JP2024049686A - カーテンウォール - Google Patents

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Kana Miyamoto
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Abstract

【課題】カーテンウォールのパネル体の室内側でパネル体を保持する方立の意匠性を向上させる。【解決手段】カーテンウォール1は、パネル体5と、パネル体5の室内側に配置された方立2と、パネル体5の室外側に配置された押縁50と、方立2に固定された取付材6と、取付材6に取り付けられた受け材7と、を備えている。受け材7は、押縁50を受け、押縁50は、方立2との間にパネル体5を保持する。【選択図】 図3

Description

本発明は、パネル体と方立を備えたカーテンウォールに関する。
複数の方立を備えたカーテンウォールでは、複数の方立が並べて設置されて、パネル体が方立により保持されている。方立は、上下方向に間隔をあけた複数箇所で、建物の躯体に取り付けられて、建物の躯体に支持される。また、建物の吹き抜け部等のように躯体の上下方向の間隔が広い箇所に方立を設置する場合には、方立の躯体への取付箇所の間隔が広くなるのに伴い、方立の強度が求められることがある。これに対し、従来、比較的容易に強度確保が可能なスチール方立を方立の一部に設けたカーテンウォールが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のカーテンウォールでは、パネル体であるガラスパネルよりも室内側の位置にスチール方立が配置されている。また、アルミ方立がスチール方立の室外側面に連結されて、ガラスパネルがアルミ方立に保持されている。ところが、ガラスパネルの室内側では、方立を構成するアルミ方立とスチール方立の両方が露出して、それらのテクスチャーが混在している。そのため、従来のカーテンウォールでは、ガラスパネルの室内側において、方立のテクスチャーに統一感がなく、方立の意匠性の観点から改良の余地がある。
特許第4259442号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、カーテンウォールのパネル体の室内側でパネル体を保持する方立の意匠性を向上させることである。
本発明は、
パネル体と、
前記パネル体の室内側に配置された方立と、
前記パネル体の室外側に配置されて、前記方立との間に前記パネル体を保持する押縁と、
前記方立に固定された取付材と、
前記取付材に取り付けられて、前記押縁を受ける受け材と、
を備えたカーテンウォールである。
本発明によれば、カーテンウォールのパネル体の室内側でパネル体を保持する方立の意匠性を向上させることができる。
第1実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。 第1実施形態のカーテンウォールの縦断面図である。 第1実施形態のカーテンウォールの横断面図である。 図3のX-X線で切断した第1実施形態のカーテンウォールの縦断面図である。 第1実施形態の受け材を示す斜視図である。 第1実施形態の方立、取付材、及び、受け材を示す斜視図である。 第2実施形態のカーテンウォールの横断面図である。 第2実施形態の受け材を示す斜視図である。 第2実施形態の方立、取付材、及び、受け材を示す斜視図である。
本発明のカーテンウォールの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のカーテンウォールは、建物の外壁に用いられる壁体であり、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置される。以下、カーテンウォールの例として、ノックダウン方式のカーテンウォールの複数の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカーテンウォール1を示す正面図であり、カーテンウォール1の構成の一部の記載を省略して、カーテンウォール1の概略構成を模式的に示している。
図示のように、カーテンウォール1は、建物10の外壁11の箇所に設置されて、建物10の外壁11を形成する。また、カーテンウォール1は、建物10の躯体(図示せず)の室外側に配置されて、建物10の躯体に取り付けられている。
なお、建物10に設置したカーテンウォール1を正面からみたときに、上下となる方向が上下方向Rであり、左右となる方向が左右方向Sである。図1では、上下方向Rは鉛直方向であり、左右方向Sは水平方向である。室内外方向は、建物10に設置したカーテンウォール1における室内外方向(屋内外方向)である。また、室内外方向は、建物10に設置したカーテンウォール1を正面からみたときに、前後となる方向であり、図1では、左右方向Sに直交する水平方向である。このように、カーテンウォール1に関する方向は、建物10に設置した状態での方向で特定する。また、カーテンウォール1に関して室内側、室外側とは、建物10に設置した状態での室内側、室外側である。
