優先権を主張するものであり、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、概して、動力駆動コンベヤに関するものであり、より具体的には、ベルトの厚さを通して延在する物品支持ローラ組立体を備えたコンベヤベルトを有するコンベヤに関するものである。物品支持ローラは、ベルト支持摩耗ストリップを下降及び延在させて、下部コンベヤベルトローラを起動組立体の起動ローラと接触させることによって、選択的に起動される。物品支持ローラ組立体は、摩耗ストリップを上昇及び後退させて、摩耗ストリップをコンベヤベルト本体と接触させてコンベヤベルト本体を起動ローラから離れて上昇させることによって、選択的に停止される。
ベルトを通して延在する物品支持ローラを備えたモジュール式プラスチックコンベヤベルトは、ソータ、シンギュレータ、及びダイバータなどの数多くのパッケージハンドリングコンベヤで使用される。ベルトローラは、搬送路上のベルトの下にある平坦な摩耗ストリップ又はローラアレイなどの軸受面によって起動される。ベルトが搬送路に沿って進むと、ベルトローラが軸受面上を転がりながら回転する。ローラの最上部にある物品は、ベルトの進行方向に平行、垂直、又は斜めであり得るローラの回転軸に垂直な方向に、送給ベルトに沿って押される。
いくつかの用途では、ベルトローラを選択的に起動及び停止させることが望ましい。これは、従来、軸受面に上昇及び下降などの移動を行わせてベルトローラと接触及び接触解除させることによって行われる。しかし、移動させなければならない軸受面は、重くなり得るか、又は扱い難くなり得、移動させるためには、重いモータ又は複雑なフレームワークが必要であり得る。
これらの欠点は、本発明の特徴を具現化するコンベヤによって克服される。1つのバージョンにおいて、コンベヤは、ベルトの進行方向に長手方向に前進するコンベヤベルトを備える。コンベヤは、長手方向列及び横方向行に配置された物品支持ローラ組立体を有する。ローラ組立体は、搬送されている物品に接触させるための頂部ローラと、頂部ローラを起動させて物品をコンベヤベルトから選択的に進路変更させるための、コンベヤベルトの底部から延在する底部ローラと、を含む。コンベヤは、底部ローラを選択的に起動させるための、所定の位置に固定された自由に回転する作動ローラを備える起動組立体と、作動ローラからコンベヤベルトを引き離してローラ組立体を停止させるための上昇可能及び後退可能な摩耗ストリップと、を含む。
一態様によれば、コンベヤは、ベルトの進行方向に長手方向に前進し、長手方向列及び横方向行に配置された複数の物品支持ローラ組立体を有するコンベヤベルトであって、各ローラ組立体が、コンベヤベルトの頂面の上方に突出する上部ローラと、コンベヤベルトの底面の下方に突出する、上部ローラを作動させるための底部ローラと、を備える、コンベヤベルトと、物品支持ローラ組立体の列から横方向にオフセットされて、コンベヤベルトの下方にベルトの進行方向に延在する、長手方向に延在する摩耗ストリップと、コンベヤベルトの下方の固定レベルに、及び摩耗ストリップの間に配設されて、ローラ組立体の列と整列される、長手方向に延在する作動ローラと、摩耗ストリップを垂直及び長手方向に移動させてコンベヤベルトと支持接触及び支持接触解除させて、コンベヤベルトを選択的に上昇させて作動ローラと接触解除させるための手段と、を含む。
別の態様によれば、一組の摩耗ストリップを選択的に上昇及び後退させるための摩耗ストリップモジュールは、下部フレームであって、頂壁によって接続された一対の下部側壁を備え、下部側壁が、上縁部のランプ部を含む下部フレームと、下部側壁の間に収容されたアクチュエータと、上部フレームであって、底壁によって接続された一対の上部側壁を備え、上部側壁が、底壁の下方に突出する下方角度付き縁部を含み、上部フレームが、アクチュエータに接続される、上部フレームと、上部側壁の頂縁部に結合された長手方向に延在する摩耗ストリップと、ランプ部に結合された第1組の低摩擦インサートと、下方角度付き縁部に結合された第2組の低摩擦インサートと、を備える。下部フレームに対する上部フレームの長手方向移動が、下部フレームに対する上部フレームの垂直移動をもたらすように、第2組の低摩擦インサートは、第1組の低摩擦インサートに載置される。
