JP2024505616A - 常時発現用新規プロモーター変異体およびその用途 - Google Patents

常時発現用新規プロモーター変異体およびその用途 Download PDF

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Abstract

Figure 2024505616000001
本発明は、大腸菌(Escherichia coli)のgapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子プロモーターの一部ヌクレオチドが欠失された新規プロモーター変異体を提供する。本発明による新規プロモーター変異体は、目的タンパク質、特に酵素を大腸菌で常時的に高発現させることができる。よって、本発明による新規プロモーター変異体を含む発現ベクターで形質転換させた組換え菌株を利用すると、目的タンパク質、特に酵素を経済的に大量生産することができる。一例として、本発明による新規プロモーター変異体を含む発現ベクターで形質転換させた組換え菌株を利用すると、アルロースエピマー化酵素を経済的に大量生産するか、果糖からアルロースを経済的に大量生産することができる。

Description

本発明は、新規プロモーター変異体などに関し、さらに詳細には、目的タンパク質を常時的に高発現させることができる新規プロモーター変異体およびその多様な用途に関する。
分子生物学が発展するとともに遺伝子の発現を調節する様々な機序が明らかになってきた。遺伝子の発現とは、細胞内で起きる転写(transcription)および翻訳(translation)を通じて遺伝子に入力されているコードに従ってタンパク質を合成する一連の過程を言う。特に、転写過程は、遺伝子発現の初期ステップであって、RNA重合酵素が多くの補助因子の助けで遺伝子の上位に存在するプロモーター(promoter)配列に結合することによって開始され、転写因子(TF、transcription factor)は、このような補助因子のうち一つであって、プロモーター配列に直接結合をすることと知られている。特に、原核生物で遺伝子発現の調節は、主に転写ステップで起きるので、引き続き新たな転写因子およびプロモーターが研究者らによって明らかにされている。
産業的に酵素などのような外来タンパク質を生産するために、主に外来タンパク質遺伝子を含むpETタイプの発現ベクターで大腸菌などのような原核生物を形質転換させて製作した形質転換体を発現システムとして使用する。pETタイプの発現ベクターで形質転換された原核生物発現システムは、一般的にIPTG(isopropyl-β-D-thiogalactopyranoside)などのような高価の発現誘導体(inducer)が必要であり、誘導体濃度や設備、発現誘導時間などを細密に調節しなければならない短所がある。
一方、果糖をアルロース(またはサイコース)に転換する活性を有したサイコースエピマー化酵素(またはアルロースエピマー化酵素)を大量生産するために、GRAS(Generally Recognized As Safe)菌株であるコリネバクテリウム属菌株を宿主細胞として使用する発現システムが提示されている。コリネバクテリウム属菌株基盤のサイコースエピマー化酵素(またはアルロースエピマー化酵素)発現システムと関連して、韓国登録特許第10-1656063号には、サイコースエピマー化酵素を暗号化するヌクレオチド配列、およびその上流(upstream)に作動可能であるように連結され、コリネバクテリウム属菌株で前記サイコースエピマー化酵素の発現を調節する調節配列を含む遺伝子発現カセットが開示されており、前記調節配列は、転写プロモーター、第1のリボソーム結合領域(ribosome binding region、RBS)配列および第1のスペース配列、リンカー配列および第2のRBS配列などで構成されている。また、韓国登録特許第10-1695830号には、サイコースエピマー化酵素を暗号化する核酸配列と、その上流(upstream)に作動可能であるように連結され、コリネバクテリウム属菌株で前記サイコースエピマー化酵素の発現を調節する調節配列を含む遺伝子発現カセットが開示されており、前記調節配列は、大腸菌(E.coli)由来転写プロモーター(transcription promoter)を含む。しかし、コリネバクテリウム基盤のサイコースエピマー化酵素(またはアルロースエピマー化酵素)発現システムは、使用できるプロモーターの発現水準が低く選択の幅が小さくて、酵素大量発現システムには適合していない。
よって、サイコースエピマー化酵素(またはアルロースエピマー化酵素)の大量生産またはサイコースエピマー化酵素(またはアルロースエピマー化酵素)を利用した果糖からアルロースの大量生産のために大腸菌宿主細胞の一般的な培養条件で成長阻害なしに外来タンパク質を安定的且つ高い水準で発現することができる常時発現プロモーターおよびこれを含む常時発現システムの開発が要求される。
本発明は、従来の技術的背景下で導き出されたものであって、本発明の目的は、目的タンパク質を常時的に高発現させることができる新規プロモーター変異体を提供することにある。また、本発明の目的は、前記新規プロモーター変異体の多様な用途を提供することにある。
本発明の発明者らは、大腸菌(Escherichia coli)のgapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子を発現するためのプロモーターであるgapA遺伝子プロモーターをアルロースエピマー化酵素をコードするポリヌクレオチドと作動可能に連結して組換え発現ベクターを製作し、これを大腸菌に導入して形質転換させた。このとき、gapAプロモーターまたはアルロースエピマー化酵素遺伝子配列に無作為的変異が発生して、本発明の発明者らは、導入した組換え発現ベクターと他の多様な組換え発現ベクターで形質転換された組換え大腸菌を確保した。前記無作為的変異を通じて確保した組換え発現ベクターのうちアルロースエピマー化酵素遺伝子配列には変異が発生せず、gapA遺伝子プロモーターにのみ変異が発生した組換え発現ベクターで形質転換された組換え大腸菌のアルロースエピマー化酵素発現活性を比較した結果、gapA遺伝子プロモーターの塩基配列のうち130番目ヌクレオチドであるアデニン(A)が欠失されたプロモーター変異体がアルロースエピマー化酵素を常時的に高発現させることができるという点を確認して、本発明を完成した。
前記目的を達成するために、本発明の一例は、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体を提供する。また、本発明の一例は、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体を含む組換えベクターを提供する。また、本発明の一例は、目的タンパク質をコードするポリヌクレオチドおよびこれと作動可能に連結され、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体を含む発現ベクターを提供する。また、本発明の一例は、前記発現ベクターで形質転換された組換え菌株を提供する。また、本発明の一例は、前記組換え菌株を利用して目的タンパク質を生産する方法を提供する。また、本発明の好ましい一例は、基質含有溶液に前記組換え菌株を添加して酵素転換反応を進行させるステップを含む基質から酵素転換反応生成物を製造する方法を提供する。