カーテンウォール1は、建物10の躯体に取り付けられた複数の方立2と、方立2に取り付けられた複数の無目3と、方立2と無目3により形成された複数の開口部4と、開口部4に配置された複数のパネル体5を備えている。パネル体5は、方形状のパネル状部材であり、複数の開口部4のそれぞれに配置されている。また、パネル体5は、開口部4に固定された固定パネル体であり、開口部4を閉鎖する。複数の開口部4は、上下方向Rと左右方向Sに並べて形成され、複数のパネル体5は、上下方向Rと左右方向Sに並べて配置されている。
方立2は、上下方向R(縦方向)に延びる縦材であり、左右方向Sに間隔をあけて設置されている。複数の方立2は、互いの間に開口部4を挟んで、左右方向Sに互いに離隔し、建物10の外壁11に左右方向Sに順に並べて配置されている。無目3は、左右方向S(横方向)に延びる横材であり、左右方向Sに隣り合う方立2の間のそれぞれに配置されて、左右の方立2に架け渡されている。左右方向Sに隣り合う方立2の間で、無目3は、上下方向Rに間隔をあけて配置されて、左右の方立2に取り付けられている。複数の無目3は、互いの間に開口部4を挟んで、上下方向Rに互いに離隔し、建物10の外壁11に上下方向Rに順に並べて配置されている。
複数の方立2と複数の無目3は、格子状(枠状)に組み合わされて、複数の方形状の開口部4を形成している。複数の開口部4は、互いの間に方立2を挟んで、左右方向Sに並べて形成されるとともに、互いの間に無目3を挟んで、上下方向Rに並べて形成されている。また、開口部4は、左右方向Sにおいて、方立2の左右の両側に形成され、上下方向Rにおいて、無目3の上下の両側に形成されている。パネル体5は、ガラスパネル体(例えば、複層ガラス、合わせガラス、板ガラス)であり、方立2と無目3に保持されて、開口部4に固定されている。その状態で、パネル体5は、左右方向Sにおいて、方立2の左右の両側に配置され、上下方向Rにおいて、無目3の上下の両側に配置されている。
図2は、第1実施形態のカーテンウォール1の縦断面図であり、カーテンウォール1を無目3の箇所において上下方向R及び室内外方向Tを含む面で切断して示している。
図示のように、カーテンウォール1は、方立2の左右の側面部に固定されたブラケット20と、無目3及びブラケット20を覆うカバー21と、無目3に取り付けられた押縁22を備えている。無目3の長手方向(左右方向S)の両側の端部は、それぞれブラケット20に固定されて、ブラケット20を介して、方立2の側面部に取り付けられている。カバー21は、パネル体5よりも室内側に位置して、無目3及びブラケット20を収容する。
パネル体5は、左右方向Sに延びる縁部(横縁部5A)を有し、上下方向Rに並べて配置されている。無目3は、上下方向Rに隣り合う上下のパネル体5(ここでは、横縁部5A)の室内側に配置されて、パネル体5の室内側で、上下のパネル体5を保持する。押縁22は、左右方向Sに延びる横押縁であり、無目3及びパネル体5の横縁部5Aの室外側に位置して、無目3及びパネル体5の横縁部5Aに沿って配置されている。また、押縁22は、上下のパネル体5(横縁部5A)の室外側に配置されて、無目3との間に上下のパネル体5を保持する。上下のパネル体5は、室内外方向Tにおいて、無目3と押縁22の間に配置されて、無目3と押縁22の間に保持される。
図3は、第1実施形態のカーテンウォール1の横断面図であり、カーテンウォール1を方立2の箇所において左右方向S及び室内外方向Tを含む面で切断して示している。
図示のように、パネル体5は、上下方向Rに延びる縁部(縦縁部5B)を有し、左右方向Sに互いに間隔をあけて、左右方向Sに並べて配置されている。方立2は、左右方向Sに隣り合う左右のパネル体5(ここでは、縦縁部5B)の室内側に配置されて、パネル体5の室内側で、左右のパネル体5を保持する。左右のパネル体5(縦縁部5B)は、共通の方立2の室外側に配置されて、方立2の室外側に保持される。ここでは、方立2は、鋼製であり、パネル体5よりも室内側の位置にのみ配置されている。また、方立2は、中空部を有さない中実材であり、中実形状に形成されている。方立2の室内外方向T(見込み方向)の寸法は、方立2の左右方向S(見付け方向)の寸法よりも大きい。
カーテンウォール1は、方立2に固定された取付材6と、取付材6の固定用のビス、ボルト等の固定金具30と、取付材6に取り付けられた受け材7と、受け材7に装着された左右の2つのバックアップ材40と、受け材7に取り付けられた押縁50を備えている。受け材7と押縁50は、アルミニウム合金製である。取付材6、受け材7、バックアップ材40、及び、押縁50は、方立2の室外側に位置している。また、受け材7、バックアップ材40、及び、押縁50は、方立2の長手方向(上下方向R)に延び、方立2に沿って配置されている。
取付材6は、方立2の室外側に位置する連結部6Aを有し、パネル体5よりも室内側に位置している。パネル体5よりも室内側の位置で、取付材6が2つの固定金具30により方立2に固定されて、受け材7が取付材6の連結部6Aに連結されている。固定金具30は、室外側から、取付材6の挿通孔を挿通して、方立2のネジ孔に捩じ込まれる。これにより、固定金具30は、方立2のネジ孔に固定されて、方立2に取り付けられる。取付材6は、パネル体5よりも室内側の位置で、受け材7を受けて、受け材7を保持する。
