JP2024094813A - 障害物検出装置、無人搬送車および障害物検出プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】投受光器の周囲の障害物を検出する。【解決手段】障害物検出装置は、第2制御部を備えている。第2制御部は、投受光器19の周囲の障害物を検出するための複数の障害物検出エリアを予め記憶している検出エリア記憶部と、いずれかの障害物検出エリアにおいて、反射光を解析して投受光器の水平方向における周囲の障害物を検出する障害物検出部と、を有する。複数の障害物検出エリアには、水平方向におけるリフト部材方向のエリアを含まないBパターンの障害物検出エリアEBが含まれている。障害物検出部は、リフト部材の高さに基づいて、障害物検出エリアを切り替えてリフト部材または荷を障害物として誤検出することを防止する。【選択図】図8
Description
本発明は、無人搬送車用の障害物検出装置、当該障害物検出装置を備えた無人搬送車および障害物検出プログラムに関する。
従来、自律して走行および荷役を行う無人搬送車が知られている。この種の無人搬送車のうち、車体に設けられた投受光器と、施設内の所定位置に配された複数のリフレクタとを用いて自己位置を検出する無人搬送車として、例えば、特許文献1に開示の無人搬送車がある。この無人搬送車は、投受光器によって、レーザを照射するとともに複数のリフレクタからのレーザの反射光を検出することにより自己位置を検出する。また、この無人搬送車は、投受光器を昇降させる昇降手段をさらに備えており、この昇降手段を昇降させて投光高さおよび受光高さを変更することができる。これにより、この無人搬送車は、レーザを遮る障害物があっても、投受光器を上昇させ障害物を避けるようレーザを照射することができる。
ところで、無人搬送車は、メンテンナンス等のために手動操作によって移動させられることがある。このとき、車体よりも高い位置にある投受光器が施設内の出入口の上枠などに衝突することがあった。障害物に衝突することを防止するための障害物センサを備えた無人搬送車として、例えば、特許文献2に開示の無人搬送車がある。この無人搬送車は、障害物センサによって障害物を検出して、障害物に衝突する前に減速、停止するよう構成されている。しかしながら、特許文献2に開示の障害物センサは、無人搬送車の車体や荷役装置、荷に対する障害物を検出するだけであって、投受光器に対する障害物については考慮されていない。
そこで、本発明が解決しようとうする課題は、投受光器の周囲の障害物を検出することができる障害物検出装置、当該障害物検出装置を備えた無人搬送車および障害物検出プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る障害物検出装置は、無人搬送車用の障害物検出装置であって、無人搬送車は、昇降可能なリフト部材と、リフト部材の高さを検出する高さ検出部と、水平方向に回転しながらレーザを照射する照射部と、レーザの反射光を検出する受光部とを有する投受光器と、第1制御部と、を備えている。第1制御部は、反射光を解析して施設の所定位置に配置された複数のリフレクタの位置を推定し無人搬送車の位置を推定する位置推定部を有する。障害物検出装置は、第2制御部を備えている。第2制御部は、投受光器の周囲の障害物を検出するための複数の障害物検出エリアを予め記憶している検出エリア記憶部と、いずれかの障害物検出エリアにおいて、反射光を解析して投受光器の水平方向における周囲の障害物を検出する障害物検出部と、を有する。複数の障害物検出エリアには、水平方向におけるリフト部材方向のエリアを含まない障害物検出エリアが含まれており、障害物検出部は、リフト部材の高さに基づいて、障害物検出エリアを切り替えてリフト部材または荷を障害物として誤検出することを防止する。
上記障害物検出装置は、好ましくは、無人搬送車が、無人搬送車に乗車しないユーザの手動操作による走行に切り替え可能であって、第1制御部が、無人搬送車が手動操作によって走行するとき、位置推定部によって無人搬送車の位置を推定するよう構成されており、第2制御部が、無人搬送車が手動操作によって走行するとき、障害物検出部によって障害物を検出する。
上記障害物検出装置は、好ましくは、無人搬送車が、投受光器を昇降させる投受光器昇降部をさらに備えており、障害物検出部が、さらに投受光器の高さに基づいて、障害物検出エリアを切り替える。