本発明による新規プロモーター変異体は、目的タンパク質、特に酵素を大腸菌で常時的に高発現させることができる。よって、本発明による新規プロモーター変異体を含む発現ベクターで形質転換させた組換え菌株を利用すると、目的タンパク質、特に酵素を経済的に大量生産することができる。一例として、本発明による新規プロモーター変異体を含む発現ベクターで形質転換させた組換え菌株を利用すると、アルロースエピマー化酵素を経済的に大量生産するか、果糖からアルロースを経済的に大量生産することができる。
本発明の実施例において製造した組換え発現ベクターpPgapAm1-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]の開列地図である。 発明の実施例において製造した組換え発現ベクターpPgapAm2-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]の開列地図である。 本発明の実施例において製造した組換え発現ベクターpPblma-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]の開列地図である。 本発明の実施例において製作した組換え大腸菌を利用して果糖のアルロースへの転換反応を進行するとき反応時間による転換率を示したものである。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明において使用される用語である「プロモーター」は、転写対象である目的ヌクレオチド配列に作動可能に連結されて前記目的ヌクレオチド配列の転写を調節する最小の核酸配列を意味する。また、前記プロモーターには、細胞類型特異的または外部の信号あるいは製剤によって誘導される調節可能なプロモーター依存的遺伝子を発現するようにするのに十分なプロモーター構成が含まれることができ、このような構成は、遺伝子の5’または3’部分に位置することができる。前記プロモーターには、保存的プロモーターおよび誘導的プロモーター両方とも含まれる。プロモーター配列は、原核生物、真核生物またはウイルスから由来することができる。原核生物におけるプロモーターは、普通RNA重合酵素が結合する転写開始地点(Transcription Start Site)すぐ近くの結合部位と正義される。
本発明において使用される用語である「プロモーター変異体」は、基本プロモーターの核酸配列のうち一部ヌクレオチドが欠失、付加または置換されて基本プロモーターと異なるか、向上した目的タンパク質発現活性を有するプロモーターと正義される。
本発明において使用される用語である「相同性」は、天然型(wild type)または同一活性を有する変異体の核酸配列との同一性を示すものであって、相同性の比較は、肉眼または購入が容易な比較プログラムを利用して2個以上の配列間の相同性を百分率(%)で計算することができる。
本発明において使用される用語である「目的タンパク質」は、外来タンパク質であって、前記タンパク質を発現する形質転換された菌株(または宿主細胞)では正常には存在できないタンパク質を意味する。
本発明において使用される用語である「ポリヌクレオチド」は、非変形(non-modified)または変形された(modified)すべてのポリリボヌクレオチド(RNA)またはポリデオキシリボヌクレオチド(DNA)を意味する。前記ポリヌクレオチドは、単一-または二重-鎖DNA、単一-および二重-鎖領域の混合物であるDNA、単一-および二重-鎖RNA、単一-および二重-鎖領域の混合物であるRNAまたはこれらのハイブリッド分子を含むが、これに制限されるものではない。
本発明において使用される用語である「作動可能に連結された(operably linked)」は、プロモーター配列と目的とするタンパク質をコードするヌクレオチド配列が機能的に連結されてプロモーターが目的タンパク質の発現を調節することができる状態と正義される。例えば、プロモーターがコード配列の発現を制御することができる場合(すなわち、コード配列がプロモーターの転写調節下にある場合)、プロモーターはコード配列と連結されて作動するか、リボソーム結合部位が翻訳を促進させることができるように位置していれば、リボソーム結合部位はコード配列に連結されて作動するものである。コード配列は、センス方向またはアンチセンス方向で調節配列に連結されて作動されることができる。
本発明において使用される用語である「組換えベクター」は、プロモーター変異体または目的遺伝子を制限酵素を利用して切り取り、これをベクターに挿入して製作した組換えDNAと正義される。
本発明において使用される用語である「クローニングベクター」は、宿主細胞内にDNA断片を運搬し、これを再生産することができる物質と正義される。前記クローニングベクターは、ポリアデニル化シグナル(polyadenylation signal)、転写終決配列(transcription termination sequence)および多重クローニング位置(multiple cloning site)を含んでよい。前記多重クローニング位置(multiple cloning site)は少なくとも一つのエンドヌクレアーゼ(endonuclease)制限酵素切断位置(restriction site)を含む。また、クローニングベクターは、プロモーターをさらに含んでよい。また、クローニングベクター内で目的タンパク質をコードするポリヌクレオチドは、ポリアデニル化シグナル(polyadenylation signal)および転写終決配列(transcription termination sequence)の上流(upstream)に位置することができる。
本発明において使用される用語である「発現ベクター」は、適切な宿主内でクローニングされたDNAの転写と翻訳のために必要なDNA配列と正義され、具体的に個体の細胞内に存在する場合、挿入物が発現されるように挿入物に作動可能に連結された必須な調節要素を含む遺伝子作製物を意味する。発現ベクターは、標準的な組換えDNA技術を利用して製造および精製されることができる。前記発現ベクターの種類は、原核細胞および真核細胞の各種宿主細胞で所望する遺伝子を発現して、所望するタンパク質を生産する機能をする限り特に限定されない。発現ベクターは、少なくとも、プロモーター、開始コドン、所望するタンパク質をコードする遺伝子および終止コドンターミネーターを含む。また、発現ベクターは、その外にシグナルペプチドをコードするDNA、追加的発現調節配列、所望する遺伝子の5’側および3’側の非翻訳領域、選択マーカー領域、または複製可能単位などを適切に含んでもよい。前記選択マーカー領域は、目的とするベクターを選別するための抗生物質の選択マーカー遺伝子であってよい。