受け材7は、方立2の室外側に位置する係合部7Aを有している。受け材7の係合部7Aは、取付材6の連結部6Aに係合して、連結部6Aに連結されている。受け材7は、係合部7Aにより、連結部6Aに連結されて、連結部6A及び取付材6に取り付けられている。また、受け材7は、方立2の室外側、及び、左右のパネル体5の間の箇所(間隙5C)で、押縁50を受けて、押縁50を保持する。押縁50は、受け材7及び取付材6を介して、方立2に連結されている。
押縁50は、縦押縁であり、受け材7に係止されて、受け材7に取り付けられている。また、押縁50は、受け材7からパネル体5の室外側まで配置されており、方立2、受け材7、及び、パネル体5の縦縁部5Bの室外側に位置して、方立2、受け材7、及び、パネル体5の縦縁部5Bに沿って配置されている。押縁50は、左右のパネル体5(縦縁部5B)の室外側に配置されて、方立2との間に左右のパネル体5を保持する。左右のパネル体5は、室内外方向Tにおいて、方立2と押縁50の間に配置されて、方立2と押縁50の間に保持される。
方立2は、室外側に向けて配置された室外面部2Aを有している。方立2の室外面部2Aは、方立2における室外側に位置する端面部であり、パネル体5の室内側に位置している。また、方立2の室外面部2Aは、平面形状に形成されて、左右方向Sに沿って配置されている。左右のパネル体5、取付材6、受け材7、バックアップ材40、及び、押縁50は、方立2の室外面部2Aの室外側に位置している。方立2の室外面部2Aは、室内外方向Tにおいて、左右のパネル体5と対向して配置されて、左右のパネル体5を保持する。取付材6は、方立2の室外面部2Aに固定されている。受け材7は、取付材6を介して、方立2の室外面部2Aに連結され、押縁50は、方立2の室外面部2Aとの間にパネル体5を保持する。
方立2の室外面部2Aは、左右のパネル体5を室内側において保持する左右の2つの保持部(室内側保持部2B)と、取付材6及び受け材7が配置される配置部2Cを有している。左右の室内側保持部2Bと配置部2Cは、方立2の室外面部2Aに並列して設けられて、それぞれ方立2の長手方向に延び、室外側に向けて配置されている。室内側保持部2Bは、方立2の室外面部2Aの一部に設けられた対向部であり、それぞれパネル体5の室内側に位置して、室内外方向Tにおいて、パネル体5と対向して配置されている。室内側保持部2Bは、方立2の室外面部2Aにおける左右の縁部側の部分に設けられて、配置部2Cの左右方向Sの両側に位置している。左右のパネル体5は、それぞれ方立2の室内側保持部2Bと押縁50の間に保持される。
方立2の左右の室内側保持部2Bは、左右方向Sにおいて、互いの間に配置部2Cを挟んで、互いに離隔し、左右のパネル体5のそれぞれを保持する。配置部2Cは、方立2の室外面部2Aの一部(室内側保持部2B以外の部分)に設けられて、左右のパネル体5の間の間隙5Cの室内側に位置している。また、配置部2Cは、方立2の室外面部2Aの左右方向Sにおける中央部、及び、方立2の室外面部2Aにおける左右の室内側保持部2Bの間の部分(中間部)に設けられている。配置部2Cは、左右方向Sにおいて、左右の室内側保持部2Bの間に位置して、左右の室内側保持部2Bと隣り合う。
取付材6と受け材7は、方立2の室外面部2Aの配置部2Cの室外側に位置している。取付材6は、方立2の長手方向の複数箇所に設けられており、複数の取付材6は、方立2の長手方向に間隔をあけて互いに離隔して設けられている。配置部2Cの室外側で、複数の取付材6は、配置部2Cに固定され、受け材7は、複数の取付材6に取り付けられて、取付材6を介して、配置部2Cに連結されている。取付材6は、受け材7が室外面部2Aの配置部2C及び方立2から室外側に向かって突出する状態で、受け材7を受けて保持する。受け材7は、配置部2C及び取付材6の室外側に位置して、配置部2C及び取付材6を室外側から覆う。
図4は、図3のX-X線で切断した第1実施形態のカーテンウォール1の縦断面図であり、1つの取付材6の箇所で切断したカーテンウォール1を示している。図5は、第1実施形態の受け材7を示す斜視図であり、図5A、図5Bは、受け材7の長手方向(上下方向R)の一部を互いに異なる方向からみて示している。図6は、第1実施形態の方立2、取付材6、及び、受け材7を示す斜視図であり、方立2の長手方向の一部、1つの取付材6、及び、受け材7の長手方向の一部を示している。また、図6では、取付材6に取り付けられた受け材7を二点鎖線で記載し、受け材7を透視して、方立2及び取付材6を示している。
図示のように、取付材6は、上方に向かって突出するフック部材であり、受け材7は、取付材6に上方から引っ掛けられて取り付けられている。また、取付材6は、方立2に固定される板状の固定部60と、固定部60の上方に位置するフック部61を有している。取付材6の固定部60は、方立2(ここでは、室外面部2Aの配置部2C)に密着して、固定金具30により、方立2に固定されている。取付材6のフック部61は、互いに連続して形成された2つの突部62、63(第1突部62、第2突部63)を有し、第1突部62と第2突部63により、固定部60から上方に向かって突出するフック形状に形成されている。