別の態様によれば、ベルトの厚さを通して延在する物品支持ローラ組立体の行及び列を有する前進コンベヤベルトを動作させるための方法が提供される。本方法は、摩耗ストリップを上昇及び後退させて物品支持ローラ組立体の列の間でコンベヤベルトの一部分と接触させて、コンベヤベルトを引いて上昇させて、装着ブラケットの間に装着された作動ローラと接触解除させることによって、物品支持ローラ組立体を停止させるステップと、装着ブラケットに対して摩耗ストリップを下降及び延在させることによって、物品支持ローラ組立体を起動させ、それにより、物品支持ローラ組立体を作動ローラに接触させるステップと、を含む。
本発明のこれらの態様及び特徴、並びにその利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、及び添付図面を参照することによってより良好に理解される。
本発明の特徴を具現化するコンベヤの一部分を図1~図2に示す。この一部分は、コンベヤベルト12によって輸送される物品を選択的に進路変更させるためにコンベヤフレーム(図示せず)に取り付けられた、進路変更領域内の起動組立体10を備える。コンベヤ10は、ベルトの進行方向14に延びる上部搬送路に沿ってコンベヤベルト12の最上部で物品を輸送する。例示的なコンベヤベルト12は、無限ループを形成するヒンジ接続されたモジュールを備えるIntralox(登録商標)DARB(商標)S4500モジュラープラスチックコンベヤベルトである。示されるベルトは、横方向行及び長手方向列に配置された物品支持ローラ組立体を含む。各ローラ組立体は、コンベヤベルトモジュールの頂面の上方に突出する頂部ローラ17と、コンベヤベルトモジュールの底面を越えて突出して、頂部ローラ17と摩擦接触するか、又は別様に協働する底部ローラ18と、を含む。当技術分野で知られているように、底部ローラ18が回転すると、頂部ローラ17の逆回転を誘導する。例示的なローラ17、18はどちらも、ベルトの進行方向14によって与えられるベルトの長手方向に対して斜めの軸の周りに回転するが、本発明は、そのように限定されない。起動組立体10は、底部ローラ18に選択的に接触して回転を誘導する軸受面を形成して、頂部ローラ17を逆回転させて製品をベルト12から進路変更させる。頂部ローラ17及び底部ローラ18のいずれか又は両方は、より良好な摩擦接触のために、外側の高摩擦トレッド又はコーティングを有することができる。
起動組立体10は、例示された部分のコンベヤベルト12の搬送路を支持する。起動組立体は、コンベヤの幅に跨る一連の作動ローラ28を含み、各作動ローラ28は、第1の端部から起動組立体10の第2の端部までベルトの進行方向14に長手方向に延在する。作動ローラ28は、組立体10の各端部において装着ブラケット22、24の間に回転可能に装着され、適切な配向で適切な位置に固定される。各作動ローラ28は、一連の頂部ローラ17及び底部ローラ18を備えるコンベヤベルトローラ組立体のラインの下方に存在する。起動組立体10は、作動ローラから接触解除された停止位置でコンベヤベルトを選択的に支持するための、一連の選択的に上昇可能及び後退可能な摩耗ストリップ30を更に含む。摩耗ストリップ30は、コンベヤベルト12内の物品支持ローラ組立体の列から横方向にオフセットされる。
摩耗ストリップ30の位置に基づいて、起動組立体領域10では、コンベヤベルト12は、作動ローラ28の外周又は摩耗ストリップ30のいずれかに支持される。図2に示されるように、摩耗ストリップ30が、前部装着ブラケット22を越えて前方に延在して、作動ローラ28の下方に下降すると、コンベヤベルトが作動ローラ28に支持される。この起動位置では、ベルトの底面を越えて延在する下方ローラ18の突出部分が、作動ローラ28の外周に接触する。ベルトの進行方向14におけるベルトの前方運動は、下部ベルトローラ18及び作動ローラ28を互いに対して回転させ、その結果、上部ベルトローラ17を下部ベルトローラ18に対して回転させ、上部ベルトローラ17によって支持された製品をコンベヤベルトから進路変更させる。
以下に説明するように、摩耗ストリップ30が長手方向に後退して、作動ローラ28の上方に上昇すると、ベルト12は、摩耗ストリップ30に乗って、作動ローラ28と接触解除される。