本発明において使用される用語である「組換え菌株」は、一つ以上の目的タンパク質をコードするポリヌクレオチドまたはこれを有する発現ベクターが宿主細胞に導入されて形質転換された細胞を意味する。前記発現ベクターを宿主細胞に導入して形質転換体を製造するための方法としては、一時的な形質感染(transient transfection)、微細注射、形質導入(transduction)、細胞融合、カルシウムホスフェート沈澱法、リポソーム媒介された形質感染(liposemmediated transfection)、DEAEデキストラン-媒介された形質感染(DEAE Dextran-mediated transfection)、ポリブレン-媒介された形質感染(polybrene-mediated transfection)、電気穿孔法(electroporation)、電気注入法(electroinjection)、PEGなどの化学的処理方法、遺伝子銃(gene gun)などを利用する方法、熱衝撃(heat shock)方法などがあるが、これに限定されるものではない。
本発明において使用される用語である「基質」は、酵素の作用により他の化合物に転換されるか、転換されるようになっている任意の物質または化合物を指称する。前記用語は、単一化合物だけでなく、溶剤、混合物および最小限一つの基質を含む他の材料のような化合物の組み合わせおよびその誘導体を包括する。
本発明の一側面は、目的タンパク質を常時的に高発現させることができる新規プロモーター変異体に関する。本発明の一例による新規プロモーター変異体は、配列番号9の塩基配列で構成される。本発明の一例による新規プロモーター変異体は、配列番号1の塩基配列で構成された大腸菌(Escherichia coli)由来gapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子プロモーターが変異されたものであって、具体的に配列番号1の塩基配列のうち130番目ヌクレオチドであるアデニンが欠失されたものである。前記配列番号1の塩基配列のうち130番目のヌクレオチドであるアデニンは、リボソーム結合部位(Ribosome-Binding Site、RBS)に該当する。本発明の一例による新規プロモーター変異体を含む発現システムは、大腸菌で目的タンパク質を常時的に高発現させることができる。よって、本発明の一例による新規プロモーター変異体は、常時発現用プロモーターとして使用されることができる。本発明の一例による新規プロモーター変異体は、配列番号9の塩基配列で構成されるが、本発明の一例による新規プロモーター変異体の均等範囲が必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、本発明の一例による新規プロモーター変異体の均等範囲は、目的タンパク質を常時的に高発現させる機能が維持される範囲内で配列番号9の塩基配列のうち一部ヌクレオチドが置換、挿入および/または欠失されたプロモーターを含む。また、本発明の一例による新規プロモーター変異体の均等範囲は、配列番号9の塩基配列に対して実質的同一性を有する配列を含む。前記の実質的な同一性は、配列番号9の塩基配列と任意の他の配列を最大限に対応されるように整列し、その配列を分析して、前記任意の他の配列が配列番号9の塩基配列と70%以上、90%以上、または98%以上の配列相同性を有することを意味する。当該分野における通常の知識を有する技術者は、当該分野に公知になっている遺伝子組換え技術などを利用して前記新規プロモーター変異体の塩基配列のうち一つまたはそれ以上の塩基を置換、付加または欠失させることで実質的相同性を有する範囲で同一または類似した活性を有するポリヌクレオチドを製造することができることを容易に理解することができるはずである。このような相同性の比較は、市販されるコンピュータープログラムを利用して2個以上の配列間の相同性を百分率(%)で計算して遂行されることができる。よって、本発明の一例による新規プロモーター変異体の均等範囲は、目的タンパク質を常時的に高発現させる機能が維持される範囲内で配列番号9の塩基配列と70%以上、80%以上、90%以上、95%以上、または99%以上の相同性を有する塩基配列を含んでよい。
本発明の他の側面は、本発明の一例による新規プロモーター変異体の多様な用途に関する。本発明の一例による新規プロモーター変異体の用途としては、組換えベクター、発現ベクター、組換え菌株、目的タンパク質の生産方法、組換え菌株を利用して目的タンパク質の機能を発揮する方法などがあり、必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の一例による組換えベクターは、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体を含む。
前記組換えベクターは、クローニングベクターであってよい。前記クローニングベクターは、複製原点、目的タンパク質遺伝子をクローニングするための多重クローニング部位(Multi clonig site、MCS)、転写終決配列(transcription termination sequence)および選択マーカー(selection marker)を含んでよい。前記選択マーカーは、ベクターで形質転換された細胞を選別するためのものであって、薬物耐性、栄養要求性、細胞毒性剤に対する耐性または表面タンパク質の発現のような選択可能表現型を付与するマーカーが使用され得る。選択剤(selective agent)が処理された環境で選択マーカーを発現する細胞のみ生存するので、形質転換された細胞を選別可能である。例えば、前記選択マーカーは、カナマイシン(Kanamycin)抗生剤抵抗性遺伝子またはアンピシリン(Ampicillin)抗生剤抵抗性遺伝子のような薬物耐性遺伝子であってよい。
また、前記組換えベクターは、発現ベクターであってよい。前記発現ベクターは、目的タンパク質をコードするポリヌクレオチドおよびこれと作動可能に連結され、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体を含む。前記プロモーター変異体は、好ましくは目的タンパク質をコードするポリヌクレオチドの上流(upstream)に位置する。本発明の一例による発現ベクターを通じて発現される目的タンパク質は、その種類が大きく制限されず、例えば、炭水化物の生合成または代謝に関与するタンパク質、脂質および脂肪酸の生合成または代謝に関与するタンパク質、タンパク質およびペプチドの生合成または代謝に関与するタンパク質などから選択されることができる。また、前記目的タンパク質は、プロモーター変異体の発現調節活性を考慮すると、酵素であることが好ましい。