フック部61の第1突部62は、固定部60の上端部に接続し、固定部60及び方立2(室外面部2Aの配置部2C)から室外側に向かって突出している。フック部61の第2突部63は、第1突部62の室外側の部分に接続し、方立2から室外側に離隔した位置で、第1突部62から上方に突出している。第2突部63は、全体にわたって、方立2から室外側に離隔して配置されて、方立2との間に隙間64を形成している。隙間64は、第1突部62の上方で、方立2と板状の第2突部63の間に形成されて、上方及び左右方向Sの両側に向かって開放されている。第1突部62は、隙間64の下方に位置して、隙間64を下方において閉塞する。
取付材6の連結部6Aは、上方に向かって突出するフック部61であり、受け材7の係合部7Aは、連結部6Aであるフック部61に上方から引っ掛けられて係合している。また、受け材7は、取付材6を収容する溝部70と、溝部70から室外側に突出する取付部71と、左右の2つの装着部72を有している。溝部70は、受け材7の室内側の部分に凹状に形成されて、受け材7の長手方向に延び、室内側に向けて配置されている。また、溝部70は、室内側に向かって開放されて、室内外方向Tにおいて、方立2(室外面部2A)と対向して配置されている。
受け材7の溝部70は、室内側に向かって開口する開口73と、左右方向Sに突出する左右の2つの突片74と、左右の突片74のそれぞれに形成された切欠き部75を有している。溝部70の開口73と突片74は、受け材7の長手方向に延びる。突片74は、溝部70の室内側の左右の縁部に設けられて、溝部70の開口73の左右方向Sの両側に位置している。左右の突片74は、左右方向Sにおいて、互いに接近する方向に突出して、溝部70の開口73を挟んで、互いに対向して配置されている。
切欠き部75は、突片74を切欠いて形成された空所であり、突片74を室内外方向Tに貫通して、溝部70の開口73に連続する。また、切欠き部75は、受け材7の長手方向の複数箇所に設けられており、複数の切欠き部75は、受け材7の長手方向に間隔をあけて、互いに離隔して突片74に設けられている。切欠き部75は、左右の突片74に受け材7の長手方向における位置を合わせて形成され、左右の切欠き部75は、左右方向Sにおいて相対する位置に設けられている。
受け材7を取付材6に取り付けるときには、受け材7を方立2及び取付材6に向かって室内側に移動させる。その際、受け材7の左右の切欠き部75を取付材6に向かって室内側に移動させる。これにより、取付材6は、室内側から、左右の切欠き部75及び左右の切欠き部75の間の開口73を通って、溝部70内に配置される。また、取付材6の固定部60は、左右の切欠き部75及び左右の切欠き部75の間の開口73に配置される。その状態で、受け材7を下方に移動させると、左右の切欠き部75の上方で、左右の突片74が取付材6のフック部61に載置される。
このように、受け材7は、取付材6のフック部61に載置される載置部76を有している。載置部76は、左右の突片74における切欠き部75の上方に位置して切欠き部75に隣り合う部分であり、取付材6のフック部61は、載置部76を上方から受け入れる。また、受け材7の係合部7Aは、載置部76を含む溝部70であり、左右の載置部76を有している。係合部7Aの載置部76は、方立2とフック部61の第2突部63の間の隙間64に上方から受け入れられて、フック部61の第1突部62に上方から載置される。
溝部70内で、フック部61の第1突部62は、左右の載置部76の下方の箇所である左右の切欠き部75及び左右の切欠き部75の間の開口73に位置して、左右の載置部76を下方において受ける。また、フック部61の第2突部63は、左右の載置部76の室外側に位置して、左右の載置部76を室外側において受ける。係合部7Aの載置部76は、上方から、方立2と第2突部63の間の隙間64に配置されて、隙間64に嵌め込まれる。これにより、載置部76は、取付材6のフック部61に上方から載置された状態で、フック部61に係合する。
取付材6のフック部61及び連結部6Aは、係合部7Aの溝部70の内部に嵌め込まれる。これにより、受け材7の溝部70及び係合部7Aは、取付材6のフック部61及び連結部6Aに係合して連結される。ここでは、載置部76を含む溝部70は、取付材6の固定部60及びフック部61の第1突部62を左右方向Sにおいて挟み込むとともに、載置部76がフック部61の第2突部63に室内側から当接する状態で、第2突部63を左右方向Sにおいて挟み込む。取付材6の固定部60は、左右の切欠き部75の箇所で、溝部70の内部に嵌め込まれる。また、フック部61の第1突部62は、左右の切欠き部75の箇所及び左右の切欠き部75の室外側の箇所で、溝部70の内部に嵌め込まれる。フック部61の第2突部63は、左右の載置部76の室外側の箇所で、溝部70の内部に嵌め込まれる。