上記課題を解決するために、本発明に係る無人搬送車は、昇降可能なリフト部材と、リフト部材の高さを検出する高さ検出部と、水平方向に回転しながらレーザを照射する照射部と、レーザの反射光を検出する受光部とを有する投受光器と、第1制御部と、障害物検出装置と、を備えている。第1制御部は、反射光を解析して施設の所定位置に配置された複数のリフレクタの位置を推定し無人搬送車の位置を推定する位置推定部を有している。障害物検出装置は、第2制御部を有し、第2制御部は、投受光器の周囲の障害物を検出するための複数の障害物検出エリアを予め記憶している検出エリア記憶部と、いずれかの障害物検出エリアにおいて、反射光を解析して投受光器の水平方向における周囲の障害物を検出する障害物検出部と、を有し、複数の障害物検出エリアには、水平方向におけるリフト部材方向のエリアを含まない障害物検出エリアが含まれている。障害物検出部は、リフト部材の高さに基づいて、障害物検出エリアを切り替えてリフト部材または荷を障害物として誤検出することを防止する。
上記課題を解決するために、本発明に係る障害物検出プログラムは、無人搬送車用の障害物検出プログラムであって、無人搬送車は、昇降可能なリフト部材と、リフト部材の高さを検出する高さ検出部と、水平方向に回転しながらレーザを照射する照射部と、レーザの反射光を検出する受光部とを有する投受光器と、コンピュータと、を備え、コンピュータによって、反射光を解析して施設の所定位置に配置されたリフレクタの位置を推定し無人搬送車の位置を推定するよう構成されている。障害物検出プログラムは、コンピュータを上記第2制御部として動作させる。
本発明に係る障害物検出装置および当該障害物検出装置を備えた無人搬送車は、投受光器の周囲の障害物を検出することができる。
<第1実施形態>
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の障害物検出装置および当該障害物検出装置を備えた無人搬送車の第1実施形態について説明する。図中の両矢印X、YおよびZは車両の進行方向を基準にしている。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の障害物検出装置および当該障害物検出装置を備えた無人搬送車の第1実施形態について説明する。図中の両矢印X、YおよびZは車両の進行方向を基準にしている。
<無人搬送車>
まず、無人搬送車1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る無人搬送車1を示す側面図である。無人搬送車1は、車体10と、車輪11と、ドライブユニット12と、マスト13と、フォーク14と、バックレスト15と、リフトブラケット16と、チェーン(図示略)と、リール17(図4参照)と、油圧シリンダ18と、投受光器19と、操作ペンダント20(図3参照)と、コンピュータ22と、を備えている。
まず、無人搬送車1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る無人搬送車1を示す側面図である。無人搬送車1は、車体10と、車輪11と、ドライブユニット12と、マスト13と、フォーク14と、バックレスト15と、リフトブラケット16と、チェーン(図示略)と、リール17(図4参照)と、油圧シリンダ18と、投受光器19と、操作ペンダント20(図3参照)と、コンピュータ22と、を備えている。
車体10は、車輪11の上に設けられ、ドライブユニット12は、車体10内に設けられている。ドライブユニット12は、車輪11(駆動輪)を回転させたり、車輪11を旋回させたり、車輪11の回転を停止させたりするよう構成されている。
なお、本明細書では詳述しないが、無人搬送車1は、走行時において車体10が走行路上の障害物に衝突することを防止するための障害物センサを別途備えている。
マスト13は、アウタマスト13aと、インナマスト13bとを有し、車体10の後方に配置されている。インナマスト13bは、アウタマスト13aに沿って昇降可能に構成されている。フォーク14およびバックレスト15は、リフトブラケット16に連結されている。