前記酵素の種類は大きく制限されず、D-アルロース3-エピマー化酵素(D-allulose 3-epimerase)、D-タガトース3-エピマー化酵素(D-tagatose 3-epimerase)、(1→4)-α-D-グルカン1-α-D-グルコシルムターゼ[(1→4)-alpha-D-glucan 1-alpha-D-glucosylmutase]、4-α-D-{(1→4)-α-D-グルカノ}トレハローストレハロヒドロラーゼ[4-alpha-D-{(1→4)-alpha-D-glucano}trehalose trehalohydrolase]、L-ラムノース異性化酵素(L-rhamnose isomerase)、果糖-6-リン酸-3-エピマー化酵素(fructose-6-phosphate-3-epimerase)などから選択されることができ、D-アルロース3-エピマー化酵素(D-allulose 3-epimerase)、(1→4)-α-D-グルカン1-α-D-グルコシルムターゼ[(1→4)-alpha-D-glucan 1-alpha-D-glucosylmutase]、4-α-D-{(1→4)-α-D-グルカノ}トレハローストレハロヒドロラーゼ[4-alpha-D-{(1→4)-alpha-D-glucano}trehalose trehalohydrolase]から選択されることが好ましい。本発明の実施例においては、具体的に記載していないが、本発明の新規プロモーター変異体は、配列番号1の塩基配列で構成された大腸菌(Escherichia coli)由来gapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子プロモーターと比較すると、(1→4)-α-D-グルカン1-α-D-グルコシルムターゼ[(1→4)-alpha-D-glucan 1-alpha-D-glucosylmutase]、4-α-D-{(1→4)-α-D-グルカノ}トレハローストレハロヒドロラーゼ[4-alpha-D-{(1→4)-alpha-D-glucano}trehalose trehalohydrolase]などを約1.4~1.5倍水準でさらに多く発現させた。前記アルロースエピマー化酵素は、果糖をアルロースに転換する活性を有する酵素であればその種類が大きく制限されず、例えば、配列番号3のアミノ酸配列、配列番号5のアミノ酸配列または配列番号7のアミノ酸配列で構成されることができる。また、前記アルロースエピマー化酵素をコードするポリヌクレオチドは、配列番号4の塩基配列、配列番号6の塩基配列または配列番号8の塩基配列で構成されることができる。また、本発明は、アルロースエピマー化酵素およびこれをコードするポリヌクレオチドと関連して、韓国登録特許第10-1919713号公報、韓国登録特許第10-2187354号公報、韓国登録特許第10-1656063号公報、韓国登録特許第10-1695830号公報、韓国登録特許第10-2189458号公報、韓国登録特許第10-1539097号公報、韓国登録特許第10-1539096号公報、韓国登録特許第10-1455759号公報、韓国登録特許第10-1318422号公報などに開示された内容を含む。本発明の好ましい一例による発現ベクターは、図1の開列地図を有する。図1の開列地図を有する発現ベクターは、pUC由来複製原点(replication origin、ori)、配列番号9の塩基配列からなるプロモーター変異体(PgapAm1)、配列番号8の塩基配列からなるアルロースエピマー化酵素をコードするポリヌクレオチド(FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I])、カナマイシン抵抗性遺伝子マーカー(KanR)などが順次に連結された構造を有する。
本発明の一例による組換え菌株は、目的タンパク質をコードするポリヌクレオチドおよびこれと作動可能に連結され、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体からなる発現カセットまたは前記発現カセットを含む発現ベクターの導入によって宿主細胞が形質転換されたものである。本発明において発現ベクターで形質転換されることができる宿主細胞としては、本発明の一例による新規プロモーター変異体が円滑に作動できるものであれば、その種類が大きく制限されず、原核生物であることが好ましく、新規プロモーター変異体の発現調節活性、DNAの導入効率、導入されたDNAの発現効率などを考慮すると、大腸菌であることがさらに好ましい。前記大腸菌として、BL21、JM109、K-12、LE392、RR1、DH5αまたはW3110などがあるが、これに制限されるものではない。本発明の一例による組換え菌株は、好ましくは、国際寄託機関である韓国微生物保存センターに寄託された組換え大腸菌(Escherichia coli)DS00004(受託番号:KCCM13092P;受託日付:2021.12.14)である。前記組換え大腸菌(Escherichia coli)DS00004(受託番号:KCCM13092P;受託日付:2021.12.14)は、宿主細胞である大腸菌DH5αが図1の開列地図を有する組換え発現ベクターpPgapAm1-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]の導入によって形質転換されたものである。
本発明の一例による目的タンパク質の製造方法は、前述した組換え菌株を培養して目的タンパク質を発現させるステップ;および組換え菌株の培養液または組換え菌株の菌体から目的タンパク質を分離するステップを含む。前記目的タンパク質は、その種類によって、発現後に組換え菌株の菌体内に存在するか、組換え菌株の菌体外に分泌されることができる。例えば、目的タンパク質がアルロースエピマー化酵素である場合、組換え菌株によって生産されたアルロースエピマー化酵素は組換え菌株の菌体内に存在することになる。本発明の好ましい一例によるアルロースエピマー化酵素の製造方法は、アルロースエピマー化酵素をコードするポリヌクレオチドおよびこれと作動可能に連結され、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体からなる発現カセットまたは前記発現カセットを含む発現ベクターの導入によって形質転換された組換え菌株を培養してアルロースエピマー化酵素を発現させるステップ;および前記アルロースエピマー化酵素が発現された組換え菌株の破砕物からアルロースエピマー化酵素を分離するステップを含む。本発明の一例による新規プロモーター変異体は、常時発現ベクターであるので、タンパク質発現誘導因子であるIPTG(isopropyl-1-thio-β-D-galactopyranoside)などを使用せずに発現を誘導することができる。本発明において、アルロースエピマー化酵素は組換え菌株の破砕物から回収されることができる。タンパク質発現に使用された細胞は、凍結-解凍繰り返し、超音波処理、機械的破壊または細胞分解剤のような多様な物質的または化学的手段によって破壊されることができ、通常の生化学的分離技術によって分離または精製が可能である(Sambrook et al.、Molecular Cloning: A laborarory Manual、2nd Ed.