取付材6は、フック部61の第1突部62により、受け材7の載置部76及び係合部7Aを下方から支持して、受け材7の載置部76及び係合部7Aの下方への移動を規制する。また、取付材6は、フック部61の第2突部63により、受け材7の載置部76及び係合部7Aの室内外方向Tの移動を規制し、フック部61の第1突部62及び第2突部63により、受け材7の溝部70及び係合部7Aの左右方向Sの移動を規制する。このように、取付材6は、連結部6Aであるフック部61により、係合部7A及び受け材7の左右方向S、室内外方向T、及び、下方への移動を規制して、係合部7A及び受け材7を保持する。
受け材7の取付部71は、押縁50を係止する2つの係止部77を有し、溝部70の左右方向Sにおける中央部から左右のパネル体5の間の間隙5Cまで突出している(図3参照)。2つの係止部77は、室内側に向かって突出する引っ掛け部であり、室内外方向Tに互いに離隔して形成されている。係止部77は、取付部71の左右方向Sにおける一方側の部分に形成され、取付部71及び係止部77は、間隙5Cに配置されている。
受け材7の左右の装着部72は、溝部70の左右方向Sにおける両側の側方部分であり、室外側に向かって突出している。装着部72は、左右のパネル体5のそれぞれの室内側に位置して、室内外方向Tにおいて、パネル体5と対向して配置されている。装着部72は、受け材7の室内側の部分に設けられ、パネル体5の室内側で、方立2及び方立2の室外面部2A(左右の室内側保持部2B)の室外側に位置している。方立2の左右の室内側保持部2Bのそれぞれで、装着部72は、室内外方向Tにおいて、方立2の室内側保持部2Bとパネル体5の間に配置されて、パネル体5に向かって突出している。
バックアップ材40は、パネル体5の固定に使用される固定用のシール材(ガスケット)であり、水密性及び気密性を有している。左右のバックアップ材40は、受け材7の左右の装着部72に装着されて、受け材7の装着部72に保持される。受け材7の左右の装着部72のそれぞれで、バックアップ材40は、パネル体5の室内側で、方立2とパネル体5の間、及び、受け材7とパネル体5の間に挟まれる。バックアップ材40は、受け材7の装着部72とパネル体5の間に挟まれた状態で、方立2の室外面部2Aの室内側保持部2Bとパネル体5の間に挟まれる。
押縁50は、左右のパネル体5を室外側において保持する左右の2つの保持部(室外側保持部51)と、室外側保持部51から室内側に突出する突壁部52と、突壁部52から左右方向Sの一方側に突出する2つの被係止部53を有している。室外側保持部51は、突壁部52の室外側の端部に接続し、2つの被係止部53は、室内外方向Tに互いに離隔して形成されている。突壁部52は、室外側保持部51から左右のパネル体5の間の間隙5Cまで延び、突壁部52及び2つの被係止部53は、間隙5Cに配置されている。
方立2の室外面部2Aの室外側及び間隙5Cで、押縁50の2つの被係止部53は、取付部71の係止部77にそれぞれ室内側から引っ掛けられて、取付部71の係止部77に係止されている。押縁50は、被係止部53により、係止部77に係止されて、受け材7の係止部77及び取付部71に取り付けられる。受け材7は、押縁50を受けて保持する。
押縁50の室外側保持部51は、突壁部52から左右方向Sの両側に突出して、左右方向Sに沿って配置されている。また、左右の室外側保持部51は、それぞれ方立2の室外面部2A及びパネル体5(縦縁部5B)の室外側に位置する対向部であり、室内外方向Tにおいて、パネル体5と対向して配置されている。左右のパネル体5は、室内外方向Tにおいて、それぞれ方立2の室内側保持部2Bと押縁50の室外側保持部51の間に配置されて、方立2の室内側保持部2Bと押縁50の室外側保持部51の間に保持される。方立2は、室内側保持部2Bにより、パネル体5を室内側において保持し、押縁50は、室外側保持部51により、パネル体5を室外側において保持する。
方立2の室内側保持部2Bとパネル体5の間には、バックアップ材40とシーリング材41が設けられている。シーリング材41は、バックアップ材40に受けられて、方立2の室内側保持部2Bとパネル体5の間に充填されている。シーリング材41により、方立2の室内側保持部2Bとパネル体5の間の箇所が止水される。左右方向Sにおいて、バックアップ材40は、シーリング材41に対して、間隙5C側に位置し、シーリング材41は、バックアップ材40に対して、間隙5Cの反対側に位置している。
押縁50の室外側保持部51とパネル体5の間には、バックアップ材42とシーリング材43が設けられている。シーリング材43は、バックアップ材42に受けられて、押縁50の室外側保持部51とパネル体5の間に充填されている。シーリング材43により、押縁50の室外側保持部51とパネル体5の間の箇所が止水される。左右方向Sにおいて、バックアップ材42は、シーリング材43に対して、間隙5C側に位置し、シーリング材43は、バックアップ材42に対して、間隙5Cの反対側に位置している。
以上説明した第1実施形態のカーテンウォール1では、押縁50を受け材7により受けて、パネル体5を押縁50と方立2の間に保持する。また、パネル体5の室内側では、受け材7が露出せずに、方立2のみが露出し、テクスチャーの統一感が生じる。そのため、カーテンウォール1のパネル体5の室内側でパネル体5を保持する方立2の意匠性を向上させることができる。受け材7を取付材6に取り付けることで、取付材6を介して、受け材7を方立2に容易に取り付けることもできる。