摩耗ストリップ30は、摩耗ストリップ30を垂直方向及び長手方向に選択的に移動させるように構成された一連の摩耗ストリップモジュール内に収容される。例示的な実施形態では、一連の3つの摩耗ストリップモジュールは、起動組立体10の幅に跨り、各摩耗ストリップモジュールは、静止下部支持体に移動可能に装着された上部支持体上に2つの摩耗ストリップ30を備える。
図3を参照すると、各装着ブラケット22、24は、コンベヤの幅に跨り得る、起動組立体10の幅に跨るプレートを備える。プレートは、作動ローラ28を回転可能に装着するためのローラ開口部128と、以下に説明する摩耗ストリップ支持体を装着するための、ローラ開口部128の下方の、スロット130として示される摩耗ストリップ支持開口部と、を含む。摩耗ストリップ支持開口部の下方で、装着ブラケットは、摩耗ストリップ支持体を装着ブラケット22又は24に締結するための摩耗ストリップ支持体締結具開口部129を更に含む。上縁部の凹部132は、摩耗ストリップ30のための隙間を提供する。
装着ブラケット22、24は、プレートに垂直に内向きに延在し、組立体10をコンベヤフレームに装着するための装着開口部127を含む、装着タブ126を更に含む。装着開口部127の間のピン孔125は、装着開口部127を通して締結具を挿入する前に、起動組立体10をコンベヤフレームに整列させて位置付けるために使用することができる。
必要に応じて、プレートの装着タブ126と底縁部との間に延在する底壁131内には、コンベヤ内部の空気ライン又は他の配線を結び付けるためのタイダウン孔が含まれ得る。底壁131はまた、コンベヤフレーム内の起動組立体10の位置付けを容易にする。
リフティング点150は、ストラップ又はリギングを持ち上げて、起動組立体10のコンベヤフレーム内への挿入又はそこからの取り外しを容易にするための取り付け場所を提供する。
各起動組立体10は、一連の摩耗ストリップモジュールを含み、各摩耗ストリップモジュールは、ベルトの進行方向に長手方向に延在する2つの上昇可能及び後退可能な摩耗ストリップ30を含む。以下に説明するように、摩耗ストリップ30は、作動ローラ28の対の間に位置付けられ、物品支持ローラ組立体の列から横方向にオフセットされる。
図4に示されるように、各起動組立体10は、コンベヤフレーム100内へ予め組み立てて、下降させることができ、1つ以上の起動組立体10が各コンベヤフレーム100で使用されて、構成可能な起動領域を形成する。ブラケット22、24の例示的な持ち上げ点150は、持ち上げストラップ158を使用して起動組立体の挿入を容易にするために使用されるが、起動組立体10を挿入するための他の好適な手段が使用され得る。組立体をフレーム100内の適切な位置へと下降させた後に、ピンは、ピン孔125に挿入されて、組立体を適所で係止し得、次いで、締結具開口部127を通して挿入された締結具が、起動組立体10をコンベヤフレーム100に取り付ける。
図5及び図6を参照すると、コンベヤベルトを選択的に案内するための各摩耗ストリップモジュール40は、アクチュエータ44を収容する下部フレーム42と、一対の長手方向に延在する摩耗ストリップ30を含む上部フレーム46と、を備える。摩耗ストリップ30は、摩耗ストリップモジュール40の各上部側縁部に沿って延在し、モジュール40の幅Wによって分離される。上部フレーム46は、下部フレーム42上に移動可能に装着され、下部フレーム42に対して長手方向及び垂直に並進移動することができる。
図7に示されるように、アクチュエータ44は、下部フレームの頂壁を接続プレート142に接続する締結具141を使用して、下部フレーム42の側壁の間に装着される。接続プレート142は、アクチュエータ44のためのアダプタブロック144に取り付けられたクレビス143に結合する。アクチュエータの往復運動ロッド143は、スイベルアイロッド146又は他の好適なコネクタに結合して、上部フレーム46に接続する接続プレート147にアクチュエータ44を接続して、ロッド143を延在及び後退させたときに、下部フレーム42に対する上部フレーム46の垂直移動及び長手方向移動の両方を可能にする。図7では、アクチュエータは、延在位置にあり、これは、摩耗ストリップ30を作動ローラ28の下方に下降させて、起動組立体の前部ブラケット22の前部を越えて延在させる。