、Cold Spring Harbor Laboratory Press、1989;Deuscher、M.、Guide to Protein Purification Methods Enzymology、Vol.182.Academic Press.Inc.、San Diego、CA、1990)。例えば、宿主細胞によって発現されたタンパク質の分離または精製方法としては、電気泳動、遠心分離、ゲル濾過、沈殿、透析、クロマトグラフィー(イオン交換クロマトグラフィー、親和性クロマトグラフィー、免疫吸着親和力クロマトグラフィー、逆相HPLC、ゲル浸透HPLC)、等電性フォーカスおよびその多様な変化または複合方法を含むが、これに限らない。一方、本発明において組換え菌株の破砕物からアルロースエピマー化酵素を分離するステップは、好ましくは、ペプチドタグを利用した親和性クロマトグラフィー(affinity chromatography)によって遂行されることができる。前記ペプチドタグとしては、HAタグ、FLAGタグ、Hisタグ、BCCP(biotin carboxyl carrier protein)、c-mycタグ、V5タグ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)またはMBP(maltose binding protein)などのように公知の多様なタグを使用することができ、このうちHisタグであることが好ましい。His-タギングされたタンパク質は、Ni-NTA(ニッケル-ニトリロトリ酢酸)樹脂のコラム上に特異的にトラッピングされ、EDTAまたはイミダゾールによって溶出されることができる。
本発明の一例による組換え菌株は、目的タンパク質を製造するために使用されることの外に、目的タンパク質の機能を間接的に発揮させるのに使用されることができる。例えば、前記目的タンパク質が酵素である場合、本発明の一例による組換え菌株は、基質から酵素転換反応による生成物を製造するのに使用されることができる。具体的に目的タンパク質がアルロースエピマー化酵素である場合、本発明は、果糖含有溶液に組換え菌株を添加して反応させるステップを含む果糖からアルロースを製造する方法を提供する。前記組換え菌株は、アルロースエピマー化酵素をコードするポリヌクレオチドおよびこれと作動可能に連結され、配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体からなる発現カセットまたは前記発現カセットを含む発現ベクターの導入によって形質転換された宿主細胞であり、好ましくは、組換え大腸菌(Escherichia coli)DS00004(受託番号:KCCM13092P;受託日付:2021.12.14)である。また、前記果糖含有溶液は、アルロースエピマー化酵素の活性を促進するために、Ca2+、Mn2+のような金属イオンをさらに含んでよい。また、前記果糖からアルロースを製造する方法において、反応温度は60~70℃、好ましくは60~67℃、組換え菌株の円滑な酵素発現、酵素の安定性および最大活性を考慮すると、より好ましくは60~65℃の範囲であり、反応pHは6.5~8、好ましくは6.5~7.5、さらに好ましくは6.5~7の範囲である。また、前記果糖からアルロースを製造する方法において果糖の濃度は特に制限されないが、生産性ないし経済性を考慮すると、全体反応物を基準に1~75%(w/w)であることが好ましく、4~35%(w/w)であることがさらに好ましい。
以下、本発明を実施例を通じてより具体的に説明する。ただし、下記実施例は、本発明の技術的特徴を明確に例示するためのものであるだけであって、本発明の保護範囲を制限するものではない。
実施例1:酵素遺伝子発現のためのプロモーターの確保
1.1.gapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子プロモーターの確保
gapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子プロモーターは、大腸菌(Escherichia coli)のgapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子を発現するためのプロモーターであって、配列番号1の塩基配列で構成され、大腸菌内で強い常時発現を誘導するプロモーターと知られている[Thouvenot et al(2004)The strong efficiency of the Escherichia coli gapA P1 promoter depends on a complex combination of functional determinants、Biochemical Journal 383:371-382.DOI:10.1042/BJ20040792参照]。
大腸菌からgapA(glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase)遺伝子のプロモーター部位に該当するポリヌクレオチド断片を確保するために、大腸菌MG1655の誘電体DNA(genomic DNA)を鋳型とし、下記表1に記載されたプライマーセットを利用してPCRを遂行した。得られた増幅産物をpGEM-Teasy vector(Promega Co.、USA)にクローニングして塩基配列を分析した結果、137bpの長さを有して配列番号1の塩基配列で構成されたポリヌクレオチド断片であることを確認した。
1.2.BLMA遺伝子プロモーターの確保
BLMA遺伝子プロモーターは、バチルスリケニフォルミス(Bacillus licheniformis)のマルトゲニックアミラーゼ(maltogenic amylase)遺伝子を発現するためのプロモーターであって、配列番号2の塩基配列で構成され、大腸菌内で外来遺伝子の安定した高発現を誘導するプロモーターとして知られている[TAE-JIP KIM et al(1999)Modes of Action of Acarbose Hydrolysis and Transglycosylation Catalyzed by a Thermostable Maltogenic Amylase、the Gene for Which Was Cloned from a Thermus Strain参照]。
バチルスリケニフォルミス(Bacillus licheniformis)からマルトゲニックアミラーゼ(maltogenic amylase)遺伝子のプロモーター部位に該当するポリヌクレオチド断片を確保するために、バチルスリケニフォルミス(Bacillus licheniformis)ATCC 14580の誘電体DNA(genomic DNA)を鋳型とし、下記表2に記載されたプライマーセットを利用してPCRを遂行した。得られた増幅産物をpGEM-Teasy vector(Promega Co.、USA)にクローニングして塩基配列を分析した結果、115bpの長さを有し、配列番号2の塩基配列で構成されたポリヌクレオチド断片であることを確認した。