方立2の室外側で、受け材7の係合部7Aを取付材6の連結部6Aに連結して、受け材7を取付材6に簡単に取り付けることができる。また、連結部6Aであるフック部61に対して係合部7Aの載置部76を載置して係合することで、受け材7の係合部7Aを取付材6の連結部6Aに安定して連結することができる。方立2の室外面部2Aによりパネル体5を保持するとともに、方立2の室外面部2Aに固定された取付材6に受け材7を取り付けている。これにより、取付材6と受け材7の室内側への露出を抑制して、カーテンウォール1の意匠性を高めることができる。
バックアップ材40により、受け材7とパネル体5の間の箇所から方立2とパネル体5の間の箇所まで止水して、受け材7とパネル体5の間の箇所、及び、方立2とパネル体5の間の箇所への水の浸入を阻止することができる。これにより、受け材7とパネル体5の間の箇所、及び、方立2とパネル体5の間の箇所の水密性を確保して、雨水等の水から方立2を保護することができる。その結果、方立2の水による腐食を抑制して、方立2の耐久性を向上させることができる。
方立2の室外側に配置される受け材7と押縁50をアルミニウム合金製にすることで、受け材7と押縁50の耐候性及び耐久性を確保することができる。方立2を鋼製にすることで、方立2の強度を確保しつつ、方立2のコストの上昇を抑制することができる。また、鋼製の方立2では、鋼製以外の材料製の方立2に比べて、方立2の室内外方向Tの寸法を小さくすることもできる。
なお、受け材7と押縁50は、種々のアルミニウム合金製に限定されず、アルミニウム合金以外の材料(例えば、ステンレス鋼)製であってもよい。また、方立2は、種々の鋼製(例えば、炭素鋼、特殊鋼、ステンレス鋼)製に限定されず、鋼以外の材料(例えば、アルミニウム合金、木)製であってもよい。方立2の形状は、中実形状以外の形状(例えば、中空形状)であってもよい。方立2は、複数の部材(例えば、鋼製のフラットバー(平鋼))を組み合わせて形成してもよい。方立2の室内外方向Tの寸法は、方立2の左右方向Sの寸法と同じであってもよく、方立2の左右方向Sの寸法よりも小さくてもよい。
ここでは、平面を形成するように複数のパネル体5を配置したカーテンウォール1の例について説明したが、本発明は、このような平面に限定されず、様々な形状(例えば、曲面、多角面)を形成するように複数のパネル体5を配置したカーテンウォール1に適用可能である。また、方立2の室外面部2Aは、平面形状に限定されず、他の形状(例えば、曲面形状、多角面形状)であってもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のカーテンウォール1について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同じ事項の説明は省略し、第1実施形態と相違する事項について主に説明する。また、第2実施形態に関し、第1実施形態の構成に相当する構成には、第1実施形態の構成と同じ名称を用いる。
図7は、第2実施形態のカーテンウォール1の横断面図であり、図3と同様に、カーテンウォール1を方立2の箇所で切断して示している。図8は、第2実施形態の受け材7を示す斜視図であり、受け材7の長手方向の一部を示している。図9は、第2実施形態の方立2、取付材6、及び、受け材7を示す斜視図であり、図6と同様に、方立2の長手方向の一部、2つの取付材6、及び、受け材7の長手方向の一部を示している。
図示のように、第2実施形態のカーテンウォール1では、取付材6、受け材7が、それぞれ第1実施形態の取付材6、受け材7と相違している。取付材6は、方立2に固定された段付ボルト65である。段付ボルト65は、方立2に固定されたネジ部66と、ネジ部66の室外側に位置する頭部67と、ネジ部66と頭部67の間に位置する段部68を有している。段付ボルト65のネジ部66は、室外側から、方立2の室外面部2Aのネジ孔に捩じ込まれる。これにより、ネジ部66が方立2の室外面部2Aのネジ孔に固定されて、段付ボルト65が方立2の室外面部2Aに固定されている。
取付材6の連結部6Aは、段付ボルト65に設けられた張出部69であり、張出部69は、段付ボルト65の頭部67及び段部68である。張出部69と段付ボルト65の頭部67及び段部68は、方立2(室外面部2A)から室外側に張り出して、方立2の室外側に位置している。頭部67は、ネジ部66及び方立2との間に段部68を挟んで、ネジ部66及び方立2から室外側に離隔している。段部68は、頭部67よりも小径な小径部であるとともに、円盤状に形成された円盤部であり、頭部67と方立2の間に位置して、頭部67と方立2の間に凹部を形成する。
受け材7の溝部70は、第1実施形態の受け材7の溝部70とは相違して、左右の突片74に切欠き部75を有しておらず、左右の突片74は、切欠き部75により切欠かれずに、受け材7の長手方向に連続して延びる。また、受け材7の係合部7Aは、張出部69(段付ボルト65の頭部67及び段部68)が嵌め込まれる嵌込部78であり、嵌込部78は、受け材7の左右の突片74を含む溝部70である。