チェーンの一端は、アウタマスト13aに連結され、チェーンの他端は、リール17を介してリフトブラケット16に連結されている。油圧シリンダ18が伸縮すると、インナマスト13bがアウタマスト13aに沿って昇降するとともに、リフトブラケット16が昇降するよう構成されている。リール17は、油圧シリンダ18が伸縮する分だけ回転するよう構成されている。
インナマスト13b、フォーク14、バックレスト15およびリフトブラケット16が、本発明の「リフト部材」に相当する。なお、本発明の無人搬送車は、他のアタッチメントを備えていてもよい。例えば、無人搬送車1は、シフトとローテートによる3方向荷役可能な無人フォークリフトであってもよい。そして、この場合、L字ヘッド等もリフト部材に含まれる。すなわち、本発明のリフト部材とは、油圧シリンダ18等の昇降装置によって昇降する部材のことである。
投受光器19は、照射部と、受光部とを有する。図2に示すように、照射部は、水平方向に回転しながらレーザLを照射し、受光部は、施設内の所定位置に配置された複数のリフレクタRからのレーザLの反射光を検出する。
操作ペンダント20は、コード20aと、無人搬送車1に乗車しないユーザUが車両を操作するためのスイッチ、ボタンなどを有し、図3に示すように、有線によってコンピュータ22と通信可能に構成されている。なお、操作ペンダント20は単なる一例であって、ユーザUが手動で無人搬送車1を操作するための構成要素はこれに限定されず、無人搬送車1は、無線操作によって動作させられるよう構成されていてもよい。本実施形態では、手動操作のとき、無人搬送車1の前方に移動するときの通常走行モード時の最高速度は、2.52[km/h]に設定され、後方に移動するときの通常走行モード時の最高速度は1.08[km/h]に設定されている。また、減速走行モード時の無人搬送車1の最高速度は、前方移動および後方移動ともに0.8[km/h]に設定されている。
図4は、無人搬送車1の機能ブロック図である。図4に示すように、無人搬送車1は、さらに高さ検出部21を備えている。
高さ検出部21は、公知の技術によってリフト部材の高さを検出するよう構成されている。例えば、無人搬送車1は、リール17の回転数を検出するリールエンコーダをさらに備えていてもよく、高さ推定部は、リールエンコーダから受信したリール17の回転数によってリフト部材の高さを検出してもよい。なお、高さ検出部21がリフト部材の高さを検出する構成は、これに限定されない。
コンピュータ22は、記憶装置と、メモリと、演算装置とを有し、車体10に収納されている。記憶装置には、OS(operating system)と、位置推定プログラムと、障害物検出プログラムとが記憶されている。位置推定プログラムは、コンピュータ22を本発明の第1制御部23として動作させ、障害物検出プログラムは、コンピュータ22を本発明の第2制御部30として動作させる。
第1制御部23は、走行制御部23aと、第1記憶部23bと、位置推定部23cと、を有する。
走行制御部23aは、ドライブユニット12を制御して車輪11を回転させたり停止させたりする。
第1記憶部23bは、施設内に配置されたリフレクタRの位置と、無人搬送車1の走行ルートとを記憶している。
位置推定部23cは、複数のリフレクタRからのレーザLの反射光を解析して、無人搬送車1の位置を推定する。推定した無人搬送車1の位置は、走行制御部23aに送信される。
走行制御部23aは、走行ルートおよび受信した無人搬送車1の位置に基づいて、図2に示すように、無人搬送車1を自律して走行ルート上を走行させる。
<障害物検出装置>
次に障害物検出装置3の構成について説明する。障害物検出装置3は、第2制御部30を備えている。本実施形態では、第1および第2制御部23、30は、同じコンピュータ22から構成されているが、第1および第2制御部23、30は、別個のコンピュータ22から構成されていてもよい。第2制御部30は、第2記憶部30aと、障害物検出部30bと、を有する。第2記憶部30aが本発明の「検出エリア記憶部」に相当する。本実施形態では、障害物検出装置3は、手動操作時にのみ動作するよう設定されている。