図8及び図9を参照すると、例示的な上部フレーム46は、摩耗ストリップを装着するための、一対の離間された長手方向に延在する側壁151を備え、摩耗ストリップは、側壁151の頂縁部上にプレス嵌めされ得るか、又は別様に装着され得る。第1の端部において、側壁は、前縁部153を越えて延在する突出部152を有する。より小さい突出部156は、後縁部157を越えて延在する。底壁154は、前縁部153から後縁部157まで側壁151の間に延在し、当該側壁を接続する。底壁154は、アクチュエータ44を上部フレーム46に取り付けるための締結具141を受容するための開口部を含む。前縁部及び後縁部に向かって、側壁151は、下方角度付き縁部161において終端する底縁部に突出部160を含む。下方角度付き縁部161は、側壁151の底縁部の下方に延在する。
図10及び図11を参照すると、摩耗ストリップモジュール40の下部フレーム42は、頂壁174によって接続された、離間された長手方向に延在する側壁171を備える。一対の延在部172は、頂壁174の前縁部及び後縁部から延在する。延在部172は、装着ブラケット22、24のスロット130内で受容されて、摩耗ストリップモジュール40を装着ブラケット22、24に装着するように構成されている。延在部172の下方の収束フランジ176は、開口部129を介して下部フレーム42を装着ブラケット22、24に装着するための開口部を含む。締結具開口部177は、アクチュエータ44を下部フレーム42に装着するための締結具141を受容する。頂壁174は、アクチュエータ44にアクセスするための、及び細片が通って落ちることを可能にするための切り欠きを更に含む。
下部フレーム42は、下部フレームの前縁部及び後縁部の近くの側壁171の上縁部のランプ部181を更に含む。ランプ部181は、上部フレーム46の角度付き縁部161と相補的である。例示的な実施形態では、ランプ部181の頂部後端部181aは、頂壁174の上方に突出する。
図12及び図13を参照すると、ランプ部181及び角度付き縁部161は、ブラケット22、24に対する作動ローラ28の位置をずれさせずに、下部フレーム42に対する上部フレーム46及び摩耗ストリップ30の垂直移動及び長手方向移動を容易にする。上部スライド185及び下部スライド186として示される低摩擦インサートは、上部スライド185が下部スライド186に載置されるように角度付き縁部161及びランプ部181に取り付けられる。例示的な実施形態では、スライド185、186は、互いに対して平坦に載置される平坦な外面を含む。アクチュエータ44が上部フレーム46を長手方向に移動させると、スライド185、186の間の干渉が、上部フレーム46及び摩耗ストリップ30の垂直移動及び長手方向移動に変換される。
例示的な上部フレームスライド185は、経時的な摩耗に抵抗しながら、上部フレーム46を上下及び前後に案内する。上部フレームスライド185は、上部フレーム46の角度付き縁部161を受容するための長手方向溝と、構成要素の互いに対する横方向移動を防止するための内側リップ187と、を有する。下部スライド186は、ランプ部181を受容するための長手方向溝を含む。例示的なスライドは、定位置にプレス嵌めされるが、本発明はそのように限定されない。
摩耗ストリップモジュール40は、アクチュエータ44の運動による下部フレーム42に対する上部フレーム46及び摩耗ストリップ30の垂直移動及び長手方向移動をもたらすための例示的なスライドに限定されない。例えば、別の実施形態では、上部フレーム46は、下部フレームの側縁部のランプ部の上を転がって上部フレーム46及び摩耗ストリップ30の垂直移動及び長手方向移動をもたらすように構成された軸受などのローラを側壁151の底縁部に含むことができる。
図14及び図15は、アクチュエータ44が後退した停止位置にある、起動組立体10の供給端部を示す。この位置では、アクチュエータの後退したロッドは、接続された上部フレーム46をベルトの進行方向に長手方向に引き戻す。この方向に引っ張られると、スライド185、186の間の干渉はまた、上部フレーム46を上方に押して、摩耗ストリップ30を方向Rに上昇及び後退させる。上昇及び後退させた摩耗ストリップ30は、コンベヤベルト12の底面に接触し、底部ローラ18を起動ローラ28の上方に緩やかに引っ張って接触解除する。この位置では、コンベヤベルトローラ17、18が停止され、製品はベルトの進行方向14に進む。