受け材7を取付材6に取り付けるときには、受け材7を方立2の室外面部2Aに沿って方立2の長手方向に移動させる。その際、受け材7の長手方向の端部において、張出部69である段付ボルト65の頭部67及び段部68を嵌込部78の溝部70内に挿入する。複数の段付ボルト65の頭部67及び段部68は、溝部70内に順に受け入れられて、溝部70に沿って溝部70をスライドする。
嵌込部78の溝部70内で、段付ボルト65の頭部67は、左右の突片74の室外側に位置して、溝部70の内部及び嵌込部78に嵌め込まれる。また、段付ボルト65の段部68は、溝部70の左右の突片74の間に配置されて、溝部70の左右の突片74の間の開口73及び嵌込部78に嵌め込まれる。これにより、張出部69(段付ボルト65の頭部67及び段部68)が受け材7の嵌込部78に嵌め込まれて、受け材7の嵌込部78が張出部69に係合して連結される。溝部70の左右の突片74は、頭部67の室内側に位置し、頭部67と方立2の間(段部68により形成される凹部)に配置されて、頭部67に室内側から当接する。
取付材6は、段付ボルト65の頭部67により、受け材7の溝部70及び係合部7A(嵌込部78)の室内外方向Tの移動を規制し、段付ボルト65の頭部67及び段部68により、受け材7の溝部70及び係合部7Aの左右方向Sの移動を規制する。このように、取付材6は、連結部6Aである張出部69により、係合部7A及び受け材7の左右方向S及び室内外方向Tの移動を規制して、係合部7A及び受け材7を保持する。ただし、段付ボルト65の頭部67及び段部68は、受け材7の溝部70内で上下方向Rに移動可能であり、取付材6は、張出部69により、係合部7A及び受け材7の上下方向Rの移動を規制しない。そのため、受け材7は、張出部69とは異なる位置で、ビス、ボルト等の固定金具(図示せず)により、方立2に固定される。
第2実施形態のカーテンウォール1では、係合部7Aである嵌込部78に対して連結部6Aである張出部69を嵌め込むことで、受け材7の係合部7Aを取付材6の連結部6Aに簡単に連結することができる。また、張出部69が段付ボルト65の頭部67及び段部68であり、張出部69を有する取付材6の構造を簡単にしつつ、取付材6を方立2に容易に固定することができる。
なお、段付ボルト65は、2つの部材に分割された構造であってもよく、例えば、頭部67及び段部68に相当する部分を有する部材(段付部材)と、段付部材を方立2に固定する固定金具(皿ボルト等)を有していてもよい。また、張出部69は、段付ボルト65の頭部67及び段部68に限定されず、嵌込部78に嵌め込まれる他の張出部であってもよい。本発明は、段付ボルト65以外のビス、ボルト等の他の固定金具を用いて実施することもできる。
以上のとおり、本実施形態では、以下の(1)~(9)に記載されたカーテンウォールを開示している。
(1) パネル体と、
前記パネル体の室内側に配置された方立と、
前記パネル体の室外側に配置されて、前記方立との間に前記パネル体を保持する押縁と、
前記方立に固定された取付材と、
前記取付材に取り付けられて、前記押縁を受ける受け材と、
を備えたカーテンウォール。
(1)に記載されたカーテンウォールでは、カーテンウォールのパネル体の室内側でパネル体を保持する方立の意匠性を向上させることができる。
(2) (1)に記載されたカーテンウォールにおいて、
前記取付材は、前記方立の室外側に位置する連結部を有し、
前記受け材は、前記連結部に係合して連結される係合部を有するカーテンウォール。
(2)に記載されたカーテンウォールでは、方立の室外側で、受け材の係合部を取付材の連結部に連結して、受け材を取付材に簡単に取り付けることができる。
(3) (2)に記載されたカーテンウォールにおいて、
前記連結部は、上方に向かって突出するフック部であり、
前記係合部は、前記フック部に載置されて係合する載置部を有するカーテンウォール。
(3)に記載されたカーテンウォールでは、連結部であるフック部に対して係合部の載置部を載置して係合することで、受け材の係合部を取付材の連結部に安定して連結することができる。
(4) (2)に記載されたカーテンウォールにおいて、
前記連結部は、前記方立から室外側に張り出す張出部であり、
前記係合部は、前記張出部が嵌め込まれて前記張出部に係合する嵌込部であるカーテンウォール。
(4)に記載されたカーテンウォールでは、係合部である嵌込部に対して連結部である張出部を嵌め込むことで、受け材の係合部を取付材の連結部に簡単に連結することができる。
(5) (4)に記載されたカーテンウォールにおいて、
前記取付材は、前記方立に固定されたネジ部と頭部との間に段部を有する段付ボルトであり、
前記張出部は、前記段付ボルトの頭部及び段部であるカーテンウォール。
(5)に記載されたカーテンウォールでは、張出部を有する取付材の構造を簡単にしつつ、取付材を方立に容易に固定することができる。
(6) (1)ないし(5)のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
前記方立は、前記パネル体を保持するとともに前記取付材が固定される室外面部を有するカーテンウォール。