次に障害物検出装置3の構成について説明する。障害物検出装置3は、第2制御部30を備えている。本実施形態では、第1および第2制御部23、30は、同じコンピュータ22から構成されているが、第1および第2制御部23、30は、別個のコンピュータ22から構成されていてもよい。第2制御部30は、第2記憶部30aと、障害物検出部30bと、を有する。第2記憶部30aが本発明の「検出エリア記憶部」に相当する。本実施形態では、障害物検出装置3は、手動操作時にのみ動作するよう設定されている。
第2記憶部30aは、投受光器19の周囲の物を障害物Oとして検出するための複数の障害物検出エリアEを記憶している。図5は、障害物検出エリアEを示す概略平面図である。図5に示すように、複数の障害物検出エリアEには、マスト13方向のエリアを含むAパターンの障害物検出エリアEAと、マスト13方向のエリアを含まないBパターンの障害物検出エリアEBと、が含まれている。なお、本明細書では、障害物検出エリアEA、EBは、長方形で構成されているが単なる一例であって、障害物検出エリアEの形状は、これに限定されない。
図6Aは、障害物検出エリアEの設定の一例を示す表である。図6AのA行、B行は、AパターンまたはBパターンの設定値をそれぞれ示している。図6Bは、無人搬送車1および障害物検出エリアEを示す概略平面図であって、表のX1、X2、Y1、Y2に対応する部分を示している。図6Bに示すように、X1は投受光器19の中心から後方の長さを、X2は投受光機の中心から前方の長さをそれぞれ示している。また、Y1は投受光器19の中心から左方の長さを、Y2は投受光器19の中心から右方の長さをそれぞれ示している。
図6Aに示すように、障害物検出エリアEは、車両のモデルごとに設定されていてもよい。図5に示すように、本実施形態では、AパターンおよびBパターンの障害物検出エリアEA、EBは、減速エリアE1と、停止エリアE2とをそれぞれ有する。減速エリアE1とは、通常走行モード時に設定されるエリアであって、停止エリアE2は、減速走行モード時に設定されるエリアである。減速エリアE1におけるX1とX2とで長さが異なっているのは、通常走行モード時に障害物Oが検出されるとまず減速させる必要があり、最高速度に応じて減速が完了するまでの距離が異なるところ、前後いずれの方向に走行しているかによって最高速度が異なるからである。また、停止エリアE2は、減速走行モード時に使用されるエリアであるので、減速エリアE1よりも狭く設定されている。
障害物検出部30bは、リフト部材の所定の高さに基づいて、障害物検出エリアEをAパターンまたはBパターンに切り替える。図7は、障害物検出部30bが、リフト部材の所定の高さHに基づいて障害物検出エリアEをAパターンまたはBパターンに切り替える動作を示している。図7では、フォーク14の高さをリフト部材の高さとして示しているが、これは高さ検出部21がリール17の回転数に基づいてリフト部材の高さを検出しているところ、リール17の回転数とフォーク14の高さは連動しているのでリール17の回転数(すなわち、リフト部材の高さ)をフォーク14の高さに置き換えて示している。
障害物検出部30bは、リフレクタR以外の物、例えば、柱や壁からのレーザLの反射光を解析して、反射光の角度と、水平方向における投受光器19の中心から周囲の物までの距離とを検出する。それによって、障害物検出部30bは、周囲の物が障害物検出エリアE内に位置していると特定すると、投受光器19の周囲に障害物Oがあると判定し障害物検出信号を走行制御部23aに送信するとともに、障害物検出エリアEを減速エリアE1から停止エリアE2に切り替える。
走行制御部23aは、手動操作時における通常走行モード時に障害物検出信号を受信すると、無人搬送車1の走行モードを減速走行モードに変更する。すなわち、本実施形態では、走行制御部23aは、無人搬送車1の最高速度を2.52[km/h]または1.08[km/h]から0.8[km/h]へと減速させる。
さらに、障害物検出部30bは、レーザLの反射光を解析して周囲の物が障害物検出エリアE内に位置していると特定すると、投受光器19の周囲に障害物Oがあると判定し障害物検出信号を走行制御部23aに送信する。走行制御部23aは、手動操作時における減速走行モード時に障害物検出信号を受信すると無人搬送車1の走行を停止させる。これにより、障害物検出装置3は、投受光器19が障害物Oに衝突することを防止する。