実施例2:アルロースエピマー化酵素変異体クローニングベクターの確保
本発明の出願人は、韓国登録特許第10-14739180号公報を通じて、フラボニフラクタープラウティ(Flavonifractor plautii)由来した野生型D-アルロースエピマー化酵素およびこれをコードするポリヌクレオチドを開示した。前記野生型D-アルロースエピマー化酵素は、配列番号3のアミノ酸配列で構成され、これをコードするポリヌクレオチドは、配列番号4の塩基配列で構成される。
また、本発明の出願人は、韓国公開特許第10-2021-0132405号公報を通じて果糖のアルロースへの転換率および熱安定性向上したD-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/G216S/M234Iおよびこれをコードするポリヌクレオチドを開示した。前記D-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/G216S/M234Iは、フラボニフラクタープラウティ(Flavonifractor plautii)由来野生型D-アルロースエピマー化酵素のアミノ酸配列のうち29番目位置に存在するトリプトファン(Trp)がリジン(Lys)に置換され、216番目位置に存在するグリシン(Gly)がセリン(Ser)に置換され、同時に234番目位置に存在するメチオニン(Met)がイソロイシン(Ile)に置換されたものであって、配列番号5のアミノ酸配列で構成され、これをコードするポリヌクレオチドは、配列番号6の塩基配列で構成される。
また、本発明の出願人は、高温条件で熱安定性が非常に優れたD-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iを導き出し、2021年12月14日に出願した(韓国特許出願第10-2021-0178690号、未公開状態)。前記D-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iは、フラボニフラクタープラウティ(Flavonifractor plautii)由来野生型D-アルロースエピマー化酵素のアミノ酸配列のうち29番目位置に存在するトリプトファン(Trp)がリジン(Lys)に置換され、77番目位置に存在するアラニン(Als)がセリン(Ser)に置換され、216番目位置に存在するグリシン(Gly)がセリン(Ser)に置換され、同時に234番目位置に存在するメチオニン(Met)がイソロイシン(Ile)に置換されたものであって、配列番号7のアミノ酸配列で構成され、これをコードするポリヌクレオチドは、配列番号8の塩基配列で構成される。
D-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/G216S/M234Iのポリヌクレオチド(配列番号6)を基盤にoverlap extension polymerase chain reaction方法を利用してD-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iのアミノ酸配列を暗号化するポリヌクレオチド断片を製作した。具体的に、100μMのデオキシヌクレオチドトリホスフェート(dATP、dCTP、dGTP、dTTP)が添加された反応液に下記表3のオリゴヌクレオチドプライマー(A77S順方向プライマー、A77S逆方向プライマー)1pM、テンプレート(鋳型)として利用されるD-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/G216S/M234Iのポリヌクレオチド(配列番号6)100ngを混合し、Thermocycler(TP600、TAKARA BIO Inc.、JAPAN)を利用してpfu-X DNAポリメラーゼ混合物(Bioneer)1ユニットの存在下に25~30周期でPCR反応を遂行した。プライマー組み合わせを通じて変異体断片を増幅した後、増幅された断片を鋳型とし、表3のNdeIとXhoI制限酵素認識部位の配列が導入されたオリゴヌクレオチドプライマー(NdeI順方向プライマー、XhoI逆方向プライマー)を使用してoverlap extentention PCRを通じて最終的にD-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iのアミノ酸配列を暗号化するポリヌクレオチド断片(配列番号8)を製作した。以後、製作されたポリヌクレオチド断片を制限酵素NdeIとXhoIを使用してpET28a vector(Novagen)の同一の制限酵素部位に挿入してクローニングベクターを確保した。
実施例3:プロモーターとアルロースエピマー化酵素変異体遺伝子の連結断片製造
3.1.gapAプロモーターとアルロースエピマー化酵素変異体遺伝子が連結されたDNA断片製造
gapAプロモーターを増幅するために、実施例1で確保したgapAプロモーターがクローニングされたpGEM-Teasy vectorを鋳型とし、下記表4のプライマーセット(XhoI-PgapA、PgapA-FpDPE_R)を利用してPCRを遂行した。
また、フラボニフラクタープラウティ(Flavonifractor plautii)由来D-アルロースエピマー化酵素変異体であるW29K/A77S/G216S/M234Iの遺伝子を増幅するために、実施例2で確保したD-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iの遺伝子がクローニングされたpET28a vector(Novagen)を鋳型とし、下記表4のプライマーセット(PgapA-FpDPE_F、PstI-FpDPE)を利用してPCRを遂行した。
このように増幅されたgapAプロモーター断片とD-アルロースエピマー化酵素変異体遺伝子断片は、増幅時に使用したプライマーの相補的配列によって一つの断片で連結されることができる。二つの断片を鋳型とし、前記表4のXhoIとPstI制限酵素認識部位の配列が導入されたプライマー(XhoI-PgapA、PstI-FpDPE)を使用してoverlap extension PCRを遂行し、一つの増幅された断片を得た。確保したgapAプロモーターとアルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iの遺伝子が連結されたDNA断片を「PgapA-FpDPE」と命名した。
3.2.BLMAプロモーターとアルロースエピマー化酵素遺伝子が連結されたDNA断片製造
BLMAプロモーターを増幅するために、実施例1で確保したBLMAプロモーターがクローニングされたpGEM-Teasy vectorを鋳型とし、下記表5のプライマーセット(XhoI-Pblma、Pblma-FpDPE_R)を利用してPCRを遂行した。