図16及び図17に示されるように、製品をコンベヤベルト12から進路変更させるために、摩耗ストリップ30が起動組立体10の前部を越えて前方へ下降及び延在され、下部コンベヤベルトローラ18が起動ローラ28と接触され得る。摩耗ストリップ30を下降及び延在させるために、アクチュエータ44は、ロッド143を延在させて、接続された上部フレーム46を前方に押す。スライド185、186の間の干渉はまた、上部フレーム46を垂直に降下させ、それにより、摩耗ストリップ30が方向Lに移動する。摩耗ストリップ30を降下及び延在させることは、コンベヤベルト12を緩やかに下降させ、下部ベルトローラ18を起動ローラ28と接触させる。コンベヤベルト12がベルトの進行方向14に移動し続けると、下部ベルトローラ18と起動ローラ28との接触が、それらを互いに対して逆回転させる。次に、上部ベルトローラ17が下部ベルトローラ18に対して逆回転し、製品をコンベヤベルト12から方向Pに進路変更させる。
摩耗ストリップ30が垂直方向及び長手方向の両方に移動することは、摩耗ストリップ30と起動ローラ28との間のコンベヤベルト12の接触点の移送を容易にする。加えて、起動ローラ28は、自由回転中に適所に堅固にとどまり、当該起動ローラ自体を上昇及び/又は下降させる必要はなく、ノイズ及び複雑さが低減される。例示的な起動組立体10は、コンベヤベルトを起動位置と停止位置との間で移動させたときの滑り接触を低減又は防止する。
本発明をいくつかの好ましい変形例を参照しながら説明してきたが、他の変形例が可能である。例えば、ベルトローラとともに使用されるローラ作動軸受面は、ベルトの進行方向に対して斜めの軸の周りに回転するように配置された作動ローラ又はベルトローラではなく、平坦面とすることができる。別の例として、ベルトローラは、太いアクスルの周りに回転するローラではなく、平坦な軸受面上を転がる無指向性ローラーボールとすることができる。これらのいくつかの例が示唆するように、特許請求の範囲の範囲は、一例として説明される好ましい変形例に限定されることを意味するものではない。
Claims (20)
- コンベヤであって、
ベルトの進行方向に長手方向に前進し、長手方向列及び横方向行に配置された複数の物品支持ローラ組立体を有するコンベヤベルトであって、各ローラ組立体が、前記コンベヤベルトの頂面の上方に突出する上部ローラと、前記コンベヤベルトの底面の下方に突出する、前記上部ローラを作動させるための底部ローラと、を備える、コンベヤベルトと、
物品支持ローラ組立体の前記列から横方向にオフセットされて、前記コンベヤベルトの下方に前記ベルトの進行方向に延在する、長手方向に延在する摩耗ストリップと、
前記コンベヤベルトの下方の固定レベルに、及び前記摩耗ストリップの間に配設されて、ローラ組立体の前記列と整列される、長手方向に延在する作動ローラと、
前記摩耗ストリップを垂直及び長手方向に移動させて前記コンベヤベルトと支持接触及び支持接触解除させて、前記コンベヤベルトを選択的に上昇させて前記作動ローラと接触解除させるための手段と、を備える、コンベヤ。 - 前記摩耗ストリップが、側壁を有する上部フレームを備える摩耗ストリップモジュールに装着され、前記摩耗ストリップが、前記側壁の上縁部に装着される、請求項1に記載のコンベヤ。
- 前記摩耗ストリップモジュールが、前記上部フレームを下部フレームに対して垂直及び長手方向に移動させるアクチュエータを収容する前記下部フレームを更に備える、請求項2に記載のコンベヤ。
- 前記長手方向に延在する作動ローラを装着するための装着ブラケットを更に備え、前記下部フレームが、前記装着ブラケットに固定される、請求項3に記載のコンベヤ。
- 前記上部フレームが、下方角度付き縁部において終端する前記側壁の底縁部に突出部を含む、請求項4に記載のコンベヤ。
- 前記下方角度付き縁部が、前記側壁の前記底縁部の下方に延在する、請求項5に記載のコンベヤ。