加えて、障害物検出部30bは、フォーク14(リフト部材)が所定の高さH以上のときには、障害物検出エリアEをAパターンからBパターンに切り替えることにより、インナマスト13bを含むリフト部材を障害物Oとして誤検出することを防止している。これにより、障害物検出装置3は、適切に障害物Oを検出することができる。
このように、障害物検出装置3は、投受光器19を障害物検出センサとして利用することにより新たに障害物検出センサを設けるコストを削減することができる。
無人搬送車1は、例えば、手動操作によって走行ルートを外れて(ラインアウトして)移動させられると、その後、走行ルートに戻されても(ラインインしても)素早く自己位置を検出することが難しくスムーズに自動運転に戻ることができないが、手動操作による際にも位置推定部23cによって自己位置を検出し続けることにより、スムーズに自動運転に戻ることができる。すなわち、本実施形態による構成によれば、無人搬送車1は、手動操作によって走行させられるとき、投受光器19によってレーザLを照射しながら、障害物検出部30bによって障害物Oを検出するとともに位置推定部23cによって常に自己位置を推定し続けることができるので、安全に手動運転走行をすることができ、かつ手動操作から自動運転にスムーズに戻ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の障害物検出装置および当該障害物検出装置を備えた無人搬送車の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略することがある。
次に、本発明の障害物検出装置および当該障害物検出装置を備えた無人搬送車の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略することがある。
<無人搬送車>
無人搬送車1は、投受光器19を昇降させる投受光器昇降部(図示略)をさらに備えている。無人搬送車1の他の構成は、第1実施形態の無人搬送車1と同様の構成である。したがって、他の構成についてはその説明を省略する。
無人搬送車1は、投受光器19を昇降させる投受光器昇降部(図示略)をさらに備えている。無人搬送車1の他の構成は、第1実施形態の無人搬送車1と同様の構成である。したがって、他の構成についてはその説明を省略する。
投受光器昇降部は、公知の技術によって構成されており、投受光器19を昇降させる。これにより、無人搬送車1は、施設内に配置された複数のリフレクタRの高さがそれぞれ異なっていても、投受光器19を昇降させて各リフレクタRにレーザLを適切に照射することができる。投受光器昇降部は、例えば、テレスコピックによって構成されていてもよいが、単なる一例であって投受光器昇降部の構成はこれに限定されない。本実施形態の投受光器昇降部は、図8に示すように、投受光器19の高さを下限位置、中間位置、上限位置の3つのレベルで変更できるよう構成されている。ただし、これも単なる一例であって、投受光器昇降部は、さらに別の高さや4つ以上のレベルで投受光器19を位置決めさせてもよい。
<障害物検出装置>
障害物検出装置3は、第1実施形態と同様の物理的構成を備えている。したがって、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
障害物検出装置3は、第1実施形態と同様の物理的構成を備えている。したがって、第1実施形態と同様の構成については、その説明を省略する。
障害物検出部30bは、投受光器19の高さとリフト部材の高さとに基づいて、障害物検出エリアEをAパターンまたはBパターンに切り替える。図8は、障害物検出部30bが、投受光器19およびリフト部材の高さに基づいて、障害物検出エリアEをAパターンまたはBパターンに切り替える動作を示している。図8に示すように、投受光器19の下限位置、中間位置、上限位置ごとに第1~第3基準高さがそれぞれ設定されている。
図9は、障害物検出エリアE切り替えの際の判定式、およびその判定結果に対応するエリアパターンを表に示している。図9に示すように、障害物検出部30bは、投受光器19の高さごとにそれぞれ、リフト部材の高さ(フォーク高さ)が対応する基準高さ以上か否かを判定し、その判定結果に基づいて、障害物検出エリアEのパターンを切り替える。