(6)に記載されたカーテンウォールでは、取付材と受け材の室内側への露出を抑制して、カーテンウォールの意匠性を高めることができる。
(7) (1)ないし(6)のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
前記方立と前記パネル体の間、及び、前記受け材と前記パネル体の間に挟まれたバックアップ材を備えたカーテンウォール。
(7)に記載されたカーテンウォールでは、バックアップ材により、受け材とパネル体の間の箇所から方立とパネル体の間の箇所まで止水して、受け材とパネル体の間の箇所、及び、方立とパネル体の間の箇所への水の浸入を阻止することができる。
(8) (1)ないし(7)のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
前記受け材と前記押縁は、アルミニウム合金製であるカーテンウォール。
(8)に記載されたカーテンウォールでは、受け材と押縁の耐久性を確保することができる。
(9) (1)ないし(8)のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
前記方立は、鋼製であるカーテンウォール。
(9)に記載されたカーテンウォールでは、方立の強度を確保しつつ、方立のコストの上昇を抑制することができる。
1・・・カーテンウォール、2・・・方立、2A・・・室外面部、2B・・・室内側保持部、2C・・・配置部、3・・・無目、4・・・開口部、5・・・パネル体、5A・・・横縁部、5B・・・縦縁部、5C・・・間隙、6・・・取付材、6A・・・連結部、7・・・受け材、7A・・・係合部、10・・・建物、11・・・外壁、20・・・ブラケット、21・・・カバー、22・・・押縁、30・・・固定金具、40・・・バックアップ材、41・・・シーリング材、42・・・バックアップ材、43・・・シーリング材、50・・・押縁、51・・・室外側保持部、52・・・突壁部、53・・・被係止部、60・・・固定部、61・・・フック部、62・・・第1突部、63・・・第2突部、64・・・隙間、65・・・段付ボルト(固定金具)、66・・・ネジ部、67・・・頭部、68・・・段部、69・・・張出部、70・・・溝部、71・・・取付部、72・・・装着部、73・・・開口、74・・・突片、75・・・切欠き部、76・・・載置部、77・・・係止部、78・・・嵌込部、R・・・上下方向、S・・・左右方向、T・・・室内外方向。

Claims (9)

  1. パネル体と、
    前記パネル体の室内側に配置された方立と、
    前記パネル体の室外側に配置されて、前記方立との間に前記パネル体を保持する押縁と、
    前記方立に固定された取付材と、
    前記取付材に取り付けられて、前記押縁を受ける受け材と、
    を備えたカーテンウォール。
  2. 請求項1に記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記取付材は、前記方立の室外側に位置する連結部を有し、
    前記受け材は、前記連結部に係合して連結される係合部を有するカーテンウォール。
  3. 請求項2に記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記連結部は、上方に向かって突出するフック部であり、
    前記係合部は、前記フック部に載置されて係合する載置部を有するカーテンウォール。
  4. 請求項2に記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記連結部は、前記方立から室外側に張り出す張出部であり、
    前記係合部は、前記張出部が嵌め込まれて前記張出部に係合する嵌込部であるカーテンウォール。
  5. 請求項4に記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記取付材は、前記方立に固定されたネジ部と頭部との間に段部を有する段付ボルトであり、
    前記張出部は、前記段付ボルトの頭部及び段部であるカーテンウォール。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記方立は、前記パネル体を保持するとともに前記取付材が固定される室外面部を有するカーテンウォール。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記方立と前記パネル体の間、及び、前記受け材と前記パネル体の間に挟まれたバックアップ材を備えたカーテンウォール。
  8. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記受け材と前記押縁は、アルミニウム合金製であるカーテンウォール。
  9. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたカーテンウォールにおいて、
    前記方立は、鋼製であるカーテンウォール。
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