- 前記下部フレームが、前記下方角度付き縁部と相補的である上縁部のランプ部を有する側壁を備える、請求項6に記載のコンベヤ。
- 第1組の低摩擦インサートが第2組の低摩擦インサートの上を摺動するように、前記下方角度付き縁部に結合された前記第1組の低摩擦インサートと、前記ランプ部に結合された前記第2組の低摩擦インサートと、を更に備える、請求項7に記載のコンベヤ。
- 前記第1組の前記低摩擦インサートが、前記下部フレームに対する前記上部フレームの横方向移動を防止するために内側リップを含む、請求項8に記載のコンベヤ。
- 一組の摩耗ストリップを選択的に上昇及び後退させるための摩耗ストリップモジュールであって、
下部フレームであって、頂壁によって接続された一対の下部側壁を備え、前記下部側壁が、上縁部のランプ部を含む下部フレームと、
前記下部側壁の間に収容されたアクチュエータと、
上部フレームであって、底壁によって接続された一対の上部側壁を備え、前記上部側壁が、前記底壁の下方に突出する下方角度付き縁部を含み、前記上部フレームが、前記アクチュエータに接続される、上部フレームと、
前記上部側壁の頂縁部に結合された長手方向に延在する摩耗ストリップと、
前記ランプ部に結合された第1組の低摩擦インサートと、
前記下方角度付き縁部に結合された第2組の低摩擦インサートと、を備え、前記下部フレームに対する前記上部フレームの長手方向移動が、前記下部フレームに対する前記上部フレームの垂直移動をもたらすように、前記第2組の低摩擦インサートが、前記第1組の低摩擦インサートに載置される、摩耗ストリップモジュール。 - 前記ランプ部が、前記下部フレームの前記頂壁の上方に延在する、請求項10に記載の摩耗ストリップモジュール。
- 前記第2組の低摩擦インサートが、前記下部フレームに対する前記上部フレームの横方向移動を防止するために内側リップを含む、請求項10に記載の摩耗ストリップモジュール。
- 前記下部フレームが、前記摩耗ストリップモジュールを装着ブラケットに装着するための装着手段を含む、請求項10に記載の摩耗ストリップモジュール。
- 前記下部フレームが、前記装着ブラケットのスロットで受容されるように構成された延在部を含む、請求項13に記載の摩耗ストリップモジュール。
- 前記アクチュエータを前記上部フレームに接続するための接続プレートを更に備える、請求項10に記載の摩耗ストリップモジュール。
- 前進コンベヤベルトの厚さを通して延在する物品支持ローラ組立体の行及び列を有する前記ベルトを動作させるための方法であって、前記方法が、
摩耗ストリップを上昇及び後退させて物品支持ローラ組立体の前記列の間で前記コンベヤベルトの一部分と接触させて、前記コンベヤベルトを引いて上昇させて、装着ブラケットの間に装着された作動ローラと接触解除させることによって、前記物品支持ローラ組立体を停止させるステップと、
前記装着ブラケットに対して前記摩耗ストリップを下降及び延在させることによって、前記物品支持ローラ組立体を起動させ、それにより、前記物品支持ローラ組立体を前記作動ローラに接触させるステップと、を含む、方法。 - 前記物品支持ローラ組立体を停止させる前記ステップが、前記摩耗ストリップを支持する上部フレームを、アクチュエータを収容する下部フレームに対して移動させることを含む、請求項16に記載の方法。
- 前記上部フレームが、前記摩耗ストリップを支持するための一対の上部側壁と、前記上部側壁に接続する底壁と、前記底壁の下方に突出する下方角度付き縁部と、を備える、請求項17に記載の方法。
- 前記下部フレームが、頂壁によって接続された一対の下部側壁を備え、前記下部側壁が、前記上部フレームの前記下方角度付き縁部に当接するように構成された上縁部のランプ部を含む、請求項18に記載の方法。
- 前記下部フレームが、前記ランプ部に結合された第1組の低摩擦インサートを備え、前記下部フレームに対する前記上部フレームの長手方向移動が、前記下部フレームに対する前記上部フレームの垂直移動をもたらすように、前記下方角度付き縁部が、前記第1組の低摩擦インサートに載置される第2組の低摩擦インサートを含む、請求項19に記載の方法。
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