また、フラボニフラクタープラウティ(Flavonifractor plautii)由来D-アルロースエピマー化酵素変異体であるW29K/A77S/G216S/M234Iの遺伝子を増幅するために、実施例2で確保したD-アルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iの遺伝子がクローニングされたpET28a vector(Novagen)を鋳型とし、下記表5のプライマーセット(Pblma-FpDPE_F、PstI-FpDPE)を利用してPCRを遂行した。
このように増幅されたBLMAプロモーター断片とD-アルロースエピマー化酵素変異体遺伝子断片は、増幅時に使用したプライマーの相補的配列によって一つの断片で連結されることができる。2つの断片を鋳型とし、前記表5のXhoIとPstI制限酵素認識部位の配列が導入されたプライマー(XhoI-Pblma、PstI-FpDPE)を使用してoverlap extension PCRを遂行し、一つの増幅された断片を得た。確保したBLMAプロモーターとアルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234Iの遺伝子が連結されたDNA断片を「Pblma-FpDPE」と命名した。
実施例4:D-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターの製造
4.1.gapAプロモーターを有するD-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターの製造
pTrc99A vector(Pharmacia、US)から遺伝子組み換えを通じて大腸菌で複製が可能なpUC由来複製原点(replication origin)、制限酵素XhoI部位とPstI部位のような多重クローニング部位(Multi clonig site、MCS)、転写終決者(transcription terminator)およびカナマイシン(Kanamycin)抗生剤抵抗性遺伝子を含む組換えプラスミドベクターを製作した。以後、実施例3において製作したポリヌクレオチド断片PgapA-FpDPEを制限酵素XhoIとPstIで切断した後、これを同一の制限酵素位置を有する前記組換えプラスミドベクターと結紮(ligation)してD-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターpPgapA-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]を製造した。以後、D-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターを熱衝撃(heat shock)方法(Sambrook and Russell: Molecular Cloning参照)で大腸菌DH5αに形質転換してカナマイシン耐性を有するコロニーを確保し、6個のコロニーを選択して組換え発現ベクターpPgapA-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]6種を回収した後に塩基配列を分析した。pPgapA-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]組換え発現ベクター6種の配列分析結果、導入されたgapAプロモーターまたはアルロースエピマー化酵素変異体W29K/A77S/G216S/M234I遺伝子配列にそれぞれ無作為的変異が確認され、無作為的変異内容を下記表6に示した。
前記表6から見られるように、コロニー2、3、4ないし6で回収した組換え発現ベクターの場合、アルロースエピマー化酵素変異体遺伝子配列に変異が発生して、目的とするアルロースエピマー化酵素変異体を作るための翻訳(translation)をすることができないものと予想される。一方、コロニー1あるいは5で回収した組換え発現ベクターの場合、gapAプロモーターのリボソーム結合部位(Ribosome-Binding Site、RBS)配列に変異が発生したが、酵素遺伝子配列は一致するので、目的とする酵素の発現の可能性があるものと判断した。コロニー1で回収した組換え発現ベクター内の変異プロモーターを「gapAm1」と命名し、コロニー5で回収した組換え発現ベクター内の変異プロモーターを「gapAm2」と命名した。gapAm1プロモーターは配列番号9の塩基配列で構成され、gapAm2プロモーターは配列番号10の塩基配列で構成される。また、コロニー1で回収した組換え発現ベクターを「pPgapAm1-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]」と再命名し、コロニー5で回収した組換え発現ベクターを「pPgapAm2-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]」と再命名した。図1は、本発明の実施例において製造した組換え発現ベクターpPgapAm1-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]の開列地図である。図2は、発明の実施例において製造した組換え発現ベクターpPgapAm2-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]の開列地図である。
4.2.BLMAプロモーターを有するD-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターの製造
pTrc99A vector(Pharmacia、US)から遺伝子組み換えを通じて大腸菌で複製が可能なpUC由来複製原点(replication origin)、制限酵素XhoI部位とPstI部位のような多重クローニング部位(Multi clonig site、MCS)、転写終決者(transcription terminator)およびカナマイシン(Kanamycin)抗生剤抵抗性遺伝子を含む組換えプラスミドベクターを製作した。以後、実施例3において製作したポリヌクレオチド断片Pblma-FpDPEを制限酵素XhoIとPstIで切断した後、これを同一の制限酵素位置を有する前記組換えプラスミドベクターと結紮(ligation)してD-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターをpPblma-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]を製造した。以後、D-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターを熱衝撃(heat shock)方法(Sambrook and Russell:Molecular Cloning参照)で大腸菌DH5αに形質転換してカナマイシン耐性を有するコロニーを確保し、6個のコロニーを選択して組換え発現ベクターpPblma-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]6種を回収した後、塩基配列を分析した。組換え発現ベクターpPblma-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]6種の配列分析の結果、いずれも意図したとおりのBLMAプロモーターおよびアルロースエピマー化酵素変異体遺伝子配列が存在することを確認した。図3は、本発明の実施例において製造した組換え発現ベクターpPblma-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]の開列地図である。