障害物検出部30bは、切り替えた障害物検出エリアEと投受光器19の周囲の物との位置を参照して投受光器19の周囲の障害物Oを検出し、障害物Oを検出すると、第1実施形態と同様に障害物検出信号を走行制御部23aに送信する。走行制御部23aは、第1実施形態と同様の手法で、無人搬送車1を減速させたり停止させたりする。
以上の構成により、無人搬送車1は、手動操作時において、各リフレクタRに適切にレーザLを照射させて自己位置を検出しつつ、リフト部材を障害物Oとして検出することを避けることにより投受光器19が障害物Oに衝突することを適切に防止することができる。
以上、本発明の第1および第2実施形態について説明してきたが、本発明の障害物検出装置、当該障害物検出装置を備えた無人搬送車および障害物検出プログラムは、上記実施形態に限定されるものではない。本発明に係る障害物検出装置、無人搬送車および障害物検出プログラムは、例えば、以下の変形例によって実施されてもよい。
<変形例>
・障害物検出装置3は、無人搬送車1の自律運転の際にも動作してもよい。この場合、障害物検出エリアEは、無人搬送車1の最高速度の設定(例えば、施設内の各エリアごとの設定)ごとに面積が異なっていることが好ましい。また、自律運転の際にも動作する場合、障害物検出部30bは、さらに、無人搬送車1が搬送している荷の高さに基づいて、障害物検出エリアEのパターンを切り替えてもよい。この場合、障害物検出装置3は、荷の高さを検出する荷高さ検出部をさらに備えてもよい。
・障害物検出装置3は、無人搬送車1の自律運転の際にも動作してもよい。この場合、障害物検出エリアEは、無人搬送車1の最高速度の設定(例えば、施設内の各エリアごとの設定)ごとに面積が異なっていることが好ましい。また、自律運転の際にも動作する場合、障害物検出部30bは、さらに、無人搬送車1が搬送している荷の高さに基づいて、障害物検出エリアEのパターンを切り替えてもよい。この場合、障害物検出装置3は、荷の高さを検出する荷高さ検出部をさらに備えてもよい。
・障害物検出エリアEは、Bパターンの場合、リフト部材方向の長さX1が0でなくてもよい。ただし、この場合にも、X1は、障害物検出部30bがリフト部材を障害物Oとして誤検出しない長さに設定される。
・障害物検出装置3は、警報装置をさらに備え、障害物Oを検出すると警報を発するよう構成されていてもよい。
1 無人搬送車
10 車体
11 車輪
12 ドライブユニット
13 マスト
13a アウタマスト
13b インナマスト
14 フォーク
15 バックレスト
16 リフトブラケット
17 リール
18 油圧シリンダ
19 投受光器
20 操作ペンダント
21 高さ検出部
22 コンピュータ
23 第1制御部
23a 走行制御部
23b 第1記憶部
23c 位置推定部
3 障害物検出装置
30 第2制御部
30a 第2記憶部(検出エリア記憶部)
30b 障害物検出部
L レーザ
O 障害物
R リフレクタ
U ユーザ
E 障害物検出エリア
E1 減速エリア
E2 停止エリア
10 車体
11 車輪
12 ドライブユニット
13 マスト
13a アウタマスト
13b インナマスト
14 フォーク
15 バックレスト
16 リフトブラケット
17 リール
18 油圧シリンダ
19 投受光器
20 操作ペンダント
21 高さ検出部
22 コンピュータ
23 第1制御部
23a 走行制御部
23b 第1記憶部
23c 位置推定部
3 障害物検出装置
30 第2制御部
30a 第2記憶部(検出エリア記憶部)
30b 障害物検出部
L レーザ
O 障害物
R リフレクタ
U ユーザ
E 障害物検出エリア
E1 減速エリア
E2 停止エリア
Claims (5)
- 無人搬送車用の障害物検出装置であって、
前記無人搬送車は、
昇降可能なリフト部材と、
前記リフト部材の高さを検出する高さ検出部と、
水平方向に回転しながらレーザを照射する照射部と、前記レーザの反射光を検出する受光部とを有する投受光器と、
第1制御部と、を備え、
前記第1制御部は、
前記反射光を解析して施設の所定位置に配置された複数のリフレクタの位置を推定し前記無人搬送車の位置を推定する位置推定部を有し、
前記障害物検出装置は、第2制御部を備え、
前記第2制御部は、
前記投受光器の周囲の障害物を検出するための複数の障害物検出エリアを予め記憶している検出エリア記憶部と、