実施例5:D-アルロースエピマー化酵素変異体発現ベクターによる形質転換体製造
実施例4において製造した組換え発現ベクターpPgapAm1-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]、pPgapAm2-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]およびpPblma-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]それぞれを大腸菌(E.coli)W3110に熱衝撃(heat shock)方法で導入した。以後、カナマイシン抗生剤耐性有無を確認し、前記組換え発現ベクターで形質転換された組換え菌株を選別した。製作された組換え大腸菌にグリセリン溶液を最終濃度が20%(v/v)となるように添加し、酵素発現のための培養を実施する前に-70℃で冷凍保管した。
実施例6:組換え菌株による果糖のアルロースへの転換率測定およびプロモーターの酵素発現強度比較
D-アルロースエピマー化酵素は、果糖をアルロースに転換させることができるので、組換え菌株の酵素発現量に比例する果糖のアルロースへの転換率測定を通じて組換え菌株内の各プロモーターの酵素発現誘導強度を比較した。
組換え発現ベクターで形質転換された組換え大腸菌を培養するために、1L容量のフラスコにカナマイシンを最終濃度50μg/mLで含むLB培地100mLを収容し、ここに実施例5で製作した組換え大腸菌1mLを接種した。以後、フラスコを振とう培養機に移し、30℃の温度条件および140rpmの振とう条件を維持しつつ14hr間組換え大腸菌を培養し、培養液を遠心分離して菌体を回収した。以後、30%(w/w)果糖および1mM硫酸マンガン(MnSO)の金属イオンが含まれた50mM PIPES緩衝溶液(pH7.0)に回収した菌体を1mg/mLの濃度で添加して62℃で所定の時間の間反応を進行させた後に、反応生成液の温度を4℃に下げて反応を停止させて16,600×gおよび4℃の条件で遠心分離して上澄液を回収した。以後、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を利用して上澄液内のアルロース濃度および果糖濃度を測定し、測定された結果から果糖のアルロースへの転換率を計算した後、転換率を酵素活性の指標として使用した。図4は、本発明の実施例において製作した組換え大腸菌を利用して果糖のアルロースへの転換反応を進行するとき反応時間による転換率を示したものである。図4において、「PgapAm1」は、組換え発現ベクターpPgapAm1-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]で形質転換された組換え大腸菌を示し、「PgapAm2」という組換え発現ベクターpPgapAm2-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]で形質転換された大腸菌を示し、「Pblma」は、組換え発現ベクターpPblma-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]で形質転換された大腸菌を示す。図4において見られるように、gapAm1プロモーターが導入された組換え大腸菌は、gapAm2プロモーターまたはBLMAプロモーターが導入された組換え大腸菌に比べて非常に高い果糖のアルロースへの転換率を示し、このような結果からgapAm1プロモーターの酵素発現誘導効果がgapAm2プロモーターまたはBLMAプロモーターに比べて非常に強いということが分かる。
実施例7:組換え菌株の寄託
前記実施例6において、果糖のアルロースへの転換活性が最も高い、組換え発現ベクターpPgapAm1-FpDPE[W29K/A77S/G216S/M234I]で形質転換された組換え大腸菌を「DS00004」と命名した。また、前記組換え大腸菌DS00004を2021年12月14日に公認寄託機関である韓国微生物保存センター(Korean Culture Center of Microorganisms、KCCM;住所:韓国ソウル特別市西大門区弘済内2ガギル45儒林ビル3F)にブダペスト条約に基づいた国際特許寄託を進行して受託番号KCCM13092BPを受けた。前記組換え大腸菌(Escherichia coli)DS00004(受託番号:KCCM13092P)は、ブダペスト条約に規定された手続き内で第3者に分譲されることができる。
[受託情報]
寄託機関名:韓国微生物保存センター(国外)
受託番号:KCCM13092P
受託日付:20211214
以上のように、本発明を前記の実施例を通じて説明したが、本発明が必ずしもこれにのみ限定されるものではなく、本発明の範疇と思想を外れない範囲内で多様な変形実施が可能であることはもちろんである。よって、本発明の保護範囲は、本発明に添付の特許請求の範囲に属するすべての実施形態を含むものと解析されなければならない。

Claims (10)

  1. 配列番号9の塩基配列で構成されたプロモーター変異体。
  2. 請求項1のプロモーター変異体を含む組換えベクター。
  3. 目的タンパク質をコードするポリヌクレオチドおよびこれと作動可能に連結された請求項1のプロモーター変異体を含む発現ベクター。
  4. 前記目的タンパク質は酵素であることを特徴とすることを特徴とする、請求項3に記載の発現ベクター。
  5. 前記酵素はアルロースエピマー化酵素であることを特徴とする、請求項4に記載の発現ベクター。
  6. 前記アルロースエピマー化酵素は、配列番号3のアミノ酸配列、配列番号5のアミノ酸配列または配列番号7のアミノ酸配列で構成されることを特徴とする、請求項5に記載の発現ベクター。
  7. 前記アルロースエピマー化酵素をコードするポリヌクレオチドは、配列番号4の塩基配列、配列番号6の塩基配列または配列番号8の塩基配列で構成されることを特徴とする、請求項5に記載の発現ベクター。
  8. 請求項3の発現ベクターで形質転換された組換え菌株。
  9. 前記組換え菌株は、組換え大腸菌(Escherichia coli)DS00004(受託番号:KCCM13092P)であることを特徴とする、請求項8に記載の組換え菌株。
  10. 果糖含有溶液に請求項9の組換え菌株を添加して反応させる工程を含む果糖からアルロースを製造する方法。
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