いずれかの前記障害物検出エリアにおいて、前記反射光を解析して前記投受光器の水平方向における周囲の前記障害物を検出する障害物検出部と、を有し、
複数の前記障害物検出エリアには、水平方向における前記リフト部材方向のエリアを含まない前記障害物検出エリアが含まれており、
前記障害物検出部は、前記リフト部材の高さに基づいて、前記障害物検出エリアを切り替えて前記リフト部材または荷を前記障害物として誤検出することを防止する、障害物検出装置。 - 前記無人搬送車は、前記無人搬送車に乗車しないユーザの手動操作による走行に切り替え可能であって、
前記第1制御部は、前記無人搬送車が前記手動操作によって走行するとき、前記位置推定部によって前記無人搬送車の位置を推定するよう構成されており、
前記第2制御部は、前記無人搬送車が前記手動操作によって走行するとき、前記障害物検出部によって前記障害物を検出する、請求項1に記載の障害物検出装置。 - 前記無人搬送車は、前記投受光器を昇降させる投受光器昇降部をさらに備え、
前記障害物検出部は、さらに前記投受光器の高さに基づいて、前記障害物検出エリアを切り替える、請求項1または2に記載の障害物検出装置。 - 無人搬送車であって、
昇降可能なリフト部材と、
前記リフト部材の高さを検出する高さ検出部と、
水平方向に回転しながらレーザを照射する照射部と、前記レーザの反射光を検出する受光部とを有する投受光器と、
第1制御部と、
障害物検出装置と、を備え、
前記第1制御部は、
前記反射光を解析して施設の所定位置に配置された複数のリフレクタの位置を推定し前記無人搬送車の位置を推定する位置推定部を有し、
前記障害物検出装置は、
第2制御部を有し、
前記第2制御部は、
前記投受光器の周囲の前記障害物を検出するための複数の障害物検出エリアを予め記憶している検出エリア記憶部と、
いずれかの前記障害物検出エリアにおいて、前記反射光を解析して前記投受光器の水平方向における周囲の障害物を検出する障害物検出部と、を有し、
複数の前記障害物検出エリアには、水平方向における前記リフト部材方向のエリアを含まない前記障害物検出エリアが含まれており、
前記障害物検出部は、前記リフト部材の高さに基づいて、前記障害物検出エリアを切り替えて前記リフト部材または荷を前記障害物として誤検出することを防止する、無人搬送車。 - 無人搬送車用の障害物検出プログラムであって、
前記無人搬送車は、
昇降可能なリフト部材と、
前記リフト部材の高さを検出する高さ検出部と、
水平方向に回転しながらレーザを照射する照射部と、前記レーザの反射光を検出する受光部とを有する投受光器と、
コンピュータと、を備え、
前記コンピュータによって、前記反射光を解析して施設の所定位置に配置されたリフレクタの位置を推定し前記無人搬送車の位置を推定するよう構成されており、
前記障害物検出プログラムは、
前記コンピュータを請求項1に記載の第2制御部として動作させる、障害物検出プログラム。
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---|---|---|---|
JP2022211624A JP2024094813A (ja) | 2022-12-28 | 2022-12-28 | 障害物検出装置、無人搬送車および障害物検出プログラム |
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JP2022211624A JP2024094813A (ja) | 2022-12-28 | 2022-12-28 | 障害物検出装置、無人搬送車および障害物検出プログラム |
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JP2022211624A Pending JP2024094813A (ja) | 2022-12-28 | 2022-12-28 | 障害物検出装置、無人搬送車および障害物検出プログラム |
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2022
- 2022-12-28 JP JP2022211624A patent/JP2024094813A/ja active Pending
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